JPH09262487A - 磨砕方法及び装置 - Google Patents

磨砕方法及び装置

Info

Publication number
JPH09262487A
JPH09262487A JP7698996A JP7698996A JPH09262487A JP H09262487 A JPH09262487 A JP H09262487A JP 7698996 A JP7698996 A JP 7698996A JP 7698996 A JP7698996 A JP 7698996A JP H09262487 A JPH09262487 A JP H09262487A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grinding
ground
weight
weights
gutter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7698996A
Other languages
English (en)
Inventor
Iyuu Yoshimi
偉雄 吉見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nittetsu Mining Co Ltd
Original Assignee
Nittetsu Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nittetsu Mining Co Ltd filed Critical Nittetsu Mining Co Ltd
Priority to JP7698996A priority Critical patent/JPH09262487A/ja
Publication of JPH09262487A publication Critical patent/JPH09262487A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Crushing And Grinding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が単純、故障しにくい、メンテナンスが
容易、磨砕力の調整が容易、処理量当たりのコストの低
減が図れる、等の条件を満たす磨砕方法及び装置を提供
する。 【解決手段】 一定方向に傾斜した磨砕樋2内の流路3
に沿って移動する被磨砕物Wに対し、その上方に配置し
た複数の磨砕用ウエイト10を特定の順番で繰り返し落
下させることにより、連続的に被磨砕物Wを磨砕する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば破砕岩石、
破砕廃コンクリートから建設用・土木用骨材として利用
できる性状( セメント分の除去度合いの程度) や粒度、
粒形の骨材を得るための磨砕方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、自然環境より得られる天然骨材の
枯渇から、建設用・土木用骨材として、砕石や砕砂を用
いる割合が増加している。この砕石や砕砂は、天然骨材
に比べて粒度や粒形の品質が劣るため、磨砕処理を行っ
て、天然骨材に近い粒度、粒形に調整する必要がある。
廃コンクリートから得られた砕石により再生骨材を得る
場合もセメント分除去という点で同様の磨砕処理が必要
である。
【0003】従来、この種の磨砕処理を行うための装置
としては、大別して、圧縮式、衝撃式、それらを複合し
た複合式のものがある。
【0004】図3は、特開昭54−39261号公報に
記載された圧縮式の磨砕装置50を示す。この磨砕装置
50は、一対の対向磨砕部材51、52の少なくとも一
方を揺動させて磨砕間隙53を間欠拡縮し、上方投入口
54より投入した被磨砕物Wを、磨砕部材51、52の
揺動により圧縮磨砕して、下部排出口55より排出する
というものである。
【0005】図4は、特開平4−21550号公報に記
載された圧縮式の磨砕装置60を示す。この磨砕装置6
0は、竪形の円筒状ケーシング61の内部に、該ケーシ
ング61の垂直軸線62と所定距離δだけ偏心する回転
ローラ63を旋回動自在に配設し、該ローラ63とケー
シング61との間の環状間隙64の上方より被磨砕物を
投入し、ローラ63の偏心旋回による環状間隙64の拡
