JPH092672A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH092672A
JPH092672A JP7150230A JP15023095A JPH092672A JP H092672 A JPH092672 A JP H092672A JP 7150230 A JP7150230 A JP 7150230A JP 15023095 A JP15023095 A JP 15023095A JP H092672 A JPH092672 A JP H092672A
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shutter
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Masato Aoyanagi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トレイを引き出さずに中の用紙の残量を確認
できるようにする。また、故障等でトレイ内の用紙の残
量が確認できなくなったりしないようにする。 【構成】 引き出し式の給紙トレイ6A及び6Bの前面
又は側面の壁6a又は6bに、その給紙トレイ6A,6
B内の用紙をそれぞれ外部から目視できる覗き窓7を設
ける。それによって、覗き窓7から覗けば、中の用紙P
の残量を直接目で見ることができるので、センサ等を使
用して間接的に用紙の残量を検知する場合に比べて誤差
が生じない。また、覗き窓を隠すシャッタとそれを退避
させるシャッタ移動機構とを設ければ、用紙が所定量ま
で減少したときにシャッタを覗き窓7を覆う位置から退
避させることができるので、覗き窓7から入り込む光に
用紙Pが長時間さらされて日焼けするのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機,プリンタ等
の画像形成装置に設けられ、引き出し式のトレイから定
形サイズの用紙を給紙する給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機,プリンタ等の画像形成装置で
は、所定の寸法にカットされた定形サイズの用紙を給紙
装置により給紙し、その紙面に所要の画像を形成する
が、このような給紙装置には通常の場合において給紙ト
レイ内の用紙の有無や残量を検知する装置が設けられて
いる。
【0003】例えば、特開平1−145935号公報に
記載されている給紙装置では、用紙を複数枚収納する給
紙カセットの底面に回動自在に支持板を取り付け、その
支持板の回動端部を圧縮バネ等の弾撥部材によって付勢
して、その上に載置した用紙の送出端側を給紙ローラに
圧接させるようにし、上記支持板の裏面に光を照射する
発光部材と、支持板が所定角度まで回動した時にこの支
持板の裏面で反射される光を検出する受光部材とからな
るセンサを設けている。それによって、給紙装置により
支持板上に載置された用紙が給紙されて減少していく
と、それに伴って支持板の回動角度が変化していくの
で、その回動角度が予め設定した所定角度になったとき
にそれをセンサで検知し、用紙の残量が所定以下になっ
たことを検知する。
【0004】また、このように支持板(ガイド板)の傾
きが変化することを利用し、その支持板に連動して移動
するフィラーを設け、支持板上の用紙の残量が所定以下
になったときにフィラーが光センサを遮るようにした複
写機もある。同様に、フィラーを用いて用紙の残量を検
知する方法として、底板(上記支持板に相当)に固定さ
れた上昇アーム軸の一端部に用紙残量検知用のフィラー
を固定し、底板上昇アームがモータによって回転されて
底板が用紙の減少に伴って所定の回動位置まで回動した
ときに、フィラーが光センサを遮ることにより、用紙が
所定の残量になったことを検知するようにしたものもあ
る。
【0005】さらに、底板上昇アームの回動により可変
抵抗器の摺動子を移動させ、それによってトレイ上の用
紙の残量に応じた電気信号を得て、その信号からトレイ
上の用紙の残量を検知するようにしたものもある(例え
ば実開昭55−67037号公報参照)。また、装置本
体にアームの中間部を回転可能に軸支し、そのアームの
下端にトレイ上に載置された用紙の上面に接するローラ
を設け、アームの上端と用紙残量表示用指針との間に用
紙の減少に伴うアーム回転運動を上記用紙残量表示用指
針の水平運動に変換する機構を介在させることによっ
て、トレイ上の用紙の残量がわかるようにしたものもあ
る(例えば実開昭56−132241号公報参照)。
【0006】さらに、トレイ上の用紙の減少あるいは底
板の回動に追従して検知部材が移動するようにし、その
検知部材の移動量に応じて用紙の残量を、複数設けられ
た接点のどの位置にあるかで残量表示を切り換えるよう
にしたものもある(例えば実開昭57−71150号公
報参照)。また、用紙を載置した底板の回動により移動
する光源の位置変化で、光ファイバーアレイに対する照
射位置が変化し、その変化を利用して用紙の残量表示部
に用紙の残量を表示するようにしたものもある(例えば
実開昭58−74251号公報参照)。
【0007】一方、センサを用いないものとしては、例
えば用紙を載置したトレイの一端部下面を下側から押し
上げることによって回動させるトレイ上昇アームの一端
を支持するトレイ上昇アーム軸に、円弧面を有する用紙
