JPH09263066A - 熱転写記録媒体及び、それを用いて製造した画像記録体 - Google Patents
熱転写記録媒体及び、それを用いて製造した画像記録体Info
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- JPH09263066A JPH09263066A JP8071968A JP7196896A JPH09263066A JP H09263066 A JPH09263066 A JP H09263066A JP 8071968 A JP8071968 A JP 8071968A JP 7196896 A JP7196896 A JP 7196896A JP H09263066 A JPH09263066 A JP H09263066A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】熱溶融転写型カラープリンターでの、画像品位
や画像物性（耐摩擦、耐水性）を改良することのできる
感熱転写記録媒体及び、それを用いて製造した画像記録
体を提供するものである。 【解決手段】フイルム基材の片面に、低分子量樹脂を含
む剥離層と染料、顔料を含む着色層と低分子量樹脂を含
む接着層を積層した３層構成の感熱転写層と、それに隣
接して、低分子量樹脂を含む剥離層と高い分子量樹脂を
含む無着色層と低分子量樹脂を含む接着層を積層した３
層構成の熱ラミネート接着層を、順次塗り分けした感熱
転写記録媒体にて、透明フイルムに画像層と熱ラミネー
ト接着層を転写し、それを支持体に熱ラミネートして、
画像記録体ををを得るものである。
や画像物性（耐摩擦、耐水性）を改良することのできる
感熱転写記録媒体及び、それを用いて製造した画像記録
体を提供するものである。 【解決手段】フイルム基材の片面に、低分子量樹脂を含
む剥離層と染料、顔料を含む着色層と低分子量樹脂を含
む接着層を積層した３層構成の感熱転写層と、それに隣
接して、低分子量樹脂を含む剥離層と高い分子量樹脂を
含む無着色層と低分子量樹脂を含む接着層を積層した３
層構成の熱ラミネート接着層を、順次塗り分けした感熱
転写記録媒体にて、透明フイルムに画像層と熱ラミネー
ト接着層を転写し、それを支持体に熱ラミネートして、
画像記録体ををを得るものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルヘッド等
を用いた感熱記録方式により、単色又は多色カラー画像
の記録を行うのに使用する熱転写記録媒体や、それによ
り製造した画像記録体に関するものである。
を用いた感熱記録方式により、単色又は多色カラー画像
の記録を行うのに使用する熱転写記録媒体や、それによ
り製造した画像記録体に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、パソコンの多機能化（ワードプロ
セッシング機能、多色印字機能等）に対応して高精細度
のカラーディスプレイが出現し、多色印字可能で高品質
な装置への要求が高まってきているが、現存するインキ
ジェット、レーザー、銀塩転写、昇華転写、溶融転写等
のプリンターでは、画像品位、画像物性（耐摩擦、耐水
性）、保存性、簡便性、コスト等の要求を総合的に満た
すことができていない。すなわち、インキジエットプリ
ンターでは、画像品位、耐水性が不十分であり、昇華転
写プリンターでは、保存性、コストが不十分であり、溶
融転写プリンターでは、画像品位、画像物性（耐摩擦）
が不十分である。
セッシング機能、多色印字機能等）に対応して高精細度
のカラーディスプレイが出現し、多色印字可能で高品質
な装置への要求が高まってきているが、現存するインキ
ジェット、レーザー、銀塩転写、昇華転写、溶融転写等
のプリンターでは、画像品位、画像物性（耐摩擦、耐水
性）、保存性、簡便性、コスト等の要求を総合的に満た
すことができていない。すなわち、インキジエットプリ
ンターでは、画像品位、耐水性が不十分であり、昇華転
写プリンターでは、保存性、コストが不十分であり、溶
融転写プリンターでは、画像品位、画像物性（耐摩擦）
が不十分である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点に鑑みなされたもので、その目的とするとこ
ろは、溶融転写プリンターでの、画像品位、画像物性
（耐摩擦）が不十分であるという問題点を解決できる熱
