JPH09268105A - 粉末状殺菌剤組成物 - Google Patents

粉末状殺菌剤組成物

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JPH09268105A
JPH09268105A JP8108438A JP10843896A JPH09268105A JP H09268105 A JPH09268105 A JP H09268105A JP 8108438 A JP8108438 A JP 8108438A JP 10843896 A JP10843896 A JP 10843896A JP H09268105 A JPH09268105 A JP H09268105A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 畜舎、鶏舎の殺菌消毒に関し殺菌力を維持し
たままで、希釈液に沈降物が無く、水への溶解性が良
く、濃度管理を厳密にできる高濃度の粉末状殺菌剤組成
物を得る。 【解決手段】 ジデシルジメチルアンモニウムクロライ
ドと可溶性デンプンと硫酸アンモニウムからなる粉末状
殺菌剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉末状殺菌剤組成
物に関し、更に詳しくは、畜舎、鶏舎等で使用される粉
末状殺菌剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、畜舎、鶏舎等においては床、壁、
設備の殺菌消毒のために殺菌剤としてジデシルジメチル
アンモニウムクロライド、メチルドデシルベンチルトリ
メチルアンモニウムクロライド等の殺菌剤が有効成分で
100〜1000ppmの希釈液として用いられてい
る。これらの殺菌剤は濃度により効果が大きく異なるた
め、濃度の管理が重要である。これらの殺菌剤は粉末と
して得るのが困難であり、通常ペ−スト状であり、希釈
するときに溶解に時間がかかり、また粘度が高いため希
釈時に小分け用の容器に薬剤が付着して残り、濃度の管
理が難しくなるという問題がある。従って濃度管理を厳
密に行うためには5〜20%の水溶液またはアルコ−ル
を含む溶液で供給されているのが実情である。このため
濃度管理が厳密にできる粉末化が検討されたが、一般に
粉末化基材として用いられる無機薬剤である含水無晶形
二酸化ケイ素、タルク、カオリン、ベントナイトでは希
釈液にした際、粉末化基材が溶解せず沈降物となり希釈
液を散布するための配管等を詰める恐れがある。有機薬
剤であるポリオキシエチレングリコ−ル、ポリビニルア
ルコ−ル、ポリビニルピロリドンなど水溶性高分子、乳
糖、しょ糖など低分子化合物では高濃度の粉末化物が得
られない。また可溶性デンプン単独で粉末化した場合
は、冬場など水温が低い場合では希釈に長時間を要する
という問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、これ
らの殺菌剤を殺菌力を維持したままで、希釈液に沈降物
が無く、水への溶解性が良く、濃度管理を厳密にできる
高濃度の粉末状殺菌剤組成物を得ることである。
【0004】すなわち本発明は、下記一般式(1)で表
される化合物(a1)、両性界面活性剤型殺菌剤(a
2)、ビグアナイド化合物(a3)からなる群より選ば
れる1種以上の殺菌剤(A)10〜60重量部、有機及
び/または無機塩(B)0.01〜10重量部、および
可溶性デンプン(C)40〜80重量部からなる粉末状
殺菌剤組成物である。 一般式 (式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞれ同一または
異なる、炭素数が1〜22の直鎖または、分岐鎖のアル
キル基、ヒドロキシアルキル基、アリール基、アリ−レ
ン基、アラルキル基またはシクロアルキル基であり、X
-はアニオンを表す。)
【0005】
【発明の実施の形態】(A)のうち(a1)としては、
