JPH09265633A - 光記録媒体および光記録再生装置および光記録媒体の製造方法 - Google Patents

光記録媒体および光記録再生装置および光記録媒体の製造方法

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JPH09265633A
JPH09265633A JP9010765A JP1076597A JPH09265633A JP H09265633 A JPH09265633 A JP H09265633A JP 9010765 A JP9010765 A JP 9010765A JP 1076597 A JP1076597 A JP 1076597A JP H09265633 A JPH09265633 A JP H09265633A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、情報ビット毎の絶対位置に記録が困難
なためにギャップ領域やバッファ領域が必要であった。 【解決手段】 本発明は、グルーブ2の片側の側壁4が
ウォブル信号によってウォブルされたトラックを有する
光記録媒体において、前記ウォブル信号とは異なる周波
数のトラックの切り欠き部分5を備えるものであり、ト
ラックの切り欠きによって記録されたサンプルビットに
より光ディスクの絶対位置を検出し、この位置に同期し
た記録再生クロックにより情報ビットを記録する。この
ような切り欠きの形成により、何回書き換えを行っても
常に同じ情報ビット位置に記録でき、従来のようなギャ
ップ領域やバッファ領域が不要となり記録領域を有効に
活用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グルーブの片側の
側壁がウォブル信号によってウォブルされたトラックを
有する光記録媒体、およびこの光記録媒体に情報を記録
する光記録再生装置、及びこの光記録媒体を製造する製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から光ディスクのトラック密度を向
上させるために、ランドとグルーブの両方に情報の記録
を行う技術が開発されている。例えば、特開平5−31
4538号公報において、このときのトラック形成方法
が開示されている。この方法を図24に示す光ディスク
の拡大図を用いて説明すると以下の通りである。光ディ
スク101にはグルーブ102、104、106・・・
とランド103、105・・・が形成されており、それ
ぞれ情報記録トラックとなる。たとえばグルーブ104
の片側の側壁108には、回転同期情報やアドレス情報
によりFM変調されたウォブル信号が記録されている。
隣接するウォブルされた側壁107や109までの距離
は光ビーム径よりも長いため、これらのウォブル信号を
光ビームによって読み出すことが防止できる。
【0003】たとえばグルーブ104を光ビーム110
でトラッキングすると、その側壁108からウォブル信
号が再生される。このウォブル信号から回転同期情報や
アドレス情報を読み出し、光ディスクの回転制御やアド
レスの再生を行う。しかし隣接するランド105の反対
側の側壁109のみがウォブルされていることにより、
グルーブ104をトラッキングする場合に光ビーム11
0の端が側壁109に達しないため側壁108のウォブ
ル信号に側壁109のウォブル信号が混入することはな
い。またランド103をトラッキングする場合も同様に
側壁108からウォブル信号が再生される。しかし隣接
するグルーブ102の反対側の側壁107のみがウォブ
ルされていることにより、ランド103をトラッキング
する場合に光ビーム110の端が側壁107に達しない
ため側壁108のウォブル信号に側壁107のウォブル
信号が混入することはない。これにより、ウォブル信号
のクロストークが低減されるため、光ディスクの回転制
御が確実に行われ、アドレス情報を正確に読み出すこと
ができる。以下これらのランドおよびグルーブを片側ウ
ォブルトラックと呼ぶ。尚、ウォブルされた側壁108
を挟んだ相対するグルーブ104とランド103は同一
の回転同期情報とアドレス情報を持つことになる。
【0004】さてディスクの記録密度を向上させる方法
として、従来から記録情報のCLV(Constant
Linear Velocity)記録がよく知られ
ている。図25を用いて、片側ウォブルトラックを用い
たCLV記録を行う情報記録再生装置について説明す
る。情報をCLV記録するためには、光ディスク101
にあらかじめ回転同期情報を含むウォブル信号をトラッ
クの片側にCLV記録しておく。ウォブルトラックが形
成された光ディスク101に光ピックアップ111から
光ビームを照射し、反射光から再生されたトラックエラ
ー信号あるいはトータル信号からウォブル信号aaを抽
出する。このウォブル信号aaはアドレス情報再生手段
112とCLV回転制御手段113に入力する。水晶発
振器114から一定周波数のクロックccをアドレス情
報再生手段112とCLV回転制御手段113に入力す
る。アドレス情報再生手段112においてクロックcc
に基づいてウォブル信号aaからアドレス情報をFM復
調する。CLV制御手段113では、ウォブル信号aa
に含まれる回転同期信号とクロックccの位相を比較し
て、位相が同期するようにスピンドルモータ115に駆
動信号bbを出力し、光ディスク101が回転制御され
る。ウォブル信号aaはCLV記録されているため、光
ディスク101がCLV回転制御される。
【0005】さて、記録情報を高速でアクセスするため
には、情報の記録開始位置がディスクの回転に同期して
常に一定である必要がある。こうすれば、情報の検索中
にディスクの回転を予測して検索先のアドレスを探すこ
とができ、高速の検索が可能となる。このため光ディス
クに基準位置をあらかじめ記録しておき、この記録位置
に従って記録開始位置を決定する方法として特開平4−
184718号公報に開示された光ディスクおよび光デ
ィスク装置があった。図26を用いてこれを説明すると
以下の通りである。
【0006】光ディスク120においてランド123、
124に挟まれたグルーブ121が情報を記録再生する
トラックとなる。このトラック121には一周に一回だ
けウォブルされたインデックスマーク122を備えてお
り、光ディスク120にトラック121を形成するとき
に同時に記録しておく。このインデックスマーク122
から読み出されたトラックエラー信号ddをコンパレー
タにおいてスライスレベルeeと比較しインデックスマ
ーク検出信号ffが得られる。このインデックスマーク
信号ffは光ディスクの一周に一回の絶対位置の基準と
なり、この基準信号を用いることによりアドレス情報を
回転に同期してフォーマッティングすることができる。
このインデックスマークの長さは情報記録ビットと同程
度に設定されており、位置検出精度は情報ビットの長さ
以下(1ミクロン以下)となる。つまりインデックスマ
ーク122をあらかじめ記録することにより情報の記録
開始位置を一周に一回だけ高精度でそろえることができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが情報の記録開
始位置が定まっても、それ以後の各記録ビット位置は光
ディスクの回転変動により前後するため、記録の終了時
にはこの変動が蓄積され、記録終了位置が大きく変化す
る。したがって従来はあらかじめ記録終了位置を前方へ
ずらして、次の記録開始位置との間にいわゆるギャップ
領域(またはバッファ領域とも言う)を設け、変動分を
ここで吸収し、次の記録開始位置との重複をさける方法
が一般に行われている。また、記録終了位置の変動に伴
って、記録データの再生をおこなうための再生クロック
の位相が、次の記録開始位置で毎回ずれるため、そのつ
どPLL(Phase locked Loop)の引
き込みを行う必要があり、この引き込み動作を行うため
の領域が記録データ領域の先頭に配置されている。この
ギャップ領域やPLLの引き込み領域等は記録領域の利
用率を低下させるため、光ディスクの記録容量を低下さ
せるという問題点があった。この容量低下の割合は、現
行の書き換え型光ディスクのJIS規格に従えば、全体
の約9%となる。
【0008】また、目標アドレスの検索を行う際に、上
記の光ディスクではウォブルされた側壁を挟んで相対す
るランドとグルーブでアドレス情報が同一となり区別が
つかないという問題点がある。つまり、情報を記録また
は再生する場合にアドレスを指定すると同一のアドレス
が2つ存在し、アドレス管理に不具合が生じた。
【0009】本発明はこれらの問題点を解決するため
に、ウォブル信号に加えてトラックの切り欠きビットを
周期的に挿入し、この切り欠きビットを検出してこれに
