JPH0926918A - メモリシステム及びそのメモリ制御装置 - Google Patents

メモリシステム及びそのメモリ制御装置

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JPH0926918A
JPH0926918A JP7173568A JP17356895A JPH0926918A JP H0926918 A JPH0926918 A JP H0926918A JP 7173568 A JP7173568 A JP 7173568A JP 17356895 A JP17356895 A JP 17356895A JP H0926918 A JPH0926918 A JP H0926918A
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Ryoji Naito
亮司 内藤
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】初期化モード時にメモリに対するデータの書込
み動作または読出し動作の効率を向上して、初期化処理
の高速化を実現することにより、システムのオーバヘッ
ドの減少を図ることにある。 【解決手段】メモリコントローラ20は、通常のデータ
書込み動作時には、CPU1から出力されたアドレスに
従ってアクセス対象のメモリブロックを選択し、この選
択されたメモリブロックの指定の記憶領域に指定のデー
タを書込む。また、初期化モード時には全メモリブロッ
クを選択し、CPU1により指定されたアドレスに従っ
て指定された各記憶領域に検査用データを書込む。これ
により、初期化モードには、複数の記憶領域に対して、
検査用データの並列書込み動作を実現できるため、初期
化処理の高速化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リード/ライトメ
モリのアクセス制御を行なうメモリ制御装置を有し、特
に初期化モード時のアクセス制御を改善して初期化処理
の高速化を実現したメモリシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータシステムでは、デー
タの書込み動作と読出し動作の可能なリード/ライトメ
モリ(以下単にメモリと称する)は、システムのメイン
メモリ等に使用される必要不可欠な構成要素である。こ
のメモリはRAM(random access me
mory)と称するICメモリからなる。
【0003】システムは、通常では電源の投入時に、実
装されたメモリが正常に機能するか否かを検査する初期
化処理を実行する。この初期化処理の実行を、通常のメ
モリのリード/ライト動作と区別して、初期化モードと
称する。
【0004】初期化モードでは、システムのプロセッサ
(CPU)が、メモリの全記憶領域(全アドレス空間)
をアクセスし、単位記憶領域毎(アドレス毎)に検査用
データを書込む。メモリの全記憶領域に対して検査用デ
ータの書込み終了後に、そのメモリの全記憶領域からア
ドレス単位に読出し、書込みした検査用データと読出し
た検査用データとが一致するか否かを検査する。
【0005】なお、初期化処理には、メモリに対して初
期化データの書込み処理や検査結果に従ったメモリの故
障診断処理も含むこともある。CPU1は、図15
(A)に示すように、メモリコントローラ2を介してメ
モリ3をアクセスし、前記のような初期化処理を実行す
る。この初期化処理において、検査用データの書込み動
作時には、同図(B)に示すように、CPU1はアクセ
ス処理(アドレスとデータの出力)を終了すると、メモ
リコントローラ2がメモリ3にデータを書込むためのデ
ータ転送を完了する前に(例えば時間T1)、次のアク
セス処理を実行する(例えば0番地から1番地のアクセ
ス)。これは、メモリコントローラ2は、CPU1から
のデータをバッファするいわゆるライトバッファ機能を
利用するためである。
【0006】即ち、同図(C)に示すように、CPU1
は、アドレスカウンタACを制御して、メモリ3の0番
地から順にアドレスをインクリメントして、全アドレス
の記憶領域に検査用データを書込む(ステップS1〜S
4)。このとき、ステップS3に示すメモリ3に対する
データの書込み動作が完了する前に、CPU1は次のア
ドレスをアクセスするための処理(ステップS4)を実
行する。
【0007】一方、前記の初期化処理において、検査用
データの読出し動作時には、図16(A)に示すよう
に、CPU1はメモリコントローラ2に読込み要求(ア
クセス)をした後に、読出しデータの転送が完了するま
で、次のアクセス処理を実行することはできない。
【0008】即ち、図16(B)に示すように、CPU
1が例えば0番地の読込み要求をすると、メモリコント
ローラ2はメモリ3から0番地の検査用データを読出し
て、CPU1に転送する(ステップS10〜S12)。
このとき、0番地の検査用データがCPU1に対して転
送が完了した後に(時間T1)、CPU1は次の1番地
の読込み要求をすることになる(ステップS13,S1
4)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、メモ
リの初期化モード時には、CPUはメモリに検査用デー
タを書込み、さらに書込みした検査用データを読出して
検査する。検査用データの読出し動作時には、読出しデ
ータの転送が終了するまで、次のアクセス処理はできな
い。即ち、CPUとメモリ間のデータ転送によるデータ
バスの占有時間が長くなる。
【0010】また、検査用データの書込み動作時には、
読出し動作時と比較して、いわゆるシステムのオーバヘ
ッドは小さいが、メモリの単位領域毎にデータを書込む
ため、メモリの記憶容量が大容量の場合には、書込み処
理に要する時間が多大となる。したがって、従来のメモ
リの初期化処理は結果的に低速であり、システムのオー
バヘッドを大きくする要因の一つになっている。
【0011】本発明の目的は、初期化モード時にメモリ
に対するデータの書込み動作または読出し動作の効率を
向上して、初期化処理の高速化を実現することにより、
システムのオーバヘッドの減少を図ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は、所定の
アドレス空間を有するメモリを複数のメモリブロックに
分割した構成とし、各メモリブロック単位にアクセス制
御するメモリ制御手段を有するメモリシステムである。
