JPH09269539A - カメラ - Google Patents

カメラ

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Publication number
JPH09269539A
JPH09269539A JP8078646A JP7864696A JPH09269539A JP H09269539 A JPH09269539 A JP H09269539A JP 8078646 A JP8078646 A JP 8078646A JP 7864696 A JP7864696 A JP 7864696A JP H09269539 A JPH09269539 A JP H09269539A
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JP
Japan
Prior art keywords
frame
recording
recording time
film
per unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP8078646A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Yasukawa
誠一 安川
Nobuaki Sasagaki
信明 笹垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Priority to US08/840,733 priority patent/US5899589A/en
Publication of JPH09269539A publication Critical patent/JPH09269539A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film, e.g. title, time of exposure
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film
    • G03B2217/242Details of the marking device
    • G03B2217/244Magnetic devices

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルムを巻き戻す際に全フレーム分のデー
タを記録する一括記録方式をとった場合、最終フレーム
に対してもその磁気トラック上への撮影情報の単位ビッ
ト当たりの記録時間を決定することができるようにす
る。 【解決手段】 最終フレームF40に付随されたパーフ
ォレーションP40bの通過開始タイミングT1と通過
終了タイミングT2との時間差を測定し、TBR=Kf
*(T2−T1)なる式より、最終フレームF40に対
応する位置に設けられた磁気トラックD40上への撮影
情報の単位ビット当たりの記録時間(ビットレート)を
決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フィルムの各フ
レームに対応して設けられた磁気トラック上に撮影情報
を記録する磁気記録機能を備えたカメラに関するもので
る。
【0002】
【従来の技術】近年、フィルム上にデータを磁気記録す
ることが可能なカメラが提案されている。このカメラに
用いられるフィルムは、そのフィルムの各フレーム(撮
影露光フレーム)に対応する位置に、磁気トラックを有
している。この磁気トラックに撮影情報を記録する。こ
の場合、その撮影情報としては、日付,時刻のカレンダ
情報や、絞り,シャッター速度といった情報が一般的に
考えられる。これらの撮影情報は、いずれもその1フレ
ームの写真を撮影した時点で確定される情報であり、そ
れぞれのフレームに対する撮影情報はそのフレームに対
応する磁気トラックに記録される。
【0003】特開平6−332065号公報では、フィ
ルムの各フレームに付随してその巻き上げ方向および巻
き戻し方向の端部に設けられた第1および第2のパーフ
ォレーションの通過をフォトセンサで検出するように
し、このフォトセンサにより検出されるフィルム巻き上
げ時の記録対象フレームよりも1フレーム巻き上げ方向
に位置するフレームに付随された第2のパーフォレーシ
ョンの通過開始タイミングと記録対象フレームに付随さ
れた第1のパーフォレーションの通過開始タイミングと
の時間差を測定し、この測定した時間差から記録対象フ
レームに対応する磁気トラック上への撮影情報の記録周
波数を決定するようにしている。
【0004】一方、巻き上げ等を電動で行うカメラにお
いて、撮影に関連して行う動作とは、シャッタによって
フレームに露光してからその1フレーム分を巻き上げる
という動作を各フレーム毎に行うことと、撮影を終了し
たフィルムを全部巻き戻してカートリッジに格納すると
いう動作を行うことである。このような電動カメラにお
いて、撮影情報を磁気トラックに記録するための効率的
な手段の1つとして、撮影を終了したフィルムを全部巻
き戻してカートリッジに格納する際に一度に記録する方
法(一括記録方式)がある。すなわち、露光時に確定し
た全フレーム分の撮影情報を記憶しておいて、後で巻き
戻しが行われた際に、磁気ヘッドをフィルム面に圧し当
て、連続して通過して行く各フレームの磁気トラックに
撮影情報をまとめて記録する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フィル
ムを巻き戻す際に全フレーム分の撮影情報を記憶する一
括記録方式をとった場合、上述した特開平6−3320
65号公報に示された方法を適用したのでは、最終フレ
ームに対する磁気トラック上への撮影情報の記録周波数
を決定することができない。すなわち、最終フレームを
巻き上げた後に巻き戻す際には、最終フレームが記録対
象フレームとなるが、この記録対象フレームに対して1
フレーム巻き戻し方向に位置するフレームが存在しない
ので、2個のパーフォレーションの通過開始タイミング
の時間差を測定することができず、最終フレームに対す
る磁気トラック上への撮影情報の単位ビット当たりの記
録時間を決定することができない。
【0006】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、フィルムを
巻き戻す際に全フレーム分のデータを記録する一括記録
方式をとった場合、最終フレームに対してもその磁気ト
ラック上への撮影情報の単位ビット当たりの記録時間を
決定することのできるカメラを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、第1発明(請求項1に係る発明)は、上述し
た一括記録方式をとったカメラにおいて、フィルムの各
フレームに付随してその巻き上げ方向および巻き戻し方
向の端部に設けられた第1および第2のパーフォレーシ
ョンの通過を検出するセンサ手段と、このセンサ手段に
よって検出されるフィルムの巻き戻し時の1つのフレー
ムに付随された第2のパーフォレーションの通過開始タ
イミングと通過終了タイミングとの時間差を測定し、こ
の測定した時間差からその1つのフレームに対応する位
置に設けられた磁気トラック上への撮影情報の単位ビッ
ト当たりの記録時間を決定する記録時間決定手段とを設
けたものである。この発明によれば、最終フレームに付
随された第2のパーフォレーションの通過開始タイミン
グと通過終了タイミングとの時間差から、その最終フレ
ームに対応する磁気トラック上への撮影情報の単位ビッ
ト当たりの記録時間(ビットレート)が決定される。
【0008】第2発明(請求項2に係る発明)は、上述
した一括記録方式をとったカメラにおいて、フィルムの
各フレームに付随してその巻き上げ方向および巻き戻し
方向の端部に設けられた第1および第2のパーフォレー
