JPH09265238A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH09265238A
JPH09265238A JP10345496A JP10345496A JPH09265238A JP H09265238 A JPH09265238 A JP H09265238A JP 10345496 A JP10345496 A JP 10345496A JP 10345496 A JP10345496 A JP 10345496A JP H09265238 A JPH09265238 A JP H09265238A
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developing
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JP10345496A
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Tamotsu Shimizu
保 清水
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転する現像スリーブにより現像剤を像担持
体と対向する現像領域に導いて現像を行なうにあたり、
現像スリーブの両端部で現像剤が像担持体との間で詰ま
ったり、現像剤中のキャリアが像担持体に付着して画像
に抜け等のノイズが発生したり、像担持体の表面が傷つ
いたりするということがないようにする。 【解決手段】 回転して現像剤を像担持体1側に搬送す
る現像スリーブ11の内周側に複数の磁極を有するマグネ
ット部材12が設けられ、また現像スリーブによって像担
持体側に搬送される現像剤の量を規制する規制部材131
〜133が現像スリーブと所要間隔Dbを介して対向するよ
うに設けられた現像装置において、規制部材を磁性材料
で構成し、現像スリーブの軸方向端部側において、規制
部材の厚み及び/又は高さを中央部より大きくし、また
規制部材の中央部を非磁性材料で構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機やプリン
ター等の画像形成装置において、像担持体に形成された
潜像を現像するのに使用する現像装置に係り、特に、回
転して現像剤を像担持体側に搬送する現像スリーブの内
周側に複数の磁極N,S,…を有するマグネット部材が
設けられると共に、上記の現像スリーブによって像担持
体側に搬送される現像剤の量を規制する規制部材が現像
スリーブと所要間隔を介して対向するように設けられた
現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機やプリンター等の画像
形成装置においては、像担持体に形成された潜像を現像
するのに様々な現像装置が使用されていた。
【0003】そして、このような現像装置の1つとし
て、図1及び図2に示すように、像担持体1と対向する
ようにして設けられた現像スリーブ11の内周側に複数
の磁極N,S,…を有するマグネット部材12を設け、
この現像スリーブ11を回転させ、現像剤2を上記のマ
グネット部材12の磁気力によりこの現像スリーブ11
上に拘束しながら像担持体1側に搬送させると共に、こ
のように搬送される現像剤2の量を現像スリーブ11と
所要間隔Dbを介して対向するように設けられた規制部
材13により規制して、像担持体1に搬送される現像剤
2の量を調整し、この現像スリーブ11によって現像剤
2を像担持体1と対向する現像領域に搬送して像担持体
1に形成された潜像を現像するようにしたものが存在し
ていた。
【0004】また、近年においては、上記のように現像
スリーブ11によって像担持体1側に搬送される現像剤
2の量を規制部材13によって規制するにあたり、この
規制部材13を磁性材料で構成し、この規制部材13と
現像スリーブ11を介して対向する位置近傍におけるマ
グネット部材12の対向磁極Nからこの規制部材13に
向かう磁力線によって像担持体1側に搬送される現像剤
2の量を規制するようにし、現像スリーブ11と規制部
材13との間隔Dbを大きくした場合においても、適当
量の現像剤2が現像スリーブ11によって像担持体1に
搬送されるようにし、規制部材13と現像スリーブ11
