JPH09264449A - 二段パイロット式電磁弁 - Google Patents

二段パイロット式電磁弁

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JPH09264449A
JPH09264449A JP7480096A JP7480096A JPH09264449A JP H09264449 A JPH09264449 A JP H09264449A JP 7480096 A JP7480096 A JP 7480096A JP 7480096 A JP7480096 A JP 7480096A JP H09264449 A JPH09264449 A JP H09264449A
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pilot valve
hole
magnetic body
valve body
pilot
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JP7480096A
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Reijirou Okano
令二郎 岡野
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二段パイロット式電磁弁においてパイロット
弁体を可動鉄心の外部に配置することで電磁弁の小型化
を図る。 【解決手段】 第二パイロット弁体14を可動磁性体9
の外部に配置し互いに独立させる。また可動磁性体9と
第二パイロット弁体14の間に背室17を設け、背室1
7は流入孔1と連通させる構造とし、第二パイロット弁
体14と第一パイロット弁体13と第一パイロット弁体
13の間に背室19を設け、背室19は流入孔1と連通
する構造とし、可動磁性体9を固体磁性体5方向に移動
させたときに流入孔1と背室17及び背室19の圧力差
を利用して第一パイロット弁体13及び第二パイロット
弁体14を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流体通路における流
体の流れを断続する2段パイロット式電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のパイロット式電磁弁は実
開昭61−131580号公報にて提案されている。図
6のように、本パイロット式電磁弁は、可動磁性体9に
第二パイロット弁体14の取りつけ室9aを設けて第二
パイロット弁体14を摺動可能なように構成し、励磁コ
イル4の電磁力で可動磁性体9を駆動して主弁孔12の
開閉をする。
【0003】主弁孔12及び第一パイロット弁孔16、
第二パイロット弁孔15がすべて閉止している状態で、
励磁コイル4が通電されると、可動磁性体9がコイルバ
ネ10に抗して固定磁性体5の方向に移動し、移動によ
り減少した背室21の容積分の流体が貫通孔22を通っ
て移動し、さらに連通孔23を通じて背室17へ流入す
る。
【0004】背室17へ流入した流体の圧力で、第二パ
イロット弁体14は第一パイロット弁孔16側に押圧さ
れるので、接触面20について第二パイロット弁体14
と可動磁性体9が離れることにより第二パイロット弁孔
15が開かれ、背室21の流体が可動磁性体9の連通孔
23から背室17へ流れ、その後第二パイロット弁孔1
5から第一パイロット弁孔16へさらに主弁孔12を経
て流出孔2という順で背室17の圧力が低下する。
【0005】こうして可動磁性体9の内部にある背室1
7に流体が流入し、可動磁性体9は背室17の圧力低下
により第二パイロット弁体14を固定磁性体5方向へ移
動させる負担が軽くなった状態で更に上昇して第二パイ
ロット弁体14を第一パイロット弁体13から離し第一
パイロット弁孔16を開く。すると、第二パイロット弁
体14の小径の弁孔より更に大きな第一パイロット弁孔
16から背室17の流体が流出するので、背室17の圧
力は急速に低下し、主弁孔が開く。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の二段パ
イロット式電磁弁は、弁体を挟んで流入孔1側と流出孔
2側の圧力差を利用した一段パイロット式電磁弁の小型
化を図ったものであったが、以下のことにより小型化が
十分といえなかった。第一の理由として、第二パイロッ
ト弁体14を可動磁性体9の中に取り付けるものである
ため、可動磁性体9自体が大きくなってしまう。
【0007】第二の理由として、第二パイロット弁体接