転写記録媒体や、それにより製造した画像記録体に関す
るものである。
術の問題点に鑑みなされたもので、その目的とするとこ
ろは、溶融転写プリンターでの、画像品位、画像物性
（耐摩擦）が不十分であるという問題点を解決できる熱
転写記録媒体や、それにより製造した画像記録体に関す
るものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の感熱転写記録媒
体は、フイルム基材の片面に、滑剤層を形成し、もう１
方の面に、低分子量樹脂を主成分とする剥離層と染料、
顔料や樹脂を主成分とする着色層と低分子量樹脂を主成
分とする接着層を積層した３層構成の感熱転写層、それ
に隣接して、低分子量樹脂を主成分とする剥離層と高分
子量樹脂を主成分とする無着色層と低分子量樹脂を主成
分とする接着層を積層した３層構成の熱ラミネート接着
層を、順次、塗り分けして成ることを特徴とするもので
ある。
体は、フイルム基材の片面に、滑剤層を形成し、もう１
方の面に、低分子量樹脂を主成分とする剥離層と染料、
顔料や樹脂を主成分とする着色層と低分子量樹脂を主成
分とする接着層を積層した３層構成の感熱転写層、それ
に隣接して、低分子量樹脂を主成分とする剥離層と高分
子量樹脂を主成分とする無着色層と低分子量樹脂を主成
分とする接着層を積層した３層構成の熱ラミネート接着
層を、順次、塗り分けして成ることを特徴とするもので
ある。
【０００５】また、本発明の感熱転写記録媒体は、前記
３層構成の感熱転写層が各々、黒色、黄色、赤色、藍
色、これらに隣接して、３層構成の熱ラミネート接着層
が無着色で、順次同面積で塗り分けされていることを特
徴とするものである。
３層構成の感熱転写層が各々、黒色、黄色、赤色、藍
色、これらに隣接して、３層構成の熱ラミネート接着層
が無着色で、順次同面積で塗り分けされていることを特
徴とするものである。
【０００６】また、本発明の画像記録体は、前記感熱転
写記録媒体を用いて透明フイルムに黒色、黄色、赤色、
藍色による画像層と熱ラミネート接着層を熱転写により
積層し、さらに、該熱ラミネート接着層面と支持体を重
ね、熱接着ラミネートしたことを特徴とするものであ
る。
写記録媒体を用いて透明フイルムに黒色、黄色、赤色、
藍色による画像層と熱ラミネート接着層を熱転写により
積層し、さらに、該熱ラミネート接着層面と支持体を重
ね、熱接着ラミネートしたことを特徴とするものであ
る。
【０００７】また、本発明の画像記録体は、前記支持体
が、紙、合成紙、フイルムであることを特徴とするもの
である。
が、紙、合成紙、フイルムであることを特徴とするもの
である。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明を実施形態に基づき詳細に
説明すれば、本発明の感熱転写記録媒体（図１）は、フ
イルム基材１０の片面に、滑剤層１１を形成し、もう１
方の面に、５００〜５０００の低分子量樹脂を主成分と
する剥離層１２と染料、顔料や５０００〜１００００の
分子量の樹脂を主成分とする着色層１３と５００〜５０
００の低分子量樹脂を主成分とする接着層１４を積層し
た３層構成の感熱転写層と、それに隣接して、５００〜
５０００の低分子量樹脂を主成分とする剥離層１５と１
００００以上の高分子量樹脂を主成分とする無着色層１
６と５００〜５０００の低分子量樹脂を主成分とする接
着層１７を積層した３層構成の熱ラミネート接着層を、
順次、塗り分けして成るものである。
説明すれば、本発明の感熱転写記録媒体（図１）は、フ
イルム基材１０の片面に、滑剤層１１を形成し、もう１
方の面に、５００〜５０００の低分子量樹脂を主成分と
する剥離層１２と染料、顔料や５０００〜１００００の
分子量の樹脂を主成分とする着色層１３と５００〜５０
００の低分子量樹脂を主成分とする接着層１４を積層し
た３層構成の感熱転写層と、それに隣接して、５００〜
５０００の低分子量樹脂を主成分とする剥離層１５と１
００００以上の高分子量樹脂を主成分とする無着色層１
６と５００〜５０００の低分子量樹脂を主成分とする接
着層１７を積層した３層構成の熱ラミネート接着層を、
順次、塗り分けして成るものである。
【０００９】また、本発明の感熱転写記録媒体（図１）
は、前記３層構成の感熱転写層が各々、黒色１３−Ｂ、
黄色１３−Ｙ、赤色１３−Ｒ、藍色１３−Ｃ、これらに
隣接して、３層構成の熱ラミネート接着層が無着色で、
順次同面積で塗り分けされていることを特徴とするもの
である。