1〜R4のうち1つまたは2つが炭素数が6〜22であ
ることが好ましく、具体的にはトリメチルドデシルアン
モニウム、トリメチルテトラデシルアンモニウム、トリ
メチルヘキサデシルアンモニウム、トリメチルオクタデ
シルアンモニウム、トリメチルヤシ油アルキルアンモニ
ウム、ジメチルエチルドデシルアンモニウム、ジメチル
エチルテトラデシルアンモニウム、ジメチルエチルヘキ
サデシルアンモニウム、ジメチルエチルオクタデシルア
ンモニウム、ジメチルエチルヤシ油アルキルアンモニウ
ム、メチルジエチルドデシルアンモニウム、メチルジエ
チルテトラデシルアンモニウム、メチルジエチルヘキサ
デシルアンモニウム、メチルジエチルオクタデシルアン
モニウム、メチルジエチルヤシ油アルキルアンモニウ
ム、ジメチルジヘキシルアンモニウム、ジメチルジオク
チルアンモニウム、ジメチルジデシルアンモニウム、ジ
メチルジドデシルアンモニウム、メチルドデシルベンチ
ルトリメチルアンモニウム、メチルドデシルキシリレン
ビストリメチルアンモニウムなどの塩があげられる。X
-で表されるアニオンとしては塩素、臭素、ヨウ素等の
ハロゲン、ジメチル硫酸、リン酸、リン酸エステル、カ
ルボン酸残基などがあげられる。これらのうち好ましい
ものは、ジデシルジメチルアンモニウム塩である。
【0006】(a2)としては、通常アミノ酸型両性界
面活性剤型殺菌剤であり、具体的にはジオクチルジアミ
ノエチルグリシンまたはその塩、ミリスチルジアミノエ
チルグリシンまたはその塩、ラウリルジアミノエチルグ
リシンまたはその塩等があげられる。(a3)としては
ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩、グルコン酸ク
ロルヘキシジン、塩酸クロルヘキシジン等があげられ
る。
【0007】有機または無機の塩としては酸と塩基の組
み合わせのものがあげられる。 酸:塩酸、硫酸、リン酸、珪酸、ほう酸等の無機の酸、
蟻酸、酢酸、プロピオン酸、ブタン酸、蓚酸、コハク
酸、フマ−ル酸、クエン酸、アジピン酸、フタ−ル酸等
の有機の酸。 塩基:水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マグ
ネシウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム、水
酸化バリウム等の無機の塩基、アンモニア、メチルアミ
ン、エチルアミン、ジメチルアミン、ラウリルアミン、
ピリジン等の有機の塩基。 これらのうちで好ましいものは塩化カルシウム、塩化ナ
トリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化アン
モニウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸カルシ
ウム、酢酸マグネシウム、酢酸アンモニウム、リン酸カ
ルシウム、リン酸カリウム、リン酸マグネシウム、リン
酸アンモニウム、硫酸カルシウム、硫酸ナトリウム、硫
酸カリウム、硫酸マグネシウム、硫酸アンモニウムであ
る。特に好ましいものは塩化カルシウム、塩化ナトリウ
ム、塩化カリウム、酢酸アンモニウム、硫酸アンモニウ
ムである。
【0008】可溶性デンプン(C)とはデンプン糊に塩
酸、シュウ酸等の酸、α−アミラ−ゼ等の酵素を単独ま
たは併用し作用させると最初に生ずる分解生成物で、具
体的にはアミロデキストリン、エリスロデキストリン、
アクロデキストリン、マルトデキストリンなどのデキス
トリン等があげられる。
【0009】本発明の抗菌剤組成物には、必要により本
発明の効果を妨げない量の水、アニオン性界面活性剤、
両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、水溶性溶剤、
刺激緩和剤、消泡剤(シリコーン系エマルション、2−
エチルヘキサノールなど)、キレ−ト化剤などを含有さ
せることもできる。アニオン性界面活性剤としては、ア
