JPH09268937A - エンジン始動装置 - Google Patents

エンジン始動装置

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JPH09268937A
JPH09268937A JP8000696A JP8000696A JPH09268937A JP H09268937 A JPH09268937 A JP H09268937A JP 8000696 A JP8000696 A JP 8000696A JP 8000696 A JP8000696 A JP 8000696A JP H09268937 A JPH09268937 A JP H09268937A
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JP
Japan
Prior art keywords
engine
data
signal
judging
complete explosion
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8000696A
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English (en)
Inventor
Masato Ono
正人 大野
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH09268937A publication Critical patent/JPH09268937A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車の種類にかかわらず高精度でエンジン
の始動を判断することが可能な「エンジン始動装置」を
提供する。 【解決手段】 タコメータ(3)に入力する、エンジン
回転数データのうち、アイドリング時のエンジン回転数
データから始動判断の基準となる判断データを求めてメ
モリ(13)に記憶し、自動車の始動時にはこのデータ
を用いてエンジンの完爆を判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン始動装置
に係り、特に自動車の種類にかかわらずエンジンの始動
を検知することが可能なエンジン始動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、自動車に取り付けられる本体と乗
員が携帯する送信器とより成るエンジン始動装置が実用
化されている。
【0003】このようなエンジン始動装置は、送信器よ
りエンジン始動を指示する信号を送信し、この信号を本
体側が受信してイグニッションスイッチをONしてスタ
ータモータを回転させ、更にその後エンジンが完全に始
動状態に入ったか(本明細書では、この状態をエンジン
の完爆と記す)を判断してエンジン始動に関する処理を
終了するタイミングを制御している。このとき、エンジ
ンの完爆の判断にはエンジンの回転数を示す信号を用い
るエンジン始動装置が多数ある。
【0004】エンジン始動装置に用いられるエンジンの
回転数を示す信号としては、例えばタコメータに入力す
る信号がある。
【0005】自動車用のタコメータは、エンジンの1分
間当たりの回転数を表示する回転速度計である。よっ
て、この1分間当たりのエンジンの回転数が安定して所
定の値以上得られた時にエンジンが完爆をしたと判断す
ることが可能である。
【0006】通常、エンジン回転数の信号は、パルス信
号を変換装置によって電圧に変換してエンジン始動装置
に入力し、エンジン始動装置はこの電圧値によってエン
ジンの完爆を判断するのであるが、パルス信号の形態
は、自動車の車種やグレードによって相違し、完爆と判
断できる電圧値も、例えば自動車のエンジンがディーゼ
ルエンジンであるかガソリンエンジンであるかといった
構成の相違に応じて様々である。
【0007】よって、エンジン始動装置が、エンジンの
完爆を正確に判断して適切な制御条件で始動を行うため
には、自動車の種類に合わせてエンジンの完爆を判断す
る基準となるデータも変えることが必要となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしエンジン始動装
置は、一般的にオプションとして後付けされるものであ
るから、多数の種類の自動車に汎用的に使用可能である
ことが望ましい。このために、どのような種類の自動車
に対しても極力不具合を生じないようなエンジン回転数
を基準にしてエンジン完爆を判断するようにした場合、
エンジン始動の検知精度が低下することになる。
【0009】すなわち、判断基準となるエンジン回転数
よりも低い値でエンジンが完爆する自動車にこのエンジ
ン始動装置を装備した場合には、エンジン始動がすでに
完了しているにもかかわらず処理が終了しない。また、
判断基準となるエンジン回転数に対して、エンジン完爆
時のエンジン回転数に余裕の無い自動車にこの始動制御
装置を装備した場合には、自動車がエンジンストール
(エンスト)を起こす可能性もある。
【0010】本発明は、このような課題に鑑みておこな
われたものであり、自動車の種類によらず完爆をより正
確に判断することによって、適切にエンジンを始動させ
ることが可能なエンジン始動装置を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のエンジン始動装
置は、自動車のエンジンを始動する装置であって、前記
エンジン回転数のデータを入力する一方、前記エンジン
