JPH09267363A - 前面キャビネット成形方法 - Google Patents

前面キャビネット成形方法

Info

Publication number
JPH09267363A
JPH09267363A JP7737096A JP7737096A JPH09267363A JP H09267363 A JPH09267363 A JP H09267363A JP 7737096 A JP7737096 A JP 7737096A JP 7737096 A JP7737096 A JP 7737096A JP H09267363 A JPH09267363 A JP H09267363A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
front cabinet
resin
molding
frame
cabinet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7737096A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanaga Sakakibara
将永 榊原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP7737096A priority Critical patent/JPH09267363A/ja
Publication of JPH09267363A publication Critical patent/JPH09267363A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 射出成形後の黒色塗装が不要な前面キャビネ
ット成形方法を提供する。 【解決手段】 ホットランナ130、ランナ131およ
びゲート132を前面キャビネット3の前面枠32の外
縁より外側に配備して射出成形時の樹脂流路を形成し、
樹脂注入口133を移動金型120によって成型される
嵌合リブの表面36aに配置したので、樹脂材料を裏面
36b方向に射出して裏面36b側にフローマークを発
生させることができる。樹脂注入口133をパーティン
グ面150によって成型される天面枠体33に対応して
設けると共に該枠体の端縁33aに配置したので、この
端縁33aから樹脂材料を前面キャビネット3の肉厚方
向と直交する成型空間に射出して該前面キャビネット表
面へのフローマークの発生を抑制することができ、前面
キャビネットの射出成形後にフローマークを隠蔽するた
めの黒色塗装が不要になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ用の前面キ
ャビネットを成型する射出成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のテレビ用前面キャビネット
を成型する射出成形方法を説明する。
【0003】図4は、テレビ用キャビネットの構成を示
す分解斜視図であり、テレビジョン受像機1のキャビネ
ットは、主としてブラウン管2を取り付ける前面キャビ
ネット3とブラウン管2の後方を保護するための後方キ
ャビネット4で構成される。
【0004】そして、前面キャビネット3は、ブラウン
管2の管面を外方に臨ませるため、その中央に開口を設
けた特殊な形状を呈している。
【0005】また、前面キャビネット3の開口周辺に
は、テレビジョン受像機1の前面を構成する前面枠32
がロ字状に形成されると共に、該前面枠から直交して延
出しテレビジョン受像機1の天面を構成する天面枠体3
3、テレビジョン受像機1の底面を構成する底面枠体3
4、およびテレビジョン受像機1の左右側面を構成する
側面枠体35,35がそれぞれ形成される。
【0006】さらに、天面枠体33にはその端縁33a
から延出して後方キャビネット4と嵌合する嵌合リブ3
6が形成され、底面枠体34には、その端縁34aから
延出して回路基板等(図示省略)を取付ける底面リブ3
7が形成され、これら嵌合リブ36および底面リブ37
に対応する形状で後方キャビネット4に嵌合部が形成さ
れる。
【0007】そして、テレビジョン受像機1のキャビネ
ット組立ては、前面キャビネット3に形成されるそれぞ
れの枠体の端縁に後方キャビネット4を衝合すると共に
嵌合リブ36を嵌合し、底面リブ37に後方キャビネッ
ト4を図示省略するネジ等によって係合する。
【0008】一方、家庭用電子機器のキャビネット成形
は、従来より、その材料として樹脂を成形加工したもの
が賞用され、この加工方法は、成形材料を加熱して混練
し、可塑化したものを成型金型内に射出した後、冷却固
化して成型品を得る射出成形方法が用いられる。
【0009】図5は、前面キャビネットを成型する射出