残量表示板を固定し、カバーにその用紙残量表示板を透
視可能にする透視窓を形成し、その用紙残量表示板の目
盛を見ることによって、トレイ内の用紙の残量を間接的
に知ることができるようにしたものもある(例えば実開
昭58−147937号公報,実開昭58−14793
8号公報参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような給紙装置の場合には、いずれのものもトレイ上
の用紙の残量を表示板等により間接的に知るものであっ
たため、その表示される用紙の残量と実際の残量との間
には誤差が生じることがあった。また、用紙の残量を検
知する装置や、用紙の残量を表示する部分が壊れてしま
ったときは、外部からはトレイ内の用紙の残量を知るこ
とができなくなってしまうという問題点があった。
【0009】このようなときは、トレイを装置本体から
引き出して、直接トレイ内の用紙の残量を目視により確
認すれば用紙の残量を知ることができるが、そのように
すればトレイを引き出している間だけ画像形成動作が中
断されてしまうので効率的でないと共に、いちいちトレ
イを装置本体から引き出して中を覗くのも面倒であっ
た。
【0010】この発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、故障等によりトレイ内の用紙の残量を外部
から確認できなくなったりしないようにすると共に、ト
レイを装置本体から引き出したりせずに中の用紙の残量
を正確に外部から確認できるようにすることを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するため、周囲に壁を有する引き出し式のトレイ
から定形サイズの用紙を給紙する給紙装置において、上
記トレイの前面又は側面の壁に、そのトレイ内の用紙を
外部から目視できる覗き窓を設けたものである。また、
その給紙装置に、覗き窓を隠すシャッタと、トレイ内の
用紙の残量が所定量まで減少したときにシャッタを覗き
窓を覆う位置から退避させるシャッタ移動機構とを設け
るとよい。
【0012】さらに、その覗き窓に透明板を取り付け、
その透明板にトレイ内の用紙の残量に対応する目盛りを
形成すれば、より効果的である。また、上記シャッタが
シャッタ移動機構により覗き窓から退避されたときに用
紙の残量が少なくなったことを表示する手段を設けると
よい。あるいは、上記シャッタ移動機構のシャッタを覗
き窓から退避させる退避開始時期を調整する手段を設け
るようにしてもよい。
【0013】そして、その退避開始時期を調整する手段
が、トレイから所定時間内に給紙された用紙の枚数に応
じて退避開始時期を調整する手段であるようにするとよ
い。さらに、上記トレイの前面の壁に開口を設け、その
開口の内側にトレイに収納された用紙の端面に接近する
方向に伸縮可能な筒体を設け、その筒体の用紙の端面に
対向する先端面に覗き窓を形成するとよい。
【0014】
【作用】このように構成した両面装置によれば、トレイ
内の用紙の残量をトレイの前面又は側面の壁に設けられ
た覗き窓から覗けば、中の用紙の残量を直接目で見るこ
とができるので、センサ等を使用して間接的に用紙の残
量を検知する場合に比べて誤差がない。また、用紙を直
接目で見るため視覚的効果が大である。そして、トレイ
の壁に覗き窓を形成するだけという単純な構造であるた
め故障の恐れがなく、組立も容易であり、コスト面でも
比較的安く作ることができる。
【0015】また、覗き窓を隠すシャッタとそれを退避
させるシャッタ移動機構とを設ければ、トレイ内の用紙
が多いときはシャッタが閉じられており、用紙が所定量
まで減少するとシャッタが覗き窓を覆う位置から退避す
るので、覗き窓が閉まっている状態から開いた状態にな
ることによって中の用紙が見えるようになるため視覚的
効果が大であり、用紙の残量が少なくなったことをより
強くオペレータに印象づけることができる。
【0016】また、トレイ内の用紙が多いときはシャッ
タが覗き窓を覆っているので、覗き窓から入り込む光に
用紙が長時間さらされて日焼けするのを防止することが
できる。さらに、覗き窓に透明板を取り付け、その透明
板にトレイ内の用紙の残量に対応する目盛りをつけれ
ば、その目盛りによってトレイ内の用紙の残量が何枚ぐ
らいあるのかが一目見てわかるようになる。
【0017】また、シャッタがシャッタ移動機構により
覗き窓から退避されたときに用紙の残量が少なくなった
ことを表示する手段を設ければ、シャッタが覗き窓から
退避すると、それに合わせて用紙の残量が少なくなった
ことを知らせる表示が出されるので、視線がトレイから
離れているときでも、その用紙の残量が少なくなったこ
とを知ることができる。
【0018】さらに、上記シャッタ移動機構のシャッタ
を覗き窓から退避させる退避開始時期を調整する手段を
設ければ、用紙を多く使う場合には残量が少なくなった
ことを早めに知らせるように調整したり、使用量が少な
い場合は知らせる時期を遅くしたりすることができる。
また、上記退避開始時期を調整する手段が、トレイから
所定時間内に給紙された用紙の枚数に応じて上記退避開
始時期を調整する手段であるようにすれば、オペレータ
が用紙の使用量に応じてその都度上記退避開始時期を調
整したりせずに、所定時間内における用紙の給紙枚数に
応じてシャッタの退避開始時期が自動的に調節されるの
で、手間が省ける。
【0019】さらに、トレイの前面の壁に開口を設け、
