JPH09267225A - 自動螺子供給装置 - Google Patents

自動螺子供給装置

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JPH09267225A
JPH09267225A JP7727396A JP7727396A JPH09267225A JP H09267225 A JPH09267225 A JP H09267225A JP 7727396 A JP7727396 A JP 7727396A JP 7727396 A JP7727396 A JP 7727396A JP H09267225 A JPH09267225 A JP H09267225A
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JP
Japan
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screw
pair
holder
automatic
holding
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JP7727396A
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English (en)
Inventor
Hidenori Imai
秀範 今井
Isao Ikeda
功 池田
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09267225A publication Critical patent/JPH09267225A/ja
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組付け時間の短縮と部品点数の削減を図るこ
とができる自動螺子供給装置の提供。 【解決手段】 複数の螺子を連続供給する送給路と,該
送給路から1個ずつ送り出される螺子を第1位置で受
領,保持して,該第1位置から離隔した螺子吸着位置で
ある螺子吸着位置に転送する転送手段とを有する自動螺
子供給装置において、第1位置と螺子吸着位置との間で
支軸を中心にして揺動回転する単一の螺子保持具60
と、該螺子保持具60を第1位置と螺子吸着位置との間
で揺動回転させる駆動手段70とを有しており、螺子保
持具60は、螺子吸着位置にある螺子と同一軸線上で進
退する螺子締め具38の動きを妨げない構造になってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、自動螺子締め具に
連続的に螺子を供給するための自動螺子供給装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動螺子締め装置は、図12に示
されるように構成されていた。01は、自動螺子締め装
置の一部である螺子供給部材の先端部を示している。図
示されない螺子収容部から、下向きに傾斜配置された螺
子供給部材01に形成された図示しない螺子案内路に沿
って矢印Aで示す方向に連続的に螺子02が供給され
る。螺子供給部材01の下端に近い位置には、螺子仕分
け用のストッパー部片01a、01bが螺子案内路を横
断する方向に進退可能に配設されている。ストッパー部
片01bが後退すると、これに支持されていた螺子が第
1螺子保持具04に向かって送り出される。この後、ス
トッパー部片01bが前進して図示位置に戻り、これと
同期してストッパー部片01aが後退して、このストッ
パー部片01aに支持されていた螺子が下降してストッ
パー部片01bにより支持される。第一螺子保持具04
は螺子03を受領して保持し、支軸05を中心にして揺
動回転するようになっており、矢印Bで示す反時計回り
方向に揺動回転して一点鎖線で示される位置に移動す
る。この位置には第2螺子保持具06が待機しており、
第1螺子保持具04から解放された螺子02が第2螺子
保持具06に引き渡される。第2螺子保持具06は、螺
子締め具07が図示位置から一点鎖線位置方向に前進す
るのに同期して、支軸08を中心にして矢印Cで示すよ
うに時計回り方向に揺動回転して、一点鎖線位置に移動