縮動作により、被磨砕物を圧縮磨砕するというものであ
る。
【0006】図5は、特開昭59−66360号公報に
記載された衝撃式の磨砕装置70を示す。この磨砕装置
70は、ケーシング71の内部に設けた直立回転軸72
の上端に、原料投入口73から投入される原料を受ける
回転板73を設け、回転板73の外周に複数の転動案内
子74を設け、転動案内子74の回転軌跡の外周に同案
内子74による放出原料の堆石棚75を設け、原料投入
口73から投入される原料に回転板73で遠心力を与
え、遠心力で外方に飛ばされる原料を転動案内子74間
を通過させて堆石棚75に衝突させ、転動案内子74を
通過する際の衝撃摺動作用と、その後の堆石棚に衝突す
る際の衝撃摺動作用により、被磨砕物を磨砕するという
ものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図3、図4
に示した従来の圧縮式の磨砕装置50、60では、磨砕
部材51、52を揺動させたり、ロータ63を回転させ
たりすることにより、直接、磨砕のための圧縮力を発生
させている。従って、大きな駆動源による大きな駆動力
が必要であり、処理量当たりのエネルギーコストが高く
なるという問題があった。また、揺動機構や回転機構に
直接圧縮反力が作用するため、構造が複雑で、メンテナ
ンスが面倒である上、異物が混入した場合に機械的な故
障が起こりやすかった。さらに、機構的に圧縮力を発生
させているので、磨砕力の調整が困難であり、被磨砕物
の種類等に適合した磨砕処理ができず、過粉砕を起こす
ことがあった。
【0008】一方、図5に示した従来の衝撃式の磨砕装
置70は、回転機構自体に大きな反力は作用しないが、
原料が衝突する各種の部位に衝撃摺動による大きな摩耗
が発生し、メンテナンスに大きな費用がかかるという問
題があった。
【0009】本発明は、上記事情を考慮し、(a)構造
が単純、(b)故障しにくい、(c)メンテナンスが安
価で容易にできる、(d)磨砕力の調整が容易、(e)
処理量当たりのコストの低減が図れる、といった条件を
満足することのできる磨砕方法及び装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の磨砕方
法は、流路に沿って移動する被磨砕物に対し、その上方
から磨砕用ウエイトを繰り返し落下させることにより、
連続的に磨砕することを特徴とする。
【0011】請求項2の発明の磨砕方法は、請求項1に
おいて、磨砕用ウエイトを流路に沿って複数配置し、特
定の順番で上昇、落下させることを特徴とする。
【0012】請求項3の発明の磨砕方法は、請求項1ま
たは2において、流路の傾斜により被磨砕物を移動させ
ることを特徴とする。
【0013】請求項4の発明の磨砕方法は、請求項1〜
3のいずれかにおいて、流路の形成部材を振動させるこ
とで被磨砕物を移動させることを特徴とする。
【0014】請求項5の発明の磨砕装置は、被磨砕物の
移動流路を形成する磨砕樋と、該磨砕樋の上方に配置さ
れた磨砕用ウエイトと、該磨砕用ウエイトを繰り返し上
昇、落下させる駆動機構とを備えたことを特徴とする。
【0015】請求項6の発明の磨砕装置は、請求項5に
おいて、磨砕樋が被磨砕物を移動させる方向に下り傾斜
していることを特徴とする。
【0016】請求項7の発明の磨砕装置は、請求項5ま
たは6において、磨砕樋の外壁にバイブレータが取り付
けられていることを特徴とする。
【0017】請求項8の発明の磨砕装置は、請求項5〜
7のいずれかにおいて、磨砕用ウエイトが被磨砕物の移
動方向に沿って複数配置され、駆動機構に、これら磨砕
用ウエイトを特定の順番で上昇、落下させる機構が含ま
れていることを特徴とする。
【0018】請求項9の発明の磨砕装置は、請求項8に
おいて、磨砕用ウエイトを特定の順番で上昇、落下させ
る機構がカム機構からなり、該カム機構が、複数の磨砕
用ウエイトの上方に連続して配された駆動シャフトと、
各磨砕用ウエイトに対応させて駆動シャフトに設けられ
たカムと、下端に前記磨砕用ウエイトが取り付けられ且
つ上端がカムに係合することで、カムの回転に従い上
昇、落下する垂直ロッドとから構成されていることを特
徴とする。
【0019】請求項10の発明の磨砕装置は、請求項9
において、磨砕樋の上部に支持フレームが設けられ、該
支持フレームに前記垂直ロッドの上下動を案内するロッ