ルキル硫酸エステルアルカリ金属塩あるいはアミン塩
(2−エチルヘキシル硫酸エステルナトリウム塩、ラウ
リル硫酸エステルトリエタノールアミン塩など)、アル
キルリン酸エステルアルカリ金属塩あるいはアミン塩
(n−オクチルリン酸エステルナトリウム塩、2−エチ
ルヘキシルリン酸エステルカリウム塩など)、アルキル
スルホネートアルカリ金属塩(石油スルホネートナトリ
ウム塩)、ポリオキシアルキレンアルキル硫酸エステル
アルカリ金属塩あるいはアミン塩(n−オクチルアルコ
ールエチレンオキサイド2モル付加物の硫酸エステルナ
トリウム塩、ラウリルアルコールエチレンオキサイド2
モル付加物の硫酸エステルトリエタノールアミン塩な
ど)、ポリオキシアルキレンアルキルリン酸エステルア
ルカリ金属塩あるいはアミン塩、(2−エチルヘキサノ
ールのエチレンオキサイド2モル付加物のリン酸エステ
ルナトリウム塩、デシルアルコールエチレンオキサイド
2モル付加物のリン酸エステルカリウム塩など)、モノ
アルキルスルホサクシネ−トアルカリ金属塩あるいはア
ミン塩(スルホコハク酸二ナトリウムなど)、ポリオキ
シエチレンアルキルスルホコハク酸アルカリ金属塩ある
いはアミン塩(ポリオキシエチレンアルキルスルホコハ
ク酸二ナトリウムなど)、ポリオキシエチレンアルキル
エ−テル酢酸アルカリ金属塩あるいはアミン塩(ポリオ
キシエチレントリデシルエ−テル酢酸ナトリウムな
ど)、動植物油の硫酸化物などが挙げられる。
【0010】両性界面活性剤としては、通常洗浄剤とし
て用いられるアルキルベタイン型活性剤(ラウリルジメ
チルアミノ酢酸ベタインなど)、アミドプロピルベタイ
ン型界面活性剤(椰子油脂肪酸アミドプロピルベタイン
など)、イミダゾリニウムベタイン型界面活性剤(2−
アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチ
ルイミダゾリニウムベタインなど)、スルホベタイン型
界面活性剤(ラウリルヒドロキシスルホベタインな
ど)、ホスホベタイン型界(ラウロイルアミドエチルヒ
ドロキシエチルカルボキシメチルベタインヒドロキシプ
ロピルリン酸ナトリウムなど)があげられる。
【0011】非イオン性界面活性剤としては、炭素数4
〜18の1価アルコールのアルキレンオキサイド付加物
(2−エチルヘキサノールエチレンオキサイド付加物、
ラウリルアルコールエチレンオキサイド付加物、ステア
リルアルコールエチレンオキサイド付加物、ラウリルア
ルコールエチレンオキサイドプロピレンオキサイドブロ
ック付加物など)、アルキルフェノールのエチレンオキ
サイド付加物(ノニルフェノールエチレンオキサイド付
加物、オクチルフェノールエチレンオキサイド付加物な
ど)、高級脂肪酸のソルビタンエステル(モノラウリン
酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタンなど)、高
級脂肪酸のソルビタンエステルのアルキレンオキサイド
付加物(モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタ
ン、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタンな
ど)、ポリエチレングリコールの高級脂肪酸エステル
[ポリエチレングリコール(数平均分子量400)モノ
ラウレート、ポリエチレングリコール(数平均分子量3
00)モノ牛脂脂肪酸エステルなど]、ポリオキシエチ
レンポリオキシプロピレングリコ−ルのブロック共重合
物、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコ−
ルのランダム共重合物、などが挙げられる。
【0012】水溶性溶剤としては、低級アルコール類
(メタノール、エタノール、イソプロパノールなど)、
ケトン類(アセトン、メチルエチルケトンなど)、カー
ビトール類(エチルカービトール、ブチルカービトール
など)が挙げられる。刺激緩和剤としてはグルコン酸、