するようになっている。螺子締めが終了すると、螺子締
め具および第2螺子保持具06は図示位置に復帰する。
このような動作が反復して行われるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の自動螺子締め装置は、螺子供給部材から供給される螺
子を受領、保持して支軸を中心として揺動回転して停止
し、保持している螺子を解放する第1螺子保持具と、第
1螺子保持具が解放した螺子を螺子吸着位置にて受領、
保持する第2螺子保持具との間で受け渡しの失敗が生じ
易かった。また、上記したように、第1螺子保持具から
第2螺子保持具へ螺子を受け渡す時間分だけ組付に要す
る時間が余分にかかるため、製品の生産性に影響を与え
る原因となっていた。さらに、上記したように、螺子供
給部材から供給される螺子を螺子吸着位置に転送するた
めには第1螺子保持具および第2螺子保持具を要するた
め、機構が複雑になり、部品点数が増えて経費高になる
という問題があった。さらにまた、螺子締め対象物の側
面への螺子締めは行えるが、対象物の底面への螺子締め
には単体だけでは対応することができないという問題が
あった。かくして、本発明の主目的は、単一機構による
単一動作によって安定した螺子供給を行い、螺子の受け
渡しの失敗が生じにくい自動螺子供給装置を提供するこ
とである。本発明の他の目的は、上記した単一機構によ
る単一動作によって組付に要する時間を減少させ、製品
の生産性を向上することができる自動螺子供給装置を提
供することである。本発明のさらに他の目的は、上記し
た単一機構を使用した安価な自動螺子供給装置を提供す
ることである。本発明のその他の目的は、単体で対象物
の側面のみならず底面への螺子締めに対応できる自動螺
子供給装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、以下の構成
を採用することによって達成される。複数の螺子を連続
供給する送給路と,該送給路から1個ずつ送り出される
螺子を第1位置で受領,保持して,該第1位置から離隔
した螺子吸着位置である螺子吸着位置に転送する転送手
段とを有する自動螺子供給装置において、第1位置と螺
子吸着位置との間で支軸を中心にして揺動回転する,転
送手段としての単一の螺子保持具と、該螺子保持具を第
1位置と螺子吸着位置との間で揺動回転させる駆動手段
とを有しており、螺子保持具は、螺子吸着位置にある螺
子と同一軸線上で進退する螺子締め具の動きを妨げない
構造になっている自動螺子供給装置。これにより、螺子
の受け渡しの失敗が生じにくい単純且つ安価な自動螺子
供給装置を提供することができる。前記螺子保持具の好
適形態によれば、螺子を直接保持する一対の保持片を有
し、該一対の保持片は開閉式となっており、螺子締め具
が螺子締め対象物に向かって前進するときにはその前進
力によって開成され、該螺子締め具が後退するときには
閉成される。
【0005】本発明の他の好適実施形態によれば、一対
の保持片は、互いに間隔を置いて概ね平行に配設された
一対の腕軸にそれぞれ揺動自在に支持されるとともに、
該腕軸に装架された付勢手段によって常に閉成位置に戻
るように付勢されている。本発明の他の好適実施形態に
よれば、保持片の閉成位置を規定するための位置規制部
材を、螺子保持具が有している。本発明の他の好適実施
形態によれば、少なくとも一方の腕軸がその基端部分を
支点として、一対の保持片の側辺間隔が僅かに開くよう
に揺動する構造になされ、この揺動が螺子保持具に配設
された第2駆動手段によって行われ、しかも該揺動可能
な腕軸は、揺動拡開した状態から非揺動位置に復帰する
ように、螺子保持具に配設された第2付勢手段によって
付勢されている。本発明の他の好適実施形態によれば、
一対の腕軸によって支持される一対の保持片が板状体で
あって、螺子と係合する一対の長手方向側辺が互いに小
間隔を置いて対向し、一対の腕軸を中心にして観音開き
式に開閉する。本発明の他の好適実施形態によれば、少
なくとも一方の保持片の外端縁から離隔した位置まで長
手方向側片が後退しており、該後退部分は螺子の軸部を
受け入れるが、螺子の頭部の直径よりも小さい寸法であ
って該螺子の頭部は通過できない間隔になされている。
本発明の他の好適実施形態によれば、一対の保持辺が螺
