JPH09262480A - オレフィン低重合触媒及びそれを用いたオレフィンの低重合方法 - Google Patents

オレフィン低重合触媒及びそれを用いたオレフィンの低重合方法

Info

Publication number
JPH09262480A
JPH09262480A JP8076683A JP7668396A JPH09262480A JP H09262480 A JPH09262480 A JP H09262480A JP 8076683 A JP8076683 A JP 8076683A JP 7668396 A JP7668396 A JP 7668396A JP H09262480 A JPH09262480 A JP H09262480A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
chromium
olefin
compound
low polymerization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8076683A
Other languages
English (en)
Inventor
Motohiro Oguri
元宏 小栗
Toshihide Yamamoto
敏秀 山本
Takamitsu Aoyama
隆充 青山
Hideyuki Mimura
英之 三村
Yasuyuki Koie
泰之 鯉江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tosoh Corp filed Critical Tosoh Corp
Priority to JP8076683A priority Critical patent/JPH09262480A/ja
Publication of JPH09262480A publication Critical patent/JPH09262480A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オレフィンの低重合反応、特にエチレンから
LLDPEの原料コモノマーとして有用な1−ヘキセン
を効率よく製造し、かつ取り扱いに容易な工業的に有利
な触媒系を提供する。 【解決手段】 クロム化合物、アルミノキサンおよびイ
ミド化合物からなるオレフィン低重合触媒を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロム化合物、ア
ルミノキサン及びイミド化合物からなるオレフィン低重
合触媒、及びこれを用いたオレフィンの低重合方法に関
する。さらに詳しくは、特にエチレンから線状低密度ポ
リエチレン(LLDPE)の原料コモノマーとして有用
な1−ヘキセンを効率よく、かつ高選択的に製造しうる
エチレンの低重合触媒、及びこれを用いたエチレンの低
重合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】エチレン等のオレフィンを低重合して1
−ヘキセンを製造する反応において、クロム触媒を用い
ることは公知である。例えば、特開昭62−26523
7号公報には、クロム化合物、アルミノキサンとジメト
キシエタン等のエ−テル化合物類からなる触媒系が、又
特開平6−298673号公報には、多座ホスフィンが
配位した特定のCr化合物とアルミノキサンからなる触
媒系が開示されている。又、特開平6−239920号
公報には、クロム化合物、ピロール含有化合物、金属ア
ルキルからなる触媒系が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、クロム触媒を
用いるオレフィンの低重合反応においては、低重合反応
終了時に廃クロム触媒の処理を必要とするが、主触媒金
属であるクロムは構造によっては極めて毒性が強い化合
物を作る。それ故、安全性の面から、クロム金属の使用
量をできるだけ少なくする必要がある。しかしながら、
特開昭62−265237号公報に記載の方法では、触
媒活性が十分でなく、クロム金属を大量に用いなければ
ならないという問題があった。又、特開平6−2986
73号公報に記載の方法では、多座ホスフィンが配位し
た特定のCr化合物を主触媒として使用するため、クロ
ム化合物と多座ホスフィンの反応工程、及び合成される
上記Cr化合物の単離工程を必要として、操作が煩雑で
あるばかりか、原料である多座ホスフィンの合成が難し
く、入手が困難という欠点がある。
【0004】また、特開平6−239920号公報に記
載の方法は、触媒活性を著しく改善しており、クロム金