は、前記３層構成の感熱転写層が各々、黒色１３−Ｂ、
黄色１３−Ｙ、赤色１３−Ｒ、藍色１３−Ｃ、これらに
隣接して、３層構成の熱ラミネート接着層が無着色で、
順次同面積で塗り分けされていることを特徴とするもの
である。
【００１０】また、本発明の画像記録体（図３）は、前
記感熱転写記録媒体（図１）を用いて透明フイルム１８
に黒色、黄色、赤色、藍色による画像層１３と熱ラミネ
ート接着層を熱転写により積層し（図２）、さらに、該
熱ラミネート接着層面と支持体２０を重ね、熱接着ラミ
ネートしてなるものである。
記感熱転写記録媒体（図１）を用いて透明フイルム１８
に黒色、黄色、赤色、藍色による画像層１３と熱ラミネ
ート接着層を熱転写により積層し（図２）、さらに、該
熱ラミネート接着層面と支持体２０を重ね、熱接着ラミ
ネートしてなるものである。
【００１１】前記フイルム基材１０としては、ポリエス
テル２軸延伸フイルム（２．５〜９μ）や芳香族ポリア
ミド（１．５〜９μ）等を用いることができる。
テル２軸延伸フイルム（２．５〜９μ）や芳香族ポリア
ミド（１．５〜９μ）等を用いることができる。
【００１２】また、前記滑剤層１１としては、末端にア
ルコキシ基、メトキシ基、エトキシ基等を有するシリコ
ーン中間物を、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、ポリエ
ステル樹脂、アクリル樹脂、等と縮合させたシリコーン
変性樹脂を用いることができる。
ルコキシ基、メトキシ基、エトキシ基等を有するシリコ
ーン中間物を、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、ポリエ
ステル樹脂、アクリル樹脂、等と縮合させたシリコーン
変性樹脂を用いることができる。
【００１３】また、５００〜５０００の低分子量樹脂を
主成分とする剥離層１２及び５００〜５０００の低分子
量樹脂を主成分とする剥離層１５としては、低分子量ス
チレン樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル系樹脂、エポキ
シ系樹脂、ポリエステル樹脂、ケトン樹脂、クマロン樹
脂、石油樹脂、キシレン樹脂等、軟化点６０〜１５０℃
のものを用いることができるが、熱転写時にフイルム基
材１０よりの剥離をさらに容易にするために、若干（該
樹脂比３０％迄）の各種ワツクスを混合してもよい、ま
た、転写感度を高めるため、剥離層としての厚みは０．
５〜５μの薄層として用いることが望ましい。
主成分とする剥離層１２及び５００〜５０００の低分子
量樹脂を主成分とする剥離層１５としては、低分子量ス
チレン樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル系樹脂、エポキ
シ系樹脂、ポリエステル樹脂、ケトン樹脂、クマロン樹
脂、石油樹脂、キシレン樹脂等、軟化点６０〜１５０℃
のものを用いることができるが、熱転写時にフイルム基
材１０よりの剥離をさらに容易にするために、若干（該
樹脂比３０％迄）の各種ワツクスを混合してもよい、ま
た、転写感度を高めるため、剥離層としての厚みは０．
５〜５μの薄層として用いることが望ましい。
【００１４】また、染料、顔料や５０００〜１００００
の分子量の樹脂を主成分とする着色層１３としては、ス
チレン樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル系樹脂、エポキ
シ系樹脂、ポリエステル樹脂、ケトン樹脂、クマロン樹
脂、石油樹脂、キシレン樹脂等、軟化点７０〜１７０℃
の樹脂バインダーを用いることができる、染料、顔料と
しては、公知の分散染料、油溶性染料や有機顔料、無機
顔料を用いることができる、また、転写感度を高めるた
め、着色層１３としての厚みは０．５〜５μの薄層とし
て用いることが望ましい。
の分子量の樹脂を主成分とする着色層１３としては、ス
チレン樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル系樹脂、エポキ
シ系樹脂、ポリエステル樹脂、ケトン樹脂、クマロン樹
脂、石油樹脂、キシレン樹脂等、軟化点７０〜１７０℃
の樹脂バインダーを用いることができる、染料、顔料と
しては、公知の分散染料、油溶性染料や有機顔料、無機
顔料を用いることができる、また、転写感度を高めるた
め、着色層１３としての厚みは０．５〜５μの薄層とし
て用いることが望ましい。