成形装置の概要を原理図で示す。
【0010】また、図5a、図5bおよび図5cは、射
出成形装置の固定金型および移動金型による成形過程を
順を追って示したものであり、図4のA−A線における
断面を斜線およびクロス斜線で示す部分が成型金型およ
び前面キャビネットである。
【0011】一般に、射出成形装置100は、キャビネ
ットの表面を成型するキャビティ側と呼称される固定金
型110と、該固定金型とプレート121の間を移動す
ると共に、該プレートに植設された突出ピン122を備
えてキャビネットの裏面を成型するコア側と呼称される
移動金型120とから構成される。
【0012】先ず、射出成形は、固定金型110側に配
備された射出成形装置100のノズル101から溶融し
た熱可塑性の樹脂材料が射出され、ホットランナ10
2、ランナ103および樹脂注入口105を備えたゲー
ト104で構成される樹脂流路を通じて固定金型110
と移動金型120によって形成される成型空間に充填さ
れる。
【0013】そして、樹脂材料は図示省略する冷却装置
によって固化され樹脂成型品140が得られるが、この
ときの樹脂成型品140は固定金型110および移動金
型120と密着しているので、樹脂成型品140は次に
示す工程で取り出される。
【0014】1.移動金型120をプレート121と共
に矢印A方向に後退させ、樹脂成型品140の表面14
0aを固定金型110から離す。(図5a) 2.その後、プレート121を矢印B方向に前進させ、
突出ピン122によって樹脂成型品140の裏面140
bから突き出し、樹脂成型品140の表面140aを移
動金型120から離す。(図5b) 3.そして、プレート121を矢印C方向に後退させ、
樹脂成型品140を移動金型120から離して取り出
す。(図5c) 次に、図6は、従来例の前面キャビネットを成型する射
出成形方法を斜視図で示したものである。
【0015】図において、前面キャビネット3の成型金
型には、ホットランナ102が樹脂材料を図示省略する
ヒータで加熱した状態で、固定金型110内に前面キャ
ビネット3の開口31に向かって配備される。
【0016】そして、ランナ103は、ホットランナ1
02に連設されると共に該ホットランナから放射状に複
数分岐して、固定金型110と移動金型120が衝合す
るパーティング面と呼称される衝合面150(図7の点
線で示す部分)に沿って固定金型110および移動金型
120または移動金型120に削設され配備される。
【0017】そして、図7に示す如く、ゲート104
は、ランナ102に連設されると共に該ランナから移動
金型120内に潜り込む(サブマリンゲートと呼称され
る。)ように配備され、その先端に樹脂材料を射出注入
する樹脂注入口105が備えられる。
【0018】また、ゲート104は、その先端を先細で
形成されると共に先端に向かって曲率を有してカール状
に形成される。この様に、ゲート104をカール状に形
成するのは、例えば射出成形後の不要な樹脂生成品を取
り除き易くするためである。
【0019】また、樹脂注入口105は、移動金型12
0によって成型される開口31周辺の前面枠32に対応
して該前面枠の裏面32b側に配置される。そして、樹
脂材料は、前面枠32の裏面32bから表面32a方向
に向けて(すなわち、樹脂注入口の射出方向を固定金型
110面に向けて)射出される。
【0020】このため、樹脂注入口105から樹脂材料
を射出注入したとき、固定金型110によって成型され
る前面枠32の表面32aに、フローマークと呼称され
る樹脂のガスによってできるマークが発生する。このマ
ークは、高温で溶融した樹脂材料を成型空間に射出する
ことにより、樹脂材料に含まれる水分が蒸発するが、こ
の水蒸気によって射出する側の金型と対向する側の金型
の表面にできる樹脂の流れ跡のような模様である。
【0021】そして、従来は、フローマークの発生によ
って前面キャビネット3の表面外観が著しく損なわれる
ことから、このマークを隠蔽するため前面キャビネット
の射出成形後に黒色塗装を施していた。
【0022】従って、テレビ用の前面キャビネットは、
黒色塗装を施すための塗装費用によってその単価が高く
なっていた。換言すると、前面キャビネットは、黒色塗
装工程を経由するため、塗装設備を有する会社への運搬
または塗装設備を必要とし、その完成までに塗装期間を
必要とする等、これら塗装にかかる費用が前面キャビネ
ットの単価を高くしていた。
【0023】一方、家庭用電子機器のキャビネットは、
従来より、その樹脂材料を熱可塑性プラスチック若しく
は熱硬化性プラスチックによって成形加工したものが賞
用され、特にテレビ用の前面キャビネットは、その樹脂
材料をPS樹脂と呼称されるポリスチレン・スチロール
樹脂を用いて成形する。
【0024】このPS樹脂は樹脂流動性が比較的に良く