その開口の内側にトレイに収納された用紙の端面に接近
する方向に伸縮可能な筒体を設け、その筒体の用紙の端
面に対向する先端面に覗き窓を形成すれば、用紙を中央
位置にセットするタイプのトレイであるときに小サイズ
の用紙をセットしたときは、その用紙の端面はトレイの
引き出し側の壁から離れた位置になるが、筒体を伸長さ
せることによって覗き窓を用紙の端面に接近させること
ができるので、その端面を目視ではっきりと見て、正確
に用紙の残量を知ることができる。
【0020】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。 〈第1実施例〉(図1,図2) この複写機は、図1に示すように装置本体1の下部に、
上下2段に給紙装置2A,2Bをそれぞれ配設してい
る。また、装置本体1の上面には、圧板3を矢示A方向
に開閉可能に設けると共に、その圧板3の前方に各種の
キー類からなる操作部4を配設している。
【0021】さらに、装置本体1の側部には、給紙装置
2Aあるいは2Bから給紙されて装置本体1内の画像形
成部で画像が形成された用紙を排出するための排紙トレ
イ5を設けている。なお、装置本体1内の画像形成部
は、帯電装置により感光体ドラムの表面を一様に帯電
し、その帯電面に圧板3により押圧された原稿に対して
照射した光の反射光を結像し、そこに原稿の画像に対応
した潜像部分を形成する。そして、その潜像をトナーに
より現像して可視像とし、それを熱定着器で定着するこ
とによって用紙に画像を形成するものであるが、この発
明には直接関係しないため、その図示及び詳しい説明は
省略する。
【0022】給紙装置2A,2Bは、同様な部品でそれ
ぞれ構成されていて、給紙トレイ6A,6Bから用紙を
各給紙ローラ9(給紙装置2B側の図示は省略してい
る)により図1で右方に給紙して、それを図示しない画
像形成部に搬送する。給紙トレイ6Aと6Bは同様なも
のであるため、その一方の給紙トレイ6Bについて説明
する。
【0023】給紙トレイ6Bは、この複写機で使用する
定形サイズの用紙Pを収納可能な引き出し式トレイであ
り、周囲に壁6a,6b,6c及び6dがそれぞれ形成
されていて、上部のみが開放された箱状をしている。そ
して、この給紙トレイ6Bと給紙トレイ6Aが、共に装
置本体1に対して矢示B方向に引き出し可能に挿着され
ている。
【0024】この各給紙トレイ6A,6B内の底部に
は、図1で右方側が上下動するように回動可能に底板
(図示せず)が回動可能に設けられていて、その底板が
上昇することによって、その上に載置されている用紙P
が上昇し、その最上位に位置するものが給紙ローラ9
(給紙トレイ6B側のものは図示を省略している)に圧
接して給紙可能な状態になる。この給紙トレイ6Aと6
Bのそれぞれトレイの引き出し側となる前側の各壁6a
には、その各給紙トレイ内の用紙Pを外部から直接目視
できる覗き窓7をそれぞれ形成している。
【0025】そして、その各覗き窓7に、例えばプラス
チック材料等によって形成した透明板8を装着し、外部
から給紙トレイ6A及び6B内の用紙Pの用紙送出側
(図1で右方側)の端部が見えるようにすると共に、そ
の用紙送出側の端部にトレイの外部からは直接手が振れ
られないようにしている。なお、この覗き窓7を設ける
位置は、図2に示すように給紙トレイ6A,6Bの用紙
の給紙側の壁6bとし、それに対応させて装置本体1に
開口1a,1bを形成し、その各開口1a,1bに透明
板8をそれぞれ装着するようにしてもよい。
【0026】このようにすれば、給紙トレイ6A及び6
Bの壁6a又は6bの一部に覗き窓7を設けるという簡
単な構成で、オペレータが給紙トレイ6A,6B内の用
紙の残量を直接複写機の外部から目視で確認することが
できる。また、この実施例では、覗き窓7に透明板8を
取り付けているので、単に覗き窓7を設けただけの場合
に比べて、給紙トレイ6A,6B内の用紙が直接外気に
触れないようにすることができるため、用紙に対して防
湿,防塵の効果がある。また、覗き窓7から装置内へ手
を入れて、給紙トレイ6A,6B内の用紙の端部に手を
振れようとしても、透明板8がそれを防止するので安全
であり、給紙系の駆動部分に異物が挾まれたりして給紙
系の動作に支障を来たすのも防止できる。
【0027】〈第2実施例〉(図3〜図6) この給紙装置は、図4に示すように、覗き窓7を隠すシ
ャッタ11と、給紙トレイ6A,6B内の用紙の残量が
所定量まで減少したときにシャッタ11を、覗き窓7を
閉じる位置から退避させるシャッタ移動機構10とを設
けている。そのシャッタ移動機構10は、図3に示すよ
うに給紙トレイ6A(6Bも同様であるため以下6A側
を代表として説明する)内の用紙送出端側(図で右方
側)に回動可能に取り付けられている底板12が、用紙
の減少に伴って矢示C方向に次第に回動して先端側が上
昇する動きを利用してシャッタ11を、図6に示す覗き
窓7を閉じる位置から図5に示す位置まで退避させるも
のである。
【0028】そのシャッタ移動機構10の構成は、図3
に示すように底板12の覗き窓7側の側縁の一部を外方
に向けて突出させて先端部12aに円柱状の係合部材1
3を固定し、その係合部材13に図5に明示するように
斜面14aが係合可能となるようにスライド部材14を
矢示E方向にのみガイドレール(図示せず)でスライド
可能に保持し、そのスライド部材14の他端側に形成し
