JPH09267972A - ケーブルドラム駆動装置 - Google Patents

ケーブルドラム駆動装置

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Publication number
JPH09267972A
JPH09267972A JP7757296A JP7757296A JPH09267972A JP H09267972 A JPH09267972 A JP H09267972A JP 7757296 A JP7757296 A JP 7757296A JP 7757296 A JP7757296 A JP 7757296A JP H09267972 A JPH09267972 A JP H09267972A
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JP
Japan
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cable
cable drum
roller
side plates
pair
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Application number
JP7757296A
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English (en)
Inventor
Masamichi Yada
正道 矢田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のケーブルドラム支持装置は、ケーブル
ドラムを吊り上げて取り付けねばならず、ケーブルドラ
ムの着脱作業性が悪く、またケーブルドラムを回転でき
ず、安定したケーブルの繰り出しができなかった。 【解決手段】 一対の側板21,21には、駆動ローラ
24および回転ローラ25が回転可能に取り付けられて
いる。そして、駆動ローラ24はモータ26に駆動され
て、ケーブルドラム1を回転駆動する。また、回転ロー
ラ25は着脱可能に取り付けられている。そこで、回転
ローラ25を取り外し、ケーブルドラム1を転がしなが
ら一対の側板21,21間に運び入れた後、回転ローラ
25を取り付ける。その後、側板21をリフトアップす
ることにより、ケーブルドラム1を駆動ローラ24と回
転ローラ25で支持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばプラント
建設のケーブル布設工事における電力ケーブルや制御ケ
ーブルの延線作業の際に、ケーブルが巻回されたケーブ
ルドラムを支持するとともに該ケーブルドラムを回転駆
動させてケーブルを繰り出すケーブルドラム駆動装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のケーブルドラム支持装置を
示す側面図である。図において、1はケーブル2が巻回
されたケーブルドラム、3はケーブルドラム1を支持す
るケーブルドラム支持装置である。このケーブルドラム
支持装置3は、一対のベース板4,4が互いに平行に所
定間隙をもって配設され、ケーブルドラム1を回転可能
に支持する一対のケーブルジャッキ5,5が一対のベー
ス板4,4のほぼ中央位置に相対して立設されて構成さ
れている。そして、各ベース板4の端部下部にはケーブ
ルドラム支持装置3を走行移動させるためのキャスタ6
が取り付けられている。さらに、各ベース板4には、ケ
ーブルドラム支持装置3を固定するためのジャッキ7が
取り付けられている。
【0003】つぎに、上記従来のケーブルドラム支持装
置3の動作について説明する。このケーブルドラム支持
装置3はジャッキ7を上げ、ベース板4を押しながらキ
ャスタ6を回転走行させて移動される。そして、ケーブ
ルドラム1を支持させるには、まずジャッキ7を下げて
キャスタ6を床より浮かせてケーブルドラム支持装置3
を固定する。ついで、ケーブルドラム1をクレーン等で
吊り上げ、ケーブルドラム支持装置3上に運ぶ。そこ
で、ケーブルドラム1の軸1aを一対のケーブルジャッ
キ5,5で回転可能に支持する。その後、ケーブルドラ
ム1を吊り上げていたロープを撤去し、ケーブルドラム
1のケーブルドラム支持装置3への取り付けが完了す
る。ここで、径の異なるケーブルドラム1に対しては、
ケーブルジャッキ5を昇降させて対応することになる。
