JPH0926504A - 光学フイルムの製造方法および製造装置 - Google Patents

光学フイルムの製造方法および製造装置

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JPH0926504A
JPH0926504A JP14359496A JP14359496A JPH0926504A JP H0926504 A JPH0926504 A JP H0926504A JP 14359496 A JP14359496 A JP 14359496A JP 14359496 A JP14359496 A JP 14359496A JP H0926504 A JPH0926504 A JP H0926504A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な処理で高品質の光学フイルムを製造す
る。 【解決手段】 (1)支持体の表面を溶剤を用いて膨潤
させ、その表面を粘着性とする工程;(2)粘着性とさ
れた支持体表面にビーズを付着させる工程;そして
(3)ビーズが付着した支持体を溶剤中に浸漬し、これ
により支持体表面に直接付着していないビーズを除去す
る工程により光学フイルムを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、支持体上にビーズ
が固定されている光学フイルムの製造方法および製造装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】支持体上にビーズが固定されている光学
フイルムは、光学材料として様々な用途がある。特開平
6−347621号、同6−347622号、同6−3
47623号、同6−347624号および同6−34
7625号各公報には、上記のようなビーズを含む光学
フイルムを、再帰性反射シートの構成要素として使用す
る発明が開示されている。再帰性反射シートでは、ビー
ズとして一般にガラスビーズが用いられている。再帰性
反射シートは、光を光源に向けて再帰反射する性質を有
するシートである。再帰性反射シートは、道路標識のよ
うに照明に向かって反射することが望ましい標識におい
て実用化されている。再帰性反射シートにおいて、ガラ
スビーズは微小球レンズとして機能する。
【0003】ビーズを用いる光学フイルムは、光拡散シ
ートとしても利用できる。具体的には、液晶表示装置
(LCD)の狭い視野角を拡大するために、装置に取り
付けることが可能である。すなわち、液晶のマトリック
スよりも小さいビーズを並べた透明フイルムを光拡散シ
ートとして液晶表示装置に取り付けることができる。な
お、光拡散シートを偏光板の保護膜として機能させ、液
晶表示装置の層構成を単純にすることもできる。層の数
を一つ減少させると、液晶表示装置において重要な要素
である光の透過率を高める(約8%上昇させる)ことが
できる。また、投影画像のスクリーンとして用いられる
光拡散シートとしてビーズを用いる光学フイルムを用い
ることも考えられる。特に液晶プロジェクターの画像
は、液晶のカラーフィルターのストライプの影響でモア
レが発生する。これを防止するために、透明スクリーン
の表面の透過率を維持しつつ光を拡散するためのシート
として、ビーズを用いる光学フイルムが使用できる。
【0004】従来の技術でビーズを支持体上に並べるた
めには、ビーズを固定するためのバインダーを含む層が
必要であった。特開平6−347621号、同6−34
7622号、同6−347623号、同6−34762
4号および同6−347625号各公報記載の発明で
は、バインダーを含む層を支持体上に設け、ビーズを層
の上に並べ、ニップロール等で加圧してビーズを層に埋
め込む方法により光学フイルムを製造している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者が、以上のよ
うにビーズをバインダーを含む層に埋め込んで光学フイ
ルムを製造する方法を検討したところ、ビーズを層に埋
め込む際の圧力で、ビーズや層に微小な傷が発生するこ
とが判明した。また、この製造方法では、ビーズを層の
上に並べるために処理が煩雑になる欠点がある。本発明
の目的は、簡単な処理で高品質の光学フイルムを製造す
る方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面が溶剤に
より膨潤可能な材料からなる支持体上にビーズが固定さ
れている光学フイルムを製造する方法であって: (1)支持体の表面を溶剤を用いて膨潤させ、その表面
を粘着性とする工程; (2)粘着性とされた支持体表面にビーズを付着させる
工程;そして (3)ビーズが付着した支持体を溶剤中に浸漬し、これ
により支持体表面に直接付着していないビーズを除去す
る工程からなることを特徴とする光学フイルムの製造方
法を提供する。上記(3)の工程の後、さらに、 (4)バインダーの溶液を上記ビーズの上に塗布し、バ
インダーを含む層を形成して、これによりバインダーを
含む層でビーズを覆う工程を実施してもよい。