たシャッタ側斜面14bに突出係合部11aが係合する
ように、シャッタ11を矢示Gの覗き窓7を開閉する方
向にのみガイドレール(図示せず)で移動可能に保持し
たものである。
【0029】スライド部材14は、略中央にコ字状の切
り欠き14cが形成されていて、その切り欠き14cの
一方の端面と給紙トレイ6Aの固定部16との間に装着
されたバネ15によって、図5で常に右方に付勢されて
いる。そして、その位置は、端面14dがストッパ17
に当接する図6に示す位置で規制されるようになってい
る。
【0030】このシャッタ移動機構10は、図3に示し
た給紙トレイ6A内に用紙が大量に収納されているとき
は、底板12の先端部の位置が給紙トレイ6Aの底面に
近い位置にあるため、その底板12と一体の係合部材1
3が、図6に実線で示したようにスライド部材14の斜
面14aから離れた下方に位置している。このとき、シ
ャッタ11はスライド部材14から若干離れた位置にあ
り、自重で図示の下降位置である覗き窓7を閉じる位置
にある。
【0031】そして、給紙トレイ6A内の用紙が徐々に
減少していくと底板12の回動に伴って係合部材13の
位置が次第に上昇していくため、その係合部材13がス
ライド部材14の斜面14aに当接する。その係合部材
13の斜面14aへの当接後も係合部材13が上昇して
いくと、スライド部材14は斜面14aの働きにより図
5に示すように図で左方へ押し出される。
【0032】したがって、今度はスライド部材14のシ
ャッタ側斜面14bにシャッタ11の突出係合部11a
が当接し、そのシャッタ側斜面14bの同図で左方への
移動により、シャッタ11が上昇する。それによって、
シャッタ11が、図6に示した覗き窓7を閉じる位置か
ら上昇するため、覗き窓7内を見れば用紙の残量を外部
から直接目視することができる。
【0033】なお、このシャッタ移動機構10は、底板
12の回動に伴って上昇する係合部材13がスライド部
材14の斜面14aに当接するまでは、給紙トレイ内の
用紙が減少してもスライド部材14は図6で左方に移動
することはない。また、その係合部材13が斜面14a
に当接した後のスライド部材14の左方への移動に伴う
シャッタ11の上昇は、スライド部材14の斜面14a
及びシャッタ側斜面14bのそれぞれ傾斜角を適宜設定
することにより、係合部材13がスライド部材14の斜
面14aに当接してから、シャッタ11を図5に示した
覗き窓7から退避する位置に早い段階で移動させること
ができる。
【0034】そのようにすれば、係合部材13で直接シ
ャッタ11を上方へ移動させるようにした場合に比べ
て、シャッタ11が中途半端に開いている状態を少なく
できるので、覗き窓7を開状態と閉状態とにはっきりと
分けることができる。この実施例によれば、図3に示し
た給紙トレイ6A又は6B内の用紙の残量が少なくなる
と、それまで閉じられていた覗き窓7が開いて給紙トレ
イ6A又は6B内に収納されている用紙の残量を装置の
外部から目視することができるので、直ぐに用紙の補充
ができる。
【0035】〈第3実施例〉(図7〜図9) この給紙装置は、図7に示すように給紙トレイ6A,6
Bの覗き窓7に透明板8′を取り外し交換可能に取り付
け、その透明板8′に図8に示すような給紙トレイ6
A,6B内の用紙の残量に対応する目盛りを形成してい
る。そして、覗き窓7から見える給紙トレイ6A,6B
内のそれぞれ底板(図3の底板12を参照)の位置で、
給紙トレイ6A,6B内の用紙の残量を判断する。その
透明板8′は、図7に示すように給紙トレイ6A,6B
の前側の壁6aの内面にそれぞれ形成された差込部18
に、上側から差し込まれることによって装着され、それ
を容易に取り外し交換できるようになっている。
【0036】この透明板8′は、例えばプラスチックに
より形成された透明な板材であり、その表面側(装置外
部から見える側)に、図8に示したように給紙トレイ6
A,6B内の用紙の残量枚数を示す目盛りを形成してい
る。そして、この透明板8′は、使用する用紙の厚さが
異なる場合には、それを対応する厚さの用紙に応じた目
盛りが付けられている透明板8′に交換する。
【0037】また、この目盛りは、図8に示したように
上側が0になっていて、下側に行くほど残量枚数が多く
なる表示にしてある。これは、給紙トレイ6A,6B内
の各用紙は、底板(図3の底板12を参照)により給紙
送出端側が給紙ローラに押し当てられるまで上昇され
て、その最上位に位置する用紙の位置が常に一定の位置
に保たれた状態で給紙されるため、覗き窓7から見える
底板は、下側に位置するほどその上に載置されている用
紙の枚数が多くなるためである。
【0038】この実施例では、透明板8′の目盛りによ
って仕切られた領域8a,8b,8cを、図8に示すよ
うに例えば赤,黄色,青(便宜上ハッチング等を施すこ
とにより色分けの図示をしている)に用紙の残量に対応
させて3段階(適宜増減できる)に色分けし、それによ
って用紙の残量を色彩感覚により一目でわかるようにし
ている。
【0039】また、図8ではその色分けした領域8a,
8b,8cの境界線を斜めにしているが、これはその境
界線を底板の傾斜角度に合わせることによって目盛りを
見やすくするためである。なお、透明板8′の給紙トレ
イ6A,6Bへの差し込み方向は、図9に示すように横
から差し込むようにしてもよい。