同期した記録再生クロックを発生させることにより、ビ
ット単位の絶対位置の精度により情報を記録できる光記
録媒体、光記録再生装置及び光記録媒体の製造方法を提
供するものである。また目標アドレスの検索を行う際
に、ウォブルされた側壁を挟んで相対するランドとグル
ーブでアドレス情報が同一となり区別がつかない、等の
従来の問題点にも対応できる有用な光記録媒体、光記録
再生装置及び光記録媒体の製造方法を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の光記録
媒体は、トラックに情報を記録する共に、前記トラック
の片側の側壁が、回転同期情報またはアドレス情報に応
じて所定の周波数でウォブルしている光記録媒体におい
て、前記トラックの片側の側壁に、上記周波数とは異な
る周波数で、記録再生クロックを発生させる基準信号の
切り欠きビットが挿入記録されていることを特徴とす
る。
【0011】請求項2に記載の光記録媒体は、請求項1
に記載の光記録媒体において、前記切り欠きビットは、
前記トラックの片側の側壁に形成された出っ張りまたは
へこみからなることを特徴とする。
【0012】請求項3に記載の光記録媒体は、請求項1
に記載の光記録媒体において、前記切り欠きビットは、
連続した複数の切り欠きからなることを特徴とする。
【0013】請求項4に記載の光記録媒体は、請求項1
に記載の光記録媒体において、情報記録領域が、少なく
とも前記切り欠きビットを除く領域であることを特徴と
する。
【0014】請求項5に記載の光記録媒体は、請求項2
に記載の光記録媒体において、前記切り欠きビットの出
っ張りまたはへこみは、相対する側壁まで達しないで形
成されてなることを特徴とする。
【0015】請求項6に記載の光記録媒体は、請求項2
または請求項5に記載の光記録媒体において、前記切り
欠きビットは、前記トラックの片側の側壁に形成された
出っ張り及びへこみの両方を含んでなることを特徴とす
る。
【0016】請求項7に記載の光記録媒体は、請求項1
に記載の光記録媒体において、前記切り欠きビットは、
前記ウォブルに同期して設けられてなることを特徴とす
る。
【0017】請求項8に記載の光記録媒体は、ランドと
グルーブの両方をトラックとして情報を記録すると共
に、前記グルーブの片側の側壁が、回転同期情報又はア
ドレス情報に応じてウォブルしている光記録媒体におい
て、前記グルーブの片側の側壁に、上記グルーブの側壁
のウォブルから読み出されるウォブル信号に同期して、
上記ランドとグルーブとを識別するための信号の切り欠
きビットが挿入記録してなることを特徴とする。
【0018】請求項9に記載の光記録再生装置は、トラ
ックの片側の側壁がウォブルされたトラックを有し、該
トラックから読み出されるウォブル信号とは異なる周波
数の切り欠きビットを備えた光記録媒体に情報の記録再
生を行う光記録再生装置であって、前記トラックから再
生されたウォブル信号をもとに、前記光記録媒体と光ビ
ームの相対速度を制御する記録媒体駆動制御手段と、前
記切り欠きビットから基準信号を抽出する基準信号抽出
手段と、前記基準信号を入力し、これに同期した記録再
生クロックを発生させる記録再生クロック発生手段と、
前記記録再生クロックに基づき記録情報のビットの記録
位置を前記切り欠きビットの位置に同期させて情報の記
録再生を行う記録再生手段とを備えることを特徴とす
る。
【0019】請求項10に記載の光記録再生装置は、ト
ラックの片側の側壁がウォブルされたトラックを有し、
該トラックから読み出されるウォブル信号とは異なる周
波数の切り欠きビットを備えた光記録媒体に情報の記録
再生を行う光記録再生装置であって、前記トラックから
再生されたウォブル信号をもとに、アドレス情報を再生
するアドレス情報再生手段と、前記切り欠きビットから
基準信号を抽出する基準信号抽出手段と、前記基準信号
を入力し、これに同期した記録再生クロックを発生させ
る記録再生クロック発生手段と、前記記録再生クロック
に基づき記録情報のビットの記録位置を前記切り欠きビ
ットの位置に同期させて情報の記録再生を行う記録再生
手段とを備えることを特徴とする。
【0020】請求項11に記載の光記録再生装置は、請
求項9または請求項10に記載の光記録再生装置におい
て、上記切り欠きビットは、連続した複数の切り欠きか
らなり、上記切り欠きビットの切り欠きパターンを検出
するパターン検出手段を備えることを特徴とする。
【0021】請求項12に記載の光記録再生装置は、請
求項10に記載の光記録再生装置において、少なくとも
前記切り欠きビットを除く領域に情報を記録する情報記
録手段を備えることを特徴とする。
【0022】請求項13に記載の光記録再生装置は、グ
ルーブの片側の側壁がウォブルされたトラックを有し、
前記グルーブから読み出されるウォブル信号とは異なる
周波数の切り欠きビットを備えた光記録媒体に情報の記
録再生を行う光記録再生装置であって、前記切り欠きビ
ットから基準信号を抽出する基準信号抽出手段と、前記
基準信号に基づいて前記ウォブル信号のレベルを検出し
て、光ビームがランドかグルーブのどちらに照射されて
いるかを判別するランド/グルーブ識別手段を備えるこ
とを特徴とする。
【0023】請求項14に記載の光記録再生装置は、請
求項13に記載の光記録再生装置において、前記ランド
/グルーブ識別手段の識別結果に基づいて、トラックサ
ーボ引き込み開始タイミングを選択する引き込みタイミ
ング選択手段を備え、ランドまたはグルーブのいづれか
一方に選択的にトラックサーボの引き込みを行うことを
特徴とする。
【0024】請求項15に記載の光記録媒体の製造方法
は、トラックを構成するランド及びグルーブの少なくと
もいずれか一方に情報の記録を行う光記録媒体の製造方
法において、第1の光ビームにより前記トラックの一方
の側壁をカッティングする第1の工程と、第2の光ビー
ムにより前記トラックの他方の側壁をウォブルしながら
カッティングする第2の工程とを含み、第2の工程にお
いて、第2の光ビームによってカッティングされる前記
トラックの側壁に所定の周波数で切り欠きビットを形成
することを特徴とする。
【0025】請求項16に記載の光記録媒体の製造方法
は、請求項15に記載の光記録媒体の製造方法におい
て、切り欠きビットを記録する位置で第2の光ビームの
光量を変化させて切り欠きビットを形成することを特徴
とする。
【0026】請求項17に記載の光記録媒体の製造方法
は、請求項15に記載の光記録媒体の製造方法におい
て、切り欠きビットを記録する位置で第2の光ビームの
照射時間に応じて切り欠きビットを形成することを特徴
とする。
【0027】請求項18に記載の光記録媒体の製造方法
は、トラックを構成するランド及びグルーブの少なくと
もいずれか一方に情報の記録を行う光記録媒体の製造方
法において、第1の光ビームにより前記トラックの一方
の側壁をカッティングする第1の工程と、第2の光ビー
ムにより前記トラックの他方の側壁をウォブルしながら
カッティングする第2の工程とを含み、第2の工程にお
いて、前記トラックの切り欠きビットを記録する位置で
第2の光ビームを通常の周波数より高くすることを特徴
とする。
【0028】
【発明の実施の形態】
(実施例1)本発明の実施例1について光磁気ディスク
を例に挙げ、図面を用いて以下に説明する。図1は本発
明の光磁気ディスクのトラック形状を示す図である。
【0029】光磁気ディスク1にはその製造時にあらか
じめ一対のグルーブ2とランド3に挟まれた側壁4がウ
ォブルされて記録されている。この側壁4には回転同期
情報やアドレス情報によってFM変調されたウォブル信
号が記録されている。このウォブル信号の周期L1は数
十ミクロンであり、線速度3m/sの時にウォブル信号
の周波数は数十kHzとなり、トラッキングサーボ帯域
と重ならないように設定されている。また、トラックの
一部に切り欠き5、5・・・がウォブル信号に繰り返し
に同期して記録されており、検出の信号周波数がウォブ
ル信号と重ならないようにその長さL2は数百nm程度
に設定されている。つまり切り欠き5、5・・・は、数
十ミクロンの周期で記録されているウォブル信号のたと
えば約1/100に相当する長さであり、検出される信
号の周波数は数MHzとなるよう設定されている。この
切り欠き5によりトラック上の円周方向における絶対位
置の精度を光ビームの直径以下(1ミクロン以下)にす
ることが可能である。
【0030】切り欠き5はウォブルされている側壁4に
のみ形成する。すなわち、相対する側壁7および8には
形成しない。もし、側壁7および8にも切り欠き5が形
成されていると、隣のトラック9を光ビームがトラッキ
ングした時に切り欠き5′からの信号に漏れ込みが生じ