【0007】また本発明は、表面が溶剤により膨潤可能
な材料からなる支持体上にビーズが固定されている光学
フイルムを製造するための装置であって: (A)支持体の表面を膨潤させる溶剤を収容する容器; (B)支持体上にビーズを散布する機構; (C)支持体の表面を膨潤させる溶剤を収容する別の容
器;および(D)支持体を、(A)の容器内、(B)の
機構、そして(C)の容器内を順次通過させるように搬
送する機構が設けられていることを特徴とする光学フイ
ルムの製造装置を提供する。さらに本発明は、表面が溶
剤により膨潤可能な材料からなる支持体上にビーズが固
定されている光学フイルムを製造するための装置であっ
て: (a)支持体の表面を膨潤させる溶剤およびビーズを収
容し、溶剤中にビーズが沈澱している容器;および (b)支持体を、容器内の溶剤中を通過させ、沈澱して
いるビーズに接触させ、そして再び容器内の溶剤中を通
過させるように搬送する機構が設けられていることを特
徴とする光学フイルムの製造装置も提供する。上記
(a)および(b)が設けられている装置には、さら
に: (c)ビーズを(a)の容器に補充する機構;および (d)(a)の容器を振動させる機構が設けられている
ことが好ましい。
【0008】本発明は、下記の態様で実施することがで
きる。 (イ)光学フイルムの支持体が透明プラスチックからな
る。 (ロ)上記(イ)のプラスチックが、セルロースエステ
ル、セルロースエーテル、ポリカーボネート、ポリスチ
レン、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリス
ルホン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリビニルアル
コール、ポリスルホン、ポリエーテルスルホンおよびノ
ルボルネン樹脂から選ばれる。 (ハ)支持体表面にポリマーからなる表面層が設けられ
ている。 (ニ)上記(ハ)のポリマーが、セルロースエステル、
セルロースエーテル、ポリカーボネート、ポリスチレ
ン、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリスル
ホン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリビニルアルコ
ール、ゼラチン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリビニルブチラール、ポリウレタ
ン、ポリプロピレン、ポリスルホン、ポリエーテルスル
ホン、スチレン−ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ニ
トリルゴム、ブチルゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム
およびノルボルネン樹脂から選ばれる。 (ホ)支持体が、25乃至350μmの厚さを有する。 (ヘ)上記表面層が、0.05乃至25μmの厚さを有
する。 (ト)ビーズがガラス製である。 (チ)ビーズが、1乃至100μmの範囲の平均粒子径
を有する。 (リ)ビーズが、最大粒子径が平均粒子径の2倍未満で
あり、かつ最小粒子径が平均粒子径の半分より大きい、
粒子径の分布を有する。 (ヌ)支持体の表面(表面層)を構成する物質が、
(1)および(3)の工程で用いる溶剤に対して、1.
05乃至50の範囲の膨潤度(乾燥した高分子に対する
膨潤した高分子の比容)を有する。 (ル)上記(1)の工程において、支持体を溶剤中に浸
漬することにより、支持体の表面を膨潤させる。 (ヲ)上記(ル)において、支持体を溶剤中に0.01
乃至60秒間浸漬する。
【0009】(ワ)上記(1)の工程において、支持体
の表面から0.05乃至25μmの深さの部分までを膨
潤させる。 (カ)上記(3)の工程において、支持体を溶剤中に
0.01乃至300秒間浸漬する。 (ヨ)上記(D)の支持体を搬送する機構が、複数のロ
ーラーの組み合わせにより構成されている。 (タ)上記(ヨ)のローラーの直径が10乃至300m
mである。 (レ)上記(b)の支持体を搬送する機構が、支持体
を、容器内の溶剤中を通過させ、沈澱しているビーズに
接触させ、そして再び容器内の溶剤中を通過せるように
配置されているローラーである。 (ソ)上記(レ)のローラーの直径が10乃至300m
mである。 (ツ)上記(d)の機構が(a)の容器を水平方向に2
乃至30Hzの周期で振動させる。 (ネ)上記(a)および(b)が設けられている装置
に、さらに(e)溶媒を(a)の容器に補充する機構が
設けられている。
【0010】
【発明の効果】本発明の光学フイルムの製造方法は、
(1)溶剤により支持体の表面を膨潤させ、(2)ビー
ズを支持体に付着させ、そして(3)溶剤により支持体
表面に直接付着していないビーズを除去することを特徴
とする。本発明の方法では、支持体表面の膨潤により得
られる粘着性を利用してビーズをフイルムの表面に並べ
る。このため、従来のビーズを埋め込む方法と比較し
て、簡単な操作で、光学フイルムを製造することができ