【0040】〈第4実施例〉(図10〜図12) この給紙装置は、図10に示すように、シャッタ11が
図5等で説明したシャッタ移動機構10により覗き窓7
から退避されたときに用紙の残量が少なくなったことを
表示する手段を設けている。その手段は、透過型のフォ
トセンサからなるセンサ23と、操作部21に設けられ
た表示部22と、制御装置20とからなる。
【0041】その制御装置20は、各種判断及び処理機
能を有する中央処理装置(CPU)と、センサ23から
のオン・オフ信号に応じて給紙トレイ内の用紙の残量を
表示させるために必要なプログラムを含む各処理プログ
ラム及び固定データを格納したROMと、処理データを
格納するデータメモリであるRAMと、入出力回路(I
/O)とからなるマイクロコンピュータを有している。
【0042】この実施例では、給紙トレイ内の用紙の残
量が少なくなって、シャッタ11が図10に実線で示す
位置から仮想線で示す退避位置に向けて移動を開始する
と、そのシャッタ11の側縁部11bがセンサ23の検
知部を遮光する。したがって、センサ23の信号がオフ
からオン信号に変わるため、そのオン信号を入力した制
御装置20が、操作部21の表示部22に給紙トレイ内
の用紙の残量が少なくなったことを表示させる。したが
って、このように給紙トレイ内の用紙の残量が少なくな
ると、それが装置の外部から見える表示部22に表示さ
れるので、操作中などのときに視線が給紙トレイから離
れていても、その表示によって用紙の残量が少なくなっ
たことを知ることができるので、用紙切れを防止でき
る。
【0043】図11はシャッタ11が横方向にスライド
することによって覗き窓7から退避する構成になってい
る場合におけるセンサ23の配設位置を示すものであ
る。このようにすれば、同様に給紙トレイ内の用紙の残
量が少なくなってシャッタ11が同図で左方に移動すれ
ば、それをセンサ23が検知するので、同様に表示部2
2に用紙の残量が少なくなったことを表示できる。
【0044】また、センサ23による検知は、シャッタ
11に限るものではなく、図12に示すようにシャッタ
11に連動するスライド部材14を検知するようにして
も、同様に給紙トレイ内の用紙の残量が少なくなったこ
とを検知することができる。なお、表示部22は、操作
部21以外に設けるようにしてもよい。
【0045】〈第5実施例〉(図13,図14) この給紙装置は、図5で説明したシャッタ移動機構10
のシャッタ11を覗き窓7から退避させる退避開始時期
を調整する調整機構30を設けている。なお、図13で
は、スライド部材14′を同図で右方へ常に付勢する付
勢部材(図12のバネ15,固定部16等)の図示を省
略している。調整機構30は、図13に示すように底板
12の先端部12aへの係合部材33の取り付け位置を
変えることによって、その係合部材33がスライド部材
14′の斜面14aに当接する位置を変えるものであ
る。
【0046】すなわち、図14に示すように底板12の
覗き窓7(図3参照)側の側縁の一部を外方に向けて突
出させてL字状に折り曲げて先端部12aを形成し、そ
の先端部12aに、底板12の上面に平行する長孔12
bを形成し、その長孔12b内に段付きの円柱状に形成
された係合部材33を矢示G方向に移動可能に嵌入させ
る。その係合部材33は、小径側の端面に雌ネジ33a
が形成されていて、そこにネジ34を螺着することによ
って底板12の先端部12aに固定されるようになって
いる。
【0047】したがって、この係合部材33は、ネジ3
4を緩めて長孔12bに沿って移動させれば、図13に
示す各位置a,b,c等に自由に位置を変えて再度固定
することができる。そこで、係合部材33を位置bから
位置aに移動調整して固定し直すと、底板12は図13
に仮想線で示したように係合部材33を位置bにしてい
るときより小さな回動角θでスライド部材14′の斜面
14aに当接するようになる。したがって、位置bにし
たときに比べて早い段階でスライド部材14′を同図で
左方へ移動させてシャッタ11を覗き窓7から退避させ
ることができる。
【0048】また、係合部材33を位置cに移動させて
固定し直した場合には、底板12は係合部材33を位置
bにしているときより大きな回動角θでスライド部材1
4′の斜面14aに当接するようになるので、位置bに
したときに比べてシャッタ11を覗き窓7から退避させ
る時期が遅くなる。この実施例によれば、覗き窓7を隠
しているシャッタ11を開いて退避させる時期を調整す
ることができるので、シャッタ11を開く時期を給紙ト
レイ内に用紙がまだかなり残っている早めの段階に調整
しておけば、用紙が使用中に無くなることによって装置
を途中で停止させなければならなくなることもなくなる
ので便利である。
【0049】また、あまりに早すぎる時期にシャッタ1
1が開きすぎて、まだかなりの量の用紙が給紙トレイ内
に残っている段階で、その給紙トレイ内の用紙の上に新
たに補充用の用紙を入れることを繰り返している場合に
は、その下側の古い用紙はいつになっても給紙されない
ことになってしまうので、このようなときはシャッタ1
1を開く時期を遅めるようにすれば、それを解決するこ
とができる。
【0050】さらに、このようにあまり早い時期にシャ
ッタ11が開きすぎるときは、オペレータはまだ用紙の
量に余裕があるのでシャッタ11が開かれた状態のまま
用紙を補充せずにしばらくはそのままの状態で給紙を続
けることがあるため、この場合には用紙が覗き窓7から