回転数のデータのうち、前記エンジンのアイドリング時
のデータから、前記エンジンの始動を判断する始動判断
データをもとめるデータ演算部と、データ演算部が求め
た前記始動判断データを記憶する始動判断データ記憶部
と、始動判断データ部に記憶された始動判断データと前
記エンジン回転数のデータとを比較して前記エンジン回
転数のデータの値が前記始動判断データの値に達した場
合に、前記自動車のエンジンが始動したと判断するエン
ジン始動制御部とを有することを特徴とするものであ
る。
【0012】このような構成によって、始動制御部は、
装備された自動車のアイドリング時のエンジン回転数を
基にして、その自動車のエンジン始動を判断できるよう
になる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本実施の形態のエンジン
始動装置の構成および信号の授受を示すブロック図であ
る。
【0014】以下に図1を用いて、本実施の形態のエン
ジン始動装置の構成について説明する。本実施の形態の
エンジン始動装置は、図示しない送信器と自動車に取り
付けられる本体により成るエンジンの遠隔始動装置であ
る。
【0015】図1に示した構成のうち、エンジン制御部
1とタコメータ3は、エンジン始動装置の有無とは無関
係に自動車が備える構成である。エンジン制御部1は、
エンジンに関する全般的な制御を行う構成で、エンジン
回転数の信号を含む多くの信号が入力される。エンジン
制御部1は、入力されたエンジン回転数信号をタコメー
タ3に出力し、エンジンの回転数を乗員に知らせるよう
に表示させている。
【0016】本実施の形態のエンジン始動装置の本体
は、周波数/電圧変換装置15と遠隔始動制御部10と
より構成される。
【0017】周波数/電圧変換装置15は、エンジン制
御部1からタコメータ3に入力するパルス信号の周波数
を電圧値に変換している。周波数/電圧変換装置15が
電圧値に変換した信号は、遠隔始動制御部10に入力す
る。
【0018】遠隔始動制御部10は、マイクロコンピュ
ータ(以下マイコンと記す)12とメモリ13とより成
る。マイコン12は、アンテナ6によって受信した信号
の内容に応じてエンジン制御部1に指示を送ってエンジ
ンの遠隔始動装置本体で行うすべての制御を処理するも
のである。マイコン12のCPU11は、このうちの特
にエンジン完爆の判断の基準となるデータを設定するた
めの制御を行う行うもので、設定したデータを書き込む
メモリ13と共に本実施の形態のエンジン始動装置特有
の構成である。
【0019】ここで、本実施の形態のエンジン始動装置
で行う信号の処理について述べる。
【0020】エンジンが回転を始めると、エンジン制御
部1にエンジンの回転数を伝える信号が入力されて、エ
ンジン制御部1はこの信号をタコメータ3で乗員に表示
する。タコメータ3に送られた信号は周波数/電圧変換
装置15にも入力し、ここで電圧に変換されて信号デー
タとしてマイコン12およびCPU11に入力する。
【0021】マイコン12によってエンジンが完爆した
と判断されると、エンジン制御部1はクランキングを終
了し、自動車は乗員がアクセルを踏むまでアイドリング
の状態となる。CPU11は、このアイドリング時に検
知した信号データを演算処理して自動車のエンジン完爆
の判断を行う判断データを求めてメモリ13に書き込む
よう処理する。判断データの書き込みが行われると、メ
モリ13に先に記憶されていた判断データは消去され
る。したがって、次にエンジンを始動する際には今回の
エンジン始動で設定された判断データが完爆の判断に用
いられる。
【0022】判断データをメモリ13に書き込むか、書
き込まないかはスイッチ20のON、OFFによって任
意に選択可能である。
【0023】以上述べた、本実施の形態のエンジン始動
装置で行うエンジン始動の処理を、フローチャートにし
て図2に示して説明する。
【0024】本実施の形態のエンジン始動装置で行う処
理は、マイコン12が始動指示信号を受信した時点で開
始する(S1)。始動指示信号を受信したマイコン12
は、エンジン制御部1にエンジンを始動するように指示
するエンジン始動処理をした後に(S2)、メモリ13
に記憶された判断データdを読みだして(S3)これを
周波数/電圧変換装置15から入力される、信号データ
Vと比較し(S4)、信号データVが判断データdに達
していればエンジンが完爆したものと判断する(S
5)。
【0025】一方、ステップ4で信号データVの値が判
断データdに満たなかった場合はエンジン始動処理を終
了するのであるが、信号データVの値が判断データdに
満たないか否かの判断には所定の時間を設け、この所定
の時間のうちに信号データVが判断データdに達しなか
った場合に、エンジンの完爆が起こらなかったものと判
断して始動処理を終了している。
【0026】エンジンが完爆した後にエンジン制御部1
はスタータモータを停止し、自動車は乗員がアクセルを
踏み込むまでアイドリング状態にあることになる。この
時マイコン12は、スイッチ20のON、OFFにより
書き込みモードの設定が成されているか否かを判断する
(S6)。
【0027】本実施の形態のエンジン始動装置は、自動
車のアイドリング時のエンジン回転数からエンジン完爆
時のエンジン回転数を求めるものであるから、アイドリ
ング時の信号データを読み込んで演算処理することが必
要である。この処理にかかる時間は短時間で、特に運転
に支障のあるものではない。
【0028】しかし、乗員がエンジン完爆からごく短時
間のうちにアクセルを踏んだために信号データから判断