属の使用量を抑制する点では優れている。しかしなが
ら、触媒の一成分であるピロ−ルは、着色して劣化しや
すい等、保存安定性に乏しく不安定な化合物であるた
め、取り扱いが難しく、工業的な触媒としてはまだ十分
なものではなかった。
【0005】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的はオレフィンの低重合反応、特にエチ
レンからLLDPEの原料コモノマーとして有用な1−
ヘキセンを効率よく製造し、かつ取り扱いに容易な工業
的に有利な触媒系を提供すること、及び上記オレフィン
低重合触媒を用いて行うオレフィンの低重合方法を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するため鋭意検討を行った結果、クロム化合
物、アルミノキサン及び安定性の高い取り扱いの容易な
イミド化合物からなる触媒を用いてオレフィンの低重合
反応を行うと非常に高い活性で低重合反応が進行するこ
とを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0007】即ち本発明は、クロム化合物、アルミノキ
サン及びイミド化合物からなるオレフィン低重合触媒、
及びこの触媒の存在下にオレフィンを低重合する方法で
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明について更に詳しく
説明する。
【0009】本発明において使用されるイミド化合物
は、イミド構造を有する化合物であればいかなる化合物
でもよく、例えば、マレイミド、1−クロロエテン−
1,2−ジカルボキシイミド、1−ブロモエテン−1,
2−ジカルボキシイミド、1−フルオロエテン−1,2
−ジカルボキシイミド、1−トリフルオロメチルエテン
−1,2−ジカルボキシイミド、1,2−ジクロロエテ
ン−1,2−ジカルボキシイミド、シトラコンイミド、
2−ブテン−2,3−ジカルボキシイミド、1−シクロ
ペンテン−1,2−ジカルボキシイミド、スクシンイミ
ド、α,α−ジメチル−β−メチルスクシンイミド、α
−メチル−α−プロピルスクシンイミド、グルタルイミ
ド、3,3−ジメチルグルタルイミド、ベメグリド、フ
タルイミド、3,4,5,6−テトラクロロフタルイミ
ド、1,2−シクロヘキサンジカルボキシイミド、1,
2,3,6−テトラヒドロフタルイミド、1,2,3,
4−テトラヒドロフタルイミド、3,4,5,6−テト
ラヒドロフタルイミド、1,8−ナフタルイミド、2,
3−ナフタレンジカルボキシイミド、シクロヘキシイミ
ド、N−クロロスクシンイミド、N−ブロモスクシンイ
ミド、N−ヨ−ドスクシンイミド、N−(メトキシカル
ボニル)マレイミド、N−(ヒドロキシ)マレイミド、
N−(カルバモイル)マレイミド等のイミド類が挙げら
れる。
【0010】さらに、N−(トリメチルシリル)マレイ
ミド、N−(トリメチルシリル)コハクイミド、N−
(トリメチルシリル)シトラコンイミド、N−(トリメ
チルシリル)−2−ブテン−2,3−ジカルボキシイミ
ド、N−(トリメチルシリル)−1−シクロペンテン−
1,2−ジカルボキシイミド、N−(トリメチルシリ
ル)−3,4,5,6−テトラヒドロフタルイミド、N
−(トリメチルシリル)スクシンイミド、N−(トリエ
チルシリル)マレイミド、N−(トリ−n−プロピルシ
リル)マレイミド、N−(トリ−n−ブチルシリル)マ
レイミド、N−(トリ−n−ヘキシルシリル)マレイミ
ド、N−(トリベンジルシリル)マレイミド、N−(n
−ブチルジメチルシリル)マレイミド、N−(t−ブチ
ルジメチルシリル)マレイミド、N−(ジメチルゼキシ
ルシリル)マレイミド、N−(n−オクチルジメチルシ
リル)マレイミド、N−(n−オクタデシルジメチルシ
リル)マレイミド、N−(ベンジルジメチルシリル)マ
レイミド、N−(メチルジブチルシリル)マレイミド、
N−(フェニルジメチルシリル)マレイミド、N−(p
−メトキシフェニルジメチルシリル)マレイミド、N−
(p−トルイルジメチルシリル)マレイミド、N−(ト
リフェニルシリル)マレイミド、N−(トリブチルチ
ン)マレイミド、N−(トリオクチルチン)マレイミ
ド、N−(ジイソブチルアルミニウム)マレイミド、N
−(ジエチルアルミニウム)マレイミド、水銀マレイミ
ド、銀マレイミド、カルシウムマレイミド、カリウムマ
レイミド、ナトリウムマレイミド、リチウムマレイミド
等の金属イミド類が挙げられる。これらのうち活性の面
から下記一般式(1)
【0011】
【化1】
【0012】(式中、dは1〜4の整数である。Mは水