ないことから、ゲート の位置を前面キャビネットの前
面枠に対応して複数ケ所に配備すると共に、樹脂注入口
は前面キャビネット裏側の構造および成型時の樹脂流動
を考慮して配置する。
【0025】このように、樹脂注入口を複数ケ所配置す
ると、樹脂成型品に、他の樹脂注入口から射出注入され
た樹脂材料の流動によって合流する部分にウエルドライ
ンと呼称される線状の筋が発生する。そして、このウエ
ルドラインは、樹脂注入口の数に応じて発生する。
【0026】従って、樹脂注入口を複数ケ所設けた樹脂
成型品は、ウエルドラインの発生場所によっては金型を
修正して樹脂注入口を移動しなければならないなど、ウ
エルドラインの発生を抑制するための検討および樹脂材
料の流動に関する検討、これら検討のための試作および
試作期間が必要であり、特に、テレビ用の前面キャビネ
ットについては、樹脂成型品の大きさによって完成まで
長期間を要していた。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した課題
に鑑みなされたものであり、樹脂材料を移動金型によっ
て成型される嵌合リブの表面から裏面方向に射出して該
嵌合リブの裏面側にフローマークを発生させ、若しく
は、パーティング面によって成型される天面枠体の縁面
から前面キャビネットの肉厚方向と直交する成型空間に
射出して該前面キャビネット表面へのフローマークの発
生を抑制し、射出成形後の黒色塗装が不要な前面キャビ
ネットの成形方法を提供する。
【0028】また、樹脂材料に樹脂流動性の良好なAB
S樹脂を用いて樹脂注入口の数を極力少なくすると共に
ウエルドラインの発生を抑制し、樹脂流動にかかる検討
期間を短縮することができる前面キャビネットの成形方
法を提供する。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に本発明では、ホットランナ、ランナおよびゲートを前
面キャビネットの前面枠の外縁より外側に配備して射出
成形時の樹脂流路を形成し、樹脂注入口を移動金型によ
って成型される嵌合リブに対応して設けると共に嵌合リ
ブの表面に配置し、若しくは、樹脂注入口をパーティン
グ面によって成型される前面キャビネットの天面枠体に
対応して設けると共に該枠体の縁面に配置した。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図に従って、本発明の前面
キャビネット成形方法を説明する。
【0031】図1および図2は、本発明の第1実施例を
示し、図1は第1実施例について前面キャビネットを成
型する射出成形方法を示す斜視図であり、図2は図1に
おける樹脂流路を説明する成型金型の要部断面図であ
る。
【0032】先ず、図1に示す第1実施例では、前面キ
ャビネット3の開口31に向かう第1ホットランナ13
0aと該第1ホットランナに連設され前面キャビネット
3の前面枠32の外縁より外側に向かう第2ホットラン
ナ130bと該第2ホットランナに連設され前面キャビ
ネット3の天面枠33に沿ってパーティング面150に
向かう第3ホットランナ130cとから構成されるホッ
トランナ130が、樹脂材料を図示省略するヒータで加
熱した状態で固定金型110内に配備される。
【0033】そして、図2に示す如く、ランナ131
は、ホットランナ130に連設されると共に固定金型1
10と移動金型120が衝合するパーティング面150
に沿って移動金型120に配備される。
【0034】そして、ゲート132は、ランナ131に
連設されると共に該ランナから移動金型120内に潜り
込み、その先端に樹脂材料を射出注入する樹脂注入口1
33が備えられる。
【0035】また、樹脂注入口133は、前面キャビネ
ット3の天面枠33から延出して移動金型120によっ
て成型される嵌合リブ36に対応して設けられると共に
嵌合リブ36の表面36a側に配置される。そして、樹
脂材料は、嵌合リブ36の表面36aから裏面36b方
向で該嵌合リブの端縁36cに向けて射出される。
【0036】従って、第1実施例では、樹脂注入口13
3から樹脂材料を射出注入したとき、移動金型120に
よって成型される嵌合リブ36の裏面36bにフローマ
ークが発生する。
【0037】次に、図3に示す第2実施例においては、
樹脂注入口133が固定金型と移動金型が衝合するパー
ティング面150に形成される天面枠体33に対応して
設けられると共に天面枠体33の端縁33aに配置され
る。そして、樹脂材料は、天面枠体33の端縁33aか
ら前面キャビネットの肉厚方向と直交する成型空間に向
けて射出される。
【0038】従って、第2実施例は、樹脂注入口133
から樹脂材料を射出注入したときのフローマークを前面
キャビネットの表面に発生させないようにしたものであ
る。