【００１５】また、１００００以上の高分子量樹脂を主
成分とする無着色層１６としては、ポリエステル系樹
脂、塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ビニル系樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹等、でガラス転
移点が５０〜１１０℃のものを用いることができる、ま
た、転写感度を高めるため、無着色層１６としての厚み
は０．５〜５μの薄層として用いることが望ましい。
成分とする無着色層１６としては、ポリエステル系樹
脂、塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ビニル系樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹等、でガラス転
移点が５０〜１１０℃のものを用いることができる、ま
た、転写感度を高めるため、無着色層１６としての厚み
は０．５〜５μの薄層として用いることが望ましい。
【００１６】また、５００〜５０００の低分子量樹脂を
主成分とする接着層１４や、５００〜５０００の低分子
量樹脂を主成分とする接着層１７としては、低分子量ス
チレン樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル系樹脂、エポキ
シ系樹脂、ポリエステル樹脂、ケトン樹脂、クマロン樹
脂、石油樹脂、キシレン樹脂等、軟化点６０〜１５０℃
のものを用いることができるが、熱転写時に転写感度を
高めるために、若干（該樹脂比３０％迄）の各種ワツク
スを混合してもよい、また、転写感度を高めるため、接
着層１４や接着層１７としての厚みは０．５〜５μの薄
層として用いることが望ましい。
主成分とする接着層１４や、５００〜５０００の低分子
量樹脂を主成分とする接着層１７としては、低分子量ス
チレン樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル系樹脂、エポキ
シ系樹脂、ポリエステル樹脂、ケトン樹脂、クマロン樹
脂、石油樹脂、キシレン樹脂等、軟化点６０〜１５０℃
のものを用いることができるが、熱転写時に転写感度を
高めるために、若干（該樹脂比３０％迄）の各種ワツク
スを混合してもよい、また、転写感度を高めるため、接
着層１４や接着層１７としての厚みは０．５〜５μの薄
層として用いることが望ましい。
【００１７】また、透明フイルム１８としては、９〜１
００μの厚みのポリエステルやポリプロピレン、高密度
ポリエチレン等を用いることができる、この透明フイル
ムは一旦は感熱転写記録媒体と重ね合わされて、画像転
写や接着層転写を受ける受像体として働くが、その後、
支持体２０と重ね合わされて、熱接着ラミネートされ、
画像記録体の一部となった後は、画像の保護層となるも
のである。
００μの厚みのポリエステルやポリプロピレン、高密度
ポリエチレン等を用いることができる、この透明フイル
ムは一旦は感熱転写記録媒体と重ね合わされて、画像転
写や接着層転写を受ける受像体として働くが、その後、
支持体２０と重ね合わされて、熱接着ラミネートされ、
画像記録体の一部となった後は、画像の保護層となるも
のである。
【００１８】また、支持体２０としては、紙（上質紙、
コート紙）、合成紙、塩化ビニル（白色含む）、ポリエ
ステルフイルム（白色含む）等を用いることができる。
コート紙）、合成紙、塩化ビニル（白色含む）、ポリエ
ステルフイルム（白色含む）等を用いることができる。
【００１９】
【実施例１】図１〜４に基づき、熱転写記録媒体の実施
例を説明する、４．５μの２軸延伸ポリエステルフイル
ム基材１０の片面に、滑剤ＫＲ２１８（信越化学（株）
製）をコーティングして滑剤層１１を設けた。
例を説明する、４．５μの２軸延伸ポリエステルフイル
ム基材１０の片面に、滑剤ＫＲ２１８（信越化学（株）
製）をコーティングして滑剤層１１を設けた。
【００２０】次に、もう１方の面に、ライスワックス１
重量部、エポキシ樹脂４重量部（融点６８：エピコート
１００１：油化シェルエポキシ（株）製）、メチルエチ
ルケトン３０重量部、トルエン３０重量部、メチルイソ
ブチルケトン３５重量部よりなる組成物を１μ塗布し
て、剥離層１２、剥離層１５を設けた。
重量部、エポキシ樹脂４重量部（融点６８：エピコート
１００１：油化シェルエポキシ（株）製）、メチルエチ