ションの通過を検出するセンサ手段と、このセンサ手段
によって検出されるフィルムの巻き戻し時の最終フレー
ムに付随された第2のパーフォレーションの通過開始タ
イミングと通過終了タイミングとの時間差を測定し、こ
の測定した時間差からその最終フレームに対応する位置
に設けられた磁気トラック上への撮影情報の単位ビット
当たりの記録時間を決定する第1の記録時間決定手段
と、センサ手段によって検出されるフィルムの巻き戻し
時の記録対象フレームよりも1フレーム巻き戻し方向に
位置するフレームに付随された第1のパーフォレーショ
ンの通過開始タイミングと記録対象フレームに付随され
た第2のパーフォレーションの通過開始タイミングとの
時間差を測定し、この測定した時間差からその記録対象
フレームに対応する位置に設けられた磁気トラック上へ
の撮影情報の単位ビット当たりの記録時間を決定する第
2の記録時間決定手段とを設けたものである。
【0009】この発明によれば、最終フレームに付随さ
れた第2のパーフォレーションの通過開始タイミングと
通過終了タイミングとの時間差(第1の測定時間差)か
ら、その最終フレームに対応する磁気トラック上への撮
影情報の単位ビット当たりの記録時間(第1のビットレ
ート)が決定される。また、最終フレーム以外について
は、記録対象フレームよりも1フレーム巻き戻し方向に
位置するフレームに付随された第1のパーフォレーショ
ンの通過開始タイミングと記録対象フレームに付随され
た第2のパーフォレーションの通過開始タイミングとの
時間差(第2の測定時間差)から、その記録対象フレー
ムに対応する磁気トラック上への撮影情報の単位ビット
当たりの記録時間(第2のビットレート)が決定され
る。この場合、記録対象フレーム(非最終フレーム)の
第2のパーフォレーションの通過開始タイミングで、そ
の記録対象フレームに対応する磁気トラック上への単位
ビット当たりの記録時間が決定され、磁気記録が開始さ
れるので、各記録対象フレームの磁気トラックの記録可
能領域をフルに使って磁気記録を行うことが可能とな
る。
【0010】第3発明(請求項3に係る発明)は、もの
である。この発明によれば、第1のビットレートを決定
する際の第1の係数と第2のビットレートを決定する際
の第2の係数とを異ならせることによって、それぞれの
記録時間を最適化することが可能となる。すなわち、最
終フレームに対応する磁気トラックへの撮影情報の単位
ビット当たりの記録時間を決定するために測定するパー
フォレーションエッジ間隔の空間長と、非最終フレーム
に対応する磁気トラックへの撮影情報の単位ビット当た
りの記録時間を決定するために測定するパーフォレーシ
ョンエッジ間隔の空間長とが異なることから、第1の係
数と第2の係数とを異ならせることによって、第1の記
録時間および第2の記録時間をそれぞれに最適化するこ
とが可能となる。
【0011】第4発明(請求項4に係る発明)は、第3
発明において、第1の係数および第2の係数を、第1の
ビットレートの方が第2のビットレートよりも短くなる
ような値として設定するようにしたものでる。この発明
によれば、最終フレームに対応する磁気トラックへの撮
影情報の単位ビット当たりの記録時間の方が非最終フレ
ームに対応する磁気トラックへの撮影情報の単位ビット
当たりの記録時間よりも短くされ、すべてのフレームに
ついて制限のある磁気トラック範囲内に実際の記録デー
タを収めることが可能となる。すなわち、最終フレーム
については、第2のパーフォレーションの通過終了タイ
ミングで、単位ビット当たりの記録時間が決定され、磁
気記録が開始される。非最終フレームについては、第2
のパーフォレーションの通過開始タイミングで、単位ビ
ット当たりの記録時間が決定され、磁気記録が開始され
る。この場合、最終フレームの磁気記録開始タイミング
は非最終フレームの磁気記録開始タイミングより遅くな
り、磁気記録可能なフィルム上の長さが短くなる。そこ
で、その分に見合うだけ最終フレームに対応する磁気ト
ラックへの撮影情報の単位ビット当たりの記録時間を短
くすることにより、すべてのフレームについて制限のあ
る磁気トラック範囲内に実際の記録データを収めること
が可能となる。
【0012】第5発明(請求項5に係る発明)は、上述
した一括記録方式をとったカメラにおいて、フィルムの
各フレームに付随してその巻き上げ方向および巻き戻し
方向の端部に設けられた第1および第2のパーフォレー
ションの通過を検出するセンサ手段と、このセンサ手段
によって検出されるフィルムの巻き戻し時の最終フレー
ムに付随された第2のパーフォレーションの通過開始タ
イミングと通過終了タイミングとの時間差を測定し、こ
の測定した時間差からその最終フレームに対応する位置
に設けられた磁気トラック上への撮影情報の単位ビット
当たりの記録時間を決定する第1の記録時間決定手段
と、センサ手段によって検出されるフィルムの巻き戻し
時の記録対象フレームよりも1フレーム巻き戻し方向に
位置するフレームに付随された第1のパーフォレーショ
ンの通過終了タイミングと記録対象フレームに付随され
た第2のパーフォレーションの通過終了タイミングとの
時間差を測定し、この測定した時間差からその記録対象
フレームに対応する位置に設けられた磁気トラック上へ
の撮影情報の単位ビット当たりの記録時間を決定する第
2の記録時間決定手段とを設けたものである。
【0013】この発明によれば、最終フレームに付随さ
れた第2のパーフォレーションの通過開始タイミングと
通過終了タイミングとの時間差(第1の測定時間差)か
ら、その最終フレームに対応する磁気トラック上への撮
影情報の単位ビット当たりの記録時間(第1のビットレ
ート)が決定される。また、最終フレーム以外について
は、記録対象フレームよりも1フレーム巻き戻し方向に
位置するフレームに付随された第1のパーフォレーショ
ンの通過終了タイミングと記録対象フレームに付随され
た第2のパーフォレーションの通過終了タイミングとの
時間差(第2の測定時間差)から、その記録対象フレー
ムに対応する磁気トラック上への撮影情報の単位ビット
当たりの記録時間(第2のビットレート)が決定され
る。この場合、最終フレームの第2のパーフォレーショ
ンの通過終了タイミングで、第1のビットレートが決定
され、磁気記録が開始される。また、記録対象フレーム
(非最終フレーム)の第2のパーフォレーションの通過
終了タイミングで、第2のビットレートが決定され、磁
気記録が開始される。すなわち、最終フレームについて
も非最終フレームについても第2のパーフォレーション
の通過終了タイミングでビットレートが決定され、磁気
記録が開始され、すべてのフレームに対する磁気記録の
開始位置を統一することが可能となる。
【0014】第6発明(請求項6に係る発明)は、第5
発明において、第1の測定時間差に第1の係数を乗ずる
ことにより第1のビットレートを決定し、第2の測定時
間差に第2の係数を乗ずることにより第2のビットレー
トを決定するようにしたものである。この発明によれ
ば、第1のビットレートを決定する際の第1の係数と第
2のビットレートを決定する際の第2の係数とを異なら
せることによって、それぞれのビットレートを最適化す
ることが可能となる。すなわち、最終フレームに対応す
る磁気トラックへの撮影情報の単位ビット当たりの記録
時間を決定するために測定するパーフォレーションエッ
ジ間隔の空間長と、非最終フレームに対応する磁気トラ
ックへの撮影情報の単位ビット当たりの記録時間を決定
するために測定するパーフォレーションエッジ間隔の空
間長とが異なることから、第1の係数と第2の係数とを
異ならせることによって、第1のビットレートおよび第
2のビットレートをそれぞれに最適化することが可能と
なる。
【0015】第7発明(請求項7に係る発明)は、第6
発明において、第1の係数および第2の係数を、第1の