触面14bにおける第二パイロット弁体14の面積が第
一パイロット弁孔16の面積よりも大きくしなければな
らないため第二パイロット弁体14はそれに応じた大き
さにしなければならず、第二パイロット弁体14を収納
する可動磁性体9自体が、大きくなってしまう。これら
の理由により可動磁性体9を吸引する力が必要となるた
め励磁コイル4が大きくなり、ひいては電磁弁そのもの
が大型化してしまう。
【0008】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
電磁弁の更なる大幅な小型化を図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、以下の技術的手段を採用する。請求項1乃至
4記載の発明によれば、主弁孔(12)の開閉を行う第
一パイロット弁体(13)と、第一パイロット弁体(1
3)に主弁孔(12)よりも小さい孔面積で設けられ流
入孔(1)と流出孔(2)とを連通させた第一パイロッ
ト弁孔(16)と、第一パイロット弁体(13)に対し
て、流出孔(2)と反対側に位置し、第一パイロット弁
孔(16)の開閉を行う第二パイロット弁体(14)
と、第二パイロット弁体(14)に第一パイロット弁孔
(16)よりも小さい孔面積で設けられ流入孔(1)と
流出孔(2)を連通させる第二パイロット弁孔(15)
と、第二パイロット弁体(14)に対して、第一パイロ
ット弁体(13)と反対側に位置し、第二パイロット弁
孔(15)の開閉を行う可動磁性体(9)と、可動磁性
体(9)に対し、第二パイロット弁体(14)と反対方
向に設けた固定磁性体(5)とを有し、第二パイロット
弁体(14)を、可動磁性体(9)外部に配置し、互い
に独立させたことを特徴とする。
【0010】これにより、可動磁性体(9)内部に第二
パイロット弁体(14)を取り付けずに済むため可動磁
性体(9)の大きさを小さくすることが可能であり、可
動磁性体(9)を移動させるのに必要な吸引力が小さく
て済み励磁コイル(4)も小型化でき電磁弁の小型化が
できる。請求項2の発明によれば、前記請求項1に記載
の発明の可動磁性体(9)と第二パイロット弁体(1
4)の間に背室(17)を設け、背室(17)は流入孔
(1)に連通させる構造とし、第二パイロット弁体(1
4)と第一パイロット弁体(13)の間に背室(19)
を設け、背室(19)は流入孔(1)に連通させる構造
とし、可動磁性体(9)を固定磁性体(5)方向に移動
させた時に、流入孔(1)と背室(17)及び背室(1
9)の圧力差に基づいて、第二パイロット弁体(14)
及び第一パイロット弁体(13)を駆動することを特徴
とする。
【0011】これにより、励磁コイル(4)を通電させ
可動磁性体(9)を第二パイロット弁孔(15)から離
し、第二パイロット弁孔(15)を開けると流体が流入
孔(1)から間隙(18)を通じ第二パイロット弁孔
(15)へ、更に第一パイロット弁孔(16)、主弁孔
(12)を流れていき流入孔(1)と背室(17)とに
圧力差が生じる。
【0012】この圧力差により第二パイロット弁体(1
4)を可動磁性体(9)方向に移動させ第一パイロット
弁孔(16)を開け、流体が背室(19)から直接第一
パイロット弁孔(16)に流れ、更に主弁孔(12)に
流れていくことにより流入孔(1)と背室(19)に圧
力差が生じる。この圧力差により第一パイロット弁体
(13)が第二パイロット弁孔(15)方向に移動し主
弁孔(12)を開く。
【0013】この圧力差により第二パイロット弁体(1
4)を可動磁性体(9)方向に移動させるため、可動磁
性体(9)を移動させるための吸引力が少なくて済み、
励磁コイル(4)の小型化が図れ電磁弁が小型化でき
る。また、請求項3に記載の発明によれば、前記第一パ
イロット弁体(13)と第二パイロット弁体(14)を
一体化させたことを特徴とする。
【0014】これにより流通路中に第一パイロット弁体
(13)及び第二パイロット弁体(14)を組付けるこ
とが容易になり組付け作業の煩雑化を回避出来る。ま
た、請求項4に記載の発明によれば、前記第二パイロッ
ト弁体(14)に可動磁性体(9)の方向にバネ反力を
持たせたことを特徴とする。これにより可動磁性体
(9)の固定磁性体(5)への移動に必要な電磁力の軽
減が可能となり、更に励磁コイル(4)の小型化が図れ
電磁弁が小型化できる。
【0015】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は本発明電磁弁を自動車のカー
エアコンの冷凍サイクルにおける冷媒の流れを制御する