【0039】さらに、本発明では、樹脂材料にABS樹
脂と呼称されるアクリロニトリル・ブタジエン・スチレ
ン樹脂を用いて成形する。
【0040】ABS樹脂は、PS樹脂と比較して樹脂流
動性が良いため、本発明の実施例の如く、樹脂注入口を
前面キャビネットに対して1ケ所だけ設け、この樹脂注
入口からABS樹脂を成型空間に充填しても射出成形時
の樹脂流動に支障がない。
【0041】従って、ABS樹脂の流動によって合流す
る部分は、例えばテレビジョン受像機の底面を形成する
前面キャビネットの前面枠および図示省略する底面リブ
の1ケ所とすることができる。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明によると、ホットラ
ンナ130、ランナ131およびゲート132を前面キ
ャビネット3の前面枠32の外縁より外側に配備して射
出成形時の樹脂流路を形成し、樹脂注入口133を移動
金型120によって成型される嵌合リブ36に対応して
設けると共に該嵌合リブの表面36aに配置したので、
この表面36aから樹脂材料を裏面36b方向に射出し
て該嵌合リブの裏面36b側にフローマークを発生させ
ることができる。
【0043】また、ホットランナ130、ランナ131
およびゲート132を前面キャビネット3の前面枠32
の外縁より外側に配備して射出成形時の樹脂流路を形成
し、樹脂注入口133をパーティング面150によって
成型される天面枠体33に対応して設けると共に該枠体
の端縁33aに配置したので、この端縁33aから樹脂
材料を前面キャビネット3の肉厚方向と直交する成型空
間に射出して該前面キャビネット表面へのフローマーク
の発生を抑制することができる。
【0044】以って、従来の技術の解決課題とされる、
前面キャビネットの射出成形後にフローマークを隠蔽す
るために施す黒色塗装が不要な前面キャビネットの成形
方法を提供することができる。
【0045】さらに、本発明では、樹脂材料を、ABS
樹脂等の熱可塑性樹脂による樹脂流動性の良好な材料と
したので、樹脂注入口の数を極力少なくすることがで
き、且つ樹脂流動によって合流する部分に発生するウエ
ルドラインも樹脂注入口の数に応じて極力少なくするこ
とができる。
【0046】以って、樹脂流動にかかる検討期間を短縮
することができる前面キャビネットの成形方法を提供す
ることができる。
【0047】さらにまた、ABS樹脂は、一般にその材
質はPS樹脂に比べて良好なため材料単価が高い反面、
成型品の厚みを薄く形成することができるという特有の
効果を奏するので、黒色塗装を不要とする成形方法を併
用することにより、前面キャビネットの製品単価を従来
のものと比較して大幅に削減することができ有用であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例について前面キャビネット
を成型する射出成形方法を示す斜視図である。
【図2】図1における樹脂流路を説明する成型金型の要
部断面図である。
【図3】本発明の第2実施例について樹脂流路を説明す
る成型金型の断面図である。
【図4】テレビ用キャビネットの構成を示す分解斜視図
である。
【図5】前面キャビネットを成型する射出成形装置の概
要を示す原理図である。
【図6】従来例について前面キャビネットを成型する射
出成形方法を示す斜視図である。
【図7】図6における樹脂流路を説明する成型金型の要
部断面図である。
【符号の説明】
3 前面キャビネット 4 後方キャビネット 32 前面枠 33 天面枠体 33a (天面枠体の)端縁 36 嵌合リブ 36a (嵌合リブの)表面 36b (嵌合リブの)裏面 36c (嵌合リブの)端縁 110 固定金型 120 移動金型 130 ホットランナ 130a 第1ホットランナ 130b 第2ホットランナ 130c 第3ホットランナ 131 ランナ 132 ゲート 133 樹脂注入口 150 パーティング面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面キャビネットの表面を成型する固定
    金型と前面キャビネットの裏面を成型する移動金型とか
    ら形成される成型空間に溶融した樹脂材料を射出注入
    し、該射出成形によって前面キャビネットの中央部をロ
    字状に開口すると共に該開口周辺に形成される前面枠か
    ら直交して延出し、その延出部によって前面キャビネッ
    トに天面枠体、底面枠体、および側面枠体がそれぞれ形
    成され、これら枠体に後方キャビネットを衝合するよう
    にした前面キャビネットの射出成形方法において、 前記天面枠体には、該枠体の外縁から延出して後方キャ
    ビネットと嵌合する嵌合リブが形成され、 前記天面枠体より外側で前記固定金型に配備されたホッ