ビットレートと第2のビットレートとが同じになるよう
な値として設定するようにしたものでる。この発明によ
れば、最終フレームに対応する磁気トラックへの撮影情
報の単位ビット当たりの記録時間と非最終フレームに対
応する磁気トラックへの撮影情報の単位ビット当たりの
記録時間とが同じとされ、すべてのフレームについて制
限のある磁気トラック範囲内に実際の記録データを収め
ることが可能となる。すなわち、最終フレームについて
は、第2のパーフォレーションの通過終了タイミング
で、第1のビットレートが決定され、磁気記録が開始さ
れる。非最終フレームについては、第2のパーフォレー
ションの通過終了タイミングで、第2のビットレートが
決定され、磁気記録が開始される。この場合、最終フレ
ームの磁気記録開始タイミングと非最終フレームの磁気
記録開始タイミングとは同じとなり、磁気記録可能なフ
ィルム上の長さも同じとなる。そこで、最終フレームに
対応する磁気トラックへの撮影情報の単位ビット当たり
の記録時間と非最終フレームに対応する磁気トラックへ
の撮影情報の単位ビット当たりの記録時間とを同じとす
ることにより、すべてのフレームについて制限のある磁
気トラック範囲内に実際の記録データを収めることが可
能となる。
【0016】第8発明(請求項8に係る発明)は、第6
発明において、第1の係数および第2の係数を、第1の
ビットレートの方が第2のビットレートよりも短くなる
ような値として設定するようにしたものでる。この発明
によれば、最終フレームに対応する磁気トラックへの撮
影情報の単位ビット当たりの記録時間が非最終フレーム
に対応する磁気トラックへの撮影情報の単位ビット当た
りの記録時間よりも短くされ、最終フレームにおいて実
際の磁気記録長が許容される磁気トラックの長さを越え
ることを未然に防止することが可能となる。すなわち、
最終フレームに対応する磁気トラックへの撮影情報の単
位ビット当たりの記録時間を決定するために測定するパ
ーフォレーションエッジ間隔の空間長は、非最終フレー
ムに対応する磁気トラックへの撮影情報の単位ビット当
たりの記録時間を決定するために測定するパーフォレー
ションエッジ間隔の空間長よりも短く、測定精度におい
て劣ることが考えられる。このため、最終フレームにつ
いては単位ビット当たりの記録時間を少し短めに設定す
ることによって、実際の磁気記録長が許容される磁気ト
ラックの長さを越えることを未然に防止することが可能
となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
き詳細に説明する。図2はこの発明に係るカメラに用い
るフィルムの構成を示す図であり、カートリッジ151
の中に巻き込まれているフィルム100の一部を引き出
した状態を示している。フィルム100には、1回の露
光が予定されるフレームF毎に2個のパーフォレーショ
ンPが設けられている。すなわち、フレームFに付随し
て、その巻き上げ方向および巻き戻し方向の端部にパー
フォレーションPaおよびPbが設けられている。例え
ば、フレームF1に対してはパーフォレーションP1a
とP1bが、フレームF2に対してはパーフォレーショ
ンP2aとP2bが設けられている。
【0018】また、このフィルム100は磁気トラック
Dを有しており、各フレームFのための撮影情報を記録
するための磁気記録許容範囲が定められている。例え
ば、フレームF1に対応して磁気トラックD1が、フレ
ームF2に対応して磁気トラックD2が設けられてい
る。各磁気トラックDは、各フレームFの境界位置から
それぞれ長さLsとLeの分だけ内側の位置でその両端
が規制されている。
【0019】図3はこのフィルム100およびカートリ
ッジ151を使用するカメラの機構の一部を模式的に示
したものである。図3において、カートリッジ151、
フィルム100、パーフォレーションP3a,P3b
は、図2と同じものである。71はカメラのアパーチャ
部であり、74はフィルム100の各フレームFに被写
体の像を露光するためのアパーチャ、72はフィルム1
00の光軸方向の位置を規制する上側レール、73は同
じく下側レールである。81はカメラの圧板、82,8
4は圧板81に開設された開口部である。
【0020】85はフォトリフレクタ、87は磁気ヘッ
ド(記録・再生一体型ヘッド)であり、フォトリフレク
タ85は開口部82を介して、磁気ヘッド87は開口部
84を介して、直接フィルム100に相対する配置とな
っている。図ではアパーチャ部71、フィルム100、
圧板81を分離した形で示しているが、実際にはほとん
ど隙間なく密着する位置関係に置かれ、フォトリフレク
タ85は、図上一点鎖線401で示すように、フィルム
100のパーフォレーションPの高さ位置かつ上側レー
ル72の高さ位置の反射率を検知するように配置されて
いる。このフォトリフレクタ85は、フィルム100の
パーフォレーションPの開口部において反射率の高い上
側レール72面に相対する時は出力としてデジタル信号
の「H」を出力し、フィルム面に相対する時は出力とし
てデジタル信号の「L」を出力することにより、パーフ
ォレーションPの開口端の位置を検知する。磁気ヘッド
87は磁気トラックDに相対する位置に配置されてい
る。
【0021】51はフィルム100を巻き取るスプール
(巻き上げスプール)であり、これが上からみて時計方
向に回転することでフィルム100が巻き上げ方向に移
動する。このスプール51の回転に駆動力を与えるのが
モータ(巻き上げモータ)61であり、両者は不図示の
駆動力伝達系によって結合されている。カートリッジ1
51の軸には溝151aが切ってあり、これにフォーク
(巻き戻しフォーク)52が嵌合し、このフォーク52
が上からみて反時計方向に回転することでフィルム10
0がカートリッジ151内に巻き込まれるとともに、巻
き戻し方向に移動する。逆にフォーク52が上から見て
時計方向に回転することでフィルム100はカートリッ
ジ151から巻き上げ方向に押し出される。フォーク5
2に駆動力を与えるのがモータ(巻き戻しモータ)62
であり、両者は不図示の駆動力伝達系によって結合され
ている。
【0022】図4はこのカメラの電気回路構成を示すブ
ロック図である。MCUはマイクロコンピュータであ
る。フォトリフレクタ85(PR1)は1本の出力をマ
イクロコンピュータMCUの割込ポートINT1に伝え
る。U1はモータ61(M1)を駆動するためのモータ
ドライバ回路であり、マイクロコンピュータMCUの出
力ポートT1,T2の2本の信号によりモータ61(M
1)を正転、短絡、開放の3状態に制御する。
【0023】U2はモータ62(M2)を駆動するため
のモータドライバ回路であり、マイクロコンピュータM
CUの出力ポートT3,T4の2本の信号によりモータ
62(M2)を正転、逆転、短絡、開放の4状態に制御
する。U3は磁気ヘッド87に組み込まれた記録用のコ
イル(磁気記録ヘッドコイル)H1に通電する電流を正
方向、逆方向、零の3状態に制御するための駆動回路で
あり、マイクロコンピュータMCUの出力ポートT5,
T6により制御される。
【0024】〔実施の形態1〕 〔フィルムを途中から巻き戻す際の動作〕次に、このカ
メラにおいて、フィルム100を途中から巻き戻す際の
動作を、図5,図6のフローチャート、図7のタイミン
グチャート、および図8の給送状態模式図によって説明
する。図8の給送状態模式図は、各時点でのフィルム1
00の各部とフォトリフレクタ85(PR1)、磁気ヘ
ッド87の相対的な位置関係を、模式的に表したもので
ある。
【0025】なお、この実施の形態においては、一例と
して第8フレームF8まで撮影した後、第9フレームF
9が撮影露光位置(撮影準備位置)に位置している状態
(図8に示す状態A)から、フィルム100を巻き戻す
場合の動作について説明する。
【0026】この状態では、第8フレームF8を撮影し