る。切り欠き5や5′がCLVによって形成されている
場合はこれらの位相が同期していないため、後述する記
録再生のためのクロックの抽出における外乱となる。と
ころが、切り欠き5を図1に示すように、ウォブルされ
ている側壁4にのみ形成すれば、切り欠き信号の漏れ込
みを防止できるため、正確な切り欠き信号を得ることが
できる。
【0031】なお、側壁7や8にのみに切り欠き5が形
成され、側壁4に形成されていない場合でも同様に信号
の漏れ込みが防止できる。つまり、側壁のどちらか一方
に切り欠きが形成されれば切り欠きの信号のクロストー
クを除去することができる。
【0032】また、切り欠き5はトラック一周に対して
多数設けられており、切り欠き5から読み出された信号
に同期した後述の記録再生のクロックの抽出を行う。こ
の記録再生クロックがディスクの回転変動に追従すれ
ば、従来から設けられているギャップ領域を排除するこ
とができる。このためには切り欠き5から読み出される
信号によってディスクの回転変動をサンプリングできな
ければならない。つまりナイキストの標本化速度によれ
ば、切り欠きから読み出される信号が断続する周波数f
s(=1/信号検出周期)はディスクの回転変動の周波
数帯域fdの2倍以上であればよい(fs≧2fd)。
ディスクの回転制御はウォブルから読み出された信号に
よって行うため、回転変動の周波数帯域fdはウォブル
信号の周波数fwの1/2以下である(fd≦fw/
2)。例えばfs≧fwと設定すれば、fs≧fw≧2
fdとなり、記録再生クロックが回転変動に追従でき
る。
【0033】また、切り欠き5がフォーカスサーボやト
ラックサーボを乱さないためには、切り欠きから読み出
される信号が断続する周波数fsはサーボ帯域ftより
も高くなくてはならない(fs>ft)。ウォブル信号
の周波数fwは、前述のとおり予めサーボ帯域ftより
も高く設定してあるため(fw>ft)、上述のとおり
fs≧fwと設定すれば、fs≧fw>ftとなり、切
り欠き5がサーボを乱すことを避けることができる。
【0034】図1の例はfs=fwであり、この条件を
満足する周波数の一例である。また、切り欠き5の長さ
L2は数百nmであり、記録マークの長さと同じオーダ
ーになる。このとき切り欠き5の隣りに記録マークを記
録すると、クロストークによって記録マークの再生誤り
が生じやすい。この再生誤りが多い場合は、切り欠き5
の隣りに記録マークを記録しない方がよいが、これは記
録データの容量の低下を伴うため、この切り欠きの個数
はあまり多くすることができない。図1の例では数十μ
mにつき、数百nmの割合で切り欠きが設けられてお
り、記録密度の低下は1%であり、従来のギャップやP
LLの引き込み領域による記録密度の低下率9%に比べ
て十分に小さい。つまり、切り欠き5の個数をウォブル
の周期数と同一にすれば、たとえ切り欠きを除く領域に
のみ情報を記録しても、記録再生クロックをディスクの
回転変動に追従させること、サーボへの外乱を避けるこ
と、記録密度を向上させることが確実に実現できる。
【0035】なお、実際のディスクの回転制御は、読み
出されたウォブル信号の周波数を整数分の1に下げた信
号を水晶クロックに同期させる。従って2fd≦nfw
(n:整数)であり、fs/n=fwとすればfs≧2
fd,fs>ftの条件を満足する切り欠きの記録が可
能である。またウォブルの周波数も余裕をもってサーボ
帯域と分離している。したがって、上述の切り欠き5の
読みだし信号の周波数fsには余裕が生じ、この範囲の
中で切り欠きの個数を余裕をもって設定することが可能
である。
【0036】また、切り欠きの長さL2が数百nmであ
り、光スポットの径よりも小さいため、読み出された信
号が減少する。一方ウォブルの周期L1は数十ミクロン
であり、光スポット径よりも十分大きいので、読み出さ
れた信号は減少しない。つまり、ウォブルから読み出さ
れた信号量に比べて、切り欠きから読み出された信号量
は小さい。そこで、図1に示す切り欠きの出っ張り量W
2を、ウォブル振幅量W1よりも大きくしておく(W2
>W1)。これにより切り欠きから読み出される信号量
の低下を防止する。
【0037】また、切り欠き5の読みだし信号をなるべ
く大きく取りながら、かつ隣の切り欠き5′や5″の読
みだし信号に漏れ混まないようにするためには、切り欠
き5の中心位置がなるべくウォブルの振幅の中心に近づ
くよう、例えば図1に示すように、グルーブ2がもっと
も広くなる位置に形成するとよい。また、グルーブ2の
方へ出っ張って形成され、その先端はランド6へ達しな
いように形成されている。このように形成すれば、切り
欠き5の信号を再生できるのは、グルーブ2とランド3
をトラッキングしたときに限られ、ウォブル信号と同様
に、トラックと直角方向に隣接する別の切り欠き部分と
のクロストークが発生する事はない。また、このように
ウォブルの繰り返しに同期して切り欠き5を形成するこ
とにより、後述のランドとグルーブの識別を行うことが
可能である。切り欠き5をウォブルに同期して形成する
場合は、側壁4にのみ形成しなければならない。もし、
側壁7や8にも切り欠きが形成されていると、その切り
欠きは側壁4のウォブルには同期するが側壁4′や4″
のウォブルには同期しないからである。もし、ウォブル
をCAV(Constant Angular Vel
ocity)方式で記録する場合は、側壁4の代わりに
側壁7や8に切り欠き5を形成してもよい。
【0038】またウォブルに代わって切り欠き5により
アドレス情報を記録すると、切り欠き部分が増加し、密
度が低下する恐れがあるため、切り欠き部分は絶対位置
を示す基準信号のみを記録し、アドレス情報はウォブル
信号によって記録した方が密度の低下を最小限に抑える
ことができる。
【0039】また切り欠きの中心位置がなるべくウォブ
ルの振幅の中心と等しくなるように形成する例として、
図6に示すようにグルーブ2がもっとも狭くなる位置
に、グルーブ2の方へへこんで切り欠き5′が形成さ
れ、その先端がグルーブ9へ達しないよう形成しても同
様である。
【0040】図2は上記光磁気ディスクに情報を記録再
生する装置の概略図を示す図である。光磁気ディスク1
に光ピックアップ10から光ビームを照射し、その反射
光を光ピックアップ10において電気信号aに変換し、
ウォブル信号再生手段11とサンプルビット抽出手段1
4に出力する。ウォブル信号再生手段11においては電
気信号aから後述するトラックエラー信号あるいはトー
タル信号を生成し、この信号からウォブル信号bを抽出
する。このウォブル信号bはCLV回転制御手段12に
入力される。CLV回転制御手段12では、後述する回
転制御用の基準クロックとウォブル信号bに含まれる回
転同期信号との位相を比較して、この位相が一致するよ
うにスピンドルモータ13に駆動信号cを出力し、光磁
気ディスク1が回転制御される。ウォブル信号bはCL
V記録されているため、光磁気ディスク1をCLV回転
制御する事ができる。なお、ウォブル信号bがCAV方
式により記録されている場合は、CAV方式の回転制御
を行うことができる。
【0041】また、サンプルビット抽出手段14では光
磁気ディスク1のトラック側壁の切り欠き5から再生し
た信号を2値化することにより、サンプルビットdを抽
出し、記録再生クロック発生手段15に出力する。記録
再生クロック発生手段15においてはサンプルビットd
から記録再生クロックeを生成し、記録再生手段16に
出力する。サンプルビットの絶対位置は数十nm以下の
精度で記録されているため、これに同期した記録再生ク
ロックによって光磁気ディスクのトラック上の絶対位置
をビット単位で正確に得ることができる。記録再生手段
16では、情報記録時に記録再生クロックeに基づいて
記録信号fを光ピックアップ10に出力して、光磁気デ
ィスク1に情報を記録するため、光磁気ディスクに記録
データの開始位置だけでなく、記録データの終了までの
すべての記録ビットに対してビット単位以下の絶対位置
精度で記録することが可能である。また、情報再生時に
光ピックアップ10から出力される再生信号gを入力
し、記録再生クロックeに基づいて、光磁気ディスク1
に記録された情報を再生するため、同様に記録ビットを
高精度で再生することが可能である。つまり、記録の開
始位置から終了位置まで高精度で記録できるため、従来
の位置ずれのために設けていたギャップ領域やPLLの
引き込み領域が不要となり、記録容量を増大させること
ができる。
【0042】図3は図2に示した光記録再生装置を詳細
に説明する図である。光ピックアップ10における半導
体レーザ20から出射された光ビームは偏光ビームスプ
リッタ21を通して対物レンズ22で集光され、光磁気
ディスク1に照射される。反射光は再び対物レンズ22