このメモリ制御手段は、メモリの初期化モード時に全メ
モリブロックに対して、所定の検査用データを並列に書
込む。
【0013】本発明の第2は、メモリの初期化モード時
に、各メモリブロックから所定の検査用データを読出す
と共に、各メモリブロック毎に設けられたエラー検出手
段から出力されたエラー検出データを入力するメモリ制
御手段を有するシステムである。
【0014】本発明の第1では、メモリ制御手段は、通
常のライト動作時には、CPUから出力されたアドレス
に従ってアクセス対象のメモリブロックを選択し、この
選択されたメモリブロックの指定の記憶領域に指定のデ
ータを書込む。また、初期化モード時には全メモリブロ
ックを選択し、CPUにより指定されたアドレスに従っ
て指定された各記憶領域に検査用データを書込む。これ
により、初期化モードには、複数の記憶領域に対して、
検査用データの並列書込み動作を実現できるため、初期
化処理の高速化を図ることができる。
【0015】本発明の第2では、初期化モード時に全メ
モリブロックに並列書込みされた検査用データを読出す
ときに、各メモリブロック毎に設けられたエラー検出手
段は検査用データのエラー検出データを出力する。メモ
リ制御手段は、読出した検査用データを入力すると共
に、エラー検出手段からのエラー検出データを入力す
る。これにより、初期化モード時に検査用データをCP
Uに転送することなく、エラー検出データに基づいたエ
ラー検出結果のみをCPUに転送することが可能とな
る。したがって、CPUに対する読出した検査用データ
の転送を省略できるため、初期化処理の高速化を図るこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1は第1の実施形態に係わるメモ
リシステムの要部を示すブロック図であり、図2は本実
施形態に係わるメモリコントローラのロジック回路の構
成を示すブロック図であり、図3は本実施形態の動作を
説明するための真理値表を示す図表である。 (第1の実施形態のシステム構成)本システムは、図1
に示すように、CPU1と、メモリコントローラ20
と、メモリ30とを有する。メモリコントローラ20
は、後述するメモリブロック30a〜30dを選択する
ための選択信号Sを出力するロジック回路21を備えて
いる。メモリコントローラ20は、CPU1からのアク
セス要求(データの読出し又は書込み)に応じてメモリ
30のアクセス制御を実行する。
【0017】本実施形態のメモリ30は、例えばシステ
ムのメインメモリに使用されるリード/ライトメモリ
(RAM)であり、図1に示すように、複数のメモリブ
ロック30a〜30dに分割されて構成されている。
【0018】本実施形態では、メモリ30は、4ブロッ
クのメモリブロック30a〜30dに分割されており、
例えば32ビット幅のアドレスにおいて,それぞれ先頭
アドレス#0X〜#6Xを割当てられている。各メモリ
ブロック30a〜30dは増設単位としても扱われる。
即ち、メモリブロック単位で、記憶領域の増減が可能で
ある。ここで、「#」は16進数を意味し、「X」は7
桁の0を意味する。したがって、本実施形態のメモリ3
0は、「#00000000」から「#7FFFFFF
F」までのアドレス空間を有する。
【0019】メモリコントローラ20は、CPU1のア
クセス要求に応じて、各メモリブロック30a〜30d
にアドレスAを出力し、32ビットのデータD(d0,
d1…d31)の書込み動作または読出し動作の制御を
行なう。
【0020】ここで、メモリコントローラ20は、CP
U1からの32ビットのアドレス(a0,a1…a3
1)において、最上位ビット(MSB)の「a0」と次
上位ビット「a1」をメモリブロック30a〜30dの
選択用として使用し、残りの下位30ビットのアドレス
A(a2…a31)を各メモリブロック30a〜30d
のアドレス指定として使用する。また、データDは最上
位ビット(MSB)が「d0」で、最下位ビット(LS
B)が「d31」である。 (ロジック回路21の構成)メモリコントローラ20に
含まれるロジック回路21は、図2に示すように、イン
バータ21a,21b、オア(OR)回路21c〜21
f、及びアンド(AND)回路21g〜21jの各論理
ゲート群から構成されている。
【0021】ロジック回路21は、初期化モード信号I
Mと上位2ビットのアドレスa0,a1を入力とし、各
メモリブロック30a〜30dのイネーブル端子(反転
端子)に選択信号S(S1〜S4)を出力する。
【0022】ここで、初期化モード信号IMは、論理レ
ベル“L”が初期化モードの有意信号であり、論理レベ
ル“H”が通常のデータ書込み動作を意味する。選択信
号S1〜S4は論理レベル“L”がイネーブルであり、
論理レベル“H”がディスイネーブルを意味する。
【0023】アンド回路21g〜21jは、初期化モー
ド信号IMによりゲート制御されて、有意の論理レベル
“L”のときに、選択信号S1〜S4の全てを論理レベ
ル“L”のイネーブルに設定する。一方、初期化モード
信号IMが論理レベル“H”のときには、図3の真理値
表に示すように、上位2ビットのアドレスa0,a1に
従って指定された選択信号Sが論理レベル“L”のイネ
ーブルとなる。即ち、a0,a1が共に論理レベル
“L”のときは、選択信号S1が論理レベル“L”とな
り、メモリブロック30aがイネーブルとなる。同様
に、a0,a1が共に論理レベル“H”のときは、選択
信号S4が論理レベル“L”となり、メモリブロック3
0dがイネーブルとなる。 (検査用データの並列書込み動作)本実施形態では、C
PU1がメモリ30の初期化処理を指示すると、メモリ
コントローラ21はCPU1からの検査用データDをバ
ッファし、論理レベル“L”の初期化モード信号IMを
生成する。
【0024】ロジック回路21は、論理レベル“L”の
初期化モード信号IMに応じて、選択信号S1〜S4の
全てを論理レベル“L”のイネーブルに設定する。した
がって、メモリブロック30a〜30dの全てが選択さ
れて、イネーブル状態となる。
【0025】さらに、メモリコントローラ21は、CP
U1からの32ビットのアドレスの中で、上位2ビット
を除くアドレスAを出力し、CPU1からの検査用デー
タDを出力する。これにより、各メモリブロック30a
〜30dにおいて、アドレスAにより指定されたアドレ
スの記憶領域には、検査用データDが書込まれる。
【0026】具体的には、例えばCPU1からのアドレ