終わり、1駒の自動巻き上げが終了して、第9フレーム
F9が撮影露光位置に位置している。この状態では、フ
ォトリフレクタ85(PR1)は丁度パーフォレーショ
ンP9aの右端部(開口端部)付近にある。また、磁気
ヘッド87は左右方向に関して、パーフォレーションP
8bとパーフォレーションP9aとの間に位置してい
る。
【0027】この状態から、フィルム巻き戻し処理の開
始が指示されると、マイクロコンピュータMCUは、先
ず変数CNT1Fを0にクリアし(図5に示すステップ
S101)、モータ61(M1)を駆動開始すると同時
に(ステップS102)、タイマーTMRの値を0にリ
セットして時間のカウントを開始する(ステップS10
3)。この時点は図7に示すタイミングチャートのa点
に相当する。モータ61(M1)の駆動により、フィル
ム100は、図8の状態Aの位置から図示左方向(巻き
上げ)方向への移動を開始する。
【0028】マイクロコンピュータMCUは、変数CN
T1Fの値が2になるのと(ステップS104)、タイ
マーTMRが300msに相当する値に達するのをOR
論理で待つ(ステップS105)。変数CNT1Fの値
を更新するのは、図6(b)の割込み処理である。図6
(b)は割込ポートINT1の立下がりを検知したこと
により実行される割込み処理のフローチャートであり、
立下がりエッジの入力数の記憶変数であるCNT1Fを
1カウントアップするだけでリターンする。
【0029】ステップS104において変数CNT1F
の値が2になるか、ステップS105においてタイマー
TMRが300msに相当する値に達すると、すなわち
モータ61(M1)を駆動してからの時間が300ms
に達すると、ステップS」106へ進む。ここでのフィ
ルム100の動きは、やがてフォトリフレクタ85(P
R1)の位置をパーフォレーションP9b,P10aが
通過するに伴って、フォトリフレクタ85(PR1)の
出力信号が立ち上がりと立ち下がりをそれぞれ2回見せ
る(図7のb点)。
【0030】フォトリフレクタ85(PR1)の出力、
すなわちマイクロコンピュータMCUのINT1端子入
力が変化すると、マイクロコンピュータMCUは、図6
(a)に示したINT1立ち上がり割り込みルーチンに
よって、INT1端子の立ち上がりが入るごとに変数C
NTRの内容を1ずつカウントアップし、また、図6
(b)に示したINT1立ち下がり割り込みルーチンに
よって、INT1端子の立ち下がりが入るごとに変数C
NTFの内容を1ずつカウントアップする。
【0031】従って、ここの局面では、変数CNT1F
が2となっているので、ステップS104での判定がY
ESとなり、ステップS106へ進む。ステップS10
6において、マイクロコンピュータMCUは、モータ6
1(M1)を短絡させる(図7のc点)。そして、タイ
マーTMRの内容を0クリアするとともに、このタイマ
ーTMRによる時間カウントを開始させ(ステップS1
07)、タイマーTMRが50ms相当の値になるのを
待ち(ステップS108)、それが経過した時点でモー
タ61(M1)を停止させる(ステップS109:図7
のd点)。
【0032】この時点は、図8の模式図では状態Bで、
フィルム100が停止した状態となり、第10フレーム
F10のパーフォレーションP10aの開口部がフォト
リフレクタ85(PR1)を少し通り過ぎた位置関係に
なる。ここまでの処理動作は、来るべき巻き戻し方向へ
のフィルム100の移動に際して、磁気記録信号の対フ
ィルム速度を安定化させるために一定量の「助走区間」
を確保するための処理動作であり、巻き戻しとは逆方向
の駆動である。
【0033】続いて、マイクロコンピュータMCUは、
変数CNT1RとCNT1Fを両方とも0にクリアし
(ステップS111,S112)、モータ62(M2)
の駆動を開始する(ステップS113:図7のd点)。
これにより、フィルム100は、図8の状態Bの位置か
ら図示右方向(巻き戻し)方向への移動を開始する。ま
た、マイクロコンピュータMCUは、モータ62(M
2)の駆動開始と同時にタイマーTMRの値を0にクリ
アするとともに、このタイマーTMRによる時間カウン
トを開始させる(ステップS114)。
【0034】次に、マイクロコンピュータMCUは、フ
ィルム100が終端になっていたかどうかの判定を行う
が(ステップS115)、この例ではフィルム終端では
ないのでステップS131へ進む。マイクロコンピュー
タMCUは、変数CNT1Rの値が2になるのと(ステ
ップS131)、タイマーTMRが2000msに相当
する値に達するのをOR論理で待つ(ステップS13
2)。先に変数CNT1Rの値が2になればステップS
141へ、先にTMR=2000msとなればステップ
S161へ進む。
【0035】ステップS132の判定でTMR=200
0msとなるのは、パーフォレーションPのエッジが入
力されずにタイムアウトが発生した場合を意味してお
り、この局面では何らかの異常が発生した時にしかこれ
は発生しない。従って、正常な動作においては、図8の
状態Bから、フォトリフレクタ85(PR1)の位置を
パーフォレーションP10a,P9bとそれぞれの開口
開始端が通過する時に立ち上がりエッジが発生し、パー
フォレーションP9bの開口開始端が通過する時に変数
CNT1R=2となる(図7のf点)。この2つのパー
フォレーションP10a,P9の確認は、先立って助走
区間を巻き上げた分が逆方向に通過するのをやり過ごす
ためのものであり、ステップS131でCNT1R=2
の確認がなされたならば、直ちにステップS141へ進
む。
【0036】ステップS141では変数CNT1Rの内
容を0にクリアする。そして、マイクロコンピュータM
CUは、タイマーTMRの値を0クリアするとともに、
このタイマーTMRによる時間カウントを開始させる
(ステップS142)。続いて、変数CNT1Rの値が
1になるのと(ステップS143)、タイマーTMRが
2000msに相当する値に達するのをOR論理で待ち
(ステップS144)、先に変数CNT1Rの値が1と
なればステップS145へ、先にTMR=2000ms
となればステップS161へ進む。
【0037】ステップS144の判定も前述と同様タイ
ムアウト待ちであり、この局面では何らかの異常が発生
した時のための備えである。正常な動作においては、図
8の状態Cに至り、フォトリフレクタ85(PR1)上
に次のパーフォレーションP9aの開口開始端が到達す
るので、フォトリフレクタ85(PR1)の出力は図7
のg点のように立ち上がる。すると、変数CNT1Rの
値が1となり、その時点のタイマーTMRの値が別の変
数T1に記憶される(ステップS145)。これは、パ
ーフォレーションP9aの通過開始タイミングを暫時記
憶しておくことに相当する。
【0038】次に、マイクロコンピュータMCUは、変
数CNT1Rの値が2になるのと(ステップS14
6)、タイマーTMRが2000msに相当する値に達
するのをOR論理で待ち(ステップS147)、先に変
数CNT1Rの値が2となればステップS148へ、先
にTMR=2000msとなればステップS161へ進
む。正常な動作においては、図8の状態Dに至り、フォ
トリフレクタ85(PR1)上に次のパーフォレーショ
ンP8bの開口開始端が到達するので、フォトリフレク
タ85(PR1)の出力は図7のh点のように再度立ち
上がる。すると、変数CNT1Rの値が2となり、その
時点のタイマーTMRの値が別の変数T2に記憶される
(ステップS148)。これは、パーフォレーションP
8bの通過開始タイミングを暫時記憶しておくことに相
当する。
【0039】ここで、マイクロコンピュータMCUは、
下記(1)式の計算を行い、その結果を変数TBRに格
納する(ステップS149)。 TBR=Kr*(T2−T1) ・・・・(1) この計算において、TBRは磁気記録の1ビット当たり
