JPH092654A - 被施釉物の転倒防止装置 - Google Patents

被施釉物の転倒防止装置

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JPH092654A
JPH092654A JP18066595A JP18066595A JPH092654A JP H092654 A JPH092654 A JP H092654A JP 18066595 A JP18066595 A JP 18066595A JP 18066595 A JP18066595 A JP 18066595A JP H092654 A JPH092654 A JP H092654A
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JP
Japan
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glazed
boundary
conveyor belt
fall prevention
glazed object
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Application number
JP18066595A
Other languages
English (en)
Inventor
Taira Yamashita
平 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YAMASHITA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
YAMASHITA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のコンベアベルトの境界を渡り移送され
る被施釉物に吹付部で気体を吹き付けることにより、被
施釉物が前記境界を渡る際の転倒を防止しえて、被施釉
製品が連続して搬送されてくるので、1つ転倒すると連
続して転倒して、施釉した層が剥離して、大なる損害が
発生するも、これを防止しえて、さらに、人件費を低減
させることができる。 【構成】 コンベアベルト41とコンベアベルト42の
境界410を渡り移送される陶磁器等の被施釉物2を検
知可能に、境界410に対して移送方向5と反対側のコ
ンベアベルト41に設けたセンサ111でなる検出部1
1と、検出部11の作動により調節バルブ121を作動
して、気体6を導入し、被施釉物2に対して吹付ノズル
122より気体6を吹き付け可能に、境界410に対し
て移送方向5側のコンベアベルト42に配設した吹付部
12とよりなる転倒防止装置1とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陶磁器等の被施釉物
が、施釉の後工程等における複数のコンベアベルトの境
界を渡り移送される際の転倒を防止可能とした被施釉物
の転倒防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、陶磁器等の被施釉物が、施釉の後
工程等における複数のコンベアベルトの境界を渡り移送
される際には、被施釉物の形状あるいはコンベアベルト
の移送速度などにより、移送方向あるいはこれと反対方
向に転倒する場合がままあるので、折角施した釉薬が剥
離するなど不具合を生じ、よって、付近で監視して人手
により転倒した被施釉物を起こすなどしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、陶磁器等の被施
釉物が、施釉後の後工程等における複数のコンベアベル
トの境界を渡り移送される際には、まま転倒して釉薬が
剥離するために、これを防止するため人件費が余分にか
かるなどの問題も生じている。そこで、本発明は、上述
した従来の欠点を除去するためになされたものであっ
て、複数のコンベアベルトの境界を渡り移送される被施
釉物を検知する検出部と、該被施釉物に気体を吹き付け
る吹付部とよりなる被施釉物の転倒防止装置とすること
により、被施釉物がコンベアベルトの境界を渡り移送さ
れる際の転倒を防止することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、第一
に、複数のコンベアベルトの境界を渡り移送される被施
釉物を検知する検出部と、該検出部の作動により該被施
釉物に気体を吹き付ける吹付部とを有する被施釉物の転