ドガイドが設けられ、前記磨砕樋の内部側方に前記磨砕
用ウエイトの上下動を案内するウエイトガイドが設けら
れていることを特徴とする。
【0020】請求項11の発明の磨砕装置は、請求項8
〜10のいずれかにおいて、磨砕用ウエイトの重量が、
被磨砕物の移動方向の上流側から下流側に行くほど増大
するように設定されていることを特徴とする。
【0021】請求項12の発明の磨砕装置は、請求項5
〜11のいずれかにおいて、磨砕用ウエイトの落下限を
決めるストッパが設けられていることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1、図2は実施形態の磨砕装置の
断面図である。この磨砕装置1は、底面が舟底形の磨砕
樋2を有する。磨砕樋2の内底部は、被磨砕物Wの移動
する流路3となっている。磨砕樋2の底部は、投入口8
から排出口9に向かって下り傾斜しており、磨砕樋2の
外側壁に設けたバイブレータ4の振動により、投入され
た被磨砕物Wが傾斜に沿って移動するようになってい
る。
【0023】磨砕樋2の内部上方には、磨砕用ウエイト
10が配設されている。磨砕用ウエイト10は、流路3
内を移動する被磨砕物Wに対して、繰り返し上昇、落下
することにより磨砕力を与えるものであり、磨砕樋2の
長手方向(被磨砕物Wの移動方向)に沿って、流路3の
長さに対応した個数(複数)だけ列設されている。磨砕
用ウエイト10は、その断面形状が、図2に示すように
磨砕樋2の内底部形状に対応しており、各重量が、被磨
砕物Wの移動方向の上流側(投入口8側)から下流側
(排出口9側)に向かって順次増大している。
【0024】磨砕樋2の上端部には支持フレーム5が水
平に配設されている。この支持フレーム5上には、磨砕
用ウエイト10を繰り返し上昇、落下させるための駆動
機構30が設置されている。この駆動機構30には、磨
砕用ウエイト10を全部一緒に動作させるのではなく、
特定の順番で、上昇、落下させるためのカム機構31が
含まれている。
【0025】カム機構31は、駆動モータ20によりギ
ヤ14を介して、互いに反対回りに回転駆動される一対
の平行な駆動シャフト15を有している。駆動シャフト
15は、全部の磨砕用ウエイト10に渡る長さのもの
で、連続して水平に配設され、フレーム5に固定した軸
受13で両端が回転自在に支持されている。各駆動シャ
フト10には、各磨砕用ウエイト10に対応させて、そ
れぞれ2個ずつカム16が取り付けられ、1つの磨砕用
ウエイト10に対して、計4個のカム16が配設されて
いる。
【0026】磨砕用ウエイト10は、それぞれ垂直ロッ
ド11の下端に固定されており、各垂直ロッド11は、
支持フレーム5に設けたロッドガイド6により、上下動
自在に案内されている。同様に磨砕用ウエイト10も、
磨砕樋2の両内側面に設けたウエイトガイド7により上
下動自在に案内されている。垂直ロッド11の上端に
は、T字形の昇降ブロック12が一体に固定されてお
り、この昇降ブロック12が、前述した4つのカム16
の間に挿入されている。そして、昇降ブロック12が、
各カム16に突設したローラピン17に間欠的に係合す
ることで、カム16の回転に従って垂直ロッド11が上
昇、落下し、それにより、垂直ロッド11の下端の磨砕
用ウエイト10が上昇、落下するようになっている。こ
の場合、カム16のローラピン17の配置により、特定
の順番(例えば上流側から下流側に向かって順番に)
で、磨砕用ウエイト10が上昇、落下するようになって
いる。
【0027】また、各垂直ロッド11の途中には、磨砕
用ウエイト10の落下限を決めるストッパ23が、位置
調節可能に取り付けられている。このストッパ23は、
流路3の被磨砕物Wが空の場合に、支持フレーム5に設
けた保護座21上のクッション材22に当たることで、
磨砕用ウエイト10が、磨砕樋2の底部に衝突するのを
防ぐものである。
【0028】次に、上記磨砕装置1の動作と共に磨砕方
法を説明する。磨砕装置1を駆動して、被磨砕物Wを投
入口8より磨砕樋2上に供給する。そうすると、被磨砕
物Wは、磨砕樋2の傾斜と、バイブレータ4の振動によ
り、流路3を下流側に移動する。このとき、駆動シャフ
ト15の回転により、特定の順番で磨砕用ウエイト10
が上昇、落下することにより、流路3を移動する被磨砕
物Wが衝撃・圧縮作用を受けて磨砕される。
