JPH09264308A - 板状部材のエッジ部干渉防止部品の構造 - Google Patents

板状部材のエッジ部干渉防止部品の構造

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JPH09264308A
JPH09264308A JP7065096A JP7065096A JPH09264308A JP H09264308 A JPH09264308 A JP H09264308A JP 7065096 A JP7065096 A JP 7065096A JP 7065096 A JP7065096 A JP 7065096A JP H09264308 A JPH09264308 A JP H09264308A
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JP
Japan
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plate
edge
interference
interference preventing
component
Prior art date
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Application number
JP7065096A
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English (en)
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智則 ▲吉▼川
Tomonori Yoshikawa
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板状部材の端部に装着されて、該端部のエッ
ジ部と他の部材との干渉を防止する部品において、取付
作業以外の手作業等を不要にすると共に、取付場所の制
約を受けず、しかも、一種類で種々の板厚に対応させる
ことを課題とする。 【解決手段】 エッジ部干渉防止部品10を、板材の一
端部に、略U字形状に折曲されて、板状部材としてのフ
レーム11の折曲された部分11Aの端部をその両面か
ら挟むように該端部に嵌挿される干渉防止部10Aを、
他端部に、取付具により板状部材に取り付けられる取付
部10Bを、夫々樹脂により一体成形して構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板状部材の端部に
装着されて、該端部のエッジ部とホースやハーネス等の
他の部材との干渉を防止する部品の構造の改良技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、図6に示すように、フレーム1の
折曲された部分2に沿って該折曲部分2を横断するよう
にホースやハネース3等が配管又は配線されるような場
合、フレーム1の折曲部分2のエッジ部とホースやハネ
ース3等との干渉を避けるのに注意を要している。
【0003】しかし、実際には上記の干渉を避けられな
いため、例えば図7に示すような、干渉防止部品を使用
するようにしている。この干渉防止部品は、双葉クリッ
プ4であり、フレーム1への固定部4Aから2つの保持
片部4Bを張り出させて構成したもので、ホースやハネ
ース3等に合わせて2つの保持片部4Bを折り曲げて筒
状に変形させ、この筒状部にホースやハネース等3を通
して使用する。
【0004】一方、図8に示すように、ドア等の端部に
装着されて、該端部のエッジ部の保護を行うエッジ保護
部品5がある。尚、従来、板部材のエッジ部に装着され
る部品として、実開平6−30509号公報に開示され
たクリップや、実開昭62−98816号公報及び実開
昭62−98817号公報に開示されたスピードナット
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示した双葉クリップ4にあっては、これの取付作業の他
に、ホースやハネース3等に合わせて2つの保持片部4
Bを折り曲げて筒状に変形させる手作業が必要であり作
業に手間がかかると共に、その作業スペースも確保する
必要があり、取付場所の制約を受ける。
【0006】又、図8のようなエッジ保護部品5を、エ
ッジ干渉防止部品として使用できるが、このものでは、
エッジ部を弾性的に挟持する取付構造であるため、装着
される側の板部材の板厚に制限があり、適用する板部材
毎に、挟持部間の寸法を設定する必要があり、一種類で
種々の板厚に対応させられないため、部品の種類や点数
が増加してしまう欠点がある。
【0007】そこで、本発明は以上のような従来の問題
点に鑑み、板状部材の端部に装着されて、該端部のエッ
ジ部と他の部材との干渉を防止する部品において、取付
作業以外の手作業等を不要にすると共に、取付場所の制
約を受けず、しかも、一種類で種々の板厚に対応させる