子を保持した時、該一対の保持具から螺子が脱落しない
ように、小間隔が該一対の保持片の内端縁から外端縁に
向かう方向に先細になっている。本発明の他の好適実施
形態によれば、螺子締め対象物の側面のみならずその底
面からも螺子締めを行うことができるように、駆動手段
の揺動回転軸には螺子保持具の揺動回転位置を規定する
ための揺動回転位置規制部材が装架され、該揺動回転位
置規制部材と当接することにより螺子保持具の揺動回転
を停止する調節部材が駆動手段に配接されている。以
下、本発明の実施の形態について説明する。
【0006】
【発明の実施の形態】まず、本発明の構成について説明
する。図1を参照して説明する。20は、本発明の自動
螺子供給装置50を含む自動螺子締め装置である。30
は、多数の螺子を収容するホッパである。ホッパ30
は、その中に収容された螺子の一部を分離供給するため
の分離アーム31が進入するようになされている。分離
アーム31によって螺子が供給される送給路32aは、
その一端がホッパ30に連結されるとともに、他端側に
下降するように傾斜配置されており、図示しない脚部材
に取付けられ、さらにこの脚部材はベース部材に堅固に
固定されている。送給路32a上には螺子の有無を検出
する螺子有無検出センサ33が配設されており、このセ
ンサの検出情報に基づいてホッパ用シリンダ34が駆動
して分離アーム31が支軸35を中心として揺動回転す
る。送給路32a上に供給された螺子は、送給路32a
に形成された図示しない螺子案内路上に整列し、重力の
作用により徐々に下降して送給路32aに引き続く分離
路32b上に形成された図示しない螺子案内路上を進
む。この分離路32bは、その一端が送給路32aに連
結されるとともに、他端側に下降するように傾斜配置さ
れており、図示しない脚部材に取付けられ、さらにこの
脚部材はベース部材に堅固に固定されている。分離路3
2bの他端は開放端となっており、ここから螺子が自動
螺子供給装置50に送り出される。分離路32b上に形
成された図示しない螺子案内路上の螺子は、分離装置3
6により個別に分離されて自動螺子供給装置50に供給
される。分離装置36は自動螺子供給装置50からの要
求に応じて分離用シリンダ37により駆動される。
【0007】自動螺子供給装置50は分離路32bの開
放端に引き続いて配置され、図示しない脚部材に取付け
られ、さらにこの脚部材はベース部材に堅固に固定され
ている。この脚部材は上記した送給路32aおよび分離
路32bを取り付ける脚部材とは別体になされ、分離用
シリンダ37からの振動が伝達されないようになされて
いる。自動螺子供給装置50の螺子保持具60により受
領、保持された螺子は、図示位置(第1位置)から一点
鎖線で示す螺子吸着位置(螺子吸着位置)へ転送され、
螺子と同一軸線上を前進、後退する螺子締めドライバー
38により対象物へ螺子締めされる。ストッパー47は
分離路32bの上方に取付けられ、一対の保持片61、
62が送られてくる螺子を受領する際、そのテーパ部4
7aと保持片61、62が成す狭角部αによって螺子の
頭部を保持し、保持片61、62により螺子の保持を安
定させる。ストッパー47は自動螺子供給装置50側に
も取付け得る。なお、この自動螺子供給装置50には螺
子保持具60を駆動する回転シリンダ70の原点位置を
検出する原点位置検出センサ45および螺子吸着位置に
おいて螺子の有無を検出する螺子有無検出センサ44が
配置されている。
【0008】螺子締めドライバー38はブラケットに装
架され、このブラケットは螺子締めドライバー用シリン
ダ39に固定されている。この螺子締めドライバー用シ
リンダ39は、上記ベース部材に固定された図示しない
スライド装置に移動自在に支持されており、螺子有無検
出センサ44からの検出情報に基づいて駆動される螺子
締めドライバー用シリンダ39により前進、後退され
る。螺子締めドライバー用シリンダ39上には螺子締め
ドライバー用シリンダ39の原点位置を検出する原点位
置検出センサ40が配設され、螺子締めドライバー38
の先端には螺子吸着位置に転送された螺子を吸着するた
めの吸着パイプ41が装袈されている。また、螺子締め
ドライバー38上には螺子の浮きを検出する螺子浮き検
出センサ42が配設されている。