例えば、ケーブルドラム1の径が大きい場合には、ケー
ブルジャッキ5を上昇させておき、ケーブルドラム1が
ケーブルドラム支持装置3に取り付けられた際に、ケー
ブルドラム1の側板1bの外周端面が床に当たることを
回避している。そして、ケーブル2の端部を持って引け
ば、ケーブルドラム1が回転し、ケーブル2が繰り出さ
れる。なお、ケーブルドラム1のケーブルドラム支持装
置3からの取り外しは、上述の取り付け手順と逆の手順
で行われる。
【0004】つぎに、従来のケーブルドラム支持装置3
を適用したケーブル延線作業について図7を参照しつつ
説明する。まず、ケーブル2の延線に先立って、ケーブ
ル2の延線経路の全長にわたってケーブルトレイ(図示
せず)を延設する。ついで、ケーブル2の延線経路、す
なわちケーブルトレイに沿って、ボール延線機8を随所
に設置する。そして、延線経路のコーナ部にコーナーコ
ロ9を設置し、ボール延線機8間にコロ10を設置す
る。さらには、ケーブルドラム1が載せられたケーブル
ドラム支持装置3をケーブル2の延線経路の始端側に設
置し、ウインチ11をケーブル2の延線経路の終端側に
設置する。そこで、作業者がトエルロープ等のロープを
持って延線経路に沿って移動しつつ、始端側からまず鈞
車12に掛け、その後ボール延線機8、コーナーコロ
9、コロ10に順次掛けていく。そして、終端側まで移
動した後、ロープの先端側をウインチ11のドラムに巻
き付ける。また、ロープの後端をケーブルドラム1に巻
回されているケーブル2の先端に連結する。
【0005】ついで、ウインチ11を駆動してロープの
牽引を開始する。同時に、ボール延線機8を駆動させ
る。そこで、ウインチ11の牽引力およびボール延線機
8の送り力によりロープがウインチ11側に走行移動
し、ケーブル2がケーブルドラム1から繰り出される。
そして、ケーブル2の先端が延線経路の終端側まで到達
すると、ウインチ11およびボール延線機8の駆動を停
止する。ついで、ケーブルドラム1側のケーブル2を切
断し、所定の長さのケーブル2とする。そこで、ケーブ
ル2をケーブルトレイ内に移し替え、1本のケーブル2
の延線作業が終了する。上述の作業を繰り返し行い、所
定本のケーブル2を延線することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のケーブルドラム
支持装置は以上のように構成されているので、ケーブル
ドラム1をクレーン等により吊り上げて取り付けあるい
は取り外しする必要があり、ケーブルドラム1の着脱作
業が煩雑となるという課題があった。また、ケーブルド
ラム1の回転駆動機能が備えられていないので、ケーブ
ル2の繰り出し量が制御できない。そこで、例えばケー
ブル延線に適用した場合には、延線経路中のケーブル2
の走行速度に合わせたケーブル2の繰り出しができず、
ケーブル2が緊張したり、たるみ過ぎたりしてしまうこ
とになる。そして、ケーブル2が緊張し過ぎると、ボー
ル延線機8やウインチ11の負荷が増大し、モータの焼
き付き事故を発生させてしまう恐れがあった。また、ケ
ーブル2がたるみ過ぎると、ケーブル2の絡まりを発生
させてしまう恐れがあった。
【0007】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、ケーブルドラムを簡易に着脱で
き、さらにはケーブルドラムからのケーブル繰り出し量
を制御できるケーブルドラム駆動装置を得ることを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係るケーブルドラム駆動装置は、互いに平行に所定間隙
をもって配置された一対の側板と、一対の側板に下方向
の延出量を調整可能に取り付けられたジャッキと、軸方
向を側板の長さ方向と直交するように一対の側板に回転
可能に取り付けられ、ケーブルドラムを回転駆動する駆
動ローラと、軸方向を駆動ローラの軸方向と平行となる
ように駆動ローラと所定間隙をもって一対の側板に回転
可能に、かつ、着脱可能に取り付けられ、駆動ローラと
共同してケーブルドラムを支持する回転ローラと、駆動
モータを回転駆動させるモータと、モータの駆動を制御
する制御装置とを備えたものである。
【0009】また、この発明の第2の発明に係るケーブ
ルドラム駆動装置は、上記第1の発明において、回転ロ
ーラが、駆動ローラとの間隙を変更できるように、一対
の側板に取り付けられているものである。
【0010】また、この発明の第3の発明に係るケーブ
ルドラム駆動装置は、上記第1または第2の発明におい