との間に現像剤2が詰まったりするのを防止するように
したものが開発された。
【0005】ここで、上記のような現像装置の場合、現
像スリーブ11の内周側に設けられたマグネット部材1
2からの磁力線が現像スリーブ11の軸方向両端部にお
いて回り込み、これによって現像スリーブ11の軸方向
両端部におけるマグネット部材12の磁気力が強くなっ
て、現像スリーブ11の軸方向両端部側の部分に現像剤
2が多く引き付けられ、図2に示すように、この現像ス
リーブ11の軸方向両端部側に引き付けられる現像剤2
の量が中央部より多くなって盛り上がり、この状態で、
現像剤2が現像スリーブ11により像担持体1と対向す
る現像領域に搬送されるようになった。
【0006】この結果、現像スリーブ11の軸方向両端
部側において、現像スリーブ11と像担持体1との間に
現像剤2が詰まったり、また現像剤2中におけるキャリ
アが像担持体1に付着して形成される画像に抜け等のノ
イズが生じたり、像担持体1の表面が付着したキャリア
によって傷ついたりする等の問題があった。
【0007】このため、従来においては、上記のように
現像スリーブ11と所要間隔を介して対向するように設
けられた規制部材13における現像スリーブ11の軸方
向両端側の部分にウレタンフォームやマイラフィルムを
貼り付け、これを現像スリーブ11の軸方向両端部に接
触させて、現像スリーブ11の軸方向両端部において現
像剤2が搬送されるのを抑制するようにしていた。
【0008】しかし、上記のように規制部材13にウレ
タンフォームやマイラフィルムを貼り付けて現像スリー
ブ11と接触させる場合、このウレタンフォームやマイ
ラフィルムの現像スリーブ11に対する接触圧が強い
と、長期の使用によりこのウレタンフォームやマイラフ
ィルムに削れが生じて現像剤2の一部が通過するように
なる一方、その接触圧が弱いと、現像スリーブ11の軸
方向両端部における現像剤2の搬送を十分に抑制するこ
とができず、この場合も現像剤2の一部がこのウレタン
フォームやマイラフィルムを通過するようになり、現像
スリーブ11の両端部における現像剤2の搬送を安定し
て抑制することができず、上記のように通過した現像剤
2によって現像スリーブ11の両端部が汚れたり、また
ウレタンフォームやマイラフィルムの接触によって現像
剤2が現像スリーブ11の表面に固着されたりする等の
問題もあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、回転して
現像剤を像担持体側に搬送する現像スリーブの内周側に
複数の磁極N,S,…を有するマグネット部材が設けら
れると共に、上記の現像スリーブによって像担持体側に
搬送される現像剤の量を規制する規制部材が現像スリー
ブと所要間隔を介して対向するように設けられた現像装
置における上記のような問題を解決することを課題とす
るものである。
【0010】すなわち、この発明は、上記のような現像
装置において、現像スリーブを回転させて現像剤を像担
持体と対向する現像領域に搬送して現像を行なうにあた
り、現像スリーブの内周側に設けられたマグネット部材
からの磁力線によって現像スリーブの両端部における現
像剤の量が中央部より多くなって盛り上がり、この状態
で現像剤が現像スリーブにより像担持体と対向する現像
領域に搬送され、現像スリーブの両端部において、現像
剤が現像スリーブと像担持体との間に詰まったり、現像
剤中におけるキャリアが像担持体に付着して形成される
画像に抜け等のノイズが発生したり、像担持体の表面が
付着したキャリアによって傷ついたりするということが
なく、良好な画像が安定して得られるようにすることを
課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明における第1の
現像装置においては、上記のような課題を解決するた
め、回転して現像剤を像担持体側に搬送する現像スリー
ブの内周側に複数の磁極N,S,…を有するマグネット
部材が設けられると共に、上記の現像スリーブによって
像担持体側に搬送される現像剤の量を規制する規制部材
が現像スリーブと所要間隔を介して対向するように設け
られた現像装置において、上記の規制部材を磁性材料で
構成すると共に、上記の現像スリーブの軸方向端部側に
おいて、磁性材料で構成された規制部材の厚み及び/又
は高さを中央部より大きくしたのである。