冷媒制御弁に用いた場合を示しており、冷媒が矢印のよ
うに流入孔1から流出孔2に向かって移動する様になっ
ている。
【0017】この図1の電磁弁について,冷媒通路を形
成する弁ハウジング3は非磁性体で形成されており、具
体的にはアルミニウム、鉄等が用いられる。励磁コイル
4の中心部分に円筒状の固定磁性体5を挿入し、ハウジ
ング6を介してビス7でビス止めして固定するが、固定
磁性体5をビス止めするときに固定磁性体5と励磁コイ
ル4の間に円筒状のカラー8を配置し一緒に固定してい
る。
【0018】カラー8の内部で固定磁性体5の隣に可動
磁性体9をカラー8の軸方向に摺動可能に配置し、可動
磁性体9の固定磁性体5側に穴を形成してコイルバネ1
0を挿入しており、また固定磁性体5とコイルバネ10
の間にクッションストッパー11を配置し、クッション
ストッパー11は固定磁性体5に固着させている。ここ
で、本例では固定磁性体5、可動磁性体9の材質はステ
ンレスを用いているが、他には鉄なども用いることがで
きる。
【0019】このクッションストッパー11の材質はゴ
ムでありクッションストッパー11の収縮により可動磁
性体9の移動が可能になっている。但し、クッションス
トッパー11は主に弁開閉のときに生じる音の軽減に用
いられるものであるため、コイルバネ10のみでも同様
に機能する。クッションストッパー11及びコイルコイ
ルバネ10により固定磁性体5から離れる方向に可動磁
性体9に対し力を加えている。
【0020】また弁ハウジング3は流入孔1の軸と流出
孔2の軸とを垂直に構成し、垂直交差部の上部に隔壁3
aを形成しており、隔壁3aは弁座の役割を果たし、弁
ハウジング3をカラー8と接続しカラー8内部には主弁
孔12の開閉を行う第一パイロット弁体13と第二パイ
ロット弁体14を一体化させ第一パイロット弁体13側
を隔壁3aに隣接するよう配置した構造になっている。
【0021】この第一パイロット弁体13は樹脂、金
属、硬化ゴム等の部材が用いることが可能であるが、弁
体の軽量化をし励磁コイル4の小型化を図るために本例
では樹脂を用いている。また、第二パイロット弁体14
は、同様に樹脂、金属、硬化ゴム等の部材が可能である
が、第二パイロット弁体の厚さを薄くしつつ耐久性を必
要とするため金属を用いている。
【0022】前述のように第一パイロット弁体13と第
二パイロット弁体14は一体化され図3のように円盤状
に形成された構造になっており第二パイロット弁体14
側に複数本形成された爪14aにより一体構造となり、
本例では180°対照に二本形成された二本の爪14a
により一体構造となっている。また、第一パイロット弁
体13の爪14aが掛かる部分は爪14aの厚さより厚
い間隙が有り第一パイロット弁体13に対して第二パイ
ロット弁体14が摺動可能な構造となっている。
【0023】更にカラー8内部に配置した第一パイロッ
ト弁体13及び第二パイロット弁体14はカラー8の軸
方向に摺動可能にし、第二パイロット弁体14と可動磁
性体9を隣接するよう配置させ、可動磁性体9の先端に
設けられた補助弁部となる円錐上の突起部分9b突起部
分が第二パイロット弁孔15の開閉を行える構造になっ
ている。
【0024】なお、カラー8には図5のように段部8a
が、第一パイロット弁体13には段部13aが付いてい
て、主弁孔12の開時において第一パイロット弁体13
及び第二パイロット弁体14が可動磁性体9方向に移動
しても可動磁性体9で第二パイロット弁孔15が塞がら
ないようにしており、第一パイロット弁体13及び第二
パイロット弁体14はカラー8の軸方向に平行に真っ直
ぐに摺動するようにそれに応じた厚さとなっている。
【0025】第一パイロット弁体13及び第二パイロッ
ト弁体14が一体化されていない場合には真っ直ぐに摺
動するために主弁孔12、第一パイロット弁孔16共に
相応の厚さが必要となる。可動磁性体9と第二パイロッ
ト弁体14は第二パイロット弁孔15の閉口時以外は分
離されるように構成し、突起部分9bにより第二パイロ
ット弁孔15の開閉がされる。
【0026】可動磁性体9と第二パイロット弁体14の
間に背室17を設け、カラー8と第一パイロット弁体1
3及び第二パイロット弁体14に間隙18を設けること
により背室17は流入孔1に連通させる構造とし、間隙
18は冷媒が流入孔1から間隙18を通じて第二パイロ
ット弁孔15を流れているとき流入孔1と背室17に圧
力差が生じるべく設けてある。
【0027】また、第二パイロット弁体14と第一パイ
ロット弁体13の間に背室19を設け、カラー8と第一
パイロット弁体13及び第二パイロット弁体14に設け