て、ケーブルドラムから繰り出されたケーブルのたるみ
具合を検知し、該ケーブルのたるみ具合検知信号を制御
装置に出力するラインセンサを備え、制御装置によりラ
インセンサの検知信号に基づいてモータの回転速度を制
御してケーブルドラムのケーブルの繰り出し量を調整で
きるようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係るケ
ーブルドラム駆動装置を示す平面図、図2はこの発明の
実施の形態1に係るケーブルドラム駆動装置を示す側面
図、図3はこの発明の実施の形態1に係るケーブルドラ
ム駆動装置のラインセンサの構成を示す図であり、図3
の(a)はその正面図、図3の(b)はその側面図であ
り、図において図6に示した従来のケーブルドラム支持
装置と同一または相当部分には同一符号を付し、その説
明を省略する。
【0012】図において、20はケーブルドラム駆動装
置、21はケーブルドラム駆動装置20を構成する側板
であり、この側板21は互いに平行に所定の間隙をもっ
て配置されて端板22および梁23で連結されている。
そして、各側板21の端部下部にはケーブルドラム駆動
装置20を走行移動させるためのキャスタ6が取り付け
られている。さらに、各側板21には、ケーブルドラム
駆動装置20を固定するためのジャッキ7が取り付けら
れている。24は駆動ローラであり、この駆動ローラ2
4はその軸方向を側板21の長さ方向と直交するように
一対の側板21,21の端板22側に回転可能に取り付
けられている。25は回転ローラであり、この回転ロー
ラ25はその軸方向を駆動ローラ24の軸方向と平行
に、かつ、駆動ローラ24との間隙を変えられるよう
に、一対の側板21,21に回転可能に着脱可能に取り
付けられている。26は駆動ローラ24を回転駆動する
モータ、27は端板22に取り付けられてモータ26を
駆動制御する制御装置である。
【0013】28は一対の側板21,21の回転ローラ
25側の端部に着脱可能に取り付けられたラインセンサ
である。このラインセンサ28は、一対の支柱30,3
0が一対の側板21,21の端部上に互いに平行となる
ように着脱可能に立設されている。一対の支柱30,3
0のそれぞれの上端は梁31で互いに連結されている。
そして、検知バー32の両端に取り付けられた摺動体3
3が一対の支柱30に摺動自在に装着されて、検知バー
32が水平状態を保ちつつ昇降できるようになってい
る。また、支持棒34が一方の支柱30と並んで側板2
1上に着脱可能に立設され、その上端が梁31に固着さ
れている。この支持棒34には、4つの近接スイッチ3
5が上下方向に高さを変えて支持されている。さらに、
一方の支柱30に摺動自在に装着されている摺動体33
に近接スイッチ35の検出面と相対するように磁性金
属、例えば鉄からなる作動片36が取り付けられてい
る。なお、この近接スイッチ35は、作動片36の接近
を検出するものである。ここで、このラインセンサ28
は、検知バー32が支柱30に案内されて昇降動作する
際に、作動片36が近接スイッチ35の検出面に近接
し、近接スイッチ35が検知バー32の通過を検知す
る。この場合、近接スイッチ35が上下に4個配置され
ているので、検知バー32の4状態の高さ、すなわち
高、中、低、停止を検知できる。そして、このラインセ
ンサ28の検知信号は制御装置27に出力されるように
なっている。
【0014】つぎに、ケーブルドラム駆動装置20への
ケーブルドラム1の着脱操作について説明する。このケ
ーブルドラム駆動装置20はジャッキ7を上げ、側板2
1を押しながらキャスタ6を回転走行させて移動され
る。そして、ケーブルドラム1を装着させるには、まず
ラインセンサ28および回転ローラ25を取り外す。そ
して、ケーブルドラム1を床上を転がしながら先端側、
すなわちラインセンサ28設置側から一対の側板21,
21間に運び入れ、ケーブルドラム1の側板1bの外周
端面を駆動ローラ24に接するようにする。ついで、回
転ローラ25をケーブルドラム1の側板1bの外周端面
に接するように一対の側板21,21に取り付ける。ま
た、ラインセンサ28を一対の側板21,21に取り付
け、図2の状態となる。そこで、ジャッキ7を下げてケ
ーブルドラム1を床から浮かせるとともにケーブルドラ
ム駆動装置20を固定し、ケーブルドラム1のケーブル
ドラム駆動装置20への装着が完了する。ここで、径の
異なるケーブルドラム1に対しては、回転ローラ25の