ことを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明は、板状部材端部に装着されて、該端部のエッジ
部と他の部材との干渉を防止する部品であって、板材の
一端部に、略U字形状に折曲されて、前記板状部材の端
部をその両面から挟むように該端部に嵌挿される干渉防
止部を、他端部に、取付具により前記板状部材に取り付
けられる取付部を、夫々一体成形して構成した板状部材
のエッジ部干渉防止部品の構造とする。
【0009】請求項2に係る発明は、前記板材を、2つ
の片部が略直交して延びる略L字形状に形成し、一方の
片部に前記干渉防止部を、他方の片部に前記取付部とを
設けるようにした。請求項3に係る発明は、前記板材
に、前記干渉防止部の前記エッジ部端に対応する部分の
両側部位から夫々突出する一対の係合部を一体成形して
備え、該一対の係合部に両端部が係合される弾性を有す
る材料から形成されるバンド部材を装着し、該バンド部
材によりエッジ部に沿って配設される前記他の部品とし
ての線状部材を押さえ固定するようにした。
【0010】請求項4に係る発明は、前記バンド部材の
線状部材を押さえ固定部を、前記係合部に係合される部
分よりも大きい幅に形成した。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照して
本発明を詳述する。図1は、本発明に係る板状部材のエ
ッジ部干渉防止部品の構造の一実施形態を示す斜視図、
図2はこの部品の装着状態を示す斜視図である。これら
の図において、エッジ部干渉防止部品10は、板材の一
端部に、略U字形状に折曲されて、板状部材としてのフ
レーム11の折曲された部分11Aの端部をその両面か
ら挟むように該端部に嵌挿される干渉防止部10Aを、
他端部に、取付具により板状部材に取り付けられる取付
部10Bを、夫々樹脂により一体成形して構成される。
【0012】この場合、前記板材は、2つの片部が略直
交して延びる略L字形状に形成されており、一方の片部
に前記干渉防止部10Aが設けられ、他方の片部に前記
取付部10Bが設けられている。前記取付部10Bをフ
レーム11の折曲部分11Aに取り付ける取付具として
は、例えば、座付きボルト12と座付きナット13とが
適用され、前記取付部10Bには、座付きボルト12が
挿通されるボルト挿通孔10aが開設されている。
【0013】かかる構成のエッジ部干渉防止部品10の
装着例を図2及び図3に示してあり、フレーム11の折
曲部分11Aに沿って該折曲部分11Aを横断するよう
にホースやハネースが配管又は配線されるような場合、
フレーム11の折曲部分11Aの端部のエッジ部とホー
スやハネース14等との干渉を避けるものとして装着さ
れる。
【0014】即ち、エッジ部干渉防止部品10を、その
干渉防止部10Aをフレーム11の折曲部分11Aの端
部をその両面から挟むように該端部に嵌挿して配し、取
付部10Bのボルト挿通孔10aに挿通したボルト12
を、フレーム11の折曲部分11Aに形成されたボルト
挿通孔に挿通し、該折曲部分11Aから突出するボルト
12の端部にナット13を締め付けることにより、フレ
ーム11の折曲部分11Aの端部に取り付ける。
【0015】この場合、干渉防止部10Aの位置と取付
部10Bの位置とが横方向のオフセットされた位置に形
成されているため、フレーム11の折曲部分11Aの端
部の裏側において、ナット13の締め付けに際して、干
渉防止部10Aが邪魔にならない。以上のようなエッジ
部干渉防止部品10によると、ホースやハネース14等
とエッジ部との干渉を防止でき、この部品10とホース
やハネース14等とが接触しても、これらの損傷の虞は
ない(図3参照)。
【0016】そして、特に、エッジ部干渉防止部品10
のボルト12とナット13による取付作業の他の手作業
が不要であり、作業に手間がかからないと共に、その作
業スペースも確保する必要がないため、取付場所の制約
を受けない。又、ボルト12及びナット13を用いて固
定する取付構造であるため、予め、干渉防止部10Aの
略U字形の内幅を広く設定しておけば、装着される側の
板部材(フレーム11の折曲部分11A)の板厚に制限
がなく、適用する板部材毎に、寸法を設定する必要がな
く、一種類で種々の板厚に対応させることができ、部品
の種類や点数の低減を図ることができる。
【0017】この結果、一種類の部品を大量生産して供
給することが可能となるため、安価なコストにて提供す
ることも可能となる。更に、エッジ部干渉防止部品10
は、樹脂成形により一体成形されるため、製作製にも優
れている。図4及び図5は、本発明に係る板状部材のエ
ッジ部干渉防止部品の構造の他の実施形態を示す図であ
る。
【0018】これらの図において、エッジ部干渉防止部
品10には、その干渉防止部10Aのエッジ部端に対応
する部分の両側部位から夫々突出する一対の係合部15
が一体成形され、該一対の係合部15に両端部が係合さ
れる弾性を有する材料、例えばゴムから形成されるバン
ド部材16が装着される。この場合、係合部15は、板