によって集光され、偏光ビームスプリッタ21で直角方
向に曲げられ、さらに偏光ビームスプリッタ18によっ
て後述する光磁気信号の差動検出のために2つの偏光方
向に分離される。一方は2分割フォトディテクタ23に
他方はフォトディテクタ24に導かれ、それぞれ電気信
号a1,a2,a3に変換される。
【0043】電気信号a1とa2は差動増幅器25に入
力され、プッシュプル信号hをローパスフィルタ26に
通すことにより、ウォブル信号と切り欠き部分から再生
されるサンプルビット信号を除去し、トラックエラー信
号h″が得られる。このトラックエラー信号h″はスイ
ッチ回路28の一方の入力端子に入力され、また反転回
路27によって極性を反転した信号がスイッチ回路28
の他方の入力端子に入力される。スイッチ回路28では
CPU31からランドまたはグルーブの選択を行うため
に発せられた指令信号iによってどちらか一方を選択し
て、サーボ回路29にフィードバックするとともにトラ
ック横断計数回路30に入力してアクセス時のトラック
計数を行う。サーボ回路29では選択されたトラックエ
ラー信号jに従って制御信号kを対物レンズアクチュエ
ータ32に送り、ランドまたはグルーブのどちらか一方
にトラックサーボが行われる。またトラック横断計数回
路30からはトラック横断計数値1がCPU31に送ら
れ、トラックの横断計数を監視しながら目標のトラック
番地へ光ピックアップ10のアクセスを行う。
【0044】さてプッシュプル信号hはもう一方でバン
ドパスフィルター19を通すことにより、トラックエラ
ー信号とサンプルビット信号を除去したウォブル信号
h′を得ることができる。ウォブル信号h′はコンパレ
ータ32に入力され、2値化されたウォブル信号bはラ
ンド/グルーブ識別回路33とスイッチ回路34の一方
の入力と、インバータ38を介してスイッチ回路34の
他方の入力と、位相比較器35に入力される。位相比較
器35では、ウォブル信号bと水晶発振器36から発せ
られた基準クロックmとの位相を比較し、位相誤差信号
nが駆動回路37に送られ、回転駆動信号cによってス
ピンドルモータ13が回転されて光ディスク1のCLV
制御を行うことができる。またアドレス復調回路39で
は、スイッチ回路34において極性を選択されたウォブ
ル信号bから基準クロックmに基づいてアドレスが復調
される。
【0045】また電気信号a1とa2は加算器40に入
力され、加算された信号は加算器41において電気信号
a3と加算され、また減算器45で減算される。加算器
41の出力信号oはフォトディテクタ23と24のトー
タル信号(以下、トータル信号oという)であり、ハイ
パスフィルター42によりウォブル信号成分を除去し
て、サンプルビット信号pのみを抽出する。サンプルビ
ット信号pはコンパレータ43において2値化され、2
値化されたサンプルビットqがランド/グルーブ識別回
路33とPLL44に入力される。ランド/グルーブ識
別回路33では、ウォブル信号bとサンプルビットqを
入力して、後述するランドとグルーブの識別を行う。ま
たPLL44ではサンプルビットqに同期した記録再生
クロックeを出力し、情報再生回路47と情報記録回路
48に入力する。また、減算器45から出力された信号
sはフォトディテクタ23と24の出力信号を減算した
光磁気信号であり、コンパレータ46において2値化さ
れ、2値化された信号tが情報再生回路47において、
記録再生クロックeに基づいて再生される。これにより
再生されたビットに同期して情報の復調を行うことがで
きる。また、情報記録回路48からは記録再生クロック
eに基づいて記録信号fを半導体レーザ20に出力し
て、光磁気ディスク1に情報を記録するため、ビット単
位以下の絶対位置精度で記録ビットを記録することが可
能である。また、駆動回路49からは送りモータ制御信
号rが送りモータ50に送られ、上述のトラック計数を
行いながら光ピックアップ10のアクセスを行う。な
お、トータル信号oの代わりにプッシュプル信号hをハ
イパスフィルター42に入力しても、サンプルビット信
号pを抽出できる。
【0046】図4は図3におけるランド/グルーブ識別
回路33の例を示す図である。このランド/グルーブ識
別回路33にはDタイプフリップフロップ(テキサスイ
ンスツルメンツ社製SN7474)を使用し、ウォブル
信号bをD入力端子に入力し、サンプルビットqをck
入力端子に入力する。これによって後述するランド/グ
ルーブの識別が可能となる。
【0047】図5(a)、図5(b)は図3及び図4に
おける信号波形を説明する図である。図5(a)におい
て、グルーブ2を光ビーム34がトラッキングすると図
3におけるプッシュプル信号hが再生される。このプッ
シュプル信号hの周波数帯域は3つの帯域に分かれてお
り、最も低い帯域の信号はトラッキングエラー信号とな
り、真ん中の帯域の信号はウォブル信号となり、最も高
い帯域の信号はサンプルビットとなる。このプッシュプ
ル信号hをバンドパスフィルターに通すと、トラックエ
ラー信号とサンプルビット信号が除去されてウォブル信
号h′となり、コンパレータで2値化すると2値化さ
れ、ディジタルのウォブル信号bが得られる。また、ト
ータル信号oを図3におけるハイパスフィルター42に
通した信号pはサンプルビットの周波数成分のみが抽出
され、これを2値化してサンプルビットqが得られる。
なお、トータル信号oの代わりに上述のプッシュプル信
号hをハイパスフィルターに通しても、同様にサンプル
ビットqが得られる。しかしこの場合、プッシュプル信
号hは検光子である偏光ビームスプリッタ18の片方の
偏光面の信号であるため、光磁気信号を含み、この帯域
がサンプルビットの帯域と重なるためサンプルビットの
s/nが低下する恐れがある。しかしトータル信号oは
光磁気信号が除去されているため、サンプルビットqを
抽出するのに適している。なお、偏光ビームスプリッタ
18に入射される前の光路から2分割ディテクタ23に
反射光を導く場合は、この限りではない。図4における
フリップフロップ33において、このサンプルビットq
の立ち上がりのタイミングでウォブル信号bをサンプル
するとランド/グルーブ識別信号wが常にハイとなり、
グルーブをトラッキングしていることを識別できる。ま
た、サンプルビットqを図3におけるPLL44に入力
すると、これに同期した記録再生クロックeを出力する
ことができ、このクロックeに基づいて記録や再生を行
うことにより、トラックの円周方向の絶対位置に対して
常に同期した記録再生を行うことができ、記録密度を向
上させることが可能となる。
【0048】今度は図5(b)を用いてランド3をトラ
ッキングする場合について説明する。光ビーム34がラ
ンド3をトラッキングするとプッシュプル信号hが再生
される。このプッシュプル信号hをローパスフィルター
に通すと、トラックエラー信号とサンプルビットが除去
されてウォブル信号h′となるが、図5(a)における
ウォブル信号h′とは極性が反転している。これをコン
パレータで2値化するとディジタル化されたウォブル信
号bが得られる。また、トータル信号oをハイパスフィ
ルター42に通した信号pはサンプルビットの周波数成
分のみが抽出され、これを2値化すると図5(b)と同
様にサンプルビットqが得られる。図4におけるフリッ
プフロップ33において、このサンプルビットqの立ち
上がりのタイミングでウォブル信号bをサンプルすると
ランド/グルーブ識別信号wが図5(a)とは異なって
常にローとなり、ランド3をトラッキングしていること
を識別できる。またサンプルビットqを図3におけるP
LL44に入力すると、これに同期した記録再生クロッ
クeを出力することができ、図5(a)と同様に高密度
記録を行うことができる。
【0049】このように本実施例の光記録媒体および光
記録再生装置によれば、トラックの切り欠きによって記
録されたサンプルビットにより光ディスクの絶対位置を
検出し、PLLによってこの位置に同期した記録再生ク
ロックを抽出するため、このクロックに基づいて記録回
路によって情報ビットを何回書き換えしても常に絶対位
置に記録できるようになる。従来は情報ビット毎の絶対
位置に記録が困難なためにギャップ領域やバッファ領域
が設けられていたが、本発明によればこれらの領域が不
要となり記録領域を有効に活用することができる。
【0050】なお本実施例の光記録媒体によれば、切り
欠き部分がウォブルされている側壁のみに記録されてい
るため、トラックと直角方向に隣接する切り欠き部分か
らのクロストークを低減でき、サンプルビット信号を正
確に検出することができる。さらに本実施例の光記録媒
体のように、トラックと直角方向における切り欠きの奥
行きを短くすると、光ビームが隣接する側壁の切り欠き
まで達しない。このため、トラックと直角方向に隣接す