【0012】そして、この第1の現像装置のように、現
像スリーブと所要間隔を介して対向するように設けられ
る規制部材を磁性材料で構成すると共に、現像スリーブ
の軸方向端部側の部分において、この規制部材の厚みを
中央部より厚くしたり、この規制部材の高さを中央部よ
り高くすると、現像スリーブの内周側に設けられたマグ
ネット部材から規制部材に向かう磁力線の数が、現像ス
リーブの中央部よりも現像スリーブの軸方向端部側にお
いて多くなり、この磁力線の作用により、現像スリーブ
の中央部よりもその軸方向両端部において規制部材を通
過する現像剤の量が減少し、現像スリーブの軸方向両端
部において搬送される現像剤の量が少なくなる。
【0013】このため、この第1の現像装置において
は、従来のように、現像スリーブの軸方向両端部側にお
いて搬送される現像剤の量が中央部より多くなって盛り
上がるということが抑制され、現像スリーブの軸方向両
端部において現像スリーブと像担持体との間に現像剤が
詰まったり、現像剤中におけるキャリアが像担持体に付
着して形成される画像に抜け等のノイズが生じたり、像
担持体の表面が付着したキャリアによって傷ついたりす
るということが防止されるようになる。
【0014】ここで、上記のように現像スリーブの軸方
向端部側において、規制部材の厚みを中央部より厚くし
たり、その高さを中央部より高くするにあたり、規制部
材の厚みや高さを急激に変化させると、この変化した部
分において磁力線の集中が起こり、この部分における現
像剤の搬送量が極端に減少してトナーが飛散しやすくな
る。このため、上記のように現像スリーブの軸方向端部
側において規制部材の厚みや高さを変化させる場合に
は、規制部材の厚みや高さを連続的に徐々に変化させる
ことが好ましい。
【0015】また、現像スリーブによって搬送される現
像剤の量を上記のような磁性材料で構成された規制部材
によって規制する場合、この規制部材を現像スリーブの
内周側に設けられたマグネット部材の磁極間の位置に設
けると、現像スリーブによって搬送される現像剤の量が
非常に少なくなって、十分な現像が行なえなくなるた
め、このような磁性材料で構成された規制部材を現像ス
リーブと対向するように設ける場合、上記のマグネット
部材における磁極と対向する位置を中心にして、現像ス
リーブの回転方向上流側及び下流側にそれぞれ15°の
範囲内になるようにして設けることが好ましい。
【0016】また、この発明における第2の現像装置に
おいては、上記のような課題を解決するため、回転して
現像剤を像担持体側に搬送する現像スリーブの内周側に
複数の磁極N,S,…を有するマグネット部材が設けら
れると共に、上記の現像スリーブによって像担持体側に
搬送される現像剤の量を規制する規制部材が現像スリー
ブと所要間隔を介して対向するように設けられた現像装
置において、上記の規制部材における現像スリーブの軸
方向端部側の部分を磁性材料で構成すると共に中央部を
非磁性材料で構成するようにしたのである。
【0017】そして、この第2の現像装置のように、現
像スリーブと所要間隔を介して対向するように設けられ
た規制部材において、現像スリーブの軸方向端部側の部
分を磁性材料で構成する一方、その中央部を非磁性材料
で構成すると、現像スリーブの内周側に設けられたマグ
ネット部材からの磁力線が磁性材料で構成された規制部
材の端部側に向かうようになり、この磁力線の作用によ
り、現像スリーブの中央部よりもその軸方向両端部にお
いて規制部材を通過する現像剤の量が減少し、現像スリ
ーブの軸方向両端部において搬送される現像剤の量が少
なくなる。
【0018】このため、この第2の現像装置において
も、上記の第1の現像装置の場合と同様に、従来のよう
に、現像スリーブの軸方向両端部側において搬送される
現像剤の量が中央部より多くなって盛り上がるというこ
とが抑制され、現像スリーブの軸方向両端部において現
像スリーブと像担持体との間に現像剤が詰まったり、現
像剤中におけるキャリアが像担持体に付着して形成され
る画像に抜け等のノイズが生じたり、像担持体の表面が
付着したキャリアによって傷ついたりするということが
防止されるようになる。
【0019】また、上記の現像スリーブの表面が粗くな
ると、この現像スリーブによって搬送される現像剤の量
が多くなるため、上記のように現像スリーブの軸方向両