スにおいて上位2ビットを除く下位ビットの全てが
「0」のときには、図1に示すように、各メモリブロッ
ク30a〜30dの斜線で示す記憶領域に、検査用デー
タDが並列に書込まれることになる。 (通常のデータ書込み動作)一方、通常のデータ書込み
動作時には、メモリコントローラ21は初期化モード信
号IMを論理レベル“H”に設定する。
【0027】したがって、ロジック回路21は、図3の
真理値表に示すように、上位2ビットのアドレスa0,
a1の論理レベル状態に従って、選択信号S1〜S4の
いずれかを論理レベル“L”に設定する。
【0028】具体的には、アドレスa0,a1が共に論
理レベル“L”のときは、選択信号S1が論理レベル
“L”となり、メモリブロック30aがイネーブルとな
る。即ち、CPU1が、ライト命令と上位2ビットのア
ドレスa0,a1が「0」のアドレスとを出力すると、
メモリコントローラ21はメモリブロック30aにライ
トデータDを書込むことになる。ライトデータDは、下
位30ビットのアドレスAにより指定されたメモリブロ
ック30aの記憶領域に書込まれる。
【0029】また、アドレスa0が論理レベル“L”
で、アドレスa1が論理レベル“H”のときは、選択信
号S2が論理レベル“L”となり、メモリブロック30
bがイネーブルとなる。したがって、ライトデータD
は、メモリブロック30bのアドレスAにより指定され
た記憶領域に書込まれる。
【0030】さらに、アドレスa0が論理レベル“H”
で、アドレスa1が論理レベル“L”のときは、選択信
号S3が論理レベル“L”となり、メモリブロック30
cがイネーブルとなる。したがって、ライトデータD
は、メモリブロック30cのアドレスAにより指定され
た記憶領域に書込まれる。
【0031】同様に、アドレスa0,a1が共に論理レ
ベル“H”のときは、選択信号S4が論理レベル“L”
となり、メモリブロック30dがイネーブルとなる。し
たがって、ライトデータDは、メモリブロック30dの
アドレスAにより指定された記憶領域に書込まれる。
【0032】以上のように第1の実施形態によれば、メ
モリ30の初期化モード時に、分割した全メモリブロッ
ク30a〜30dの指定記憶領域に、検査用データDを
並列に書込むことができる。したがって、従来の初期化
モードと比較して、メモリ30に対するデータの書込み
回数を分割単位(増設単位)数分の1(本実施形態では
1/4)に減少させることができる。これにより、メモ
リ30の初期化処理において、検査用データの書込み処
理に要する時間を短縮することができる。これにより、
結果的にメモリの初期化処理の高速化を実現することが
できる。
【0033】なお、初期化モード時に、検査用データを
読出す読出し動作では、各メモリブロック30a〜30
dから順に検査用データを読出す。したがって、検査用
データの読出し処理に要する時間は従来の場合と同様で
ある。 (第2の実施形態のシステム構成)第2の実施形態に係
わるメモリシステムは、図4に示すように、メモリブロ
ック30a〜30dのそれぞれに対応するドライバ回路
31a〜31dを有するものである。なお、他の構成要
素は、前述した第1の実施形態のシステムと同様であ
る。
【0034】ドライバ回路31a〜31dは、メモリブ
ロック30a〜30dとメモリコントローラ20との間
に介在し、メモリブロック30a〜30dに対するデー
タDの入出力を切換える機能を有する。
【0035】即ち、データ書込み動作時には、ドライバ
回路31a〜31dは、メモリコントローラ20からの
書込みデータ(検査用データを含む)Dをメモリブロッ
ク30a〜30dに入力する。一方、データ読出し動作
時には、逆にメモリブロック30a〜30dからの読出
しデータ(検査用データを含む)Dをメモリコントロー
ラ20に出力する。
【0036】さらに、ドライバ回路31a〜31dは、
メモリブロック30a〜30dからの読出しデータDの
エラーチェック処理に使用するエラー検出データE(E
1〜E4)をメモリコントローラ20に出力する機能を
有する。 (ドライバ回路の構成)本実施形態のドライバ回路31
a〜31dは、図5に示すように、書込みデータ又は読
出しデータである32ビットのデータD(d0…d3
1)の2ビットのデータを入出力とする複数のドライバ
ユニットDR1〜DR16とオア(OR)回路32a〜
32eとを有する。
【0037】オア回路32aは、ドライバユニットDR
1〜DR4の各エラー検出回路(後述する排他的論理和
回路)からのエラー検出データER1〜ER4を入力と
する。同様に、オア回路32bは、ドライバユニットD
R5〜DR8の各エラー検出回路からのエラー検出デー
タER5〜ER8を入力とする。オア回路32cは、ド
ライバユニットDR9〜DR12の各エラー検出回路か
らのエラー検出データER9〜ER12を入力とする。
オア回路32dは、ドライバユニットDR13〜DR1
6の各エラー検出回路からのエラー検出データER13
〜ER16を入力とする。
【0038】オア回路32eは、各オア回路32a〜3
2dからの出力データe1〜e4を入力とし、32ビッ
トの読出しデータDのエラー検出データE(E1〜E
4)をメモリコントローラ20に出力する(図6(B)
を参照)。
【0039】ドライバユニットDR1〜DR16は、デ
ータ書込み動作とデータ読出し動作との切換えに応じて
メモリコントローラ20から出力される制御信号Bi,
Boに従ってデータDの入出力を切換える。即ち、デー
タ書込み動作時には、ドライバユニットDR1〜DR1
6は、メモリコントローラ20からの制御信号(入力制
御信号)Biにより、メモリコントローラ20から出力
された書込みデータDを入力してメモリブロック30a
〜30dに供給する。また、データ読出し動作時には、
メモリコントローラ20からの制御信号(出力制御信
号)Boにより、メモリブロック30a〜30dから読
出された読出しデータDをメモリコントローラ20に出
力する。 (ドライバユニットの構成)ドライバユニットDR1〜
DR16は全て同一構成であり、複数のドライバとエラ
ー検出回路を構成する排他的論理和回路(Ex−オア回
路)とからなる。ここでは、便宜的にドライバユニット
DR1について、図6(A)を参照して説明する。
【0040】図6(A)に示すように、ドライバユニッ
トDR1は、出力用のドライバ50a,50cと入力用
のドライバ50b,50d、およびEx−オア回路51
を有する。出力用のドライバ50a,50cは、メモリ