の信号変化時間(単位ビット当たりの記録時間)、すな
わちビットレートである。また、Krは、2つのパーフ
ォレーションの通過開始タイミングの時間差、つまり通
過所要時間とビットレートとを1次関数で関係付ける係
数であり、その実際の値は2つのパーフォレーション開
口開始端同士の寸法間隔、磁気トラックの許容長、磁気
記録ビット数の3者の関係から、このカメラに最適な係
数を設定すればよい。
【0040】次に、マイクロコンピュータMCUは、フ
ィルムカウンタを表す変数FCNTを1つカウントダウ
ンし(ステップS150)、変数FCNTの値が0であ
るか否かをチェックする(ステップS151)。ここで
は、第8フレームF8を撮影した後の最初の状況である
から、変数FCNTの値は0ではないので、ステップS
152へ進んでフレームデータの磁気トラックDへの記
録を開始する。
【0041】フレームデータとは各フレームFのための
撮影情報であり、フレームF毎に異なるが、それぞれの
フレームFのデータはフィルムカウンタを表す変数FC
NTによって指示される各フレームFのための記憶領域
(図示せず)に記憶されている。このデータを磁気トラ
ックDへ記録するという動作は、磁気ヘッド87に組み
込まれた磁気記録ヘッドコイルH1への電流を正方向と
逆方向に繰り返し反転させる動作であり、その立ち上が
りについての1周期の時間が前述のビットレートTBR
に相当する。そして、記録データのビットの1/0によ
って、立ち上がり波形の位相を変化させる方式で、デジ
タルデータの記録を行う。それらの動作を所定のビット
数分繰り返したならば、このフレームデータの磁気トラ
ックDへの記録は終了する。図7では、i点〜j点にお
いて、フレームF8に対するフレームデータの磁気トラ
ックD8への記録が行われる。このときの記録周波数f
はf=1/TBRである。
【0042】一方、マイクロコンピュータMCUは、フ
レームデータの磁気トラックD8への記録開始と同時に
(ステップ152)、ステップS141へ戻り、変数C
NT1Rを0とする。これにより、次のパーフォレーシ
ョンP8aの開口開始端がフォトリフレクタ85(PR
1)の位置に到達すると(図8の状態E)、変数CNT
1Rが1となって(ステップS143)、その時点のタ
イマーTMRの値がパーフォレーションP8aの通過開
始タイミングとして変数T1に暫時記憶される。そし
て、変数CNT1Rが2となった時点で(ステップS1
46)、その時点のタイマーTMRの値がにパーフォレ
ーションP7bの通過開始タイミングとして変数T2暫
時記憶され、フレームF7に対するフレームデータの磁
気トラックD7への記録に際するビットレートTBRが
上記(1)式によって決定される(ステップS14
9)。
【0043】以下同様にして、フィルムカウンタを表す
変数FCNTが0になるまで、ステップS141〜15
2の動作が繰り返される。そして、最後に図8の状態F
の位置でフォトリフレクタ85(PR1)がフィルムリ
ーダ部のパーフォレーションP0bの開口開始端をとら
えた時には(図7のq点)、ステップS151で変数F
CNTの値が0になるので、ステップS153へ進んで
リーダデータの磁気トラックRDへの記録を行う。
【0044】リーダデータとは、そのフィルム1本に共
通の情報のことであり、そのための磁気トラックは図8
の状態Fにおいて破線で囲んだRDのように、フレーム
データの磁気トラックDの延長線上でかつリーダ部(撮
影フレームのない部分)上に設けられている。ステップ
S153でリーダデータの磁気トラックRDへの記録を
行った後は、次のループにおいて、パーフォレーション
Pのエッジが2回以上来ることはないので、ステップS
144またはS147のタイムアウト待ちで時間満了の
判定となり、ステップS161へ飛んでモータ62(M
2)を停止させて、このフィルム巻き戻しルーチンを終
了する(図7のt点)。
【0045】〔フィルムを終端から巻き戻す際の動作〕
次に、このカメラにおいて、フィルム100を終端から
巻き戻す際の動作を、図5,図6のフローチャート、図
9のタイミングチャート、および図1の給送状態模式図
によって説明する。図1の給送状態模式図は、各時点で
のフィルム100の各部とフォトリフレクタ85(PR
1)、磁気ヘッド87の相対的な位置関係を、模式的に
表したものである。
【0046】なお、この実施の形態においては、最終フ
レームを第40フレームF40とし、最終フレームフレ
ームF40まで撮影した状態(図1に示す状態G)か
ら、フィルム100を巻き戻す場合の動作について説明
する。この状態は、図8で一例として挙げた第8フレー
ムF8を第40フレームF40に置き換えた配置関係と
同一であるが、巻き上げ方向に次のフレームは存在しな
い。
【0047】この状態から、フィルム巻き戻し処理の開
始が指示されると、マイクロコンピュータMCUは、先
ず変数CNT1Fを0にクリアし(図5に示すステップ
S101)、モータ61(M1)を駆動開始すると同時
に(ステップS102)、タイマーTMRの値を0にリ
セットして時間のカウントを開始する(ステップS10
3)。この時点は図9に示すタイミングチャートのa点
に相当する。モータ61(M1)の駆動により、フィル
ム100は、図1の状態Gの位置から巻き上げ方向への
移動を開始する。
【0048】マイクロコンピュータMCUは、変数CN
T1Fの値が2になるのと(ステップS104)、タイ
マーTMRが300msに相当する値に達するのをOR
論理で待つ(ステップS105)。この場合、フレーム
F40の巻き上げ方向に次のフレームは存在しないの
で、ステップS105において300msタイムアウト
が満了し(図9のu点)、ステップS106へと進ん
で、さらにステップS109にかけての50msの短絡
ブレーキをかけてから、モータ61(M1)を停止させ
る(図9のv点)。この時のフィルム100の状態は図
1の状態Hであり、フィルム100が最終駒よりもさら
にある長さ巻き上げれれて止まる。ここまでの動作は、
前述と同様の「助走区間」を、所定時間の駆動で確保し
たことなる。
【0049】続いて、マイクロコンピュータMCUは、
ステップS111〜S114の処理により、フィルム1
00の巻き戻しを開始する。この場合、ステップS11
5での「フィルム終端?」のYESに応じて、マイクロ
コンピュータMCUはステップS121以降の処理動作
へと進む。
【0050】この処理動作において、マイクロコンピュ
ータMCUは、変数CNT1Rの値が1になるのと(ス
テップS121)、タイマーTMRが2000msに相
当する値に達するのをOR論理で待ち(ステップS12
2)、先に変数CNT1Rの値が1となればステップS
123へ、先にTMR=2000msとなればステップ
S161へ進む。正常な動作においては、図1の状態H
から巻き戻し方向にフィルム100が送り込まれて、図
1の状態Iに至ってフォトリフレクタ85(PR1)の
位置をパーフォレーションP40bの開口開始端が通過
する時に、最初の立ち上がりエッジが発生する(図9の
w点)。これにより、CNT1Rの値が1となり(ステ
ップS121)、その時点のタイマーTMRの値が変数
T1に記憶される(ステップS123)。これは、パー
フォレーションP40bの通過開始タイミングを暫時記
憶しておくことに相当する。
【0051】さらに、マイクロコンピュータMCUは、
変数CNT1Fの値が1になるのと(ステップS12
4)、タイマーTMRが2000msに相当する値に達
するのをOR論理で待ち(ステップS125)、先に変
数CNT1Fの値が1となればステップS126へ、先
にTMR=2000msとなればステップS161へ進
む。正常な動作においては、図1の状態Jに至り、フォ
トリフレクタ85(PR1)上に同じパーフォレーショ
ンP40bの開口終了端が到達するので、フォトリフレ