る。また、強い圧力を用いる必要がないため、ビーズや
バインダーに微小な傷がつくこともない。さらに本発明
の方法により光学フイルムを製造すると、支持体上にビ
ーズを重ねることなく均一かつ最密に並べることができ
る。すなわち、過剰量のビーズを支持体に付着させて
も、溶剤により支持体表面に直接付着していないビーズ
を除去することで、ビーズの重なりを防止することがで
きる。以上の結果、本発明の製造方法では、簡単な処理
で高品質の光学フイルムを製造することができる。ま
た、本発明の光学フイルムの製造装置を用いると、さら
に簡単な処理で高品質の光学フイルムを製造することが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
[光学フイルムの支持体]光学フイルムの用途に応じ
て、支持体の光透過性を決定する。再帰性反射シートや
光拡散シートの用途においては、一般に透明支持体を用
いる。透明支持体は、通常、ガラスまたはプラスチック
から製造する。光学フイルムとしては、柔軟かつ軽量で
あるプラスチック製支持体を用いることが好ましい。な
お、本発明では、支持体の表面を溶剤により膨潤可能な
材料で構成する。一般にプラスチックは、溶剤により膨
潤可能である。プラスチックに用いるポリマーの例とし
ては、セルロースエステル、セルロースエーテル、ポリ
カーボネート、ポリスチレン、ポリアクリレート、ポリ
メタクリレート、ポリスルホン、ポリエステル、ポリエ
チレン、ポリビニルアルコール、ポリスルホン、ポリエ
ーテルスルホンおよびノルボルネン樹脂を挙げることが
できる。セルロースエステル(例、セルロースアセテー
ト)、ポリエステル(例、ポリエチレンテレフタレー
ト)、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、ポリ
スルホンおよびポリエーテルスルホンが好ましく用いら
れる。
【0012】支持体は、25乃至350μmの厚さを有
することが好ましい。支持体の厚さは、30乃至310
μmの範囲であることがさらに好ましく、45乃至20
0μmの範囲であることが最も好ましい。なお、薄い支
持体を用いると、後述するバインダーを含む層の影響で
支持体がカールする場合がある。このような場合は、支
持体の裏面にカール防止層を設けることが好ましい。カ
ール防止裏引き層は、後述するバインダーと実質的に同
じポリマーを用いて形成する。「実質的に同じ」とは、
吸湿性のような支持体のカールの原因となる性質が類似
していることを意味する。支持体は任意の添加剤とし
て、可塑剤、紫外線吸収剤、架橋剤、硬膜剤、滑剤、劣
化防止剤、分散剤、染料、顔料、消泡剤、潤滑剤、褐色
防止剤、防腐剤を含んでもよい。これらの添加剤は、公
知の化合物を用いることができる。支持体は、公知の溶
液流延法や溶融流延法により製造することができる。溶
液流延法では、支持体を構成するポリマーを溶媒に溶解
し、その溶液を金属ベルト上に流延して、支持体をポリ
マー膜として得る。溶融流延法では、ポリマー樹脂を熱
で溶融してから流延する。
【0013】支持体は表面層を有してもよい。本明細書
では、表面層が設けられている支持体も、表面層を含め
全体として「支持体」と称する。すなわち、本明細書に
おける「支持体の表面」は、表面層が設けられている支
持体の場合、その表面層を意味する。従って、支持体に
表面層を設ける場合は、表面層を溶剤により膨潤可能な
材料で構成する。以下に挙げるようなポリマーは、いず
れも溶剤により膨潤可能である。表面層はポリマーから
なる。天然または合成ポリマーが利用可能である。ポリ
マーの例としては、セルロースエステル、セルロースエ
ーテル、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリアクリ
レート、ポリメタクリレート、ポリスチレン、ポリエス
テル、ポリエチレン、ポリビニルアルコール、ゼラチ
ン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリビニルブチラール、ポリウレタン、ポリプロ
ピレン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、スチレ
ン−ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ニトリルゴム、
ブチルゴム、アクリルゴム、ウレタンゴムおよびノルボ
ルネン樹脂が含まれる。表面層は任意の添加剤として、
可塑剤、紫外線吸収剤、架橋剤、硬膜剤、滑剤、劣化防
止剤、分散剤、染料、顔料、消泡剤、潤滑剤、褐色防止
剤、防腐剤を含んでもよい。これらの添加剤は、公知の
化合物を用いることができる。表面層のポリマーは、そ
の屈折率(表面層の屈折率)が、支持体のプラスチック
を構成するポリマーの屈折率に、できる限り近いポリマ
ーを選択して用いることが好ましい。具体的には、表面
層ポリマーの屈折率と支持体のプラスチックを構成する
ポリマーの屈折率との差が、0.5未満であることが好
ましく、0.2未満であることがさらに好ましく、0.