端部側において搬送される現像剤の量を少なくする場合
には、この現像スリーブの軸方向両端部側における表面
の粗さが、中央部における表面の粗さよりも小さくなる
ようにし、現像スリーブの軸方向両端部側の表面を鏡面
状態に仕上げることが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る現像装置の
実施形態を添付図面に基づいて具体的に説明する。
【0021】(実施形態1)この実施形態における現像
装置も、図3(A),(B)に示すように、図1に示し
た従来の現像装置と同様に、像担持体1と対向するよう
にして設けられた現像スリーブ11の内周側に複数の磁
極N,S,…を有するマグネット部材12を設け、この
現像スリーブ11を回転させて現像剤2を上記のマグネ
ット部材12の磁気力によって現像スリーブ11上に拘
束しながら像担持体1側に搬送させると共に、このよう
に搬送される現像剤の量を現像スリーブ11と所要間隔
Dbを介して対向するように設けられた規制部材131
により規制し、像担持体1と対向する現像領域に搬送さ
れる現像剤の量を調整するようになっている。
【0022】ここで、この実施形態における現像装置に
おいては、上記のように現像スリーブ11と所要間隔D
bを介して対向するように設ける規制部材131を磁性
材料で構成すると共に、現像スリーブ11の軸方向端部
側におけるこの規制部材131の端部131aの厚さt
1 をこの規制部材131の中央部131bの厚さt2
り厚くしている。
【0023】このようにすると、現像スリーブ11の内
周側に設けられたマグネット部材12から規制部材13
1に向かう磁力線の数が規制部材131の中央部131
bよりも厚みの厚くなった端部131aにおいて多くな
り、この磁力線の作用によって、現像スリーブ11の中
央部よりもその軸方向両端部において規制部材131を
通過する現像剤の量が減少し、現像スリーブ11の軸方
向両端部において搬送される現像剤の量が少なくなり、
現像スリーブ11の軸方向両端部において、現像スリー
ブ11と像担持体1との間に現像剤が詰まったり、現像
剤中におけるキャリアが像担持体1に付着するのが抑制
されるようになる。
【0024】次に、市販の複写機(ミノルタ社製;Di
30)を改良し、上記の現像スリーブ11と規制部材1
31との間隔Dbを0.3mm,0.4mm,0.5m
mに設定し、各条件の下で上記の規制部材131の端部
131aの厚さt1 を変化させて、それぞれ現像スリー
ブ11の軸方向両端部において搬送される現像剤の量の
変化を調べ、その結果を図4に示した。なお、現像剤と
しては、平均粒径が約30μmのバインダー型キャリア
と平均粒径が約6μmのトナーとを混合させ、トナー濃
度が15重量%になった現像剤を用いるようにした。
【0025】この結果、図4に示すように、上記の規制
部材131における端部131aの厚さt1 を厚くする
と、現像スリーブ11の軸方向両端部において搬送され
る現像剤の量が少なくなっていた。
【0026】また、上記の複写機において現像スリーブ
11と規制部材131との間隔Dbを0.4mmに設定
して、黒/白の比率が6%の原稿を連続して複写し、上
記のように規制部材131における端部131aの厚さ
1 を変化させ、1000枚のコピーを行なった場合に
おいて像担持体1に付着したキャリアの量を測定し、そ
の結果を図5に示した。
【0027】この結果、同図に示すように、上記の規制
部材131における端部131aの厚さt1 を厚くする
と、現像スリーブ11の軸方向両端部において搬送され
る現像剤の量が減少し、像担持体1に付着するキャリア
の量が少なくなっていた。
【0028】なお、この実施形態における現像装置にお
いては、現像スリーブ11の軸方向端部側における規制
部材131の端部131aの厚さt1 を厚くするにあた
り、図3(B)に示すように、規制部材131の端部1
31aを像担持体1側に突出させるようにして厚くした
が、図6(A)に示すように、規制部材131の端部1
31aを像担持体1側と反対側に突出させるようにして
厚くしたり、また図6(B)に示すように、規制部材1
31の厚さをその中央部側から端部側に向かうにつれて
徐々に厚くなるようにすることも可能である。なお、こ
のように規制部材131の厚さをその中央部側から端部
側に向かうにつれて徐々に厚くすると、前記のように規
