JPH09269317A - 圧力制御弁 - Google Patents
圧力制御弁Info
- Publication number
- JPH09269317A JPH09269317A JP10400896A JP10400896A JPH09269317A JP H09269317 A JPH09269317 A JP H09269317A JP 10400896 A JP10400896 A JP 10400896A JP 10400896 A JP10400896 A JP 10400896A JP H09269317 A JPH09269317 A JP H09269317A
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- JP
- Japan
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- valve
- valve seat
- rubber seal
- pressure control
- gas
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 弁体が安定し、弁体と弁座とを密着させガス
漏れを防止することのできる圧力制御弁を提供する。 【解決手段】 弁体3を、弁本体部3aと弁棒部3bと
を一体に形成し且つ弁座に接する側の側面3cを円錐形
に形成する。多少弁棒3bの中心位置がずれたとしても
或いはゴムシ−ル4bの周囲からの弾性歪の影響があっ
てもシ−ルすることができる。また、弁座4を、片側面
に円筒部4cを形成した弁座本体4aと該円筒部4c側
に固着したゴムシ−ル4bとで構成すると、弁座4をヘ
ッド部1に嵌め入れたとき外側のゴムシ−ル4b1 に生
じる弾性歪の影響が内側のゴムシ−ル4b2 には及ばな
くなるため弁体3をゴムシ−ル4bに密着させたときシ
−ルがほぼ完全となりガス漏れは殆どなくなる。
漏れを防止することのできる圧力制御弁を提供する。 【解決手段】 弁体3を、弁本体部3aと弁棒部3bと
を一体に形成し且つ弁座に接する側の側面3cを円錐形
に形成する。多少弁棒3bの中心位置がずれたとしても
或いはゴムシ−ル4bの周囲からの弾性歪の影響があっ
てもシ−ルすることができる。また、弁座4を、片側面
に円筒部4cを形成した弁座本体4aと該円筒部4c側
に固着したゴムシ−ル4bとで構成すると、弁座4をヘ
ッド部1に嵌め入れたとき外側のゴムシ−ル4b1 に生
じる弾性歪の影響が内側のゴムシ−ル4b2 には及ばな
くなるため弁体3をゴムシ−ル4bに密着させたときシ
−ルがほぼ完全となりガス漏れは殆どなくなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガスクロマトグ
ラフ等の分析機器を始めガスを圧力制御する技術分野で
使用される圧力制御弁、特に弁体の座りの位置を安定さ
せガス漏れをなくした圧力制御弁に関する。
ラフ等の分析機器を始めガスを圧力制御する技術分野で
使用される圧力制御弁、特に弁体の座りの位置を安定さ
せガス漏れをなくした圧力制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスクロマトグラフ等の試料分析装置で
はキャリヤガスとして窒素ガスやヘリウムガス等を移動
相として使用するが、このようなキャリヤガスは圧力を
制御しながらカラムへ流通させる。ガスの圧力を制御す
る場合、例えば図6(A)に示すような圧力制御弁が用
いられる。この圧力制御弁は、キャリヤガスをボンベ等
のガス供給部から管路を通してヘッド部1に設けた流入
口1aへ流入させ、空間1bに配置した球状の弁体23
を背後からばね5により弁座24に圧接させ、該弁座2
4の中心部に穿設されガス通路となる孔24d側から該
弁体23をばね25の付勢力に抗して弁棒21で押し、
押圧する力を調整してガス圧力を制御するようになって
いる。前記弁座24は弁座本体部24aにゴムシ−ル2
4bを固着して成り、前記弁体23はこのゴムシ−ル2
4bに弾性的に接触させることによりシ−ルするように
してある。