入り込む光に長く当たって日焼けする恐れがあるが、こ
のようなときもシャッタ11を開く時期を遅めるように
調整すれば、それを解決することができる。なお、係合
部材33の長孔12b内における移動位置は、図13に
おいて説明の都合上a,b,cの3位置について説明し
たが、係合部材33は長孔12b内のどの位置へも移動
させて固定することができるので、その移動位置は無段
階に調整が可能である。
【0051】〈第6実施例〉(図15,図16) この給紙装置は、給紙トレイから所定時間内に給紙され
た用紙の枚数に応じて、シャッタ11を覗き窓7を覆う
位置から図15に示す位置に退避させる退避開始時期の
調整を行なう。そのため、この給紙装置は調整機構3
0′を設けている。その調整機構30′は、係合部材3
3′を底板12の先端部12aに、その係合部材33′
に力を加えると長孔12bに沿って移動できるように取
り付けている。
【0052】そして、その係合部材33′の下方にU字
溝44aを有する移動部材44を矢示J方向にスライド
可能に取り付け、U字溝44aに係合部材33′を移動
可能に嵌入させている。そのU字溝44aは、底板12
が矢示K方向に回動した際に係合部材33′が移動する
軌跡に沿う円弧状に形成されている。
【0053】また、移動部材44には、水平方向に沿っ
てラック44bが形成されていて、そのラック44bに
モータ45の回転軸に固定したピニオン46が噛み合っ
ている。したがって、モータ45を正逆両方向に回転さ
せると、移動部材44が図15で左右方向に移動し、U
字溝44aに係合する係合部材33′が長孔12bに沿
って移動するため、その位置が変わる。それによって、
図13で説明した実施例と同様に、シャッタ11を覗き
窓7から退避させる退避開始時期を早めたり、遅めたり
する調整を行なうことができる。
【0054】なお、図15では、係合部材33′に当接
されて同図で左方へ移動するスライド部材と、そのスラ
イド部材を右方へ常に付勢する付勢部材(図12のバネ
15,固定部16等)の図示を省略している。この給紙
装置では、上記退避開始時期の調整は、給紙トレイ6
A,6Bから所定時間内に給紙された用紙の枚数に応じ
て制御装置50が行なう。その制御装置50は、図10
で説明した制御装置20と同様に、中央処理装置(CP
U)とROMとRAMと入出力回路(I/O)とからなる
マイクロコンピュータを有している。
【0055】そのマイクロコンピュータは、所定のタイ
ミングで図16に示すフローチャートにしたがって処理
を実行する。まず、ステップ1で、任意に、あるいは予
め決めた計測時間を設定し、次のステップ2で、用紙が
給紙トレイから給紙されたか否かを判断する。そこで、
給紙されていなければステップ4へ進むが、給紙されて
いればステップ3で、ステップ1で設定された計測時間
内に何枚の用紙が給紙トレイから給紙されたかをカウン
トする。
【0056】このカウントは、例えば用紙の搬送経路上
にセンサを配設し、そのセンサが用紙を検知する度に出
力する信号をカウントしてもよいし、用紙の給紙枚数に
対応する給紙ローラの回転数から用紙の給紙枚数をカウ
ントするようにしてもよい。ステップ4では、ステップ
1で設定された計測時間が経過したか否かを判断し、ま
だ経過して入なければステップ2へ戻って、それが経過
するまで給紙された用紙のカウントを継続し、計測時間
が経過するとステップ5へ進む。このステップ5では、
計測時間内に給紙された用紙枚数と、その計測時間とか
ら予め設定した所定時間での用紙の給紙枚数を演算す
る。
【0057】そして、次のステップ6で、シャッタ11
を覗き窓7から退避させる退避開始時期の調整を行なう
必要があるか否かの判断を、上記所定時間での用紙の給
紙枚数が予め設定したシャッタ11の退避開始時期を早
める枚数以上であるか、あるいは予め設定したシャッタ
11の退避開始時期を遅める枚数以下であるかを判断す
る。
【0058】これは、給紙装置では、用紙を大量に使用
する場合と、そうでない場合とがあり、使用量が多い場
合には給紙トレイ上の用紙の残量が非常に少なくなって
からシャッタ11を覗き窓7から退避させてオペレータ
に用紙の残量少を知らせたのでは余裕がないために使用
中に用紙切れになってしまう恐れがあるので、この場合
には早目にシャッタ11を覗き窓7から退避させること
によって、オペレータに用紙の残量が少なくなったこと
を早目に知らせる必要があるためである。
【0059】また、使用量が少ない場合には、あまり早
い段階でシャッタ11を覗き窓7から退避させると、給
紙トレイ内の用紙が覗き窓7から入り込む光に長く当た
るようになるため、このような場合にはシャッタ11の
退避開始時期を遅めるようにした方がよいためである。
このようにして、上述したような判断をステップ6で行
ない、その判断結果がシャッタ11の退避開始時期を早
めたり、遅めたりする必要のない用紙の給紙枚数である
場合には、そのまま退避開始時期を調整することなしに
このルーチンの処理を終了する。
【0060】一方、ステップ6の判断で、用紙の給紙枚
数がシャッタ11の退避開始時期を早める必要のある枚
数、あるいは退避開始時期を遅める必要のある枚数であ
る場合には、次のステップ7でモータ45を駆動させ
て、予めメモリに記憶されている上記用紙の給紙枚数と
モータ45の回転量との関係を示したテーブルに基づい
てモータ45を回転させ、係合部材33′の位置を変え