【0009】上記した、ホッパ用シリンダ34、分離用
シリンダ37および螺子締めドライバー用シリンダ39
等の駆動手段は、図示しない圧縮空気送出装置によって
駆動される。配管43は、螺子締めドライバー38の内
部で吸着パイプ41に接続され、図示しない真空発生装
置に連結されている。上記圧縮空気送出装置および真空
発生装置等の駆動手段は、螺子有無検出センサ33、4
4、原点位置検出センサ40、45および螺子浮き検出
センサ42からの検出情報に基づいて図示しないロボッ
トコントローラまたはシーケンサ等の制御装置により制
御される。
【0010】次いで、図2および図3を参照して説明す
る。本発明の自動螺子供給装置50は、分離路32bか
ら1個ずつ送り出される螺子を図示した第1位置で受
領,保持して,一点鎖線で示される螺子吸着位置である
螺子吸着位置に螺子保持具60によって転送される。螺
子保持具60は支軸51を中心にして回転シリンダ70
によって第1位置と螺子吸着位置との間を揺動回転され
る。螺子締めドライバー38は螺子吸着位置に保持され
た螺子と同一軸線上に配設されており、この螺子締めド
ライバー38の先端には吸着パイプ41が装架されてい
る。螺子保持具60は螺子を直接保持する一対の保持片
61、62を有している。これらの保持片は、螺子締め
ドライバー38が螺子締め対象物に向かって前進すると
きにはその前進力によって開成され、螺子締めドライバ
ー38が後退するときには閉成される開閉式になってい
る。また、保持片の閉成は、螺子締めドライバーが前進
し、螺子締めを行っている際に、回転シリンダ70によ
って螺子保持具60を第1位置に揺動回転させることで
達成できる。螺子締め中に螺子保持具60を第1位置に
移動すれば、供給時間を短縮できる。
【0011】一対の保持片61、62は、螺子保持具6
0に、互いに間隔を置いて概ね平行に配設された一対の
腕軸63、64に支持され、腕軸64は螺子保持具60
の本体部60aに揺動自在に支持されており、腕軸63
は螺子保持具60の本体部60aに配置された支軸68
を中心にして揺動回転する腕軸ホルダ60bに揺動自在
に支持されている。この腕軸63、64にはそれぞれ捻
りばね65、66(付勢手段)が装架されており、これ
らの捻りばねによって保持片61、62は常に閉成位置
に戻るように付勢されている。ここに、閉成位置とは、
図2に示すように、螺子保持具60に配設されたストッ
パ67(位置規制部材)によって、保持片61、62の
動きが抑止される位置である。
【0012】腕軸63は一対の保持片61、62の側辺
間隔が僅かに開くように揺動回転され、この揺動は腕軸
用シリンダ(第2駆動手段)69によって行われる。こ
の揺動可能な腕軸63は、揺動拡開した状態から非揺動
位置に復帰するように、図示しないばねによって付勢さ
れている。一対の腕軸63、64によって支持される一
対の保持片61、62は板状体であって、その螺子と係
合する一対の長手方向側辺は互いに小間隔を置いて対向
し、一対の保持片61、62は一対の腕軸63、64を
中心にして観音開き式に開閉する。保持片62の長手方
向側片は、その外端縁から離隔した位置まで後退してお
り、該後退部分は螺子の軸部を受け入れるような間隔幅
になされているが、その間隔幅は該螺子の頭部よりも小
径であって該螺子の頭部は通過できない間隔幅になされ
ている。
【0013】一対の保持辺61、62が螺子を保持した
時、この一対の保持具から螺子が脱落しないように、上
記間隔幅は該一対の保持片の内端縁から外端縁に向かう
方向に先細になっている。腕軸用シリンダ69が駆動し
て腕軸ホルダ60bを揺動拡開した状態では腕軸63、
64は概ね平行ではあるが、腕軸用シリンダ69が非駆
動とされて腕軸ホルダ60bが非揺動位置に上記したば
ねにより付勢されて戻った状態では、腕軸63は腕軸6
4に対して僅かに傾斜した概ね平行な状態になされてい
る。
【0014】図3(b)に一対の保持片61、62の細
部を示す。保持片61は略矩形で形成され、特に螺子保
持側である辺61aは腕軸63と平行な直線となってい
る。保持片62も略矩形に形成されるが、その螺子保持
側には半径Rの曲線部と直線からなる位置決め部62b
と腕軸64に平行な直線62aからなる螺子保持用切り