    トランナ、該ホットランナに連設して前記固定金型と前
    記移動金型とが衝合するパーティング面に配備されたラ
    ンナ、該ランナに連設して前記移動金型に配備されると
    共に前記樹脂材料を射出注入する樹脂注入口を備えたゲ
    ートを通じて射出成形時の樹脂流路が形成され、 前記樹脂注入口を前記移動金型によって成型される前記
    嵌合リブに対応して設けると共に該リブの表面に配置
    し、該リブの表面から前記樹脂材料を前面キャビネット
    の裏面方向に向けて射出するようにしたことを特徴とす
    る前面キャビネット成形方法。
  2. 【請求項2】 前面キャビネットの表面を成型する固定
    金型と前面キャビネットの裏面を成型する移動金型とか
    ら形成される成型空間に溶融した樹脂材料を射出注入
    し、該射出成形によって前面キャビネットの中央部をロ
    字状に開口すると共に該開口周辺に形成される前面枠か
    ら直交して延出し、その延出部によって前面キャビネッ
    トに天面枠体、底面枠体、および側面枠体がそれぞれ形
    成され、これら枠体に後方キャビネットを衝合するよう
    にした前面キャビネットの射出成形方法において、 前記天面枠体より外側で前記固定金型に配備されたホッ
    トランナ、該ホットランナに連設して前記固定金型と前
    記移動金型とが衝合するパーティング面に配備されたラ
    ンナ、該ランナに連設して前記移動金型に配備されると
    共に前記樹脂材料を射出注入する樹脂注入口を備えたゲ
    ートを通じて射出成形時の樹脂流路が形成され、 前記樹脂注入口を前記パーティング面によって成型され
    る前記天面枠体に対応して設けると共に該枠体の縁面に
    配置し、該枠体の縁面から前記樹脂材料を前面キャビネ
    ットの肉厚方向と直交する成型空間に向けて射出するよ
    うにしたことを特徴とする前面キャビネット成形方法。
  3. 【請求項3】 前記樹脂材料は、樹脂流動性の良好なA
    BS樹脂等からなる熱可塑性樹脂であることを特徴とす
    る特許請求の範囲請求項1および2に記載の前面キャビ
    ネット成形方法。
JP7737096A 1996-03-29 1996-03-29 前面キャビネット成形方法 Pending JPH09267363A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7737096A JPH09267363A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 前面キャビネット成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7737096A JPH09267363A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 前面キャビネット成形方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09267363A true JPH09267363A (ja) 1997-10-14

Family

ID=13632020

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7737096A Pending JPH09267363A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 前面キャビネット成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09267363A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100846745B1 (ko) * 2007-11-28 2008-07-17 범진공업 (주) 게이트 조정을 통한 플로우마크 방지금형
WO2011142140A1 (ja) * 2010-05-14 2011-11-17 シャープ株式会社 薄型表示装置のキャビネットを製造する射出成型金型装置及び薄型表示装置のキャビネット製造方法
US8173244B2 (en) 2004-01-14 2012-05-08 Franz Josef Summerer Transparent sheet-like shaped plastic part with concealed sprue mark, and process for producing it
KR101284123B1 (ko) * 2011-12-09 2013-07-10 (주)성산정공 안경테의 외측으로 사출성형이 가능한 안경테 제조용 금형 및 그 금형방법