られた間隙18を介して背室19は流入孔1と連通させ
た構造となっており、冷媒が第一パイロット弁孔16を
流れているとき流入孔1と背室17に圧力差が生じる構
造になっている。
【0028】次に、上記構成において作動を説明する。
図1のように、励磁コイル4が通電されていないときコ
イルバネ10のバネ力によって可動磁性体9が固定磁性
体5から離れる方向に働いているため、主弁孔12及び
第一パイロット弁孔16、第二パイロット弁孔15がす
べて閉止している。
【0029】その状態から、励磁コイル4を通電する
と、可動磁性体9が弾性体であるコイルバネ10及びク
ッションストッパー11に抗して固定磁性体5の方向に
吸引され、第二パイロット弁孔15が開かれる。この時
の必要吸引力は第二パイロット弁孔15の面積に比例し
S3>S4となり大幅に小さくてよい。また、第二パイ
ロット弁孔15が開くことにより第二パイロット弁孔1
5を通じて第一パイロット弁孔16、主弁孔12を冷媒
が流れていき流入孔1と背室17に圧力差が生じる。
【0030】この圧力差により第一パイロット弁孔16
との接触面20から第二パイロット弁体14が離れ第一
パイロット弁孔16が開かれる。この場合の第一パイロ
ット弁孔16が、開かれる条件は各弁孔の面積に比例
し、図5に対応した以下の式に示される。
【0031】
【数1】( PH −PH ′)(S1−S2) >( PH ′−P
L )(S3−S4 ) このとき、S1》S3>S4とすると、PH についての
式は以下のように示される。
【0032】
【数2】 PH ′<{PH ( S1−S3 )+PL ( S3−S4 )}/( S1−S4 ) ≒{PH S1−( PH −PL ) S3−PL S4}/S1 ≒PH −( PH −PL ) S3/S1−PL S4 /S1 ≒PH S1 :第一パイロット弁体13の底面の外形面積 S2 :主弁孔12の面積 S3 :第一パイロット弁孔16の面積 S4 :第二パイロット弁孔15の面積 PH :背室19の冷媒圧 PH ′:背室17の冷媒圧 PL :主弁孔12における冷媒圧 本式は、流入孔1と背室17との圧力差がわずかにあれ
ば第一パイロット弁孔16が開くことを示しており、更
にはS3に対しS4を大幅に小さくできることを示して
いる。
【0033】これにより可動磁性体9の固定磁性体5へ
の必要吸引力は前述のように各弁孔の面積に比例するた
め、S3に対しS4が小さくできれば吸引力も小さくで
き、更には励磁コイル4も小さくできる。第一パイロッ
ト弁孔16が開かれると冷媒が第二パイロット弁孔15
の他に背室19から第一パイロット弁孔16を通じて流
れ流入孔1と背室19とに圧力差が生じる。
【0034】この圧力差により第一パイロット弁体13
が可動磁性体9方向に引き寄せられ主弁孔12が開き、
冷媒が主弁孔12を通じて流入孔1から主弁孔12へ流
れ開弁状態となる。上述のようにカラー8には段部8a
が、第一パイロット弁体13には段部13aが付いてい
て、主弁孔12開時において第一パイロット弁体13及
び第二パイロット弁体14が可動磁性体9方向に移動し
ても可動磁性体9で第二パイロット弁孔15が塞がらな
いようになっている。
【0035】ここで、第一パイロット弁体13と第二パ
イロット弁体14を接続用の爪14aで一体化させるこ
とにより第二パイロット弁体14の厚さも薄くできるた
め軽量化でき、また、一体化によって取りつけ作業の煩
雑化の回避が可能となる。更に、第二パイロット弁体1
4に可動磁性体9側へのバネ反力を持たせると、可動磁
性体9方向への背室19の体積増加が増え、背室19の
圧力低下に拍車をかけると共に、可動磁性体9の固定磁
性体5への吸引力を助けることとなり励磁コイル4の小
型化を図ることが可能となる。
【0036】次に、励磁コイル4への通電を停止すれば
可動磁性体9にかかる固定磁性体5方向への力が無くな
り、弾性体であるコイルバネ10及びクッションストッ
パー11の弾性力によって可動磁性体9が主弁孔12側
に戻され第二パイロット弁孔15を閉じ、更に第一パイ
ロット弁孔16を閉じる。このため背室17の室圧は上
昇し第一パイロット弁体13及び第二パイロット弁体1
4は主弁孔12方向に移動し主弁孔12を閉じる。
【0037】なお、前記実施形態において冷媒が流れて
いるときに圧力差を生じさせるために、背室19と流入
孔1とを連通させカラー8の内部に間隙18を設けてい
るが、弁ハウジング3の外部に別途連通パイプを設ける
ことによっても同様圧力差を生じさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における二段パイロット式電