ピロリドンカルボン酸、ラウリルジメチルアミンオキサ
イド、ポリエチレングリコ−ル(数平均分子量20
0)、ポリエチレングリコ−ル(数平均分子量400
0)、1,2−ヒドロキシドデカン、ヒアルロン酸ナト
リウム、グリセリン、プロピレングリコ−ル、ソルビト
−ル、乳酸、乳酸のアルカリ金属塩などが挙げられる。
キレ−ト化剤としてはエチレンジアミン四酢酸、ヒドロ
キシエチルエチレンジアミントリ酢酸、ジエチレントリ
アミンペンタ酢酸ニトリロトリ酢酸トリエチレンテトラ
ミンヘキサ酢酸、ホスホン酸、トリポリリン酸、エチレ
ングリコ−ルビス(2−アミノエチルエ−テル)テトラ
酢酸、クエン酸、マレイン酸、ポリアクリル酸、イソア
ミレン−マレイン酸共重合体、ケイ酸、グルコン酸ヒド
ロキシベンジルイミノジ酢酸およびこれらの塩等があげ
られる。
【0013】本発明の粉末状殺菌剤の製造方法としては
殺菌剤(A)と有機及び/又は無機塩(B)の水溶液を
混合した後、この混合物を可溶性デンプン(C)と混合
し、必要により加熱または減圧し脱水、または脱溶剤を
行うことによって得られる。混合の際に使用する機械と
しては例えば回転容器型混合機の他、スクリュ−型混合
機、リボン型混合機、回転混合機等を用いることができ
る。
【0014】本発明の殺菌剤は粉末状で使用される。殺
菌剤(A)の量は、純分換算で10〜60重量部であ
る。10重量部未満では濃度が低すぎるため好ましくな
く、60重量部を越えると、粉末状とならず水への溶解
に長時間要する。(B)の量は、0.01〜10重量部
であり、0.01重量部未満では溶解性が低下する。
(C)の量は、40〜80重量部であり、40重量部未
満では粉末化が困難となり、80重量部を超えると沈澱
がでる可能性がある。
【0015】本発明の殺菌剤組成物は、畜舎、鶏舎など
の殺菌消毒剤として水道水などで希釈して使用される。
床、壁、装置、器具等の殺菌消毒には有効成分として5
0〜5000ppm程度、好ましくは100〜1000
ppm程度になるように希釈して散布する。
【0016】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに説明するが
本発明はこれに限定されるものではない。実施例中の部
は重量部、%は重量%を示す。
【0017】実施例1 80%ジデシルジメチルアンモニウムクロライド溶液5
00部と25%硫酸アンモニウム水溶液40部を混合
し、混合物をパインフロ−S(松谷化学工業株式会社製
デキストリン)460部と更に混合し、本発明の殺菌剤
組成物[1]ジデシルジメチルアンモニウムクロライド
としての40%粉末を得た。[1]は粉末状でpH7
(1%水溶液)であった。
【0018】実施例2 80%ジデシルジメチルアンモニウムクロライド溶液4
00部と25%硫酸アンモニウム水溶液20部を混合
し、混合物をパインフロ−S280部と更に混合し、本
発明の殺菌剤組成物[2]ジデシルジメチルアンモニウ
ムクロライドとしての46%粉末を得た。[2]は、粉
末状でpH7(1%水溶液)であった。
【0019】実施例3 80%ジデシルジメチルアンモニウムクロライド溶液5
00部と25%塩化カルシウム水溶液40部を混合し、
混合物をデキストリン460部と更に混合し、本発明の
殺菌剤組成物[3]ジデシルジメチルアンモニウムとし
ての40%粉末を得た。[3]は、pH7(1%水溶
液)であった。
【0020】比較例1 80%ジデシルジメチルアンモニウムクロライド溶液1
00部とカ−プレックス−80(塩野義製薬株式会社製
含水無晶形二酸化ケイ素)100部を混合し、殺菌剤組
成物[比1]ジデシルジメチルアンモニウムクロライド
の40%粉末を得た。[比1]は、pH7(1%水溶
液)であった。
【0021】比較例2 80%ジデシルジメチルアンモニウムクロライド溶液1
00部とパインフロ−S100部を混合し、殺菌剤組成
物[比2]ジデシルジメチルアンモニウムクロライドの