【0029】具体例について述べる。例えば、粉砕廃コ
ンクリートのモルタル分を除去し、粗骨材を磨砕回収す
る場合について説明する。この場合は、2つの工程があ
る。即ち、複数の粗骨材がモルタルにより相互固着され
ている状態から、個々の粗骨材にモルタルが付着してい
る状態にする前工程と、個々の粗骨材からモルタルを除
去する後工程である。
【0030】本磨砕装置によれば、磨砕樋2の上流部
で、若干軽めの磨砕用ウエイト10によって前工程が実
施される。つまり、複数固着し合っている粗骨材を、バ
インダとなっているモルタル分を破壊することにより、
1個の粗骨材の状態にする。この段階では、磨砕用ウエ
イト10の落下は、被磨砕物Wに対して衝撃となって働
く。
【0031】下流側に移動するに従って、重めの磨砕用
ウエイト10によって後工程が実施される。下流側で
は、砕かれたモルタル分が粉となって、磨砕樋2上に存
在するようになる。この粉は、バイブレータ4の振動に
より、磨砕樋2の底部に集まりながら下流側に移動す
る。また、比較的粗い状態で残っている磨砕済みの粗骨
材と未磨砕の被磨砕物Wは粉の上に乗って移動するが、
同粒径なら磨砕済みの粗骨材よりも比較的比重の軽い未
磨砕の被磨砕物Wの方が上方に上がって来る。従って、
流れの表面には、一番磨砕したい被磨砕物Wが存在する
ことになり、これにより磨砕が効率的に行われる。ま
た、この段階では、底部に存在する粉が、クッションと
なるので、磨砕用ウエイト10の衝撃力は比較的小さく
なり、むしろ磨砕用ウエイト10の重量とバイブレータ
4の振動とが、圧縮力として被磨砕物Wに作用する。こ
のため、所望の粒度、粒形の骨材が得られる。
【0032】なお、何らかの原因で磨砕樋2が空になっ
た場合には、磨砕用ウエイト10が磨砕樋2に衝突する
前に、ストッパ23が保護座21のクッション材22に
当たるので、磨砕樋2の破損防止が図れる。
【0033】この磨砕装置1では、磨砕用ウエイト10
の繰り返し単純落下による衝撃、圧縮作用によって被磨
砕物Wを連続的に磨砕するので、主な摩耗部品がほぼ磨
砕用ウエイト10だけとなる。このため、メンテナンス
時には、単純形状の磨砕用ウエイト10のみ交換すれば
済むようになる。また、カム機構31を含んだ駆動機構
30には、衝撃力や圧縮反力が作用しないので、高強度
の複雑な機構を設ける必要がなく、装置コストが低減で
きる。また、省動力が可能であり、処理量当たりのコス
ト低減が図れる。また、異物が混入した場合にも、駆動
機構30には負担がかからないので、機械的な故障が起
こりにくい。
【0034】また、昇降ブロック12並びにカム16の
形状変更により、磨砕用ウエイト10の落下ストローク
を調整可能であること、磨砕用ウエイト10の重量を容
易に調整可能であること、モータ20の回転数の変更に
より磨砕回数を容易に変更可能であること等により、被
磨砕物Wの種類等に適合した磨砕処理を行うことができ
るようになり、過粉砕を防止することができる。
【0035】また、磨砕用ウエイト10を特定の順番で
上昇、落下させるようにしているから、各磨砕用ウエイ
トを上昇させる際の動力が小さくて済み、装置の小型化
と省動力化が図れる。特にカム機構31でそれを実現す
るので、構造が簡単でメンテナンスがやりやすい。ま
た、磨砕用ウエイトの昇降用ガイドとして、ウエイトガ
イド7とロッドガイド6を設けているので、動作が安定
する。
【0036】なお、駆動シャフト15の長さが長い場合
や、磨砕用ウエイト10の重さが重い場合には、駆動シ
ャフト15の両端以外に支持点を設けてもよい。また、
駆動機構30には、必要に応じてトルクリミッタやシェ
アピン等の過負荷保護装置を設けるのが望ましい。ま
た、上記磨砕装置1は、厳密な磨砕以外に、破砕機とし
ても利用することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、5の発
明によれば、磨砕用ウエイトの繰り返し単純落下による
衝撃、圧縮作用により被磨砕物を連続的に磨砕するよう
にしたので、摩耗部品をほぼ磨砕用ウエイトに限定する
ことができる。従って、摩耗した場合でも、単純形状の
磨砕用ウエイトのみ交換すれば済み、メンテナンスが安
価且つ容易にできるようになる。また、機構的には、磨
砕用ウエイトを繰り返し上昇、落下させる機構を設けれ
ばよいので、構造が単純で、エネルギーロスを少なくで