ルケトン３０重量部、トルエン３０重量部、メチルイソ
ブチルケトン３５重量部よりなる組成物を１μ塗布し
て、剥離層１２、剥離層１５を設けた。
【００２１】さらに該剥離層１２上に、カーボンブラッ
ク（黒）１．５重量部、メチルメタアクリレート４．５
重量部（ガラス転移点１０５℃：三菱レーヨン（株）
製：ＢＲ−８０）、メチルエチルケトン３０重量部、ト
ルエン３０重量部、メチルイソブチルケトン３４重量部
よりなる組成物を１μ塗布して、着色層１３−Ｂを設け
た、同様にして、着色剤をオイルイエロー２Ｇ（黄）、
オイルレッド（赤）、フタロシアニンブルー（藍）の３
色とも上記（黒）に隣接して、塗り分け印刷して着色
層：黄色１３−Ｙ、赤色１３−Ｒ、藍色１３−Ｃを設け
たる。
ク（黒）１．５重量部、メチルメタアクリレート４．５
重量部（ガラス転移点１０５℃：三菱レーヨン（株）
製：ＢＲ−８０）、メチルエチルケトン３０重量部、ト
ルエン３０重量部、メチルイソブチルケトン３４重量部
よりなる組成物を１μ塗布して、着色層１３−Ｂを設け
た、同様にして、着色剤をオイルイエロー２Ｇ（黄）、
オイルレッド（赤）、フタロシアニンブルー（藍）の３
色とも上記（黒）に隣接して、塗り分け印刷して着色
層：黄色１３−Ｙ、赤色１３−Ｒ、藍色１３−Ｃを設け
たる。
【００２２】さらに、前記４色に隣接して、スチレン−
アクリルコーポリマー３重量部（ガラス転移点１００
℃：分子量７００００）、メチルエチルケトン３０重量
部、トルエン３０重量部、メチルイソブチルケトン３７
重量部よりなる組成物を１μ塗布して、無着色層１６を
設けた。
アクリルコーポリマー３重量部（ガラス転移点１００
℃：分子量７００００）、メチルエチルケトン３０重量
部、トルエン３０重量部、メチルイソブチルケトン３７
重量部よりなる組成物を１μ塗布して、無着色層１６を
設けた。
【００２３】さらに、前記着色層１３−Ｂ、１３−Ｙ、
１３−Ｒ、１３−Ｃと無着色層１６の上に、エポキシ樹
脂４重量部（軟化点８３℃：油化シェルエポキシ（株）
製）、メチルエチルケトン３０重量部、トルエン３０重
量部、メチルイソブチルケトン３６重量部よりなる組成
物を１μ塗布して、接着層１４、接着層１７を設けて、
熱転写記録媒体（図１）を作成した。
１３−Ｒ、１３−Ｃと無着色層１６の上に、エポキシ樹
脂４重量部（軟化点８３℃：油化シェルエポキシ（株）
製）、メチルエチルケトン３０重量部、トルエン３０重
量部、メチルイソブチルケトン３６重量部よりなる組成
物を１μ塗布して、接着層１４、接着層１７を設けて、
熱転写記録媒体（図１）を作成した。
【００２４】得られた熱転写記録媒体を東芝（株）製サ
ーマルシュミシーター（印字条件、印加電力０．４Ｗ／
ｄｏｔ、パルス幅２．５ｍｓ、ＯＮ／ＯＦＦ）にて、厚
さ１００μの透明ポリエステルシートに熱転写して４色
画像を形成し（図２）、続けて、該画像上に、熱ラミネ
ート用接着層を熱転写した、その後、支持体２０（厚さ
１８８μの白色ポリエステルシートにと重ね合わされ
て、熱接着ラミネートされ、画像記録体（図３）を得
た。
ーマルシュミシーター（印字条件、印加電力０．４Ｗ／
ｄｏｔ、パルス幅２．５ｍｓ、ＯＮ／ＯＦＦ）にて、厚
さ１００μの透明ポリエステルシートに熱転写して４色
画像を形成し（図２）、続けて、該画像上に、熱ラミネ
ート用接着層を熱転写した、その後、支持体２０（厚さ
１８８μの白色ポリエステルシートにと重ね合わされ
て、熱接着ラミネートされ、画像記録体（図３）を得
た。
【００２５】
【発明の効果】本発明の熱転写記録媒体の画像に関する
剥離層、着色層、接着層は、各々１μ前後でしかも低分
子量樹脂を主成分として形成されているため、熱感度が
よく、又、被転写体が透明ポリエステルシートであるた
め、紙の場合のような著しい凹凸がなく、平坦面である
ため、画像再現性に優れる。
剥離層、着色層、接着層は、各々１μ前後でしかも低分
子量樹脂を主成分として形成されているため、熱感度が
よく、又、被転写体が透明ポリエステルシートであるた
め、紙の場合のような著しい凹凸がなく、平坦面である
ため、画像再現性に優れる。
【００２６】また、画像記録体（図３）は、熱転写して
得られた４色画像が、透明ポリエステルシートによって
保護される構成となるため、従来技術の問題点である、
溶融転写プリンターでの、画像品位、画像物性（耐摩
擦）が不十分であることを解決できるものとなった。
得られた４色画像が、透明ポリエステルシートによって
保護される構成となるため、従来技術の問題点である、