取付位置を変更して対応することになる。例えば、図2
中破線で示される位置に回転ローラ25を取り付けれ
ば、大径のケーブルドラム1を装着できる。また、据え
付け面が傾斜している場合には、各ジャッキ7の延出量
を調整することにより、ケーブルドラム駆動装置20を
水平に据え付けることができる。なお、ケーブルドラム
1のケーブルドラム駆動装置20からの取り外しは、上
述の装着手順と逆の手順で行われる。
【0015】ついで ケーブルドラム駆動装置20のケ
ーブル2繰り出し動作について説明する。ケーブルドラ
ム1は駆動ローラ24と回転ローラ25とに跨がって載
置されている。まず、制御装置27によりモータ26が
回転駆動される。そして、モータ26の回転トルクが駆
動ローラ24に伝達され、駆動ローラ24が回転され
る。そこで、駆動ローラ24の回転トルクが駆動ローラ
24とケーブルドラム1との摩擦力によりケーブルドラ
ム1に伝達され、ケーブルドラム1が回転される。この
ケーブルドラム1の回転によりケーブル2が自動的に繰
り出される。この時、モータ26の回転速度が制御装置
27により制御されるので、ケーブル2の繰り出し速度
も制御されることになる。
【0016】ついで、このケーブルドラム駆動装置20
を適用したケーブルの延線作業について図4を参照しつ
つ説明する。まず、ケーブル1の延線に先立って、ケー
ブル2の延線経路の全長にわたってケーブルトレイ(図
示せず)を延設する。ついで、ケーブル2の延線経路、
すなわちケーブルトレイに沿って、ボール延線機8を随
所に設置する。そして、延線経路のコーナ部にコーナー
コロ9を設置し、ボール延線機8間にコロ10を設置す
る。そして、延線経路の始端側に、ケーブルドラム駆動
装置20を設置して、ケーブルドラム1をケーブルドラ
ム駆動装置20に装着し、延線経路の終端側に、ウイン
チ11を設置する。
【0017】そこで、作業者がトエルロープ等のロープ
を持って延線経路に沿って移動しつつ、始端側からまず
鈞車12に掛け、その後ボール延線機8、コーナーコロ
9、コロ10に順次掛けていく。そして、終端側まで移
動した後、ロープの先端側をウインチ11のドラムに巻
き付ける。また、ロープの後端をケーブルドラム1に巻
回されているケーブル2の先端に連結する。
【0018】ついで、ウインチ11を駆動してロープの
牽引を開始する。同時に、モータ26を駆動して駆動ロ
ーラ24を回転させ、さらにボール延線機8を駆動す
る。ケーブルドラム1から繰り出されたケーブル2は、
ロープに引っ張られて、配線経路側に送り出される。そ
して、ケーブル2の先端が延線経路の終端側まで到達す
ると、ウインチ11、ボール延線機8およびモータ26
の駆動を停止する。ついで、ケーブルドラム1側のケー
ブル2を切断し、所定の長さのケーブル2とする。そこ
で、ケーブル2をケーブルトレイ内に移し替え、1本の
ケーブル2の延線作業が終了する。上述の作業を繰り返
し行い、所定本のケーブル2を延線することになる。
【0019】ここで、ラインセンサ28の検知バー32
は自重により一対の支柱30に案内されてケーブルドラ
ム1から繰り出されたケーブル2に当接するまで下降し
ている。そして、この検知バー32はケーブル2の高さ
変動に同期して昇降する。また、ケーブル2はケーブル
ドラム1から繰り出された後鈞車12で一旦吊り上げら
れている。そして、ケーブルドラム1の繰り出し速度と
配線経路中のボール延線機8の送り出し速度との関係で
ケーブル2の張力が変動する。そこで、このケーブル2
の張力の変動は、ケーブルドラム1と鈞車12との間の
ケーブル2のたるみ具合の変動として捕らえられる。
【0020】このラインセンサ28は、ケーブルドラム
1と鈞車12との間のケーブル2のたるみ具合を検知し
ている。このラインセンサ28のケーブルたるみ具合検
知信号は制御装置27に出力される。そして、ケーブル
ドラム1と鈞車12との間のケーブル2の張り具合が所
定範囲内であると、ケーブルドラム1の繰り出し速度を
維持する。また、該ケーブル2が緊張しすぎると、ケー
ブルドラム1の繰り出し速度を速めてケーブル2の繰り
出し量を増大させ、該ケーブル2がたるみすぎると、ケ
ーブルドラム1の繰り出し速度を遅めてケーブル2の繰
り出し量を低減させ、該ケーブル2がさらにたるむと、
ケーブルドラム1の繰り出しを停止してケーブル2の繰
り出しを停止させるようにしている。その結果、ケーブ
ルドラム1と鈞車12との間のケーブル2の張力が所定
範囲に制御され、ボール延線機5に過度の負荷がかかる