はキャリヤガスとして窒素ガスやヘリウムガス等を移動
相として使用するが、このようなキャリヤガスは圧力を
制御しながらカラムへ流通させる。ガスの圧力を制御す
る場合、例えば図6(A)に示すような圧力制御弁が用
いられる。この圧力制御弁は、キャリヤガスをボンベ等
のガス供給部から管路を通してヘッド部1に設けた流入
口1aへ流入させ、空間1bに配置した球状の弁体23
を背後からばね5により弁座24に圧接させ、該弁座2
4の中心部に穿設されガス通路となる孔24d側から該
弁体23をばね25の付勢力に抗して弁棒21で押し、
押圧する力を調整してガス圧力を制御するようになって
いる。前記弁座24は弁座本体部24aにゴムシ−ル2
4bを固着して成り、前記弁体23はこのゴムシ−ル2
4bに弾性的に接触させることによりシ−ルするように
してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図6(A)に示すよう
な構成の圧力制御弁において、弁体23に加える力は、
弁棒21をねじ式の押圧機構(図示省略)により調整す
るため微調整が可能であり圧力制御には最適である。し
かしながら、この圧力制御弁は、弁棒21で球状の弁体
23をばね25の付勢力に抗して押すような構造である
ため、図6(B)に示すように、弁棒21が弁座24に
設けた孔24cの中心に位置していない場合、弁体23
が弁座24の孔24dの入口においていずれかの側に片
寄って静止した状態となり、弁座24の孔24d入口で
の開度が正確ではなくなり調整しにくいという問題があ
る。また、シ−ル時弁座24をヘッド部1の孔に嵌め入
れたときゴムシ−ル24bはその外周からの力による変
形歪が中心部に影響し、孔24dと弁体23とのシ−ル
が密着せず不完全な状態となりやすいという問題があ
る。
な構成の圧力制御弁において、弁体23に加える力は、
弁棒21をねじ式の押圧機構(図示省略)により調整す
るため微調整が可能であり圧力制御には最適である。し
かしながら、この圧力制御弁は、弁棒21で球状の弁体
23をばね25の付勢力に抗して押すような構造である
ため、図6(B)に示すように、弁棒21が弁座24に
設けた孔24cの中心に位置していない場合、弁体23
が弁座24の孔24dの入口においていずれかの側に片
寄って静止した状態となり、弁座24の孔24d入口で
の開度が正確ではなくなり調整しにくいという問題があ
る。また、シ−ル時弁座24をヘッド部1の孔に嵌め入
れたときゴムシ−ル24bはその外周からの力による変
形歪が中心部に影響し、孔24dと弁体23とのシ−ル
が密着せず不完全な状態となりやすいという問題があ
る。
【0004】この発明は上記する課題に着目してなされ
たものであり、弁棒が多少ずれていても或いは弁座のゴ
ムシ−ルの周囲からの弾性歪の多少の影響があっても、
弁体を安定させ、また、弁体と弁座とを密着させガス漏
れを防止することのできる圧力制御弁を提供することを
目的とする。
たものであり、弁棒が多少ずれていても或いは弁座のゴ
ムシ−ルの周囲からの弾性歪の多少の影響があっても、
弁体を安定させ、また、弁体と弁座とを密着させガス漏
れを防止することのできる圧力制御弁を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は上記す
る課題を解決するために、弁座本体にゴムシ−ルを固
着しガス通路用の孔を穿設してなる弁座に背後からばね
により弁体を付勢し、前記ガス通路用の孔側に配置した
弁棒で該弁体を押圧制御してなる圧力制御弁において、
前記弁体は、弁本体部と弁棒部とを一体に形成し且つ該
弁本体部の弁座に接する側の側面を円錐形に形成してな
ることを特徴とする。
る課題を解決するために、弁座本体にゴムシ−ルを固
着しガス通路用の孔を穿設してなる弁座に背後からばね
により弁体を付勢し、前記ガス通路用の孔側に配置した
弁棒で該弁体を押圧制御してなる圧力制御弁において、
前記弁体は、弁本体部と弁棒部とを一体に形成し且つ該
弁本体部の弁座に接する側の側面を円錐形に形成してな
ることを特徴とする。
【0006】また、弁座本体にゴムシ−ルを固着しガ
ス通路用の孔を穿設してなる弁座に背後からばねにより