溶融転写プリンターでの、画像品位、画像物性（耐摩
擦）が不十分であることを解決できるものとなった。
【図１】本発明の感熱転写記録媒体の断面を表した説明
図である。
図である。
【図２】透明ポリエステルシート上に４色画像と熱ラミ
ネート接着層が、熱転写された断面の説明図である。
ネート接着層が、熱転写された断面の説明図である。
【図３】透明ポリエステルシート上の熱ラミネート接着
層面と支持体２０を熱ラミネートした画像記録体の断面
を表した説明図である。
層面と支持体２０を熱ラミネートした画像記録体の断面
を表した説明図である。
１０…フイルム基材 １１…滑剤層 １２…剥離層 １３…着色層 １４…接着層 １５…剥離層 １６…無着色層 １７…接着層 １８…透明フイルム ２０…支持体
Claims (3)
- 【請求項１】フイルム基材の片面に、滑剤層を形成し、
もう１方の面に、５００〜５０００の低分子量樹脂を主
成分とする剥離層と染料、顔料や５０００〜１００００
の分子量の樹脂を主成分とする着色層と５００〜５００
０の低分子量樹脂を主成分とする接着層を積層した３層
構成の感熱転写層と、それに隣接して、５００〜５００
０の低分子量樹脂を主成分とする剥離層と１００００以
上の高分子量樹脂を主成分とする無着色層と５００〜５
０００の低分子量樹脂を主成分とする接着層を積層した
３層構成の熱ラミネート接着層を、順次、塗り分けした
ことを特徴とする感熱転写記録媒体。 - 【請求項２】前記３層構成の感熱転写層が各々、黒色、
黄色、赤色、藍色、これらに隣接して、３層構成の熱ラ
ミネート接着層が無着色で、順次同面積で塗り分けされ
てなることを特徴とする請求項１に記載の感熱転写記録
媒体。 - 【請求項３】請求項１又は、請求項２に記載の感熱転写
記録媒体を用いて透明フイルムに黒色、黄色、赤色、藍
色による感熱転写層と熱ラミネート接着層を熱転写によ
り積層し、さらに、該熱ラミネート接着層面と支持体を
重ね、熱接着ラミネートしたことを特徴とする画像記録
体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8071968A JPH09263066A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 熱転写記録媒体及び、それを用いて製造した画像記録体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8071968A JPH09263066A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 熱転写記録媒体及び、それを用いて製造した画像記録体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09263066A true JPH09263066A (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=13475791
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8071968A Pending JPH09263066A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 熱転写記録媒体及び、それを用いて製造した画像記録体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09263066A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018500439A (ja) * | 2014-12-24 | 2018-01-11 | アルケマ フランス | ポリマー組成物、その調製方法、その使用及びそれを含む組成物 |
-
1996
- 1996-03-27 JP JP8071968A patent/JPH09263066A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018500439A (ja) * | 2014-12-24 | 2018-01-11 | アルケマ フランス | ポリマー組成物、その調製方法、その使用及びそれを含む組成物 |
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