制部材131の厚さが急激に変化した部分に磁力線の集
中が起こり、この部分における現像剤の搬送量が極端に
減少してトナーが飛散しやすくなるということもない。
【0029】(実施形態2)この実施形態の現像装置に
おいては、図7(A),(B)に示すように、上記の実
施形態1の現像装置と、現像スリーブ11と所要間隔D
bを介して対向するように設ける規制部材132だけを
変更させている。
【0030】ここで、この実施形態における現像装置に
おいては、現像スリーブ11と所要間隔Dbを介して対
向するように設ける規制部材132として、図7(B)
に示すように、現像スリーブ11の軸方向端部側の端部
132aが全て磁性材料で構成される一方、その中央部
132bは現像スリーブ11と対向する部分が磁性材料
で構成され、現像スリーブ11から離れた部分が非磁性
材料で構成されたものを用い、この規制部材132の端
部132aにおける磁性材料の部分の高さh1が、規制
部材132の中央部132bにおける磁性材料の部分の
高さh2 より高くなったものを用いるようにしている。
【0031】このようにすると、現像スリーブ11の内
周側に設けられたマグネット部材12から規制部材13
2に向かう磁力線の数が、規制部材132の中央部13
2bよりも磁性材料の部分の高さが高くなった端部13
2aにおいて多くなり、この磁力線の作用によって、現
像スリーブ11の中央部よりもその軸方向両端部におい
て規制部材131を通過する現像剤の量が減少し、現像
スリーブ11の軸方向両端部において搬送される現像剤
の量が少なくなり、現像スリーブ11の軸方向両端部に
おいて、現像スリーブ11と像担持体1との間に現像剤
が詰まったり、現像剤中におけるキャリアが像担持体1
に付着するのが抑制されるようになる。
【0032】次に、この実施形態2のものにおいても、
上記実施形態1の場合と同様に、前記の複写機を改良
し、上記の現像スリーブ11と規制部材132との間隔
Dbを0.3mm,0.4mm,0.5mmに設定し、
各条件の下で規制部材132の端部132aにおける磁
性材料の部分の高さh1 を変化させて、それぞれ現像ス
リーブ11の軸方向両端部において搬送される現像剤の
量の変化を調べ、その結果を図8に示した。
【0033】この結果、規制部材132の端部132a
における磁性材料の部分の高さh1を高くすると、現像
スリーブ11の軸方向両端部において搬送される現像剤
の量が少なくなっていた。
【0034】(実施形態3)この実施形態の現像装置に
おいては、図9に示すように、上記の実施形態1及び2
の現像装置と、現像スリーブ11と所要間隔Dbを介し
て対向するように設ける規制部材133だけを変更させ
ている。
【0035】ここで、この実施形態における現像装置に
おいては、現像スリーブ11と所要間隔Dbを介して対
向するように設ける規制部材133として、現像スリー
ブ11の軸方向端部側におけるこの規制部材133の端
部133aが磁性材料で構成される一方、この規制部材
133の中央部133bが非磁性材料で構成されたもの
を用いるようにしている。
【0036】このようにした場合も、上記の実施形態
1,2の場合と同様に、現像スリーブ11の内周側に設
けられたマグネット部材12から規制部材133に向か
う磁力線の数が、非磁性材料で構成された規制部材13
3の中央部133bよりも磁性材料で構成された規制部
材133の端部133aにおいて多くなり、この磁力線
の作用によって、現像スリーブ11の中央部よりもその
軸方向両端部において規制部材131を通過する現像剤
の量が減少し、現像スリーブ11の軸方向両端部におい
て搬送される現像剤の量が少なくなり、現像スリーブ1
1の軸方向両端部において、現像スリーブ11と像担持
体1との間に現像剤が詰まったり、現像剤中におけるキ
ャリアが像担持体1に付着するのが抑制されるようにな
る。
【0037】(実施形態4)この実施形態における現像
装置においては、図10に示すように、上記の実施形態
1の現像装置と、現像剤を像担持体1に搬送する現像ス
リーブ11だけを変更させるようにしている。
【0038】ここで、この実施形態の現像装置において
は、現像スリーブ11として、その軸方向の端部11a
が鏡面状態に仕上げられる一方、その中央部11bがブ
ラストされて粗面化させたものを用いるようにしてい
る。