弁体を付勢し、前記ガス通路用の孔側に配置した弁棒で
該弁体を押圧制御してなる圧力制御弁において、前記弁
座は、片側面の中間部に円筒部を形成した弁座本体と該
円筒部側に固着したゴムシ−ルとで構成して成ることを
特徴とする。
ス通路用の孔を穿設してなる弁座に背後からばねにより
弁体を付勢し、前記ガス通路用の孔側に配置した弁棒で
該弁体を押圧制御してなる圧力制御弁において、前記弁
座は、片側面の中間部に円筒部を形成した弁座本体と該
円筒部側に固着したゴムシ−ルとで構成して成ることを
特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的実施の形
態について図面を参照して説明する。尚、重複記載を避
けるため従来技術で説明した構成要素と同一の構成要素
には同一の符号を用いて説明する。図1はこの発明の圧
力制御弁の内部構造を示す縦断面図であり、図2は図1
の要部拡大断面図である。この圧力制御弁は、弁体3及
び弁座4を設けたヘッド部1と、ベロ−ズ8及び前記弁
体3と弁座4に設けた孔4dとの開度を制御するための
ばね7を配置した本体部2と、を組み合わせて構成して
ある。前記ヘッド部1の内部には、ボンベ等のガス供給
部から管路を通してガスを流通させるガス流入口1aと
ガス通路を兼ねる空間1bが設けられ、ここにばね5で
弁座4側に付勢された弁体3が配置されている。
態について図面を参照して説明する。尚、重複記載を避
けるため従来技術で説明した構成要素と同一の構成要素
には同一の符号を用いて説明する。図1はこの発明の圧
力制御弁の内部構造を示す縦断面図であり、図2は図1
の要部拡大断面図である。この圧力制御弁は、弁体3及
び弁座4を設けたヘッド部1と、ベロ−ズ8及び前記弁
体3と弁座4に設けた孔4dとの開度を制御するための
ばね7を配置した本体部2と、を組み合わせて構成して
ある。前記ヘッド部1の内部には、ボンベ等のガス供給
部から管路を通してガスを流通させるガス流入口1aと
ガス通路を兼ねる空間1bが設けられ、ここにばね5で
弁座4側に付勢された弁体3が配置されている。
【0008】前記弁座4は、弁座本体4aにゴムシ−ル
4bを固着して構成され、中心部にはガス通路となる孔
4cが穿設されている。更に、前記弁座4のガス出口側
には少し隙間をおいて弁本体部3aと一体に形成された
弁棒3bを摺動可能に保持させた保持具6がヘッド部1
に螺合させて装着されているが、該保持具6には別個に
ガス通路6aが設けられている。このようにガスは前記
ヘッド部1のガス流入口1aから弁座4のガス通路とな
る孔4d及び弁棒3aを保持する保持具6のガス通路6
aを通ってベロ−ズ8内の空間8bに入り、ガス流出路
1dでの圧力を測定制御するようになっている。
4bを固着して構成され、中心部にはガス通路となる孔
4cが穿設されている。更に、前記弁座4のガス出口側
には少し隙間をおいて弁本体部3aと一体に形成された
弁棒3bを摺動可能に保持させた保持具6がヘッド部1
に螺合させて装着されているが、該保持具6には別個に
ガス通路6aが設けられている。このようにガスは前記
ヘッド部1のガス流入口1aから弁座4のガス通路とな
る孔4d及び弁棒3aを保持する保持具6のガス通路6
aを通ってベロ−ズ8内の空間8bに入り、ガス流出路
1dでの圧力を測定制御するようになっている。
【0009】前記本体部2内部には大きな空間2aが設
けられ、該空間2aには前記保持具6側に開口したベロ
−ズ8が配置されている。尚、該ベロ−ズ8の周縁部は
ヘッド部1と本体部2によって挟持させてある。また、
前記ベロ−ズ8の外側にはばね座11及び13間に若干
圧縮した状態でばね7が配置され、一方のばね座11は
前記ベロ−ズ8のフレ−ム8aに接触配置され、他方の
ばね座13はつまみ10を取り付けた軸15を螺合させ
た保持具12に支持させてある。前記ばね7の付勢力の
強弱はつまみ10を回転させることにより調整すること
ができる。また、本体部2のベロ−ズ8外側(ばね7配
置側)にはガス抜き用の孔2b、2cが設けられてい
る。
けられ、該空間2aには前記保持具6側に開口したベロ
−ズ8が配置されている。尚、該ベロ−ズ8の周縁部は