データを用いる演算処理が行えないという事態も考えら
れる。スイッチ20は、このような事態を想定して付加
された構成であり、乗員にスイッチ20を操作させるこ
とによってにデータの書き込みを意識させ、エンジン完
爆からごく短時間のうちにアクセルを踏むことを避け、
アイドリング時の信号データを演算処理する時間を確保
するものである。
【0029】スイッチ20によって書き込みモードの設
定が成されていれば、CPU11がこの時入力している
信号データVを演算処理して判断データdを求め(S
7)、この判断データdをメモリ3に書き込んで(S
8)、エンジン始動処理を終了する。新たな判断データ
dが書き込まれた場合には、今回のエンジン始動時に完
爆の判断データとなりかつ先に記憶されていた判断デー
タdは消去される。
【0030】通常、アイドリング時のエンジン回転数
は、エンジン完爆の判断基準となるエンジン回転数より
も高く、例えばアイドリング回転数が800〜1200
rpmである自動車の完爆判断基準となるエンジン回転
数はおよそ500rpmである。よって、信号データV
から判断データdを求める演算処理は、信号データVの
値に1以下の補正乗数を乗じるようなものでも良い。
【0031】一方、書き込みモードの設定が成されてい
ない場合には、エンジンが完爆した後にエンジンの始動
処理を終了する。
【0032】本実施の形態では、遠隔操作によってエン
ジン始動を行う例を掲げたが、本発明のエンジン始動装
置は、例えばステップ1でイグニッションスイッチのO
Nにより始動検知の処理を開始するようにすればマニュ
アル操作でエンジン始動を行う場合にも使用できること
はもちろんである。
【0033】以上述べた本実施の形態は、始動装置が自
動車のエンジン完爆を判断する基準となるデータを、同
じ自動車のアイドリング時のエンジン回転数から求める
ことによって、その自動車に最適な完爆判断の基準デー
タが設定できる。よって始動装置を、自動車の種類に関
わらず汎用的に使用することが可能となり、しかもそれ
ぞれが搭載された自動車に最適な判断データを有するよ
うになるので、始動判断の検知精度が向上し、クランキ
ング時間の超過やエンストが抑止できる。
【0034】また、本実施の形態ではスイッチを設けて
乗員に判断データの書き込みを任意に選択させるように
していたが、エンジン始動の度に判断データが書き替え
られるように構成すれば、エンジン完爆の判断基準が、
季節の変化による気候の変動につれて自然に書換えられ
ることなり、外気温等によって影響を受ける始動判断の
検知精度をより高めることになる。
【0035】
【発明の効果】本発明のエンジン始動装置は、自動車の
アイドリング時の検知データに基づいて、エンジンの始
動を判断する始動判断データをもとめることによって、
自動車の種類によらずに、その自動車に最適なエンジン
完爆の判断データを設定してエンジン始動装置における
エンジン始動をより適格に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のエンジン始動装置の構成を表すブロ
ック図である。
【図2】 本発明のエンジン始動装置の信号の授受を説
明する図である。
【符号の説明】
1…エンジン制御部、 3…タコメータ、 6…アンテ
ナ、10…遠隔始動制御部、 11…CPU 12…マ
イコン 13…メモリ、 15…周波数/電圧変換装置、20…
スイッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のエンジンを始動する装置であっ
    て、 前記エンジン回転数のデータを入力する一方、前記エン
    ジン回転数のデータのうち、前記エンジンのアイドリン
    グ時のデータから、前記エンジンの始動を判断する始動
    判断データをもとめるデータ演算部(11)と、 当該データ演算部が求めた前記始動判断データを記憶す
    る始動判断データ記憶部(13)と、 当該始動判断データ部(13)に記憶された始動判断デ
    ータと前記エンジン回転数のデータとを比較して前記エ
    ンジン回転数のデータの値が前記始動判断データの値に
    達した場合に、前記自動車のエンジンが始動したと判断
    するエンジン始動制御部(11)とを有することを特徴
    とするエンジン始動装置。
JP8000696A 1996-04-02 1996-04-02 エンジン始動装置 Withdrawn JPH09268937A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8000696A JPH09268937A (ja) 1996-04-02 1996-04-02 エンジン始動装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8000696A JPH09268937A (ja) 1996-04-02 1996-04-02 エンジン始動装置

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JPH09268937A true JPH09268937A (ja) 1997-10-14

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JP8000696A Withdrawn JPH09268937A (ja) 1996-04-02 1996-04-02 エンジン始動装置

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030603