【0039】そして、この現像スリーブ11によって現
像剤を搬送させると、搬送される現像剤の量がブラスト
された中央部11bよりも鏡面状態になった端部11a
において少なくなり、更に上記実施形態1の場合と同様
に、磁性材料で構成された規制部材131の端部131
aの厚さt1 が、この規制部材131の中央部131b
の厚さt2 より厚くなっているため、現像スリーブ11
の軸方向両端部において搬送される現像剤の量がより少
なくなり、現像スリーブ11の軸方向両端部において現
像スリーブ11と像担持体1との間に現像剤が詰まった
り、現像剤中におけるキャリアが像担持体1に付着する
のが抑制されるようになる。
【0040】次に、上記実施形態1,2の場合と同様
に、前記の複写機を改良し、その現像スリーブ11とし
て、その端部を鏡面に仕上げたものと、表面粗さRzが
5〜10になるようにブラストしたものとを用い、これ
らの現像スリーブ11と規制部材131との間隔Dbを
0.4mmに設定し、規制部材131の端部131aの
厚さt1 を変化させて、各現像スリーブ11の軸方向両
端部において搬送される現像剤の量の変化を調べ、その
結果を図11に示した。
【0041】この結果、前記の実施形態1の場合と同様
に、規制部材131における端部131aの厚さt1
厚くすると、現像スリーブ11の軸方向両端部において
搬送される現像剤の量が少なくなると共に、端部がブラ
ストされた現像スリーブ11と、端部が鏡面になった現
像スリーブ11とにおいて搬送される現像剤の量を比較
すると、端部が鏡面になった現像スリーブ11の方がそ
の端部における現像剤の搬送量が少なくなっており、現
像スリーブ11の軸方向両端部において搬送される現像
剤の量を少なくするには現像スリーブ11の端部を鏡面
状態に仕上げることが好ましいということがわかった。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明における
現像装置においては、現像スリーブによって搬送される
現像剤の量を、この現像スリーブと所要間隔を介して対
向するように設けられた規制部材によって規制するにあ
たり、この規制部材を磁性材料で構成すると共に、現像
スリーブの軸方向端部側におけるこの規制部材の端部の
厚みをその中央部より厚くしたり、その端部における高
さを中央部より高くし、また規制部材における現像スリ
ーブの軸方向端部側の部分を磁性材料で構成すると共に
中央部を非磁性材料で構成するようにしたため、マグネ
ット部材から規制部材に向かう磁力線の数が、現像スリ
ーブの中央部よりも現像スリーブの軸方向端部側におい
て多くなり、この磁力線の作用により、現像スリーブの
中央部よりもその軸方向両端部において規制部材を通過
する現像剤の量が減少し、現像スリーブの軸方向両端部
において搬送される現像剤の量が少なくなった。
【0043】この結果、この発明における現像装置にお
いては、従来のように、現像スリーブの軸方向両端部側
において搬送される現像剤の量が中央部より多くなって
盛り上がるということが抑制され、現像スリーブの軸方
向両端部において現像スリーブと像担持体との間に現像
剤が詰まったり、現像剤中におけるキャリアが像担持体
に付着して形成される画像に抜け等のノイズが生じた
り、像担持体の表面が付着したキャリアによって傷つい
たりするということが抑制され、良好な画像が安定して
得られるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の現像装置において現像を行なう状態を示
した部分概略説明図である。
【図2】従来の現像装置において現像スリーブにより像
担持体に搬送される現像剤の状態を示した概略説明図で
ある。
【図3】この発明の実施形態1における現像装置によっ
て現像を行なう状態を示した部分概略説明図である。
【図4】実施形態1における現像装置において、規制部
材と現像スリーブとの間隔Db及び規制部材の端部にお
ける厚みを変化させた場合における現像剤の搬送量の変
化を示した図である。
【図5】実施形態1における現像装置において、規制部
材における端部の厚みを変更させた場合において、現像
スリーブから像担持体に付着するキャリアの量の変化を
示した図である。
【図6】実施形態1における現像装置において、規制部
材における端部の厚みを中央部より厚くする場合におけ