倒防止装置とすることによる。第二に、検出部が、被施
釉物を検知するセンサからなる被施釉物の転倒防止装置
とすることによる。第三に、検出部が、被施釉物を検知
するセンサと、該センサが作動してから吹付部が作動す
るまでの時間を調整するタイマからなる被施釉物の転倒
防止装置とすることによる。第四に、吹付部を、各コン
ベアベルトの境界に対して、該コンベアベルトの移送方
向側に配設してなる被施釉物の転倒防止装置とすること
による。さらに、第五に、吹付部を、各コンベアベルト
の境界の両側に配設してなる被施釉物の転倒防止装置と
することにより、上記目的を達成しようとするものであ
る。
【0005】
【作用】本発明においては、複数のコンベアベルトの境
界を渡り移送される被施釉物を検知する検出部と、該検
出部の作動により該被施釉物に気体を吹き付ける吹付部
とを有する被施釉物の転倒防止装置とすることにより、
被施釉物の転倒から生ずることがある不具合、たとえ
ば、転倒により施釉層が剥離した不良品の現出や一つの
被施釉物の転倒から引き起こされる該被施釉物の連続転
倒に伴う甚大なる損害をも人手を要せずに的確に抑制し
防止することができる。また、検出部が、被施釉物を検
知するセンサからなる被施釉物の転倒防止装置とするこ
とにより、検出部の調整を簡素化し、かつ、取扱いを容
易にすることができる。さらに、検出部が、被施釉物を
検知するセンサと、該センサが作動してから吹付部が作
動するまでの時間を調整するタイマからなる被施釉物の
転倒防止装置とすることにより、センサとタイマを併用
し、コンベアベルトの移送速度、被施釉物の形状等に応
じて、被施釉物の転倒を一層的確に防止することができ
る。また、吹付部を各コンベアベルトの境界に対して、
該コンベアベルトの移送方向側に配設してなる被施釉物
の転倒防止装置とすることにより、コンベアベルトの境
界で移送方向に転倒しようとする被施釉物を支持して、
的確に転倒を防止することができる。さらに、吹付部を
各コンベアベルトの境界の両側に配設してなる被施釉物
の転倒防止装置とすることにより、被施釉物がコンベア
ベルトの境界を渡る際に前方より気体を吹き付け、さら
に、前記境界を通過した後、後方より気体を吹き付ける
と、コンベアベルトの移送速度、被施釉物の形状等に応
じて、一層的確に転倒を防止することができる。
【0006】
【実施例】以下引き続き、本発明による被施釉物の転倒
防止装置の要旨をさらに明確にするため、図面を利用し
て実施例を説明する。図1ないし図3を用いて第一実施
例を説明する。図1は、陶磁器等の被施釉物2の施釉の
後工程を示したものであり、スポンジ状のコンベアベル
トで余分の釉薬を吸い取る施釉ダリ切工程31、施釉さ
れた被施釉物2を乾燥する施釉運搬工程32、被施釉物
2の底のハマの部分を脱釉する自動脱釉工程33、被施
釉物2の施釉状態を検査する検品工程34、後工程で焼
成するためにアルミナを付着させるアルミナ付着工程3
5等におけるコンベアベルト41、コンベアベルト4
2、コンベアベルト43、コンベアベルト44、コンベ
アベルト45等の境界410、境界420、境界43
0、境界440等を渡り移送される被施釉物2の被施釉
物における転倒防止装置1の構造は同一であるため、以
下境界410を対象とした被施釉物における転倒防止装
置1について述べる。被施釉物における転倒防止装置1
は、境界410を渡り移送される被施釉物2を検知可能
に、境界410に対して移送方向5と反対側のコンベア
ベルト41に移動可能に配設したセンサ111からなる
検出部11と、検出部11の作動により調節バルブ12
1を作動させて、気体6を導入し、被施釉物2に対して
吹付ノズル122より気体6を吹き付け可能に、境界4
10に対して移送方向5側のコンベアベルト42に配設
した吹付部12とよりなる。
【0007】次に、本第一実施例の作用についても、前
記被施釉物における転倒防止装置1の作用は同じである
ため、以下境界410を対象とした被施釉物における転
倒防止装置1について説明する。まず、施釉ダリ切工程
31においてコンベアベルト41により移動する被施釉
物2が、検出部11のセンサ111の位置を通過する
と、検出部11がこれを検知して調節バルブ121を作
動し、吹付部12に気体6を導入し、吹付ノズル122
より境界410を渡る被施釉物2に吹き付けて、被施釉
物2が境界410を渡る際の転倒を効果的に防止するこ
とができる。
【0008】図4ないし図6を用いて第二実施例を説明
する。前記第一実施例と同様に、図4に示す施釉ダリ切