状に形成され、その先端部は略U字形状に折曲されてフ
ック部15Aとなっている。
【0019】又、バンド部材16の長手方向の両端部に
は、前記フック部15Aに係合可能なスリット溝16A
が形成され、更に、バンド部材16の長手方向の中央部
に形成された押さえ固定部16Bは、前記係合部15に
係合される部分よりも大きい幅に形成され、かつ略楕円
形状の穴16Cが形成されている。そして、このバンド
部材16によりエッジ部に沿って配設されるホースやハ
ネース14等を押さえ固定する。
【0020】この実施形態のエッジ部干渉防止部品10
によると、エッジ部に沿って配設されるホースやハネー
ス14等を干渉防止部10Aに押さえ固定して安定した
状態に保持できる。又、バンド部材16の押さえ固定部
16Bを、係合部15に係合される部分よりも大きい幅
に形成して、略楕円形状の穴16Cを形成するようにし
た結果、バンド部材16からの押し付け力がホースやハ
ネース14等の一点に集中することがなく、ホースやハ
ネース14等に必要以上の力を付加する虞がなくなる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、ホースやハネース等の部品と板状部材端部
のエッジ部との干渉を防止でき、特に、作業に手間がか
からないと共に、その作業スペースも確保する必要がな
いため、取付場所の制約を受けず、又、取付具等を用い
て固定する取付構造であるため、一種類で種々の板厚に
対応させることができ、部品の種類や点数の低減を図る
ことができ、安価なコストにて提供することも可能とな
る。
【0022】請求項2に係る発明によると、干渉防止部
の位置と取付部の位置とが横方向のオフセットされた位
置に形成されるため、例えば取付具の締め付け等に際し
て、干渉防止部が邪魔にならない。請求項3に係る発明
によると、エッジ部に沿って配設されるホースやハネー
ス等を干渉防止部に押さえ固定して安定した状態に保持
できる。
【0023】請求項4に係る発明によると、バンド部材
からの押し付け力がホースやハネースの一点に集中する
ことがなく、ホースやハネースに必要以上の力を付加す
る虞がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の板状部材のエッジ部干渉防止部品の
構造の一実施形態の斜視図
【図2】 同上の部品の装着状態を示す斜視図
【図3】 同上の部品によるエッジ部干渉防止効果を説
明する側面図
【図4】 他の実施形態の斜視図
【図5】 同上の他の実施形態の使用状態を示す斜視図
【図6】 エッジ部干渉状態を説明する側面図
【図7】 従来技術の斜視図
【図8】 他の従来技術の斜視図
【符号の説明】
10 エッジ部干渉防止部品 10A 干渉防止部 10B 取付部 11 フレーム 11A 折曲部分 12 座付きボルト 13 座付きナット 15 係合部 16 バンド部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状部材端部に装着されて、該端部のエッ
    ジ部と他の部材との干渉を防止する部品であって、 板材の一端部に、略U字形状に折曲されて、前記板状部
    材の端部をその両面から挟むように該端部に嵌挿される
    干渉防止部を、他端部に、取付具により前記板状部材に
    取り付けられる取付部を、夫々一体成形して構成したこ
    とを特徴とする板状部材のエッジ部干渉防止部品の構
    造。
  2. 【請求項2】前記板材は、2つの片部が略直交して延び
    る略L字形状に形成され、一方の片部に前記干渉防止部
    を、他方の片部に前記取付部とを設けるようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の板状部材のエッジ部干渉防
    止部品の構造。
  3. 【請求項3】前記板材は、前記干渉防止部の前記エッジ
    部端に対応する部分の両側部位から夫々突出する一対の
    係合部を一体成形して備え、該一対の係合部に両端部が
    係合される弾性を有する材料から形成されるバンド部材
    が装着され、該バンド部材によりエッジ部に沿って配設
    される前記他の部品としての線状部材を押さえ固定する
    ようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の板状
    部材のエッジ部干渉防止部品の構造。
  4. 【請求項4】前記バンド部材の線状部材を押さえ固定部
    は、前記係合部に係合される部分よりも大きい幅に形成
    された請求項3記載の板状部材のエッジ部干渉防止部品
    の構造。
JP7065096A 1996-03-26 1996-03-26 板状部材のエッジ部干渉防止部品の構造 Pending JPH09264308A (ja)

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