1未満であることが最も好ましい。実質的に同じ屈折率
を得るため、表面層ポリマーとして、支持体のプラスチ
ックを構成するポリマーを用いることが特に好ましい。
光を拡散するために、表面層ポリマーまたは支持体の表
面部分の屈折率とガラスビーズの屈折率とは、一定値以
上の差があることが望ましい。具体的には、屈折率の比
が、0.95以下または1.05以上であることが好ま
しく、0.83以下または1.15以上であることがさ
らに好ましく、0.71以下または1.25以上である
ことが最も好ましい。
【0014】[ビーズ]ビーズは、透明な素材の微小な
粒子で構成する。透明な素材としては、ガラスまたはプ
ラスチックが用いられる。一般には、ガラスの方がプラ
スチックよりも好ましい。粒子の形状は、球形に近いこ
とが好ましい。ビーズの粒子径は、光学フイルムの用途
に応じて決定する。原則としては、なるべく小さい粒子
であることが要求される。特に、本発明の光学フイルム
を液晶表示装置の光拡散シートとして使用する場合は、
液晶の画素(マトリックス)よりも小さい粒子を用いる
必要がある。一般に、ビーズは、1乃至100μmの範
囲の平均粒子径を有することが好ましい。平均粒子径
は、5乃至70μmの範囲であることがさらに好まし
く、15乃至60μmの範囲であることが最も好まし
い。
【0015】前記の表面層を支持体上に設ける場合、ビ
ーズの平均粒子径は、表面層の厚さの3倍乃至50倍の
範囲内とすることが好ましく、4倍乃至20倍の範囲内
であることがさらに好ましく、5倍乃至12倍の範囲内
であることが最も好ましい。なお、平均粒子径と層厚と
の関係は、表面層のポリマーの使用量の方で調整するこ
とが好ましい。平均粒子径は、上記のように光学フイル
ムの用途に応じて決定しておくことが望ましい。ビーズ
の粒子径の分布は、なるべく均一であることが望まし
い。具体的な粒子径の分布としては、最大粒子径が平均
粒子径の2倍未満であり、かつ最小粒子径が平均粒子径
の半分より大きいことが好ましい。最大粒子径は平均粒
子径の1.5倍未満であることが好ましい。また、最小
粒子径は平均粒子径の3分の2より大きいことが好まし
い。ガラスビーズは、主に再帰性反射シート用ビーズあ
るいは粉砕・分散用微粒子として既に市販されている。
市販品は、株式会社ユニオン(ユニビーズTM、ユニフラ
ッシュTM)や日本電気硝子株式会社から販売されてい
る。
【0016】[溶剤](1)の工程および(3)の工程
で用いる溶剤は、支持体の表面(表面層を有する支持体
の場合は表面層)を構成する物質(一般にポリマー)の
溶媒から、表面を膨潤させて粘着性を付与するために適
当な溶媒を選択して使用する。なお、本明細書におい
て、「粘着性」とは、ビーズを膨潤した支持体表面に付
着することができる程度の粘着性または接着性を示すこ
とを意味する。支持体の表面を構成する物質は、(1)
および(3)の工程で用いる溶媒に対して、1.05乃
至50の範囲の膨潤度(乾燥した高分子に対する膨潤し
た高分子の比容)を有することが好ましく、1.2乃至
30の範囲の膨潤度を有することがさらに好ましく、
1.4乃至10の範囲の膨潤度を有することが最も好ま
しい。例えば、トリアセチルセルロースのようなセルロ
ースエステルを支持体に用いる場合は、溶剤としてアセ
トンが好ましく用いられる。ポリカーボネート、ポリス
ルホンあるいはポリエーテルスルホンを支持体に用いる
場合も、アセトンが好ましい溶剤である。ポリビニルア
ルコールを支持体に用いる場合は、水、アルコール
(例、メタノール)またはこれらの混合溶媒が、溶剤と
して好ましく用いられる。シート(例えば、トリアセチ
ルセルロースシートやポリエチレンテレフタレートシー
ト)上に、ゼラチン表面層を設けた支持体の場合は、水
が好ましい溶剤である。(1)の工程に用いる溶剤と
(3)の工程に用いる溶剤とは、同じものであってもよ
い。
【0017】[(1)支持体表面の膨潤]第1の工程で
は、支持体の表面を溶剤を用いて膨潤させ、その表面を
粘着性とする。第1の工程は、具体的には、支持体を溶
剤中に浸漬する、支持体表面に溶剤をを塗布する、支持
体表面に溶剤を噴霧する、溶剤を含ませたシートと支持
体とを重ねる等の手段で実施できる。支持体を溶剤中に
浸漬する手段が最も好ましい。支持体を溶剤中に浸漬す
る場合、浸漬時間は、0.01乃至60秒間であること
が好ましく、0.02乃至20秒間であることがさらに
好ましく、0.05乃至10秒間であることが最も好ま
しい。第1の工程では、支持体の表面から0.05乃至