ヘッド部1と本体部2によって挟持させてある。また、
前記ベロ−ズ8の外側にはばね座11及び13間に若干
圧縮した状態でばね7が配置され、一方のばね座11は
前記ベロ−ズ8のフレ−ム8aに接触配置され、他方の
ばね座13はつまみ10を取り付けた軸15を螺合させ
た保持具12に支持させてある。前記ばね7の付勢力の
強弱はつまみ10を回転させることにより調整すること
ができる。また、本体部2のベロ−ズ8外側(ばね7配
置側)にはガス抜き用の孔2b、2cが設けられてい
る。
【0010】図3(A)は前記弁体3の一部断面を含む
側面図であり、図3(B)は正面図である。該弁体3は
弁本体部3aと弁棒部3bとを一体に形成し、且つ該弁
本体部3aの弁座4に接する側の側面3cを円錐形に形
成してある。また、該弁体3のばね5と接する側の端面
3dには、該ばね5の一方の端部を嵌め入れるための溝
3eが形成されているが、同様に、ヘッド部1のガス通
路を兼ねる空間1bの側壁にもばね5の他端部を嵌め入
れるための溝1eが形成されている。
側面図であり、図3(B)は正面図である。該弁体3は
弁本体部3aと弁棒部3bとを一体に形成し、且つ該弁
本体部3aの弁座4に接する側の側面3cを円錐形に形
成してある。また、該弁体3のばね5と接する側の端面
3dには、該ばね5の一方の端部を嵌め入れるための溝
3eが形成されているが、同様に、ヘッド部1のガス通
路を兼ねる空間1bの側壁にもばね5の他端部を嵌め入
れるための溝1eが形成されている。
【0011】このように弁体3の端面3dに形成された
溝3e及びヘッド部1の空間1bの側壁に形成された溝
1eにばね5を嵌め入れ弁体3を付勢した状態で配置す
れば該弁体3はその位置が安定するため、常に同じ中心
位置で安定的に弁座4に穿設したガス通路用の孔4dと
の開度の制御及び弁座4のゴムシ−ル4bとの接触を確
保することができる。更に、弁座4の孔4dの入口部分
と接触する弁体3の側面3cは円錐形であるため多少弁
棒3bの中心位置がずれたとしても或いはゴムシ−ル4
bの周囲からの弾性歪の影響が少しあっても確実にシ−
ルすることができる。
溝3e及びヘッド部1の空間1bの側壁に形成された溝
1eにばね5を嵌め入れ弁体3を付勢した状態で配置す
れば該弁体3はその位置が安定するため、常に同じ中心
位置で安定的に弁座4に穿設したガス通路用の孔4dと
の開度の制御及び弁座4のゴムシ−ル4bとの接触を確
保することができる。更に、弁座4の孔4dの入口部分
と接触する弁体3の側面3cは円錐形であるため多少弁
棒3bの中心位置がずれたとしても或いはゴムシ−ル4
bの周囲からの弾性歪の影響が少しあっても確実にシ−
ルすることができる。
【0012】次に、図4(A)は前記弁座4の縦断面図
であり、図4(B)はこの弁座4の正面図である。該弁
座4は、片側面の中間部に円筒部4cを形成した弁座本
体4aと該円筒部4c側に固着したゴムシ−ル4bとで
構成される。このように、円筒部4cを隔てて外側のゴ
ムシ−ル4b1 と内側のゴムシ−ル4b2 とに分けると
弁座4をヘッド部1の孔1cに嵌め入れたとき外側のゴ
ムシ−ル4b1 に生じる弾性歪の影響が内側のゴムシ−
ル4b2 には及ばなくなる。即ち、該弁座4をヘッド部
1の孔1cに装着したことに伴う弾性歪により中心部に
穿設した孔4dに及ばないため弁体3をゴムシ−ル4b
に密着させたときシ−ルが完全となりガス漏れは殆ど生
じなくなる。
であり、図4(B)はこの弁座4の正面図である。該弁
座4は、片側面の中間部に円筒部4cを形成した弁座本
体4aと該円筒部4c側に固着したゴムシ−ル4bとで
構成される。このように、円筒部4cを隔てて外側のゴ
ムシ−ル4b1 と内側のゴムシ−ル4b2 とに分けると
弁座4をヘッド部1の孔1cに嵌め入れたとき外側のゴ
ムシ−ル4b1 に生じる弾性歪の影響が内側のゴムシ−
ル4b2 には及ばなくなる。即ち、該弁座4をヘッド部
1の孔1cに装着したことに伴う弾性歪により中心部に
穿設した孔4dに及ばないため弁体3をゴムシ−ル4b
に密着させたときシ−ルが完全となりガス漏れは殆ど生
じなくなる。
【0013】即ち、図5(A)に示すように従来のゴム