ことが防止され、スムーズな延線が実現できる。
【0021】このように、この実施の形態1によれば、
一対の側板21,21に駆動ローラ24が回転可能に取
り付けられ、該回転ローラ25が駆動ローラ24と所定
の間隙をもって回転可能に、かつ、着脱可能に取り付け
られ、さらに一対の側板21,21にジャッキ7が取り
付けられているので、安定したケーブルの繰り出しがで
き、従来のケーブルドラム支持装置のようにクレーン等
を用いることなく、ケーブルドラム1を簡易に着脱で
き、さらに据え付け面の状況に拘わらず、水平に据え付
けできるケーブルドラム駆動装置が得られる。また、回
転ローラ25が一対の側板21,21に取付位置可変に
取り付けられているので、ケーブルドラム1の径によら
ず装着でき、汎用性に優れたケーブルドラム駆動装置が
得られる。さらに、ケーブルドラム1から繰り出された
ケーブル2のたるみ具合を検知するラインセンサ28を
備え、ラインセンサ28の検知信号に基づいて制御装置
27によりモータ26の回転速度を制御するようにして
いるので、ケーブル2の繰り出し先の作業状況に応じて
ケーブル2の繰り出し量が制御できる。そこで、ケーブ
ルドラム1から繰り出されたケーブル2の張力が所定範
囲に制御され、ケーブル2の繰り出し先の作業に過度の
負荷がかかることが防止され、スムーズな延線が実現で
きる。
【0022】実施の形態2.図5はこの発明の実施の形
態2に係るケーブルドラム駆動装置を示す要部平面図で
ある。図において、41は一端にガイドローラ42が鉛
直軸周りに回転可能に装着された作動腕であり、この作
動腕41はその他端が側板21に鉛直軸周りに回動可能
に取り付けられ、さらに長さ方向に複数の貫通孔43が
穿設されている。44は側板21に複数設けられた雌ネ
ジ穴、45は作動腕41を固定する固定腕、46は固定
腕45に複数設けられた貫通孔、47はボルトである。
ここで、作動腕41、ガイドローラ42および固定腕4
5からなる組立体40がケーブルドラム1の揺動を規制
するガイド機構を構成している。そして、図示していな
いが、この組立体40は一対の側板21,21のそれぞ
れに設けられている。なお、他の構成は上記実施の形態
1と同様に構成されている。
【0023】つぎに、この実施の形態2の特徴とする動
作について説明する。ケーブルドラム1がケーブルドラ
ム駆動装置20に装着された後、作動腕41を回動させ
てガイドローラ42をケーブルドラム1の側板1bに当
接させる。そして、作動腕41の貫通孔43と側板21
の雌ネジ穴44とのそれぞれに貫通孔46が合うように
固定腕45を宛てがう。その後、ボルト47を貫通孔4
6を通して雌ネジ穴44に螺着し、ボルト47を貫通孔
43,46を通しナット(図示せず)を螺着し、作動腕
41、側板21および固定腕45を締着一体化し、組立
体40を組み上げる。そこで、ケーブルドラム1が回転
すると、側板1bに当接しているガイドローラ42が回
転するので、この組立体40がケーブルドラム1の回転
を阻害することはない。そして、ケーブルドラム1が側
板21側に移動しようとすると、ガイドローラ42がケ
ーブルドラム1の移動を阻止するように作用し、ケーブ
ルドラム1の揺動が規制される。
【0024】従って、この実施の形態2によれば、ケー
ブルドラム1の揺動が規制され、ケーブルドラム1の安
定した回転が達成され、ケーブル2の安定した繰り出し
を実現することができる。また、大径のケーブルドラム
1が装着された場合には、作動腕41を回動させて、例
えば図5中破線で示されるように、組立体40を構成す
ればよく、径の異なるケーブルドラム1にも対応するこ
とができる。
【0025】なお、上記実施の形態1では、ラインセン
サ28に近接スイッチ35を適用するものとしている
が、ラインセンサ28はケーブル2のたるみ具合を検知
できるものであればよく、例えば光学センサを用いるこ
とができる。
【0026】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0027】この発明の第1の発明によれば、互いに平
行に所定間隙をもって配置された一対の側板と、一対の
側板に下方向の延出量を調整可能に取り付けられたジャ
ッキと、軸方向を側板の長さ方向と直交するように一対
の側板に回転可能に取り付けられ、ケーブルドラムを回
転駆動する駆動ローラと、軸方向を駆動ローラの軸方向
と平行となるように駆動ローラと所定間隙をもって一対
の側板に回転可能に、かつ、着脱可能に取り付けられ、