欠部62cが設けられている。位置決め部62bの半径
Rは保持する螺子の軸部半径より若干小さくされるが、
切り欠部62cの深さ(幅)l(エル)が螺子の軸部の
半径よりも大きければ直線62aと直角をなす直線でも
良い。また、螺子を辺61aと直線部62aで保持する
ため、切り欠部62cの深さl(エル)は保持する螺子
の頭部の直径より小さくなっている。図3(b)からも
わかるように、保持片61、62の幅m,nの寸法の和
は腕軸63、64の間隔より小さくなっている。これは
第1位置で螺子を受領し腕軸63を反時計方向に回転さ
せ螺子を保持するとき、切り欠部62cの先端と辺61
aの先端の間隔を保持する螺子の直径より小さくし、螺
子が螺子保持状態から脱落しないようにするためであ
る。また、このような構成にすることにより、螺子を受
領するとき辺61aと直線部62aが平行で、かつその
間隔が締めようとする螺子の軸部直径よりわずかに大き
く、あるいは螺子の頭部を十分保持できる間隔になるよ
うに設定できるため、安定した螺子の保持が可能とな
る。
【0015】螺子締め対象物の側面のみならずその底面
からも螺子締めを行うことができるように、回転シリン
ダ70の揺動回転軸には螺子保持具60の揺動回転位置
を規定するための多面部材(位置規制部材)71が装架
され、該多面部材70と当接することにより螺子保持具
60の揺動回転を第1位置に停止させる調節ねじ(調節
部材)72および調節ナット73(調節部材)、螺子吸
着位置に停止させる調節ねじ74(調節部材)および調
節ナット75(調節部材)が回転シリンダ70に配設さ
れいる。
【0016】図7から図10までを参照して説明する。
腕軸用シリンダ69に回転シリンダ70を同期して駆動
するには、図7の回路図に示すように、これらを同一の
ソレノイドバルブに接続する。この場合、図8に示すよ
うに、腕軸用シリンダ69が駆動して螺子を保持するタ
イミングと、回転シリンダ70が駆動して螺子保持具6
0を揺動回転させるタイミングとがほぼ同期化されるの
で、螺子組付けに要する時間を短縮する上で有利である
ことが理解できる。また、腕軸用シリンダ69と回転シ
リンダ70を別個に駆動するには、図9の回路図に示す
ように、それぞれを別々のソレノイドバルブに接続す
る。この場合、図10に示すように、腕軸用シリンダ6
9が駆動して螺子を保持してから、若干の時間経過後
に、回転シリンダ70が駆動して螺子保持具60が揺動
回転されるので、螺子組付けに要する時間を短縮するに
は不利であることが理解できる。本発明においては、腕
軸用シリンダと回転シリンダは、上記の両方の形態をと
り得る。
【0017】次いで、本発明の作用について説明する。
螺子有無検出センサ44が螺子が螺子供給位置に無いこ
とを検出すると、螺子保持具60が回転シリンダ70に
より螺子吸着位置から第1位置に戻され、これと同時に
腕軸63が支軸68を中心にして腕軸用シリンダ69に
より揺動回転される。螺子保持具60が第1位置に有る
ことを図示しない回転シリンダ70の原点位置検出セン
サ45が検出すると、分離シリンダ37が駆動して分離
路32b上に整列した螺子のうちの1個が分離されて、
第1位置に待機している螺子保持具60の一対の保持片
61、62に送り出される。保持片61、62が螺子を
受領、保持したことを検出すると、腕軸用シリンダ69
が非駆動状態にされて螺子が保持され、これとともに回
転シリンダ70が駆動されて、螺子保持具60が第1位
置から螺子吸着位置へ揺動回転される。螺子有無検出セ
ンサ44が螺子を検出すると、螺子締めドライバー38
が駆動され、真空発生装置により配管43から吸引パイ
プ41を経て吸引がなされ、螺子締めドライバー用シリ
ンダー39が駆動されて、螺子締めドライバー38が前
進して、螺子を対象物へ締付ける。螺子締めが完了する
と、螺子締めドライバー38が初期位置に後退する。こ
のような動作が繰り返される。
【0018】図4に示すように、螺子は保持片61、6
2により螺子吸着位置に保持されており、螺子締めドラ
イバー38の工具軸46および吸着パイプ41は矢印A
方向に前進する。次いで、図5に示すように、螺子締め
ト゛ライバー38の工具軸46および吸着パイプ41は螺
子吸着位置まで前進して、吸着パイプ41は螺子を吸着