KR20150003993U (ko) * 2014-04-22 2015-11-02 (주)아모레퍼시픽 플로우 마크를 방지하는 러너 구조가 구비된 사출성형용 금형
CN107030976A (zh) * 2016-11-22 2017-08-11 嘉兴信元精密模具科技有限公司 一种用于注塑模具潜伏式浇口的切割结构

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8173244B2 (en) 2004-01-14 2012-05-08 Franz Josef Summerer Transparent sheet-like shaped plastic part with concealed sprue mark, and process for producing it
KR100846745B1 (ko) * 2007-11-28 2008-07-17 범진공업 (주) 게이트 조정을 통한 플로우마크 방지금형
WO2011142140A1 (ja) * 2010-05-14 2011-11-17 シャープ株式会社 薄型表示装置のキャビネットを製造する射出成型金型装置及び薄型表示装置のキャビネット製造方法
JP2011240508A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Sharp Corp 薄型表示装置のキャビネットを製造する射出成型金型装置及び薄型表示装置のキャビネット製造方法
CN102892564A (zh) * 2010-05-14 2013-01-23 夏普株式会社 制造薄型显示装置的外壳的注塑成形模具装置及薄型显示装置的外壳制造方法
KR101284123B1 (ko) * 2011-12-09 2013-07-10 (주)성산정공 안경테의 외측으로 사출성형이 가능한 안경테 제조용 금형 및 그 금형방법
KR20150003993U (ko) * 2014-04-22 2015-11-02 (주)아모레퍼시픽 플로우 마크를 방지하는 러너 구조가 구비된 사출성형용 금형
CN107030976A (zh) * 2016-11-22 2017-08-11 嘉兴信元精密模具科技有限公司 一种用于注塑模具潜伏式浇口的切割结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09267363A (ja) 前面キャビネット成形方法
JP4614812B2 (ja) 型内被覆成形装置及び型内被覆成形方法
JP2513227B2 (ja) 二色成形金型装置
US20130049263A1 (en) Injection molding mold device for manufacturing cabinet for thin display device and method for manufacturing cabinet for thin display device
JPH0310015Y2 (ja)
CN102962956B (zh) 注塑模具
JP2011126121A (ja) 射出成形方法及びパネル
JP3121526B2 (ja) 射出成形方法
JP5360698B2 (ja) 開口と、その開口周辺の枠部によって形成される外観面を備える製品の射出成形金型装置、その外観面を備える製品の射出成形方法及びその射出成形方法で成形された樹脂成形品。
JPS62183319A (ja) 厚肉キヤビネツトの成形方法および成形用金型
JPH1119986A (ja) 射出成形品の製造方法
CN218821230U (zh) 一种注塑件、模具及家用电器
JPS61261013A (ja) 電子機器用電磁シ−ルドキヤビネツトの製造方法
JP2797615B2 (ja) 多色成形品
CN210820630U (zh) 双料成型件及其成型模具
JP2001225354A (ja) 射出成形方法
JP2008023830A (ja) 表皮付き樹脂成形品及びその成形方法
JP2940068B2 (ja) 中空構造を有する射出成形品の製造方法
JPH1058493A (ja) 合成樹脂成形品の射出成形方法及び金型
JPS62167019A (ja) 厚肉キヤビネツトの成形方法および成形用金型
JPH07171861A (ja) 射出成形金型
US20210039290A1 (en) Injection molding die
JPH06106562A (ja) インサート成形品の製造方法
JPH08318550A (ja) 射出成形金型
JPH07308944A (ja) プラスチック成形用金型

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030527