工程31、施釉運搬工程32、自動脱釉工程33、検品
工程34、アルミナ付着工程35等におけるコンベアベ
ルト41、コンベアベルト42、コンベアベルト43、
コンベアベルト44、コンベアベルト45等の境界41
0、境界420、境界430、境界440等を渡り移送
される陶磁器等の被施釉物2の被施釉物の転倒防止装置
1’の構造は同一であるので、以下境界410を対象と
した被施釉物の転倒防止装置1’について述べる。被施
釉物の転倒防止装置1’は、境界410を渡り移載され
る被施釉物2の通過を検知可能に、境界410に対して
移送方向5と反対側のコンベアベルト41に移動自在に
配設したセンサ111からなる検出部11と、検出部1
1の作動により調節バルブ121、調節バルブ121’
を作動させて、気体6を導入し、被施釉物2が境界41
0を渡る際および渡った後に、気体6を吹付ノズル12
2、吹付ノズル122’より吹き付け可能に、境界41
0の両側のコンベアベルト41およびコンベアベルト4
2に配設した吹付部12および吹付部12’よりなる。
【0009】次に、本第二実施例の作用についても、前
記の被施釉物の転倒防止装置1’の作用は同じであるた
め、以下境界410を対象とした被施釉物の転倒防止装
置1’の作用について説明する。まず、施釉ダリ切工程
31においてコンベアベルト41により移動する被施釉
物2が、検出部11のセンサ111の位置を通過する
と、検出部11がこれを検知して調節バルブ121を作
動し、吹付部12に気体6を導入して、吹付ノズル12
2より境界410を渡る被施釉物2に前方より吹き付け
るとともに、調節バルブ121’を作動し、気体6を導
入して、吹付ノズル122’より境界410を渡った後
の被施釉物2に後方より吹き付けて、被施釉物2の転倒
を一層効果的に防止することができる。
【0010】図7ないし図9を用いて第三実施例を説明
する。第一実施例と同様に、図7に示す施釉ダリ切工程
31、施釉運搬工程32、自動脱釉工程33、検品工程
34、アルミナ付着工程35等におけるコンベアベルト
41、コンベアベルト42、コンベアベルト43、コン
ベアベルト44、コンベアベルト45等の境界410、
境界420、境界430、境界440等を渡り移送され
る陶磁器等の被施釉物2の被施釉物の転倒防止装置1”
の構造は同一であるので、以下境界410を対象とした
被施釉物の転倒防止装置1”について述べる。被施釉物
の転倒防止装置1”は、境界410を渡り移送される被
施釉物2の通過を検知可能に、境界410に対して移送
方向5と反対側のコンベアベルト41に移動自在に配設
したセンサ111およびセンサ111が作動してから後
記する吹付部12が作動するまでの時間を調整可能に吹
付部12の調節バルブ121に連結したタイマ112か
らなる検出部11’と、センサ111の作動によりタイ
マ112で所定時間後に調節バルブ121を作動させ
て、気体6を導入し、被施釉物2が境界410を渡る際
に気体6を吹き付け可能に、境界410に対して移送方
向5と反対側のコンベアベルト41に配設した吹付部1
2よりなる。
【0011】次に、本第三実施例の作用についても、前
記の被施釉物の転倒防止装置1”の作用は同じであるた
め、以下境界410を対象とした被施釉物の転倒防止装
置1”の作用について説明する。まず、施釉ダリ切工程
31においてコンベアベルト41により移動する被施釉
物2が、検出部11’のセンサ111の位置を通過する
と、センサ111がこれを検知して、コンベアベルト4
1の移送速度およびセンサ111と境界410間の距離
等に応じてタイマ112に設定した所定時間後に調節バ
ルブ121を作動し、吹付部12に気体6を導入し、吹
付ノズル122より境界410を渡る被施釉物2に的確
に気体6を吹き付けて、気体6の転倒を一層的確に防止
することができる。なお、本第三実施例は、前記第一実
施例の検出部にタイマを設けたものであるが、前記第二
実施例の検出部にタイマを設けても、本第三実施例と同
様の作用が期待できる。
【0012】なお、本発明は、前記した実施例における
気体は、空気のみならず、任意のガスでもよく、また、
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、よっ
て、各構成要素の形状、大きさ、材質および作動方法等
は、前記した目的、作用および後記する発明の効果が達
成される範囲内においてそれぞれ任意に定められてよ
く、これらの変更はいずれも本発明の要旨を何ら変更す
るものでないことは申すまでもない。