25μmの深さの部分までを膨潤させることが好まし
く、2乃至20μmの深さの部分までを膨潤させること
がさらに好ましく、5乃至18μmの深さの部分までを
膨潤させることが最も好ましい。
【0018】[(2)粘着性表面へのビーズの付着]第
2の工程では、第1の工程で得られた支持体の粘着性表
面にビーズを付着させる。第2の工程は、具体的には、
支持体上にビーズを散布する、容器に入れたビーズに支
持体を接触させる、支持体上にビーズの分散液を塗布す
る、ビーズが付着したシートまたはローラーと支持体と
を接触させる等の手段で実施できる。支持体上にビーズ
を散布する手段および容器に入れたビーズに支持体を接
触させる手段が好ましく実施できる。なお、本発明の方
法では、下記第3の工程で支持体表面に直接付着してい
ないビーズを除去することができるため、第2の工程で
過剰量のビーズを使用することができる。支持体上にビ
ーズを重ねることなく均一かつ最密に並べるためには、
過剰量のビーズを使用して、第3の工程で過剰のビーズ
を除去することが好ましい。なお、「過剰量」とは、支
持体上にビーズを重ねることなく均一かつ最密に並べる
場合のビーズの量よりも多くの量を支持体に付着させる
ことを意味する。すなわち、過剰量を用いると、支持体
上にビーズが重なり、ビーズの上にビーズが乗っている
状態となる。ビーズの過剰量は、支持体の表面積とビー
ズの平均粒子径の関係から簡単に計算することができ
る。
【0019】[(3)過剰に付着したビーズの除去]第
3の工程では、ビーズが付着した支持体を溶剤中に浸漬
し、これにより支持体表面に直接付着していないビーズ
を除去する。第3の工程における浸漬時間は、0.01
乃至300秒間であることが好ましく、0.02乃至2
0秒間であることがさらに好ましく、0.05乃至10
秒間であることが最も好ましい。以上の処理により、支
持体表面に直接付着していないビーズの大部分を除去す
ることができる。なお、必要に応じてさらに別の除去処
理を追加してもよい。追加の処理としては、シートを裏
返したり、振動させる程度の処理や、ローラーを通して
軽い圧力をかけて、粒子を除去する処理が含まれる。ま
た、空気流を当てて、粒子を飛ばして除去してもよい。
【0020】[製造装置]比較的小規模の実施の場合、
簡単な作業で、以上の各工程を順次実施することができ
る。ただし、実用的には、本発明の製造装置を用いて、
以上の各工程を連続して実施することが好ましい。製造
装置については、図面を参照しながら説明する。図1
は、本発明の製造装置の第一の態様を示す断面模式図で
ある。図1に示されるように、支持体(1)は、ローラ
ー(2)により容器(3)に収容された溶剤(4)に浸
漬される。これにより表面が膨潤して粘着性となった支
持体は、ローラー(5)により、ビーズ(6)を散布す
る機構(7)の下に移動する。散布されたビーズが付着
した支持体は、ローラー(8)により溶剤(9)を収容
する容器(10)に移動する。容器(10)において、
支持体は、ローラー(11)により溶剤(9)に浸漬さ
れる。これにより、過剰に付着していたビーズが除去さ
れる。なお、図1に示す態様では、第1の工程に用いる
溶剤と第3の工程に用いる溶剤を別々の容器(3と1
0)に収容したが、これを一つの容器に収容してもよ
い。以上のように、図1に示す装置には、支持体の表面
を膨潤させる溶剤(4)を収容する容器(3)、支持体
上にビーズを散布する機構(7)、支持体の表面を膨潤
させる溶剤(9)を収容する容器(10)、および支持
体(1)を、容器(3)内、機構(7)、そして容器
(10)内を順次通過させるように搬送する機構(2、
5、8、11)が設けられている。
【0021】図2は、本発明の製造装置の第二の態様を
示す断面模式図である。図2に示されるように、支持体
(21)は、ローラー(22)により容器(23)に収
容された溶剤(24)に浸漬される。これにより表面が
膨潤して粘着性となった支持体は、さらにローラー(2
2)により、溶剤(24)の底に沈澱しているビーズ
(25)に接触する。ビーズが付着した支持体は、ロー
ラー(22)により再び溶剤(24)を通過し、これに
より、過剰に付着していたビーズが除去される。図2に
示す装置は、非常に簡単な構成で本発明の方法を実施で
きる利点がある。以上のように、図2に示す装置には、
支持体の表面を膨潤させる溶剤(24)およびビーズ
(25)を収容し、溶剤中にビーズが沈澱している容器
(23)、および支持体(21)を、容器内の溶剤中を
通過させ、沈澱しているビーズに接触させ、そして再び