コントローラ20からの出力制御信号Boに応じてアク
ティブ状態となり、例えばメモリブロック30aから出
力された2ビットの読出しデータd0,d1をメモリコ
ントローラ20に出力する。入力用のドライバ50b,
50dは、メモリコントローラ20からの入力制御信号
Biに応じてアクティブ状態となり、メモリコントロー
ラ20から出力された2ビットの書込みデータ(検査用
データを含む)d0,d1を入力し、例えばメモリブロ
ック30aに出力する。
【0041】Ex−オア回路51は、隣接する2ビット
の読出しデータd0,d1を比較し、両者が不一致の場
合に論理レベル“H”のエラー検出データER1を出力
する。当然ながら、両者が一致の場合には、エラー検出
データER1は論理レベル“L”となる。 (初期化モード時のデータ読出し動作)初期化モード時
には、前述の第1の実施形態と同様に、メモリコントロ
ーラ20はCPU1からの検査用データ(即ち、書込み
データ)Dをバッファし、論理レベル“L”の初期化モ
ード信号IMを生成する。
【0042】ロジック回路21は、論理レベル“L”の
初期化モード信号IMに応じて、選択信号S1〜S4の
全てを論理レベル“L”のイネーブルに設定する。した
がって、メモリブロック30a〜30dの全てが選択さ
れてイネーブル状態となる。
【0043】これにより、メモリブロック30a〜30
dには、アドレスAにより指定されたアドレスの記憶領
域(斜線で示す各先頭アドレスの記憶領域)には、検査
用データDが並列に書込まれることになる。この検査用
データの書込み動作時には、メモリコントローラ20か
らの入力制御信号Biに応じて、メモリブロック30a
〜30dの各ドライバ回路31a〜31dを介して、検
査用データをメモリブロック30a〜30dに書込む。
即ち、ドライバ回路31a〜31dの各ドライバユニッ
トDR1〜DR16はアクティブ状態にして、検査用デ
ータをメモリブロック30a〜30dに供給する。
【0044】この検査用データの読出し動作時には、メ
モリコントローラ20はロジック回路21からの選択信
号Sにより、メモリブロック30a〜30dを順次選択
して、検査用データDを順番に読出す。
【0045】即ち、メモリコントローラ20は出力制御
信号Boにより、例えば選択されたメモリブロック30
aに対応するドライバ回路31aを介して、読出しデー
タ(検査用データ)Dを入力する。具体的には、各ドラ
イバユニットDR1〜DR16の出力用のドライバ50
a,50cをアクティブ状態にして、読出しデータ(検
査用データ)Dを入力する。
【0046】この検査用データの読出し動作時に、メモ
リコントローラ20は、前記のようにドライバ回路31
aを介して、読出しデータDと共にそのエラー検出デー
タE1を入力する。このエラー検出データE1は、検査
用データDの各隣接する2ビット間の比較結果であり、
不一致の場合に論理レベル“H”となるエラー検出デー
タER1〜ER16である。
【0047】通常では、検査用データDは全ビットd0
〜d31が“0”または“1”の特定データである。し
たがって、ドライバ回路31aの各ドライバユニットD
R1〜DR16に設けられたエラー検出回路(Ex−オ
ア回路51)により、読出した検査用データDの中に、
隣接間ビットの異なるエラーを含む場合には、エラー検
出データE1(ER1〜ER16)により容易にエラー
チェック処理を行なうことができる。
【0048】以上のように第2の実施形態によれば、メ
モリ30の初期化モード時に、メモリブロック30a〜
30dから検査用データDを読出すときに、そのエラー
検出データEもメモリコントローラ20に出力される。
したがって、メモリコントローラ20がエラー検出デー
タEに基づいて所定のエラーチェック処理を行なう機能
を備えていれば、必ずしもCPU1に検査用データDを
転送する必要はない。
【0049】換言すれば、メモリコントローラ20は、
メモリ30から検査用データDとエラー検出データEを
入力して、所定のエラーチェック処理を実行すれば、C
PU1にはエラーチェック結果だけを通知すればよい。
したがって、結果的にメモリ30の初期化モード時に、
メモリコントローラ20とCPU1との間で、検査用デ
ータDである読出しデータの転送を省略することが可能
となる。
【0050】これにより、検査用データの読出し動作時
に、CPU1とメモリコントローラ20間のデータ転送
を省略し、かつ第1の実施形態と同様に検査用データの
並列書込み動作を採用することにより、結果的に初期化
処理の高速化を実現することができる。
【0051】なお、通常のデータ読出し動作時において
も、メモリコントローラ20はエラー検出データEを得
ることはできる。しかし、前記のように、エラー検出対
象のデータがオール“0”または“1”の場合のみ有効
であるため、通常のデータ読出し動作時には無視するこ
とになる。 (第3の実施形態)第3の実施形態は、図4乃至図6に
示すメモリシステムにおいて、初期化モード時に、検査
用データの並列書込み動作と並列読出し動作を実行し、
この検査用データの並列読出し動作時にエラー検出デー
タをメモリコントローラ20に出力する。 (初期化モード時のデータ読出し動作)初期化モード時
には、前述の第1の実施形態と同様に、メモリコントロ
ーラ20はCPU1からの検査用データDをバッファ
し、論理レベル“L”の初期化モード信号IMを生成す
る。
【0052】ロジック回路21は、論理レベル“L”の
初期化モード信号IMに応じて、選択信号S1〜S4の
全てを論理レベル“L”のイネーブルに設定する。した
がって、メモリブロック30a〜30dの全てが選択さ
れてイネーブル状態となる。これにより、メモリブロッ
ク30a〜30dには、アドレスAにより指定されたア
ドレスの記憶領域に検査用データDが並列に書込まれる
ことになる。
【0053】検査用データDの並列書込み動作が終了す
ると、メモリコントローラ20は検査用データDの読出
し動作に移行する。本実施形態では、検査用データの読
出し動作時に、メモリコントローラ20は論理レベル
“L”の初期化モード信号IMを生成し、選択信号S1
〜S4の全てを論理レベル“L”のイネーブルに設定す
る。
【0054】したがって、メモリブロック30a〜30
dの全てが選択されてイネーブル状態となり、アドレス
Aにより指定された各の記憶領域(例えば図4に示す先
頭アドレス)から検査用データDが並列に読出される。
各メモリブロック30a〜30dから読出された検査用