磁弁の断面図である。
【図2】図1に示す第一パイロット弁体13に一体化さ
れた第二パイロット弁体14正面図である。
【図3】図2におけるA−A′矢視断面図である。
【図4】図2におけるB−B′矢視断面図である。
【図5】図1に示す第一パイロット弁体13及び第二パ
イロット弁体14部分拡大断面図である。
【図6】従来技術における二段パイロット式電磁弁の軸
方向の断面図である。
【符号の説明】
3…弁ハウジング、3a…隔壁、5…固定磁性体、9…
可動磁性体、12…主弁孔、13…第一パイロット弁
体、13a…突起部分、14…第二パイロット弁体、1
4a…爪、14b…接触面、15…第二パイロット弁
孔、16…第一パイロット弁孔、17…背室、18…間
隙、19…背室。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入孔(1)と流出孔(2)を有する流
    体通路を形成する弁ハウジング(3)と、 前記弁ハウジング(3)に設けられ前記流入孔(1)と
    流出孔(2)とを区切る隔壁(3a)と、 前記隔壁(3a)に、前記流入孔(1)と流出孔(2)
    とを連通させるように設けられた主弁孔(12)と、 前記流入孔(1)側に位置し、前記主弁孔(12)の開
    閉を行う第一パイロット弁体(13)と、 前記第一パイロット弁体(13)に前記主弁孔(12)
    よりも小さい孔面積で設けられ、閉弁状態で前記流入孔
    (1)と流出孔(2)とを連通させた第一パイロット弁
    孔(16)と、 前記第一パイロット弁体(13)に対して、前記流出孔
    (2)と反対側に位置し、前記第一パイロット弁孔(1
    6)の開閉を行う第二パイロット弁体(14)と、 前記第二パイロット弁体(14)に前記第一パイロット
    弁孔(16)よりも小さい孔面積で設けられ、閉弁状態
    で前記流入孔(1)と流出孔(2)を連通させる第二パ
    イロット弁孔(15)と、 前記第二パイロット弁体(14)に対して、第一パイロ
    ット弁体(13)と反対側に位置し、前記第二パイロッ
    ト弁孔(15)の開閉を行う可動磁性体(9)と、 前記可動磁性体(9)に対し、前記第二パイロット弁体
    (14)と反対側に設けた固定磁性体(5)と、 前記可動磁性体(9)を前記固定磁性体(5)方向に駆
    動するための励磁コイル(4)と、 前記可動磁性体(9)を前記第二パイロット弁体(1
    4)方向に押すコイルバネ(10)とを有し、 前記第二パイロット弁体(14)を、前記可動磁性体
    (9)外部に配置し、互いに独立していることを特徴と
    する二段パイロット式電磁弁。
  2. 【請求項2】 前記可動磁性体(9)と前記第二パイロ
    ット弁体(14)の間に流入孔(1)に連通させる構造
    とした背室(17)を設け、 前記第二パイロット弁体(14)と前記第一パイロット
    弁体(13)の間に流入孔(1)に連通させる構造とし
    た背室(19)を設け、 前記可動磁性体(9)を前記固定磁性体(5)方向に移
    動させた時に、前記流入孔(1)と背室(17)及び背
    室(19)の圧力差に基づいて前記第二パイロット弁体
    (14)及び第一パイロット弁体(13)を駆動するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の二段パイロット式電磁
    弁。
  3. 【請求項3】 前記第一パイロット弁体(13)と第二
    パイロット弁体(14)を一体化させたことを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載の二段パイロット式電磁
    弁。
  4. 【請求項4】 前記第二パイロット弁体(14)に前記
    可動磁性体(9)の方向にバネ反力を持たせた事を特徴
    とする請求項1乃至請求項3いずれか1つに記載の二段
    パイロット式電磁弁。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011100301A1 (de) 2010-05-10 2011-11-10 Denso Corporation Fahrzeugklimaanlage
JP2014074516A (ja) * 2012-10-03 2014-04-24 Denso Corp 冷凍サイクル装置およびパイロット式開閉弁

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