クタ85(PR1)の出力は図9のx点のように立ち下
がる。これにより、CNT1Fの値が1となり(ステッ
プS124)、その時点のタイマーTMRの値が変数T
2に記憶される(ステップS126)。これは、パーフ
ォレーションP40bの通過終了タイミングを暫時記憶
しておくことに相当する。
【0052】ここで、マイクロコンピュータMCUは、
下記(2)式の計算を行い、その結果を変数TBRに格
納する(ステップS127)。 TBR=Ke*(T2−T1) ・・・・(1) この計算において、TBRは磁気記録の1ビット当たり
の信号変化時間(単位ビット当たりの記録時間)、すな
わちビットレートである。また、Keは、1つのパーフ
ォレーションの通過開始タイミングと通過終了タイミン
グとの時間差、つまり通過所要時間とビットレートとを
1次関数で関係付ける係数であり、その実際の値はこの
パーフォレーション開口幅の寸法、磁気トラックの許容
長、磁気記録ビット数の3者の関係から、このカメラに
最適な係数を設定すればよい。
【0053】ここで、係数Keの決定方法としては、前
述の(1)式によってビットレートTBRを求めた時の
係数Krの決め方との関連から、次の2つの決定方法が
考えられる。第1の方法は、非最終フレームと同じフィ
ルムの移動速度の場合には、全く同じビットレートを算
出するようにKeを設定する方法である。これは時間差
を取る空間長が2つの場合で異なるが、その空間長の比
に応じてKrとKeを関連づけるだけでよい。第2の方
法は、非最終フレームと同じフィルムの移動速度の場合
でも、(2)式によって算出されるTBRの方が(1)
式によって算出されるTBRよりも短くなるような値と
してKeを設定する方法である。
【0054】第2の方法を採用する理由について説明す
る。第1に、最終フレームF40については、パーフォ
レーションP40bの通過終了タイミングで、ビットレ
ートTBRが決定され、磁気記録が開始される。非最終
フレーム、例えばフレームF8については、パーフォレ
ーションP8bの通過開始タイミングで、ビットレート
TBRが決定され、磁気記録が開始される。この場合、
最終フレームF40の磁気記録開始タイミングは非最終
フレームF8の磁気記録開始タイミングより遅くなり、
磁気記録可能なフィルム上の長さが短くなる。そこで、
その分に見合うだけ最終フレームF40に対応する磁気
トラックD4へのビットレートTBRを短くすることに
より、すべてのフレームF1〜F40について制限のあ
る磁気トラック範囲内に実際の記録データを収めること
が可能となる。
【0055】第2に、最終フレームF40に対応する磁
気トラックD40へのビットレートTBRを決定するた
めに測定するパーフォレーションエッジ間隔(P40b
の開口開始端と開口終了端との間)の空間長が、非最終
フレーム、例えばフレームF8に対応する磁気トラック
D8へのビットレートTBRを決定するために測定する
パーフォレーションエッジ間隔(P9aの開口開始端と
P8bの開口開始端との間)の空間長よりもかなり短
い。このため、最終フレームF40の場合、非最終フレ
ームF8と比べ、ビットレートTBRを決定するための
パーフォレーションエッジの通過時間差を計測する際の
測定精度が悪くなる。そこで、最終フレームF40につ
いては、ビットレートTBRを短めに設定することによ
り、最大限ばらついたとしても実際の磁気記録長が許容
長を越えないようにすることができる。
【0056】そして、マイクロコンピュータMCUは、
ステップ127でのビットレートTBRの算出に続い
て、フレームデータの磁気トラックD40への記録を行
う(図9のy点〜z点)。このフレームデータの磁気ト
ラックD40への記録は前述のステップS152と同じ
処理でよい。このときの記録周波数fはf=1/TBR
でる。そして、マイクロコンピュータMCUは、ステッ
プS141へ飛び、図1の状態K以降は、途中巻き戻し
の場合の各フレームF毎のループと同一の処理を継続す
る。
【0057】以上説明したように、本実施の形態では、
フィルム終端からの巻き戻しの場合で、最初に磁気記録
するフレームに限り、1個のパーフォレーションの開口
幅の通過時間を測定することにより磁気記録のビットレ
ートが算定され、それ以降のフレームに対しての場合
と、途中巻き戻しのすべてのフレームに対しての場合
は、2個のパーフォレーションの開口開始端同士の通過
所要時間を測定することにより磁気記録のビットレート
が算定される。これにより、全てのフレームについて、
そのフレームに対応する磁気トラックへの撮影情報の記
録が可能となる。
【0058】また、この実施の形態では、最終フレーム
以外のフレームについは、2個のパーフォレーションの
開口開始端同士(同相エッジ同士)の通過所要時間を測
定することにより磁気記録のビットレートが算定される
ので、フォトリフレクタ85(PR1)でエッジによっ
て発生した電気信号を波形成形する際のばらつきの影響
を受けにくく、安定したビットレートを得ることが可能
となる。
【0059】〔実施の形態2〕次に、本発明の第2の実
施の形態について説明する。ハードウェア構成について
は、実施の形態1と同じであり(図2〜図4は共通)、
実施の形態1とはマイクロコンピュータMCUが行う処
理動作のみが異なる。マイクロコンピュータMCUが行
う基本的な処理動作の流れは実施の形態1と共通であ
り、フローチャート(図10)も図5に示したフローチ
ャートとほぼ同一である。従って、ここでは、異なる点
のみを説明することにする。
【0060】マイクロコンピュータMCUは、ステップ
S215でフィルム終端でないと判定した場合、変数C
NT1F=2になるのを待つ(ステップ231)。実施
の形態1では、ステップS131で、変数CNT1R=
2になるのを待つようにしている。さらに、マイクロコ
ンピュータMCUは、ステップS243において変数C
NT1F=1になるのを待ち、ステップS246におい
て変数CNT1F=2になるのを待つ。実施の形態1で
は、ステップS143においてCNT1R=1になるの
を待ち、ステップS146においてCNT1R=2にな
るのを待つようにしている。
【0061】すなわち、非最終フレームのビットレート
の算定の基となるパーフォレーションエッジの通過時間
差を、実施の形態1では2つのパーフォレーションの通
過開始タイミングの時間差としたの対し、実施の形態2
では2つのパーフォレーションの通過終了タイミングの
時間差としている。そして、ステップS249でのビッ
トレートTBRの算出式として、下記(3)式を用い
る。なお、この場合、磁気記録の開始タイミングは、パ
ーフォレーションPbの開口終了端(実施の形態1では
開口開始端)からとなる。
【0062】 TBR=Kf*(T2−T1) ・・・・(3) (3)式の(1)式に対する違いはKfであり、実際の
Kfの値は2つのパーフォレーション開口終了端同士の
寸法間隔、磁気トラックの許容長、磁気記録ビット数の
3者の関係から、このカメラに最適な係数を設定すれば
よいが、実施の形態1と同一処理によって設定される係
数Keとの関連については次の2とおりの考え方があ
る。
【0063】第1の方法は、最終フレームと同じフィル
ムの移動速度の場合には、全く同じビットレートを算出
するようにKfを設定する方法である。これは時間差を
取る空間長が2つの場合で異なるが、その空間長の比に
応じてKeとKfを関連づけるだけでよい。この考え方
は、元々実施の形態2の場合には、最終フレームも非最
終フレームも磁気記録を開始できるフィルム上の地点は
同じであることから、合理的な方法である。
【0064】第2の方法は、最終フレームと同じフィル
ムの移動速度の場合でも、(2)式によって算出される
TBRの方が(3)式によって算出されるTBRよりも
短くなるような値としてKfを設定する方法である。こ
の方法を採用する理由について説明する。最終フレーム