データDは、ドライバ回路31a〜31dを介して、メ
モリコントローラ20に転送される。
【0055】さらに、検査用データの読出し動作時に、
メモリコントローラ20は、ドライバ回路31a〜31
dから、各メモリブロック30a〜30dに対応するエ
ラー検出データE1〜E4を入力する。
【0056】なお、検査用データDの並列読出し動作と
エラー検出データE1〜E4の並列入力動作以外は、前
述の第2の実施形態の場合と同様である。以上のように
第3の実施形態によれば、メモリ30の初期化モード時
に、メモリブロック30a〜30dから検査用データD
を読出すときに、メモリブロック30a〜30dの各記
憶領域から並列に検査用データDを読出す。さらに、並
列に読出した検査用データDに伴うエラー検出データE
1〜E4も並列にメモリコントローラ20に出力され
る。
【0057】したがって、検査用データの並列書込み動
作と共に、並列読出し動作を実行することにより、メモ
リ30に対するデータの読出し回数を分割単位(増設単
位)数分の1(本実施形態では1/4)に減少させるこ
とができる。これにより、メモリ30の初期化処理にお
いて、検査用データの書込み処理と共に、読出し処理に
要する時間を短縮することができる。これにより、結果
的にメモリの初期化処理の高速化を実現することができ
る。
【0058】また、メモリコントローラ20は、メモリ
30から検査用データDとエラー検出データEとを入力
して、所定のエラーチェック処理を実行すれば、CPU
1にはエラーチェック結果だけを通知すればよい。した
がって、結果的にメモリ30の初期化モード時に、メモ
リコントローラ20とCPU1との間で、検査用データ
Dである読出しデータの転送を省略することが可能とな
る。 (第2の実施形態の変形例)前述の第2の実施形態にお
いて、各ドライバ回路31a〜31dのドライバユニッ
トDR1〜DR16に設けられたエラー検出回路(Ex
−オア回路51)は、メモリブロック30a〜30dか
ら出力された検査用データDの隣接する2ビットの読出
しデータ(例えばd0,d1)を比較し、両者が不一致
の場合に論理レベル“H”のエラー検出データ(ER1
〜ER16)を出力する。
【0059】第2の実施形態のエラー検出方式では、検
査用データDのデータパターンがオール“0”または
“1”の場合のみ有効である。これに対して、本変形例
は、隣接する2ビットが異なるデータパターンの検査用
データDに対しても、エラー検出処理の有効な方式であ
る。 (ドライバ回路の構成)本変形例のドライバ回路31a
〜31dは、図7に示すように、ドライバユニットDR
1〜DR16には、メモリブロック30a〜30dから
出力された32ビットのデータD(d0…d31)にお
いて、1ビット置きの2ビットデータを入力とする構成
である。
【0060】これにより、図8(B)に示すように、便
宜的にドライバユニットDR1を想定した場合に、エラ
ー検出回路を構成するEx−オア回路51は、1ビット
置きの2ビットの読出しデータd0,d2を比較し、両
者が不一致の場合に論理レベル“H”のエラー検出デー
タER1を出力する。同様に、ドライバユニットDR2
のEx−オア回路51は、1ビット置きの2ビットの読
出しデータd1,d3を比較する。 (エラー検出処理)前記のようなドライバユニットDR
1〜DR16であれば、検査用データDのデータパター
ンとして、図8(A)に示すように、隣接するビット間
が異なるデータパターンP3,P4を使用することが可
能となる。即ち、このデータパターンP3またはP4の
検査用データDであれば、正常の状態で1ビット置きの
2ビットデータ(例えばd0,d2)は一致する。した
がって、Ex−オア回路51は、入力する両データのビ
ットが不一致の場合には、論理レベル“H”のエラー検
出データER1を出力する。
【0061】ここで、本変形例では、図8(B)に示す
ように、ドライバユニットDR1〜DR16において、
入出力する2ビット単位のデータ(読出しデータまたは
書込みデータ)も1ビット置きとなるが、メモリコント
ローラ20とメモリブロック30a〜30dの各入出力
端子の構成は前述の第2の実施形態の場合と同様であ
る。なお、他の構成要素も、前述の第2の実施形態の場
合と同様である。
【0062】以上のように本変形例によれば、メモリ3
0の初期化モード時に、メモリブロック30a〜30d
から読出した検査用データDのエラー検出方式として、
検査用データDのデータパターンとして、隣接するビッ
トが異なる例えば1ビット置きに同一ビットとなるパタ
ーンのエラー検出処理を実現できる。具体的には、図8
(A)に示すように、隣接するビット間が異なるデータ
パターンP3,P4を採用することができる。したがっ
て、オール“0”または“1”のデータパターンP1,
P2以外にも、検査用データDのデータパターンの種類
を拡張できる。
【0063】なお、前述の第2の実施形態と同様に、メ
モリコントローラ20が、エラー検出データEを入力し
て、所定のエラーチェック処理を実行することにより、
メモリコントローラ20とCPU1との間で、検査用デ
ータDである読出しデータの転送を省略することが可能
となる。 (第4の実施形態のシステム構成)第4の実施形態は、
前述の第2の実施形態において、各ドライバ回路31a
〜31dからのエラー検出データE1〜E4を専用線に
よりメモリコントローラ20に転送する方式に対して、
エラー検出データをデータバスの一部を利用して転送す
る方式である。
【0064】具体的には、図9に示すように、メモリブ
ロック30a〜30dに対応するドライバ回路31a〜
31dとメモリコントローラ20とは、データDの転送
線であるデータバス90により接続されている。データ
バス90は、通常時の書込みデータ又は読出しデータ
や、書込み又は読出しされた検査用データを転送する。
【0065】なお、エラー検出データの転送制御に関す
る以外の構成要素は、図4に示す第2の実施形態のもの
と同様である。 (ドライバ回路の構成)本実施形態では、メモリ30の
初期化モード時に、ドライバ回路31a〜31dは、検
査用データを読出したときに、そのエラー検出データを
データバス90を利用してメモリコントローラ20に転
送する。
【0066】通常のデータ読出し動作時には、エラー検
出データの転送を停止して読出しデータを転送するため
に、ドライバ回路31a〜31dには、後述する転送切
換回路G1〜G4が設けられている。
【0067】ここで、本実施形態では、データバス90