シ−ル付弁座24ではヘッド部1に装着したとき周囲か
らの弾性変形歪が中心部の孔24dに影響し弁体23
(図6参照)はこの孔24dに密着しないことが多いた
めガス漏れが生じやすい。しかしながら、本発明の制御
弁で使用する弁体3は、図5(B)に示すように、ヘッ
ド部1に装着したとき周囲からの弾性変形歪は円筒部4
cで遮断され中心部の孔4dにまでは影響しない。従っ
て、弁座4をヘッド部1に装着することに伴う変形はな
いので、シ−ル時には弁体3をこの弁座4のゴムシ−ル
4bに密着させた状態でシ−ルすることができガス漏れ
の恐れは殆どない。
シ−ル付弁座24ではヘッド部1に装着したとき周囲か
らの弾性変形歪が中心部の孔24dに影響し弁体23
(図6参照)はこの孔24dに密着しないことが多いた
めガス漏れが生じやすい。しかしながら、本発明の制御
弁で使用する弁体3は、図5(B)に示すように、ヘッ
ド部1に装着したとき周囲からの弾性変形歪は円筒部4
cで遮断され中心部の孔4dにまでは影響しない。従っ
て、弁座4をヘッド部1に装着することに伴う変形はな
いので、シ−ル時には弁体3をこの弁座4のゴムシ−ル
4bに密着させた状態でシ−ルすることができガス漏れ
の恐れは殆どない。
【0014】なお、この発明の圧力制御弁では、前記弁
体3は弁本体部3aと弁棒部3bとを一体に形成し且つ
該弁本体部3aの弁座に接する側の側面3cを円錐形に
形成し、且つ、前記弁座4は片側面の中間部に円筒部4
cを形成した弁座本体4aと該円筒部4c側に固着した
ゴムシ−ル4bとで構成して説明したが、勿論、弁座は
従来の形態のものとして前記弁体3のみを実施の態様の
如く形成してもよいし、或いは弁体は従来の球状のもの
として咳弁座4のみを実施の形態の如く形成して使用す
ることもできる。
体3は弁本体部3aと弁棒部3bとを一体に形成し且つ
該弁本体部3aの弁座に接する側の側面3cを円錐形に
形成し、且つ、前記弁座4は片側面の中間部に円筒部4
cを形成した弁座本体4aと該円筒部4c側に固着した
ゴムシ−ル4bとで構成して説明したが、勿論、弁座は
従来の形態のものとして前記弁体3のみを実施の態様の
如く形成してもよいし、或いは弁体は従来の球状のもの
として咳弁座4のみを実施の形態の如く形成して使用す
ることもできる。
【0015】以上、詳述したようにこの発明の圧力制御
弁の構成の詳細は以上のようであり、ガスクロマトグラ
フのキャリヤガスの流量を調整する圧力制御弁を例に説
明したが、この発明の圧力制御弁は、ガスクロマトグラ
フで使用するキャリヤガスに限らず弁座に弁体をばねで
付勢し且つ弁棒により弁体を押圧制御しガス流通孔の開
度を制御するようにした圧力制御弁一般にも適用するこ
とができることはいうまでもない。
弁の構成の詳細は以上のようであり、ガスクロマトグラ
フのキャリヤガスの流量を調整する圧力制御弁を例に説
明したが、この発明の圧力制御弁は、ガスクロマトグラ
フで使用するキャリヤガスに限らず弁座に弁体をばねで
付勢し且つ弁棒により弁体を押圧制御しガス流通孔の開
度を制御するようにした圧力制御弁一般にも適用するこ
とができることはいうまでもない。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の圧力制
御弁によれば、弁体はその座りが安定しゴムシ−ルとの
接触部も円錐形であるためシ−ルがほぼ完全となる。ま
た、弁座もヘッド部に装着することに伴う周囲から中心
部への弾性歪の影響がなくなり弁体とゴムシ−ルとの密
着がより完全となりガス漏れは殆どなくなる。
御弁によれば、弁体はその座りが安定しゴムシ−ルとの
接触部も円錐形であるためシ−ルがほぼ完全となる。ま
た、弁座もヘッド部に装着することに伴う周囲から中心
部への弾性歪の影響がなくなり弁体とゴムシ−ルとの密
着がより完全となりガス漏れは殆どなくなる。
【図1】この発明の圧力制御弁の内部構造を示す縦断面
図である。
図である。
【図2】圧力制御弁を構成するヘッド部の要部拡大図で
ある。
ある。
【図3】図3(A)は弁体の一部断面を含む側面図、図
3(B)は正面図である。
3(B)は正面図である。