F40に対応する磁気トラックD40へのビットレート
TBRを決定するために測定するパーフォレーションエ
ッジ間隔(P40bの開口開始端と開口終了端との間)
の空間長が、非最終フレーム、例えばフレームF8に対
応する磁気トラックD8へのビットレートTBRを決定
するために測定するパーフォレーションエッジ間隔(P
9aの開口終了端とP8bの開口終了端との間)の空間
長よりもかなり短い。このため、最終フレームF40の
場合、非最終フレームF8と比べ、ビットレートTBR
を決定するためのパーフォレーションエッジの通過時間
差を計測するための測定精度が悪くなる。そこで、最終
フレームF40については、ビットレートTBRを短め
に設定することにより、最大限ばらついたとしても実際
の磁気記録長が許容長を越えないようにすることができ
る。
【0065】以上説明したように、本実施の形態では、
フィルム終端からの巻き戻しの場合で、最初に磁気記録
するフレームに限り、1個のパーフォレーションの開口
幅の通過時間を測定することにより磁気記録のビットレ
ートが算定され、それ以降のフレームに対しての場合
と、途中巻き戻しのすべてのフレームに対しての場合
は、2個のパーフォレーションの開口終了端同士の通過
所要時間を測定することにより磁気記録のビットレート
が算定される。これにより、全てのフレームについて、
そのフレームに対応する磁気トラックへの撮影情報の記
録が可能となる。
【0066】また、この実施の形態では、最終フレーム
以外のフレームについは、2個のパーフォレーションの
開口終了端同士(同相エッジ同士)の通過所要時間を測
定することにより磁気記録のビットレートが算定される
ので、フォトリフレクタ85(PR1)でエッジによっ
て発生した電気信号を波形成形する際のばらつきの影響
を受けにくく、安定したビットレートを得ることが可能
となる。また、この実施の形態では、実施の形態1の場
合と異なり、すべてのフレームに対する磁気記録の開始
位置を統一することができるという利点を有する。
【0067】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、第1発明では、1つのフレームに付随さ
れた第2のパーフォレーションの通過開始タイミングと
通過終了タイミングとの時間差から、その1つのフレー
ムに対応する磁気トラック上への撮影情報の単位ビット
当たりの記録時間(ビットレート)が決定されるものと
なり、全てのフレームについて、そのフレームに対応す
る磁気トラックへの撮影情報の記録が可能となる。
【0068】第2発明では、最終フレームに付随された
第2のパーフォレーションの通過開始タイミングと通過
終了タイミングとの時間差(第1の測定時間差)から、
その最終フレームに対応する磁気トラック上への撮影情
報の単位ビット当たりの記録時間(第1のビットレー
ト)が決定され、最終フレーム以外については、記録対
象フレームよりも1フレーム巻き戻し方向に位置するフ
レームに付随された第1のパーフォレーションの通過開
始タイミングと記録対象フレームに付随された第2のパ
ーフォレーションの通過開始タイミングとの時間差(第
2の測定時間差)から、その記録対象フレームに対応す
る磁気トラック上への撮影情報の単位ビット当たりの記
録時間(第2のビットレート)が決定されるものとな
り、第1発明と同様、全てのフレームについて、そのフ
レームに対応する磁気トラックへの撮影情報の記録が可
能となる。この場合、記録対象フレーム(非最終フレー
ム)の第2のパーフォレーションの通過開始タイミング
で、その記録対象フレームに対応する磁気トラック上へ
の単位ビット当たりの記録時間が決定され、磁気記録が
開始されるので、各記録対象フレームの磁気トラックの
記録可能領域をフルに使って磁気記録を行うことが可能
となる。
【0069】第3発明では、第2発明において、第1の
測定時間差に第1の係数を乗ずることにより第1のビッ
トレートを決定し、第2の測定時間差に第2の係数を乗
ずることにより第2のビットレートを決定するようにし
たので、第1の記録時間および第2の記録時間をそれぞ
れに最適化することが可能となる。
【0070】第4発明では、第3発明において、第1の
係数および第2の係数を、第1のビットレートの方が第
2のビットレートよりも短くなるような値として設定す
るようにしたので、最終フレームに対応する磁気トラッ
クへの撮影情報の単位ビット当たりの記録時間の方が非
最終フレームに対応する磁気トラックへの撮影情報の単
位ビット当たりの記録時間よりも短くされ、すべてのフ
レームについて制限のある磁気トラック範囲内に実際の
記録データを収めることが可能となる。
【0071】第5発明では、最終フレームに付随された
第2のパーフォレーションの通過開始タイミングと通過
終了タイミングとの時間差(第1の測定時間差)から、
その最終フレームに対応する磁気トラック上への撮影情
報の単位ビット当たりの記録時間(第1のビットレー
ト)が決定され、最終フレーム以外については、記録対
象フレームよりも1フレーム巻き戻し方向に位置するフ
レームに付随された第1のパーフォレーションの通過終
了タイミングと記録対象フレームに付随された第2のパ
ーフォレーションの通過終了タイミングとの時間差(第
2の測定時間差)から、その記録対象フレームに対応す
る磁気トラック上への撮影情報の単位ビット当たりの記
録時間(第2のビットレート)が決定されるものとな
り、第1発明と同様、全てのフレームについて、そのフ
レームに対応する磁気トラックへの撮影情報の記録が可
能となる。この場合、最終フレームの第2のパーフォレ
ーションの通過終了タイミングで、第1のビットレート
が決定され、磁気記録が開始され、記録対象フレーム
(非最終フレーム)の第2のパーフォレーションの通過
終了タイミングで、第2のビットレートが決定され、磁
気記録が開始されるので、すなわち最終フレームについ
ても非最終フレームについても第2のパーフォレーショ
ンの通過終了タイミングでビットレートが決定され磁気
記録が開始されるので、すべてのフレームに対する磁気
記録の開始位置を統一することが可能となる。
【0072】第6発明では、第5発明において、第1の
測定時間差に第1の係数を乗ずることにより第1のビッ
トレートを決定し、第2の測定時間差に第2の係数を乗
ずることにより第2のビットレートを決定するようにし
たので、第1のビットレートおよび第2のビットレート
をそれぞれに最適化することが可能となる。
【0073】第7発明では、第6発明において、第1の
係数および第2の係数を、第1のビットレートと第2の
ビットレートとが同じになるような値として設定するよ
うにしたので、最終フレームに対応する磁気トラックへ
の撮影情報の単位ビット当たりの記録時間と非最終フレ
ームに対応する磁気トラックへの撮影情報の単位ビット
当たりの記録時間とを同じとして、すべてのフレームに
ついて制限のある磁気トラック範囲内に実際の記録デー
タを収めることが可能となる。
【0074】第8発明では、第6発明において、第1の
係数および第2の係数を、第1のビットレートの方が第
2のビットレートよりも短くなるような値として設定す
るようにしたので、最終フレームに対応する磁気トラッ
クへの撮影情報の単位ビット当たりの記録時間が非最終
フレームに対応する磁気トラックへの撮影情報の単位ビ
ット当たりの記録時間よりも短くされ、最終フレームに
おいて実際の磁気記録長が許容される磁気トラックの長
さを越えることを未然に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 マイクロコンピュータMCUによって制御さ
れるフィルムの給送状態(フィルムを終端から巻き戻す
際)を表す模式図である。
【図2】 本発明に係るカメラに用いるフィルムの構成
を示す図である。
【図3】 図2に示したフィルムおよびカートリッジを