ることによりシャッタ11の退避開始時期を調整する。
【0061】なお、この実施例では、給紙された用紙の
枚数をカウントする所定時間の設定次第によって、退避
開始時期の変更を短い時間内に頻繁に行なうことによっ
てその都度細かい給紙枚数の変化に対応させるのか、長
い設定時間の中で給紙された平均的な用紙の枚数により
退避開始時期の変更を行なって、その間の細かな変化に
ついては無視するのか、のいずれかが決定される。ま
た、係合部材33′を長孔12bに沿って移動させる機
構は、上述したラック44bとピニオン46を使用して
移動部材44を移動させるものに限るものではなく、そ
の他の方法で移動部材44を移動させるようにしてもよ
い。
【0062】〈第7実施例〉(図17,図18) この給紙装置は、給紙トレイ6A,6B内の中央位置に
小サイズの用紙Psがセットされているときでも、その
給紙トレイ6A,6Bの外から覗き窓7′を通して中の
用紙Psの端面Paを明瞭に目視できるようにしてい
る。そのため、図17に示すように給紙トレイ6A,6
Bに形成した筒状基部60内に第1筒状部材61を伸縮
自在に取り付け、さらにその第1筒状部材61内に第2
筒状部材62を伸縮自在に取り付けている。そして、そ
の第2筒状部材62の先端面に覗き窓7′を形成すると
共に、そこに透明板8を固定している。
【0063】その筒状基部60には、図18にも示すよ
うに周方向の一部に凸部60aを形成し、その凸部60
aに対応して第1筒状部材61の外周面に縦溝61aを
その第1筒状部材61の伸縮方向に沿って形成し、その
縦溝61aに凸部60aを移動可能に嵌入させている。
同様に、第1筒状部材61に、周方向の一部に凸部61
bを形成し、その凸部61bに対応して第2筒状部材6
2の外周面に縦溝62aをその第2筒状部材62の伸縮
方向に沿って形成し、その縦溝62aに凸部61bを移
動可能に嵌入させている。
【0064】したがって、給紙トレイ6A又は6Bの中
央に、図17に示すように小サイズの用紙Psをセット
した場合でも、図示のように第2筒状部材62を用紙P
sの端面Paに近づけるように引き出せば、第1筒状部
材61と第2筒状部材62とが共に伸長することによっ
て覗き窓7′が用紙Psの端面Paに近づくので、その
端面Paを装置の外部からでも明瞭に目視することがで
きる。なお、筒状基部60,第1筒状部材61及び第2
筒状部材62は、円筒に限ることなしに4角の筒状体で
あってもよいし、5角以上の多角の筒状体やそれ以外の
形状の筒状体であってもよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、次に記載する効果を奏する。請求項1の給紙装置に
よれば、トレイ内の用紙の残量を装置外部ら目視で確認
することができるので、センサ等を使用して間接的に残
量を検知する方法に比べて、用紙の残量を直接目で見る
ことによって誤差なく用紙の残量を容易に且つ視覚的効
果ではっきりと確認することができる。また、トレイの
壁に覗き窓を形成するだけという簡単な構造であるた
め、故障がなく、組立も容易であり、コスト面でも比較
的安く作ることができる。
【0066】請求項2の給紙装置によれば、トレイ内の
用紙の残量が所定の量になるまではシャッタが覗き窓を
覆っているので、普段は閉じられている覗き窓が、用紙
が少なくなったときに初めてシャッタが退避することに
よって開けられるので視覚的効果が大であり、用紙の残
量が少なくなったことをより強くオペレータに印象づけ
ることができる。また、トレイ内の用紙が、覗き窓から
入り込む光に長時間あたることも防げるので、用紙の日
焼けも防止できる。
【0067】請求項3の給紙装置によれば、覗き窓に取
り付けられた透明板により、トレイ内の用紙を直接外気
に触れないようにすることができるため防湿,防塵の効
果が得られると共に、用紙の端面に覗き窓から直接手が
触れられないようにすることができるため安全であり、
機械の故障防止にもなる。また、透明板に形成した用紙
の残量に対応する目盛りにより、トレイ内の用紙の残量
が一目でわかる。
【0068】請求項4の給紙装置によれば、シャッタが
覗き窓から退避する時期に合わせて用紙の残量が少なく
なったことを知らせる表示がされるので、オペレータが
操作中等により視線がトレイから離れているときであっ
ても、上記表示に気がついて用紙の残量が少なくなった
ことを確認することができ、用紙切れを防止できる。
【0069】請求項5の給紙装置によれば、所定時間内
に用紙を多く使う場合にはシャッタを覗き窓から退避さ
せる退避開始時期を早めることができるので用紙切れを
防止でき、用紙を少なく使う場合には上記退避開始時期
を遅らせることができるので、意味をなさない少ない使
用量の割に早すぎるシャッタの退避を防止できる。ま
た、使用量が少ない段階で補給を行なった場合には、ト
レイ上に残っている用紙の上に補充した新しい用紙が重
ねられるため、古い用紙がいつまでもトレイ内に残って
しまったり、その補充用紙と古い用紙との間で紙端面の
位置が不揃いになったりすることがあるが、上記の退避
開始時期を遅らせることにより、それを防止できる。
【0070】請求項6の給紙装置によれば、トレイ内か
ら所定時間内に給紙された用紙の枚数に応じてシャッタ
を覗き窓を覆う位置から退避させる時期が自動的に調整
されるので、オペレータが時間当たりの用紙の使用枚数