は32ビットのデータ幅を想定しているため、信号線は
32本である。したがって、4ブロックからなるメモリ
ブロック30a〜30dには、エラー検出データの転送
用として、それぞれ8ビットである8本の信号線が割り
当てられる。
【0068】具体的には、メモリブロック30aには、
図10に示すように、上位8ビットのデータd0〜d7
に対応するデータ信号線が割り当てられる。このデータ
信号線には、転送切換回路G1〜G4が接続されてい
る。転送切換回路G1〜G4は、ドライバユニットDR
1〜DR4からの読出しデータ(検査用データを含む)
とオア(OR)回路60a〜60dからのエラー検出デ
ータe1〜e8との転送切換を実行する。
【0069】オア回路60a〜60dは全て同一構成で
あり、図11(B)に示すように、2論理ORゲートか
らなり、4ビットの入力に対して2ビット単位のエラー
検出データe1〜e8を出力する。
【0070】オア回路60a〜60dは、図6(A)に
示すように、ドライバユニットDR1〜DR16に設け
られたエラー検出回路(Ex−オア回路51)からのエ
ラー検出データER1〜ER16が入力される。なお、
本実施形態においても、ドライバユニットDR1〜DR
16は、図6(A)に示すものと同様の構成である。
【0071】また、メモリブロック30bには、図12
に示すように、8ビットのデータd8〜d15に対応す
るデータ信号線が割り当てられる。したがって、そのデ
ータ信号線には、転送切換回路G1〜G4が接続されて
いる。
【0072】メモリブロック30cには、図13に示す
ように、8ビットのデータd16〜d23に対応するデ
ータ信号線が割り当てられる。したがって、そのデータ
信号線には、転送切換回路G1〜G4が接続されてい
る。
【0073】さらに、メモリブロック30dには、図1
4に示すように、8ビットのデータd24〜d31に対
応するデータ信号線が割り当てられる。したがって、そ
のデータ信号線には、転送切換回路G1〜G4が接続さ
れている。なお、オア回路60a〜60dの構成は全て
同様である。 (転送切換回路の構成)転送切換回路G1〜G4は全て
同一構成であり、初期化モード時にメモリコントローラ
20から出力されるエラー切換制御信号Beにより、読
出しデータとエラー検出データとの転送切換を実行す
る。以下、図11(A)を参照して、便宜的に転送切換
回路G1を想定して具体的に説明する。
【0074】転送切換回路G1は、図11(A)に示す
ように、2ビットのデータd0,d1をそれぞれ転送す
るための信号線100a,100b、およびドライバ1
10a,110bを有する。
【0075】通常のデータ読出し動作または書込み動作
時には、信号線100a,100bを介して、2ビット
のデータd0,d1をドライバユニットDR1またはメ
モリコントローラ20に接続されているデータバスに転
送する。また、初期化モード時には、データバスからの
書込み用の検査用データをドライバユニットDR1に転
送し、またドライバユニットDR1からの検査用データ
をデータバスに転送する。
【0076】一方、ドライバ110a,110bは、メ
モリコントローラ20から出力されるエラー切換制御信
号Beに応じてアクティブ状態となり、オア回路60a
から出力される2ビットのエラー検出データe1,e2
を、2ビットのデータd0,d1に対応するデータバス
に転送する。
【0077】以上のようにして第4の実施形態によれ
ば、初期化モード時に、メモリコントローラ20は、メ
モリブロック30a〜30dに書込まれた検査用データ
Dをドライバ回路31a〜31dを介して読出す。そし
て、エラー切換制御信号Beを出力することにより、転
送切換回路G1〜G4を介して、読出した検査用データ
Dに対応するエラー検出データを入力する。
【0078】本実施形態では、メモリブロック30a〜
30d毎に、8ビットのエラー検出データe1〜e8を
データバスの一部を利用して、メモリコントローラ20
まで転送する。したがって、初期化モード時に、読出し
た検査用データDに対応するエラー検出データを転送す
る場合に、専用線を必要としないため、前述の第2の実
施形態と比較した場合に信号線の本数の削減を実現する
ことができる。なお、他の効果は第2の実施形態または
第3の実施形態の場合と同様である。
【0079】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、メ
モリの初期化モード時に、検査用データを複数単位領域
毎に並列書込み処理を実現することができる。したがっ
て、メモリの記憶容量が大容量の場合でも、書込み処理
に要する時間を大幅に短縮することができる。また、検
査用データの読出し動作時に、複数単位領域毎の並列読
出し処理またはエラー検出データの生成処理により、結
果的に読出し動作の効率を向上することができる。した
がって、初期化処理の高速化を実現することが可能とな
り、結果的にシステムのオーバヘッドの減少を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係わるメモリシステムの要部
を示すブロック図。
【図2】第1の実施形態に係わるメモリコントローラの
ロジック回路の構成を示すブロック図。
【図3】第1の実施形態の動作を説明するための真理値
表を示す図表。
【図4】第2の実施形態に係わるメモリシステムの要部
を示すブロック図。
【図5】第2の実施形態に係わるドライバ回路の構成を
示すブロック図。
【図6】第2の実施形態に係わるドライバ回路に使用さ
れている論理ゲート回路の構成を示すブロック図。
【図7】第2の実施形態の変形例に係わるドライバ回路
の構成を示すブロック図。
【図8】第2の実施形態の変形例に係わる図であり、
(A)は検査用データのデータパターンの一例であり、
(B)はドライバユニットの構成を示すブロック図。
【図9】第4の実施形態に係わるメモリシステムの要部
を示すブロック図。
【図10】第4の実施形態の変形例に係わるドライバ回
路の構成を示すブロック図。
【図11】第4の実施形態の変形例に係わる図であり、
(A)は転送切換回路の構成を示すブロック図であり、
(B)はオア回路の構成を示すブロック図。
【図12】第4の実施形態の変形例に係わるドライバ回
路の構成を示すブロック図。
【図13】第4の実施形態の変形例に係わるドライバ回
路の構成を示すブロック図。
【図14】第4の実施形態の変形例に係わるドライバ回
路の構成を示すブロック図。