使用するカメラの機構の一部を模式的に示した図であ
る。
【図4】 このカメラの電気回路構成を示すブロック図
である。
【図5】 このカメラのマイクロコンピュータMCUが
行う特有の処理動作を示すフローチャート(実施の形態
1)である。
【図6】 マイクロコンピュータMCUが行う割り込み
処理のフローチャートである。
【図7】 マイクロコンピュータMCUが行う特有の処
理動作(フィルムを途中から巻き戻す際の動作)によっ
て制御される各部のタイミングチャートである。
【図8】 マイクロコンピュータMCUによって制御さ
れるフィルムの給送状態(フィルムを途中から巻き戻す
際)を表す模式図である。
【図9】 マイクロコンピュータMCUが行う特有の処
理動作(フィルムを終端から巻き戻す際の動作)によっ
て制御される各部のタイミングチャートである。
【図10】 このカメラのマイクロコンピュータMCU
が行う特有の処理動作を示すフローチャート(実施の形
態2)である。
【符号の説明】
151…カートリッジ、100…フィルム、F…フレー
ム、D…磁気トラック、P…パーフォレーション、51
…巻き上げスプール、52…巻き戻しフォーク、61
(M1)…巻き上げモータ、62(M2)…巻き戻しモ
ータ、71…アパーチャ部、72…上側レール、73…
下側レール、74…アパーチャ、81…圧板、82,8
4…開口部、85(PR1)…フォトリフレクタ、87
…磁気ヘッド、MCU…マイクロコンピュータ、U1,
U2…モータドライバ回路、U3…駆動回路、H1…磁
気記録ヘッドコイル。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影されたフィルムを巻き戻しながら各
    フレームに対応する位置に設けられた磁気トラック上に
    撮影情報を記録する磁気記録機能を備えたカメラにおい
    て、 前記フィルムの各フレームに付随してその巻き上げ方向
    および巻き戻し方向の端部に設けられた第1および第2
    のパーフォレーションの通過を検出するセンサ手段と、 このセンサ手段によって検出される前記フィルムの巻き
    戻し時の1つのフレームに付随された第2のパーフォレ
    ーションの通過開始タイミングと通過終了タイミングと
    の時間差を測定し、この測定した時間差から前記1つの
    最終フレームに対応する位置に設けられた磁気トラック
    上への撮影情報の単位ビット当たりの記録時間を決定す
    る記録時間決定手段とを備えたことを特徴とするカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 最終フレームまで撮影されたフィルムを
    巻き戻しながら各フレームに対応する位置に設けられた
    磁気トラック上に撮影情報を記録する磁気記録機能を備
    えたカメラにおいて、 前記フィルムの各フレームに付随してその巻き上げ方向
    および巻き戻し方向の端部に設けられた第1および第2
    のパーフォレーションの通過を検出するセンサ手段と、 このセンサ手段によって検出される前記フィルムの巻き
    戻し時の最終フレームに付随された第2のパーフォレー
    ションの通過開始タイミングと通過終了タイミングとの
    時間差を測定し、この測定した時間差からその最終フレ
    ームに対応する位置に設けられた磁気トラック上への撮
    影情報の単位ビット当たりの記録時間を決定する第1の
    記録時間決定手段と、 前記センサ手段によって検出される前記フィルムの巻き
    戻し時の記録対象フレームよりも1フレーム巻き戻し方
    向に位置するフレームに付随された第1のパーフォレー
    ションの通過開始タイミングと記録対象フレームに付随
    された第2のパーフォレーションの通過開始タイミング
    との時間差を測定し、この測定した時間差から記録対象
    フレームに対応する位置に設けられた磁気トラック上へ
    の撮影情報の単位ビット当たりの記録時間を決定する第
    2の記録時間決定手段とを備えたことを特徴とするカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記第1の記録時間
    決定手段は測定した時間差に第1の係数を乗ずることに
    より単位ビット当たりの記録時間を決定し、前記第2の
    記録時間決定手段は測定した時間差に第2の係数を乗ず
    ることにより単位ビット当たりの記録時間を決定するこ
    とを特徴とするカメラ。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記第1の係数およ
    び第2の係数は、前記第1の記録時間決定手段が決定す
    る単位ビット当たりの記録時間の方が前記第2の記録時
    間決定手段が決定する単位ビット当たりの記録時間より
    も短くなるような値として設定されていることを特徴と
    するカメラ。
  5. 【請求項5】 最終フレームまで撮影されたフィルムを
    巻き戻しながら各フレームに対応する位置に設けられた
    磁気トラック上に撮影情報を記録する磁気記録機能を備
    えたカメラにおいて、 前記フィルムの各フレームに付随してその巻き上げ方向
    および巻き戻し方向の端部に設けられた第1および第2
    のパーフォレーションの通過を検出するセンサ手段と、 このセンサ手段によって検出される前記フィルムの巻き
    戻し時の最終フレームに付随された第2のパーフォレー
    ションの通過開始タイミングと通過終了タイミングとの
    時間差を測定し、この測定した時間差からその最終フレ
    ームに対応する位置に設けられた磁気トラック上への撮
    影情報の単位ビット当たりの記録時間を決定する第1の
    記録時間決定手段と、 前記センサ手段によって検出される前記フィルムの巻き
    戻し時の記録対象フレームよりも1フレーム巻き戻し方
    向に位置するフレームに付随された第1のパーフォレー
    ションの通過終了タイミングと記録対象フレームに付随
    された第2のパーフォレーションの通過終了タイミング
    との時間差を測定し、この測定した時間差から記録対象
    フレームに対応する位置に設けられた磁気トラック上へ
    の撮影情報の単位ビット当たりの記録時間を決定する第
    2の記録時間決定手段とを備えたことを特徴とするカメ
    ラ。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記第1の記録時間
    決定手段は測定した時間差に第1の係数を乗ずることに
    より単位ビット当たりの記録時間を決定し、前記第2の
    記録時間決定手段は測定した時間差に第2の係数を乗ず
    ることにより単位ビット当たりの記録時間を決定するこ
    とを特徴とするカメラ。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記第1の係数およ
    び第2の係数は、前記第1の記録時間決定手段が決定す
    る単位ビット当たりの記録時間と前記第2の記録時間決
    定手段が決定する単位ビット当たりの記録時間とが同じ
    になるような値として設定されていることを特徴とする
    カメラ。
  8. 【請求項8】 請求項6において、前記第1の係数およ
    び第2の係数は、前記第1の記録時間決定手段が決定す
    る単位ビット当たりの記録時間の方が前記第2の記録時
    間決定手段が決定する単位ビット当たりの記録時間より
    も短くなるような値として設定されていることを特徴と
    するカメラ。
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