に応じで上記調整を行なわなくても、それが自動的に行
なわれるので手間が省ける。
【0071】請求項7の給紙装置によれば、小サイズの
用紙をトレイの中央位置にセットして使用する場合であ
っても、伸縮可能な筒体に形成されている覗き窓を上記
用紙の端面に接近する位置まで移動させることができる
ので、トレイ内の用紙の残量を至近距離から目視で明瞭
に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の給紙装置が装着された
複写機全体を示す外観斜視図である。
【図2】図1の複写機で給紙装置に設ける覗き窓の位置
を給紙トレイの用紙の給紙側の壁としそれに対応させて
装置本体に開口を形成した実施例を示す斜視図である。
【図3】この発明による給紙装置の第2実施例を示す斜
視図である。
【図4】同じくその実施例の覗き窓を隠すシャッタを移
動させるシャッタ移動機構を示す斜視図である。
【図5】同じくその実施例のシャッタ移動機構がシャッ
タを覗き窓を覆う位置から退避させた状態を示す概略図
である。
【図6】同じくその実施例のシャッタ移動機構がシャッ
タを覗き窓を閉じる位置に移動させた状態を示す概略図
である。
【図7】この発明による給紙装置の第3実施例を示す斜
視図である。
【図8】同じくその実施例の給紙トレイの覗き窓に設け
られた透明板に用紙の残量に対応する目盛りが形成され
ている様子を部分的に示す正面図である。
【図9】図7の給紙装置に設けられている透明板を給紙
トレイへ横方向から差し込むようにした給紙装置の実施
例を部分的に示す正面図である。
【図10】この発明による給紙装置の第4実施例を示す
ブロック図である。
【図11】図10の実施例におけるシャッタを横方向に
スライドさせるようにした場合のセンサ23の配設位置
を示す概略図である。
【図12】同じくそのセンサ23でシャッタに連動する
スライド部材14を検知するようにした実施例を示す概
略図である。
【図13】この発明による給紙装置の第5実施例を示す
概略図である。
【図14】同じくその実施例に設けられているシャッタ
を覗き窓から退避させる退避開始時期を調整する調整機
構を分解して示す斜視図である。
【図15】この発明による給紙装置の第6実施例を示す
概略図である。
【図16】同じくその実施例に設けられている制御装置
が行なうシャッタを退避させる退避開始時期の調整に関
する処理を示すフロー図である。
【図17】この発明による給紙装置の第7実施例を部分
的に断面状態にして示す平面図である。
【図18】同じくその実施例に設けられている伸縮可能
な筒状部を示す斜視図である。
【符号の説明】
2A,2B:給紙装置 6A,6B:給紙トレイ 6a,6b,6c,6d:壁 7,7′:覗き窓 8:透明板 10:シャッタ移動機構 11:シャッタ 20,50:制御装置 22:表示部 23:センサ 30,30′:調整機構 60:筒状基部 61:第1筒状部材 62:第2筒状部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲に壁を有する引き出し式のトレイか
    ら定形サイズの用紙を給紙する給紙装置において、 前記トレイの前面又は側面の前記壁に、該トレイ内の用
    紙を外部から目視できる覗き窓を設けたことを特徴とす
    る給紙装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の給紙装置において、前記
    覗き窓を隠すシャッタと、前記トレイ内の用紙の残量が
    所定量まで減少したときに前記シャッタを前記覗き窓を
    覆う位置から退避させるシャッタ移動機構とを設けたこ
    とを特徴とする給紙装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の給紙装置におい
    て、前記覗き窓に透明板を取り付け、該透明板に前記ト
    レイ内の用紙の残量に対応する目盛りを形成したことを
    特徴とする給紙装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の給紙装置において、前記
    シャッタが前記シャッタ移動機構により覗き窓から退避
    されたときに用紙の残量が少なくなったことを表示する
    手段を設けたことを特徴とする給紙装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の給紙装置において、前記
    シャッタ移動機構のシャッタを前記覗き窓から退避させ
    る退避開始時期を調整する手段を設けたことを特徴とす
    る給紙装置。
  6. 【請求項6】 前記退避開始時期を調整する手段が、前
    記トレイから所定時間内に給紙された用紙の枚数に応じ
    て前記退避開始時期を調整する手段である請求項5記載
    の給紙装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の給紙装置において、前記
    トレイの前面の前記壁に開口を設け、該開口の内側に前
    記トレイに収納された用紙の端面に接近する方向に伸縮
    可能な筒体を設け、該筒体の前記用紙の端面に対向する
    先端面に前記覗き窓を形成したことを特徴とする給紙装
    置。
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