【図15】従来のメモリの初期化モード時のデータ書込
み動作を説明するための図。
【図16】従来のメモリの初期化モード時のデータ書込
み動作を説明するための図。
【符号の説明】
1…CPU、2,20…メモリコントローラ、3,30
…メモリ、30a〜30d…メモリブロック、21…ロ
ジック回路、31a〜31d…ドライバ回路、DR1〜
DR16…ドライバユニット、51…排他的論理和回路
(Ex−オア回路)。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のアドレス空間を有するメモリ領域
    を複数のメモリブロックに分割して構成されたメモリ手
    段と、 前記各メモリブロック単位にアクセス制御する手段であ
    って、前記メモリ手段の初期化モード時に前記各メモリ
    ブロックの全てを選択して所定のデータを並列に書込
    み、通常のデータ書込み動作時には指定されたアドレス
    に従って前記各メモリブロックからメモリブロックを選
    択して指定のデータを書込むように制御するメモリ制御
    手段とを具備したことを特徴とするメモリシステム。
  2. 【請求項2】 所定のアドレス空間を有するメモリ領域
    を複数のメモリブロックに分割して構成されたメモリ手
    段のリード/ライト制御を行なうメモリシステムのメモ
    リ制御装置であって、 前記各メモリブロックのアドレス、前記各メモリブロッ
    クに対して書込みまたは読出したデータ、および前記各
    メモリブロックのそれぞれを選択するための選択信号を
    転送する転送手段と、 前記メモリ手段の初期化モード時に前記各メモリブロッ
    クの全てを選択する選択信号を出力し、通常のデータ書
    込み動作時には前記アドレスの所定ビットに基づいて指
    定されたメモリブロックを選択するための選択信号を出
    力する選択信号出力手段と、 前記初期化モード時に前記各メモリブロックの全てに対
    して、前記アドレスに基づいて指定された各記憶領域に
    メモリ検査用データを並列に書込み、前記通常のデータ
    書込み動作時に前記選択信号により選択されたメモリブ
    ロックであって前記アドレスにより指定された記憶領域
    に指定のデータを書込むように制御する制御手段とを具
    備したことを特徴とするメモリ制御装置。
  3. 【請求項3】 所定のアドレス空間を有するメモリ領域
    を複数のメモリブロックに分割して構成されたメモリ手
    段と、 前記各メモリブロック毎に設けられて、データの書込み
    動作と読出し動作に応じて該当するメモリブロックに対
    するデータの入出力を切換える切換え手段を有し、前記
    データの読出し動作時に前記各メモリブロックから出力
    された読出しデータのエラー検出を行なうためのエラー
    検出手段を有するドライバ手段と、 前記各メモリブロック単位にアクセス制御する手段であ
    って、指定されたアドレスに従って前記各メモリブロッ
    クからメモリブロックを選択し、データの読出し動作時
    に前記ドライバ手段から出力された読出しデータと前記
    エラー検出手段から出力されたエラー検出データとを入
    力するメモリ制御手段とを具備したことを特徴とするメ
    モリシステム。
  4. 【請求項4】 所定のアドレス空間を有するメモリ領域
    を複数のメモリブロックに分割して構成されたメモリ手
    段と、 前記各メモリブロック毎に設けられて、データの書込み
    動作と読出し動作に応じて該当するメモリブロックに対
    するデータの入出力を切換える切換え手段を有し、前記
    データの読出し動作時に該当するメモリブロックから出
    力された読出しデータのエラー検出を行なうためのエラ
    ー検出手段を有するドライバ手段と、 前記各メモリブロック単位にアクセス制御する手段であ
    って、前記メモリ手段の初期化モード時に前記各メモリ
    ブロックの全てを選択して所定のメモリ検査用データを
    指定されたアドレスに従った記憶領域に並列に書込み、
    データの読出し動作時に指定されたアドレスに従って前
    記各メモリブロックからメモリブロックを選択し、前記
    ドライバ手段から出力された読出しデータと前記エラー
    検出手段から出力されたエラー検出データとを入力する
    メモリ制御手段とを具備したことを特徴とするメモリシ
    ステム。
  5. 【請求項5】 所定のアドレス空間を有するメモリ領域
    を複数のメモリブロックに分割して構成されたメモリ手
    段のリード/ライト制御を行なうメモリシステムのメモ
    リ制御装置であって、 前記各メモリブロックのアドレス、前記各メモリブロッ
    クに対して書込みまたは読出したデータ、および前記各
    メモリブロックのそれぞれを選択するための選択信号を
    転送する転送手段と、 前記メモリ手段の初期化モード時に前記各メモリブロッ
    クの全てを選択する選択信号を出力し、通常のデータ書
    込み動作または通常のデータ読出し動作時には前記アド
    レスの所定ビットに基づいて指定されたメモリブロック
    を選択するための選択信号を出力する選択信号出力手段
    と、 前記各メモリブロック毎に設けられて、データの書込み
    動作と読出し動作に応じて該当するメモリブロックに対
    するデータの入出力を切換える切換え手段を有し、前記
    データの読出し動作時に該当するメモリブロックから出
    力された読出しデータのエラー検出を行なうためのエラ
    ー検出手段を有するドライバ手段と、 前記初期化モード時に前記各メモリブロックの全てに対
    して、前記アドレスに基づいて指定された各記憶領域に
    メモリ検査用データを並列に書込み、前記通常のデータ
    読出し動作時に前記選択信号により選択されたメモリブ
    ロックから出力された読出しデータを前記ドライバ手段
    を介して入力し、かつ前記エラー検出手段から出力され
    たエラー検出データを入力して所定のエラーチェック処
    理を実行する制御手段とを具備したことを特徴とするメ
    モリ制御装置。
  6. 【請求項6】 所定のアドレス空間を有するメモリ領域
    を複数のメモリブロックに分割して構成されたメモリ手
    段と、 前記各メモリブロックのアドレス、前記各メモリブロッ