して工具軸46はこれに係合し、さらに矢印A方向に前
進しながら、保持片61、62をそれぞれ、腕軸63、
64を中心にして揺動回転させて、図6に示すようにな
す。
【0019】本発明の別の実施形態によれば、図11に
示すように図2に示した多面体71の形状を変更するこ
とにより、螺子保持具60を一転鎖線で示す位置まで揺
動回転するようになすことができる。
【0020】以上、本発明について説明してきた。本発
明は、その精神または主要な特徴から逸脱することな
く、他のいろいろな形態で実施することができる。例え
ば、回転シリンダや腕軸用シリンダを圧縮空気駆動から
電動式に変更することも可能である。そのため、前述の
実施例はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解
釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲に
よって示すものであって、明細書本文には、何ら拘束さ
れない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変
形や変更は、すべて本発明の範囲内のものである。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、以下の利点が得られ
る。 螺子を螺子吸着位置へ転送する転送手段を単一機構に
したので、安定した螺子供給を行うことができ、螺子の
受け渡しミスを減少させることができる。 螺子を螺子吸着位置へ転送する転送手段を単一機構に
したので、構成を単純化でき、全体の重量を軽減するこ
とができる。 螺子保持具の揺動回転角度を調整可能にしたので、螺
子保持具を任意の角度だけ揺動回転することができ、対
象物の側面のみならず底面への螺子締めにも対応できる
自動螺子供給装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動螺子供給装置,を含む自動螺
子締め装置の概略を示す図である。
【図2】本発明による自動螺子供給装置の螺子保持具が
第1位置にあるときの図である。
【図3】本発明による自動螺子供給装置の螺子保持具が
螺子吸着位置にあるときの図である。
【図4】本発明による自動螺子供給装置の螺子保持具が
螺子吸着位置にあるときの螺子締めドライバーとの関係
を説明する図である。
【図5】本発明による自動螺子供給装置の螺子保持具が
螺子吸着位置にあるときの螺子締めドライバーとの関係
を説明する図である。
【図6】本発明による自動螺子供給装置の螺子保持具が
螺子吸着位置にあるときの螺子締めドライバーとの関係
を説明する図である。
【図7】螺子保持具と腕軸の駆動を同期させる回路図で
ある。
【図8】螺子保持具と腕軸の駆動を同期させるためのタ
イムチャートである。
【図9】螺子保持具と腕軸を別個に駆動させる回路図で
ある。
【図10】螺子保持具と腕軸を別個に駆動させるための
タイムチャートである。
【図11】本発明の別の実施形態を示す図である。
【図12】従来の技術を示す図である。
【符号の説明】
32a 送給路 38 螺子締めドライバー(螺子締め具) 50 自動螺子供給装置 51 支軸 60 螺子保持具 61、62 保持片 63、64 腕軸 65、66 捻りばね(付勢手段) 67 ストッパ(移動規制部材) 69 腕軸用シリンダ(第2駆動手段) 70 回転シリンダ(駆動手段) 72、74 調節ねじ 73、75 調節ナット

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の螺子を連続供給する送給路と,該
    送給路から1個ずつ送り出される螺子を第1位置で受
    領,保持して,該第1位置から離隔した螺子吸着位置で
    ある螺子吸着位置に転送する転送手段とを有する自動螺
    子供給装置において、 前記第1位置と前記螺子吸着位置との間で支軸を中心に
    して揺動回転する,前記転送手段としての単一の螺子保
    持具と、 該螺子保持具を前記第1位置と前記螺子吸着位置との間
    で揺動回転させる駆動手段とを有しており、 前記螺子保持具は、前記螺子吸着位置にある螺子と同一
    軸線上で進退する螺子締め具の動きを妨げない構造にな