き、処理量当たりのコストを低減することができる。ま
た、異物が混入した場合にも機械的な故障が起こりにく
い。さらに、磨砕力は磨砕用ウエイトの重量や落下スト
ロークによって容易に調節できる上、磨砕用ウエイトの
落下回数(磨砕回数)も簡単に調整できるので、被磨砕
物の種類等に適合した磨砕処理が可能で、過粉砕を防止
することができ、品質一定の処理物を得ることができ
る。
【0038】また、請求項2、8の発明のように、磨砕
用ウエイトを流路に沿って複数配置し、特定の順番で上
昇、落下させるようにすると、各磨砕用ウエイトを上昇
させる際の動力が小さくて済み、装置の小型化が図れ
る。その場合の機構を請求項9の発明のようにカム機構
で構成すると、構造が簡単でメンテナンスがやりやすく
なるし、請求項10の発明のように、磨砕用ウエイトの
昇降用ガイドを設けることにより、動作の安定を図るこ
とができる。また、請求項11の発明にように磨砕用ウ
エイトの重量を設定すると、処理の進行に適合した磨砕
力で被磨砕物を適切に磨砕することができる。
【0039】また、請求項3、6の発明のように、流路
の傾斜により被磨砕物を移動させるようにすると、簡単
な構造で連続磨砕処理が可能となるし、請求項4、7の
発明のように、流路の形成部材を振動させると、被磨砕
物をよりスムーズに移動させることができる上、振動に
よる磨砕効果も期待できる。
【0040】さらに、請求項12の発明のように、磨砕
用ウエイトの落下限を決めるストッパを設けることによ
り、原料が空の場合でも、磨砕樋の破損を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の磨砕装置の側断面図であ
る。
【図2】本発明の実施形態の磨砕装置の流路を横断する
方向の断面図である。
【図3】第1の従来例の側断面図である。
【図4】第2の従来例の側断面図である。
【図5】第3の従来例の側断面図である。
【符号の説明】
1 磨砕装置 2 磨砕樋(流路の形成部材) 3 流路 4 バイブレータ 5 支持フレーム 6 ロッドガイド 7 ウエイトガイド 10 磨砕用ウエイト 11 垂直ロッド 15 駆動シャフト 16 カム 17 ローラピン 23 ストッパ 30 駆動機構 31 カム機構 W 被磨砕物

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路に沿って移動する被磨砕物に対し、
    その上方から磨砕用ウエイトを繰り返し落下させること
    により、連続的に磨砕することを特徴とする磨砕方法。
  2. 【請求項2】 前記磨砕用ウエイトを流路に沿って複数
    配置し、特定の順番で上昇、落下させることを特徴とす
    る請求項1記載の磨砕方法。
  3. 【請求項3】 前記流路の傾斜により被磨砕物を移動さ
    せることを特徴とする請求項1または2記載の磨砕方
    法。
  4. 【請求項4】 前記流路の形成部材を振動させることを
    特徴とする請求項1〜3記載の磨砕方法。
  5. 【請求項5】 被磨砕物の移動流路を形成する磨砕樋
    と、該磨砕樋の上方に配置された磨砕用ウエイトと、該
    磨砕用ウエイトを繰り返し上昇、落下させる駆動機構と
    を備えたことを特徴とする磨砕装置。
  6. 【請求項6】 前記磨砕樋が被磨砕物を移動させる方向
    に下り傾斜していることを特徴とする請求項5記載の磨
    砕装置。
  7. 【請求項7】 前記磨砕樋の外壁にバイブレータが取り
    付けられていることを特徴とする請求項5または6記載
    の磨砕装置。
  8. 【請求項8】 前記磨砕用ウエイトが被磨砕物の移動方
    向に沿って複数配置され、前記駆動機構には、これら磨
    砕用ウエイトを特定の順番で上昇、落下させる機構が含
    まれていることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに
    記載の磨砕装置。
  9. 【請求項9】 前記磨砕用ウエイトを特定の順番で上
    昇、落下させる機構がカム機構からなり、該カム機構
    が、前記複数の磨砕用ウエイトの上方に連続して配され
    た駆動シャフトと、各磨砕用ウエイトに対応させて駆動
    シャフトに設けられたカムと、下端に前記磨砕用ウエイ
    トが取り付けられ且つ上端がカムに係合することで、カ