る切り欠き部分からのクロストークを低減でき、サンプ
ルビット信号を正確に検出することができる。
【0051】さらに本実施例の光記録媒体のように、ウ
ォブル信号に同期してサンプルビットを記録すると、サ
ンプルビットの位置におけるウォブル信号の極性がラン
ドとグルーブで反対となり、これを検出することによっ
てランドとグルーブの識別を行うことができる。従来は
ウォブルされた側壁を挟んだランドとグルーブは同じア
ドレス情報をもつため、ひとつのアドレスに対して2つ
の記録領域が存在し、アドレス管理が困難であったが、
本発明によれば上述のようにランドとグルーブを識別す
ることが可能なため、この識別情報をもとにランドとグ
ルーブのアドレスを分離することができ、アドレス管理
が容易となる。
【0052】なお、上述の例では切り欠きを側壁のウォ
ブルに同期して記録することによって記録再生クロック
を抽出すると共に、ランドとグルーブの識別を行う例を
示したが、切り欠きを同期せずに記録する場合はランド
とグルーブの識別は困難であるが、記録再生クロックの
抽出は正確に行うことができ、記録密度の向上を図るこ
とができる。また、切り欠きの記録位置精度が低く、側
壁のウォブルの繰り返しに対する同期性能が低い場合
は、正確な記録再生クロックの抽出は困難であるが、ラ
ンドとグルーブの識別のみは正確に行うことででき、ア
ドレスの管理が容易となることは言うまでもない。
【0053】尚、図2に示す光記録再生装置の代わりに
図27に示す装置を用いれば、CAV方式による回転制
御を行ないながらアドレス情報を読み出すため、光ピッ
クアップのシークに伴う回転変動が生じないため、高速
アクセスが可能である。
【0054】スピンドルモータ13に内蔵された回転信
号発生器からはディスク回転に同期して回転信号yyが
CAV回転制御手段86へ送られる。この回転信号の位
相が一定となるように駆動信号Cをスピンドルモータc
に送ることにより、ディスク1を一定回転数で回転させ
ることができる。
【0055】光磁気ディスク1にはアドレス情報をグル
ーブの側壁のウォブルによってあらかじめ記録してお
く。ウォブル信号再生手段11から出力されたウォブル
信号bをアドレス情報再生手段39に入力し、アドレス
情報再生する。その他の動作は図2と同じであるため、
説明は省略する。これにより、ウォブル信号bによって
アドレス情報を再生しながら、切り欠きに同期した記録
再生クロックにより情報の記録再生を行うことができ
る。
【0056】(実施例2)本発明の実施例2について図
7及び図8を用いて説明する。図7は図3の回路にコン
パレータ51、引き込み制御回路52、スイッチ回路5
3を付加した例であり、ランドとグルーブで正確にトラ
ックサーボの引き込みタイミングを得るための光記録再
生装置の例である。このように、ランドとグルーブの識
別はアドレスの管理のほか、トラックサーボの引き込み
機能、又はトラックサーボの引き込みとアドレスの管理
等の複数の機能への利用も可能である。なお、先の例と
同一番号は同じものを示すため、その部分の詳細な説明
は省略する。
【0057】スイッチ回路28で選択されたトラックエ
ラー信号jはコンパレータ51とスイッチ回路53に導
かれる。コンパレータ51からは2値化されたトラック
横断信号j′が出力される 引き込み制御回路52へは
CPU31からの命令信号ZZによって、ランドグルー
ブのどちらに引き込むかが指示され、トラック横断信号
j′とランド/グルーブ識別信号wを入力して、引き込
みタイミング信号xをスイッチ回路53に出力する。ス
イッチ回路53の開閉をこの引き込みタイミング信号x
で制御することによりサーボループの開閉が行われ、ラ
ンド/グルーブ識別信号wに基づいてランドまたはグル
ーブのどちらか一方にトラックサーボの引き込みを行う
ことができる。
【0058】図8は図7における信号波形を示す図であ
る。ディスクの断面におけるグルーブ2とランド3のそ
れぞれの中心ではトラックエラー信号jがゼロレベルと
なり、この付近でトラックサーボの引き込みが行われ
る。トラックエラー信号jを2値化するとトラック横断
信号j′が得られる。例えばグルーブ2への引き込みを
行う場合は、CPU31からの命令信号ZZに基づいて
ランド/グルーブ識別信号wがハイレベルのときのトラ
ック横断信号のローレベルからハイレベルへの変化点に
おいて引き込みタイミング信号xが与えられ、サーボル
ープが閉じられてグルーブ2へのトラックサーボの引き
込みを行うことができる。またランド3への引き込みを
行う場合は、CPU31からの命令信号ZZに基づいて
ランド/グルーブ識別信号wがローレベルのときに引き
込みタイミング信号xが与えられ、今度はランドへのト
ラックサーボの引き込みを行うことができる。
【0059】以上の本実施例においては、サンプルビッ
トの位置におけるウォブル信号の極性を検出するため、
ウォブル信号に同期してサンプルビットを記録した光記
録媒体においてサンプルビットの位置におけるウォブル
信号の極性を検出でき、この極性によってランドとグル
ーブの識別を行い、トラックサーボの引き込みタイミン
グが異なるランドとグルーブにおいて、ランド/グルー
ブ識別結果に基づいて引き込みタイミングを選択し、正
確にトラックサーボの引き込みを行うことができる。
【0060】(実施例3)本発明の実施例3について図
9及び図10を用いて説明する。図9は光磁気ディスク
1のトラック形状を示す図であり、切り欠きがトラック
エラー信号やウォブル信号へ与えるオフセットを除去し
た例である。実施例1の図1に示した光磁気ディスクに
おいては切り欠き5が常にグルーブ2の方向へ出っ張っ
ているため、フィルタによって平均化すると、その分だ
け図5の信号hが全体に下にシフトし、これによりトラ
ックサーボを行うと、ウォブルした側壁4を挟んでラン
ド3からグルーブ2へDCオフセットであるトラックオ
フセットが発生する。トラックに沿った方向に占める切
り欠きの割合は1%であるため、光ディスクの半径方向
の出っ張り量の1%相当が平均したオフセットを生じさ
せる。しかし出っ張り量は多くともトラック幅未満(<
0.7μm)であるため、ディスクのトラックオフセッ
トは多くとも0.007μm未満となり、トラック自体
の記録精度に対して無視できるほど小さい。ところが記
録再生クロックの周波数精度をさらに上げて、より高精
度の記録を行うためには、切り欠きの数を増加させる
か、あるいは切り欠きの出っ張りやへこみの量を大きく
する必要があるが、反面オフセットの増加が生じる。本
実施例の光記録媒体および光記録再生装置は、このよう
なオフセット発生に対応し得るものである。
【0061】光磁気ディスク1にはその製造時にあらか
じめ一対のグルーブ2とランド3に挟まれた側壁4がウ
ォブル信号によって形成されている。トラック1の切り
欠き部分5a、5bが側壁のウォブルの繰り返しに同期
して記録されているが、一方はランド3の出っ張り5a
であり、他方はへこみ5bであり、これが交互に形成さ
れている。出っ張り5aがトラックエラー信号やウォブ
ル信号へわずかなマイナスのオフセットを発生させると
すれば、へこみ5bはプラスのオフセットを発生させ
る。出っ張り5aとへこみ5bが交互に形成されている
ため、これらのオフセットをキャンセルさせることがで
き、トラッキングの精度やウォブル信号の再生性能をさ
らに向上させることができる。
【0062】図10は図9における信号波形を説明する
図である。グルーブ2を光ビーム34がトラッキングす
るとプッシュプル信号hが再生される。出っ張り5aが
わずかなマイナスのオフセットを発生させるとすれば、
へこみ5bはプラスのオフセットを発生させる。出っ張
り5aとへこみ5bが交互に形成されているため、ロー
バスフィルターやバンドパスフィルターを通すと互いの
オフセット分をキャンセルさせることができ、トラッキ
ングの精度やウォブル信号を向上させることができる。
ランド3をトラッキングする場合も同様であるため、説
明は省略する。
【0063】(実施例4)本発明の実施例4について図
11、図12及び図13を用いて説明する。図11は光
磁気ディスクのトラック形状を示す図である。図9では
出っ張り5aとへこみ5bを一対として、トラックエラ
ー信号やウォブル信号へ与えるオフセットを除去するた
め、ウォブルの2周期でオフセットをキャンセルしてい
る。この出っ張り5aとへこみ5bはウォブル信号の周
波数の1/2の周波数成分を発生するため、ウォブル信
号帯域とサーボ帯域との帯域分離に余裕がない場合に、
サーボ帯域へ切り欠き信号の周波数成分が漏れ込み、サ
ーボ性能を乱す原因となる。本実施例では、ウォブル信
号帯域とサーボ帯域との帯域分離に余裕がない場合でも
使用できる光記録媒体および光記録再生装置の例を示す