    クに対して書込みまたは読出したデータ、および前記各
    メモリブロックのそれぞれを選択するための選択信号を
    転送する転送手段と、 前記メモリ手段の初期化モード時に前記各メモリブロッ
    クの全てを選択する選択信号を出力し、通常のデータ読
    出し動作またはデータ書込み動作時には前記アドレスの
    所定ビットに基づいて指定されたメモリブロックを選択
    するための選択信号を出力する選択信号出力手段と、 前記初期化モード時に前記各メモリブロックの全てに対
    して、前記アドレスに基づいて指定された各記憶領域に
    メモリ検査用データを並列に書込み、かつ前記各記憶領
    域から前記メモリ検査用データを並列に読出すメモリ制
    御手段とを具備したことを特徴とするメモリシステム。
  7. 【請求項7】 所定のアドレス空間を有するメモリ領域
    を複数のメモリブロックに分割して構成されたメモリ手
    段のリード/ライト制御を行なうメモリシステムのメモ
    リ制御装置であって、 前記各メモリブロックのアドレス、前記各メモリブロッ
    クに対して書込みまたは読出したデータ、および前記各
    メモリブロックのそれぞれを選択するための選択信号を
    転送する転送手段と、 前記メモリ手段の初期化モード時に前記各メモリブロッ
    クの全てを選択する選択信号を出力し、通常のデータ読
    出し動作時またはデータ書込み動作時には前記アドレス
    の所定ビットに基づいて指定されたメモリブロックを選
    択するための選択信号を出力する選択信号出力手段と、 前記各メモリブロック毎に設けられて、データの書込み
    動作と読出し動作に応じて該当するメモリブロックに対
    するデータの入出力を切換える切換え手段を有し、前記
    データの読出し動作時に該当するメモリブロックから出
    力された読出しデータのエラー検出を行なうためのエラ
    ー検出手段を有するドライバ手段と、 前記初期化モード時に前記各メモリブロックの全てに対
    して、前記アドレスに基づいて指定された各記憶領域に
    メモリ検査用データを並列に書込み、かつ前記各記憶領
    域から前記メモリ検査用データを並列に読出すと共に、
    前記エラー検出手段から出力されたエラー検出データを
    入力して所定のエラーチェック処理を実行する制御手段
    とを具備したことを特徴とするメモリ制御装置。
  8. 【請求項8】 所定のアドレス空間を有するメモリ領域
    を複数のメモリブロックに分割して構成されたメモリ手
    段と、 前記各メモリブロックに対して書込みまたは読出したデ
    ータを転送するデータ転送手段と、 前記メモリ手段の初期化モード時に前記各メモリブロッ
    クの全てを選択する選択信号を出力し、通常のデータ読
    出し動作またはデータ書込み動作時には前記アドレスの
    所定ビットに基づいて指定されたメモリブロックを選択
    するための選択信号を出力する選択信号出力手段と、 前記各メモリブロック毎に設けられて、データの書込み
    動作と読出し動作に応じて該当するメモリブロックに対
    するデータの入出力を切換える入出力切換手段を有し、
    前記データの読出し動作時に該当するメモリブロックか
    ら出力された読出しデータのエラー検出を行なうための
    エラー検出手段を有し、初期化モード時に前記エラー検
    出手段から出力されたエラー検出データと通常のデータ
    読出し動作時の読出しデータとを切換えて前記データ転
    送手段に出力する転送切換手段を有するドライバ手段
    と、 前記初期化モード時に前記各メモリブロックの全てに書
    込まれたメモリ検査用データを前記データ転送手段を介
    して読出し、かつ前記転送切換手段により前記データ転
    送手段に出力された前記メモリ検査用データに対応する
    前記エラー検出データを入力するメモリ制御手段とを具
    備したことを特徴とするメモリシステム。
  9. 【請求項9】 所定のアドレス空間を有するメモリ領域
    を複数のメモリブロックに分割して構成されたメモリ手
    段のリード/ライト制御を行なうメモリシステムのメモ
    リ制御装置であって、 前記各メモリブロックに対して書込みまたは読出したデ
    ータを転送するデータ転送手段と、 前記メモリ手段の初期化モード時に前記各メモリブロッ
    クの全てを選択する選択信号を出力し、通常のデータ読
    出し動作時またはデータ書込み動作時には前記アドレス
    の所定ビットに基づいて指定されたメモリブロックを選
    択するための選択信号を出力する選択信号出力手段と、 前記各メモリブロック毎に設けられて、データの書込み
    動作と読出し動作に応じて該当するメモリブロックに対
    するデータの入出力を切換える入出力切換手段を有し、
    前記データの読出し動作時に該当するメモリブロックか
    ら出力された読出しデータのエラー検出を行なうための
    エラー検出手段を有し、初期化モード時に前記エラー検
    出手段から出力されたエラー検出データと通常のデータ
    読出し動作時の読出しデータとを切換えて前記データ転
    送手段に出力する転送切換手段を有するドライバ手段
    と、 前記初期化モード時に前記各メモリブロックの全てに対
    してメモリ検査用データを並列に書込み、かつ前記各メ
    モリブロックから前記メモリ検査用データを並列に読出
    すと共に、前記転送切換手段により前記データ転送手段
    に出力された前記メモリ検査用データに対応する前記エ
    ラー検出データを入力して所定のエラーチェック処理を
    実行する制御手段とを具備したことを特徴とするメモリ
    制御装置。
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US9098628B2 (en) 2012-07-26 2015-08-04 International Business Machines Corporation Memory system with multiple block write control to control state data

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