る変更例を示した概略説明図である。
【図7】この発明の実施形態2における現像装置によっ
て現像を行なう状態を示した部分概略説明図である。
【図8】実施形態2における現像装置において、規制部
材と現像スリーブとの間隔Db及び規制部材の端部にお
ける磁性材料の部分の高さを変化させた場合における現
像剤の搬送量の変化を示した図である。
【図9】この発明の実施形態3における現像装置におい
て、現像スリーブと所要間隔を介して規制部材を設けた
状態を示した概略説明図である。
【図10】この発明の実施形態4における現像装置によ
って現像を行なう状態を示した部分概略説明図である。
【図11】実施形態4における現像装置において、端部
が鏡面になった現像スリーブと、端部がブラストされた
現像スリーブとを用い、規制部材の端部における厚みを
変化させた場合に、各現像スリーブの端部において搬送
される現像剤の量の変化を示した図である。
【符号の説明】
1 像担持体 2 現像剤 11 現像スリーブ 12 マグネット部材 131,132,133 規制部材 131a,132a,133a 規制部材の端部 131b,132b,133b 規制部材の中央部 t1 規制部材の端部の厚さ t2 規制部材の中央部の厚さ h1 規制部材の端部の高さ h2 規制部材の中央部の高さ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転して現像剤を像担持体側に搬送する
    現像スリーブの内周側に複数の磁極N,S,…を有する
    マグネット部材が設けられると共に、上記の現像スリー
    ブによって像担持体側に搬送される現像剤の量を規制す
    る規制部材が現像スリーブと所要間隔を介して対向する
    ように設けられた現像装置において、上記の規制部材を
    磁性材料で構成すると共に、上記の現像スリーブの軸方
    向端部側において、磁性材料で構成された規制部材の厚
    み及び/又は高さを中央部より大きくしたことを特徴と
    する現像装置。
  2. 【請求項2】 回転して現像剤を像担持体側に搬送する
    現像スリーブの内周側に複数の磁極N,S,…を有する
    マグネット部材が設けられると共に、上記の現像スリー
    ブによって像担持体側に搬送される現像剤の量を規制す
    る規制部材が現像スリーブと所要間隔を介して対向する
    ように設けられた現像装置において、上記の規制部材に
    おける現像スリーブの軸方向端部側の部分を磁性材料で
    構成すると共に中央部を非磁性材料で構成したことを特
    徴とする現像装置。
JP10345496A 1996-03-28 1996-03-28 現像装置 Pending JPH09265238A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6070037A (en) * 1998-04-20 2000-05-30 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus having improved developer limiting member
US6640076B2 (en) 2000-12-01 2003-10-28 Ricoh Company, Ltd. Developing roller having developing sleeve including portions with different transportation capacities
JP2005189249A (ja) * 2003-12-24 2005-07-14 Ricoh Co Ltd 現像装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2009198616A (ja) * 2008-02-20 2009-09-03 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2012198578A (ja) * 2012-07-25 2012-10-18 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置

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