    っていることを特徴とする自動螺子供給装置。
  2. 【請求項2】 前記螺子保持具が螺子を直接保持する一
    対の保持片を有し、該一対の保持片は開閉式となってお
    り、前記螺子締め具が螺子締め対象物に向かって前進す
    るときにはその前進力によって開成され、該螺子締め具
    が後退するときには閉成されることを特徴とする請求項
    1に記載された自動螺子供給装置。
  3. 【請求項3】 前記一対の保持片は、前記螺子保持具
    に、互いに間隔を置いて概ね平行に配設された一対の腕
    軸にそれぞれ揺動自在に支持されるとともに、該腕軸に
    装架された付勢手段によって常に閉成位置に戻るように
    付勢されていることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載された自動螺子供給装置。
  4. 【請求項4】 前記保持片の閉成位置を規定するための
    位置規制部材を、前記螺子保持具が有することを特徴と
    する請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載さ
    れた自動螺子供給装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも一方の前記腕軸がその基端部
    分を支点として、前記一対の保持片の側辺間隔が僅かに
    開くように揺動する構造になされ、この揺動が前記螺子
    保持具に配設された第2駆動手段によって行われ、 しかも、該揺動可能な腕軸は、揺動拡開した状態から非
    揺動位置に復帰するように、前記螺子保持具に配設され
    た第2付勢手段によって付勢されていることを特徴とす
    る請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載され
    た自動螺子供給装置。
  6. 【請求項6】 前記一対の腕軸によって支持される前記
    一対の保持片が板状体であって、螺子と係合する一対の
    長手方向側辺が互いに小間隔を置いて対向し、前記一対
    の腕軸を中心にして観音開き式に開閉することを特徴と
    する請求項2から請求項5までのいずれか1項に記載さ
    れた自動螺子供給装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも一方の前記保持片の長手方向
    側片が、その外端縁から離隔した位置まで後退してお
    り、該後退部分は螺子の軸部を受け入れるが、該螺子の
    頭部の直径よりも小さい寸法であって該螺子の頭部は通
    過できない間隔になされていることを特徴とする請求項
    1から請求項6までのいずれか1項に記載された自動螺
    子供給装置。
  8. 【請求項8】 前記一対の保持辺が螺子を保持した時、
    該一対の保持具から螺子が脱落しないように、前記小間
    隔が該一対の保持片の内端縁から外端縁に向かう方向に
    先細になっていることを特徴とする請求項6または請求
    項7に記載された自動螺子供給装置。
  9. 【請求項9】 前記螺子締め対象物の側面のみならずそ
    の底面からも螺子締めを行うことができるように、前記
    駆動手段の揺動回転軸には前記螺子保持具の揺動回転位
    置を規定するための揺動回転位置規制部材が装架され、
    該揺動回転位置規制部材と当接することにより前記螺子
    保持具の揺動回転を停止する調節部材が前記駆動手段に
    配接されいることを特徴とする請求項1から請求項8ま
    でのいずれか1項に記載された自動螺子供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104842149A (zh) * 2014-02-17 2015-08-19 香港斯讬克股份有限公司 锁固设备
CN106144465A (zh) * 2015-03-23 2016-11-23 Ykk株式会社 拉链拉头组装装置的本体供给装置

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