容器内の溶剤中を通過させるように搬送する機構(2
2)が設けられている。以上の装置に用いるローラーの
大きさ、特にローラーの幅は、製造する光学フイルムの
寸法に応じて決定する。ローラーの直径は、一般に10
乃至300mmである。支持体の搬送速度(ラインスピ
ード)は、0.5乃至10m/分であることが好まし
い。
【0022】図2に示す装置には、さらに様々な機構を
追加してもよい。図3は、本発明の製造装置の第二の態
様を示す斜視模式図である。図3に示されるように、ビ
ーズ付着前の支持体(40a)は、パスローラー(39
a)を経て、塗布ローラー(32)により容器(31)
に収容された溶剤(38)に浸漬される。図3には示さ
れていないが、容器の底にはビーズが沈澱している。図
3に示す装置では、図2と同様にビーズが支持体に付着
する。ビーズが付着した支持体(41b)は、パスロー
ラー(39b、39c)により搬送し巻き取られる。図
3に示す装置には、ビーズタンク(34)および溶剤タ
ンク(35)が付属している。ビーズタンク(34)中
のビーズは、定量供給装置(36)により、一定量が容
器(31)に供給されるように供給量が調整されてい
る。溶剤タンク(35)中の溶剤も、ポンプ(37)に
より、一定量が容器(31)に供給されるように供給量
が調整されている。図3に示す装置には、容器(31)
を振動させる機構も設けられている。すなわち、容器
(31)は、駆動装置(33a〜33b)により振動し
ている。図3に示す装置では、塗布ローラー(32)付
近のビーズが徐々に減少し、ビーズタンク(34)から
供給される部分のビーズが徐々に増加する。図3に示す
装置のように、容器を振動させることにより、ビーズを
容器の底に平らに沈澱させることができる。容器は、水
平方向に振動させることが好ましく、図3に示すように
支持体の幅方向に振動させることがさらに好ましい。振
動の周期は、2乃至30Hzであることが好ましく、2
乃至15Hzであることがさらに好ましい。
【0023】[(4)後処理]以上のように本発明に従
い光学フイルムを製造した後、さらにバインダーを含む
層を形成して、この層によりビーズを覆うことができ
る。バインダーを含む層は、溶媒中にバインダーを溶解
した溶液を、ビーズの上に塗布し、そして溶媒を除去す
ることにより形成することができる。バインダーは、前
述した表面層に用いるポリマーの例に加えて、硬化性樹
脂を用いることができる。硬化性樹脂としては、紫外線
硬化性樹脂あるいは熱硬化性樹脂が利用可能である。な
お、表面層を設ける場合は、なるべく表面層のポリマー
のポリマーの屈折率に近い屈折率を有するポリマーをバ
インダーとして用いることが好ましい。バインダーは、
溶媒に対して5重量%以上の溶解度を有することが好ま
しく、10重量%以上の溶解度を有することがさらに好
ましく、15重量%以上の溶解度を有することが最も好
ましい。溶媒としては、水または有機溶剤が使用でき
る。溶媒の例としては、水、脂肪族炭化水素(例、ペン
タン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、イソオクタン、
シクロヘキサン)、芳香族炭化水素(例、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン)、ハロゲン化炭化水素(例、塩化メ
チル、メチレンクロライド、四塩化炭素、トリクロロエ
タン)、アルコール(例、メタノール、エタノール、イ
ソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール)、ケト
ン(例、アセトン、メチルエチルケトン)、エステル
(例、蟻酸メチル、蟻酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチ
ル)およびそれらの混合物を挙げることができる。
【0024】塗布液の塗布は、バーコート、ディップコ
ート、ロールコート、ブレードコート、ビードコート、
エクストルージョンコート、カーテンコート、スライド
コートのような公知の一般的な塗布方法を採用すること
ができる。以上のようにバインダーを含む層を設けた光
学フイルムの断面模式図を図4および図5に示す。図4
に示す態様では、支持体(41)の表面部分(42)を
膨潤しており、その膨潤部分により、ビーズ(43)が
固定されている。さらに(4)の工程を実施すると、バ
インダーを含む層(44)でビーズ(43)を覆うこと
ができる。図5に示す態様では、支持体(51)上に設