ものである。
【0064】トラックの切り欠きが側壁のウォブルの繰
り返しに同期して記録されているが、出っ張り54aと
へこみ54bをならべた一対の切り欠き54が形成され
ている。出っ張り54aがわずかなプラスのオフセット
を発生させるとすれば、隣のへこみ54bはマイナスの
オフセットを発生させる。出っ張り54aとへこみ54
bが一対にして形成されているため、オフセットをキャ
ンセルさせることができ、トラッキングの精度やウォブ
ル信号をさらに向上させることができる。
【0065】図12は図11における光磁気ディスクか
らサンプルビットを検出するための別の例を示す図であ
る。グルーブ2を光ビーム34がトラッキングするとプ
ッシュプル信号hが再生される。出っ張り54aとへこ
み54bが一対で形成されているため、ローパスフィル
ターやバンドパスフィルターを通すと互いのオフセット
分をキャンセルさせることができる。さて、図3におい
てトータル信号からサンプルビットを検出する回路に代
えて、図13に示すようなプッシュプル信号hから検出
する回路の例を示す。プッシュプル信号hはハイパスフ
ィルター55に通すことによりサンプルビット信号yが
得られ、図12に示す波形となる。これを図13のヒス
テリシスコンパレータ56に入力するとサンプルビット
qを得ることができる。あとは同様にウォブル信号bと
サンプルビットqからランドとグルーブの識別を行った
り、記録再生クロックを発生することができる。ランド
3をトラッキングする場合も同様であるため、説明は省
略する。
【0066】このように本実施例のものでは、ウォブル
信号帯域とサーボ帯域との帯域分離に余裕がない場合で
もトラックオフセットの除去を可能とすることができ
る。
【0067】(実施例5)本発明の実施例5について図
14、図15、図16(a)及び図16(b)を用いて
説明する。図11においては、グルーブが最も狭くなる
位置において出っ張り54aが記録されているため、出
っ張り54aが相対するランドへ接近しやすく、切り欠
き信号のクロストークが発生しやすい。これを防ぐに
は、図14に示すようにランド3の幅とグルーブ2の幅
が等しくなる部分に切り欠き54(出っ張り54aとへ
こみ54b)を形成すれば、出っ張り54bとへこみ5
4aから側壁2aや3aまでの距離が均等になり、切り
欠き信号間のクロストークを最も低減することができ
る。また、前述のように切り欠き54の振幅を、ウォブ
ルの振幅よりも大きくしておき、切り欠き54から読み
出した信号量の低下を防止するのが好ましい。
【0068】図15は図14における光磁気ディスクの
ランドとグルーブの識別を行うための別の回路例を示す
図である。プッシュプル信号hをハイパスフィルター5
5に通すことによりサンプルビット信号yが得られ、ヒ
ステリシスコンパレータ56に入力するとサンプルビッ
トqが得られる。またプッシュプル信号hはバンドパス
フィルター57に通され、コンパレータ58により2値
化されたウォブル信号bとなる。この信号を遅延回路5
9に通してDタイプフリップフロップ60のD入力端子
に入力する。Dタイプフリップフロップ60ではサンプ
ルビットqによってこの信号b′をとらえることにより
ランドグルーブの識別を行う。
【0069】図16(a)は図15における波形を示す
図である。グルーブ2を光ビーム34がトラッキングす
るとプッシュプル信号hが再生される。なお出っ張り5
4aとへこみ54bが一対で形成されているため、ロー
パスフィルターやバンドパスフィルターを通すと互いの
オフセット分をキャンセルさせることができる。さて、
プッシュプル信号hを図15におけるハイパスフィルタ
ー55に通すことによりサンプルビット信号yが得ら
れ、図16aに示す波形となる。これを図15のヒステ
リシスコンパレータ56に入力するとサンプルビットq
を得ることができる。また図15における2値化された
ウォブル信号bを遅延回路59に通して遅延されたウォ
ブル信号b′をサンプルビットqによりとらえると、図
16aに示すようにランド/グルーブ識別信号がハイと
なることがわかる。
【0070】図16(b)はランド3をトラッキングし
たときの波形を示す。遅延されたウォブル信号b′をサ
ンプルビットqによってとらえることにより、ランド/
グルーブ識別信号がローとなることがわかる。このよう
にランド3の幅とグルーブ2の幅が等しくなる部分に切
り欠き54を形成してもランドとグルーブの識別を行う
ことが可能である。
【0071】このようにランド3の幅とグルーブ2の幅
が等しくなる部分に切り欠き54(出っ張り54aとへ
こみ54b)を形成すれば、出っ張り54aと側壁2a
までの距離とへこみ54bから側壁3aまでの距離が均
等になり、切り欠き信号間のクロストークを最も低減す
ることができる。
【0072】なお、図1、図6、図9に示した切り欠き
部分に比べて、図11や図14に示す切り欠き部分の方
が2倍の検出信号振幅が得られるため、S/Nが向上す
る。またランド3とグルーブ2をそれぞれトラッキング
した時に、同一の信号振幅が検出される。同一の信号振
幅が得られるので、ランドとグルーブで検出のためのコ
ンパレータのしきい値を切り替える必要がなくなる。
【0073】(実施例6)本発明の実施例6について図
17、図18及び図19を用いて説明する。図17は、
切り欠きの数を2倍に増やすことによってPLLに2倍
のサンプルビットを入力して、高速引き込みと記録再生
クロックのジッタの低減を図る例である。切り欠きを2
倍にするためには、ランドの幅が最も広い位置に切り欠
き64と最も狭い位置に切り欠き65を形成する。しか
し、このままではランドとグルーブの識別が困難である
ため、切り欠き65は一つの切り欠き直後に2つめの切
り欠きを追加したパターンを記録しておく。この2つの
切り欠きで構成された検出パターンにより、切り欠き6
5からサンプルビットを検出する能力が向上する。
【0074】図18は上記光磁気ディスクからランドと
グルーブの識別を行うための回路である。プッシュプル
信号hはバンドパスフィルター19を通してコンパレー
タ32により2値化され、ウォブル信号bをDタイプフ
リップフロップ63のD入力端子に入力する。トータル
信号oはハイパスフィルター42を通してコンパレータ
43で2値化され、サンプルビットqが得られる。サン
プルビットqはワンショットマルチバイブレータ61と
ゲート回路62で構成されたパターン検出回路に入力さ
れる。ワンショットマルチバイブレータ61からはゲー
ト信号zを出力する。ゲート回路62ではゲート信号z
がローのときにサンプルビットqを通し、Dタイプフリ
ップフロップ63のck入力端子に入力する。Dタイプ
フリップフロップ63ではゲートされたサンプルビット
q′によってウォブル信号bをとらえることによりラン
ドグルーブの識別を行う。
【0075】図19は図18における波形を示す図であ
る。グルーブ2を光ビーム34がトラッキングするとプ
ッシュプル信号hが再生される。プッシュプル信号hを
図19におけるハイパスフィルター55に通すことによ
りサンプルビット信号pが得られる。これを図19のコ
ンパレータ43により2値化するとサンプルビットqを
得ることができる。ここで切り欠き65に対応して2つ
のパルスが発生し、切り欠き64に対応して1つのパル
スが発生する。サンプルビットqはワンショットマルチ
バイブレータ61に入力され、ゲート信号zを出力す
る。ゲート回路62ではゲート出力信号zがローのとき
にサンプルビットqを通す。ゲートされたサンプルビッ
トq′は、切り欠き65のみを検出した信号であり、切
り欠き64は検出されない。またこのようにパターン化
することにより、ノイズ等の誤検出も防止することがで
きる。このサンプルビットq′によってウォブル信号b
をとらえることによりランドグルーブの識別を確実に行
うことができる。またサンプルビットの位置を増やした
り、切り欠き量を大きくすることができ、高速引き込み
と記録再生クロックのジッタの低減を図ることができ
る。
【0076】なお、切り欠き65からのサンプルビット
qは切り欠きの検出信号のパルス数を増やすため、これ
を図3におけるPLL44に入力すれば、位相ずれ量の
信号をより多くフィードバックできる。その結果、PL
Lにおけるフィードバックゲインが増加するため、ノイ
ズ等に影響されない安定した記録再生クロックを得るこ
とができる。
【0077】また切り欠き65の検出パータンは複数の
へこみによって構成されているが、これに限らず、図1
1や図14に示した出っ張り54aとへこみ54bを複
数個組み合わせてもよい。
【0078】(実施例7)本発明の実施例7について図
28を用いて説明する。図28は光磁気ディスクのトラ
ック形状を示す図である。これまでの実施例では、ラン