駆動ローラと共同してケーブルドラムを支持する回転ロ
ーラと、駆動モータを回転駆動させるモータと、モータ
の駆動を制御する制御装置とを備えたので、安定したケ
ーブルの繰り出しができ、従来のケーブルドラム支持装
置のようにクレーン等を用いることなく、ケーブルドラ
ムを簡易に着脱でき、さらに据え付け面の状況に拘わら
ず、水平に据え付けできるケーブルドラム駆動装置が得
られる。
【0028】また、この発明の第2の発明によれば、上
記第1の発明において、回転ローラが、駆動ローラとの
間隙を変更できるように、一対の側板に取り付けられて
いるので、ケーブルドラムの径によらず装着でき、汎用
性に優れたケーブルドラム駆動装置が得られる。
【0029】また、この発明の第3の発明によれば、上
記第1または第2の発明において、ケーブルドラムから
繰り出されたケーブルのたるみ具合を検知し、該ケーブ
ルのたるみ具合検知信号を制御装置に出力するラインセ
ンサを備え、制御装置によりラインセンサの検知信号に
基づいてモータの回転速度を制御してケーブルドラムの
ケーブルの繰り出し量を調整できるようにしたので、ケ
ーブルドラムから繰り出されたケーブルの張力が所定範
囲に制御され、ケーブルの繰り出し先の作業に過度の負
荷がかかることが防止され、スムーズな延線が実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るケーブルドラ
ム駆動装置を示す平面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係るケーブルドラ
ム駆動装置を示す側面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係るケーブルドラ
ム駆動装置のラインセンサの構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係るケーブルドラ
ム駆動装置を適用したケーブル延線作業を説明する図で
ある。
【図5】 この発明の実施の形態2に係るケーブルドラ
ム駆動装置を示す要部平面図である。
【図6】 従来のケーブルドラム支持装置を示す側面図
である。
【図7】 従来のケーブル延線作業の一例を示す模式図
である。
【符号の説明】
1 ケーブルドラム、7 ジャッキ、20 ケーブルド
ラム駆動装置、21側板、24 駆動ローラ、25 回
転ローラ、26 モータ、27 制御装置、28 ライ
ンセンサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02G 1/06 301 H02G 1/06 301H

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行に所定間隙をもって配置され
    た一対の側板と、 前記一対の側板に下方向の延出量を調整可能に取り付け
    られたジャッキと、 軸方向を前記側板の長さ方向と直交するように前記一対
    の側板に回転可能に取り付けられ、ケーブルドラムを回
    転駆動する駆動ローラと、 軸方向を前記駆動ローラの軸方向と平行となるように前
    記駆動ローラと所定間隙をもって前記一対の側板に回転
    可能に、かつ、着脱可能に取り付けられ、前記駆動ロー
    ラと共同して前記ケーブルドラムを支持する回転ローラ
    と、 前記駆動モータを回転駆動させるモータと、 前記モータの駆動を制御する制御装置とを備えたことを
    特徴とするケーブルドラム駆動装置。
  2. 【請求項2】 回転ローラが、駆動ローラとの間隙を変
    更できるように、一対の側板に取り付けられていること
    を特徴とする請求項1記載のケーブルドラム駆動装置。
  3. 【請求項3】 ケーブルドラムから繰り出されたケーブ
    ルのたるみ具合を検知し、該ケーブルのたるみ具合検知
    信号を制御装置に出力するラインセンサを備え、前記制
    御装置により前記ラインセンサの検知信号に基づいてモ
    ータの回転速度を制御して前記ケーブルドラムの前記ケ
    ーブルの繰り出し量を調整できるようにしたことを特徴
    とする請求項1または2記載のケーブルドラム駆動装
    置。
JP7757296A 1996-03-29 1996-03-29 ケーブルドラム駆動装置 Pending JPH09267972A (ja)

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