    ムの回転に従い上昇、落下する垂直ロッドとから構成さ
    れていることを特徴とする請求項8記載の磨砕装置。
  10. 【請求項10】 前記磨砕樋の上部に支持フレームが設
    けられ、該支持フレームに前記垂直ロッドの上下動を案
    内するロッドガイドが設けられ、前記磨砕樋の内部側方
    に前記磨砕用ウエイトの上下動を案内するウエイトガイ
    ドが設けられていることを特徴とする請求項9記載の磨
    砕装置。
  11. 【請求項11】 前記磨砕用ウエイトの重量が、被磨砕
    物の移動方向の上流側から下流側に行くほど増大するよ
    うに設定されていることを特徴とする請求項8〜10の
    いずれかに記載の磨砕装置。
  12. 【請求項12】 前記磨砕用ウエイトの落下限を決める
    ストッパが設けられていることを特徴とする請求項5〜
    11のいずれかに記載の磨砕装置。
JP7698996A 1996-03-29 1996-03-29 磨砕方法及び装置 Pending JPH09262487A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7698996A JPH09262487A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 磨砕方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7698996A JPH09262487A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 磨砕方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09262487A true JPH09262487A (ja) 1997-10-07

Family

ID=13621196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7698996A Pending JPH09262487A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 磨砕方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09262487A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101999104B1 (ko) 잔골재의 입도개량용 분쇄기 및 이를 이용한 잔골재의 생산방법
JP4904212B2 (ja) コンクリート廃材再生装置および再生方法
JP5069766B2 (ja) 固化物自動粉砕装置
CN112638539A (zh) 单辊研磨机
CN201042675Y (zh) 分形式制粉机组
CN102755924A (zh) 圆锥式破碎机组
JPH0367742B2 (ja)
KR100951078B1 (ko) 재생골재를 위한 건설폐기물의 마쇄장치
KR101101878B1 (ko) 건설폐기물의 파쇄 겸 마쇄장치
JP2006061898A (ja) 多用途破砕処理機
KR100985359B1 (ko) 편심진동장치가 구비된 주물사 재생설비
KR101546911B1 (ko) 직렬 트윈타입 원통드럼 파쇄기를 이용한 콘크리트용 순환 굵은골재 생산 장치
WO2000012216A1 (en) Rotary crusher
JPH09262487A (ja) 磨砕方法及び装置
KR100507705B1 (ko) 모래제조장치
JP2000271503A (ja) 竪型粉砕機の運転方法
JP4855689B2 (ja) 再生骨材製造装置
JP3422932B2 (ja) 骨材生産方法及びその装置
JP2795363B2 (ja) 粉砕設備
KR200332848Y1 (ko) 콘 크라셔
JPH0226543B2 (ja)
JP3515964B2 (ja) ロール軸型破砕機
KR101043063B1 (ko) 타격에 의한 입도 조절과 그라인딩에 의한 박리와 입형 개선이 가능한 건설폐기물용 분쇄기
CN220027121U (zh) 一种磨粉装置
JP4169449B2 (ja) 竪型粉砕機の運転方法