ド及びグルーブの両方に情報を記録する例を示したが、
これに限らず、ランドまたはグルーブの一方にのみ情報
を記録する例を、図28に示す。
【0079】図28(a)では、ランド3のみが情報記
録トラックであり、その片側の側壁4のみに切り欠き5
4が設けられている。グルーブ2は、ランド3よりも幅
が狭くなるようにカッティングされており、情報トラッ
クピッチを上げている。このグルーブ2の幅は、ランド
3にトラッキングを行うことができる程度までに狭くす
ることにより、最もトラックピッチを上げることができ
る。
【0080】図28(b)では、逆にグルーブ2のみが
情報トラックであり、ランド3の幅は、グルーブ2より
も狭くなっている。その他は、図28(a)の説明と同
様であるので、説明を省略する。なお、図28に示した
切り欠け形状の光磁気ディスク以外の光磁気ディスクに
適用できることは言うまでもない。
【0081】(実施例8)本発明の実施例8について図
20、図21および図22を用いて説明する。図20は
光磁気ディスク1のトラックをカッティングする装置の
要部を示す図である。
【0082】レーザ光源70から出射された光ビームは
ビームスプリッタ71で2つに分割される。一方のビー
ムは反射ミラー72によって曲げられ、1/2波長板7
3により偏光方向が90度回転され、偏光プリズム74
を通って対物レンズ75により集光して、光ディスク基
板76に予め塗布されているフォトレジストに照射され
る。このビームはウォブルしていない側壁をカッティン
グするビームである。もう一方のビームは光変調器77
においてサンプルビット発生器69から発せられた信号
saに従って、光ビームのオン/オフまたは光量の切り
替えが行われる。サンプルビット発生器69は光ビーム
の切り替え時間または切り替える光量を調節することが
できる。その後、光ビームは光偏向器78においてウォ
ブルされるが、アドレス情報発生器80から発せられた
アドレス情報sbによりウォブル信号発生器81にてキ
ャリア信号のFM変調を行い、ウォブル信号scが光偏
向器78に送られる。ウォブルされた光ビームは反射ミ
ラー79により曲げられ、偏向プリズム74において前
記他方の光ビームに加算されて、光ディスク基板上のフ
ォトレジストに照射される。このビームはウォブルされ
る側壁をカッティングするビームである。回転台82に
より回転される光ディスク基板にこれら2つのビームを
照射し、フォトレジストを感光した後、現像して不要な
レジストを除去し、エッチングすることにより光ディス
ク基板上にトラックを形成することができる。
【0083】図21は光ディスクをカッティングする工
程を示す図である。工程A1において光ビーム83をウ
ォブルしながらカッティングを行い、光ビーム84はウ
ォブルせずにカッティングを行う。工程A2では光ビー
ム83をオフし、切り欠き部分の記録が開始される。工
程A3では一定時間後に再び光ビームをオンし切り欠き
部分の記録が終了する。工程A4では再びウォブルしな
がらカッティングを行う。切り欠き部分5の長さ及び奥
行きは光ビーム83のオフ時間によって調整することが
できる。
【0084】図22は光ディスクをカッティングする別
の工程を示す図である。工程B1において光ビーム83
はウォブルしながらカッティングを行い、光ビーム84
はウォブルせずにカッティングを行う。工程B2では光
ビーム83の光量を下げることにより、切り欠き部分の
記録が開始される。工程B3では一定時間後に再び光ビ
ームを元の光量に戻すことにより、切り欠き部分の記録
が終了する。工程B4では再びウォブルしながらカッテ
ィングを行う。切り欠き部分5の長さは光ビーム83の
光量を下げている時間によって調整することができ、奥
行きは光ビーム83の光量の低下量によって調整するこ
とができる。
【0085】本実施例の製造方法によれば、第1の光ビ
ームによってウォブルされない側壁をカッティングし、
第2の光ビームにてウォブルされる側壁をカッティング
し、サンプルビットを記録する位置で第2の光ビームの
光量を切り替えることにより、ウォブルされる側壁のみ
に切り欠きを記録することができる。また、切り欠き部
分で切り替えられる第2の光ビームの光量に応じて、ト
ラックに直角方向における切り欠きの奥行きを調整でき
るため、容易にクロストークの無い切り欠き形状を記録
することができる。さらに、光ビームの形状が円形であ
ることを利用して、切り欠き部分で切り替えられる第2
の光ビームの切り替え時間に応じて、トラックに直角方
向における切り欠きの奥行きを調整することができ、容
易にクロストークの無い切り欠き形状を記録することが
できる。
【0086】(実施例9)本発明の実施例9について図
23を用いて説明する。図23は光磁気ディスク1のト
ラックをカッティングする装置の別の例を示す図であ
る。
【0087】レーザ光源70から出射された光ビームは
ビームスプリッタ71で2つに分割される。一方は反射
ミラー72によって曲げられ、1/2波長板73により
偏光方向が90度回転され、偏光プリズム74を通って
対物レンズ75により集光して、光ディスク基板76に
予め塗布されているフォトレジストに照射される。この
ビームはウォブルしていない側壁をカッティングするビ
ームである。もう一方のビームは光偏向器78において
ウォブルされる。サンプルビット発生器69からはサン
プルビット信号saが混合手段85の一方の入力端子に
入力される。アドレス情報発生器80から発せられたア
ドレス情報sbによりウォブル信号発生器81にてキャ
リア信号のFM変調を行い、ウォブル信号scが混合手
段85の他方の入力端子に入力される。混合手段85で
はサンプルビット信号saとウォブル信号scを混合し
て光偏向器78に送る。これによって、サンプルビット
信号も光ビームのウォブルによって記録することができ
る。ウォブルされた光ビームは反射ミラー79により偏
光プリズム74の方向へ曲げられ、光ディスク基板上の
フォトレジストに照射される。こちらのビームはウォブ
ルされる側壁をカッティングするビームである。回転台
82により回転される光ディスク基板にこれら2つのビ
ームを照射し、フォトレジストを感光した後、現像して
不要なレジストを除去し、エッチングすることにより光
ディスク基板上にトラックを形成することができる。
【0088】本実施例の製造方法によれば、第1の光ビ
ームによってウォブルされない側壁をカッティングし、
第2の光ビームにてウォブルされる側壁をカッティング
し、サンプルビットを記録する位置で第2の光ビームを
高い周波数でウォブルする事により、ウォブルされる側
壁のみに切り欠きを記録することができる。
【0089】なお、上記実施例では光磁気ディスクを例
に挙げて説明したが、追記型の光ディスクや相変化型の
書き換え可能光ディスクにも適用することができる。ま
た、記録媒体の形状もディスクだけでなくカードやドラ
ムなどの別の形状の記録媒体にも適用可能である。
【0090】
【発明の効果】以上のように本発明の光記録媒体によれ
ば、トラックの切り欠きによって記録されたサンプルビ
ットにより光ディスクの絶対位置を検出し、この位置に
同期した記録再生クロックにより情報ビットを記録でき
るため、何回書き換えを行っても常に同じ情報ビット位
置に記録できるようになる。また目標アドレスの検索を
行う際に、ウォブルされた側壁を挟んで相対するランド
とグルーブでアドレス情報が同一となり区別がつかな
い、等の従来の問題点にも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における光記録媒体のトラック形状を示
す図である。
【図2】本発明における光記録再生装置の概略構成を示
す図である。
【図3】図2における光記録再生装置の詳細構成を示す
図である。
【図4】図3におけるランド/グルーブ識別回路を示す
図である。
【図5】図3における信号波形を示す図である。
【図6】本発明における第2の光記録媒体のトラック形
状を示す図である。
【図7】本発明の光記録再生装置におけるトラックサー
ボ引き込み装置を示す図である。
【図8】図7における信号波形を示す図である。
【図9】本発明における第2の光記録媒体のトラック形
状を示す図である。
【図10】図9における光記録媒体をトラッキングした
ときの信号波形を示す図である。
【図11】本発明における第3の光記録媒体のトラック
形状を示す図である。
【図12】図11における光記録媒体をトラッキングし
たときの信号波形を示す図である。
【図13】図11の光記録媒体からサンプルビットを検
出する回路を示す図である。
【図14】本発明における第4の光記録媒体のトラック
形状を示す図である。
【図15】図14の光記録媒体のランドとグルーブを識