【図4】図4(A)は弁座の縦断面図、図4(B)はこ
の弁座の正面図である。
の弁座の正面図である。
【図5】図5(A)は従来の弁座の斜視図、図5(B)
は本発明の制御弁で使用する弁座の斜視図である。
は本発明の制御弁で使用する弁座の斜視図である。
【図6】従来の圧力制御弁の内部構造を示す縦断面図で
ある。
ある。
1 ヘッド部 2 本体部 1a ガス流入口 1b 空間 1d ガス流出路 3 弁体 3a 弁本体部 3b 弁棒部 4 弁座 4a 弁座本体部 4b ゴムシ−ル 4c 弁座本体円筒部 4d 弁座本体孔 5、7 ばね(弁体用) 8 ベロ−ズ 11、13 ばね座
Claims (2)
- 【請求項1】 弁座本体にゴムシ−ルを固着しガス通路
用の孔を穿設してなる弁座に背後からばねにより弁体を
付勢し、前記ガス通路用の孔側に配置した弁棒で該弁体
を押圧制御してなる圧力制御弁において、前記弁体は、
弁本体部と弁棒部とを一体に形成し且つ該弁本体部の弁
座に接する側の側面を円錐形に形成してなることを特徴
とする圧力制御弁。 - 【請求項2】 弁座本体にゴムシ−ルを固着しガス通路
用の孔を穿設してなる弁座に背後からばねにより弁体を
付勢し、前記ガス通路用の孔側に配置した弁棒で該弁体
を押圧制御してなる圧力制御弁において、前記弁座は、
片側面の中間部に円筒部を形成した弁座本体と該円筒部
側に固着したゴムシ−ルとで構成して成ることを特徴と
する圧力制御弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10400896A JPH09269317A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 圧力制御弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10400896A JPH09269317A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 圧力制御弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09269317A true JPH09269317A (ja) | 1997-10-14 |
Family
ID=14369244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10400896A Pending JPH09269317A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | 圧力制御弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09269317A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007114199A (ja) * | 2005-10-19 | 2007-05-10 | Tescom Corp | 水分検出器組立体 |
CN103711958A (zh) * | 2012-10-08 | 2014-04-09 | 四川聚友生态农业科技有限公司 | 水封装置用泄压阀 |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP10400896A patent/JPH09269317A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007114199A (ja) * | 2005-10-19 | 2007-05-10 | Tescom Corp | 水分検出器組立体 |
KR101401094B1 (ko) * | 2005-10-19 | 2014-05-28 | 테스콤 코포레이션 | 수분 검출 장치 |
CN103711958A (zh) * | 2012-10-08 | 2014-04-09 | 四川聚友生态农业科技有限公司 | 水封装置用泄压阀 |
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