【0013】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
複数のコンベアベルトの境界を渡り移載される被施釉物
を検知する検出部と、該検出部の作動により該被施釉物
に気体を吹き付ける吹付部とを有する被施釉物の転倒防
止装置とすることにより、被施釉物の転倒を自動的に防
止して、施釉した製品が転倒することによって、施釉層
の剥離をなくすことにより不良品をなくし、また、被施
釉製品が一つ転倒すると連続して転倒することとなっ
て、甚大なる損害が発生するが、これを防止しえて、さ
らに人件費を低減させる効果がある。また、検出部が、
被施釉物を検知するセンサからなるものとすることによ
り、検出部をコンベアベルトに対し容易に適合させて、
調整を簡素化し、かつ、取扱いを簡単にして、転倒を的
確に防止する効果がある。さらに、検出部が、被施釉物
を検知するセンサと、該センサの作動から吹付部の作動
までの時間を調整するタイマを併用したものとすること
により、タイマの調整で被施釉物に気体を一層的確に吹
き付けて、転倒防止装置の信頼性を向上させる効果があ
る。また、吹付部を、各コンベアベルトの境界に対し
て、コンベアベルトの移送方向側に設けてなるものとす
ることにより、該境界に移載された際に移送方向に転倒
しようとする被施釉物を支持して、転倒を的確に防止す
る効果がある。さらに、吹付部を、各コンベアベルトの
境界の両側に設けてなるものとすることにより、被施釉
物の形状、コンベアベルトの移送速度に応じて、転倒を
一層的確に防止する効果がある。以上説明したように、
本発明は、従来にない独特の効果を奏し、まことに実用
的で優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例を示す平面図である。
【図2】第一実施例の要部を示す平面図である。
【図3】第一実施例の要部を示す側面図である。
【図4】第二実施例を示す平面図である。
【図5】第二実施例の要部を示す平面図である。
【図6】第二実施例の要部を示す側面図である。
【図7】第三実施例を示す平面図である。
【図8】第三実施例の要部を示す平面図である。
【図9】第三実施例の要部を示す側面図である。
【符号の説明】
1、1’、1” 被施釉物の転倒防止装置 11、11” 検出部 111 センサ 112 タイマ 12、12” 吹付部 2 被施釉物 41、42、43、44、45 コンベアベルト 410 境界 5 移送方向 6 気体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコンベアベルトの境界を渡り移送
    される被施釉物を検知する検出部と、該検出部の作動に
    より該被施釉物に気体を吹き付ける吹付部とを有するを
    特徴とする被施釉物の転倒防止装置。
  2. 【請求項2】 検出部が、被施釉物を検知するセンサか
    らなる請求項1記載の被施釉物の転倒防止装置。
  3. 【請求項3】 検出部が、被施釉物を検知するセンサ
    と、該センサが作動してから吹付部が作動するまでの時
    間を調整するタイマからなる請求項1記載の被施釉物の
    転倒防止装置。
  4. 【請求項4】 吹付部を、各コンベアベルトの境界に対
    して、該コンベアベルトの移送方向側に配設してなる請
    求項1ないし3記載の被施釉物の転倒防止装置。
  5. 【請求項5】 吹付部を、各コンベアベルトの境界の両
    側に配設してなる請求項1ないし3記載の被施釉物の転
    倒防止装置。
JP18066595A 1995-06-23 1995-06-23 被施釉物の転倒防止装置 Pending JPH092654A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108455253A (zh) * 2018-03-01 2018-08-28 顺丰科技有限公司 传送带用衔接板及传送装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108455253A (zh) * 2018-03-01 2018-08-28 顺丰科技有限公司 传送带用衔接板及传送装置
CN108455253B (zh) * 2018-03-01 2024-04-12 顺丰科技有限公司 传送带用衔接板及传送装置

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