別する回路を示す図である。
【図16】図15における信号波形を示す図である。
【図17】本発明における第5の光記録媒体のトラック
形状を示す図である。
【図18】図17の光記録媒体のランドとグルーブを識
別する回路を示す図である。
【図19】図17における信号波形を示す図である。
【図20】本発明における光記録媒体の製造方法を示す
図である。
【図21】図21における光ディスクのトラックのカッ
ティングの工程を示す図である。
【図22】図21における光ディスクのトラックのカッ
ティングの別の工程を示す図である。
【図23】本発明における第2の光記録媒体の製造方法
を示す図である。
【図24】従来の片側ウォブルトラックを備えた光ディ
スクを示す図である。
【図25】従来の光記録再生装置を示す図である。
【図26】従来のウォブルマークを有する光ディスクを
示す図である。
【図27】本発明における他の光記録再生装置の概略構
成を示す図である。
【図28】本発明における第6の光記録媒体のトラック
形状を示す図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 グルーブ 3 ランド 4 側壁 5 切り欠き

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラックに情報を記録する共に、前記ト
    ラックの片側の側壁が、回転同期情報またはアドレス情
    報に応じて所定の周波数でウォブルしている光記録媒体
    において、 前記トラックの片側の側壁に、上記周波数とは異なる周
    波数で、記録再生クロックを発生させる基準信号の切り
    欠きビットが挿入記録されていることを特徴とする光記
    録媒体。
  2. 【請求項2】 前記切り欠きビットは、前記トラックの
    片側の側壁に形成された出っ張りまたはへこみからなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の光記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記切り欠きビットは、連続した複数の
    切り欠きからなることを特徴とする請求項1に記載の光
    記録媒体。
  4. 【請求項4】 情報記録領域が、少なくとも前記切り欠
    きビットを除く領域であることを特徴とする請求項1に
    記載の光記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記切り欠きビットの出っ張りまたはへ
    こみは、相対する側壁まで達しないで形成されてなるこ
    とを特徴とする請求項2に記載に光記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記切り欠きビットは、前記トラックの
    片側の側壁に形成された出っ張り及びへこみの両方を含
    んでなることを特徴とする請求項2または請求項5に記
    載の光記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記切り欠きビットは、前記ウォブルに
    同期して設けられてなることを特徴とする請求項1に記
    載の光記録媒体。
  8. 【請求項8】 ランドとグルーブの両方をトラックとし
    て情報を記録すると共に、前記グルーブの片側の側壁
    が、回転同期情報又はアドレス情報に応じてウォブルし
    ている光記録媒体において、 前記グルーブの片側の側壁に、上記グルーブの側壁のウ
    ォブルから読み出されるウォブル信号に同期して、上記
    ランドとグルーブとを識別するための信号の切り欠きビ
    ットが挿入記録してなることを特徴とする光記録媒体。
  9. 【請求項9】 トラックの片側の側壁がウォブルされた
    トラックを有し、該トラックから読み出されるウォブル
    信号とは異なる周波数の切り欠きビットを備えた光記録
    媒体に情報の記録再生を行う光記録再生装置であって、 前記トラックから再生されたウォブル信号をもとに、前
    記光記録媒体と光ビームの相対速度を制御する記録媒体
    駆動制御手段と、 前記切り欠きビットから基準信号を抽出する基準信号抽
    出手段と、 前記基準信号を入力し、これに同期した記録再生クロッ
    クを発生させる記録再生クロック発生手段と、 前記記録再生クロックに基づき記録情報のビットの記録
    位置を前記切り欠きビットの位置に同期させて情報の記
    録再生を行う記録再生手段とを備えることを特徴とする
    光記録再生装置。
  10. 【請求項10】 トラックの片側の側壁がウォブルされ
    たトラックを有し、該トラックから読み出されるウォブ
    ル信号とは異なる周波数の切り欠きビットを備えた光記
    録媒体に情報の記録再生を行う光記録再生装置であっ
    て、 前記トラックから再生されたウォブル信号をもとに、ア
    ドレス情報を再生するアドレス情報再生手段と、 前記切り欠きビットから基準信号を抽出する基準信号抽
    出手段と、 前記基準信号を入力し、これに同期した記録再生クロッ
    クを発生させる記録再生クロック発生手段と、 前記記録再生クロックに基づき記録情報のビットの記録
    位置を前記切り欠きビットの位置に同期させて情報の記
    録再生を行う記録再生手段とを備えることを特徴とする
    光記録再生装置。
  11. 【請求項11】 上記切り欠きビットは、連続した複数
    の切り欠きからなり、 上記切り欠きビットの切り欠きパターンを検出するパタ
    ーン検出手段を備えることを特徴とする請求項9または
    請求項10に記載の光記録再生装置。
  12. 【請求項12】 少なくとも前記切り欠きビットを除く
    領域に情報を記録する情報記録手段を備えることを特徴
    とする請求項10に記載の光記録再生装置。
  13. 【請求項13】 グルーブの片側の側壁がウォブルされ
    たトラックを有し、前記グルーブから読み出されるウォ
    ブル信号とは異なる周波数の切り欠きビットを備えた光
    記録媒体に情報の記録再生を行う光記録再生装置であっ
    て、 前記切り欠きビットから基準信号を抽出する基準信号抽
    出手段と、 前記基準信号に基づいて前記ウォブル信号のレベルを検
    出して、光ビームがランドかグルーブのどちらに照射さ
    れているかを判別するランド/グルーブ識別手段を備え
    ることを特徴とする光記録再生装置。
  14. 【請求項14】 前記ランド/グルーブ識別手段の識別
    結果に基づいて、トラックサーボ引き込み開始タイミン
    グを選択する引き込みタイミング選択手段を備え、ラン
    ドまたはグルーブのいづれか一方に選択的にトラックサ
    ーボの引き込みを行うことを特徴とする請求項13に記
    載の光記録再生装置。
  15. 【請求項15】 トラックを構成するランド及びグルー
    ブの少なくともいずれか一方に情報の記録を行う光記録
    媒体の製造方法において、 第1の光ビームにより前記トラックの一方の側壁をカッ
    ティングする第1の工程と、 第2の光ビームにより前記トラックの他方の側壁をウォ
    ブルしながらカッティングする第2の工程とを含み、 第2の工程において、第2の光ビームによってカッティ
    ングされる前記トラックの側壁に所定の周波数で切り欠
    きビットを形成することを特徴とする光記録媒体の製造
    方法。
  16. 【請求項16】 切り欠きビットを記録する位置で第2
    の光ビームの光量を変化させて切り欠きビットを形成す
    ることを特徴とする請求項15に記載の光記録媒体の製
    造方法。
  17. 【請求項17】 切り欠きビットを記録する位置で第2
    の光ビームの照射時間に応じて切り欠きビットを形成す
    ることを特徴とする請求項15に記載の光記録媒体の製
    造方法。
  18. 【請求項18】 トラックを構成するランド及びグルー
    ブの少なくともいずれか一方に情報の記録を行う光記録
    媒体の製造方法において、 第1の光ビームにより前記トラックの一方の側壁をカッ
    ティングする第1の工程と、 第2の光ビームにより前記トラックの他方の側壁をウォ
    ブルしながらカッティングする第2の工程とを含み、 第2の工程において、前記トラックの切り欠きビットを
    記録する位置で第2の光ビームを通常の周波数より高く
    することを特徴とする光記録媒体の製造方法。
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