けられた表面層(52)の表面部分(53)が膨潤して
おり、その膨潤部分により、ビーズ(54)が固定され
ている。さらに(4)の工程を実施すると、ポリマーを
含む層(55)でビーズ(54)を覆うことができる。
従来の技術の説明で述べたように、本発明に従い製造し
た光学フイルムは、再帰性反射シートや光拡散シートと
して、様々な分野で利用できる。それらの用途に応じ
て、さらに様々な機能層を光学フイルムに追加すること
ができる。
【0025】
【実施例】
[実施例1]バーコーターを用いて、以下のように光学
フイルムを製造した。 (1)支持体表面の膨潤 ポリエチレンテレフタレートフイルム(厚さ:100μ
m)上に下記のゼラチン溶液を、ワイヤーバーを用いて
塗布、乾燥して、乾燥膜厚が0.1μmの表面層を設け
た。
【0026】 ──────────────────────────────────── ゼラチン溶液処方 ──────────────────────────────────── ゼラチン 10.0重量部 水 24.0重量部 メタノール 961.0重量部 サリチル酸 3.0重量部 ポリアミド−エピクロルヒドリン樹脂 0.5重量部 ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(重合度:10) 1.0重量部 ────────────────────────────────────
【0027】次に、ゼラチン表面層の上に、水(溶剤)
をバーコーターを用いて塗布し、表面を膨潤させた。水
の塗布量は15g/m2 である。 (2)粘着性表面へのビーズの付着 ガラスビーズ(平均粒子径:32μm、最大粒子径:3
6μm、最小粒子径:26μm)の粉末を、支持体表面
に散布して、表面にビーズを付着させた。 (3)過剰に付着したビーズの除去 皿に入れた水の中に、ビーズを付着させた支持体を2秒
間浸漬し、軽く振盪してから引き上げた。 (4)後処理 ジアセチルセルロース10重量部をアセトン100重量
部に溶解した溶液を、バーコーターにて、ガラスビーズ
の上に塗布、乾燥し、ガラスビーズをバインダーで覆っ
た。塗布量は、乾燥後のバインダーを含む層の厚さが4
0μmとなるように調整した。 (5)評価 以上のように製造した光学フイルムを、コリメーション
機能を持つ液晶表示装置の偏光板の保護膜として使用し
たところ、視野角を大幅に広げることができた。また、
目視による観察では、シートに傷は全く観察されなかっ
た。
【0028】[実施例2]図1に示す装置を用いて、実
施例1の(1)〜(3)の工程を連続して実施した。な
お、装置のラインスピードは、1m/分とした。次に、
実施例1の(4)の工程と同様にしてガラスビーズをバ
インダーで覆った。以上のように作成した光学フイルム
を、コリメーション機能を持つ液晶表示装置の偏光板の
保護膜として使用したところ、視野角を大幅に広げるこ
とができた。また、目視による観察では、シートに傷は
全く観察されなかった。
【0029】[実施例3]図2および図3に示す装置を
用いて、実施例1の(1)〜(3)の工程を連続して実
施した。なお、装置のラインスピードは、1m/分とし
た。次に、実施例1の(3)の工程と同様にしてガラス
ビーズをバインダーで覆った。以上のように作成した光
学フイルムを、コリメーション機能を持つ液晶表示装置
の偏光板の保護膜として使用したところ、視野角を大幅
に広げることができた。また、目視による観察では、シ
ートに傷は全く観察されなかった。
【0030】[実施例4]バーコーターを用いて、以下
のように光学フイルムを製造した。 (1)支持体表面の膨潤 トリアセチルセルロース支持体(厚さ:100μm)の
上に、アセトン(溶剤)をバーコーターを用いて塗布
し、表面を膨潤させた。アセトンの塗布量は20g/m
2 である。 (2)粘着性表面へのビーズの付着 ガラスビーズ(平均粒子径:32μm、最大粒子径:3
6μm、最小粒子径:26μm)の粉末を、支持体表面
に散布して、表面にビーズを付着させた。 (3)過剰に付着したビーズの除去 皿に入れたアセトンの中に、ビーズを付着させた支持体
を2秒間浸漬し、軽く振盪してから引き上げた。 (4)後処理 ジアセチルセルロース10重量部をアセトン100重量
部に溶解した溶液を、バーコーターにて、ガラスビーズ
の上に塗布、乾燥し、ガラスビーズをバインダーで覆っ
た。塗布量は、乾燥後のバインダーを含む層の厚さが4
0μmとなるように調整した。 (5)評価 以上のように製造した光学フイルムを、コリメーション