40%粉末を得た。[比2]は、pH7(1%水溶液)
であった。
【0022】比較例3 80%ジデシルジメチルアンモニウムクロライド溶液1
00部と乳糖100部を混合し、殺菌剤組成物[比3]
ジデシルジメチルアンモニウムクロライドの40%混合
物を得た。[比3]は、pH7(1%水溶液)であっ
た。
【0023】実施例1〜3、比較例1〜3で得られた殺
菌剤組成物の外観、1000ppm水溶液の外観、水へ
の溶解性を評価した。結果を表1に示す。 [外観の評価] ○:粉末状 ×:ペ−スト状 [1000ppm水溶液の外観の評価] ○:澄明液状で沈降物なし ×:沈降物有り [水への溶解性の評価]1000ppmの水溶液となる
よう、5℃の水道水で希釈し、希釈に要する時間(分)
を測定した。
【0024】
【表1】
【0025】表1から、本発明の殺菌剤組成物は高濃度
の粉末状殺菌剤であることが解る。また1000ppm
水溶液の外観は沈降物が無く、透明液状であり、配管等
を詰める恐れがないものであることが解る。さらに低温
(5℃)の水を使用して1000ppmの希釈水を作成
する際、要する時間はいずれも5分以内であり水希釈性
が良好であることが解る。
【0026】[抗菌性評価]実施例1〜3で得られた殺
菌剤組成物、比較例4(50%塩化ジデシルジメチルア
ンモニウム溶液)について、基本性能である殺菌性を最
小発育阻止濃度(MIC)試験により評価した。即ち、
培地としてHeart infusion broth
(HIB)を用い、希釈法(参考:東京大学医科学研究
所学友会編 微生物学実習提要)に従って測定した。実
施例1〜3で得られた抗菌剤組成物、比較例4をHIB
を用いて希釈し、25ppm〜0.39ppm(抗菌剤
濃度)溶液を作製した。被検菌株大腸菌の一夜培養液
(培地:HIB 菌数 106CFU/ml)50μl
を加え37℃にて一夜培養した。その後、被検菌の増殖
の有無を観察し発育を阻止する最小薬剤濃度を求めた。
結果を表2に示す。
【0027】
【表2】 −;増殖抑制 +;増殖
【0028】表2から、本発明の粉末状殺菌剤組成物は
いずれも従来の殺菌剤と同等の殺菌力を有することが解
る。
【0029】
【発明の効果】本発明の抗菌剤組成物は下記の効果を有
する。 (1)濃度管理を厳密にできる高濃度の粉末状である。 (2)希釈液は沈降物が無く配管等に詰まる恐れがな
い。 (3)水希釈性が良好である。 (4)高い殺菌力を示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01N 63:00) (72)発明者 片岡 良美 京都市東山区一橋野本町11番地の1 三洋 化成工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表される化合物(a
    1)、両性界面活性剤型殺菌剤(a2)、ビグアナイド
    化合物(a3)からなる群より選ばれる1種以上の殺菌
    剤(A)10〜60重量部、有機及び/または無機塩
    (B)0.01〜10重量部、および可溶性デンプン
    (C)40〜80重量部からなる粉末状殺菌剤組成物。 一般式 (式中、R1、R2、R3およびR4はそれぞれ同一または
    異なる、炭素数が1〜22の直鎖または、分岐鎖のアル
    キル基、ヒドロキシアルキル基、アリール基、アリ−レ
    ン基、アラルキル基またはシクロアルキル基であり、X
    -はアニオンを表す。)
  2. 【請求項2】(A)がジデシルジメチルアンモニウム塩
    である請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】(B)が塩化カルシウム、塩化ナトリウ
    ム、塩化カリウム、酢酸アンモニウム、硫酸アンモニウ
    ムから選ばれる1種以上である請求項1または2記載の
    組成物。
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