機能を持つ液晶表示装置の偏光板の保護膜として使用し
たところ、視野角を大幅に広げることができた。また、
目視による観察では、シートに傷は全く観察されなかっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造装置の第一の態様を示す断面模式
図である。
【図2】本発明の製造装置の第二の態様を示す断面模式
図である。
【図3】本発明の製造装置の第二の態様を示す斜視模式
図である。
【図4】本発明の方法により製造した光学フイルムの態
様の一つを示す断面模式図である。
【図5】本発明の方法により製造した光学フイルムの別
の態様を示す断面模式図である。
【符号の意味】
1、21、41、51 支持体 2、5、8、11、22 ローラー 3、10、23、31 容器 4、9、24、38 溶剤 6、25、43、54 ビーズ 7 ビーズを散布するための機構 32 塗布ローラー 33a、33b、33c 駆動装置 34 ビーズタンク 35 溶剤タンク 36 定量供給装置 37 ポンプ 39a、39b、39c パスローラー 40a ビーズ付着前の支持体 40b ビーズが付着した支持体 42 支持体の膨潤部分 52 表面層 53 表面層の膨潤部分 44、55 バインダーを含む層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 5/126 G02B 5/126 // B29L 7:00 11:00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面が溶剤により膨潤可能な材料からな
    る支持体上にビーズが固定されている光学フイルムを製
    造する方法であって: (1)支持体の表面を溶剤を用いて膨潤させ、その表面
    を粘着性とする工程; (2)粘着性とされた支持体表面にビーズを付着させる
    工程;そして (3)ビーズが付着した支持体を溶剤中に浸漬し、これ
    により支持体表面に直接付着していないビーズを除去す
    る工程からなることを特徴とする光学フイルムの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 (3)の工程の後、さらに、 (4)バインダーの溶液を上記ビーズの上に塗布し、バ
    インダーを含む層を形成して、これによりバインダーを
    含む層でビーズを覆う工程を実施する請求項1に記載の
    光学フイルムの製造方法。
  3. 【請求項3】 表面が溶剤により膨潤可能な材料からな
    る支持体上にビーズが固定されている光学フイルムを製
    造するための装置であって: (A)支持体の表面を膨潤させる溶剤を収容する容器; (B)支持体上にビーズを散布する機構; (C)支持体の表面を膨潤させる溶剤を収容する容器;
    および (D)支持体を、(A)の容器内、(B)の機構、そし
    て(C)の容器内を順次通過させるように搬送する機構
    が設けられていることを特徴とする光学フイルムの製造
    装置。
  4. 【請求項4】 表面が溶剤により膨潤可能な材料からな
    る支持体上にビーズが固定されている光学フイルムを製
    造するための装置であって: (a)支持体の表面を膨潤させる溶剤およびビーズを収
    容し、溶剤中にビーズが沈澱している容器;および (b)支持体を、容器内の溶剤中を通過させ、沈澱して
    いるビーズに接触させ、そして再び容器内の溶剤中を通
    過させるように搬送する機構が設けられていることを特
    徴とする光学フイルムの製造装置。
  5. 【請求項5】 さらに: (c)ビーズを(a)の容器に補充する機構;および (d)(a)の容器を振動させる機構が設けられている
    請求項4に記載の光学フイルムの製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007503588A (ja) * 2003-05-22 2007-02-22 プレー・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング カバーキャップの内側面の上に、微小球体を有するソーラーセンサー
CN104893197A (zh) * 2015-03-24 2015-09-09 江南大学 一种耐水性聚乙烯醇/负载银的氧化纤维素复合膜的制备方法

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