素、又は周期律表第IA、IIA、IB、IIB、II
IB若しくはIVB族の置換基含有又は無置換の金属元
素を表す。R1,R2はそれぞれ水素、炭素数1〜10の
アルキル基、ハロゲン原子、アリ−ル基、又はR1,R2
が炭素−炭素結合により結合した環状置換基からなる群
より選ばれた1種以上を表す)で示されるイミド化合物
が好ましく用いられる。より好ましくはマレイミド、N
−(トリメチルシリル)マレイミドやN−(トリブチル
チン)マレイミドが用いられる。また、前記イミド化合
物はそれぞれ単独で使用し得るのみならず、二種以上を
混合して用いることも可能である。
【0013】ここで、金属イミドとは、イミドから誘導
される金属イミド、あるいはこれらの混合物であり、具
体的にはイミドとIA族、IIA族、IB族、IIB
族、IIIB族及びIVB族から選択される金属との反
応により得られるイミド化合物である。この金属イミド
化合物の合成法は、特に限定するものではなく、公知の
方法で合成できる。例えば、IA及びIIA族金属のイ
ミド化合物は、リチウム、ブチルリチウム、ナトリウ
ム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、臭化メチルマ
グネシウム、塩化ブチルマグネシウム等のIA及びII
A族金属化合物とイミド化合物を反応させることで合成
できる。又、IB及びIIB金属のイミド化合物は、硝
酸銀、塩化銀、塩化水銀等のIB及びIIB金属化合物
とイミド化合物をアルカリの存在下で反応させることで
合成できる。IIIB及びIVB族金属のイミド化合物
は、トリメチルシリルクロリド、トリブチルシリルクロ
リド、トリブチルチンクロリド、ジエチルアルミニウム
クロリド等のIIIB及びIVB族の金属塩化物とイミ
ド化合物をアルカリの存在下で反応させたり、前記のI
IIB及びIVB族の金属塩化物とIA、IIA、I
B、IIB族の金属イミド化合物を反応させたり、又、
トリブチルチンヒドリド、トリイソブチルアルミニウム
ヒドリド等のIIIB及びIVB族の金属ヒドリドとイ
ミド化合物を反応させることで合成できる。具体的に
は、Polymer Journal,24,679
(1992)によれば、N−(トリアルキルシリル)マ
レイミドは、マレイミド又は銀マレイミドとトリアルキ
ルシリルクロリドを3級アミン化合物存在下で反応さ
せ、次いで蒸留または再結晶して合成される。また、J
ournalof Organic Chemistr
y,39,21(1974)によれば、銀マレイミド
は、マレイミドと硝酸銀をエタノ−ル/ジメチルスルホ
キシド中で苛性ソ−ダ存在下で反応させて合成される。
【0014】イミド化合物の使用量は、通常クロム化合
物1モルに対して0.1〜1,000当量であり、好ま
しくは0.5〜500当量、より好ましくは1〜300
当量である。イミド化合物の使用量がクロム化合物1モ
ルに対して0.1当量未満の場合は低重合反応活性が十
分得られず、多量のポリマーを副生する。一方、使用量
がクロム化合物1モルに対して1,000当量を越える
場合には触媒活性が低下する傾向にあり、経済的にも好
ましくない。
【0015】本発明で使用されるクロム化合物として
は、特に制限するものではないが、例えば、下記一般式
(2) CrAmn (2) (式中、mは1〜6の整数であり、nは0〜4の整数で
ある。またAは炭素数1〜20のアルキル基、アリール
基、アレーン、アルコキシ基、カルボキシレート基、β
−ジケトナート基、β−ケトエステル基及びアミド基、
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、硝酸基、硫酸基、過塩
素酸基、カルボニル並びに酸素からなる群より選ばれた
1種以上を表し、Bは窒素含有化合物、リン含有化合
物、ヒ素含有化合物、アンチモン含有化合物、酸素含有
化合物及び硫黄含有化合物からなる群より選ばれた1種
以上を表す)で示される化合物が好適なものとして用い
られる。
【0016】上記一般式(2)において、炭素数1〜2
0のアルキル基としては、特に限定するものではない
が、例えば、メチル基、エチル基、ブチル基、アリル
基、ネオペンチル基、シクロペンタジエニル基、ペンタ
メチルシクロペンタジエニル基又はトリメチルシリルメ
チル基等が挙げられる。炭素数6〜20のアリ−ル基と
しては、特に限定するものではないが、例えば、フェニ
ル基又はトルイル基等が挙げられる。炭素数6〜20の
アレーンとしては、特に限定するものではないが、例え
ば、ベンゼン、エチルベンゼン又はヘキサメチルベンゼ
ン等が挙げられる。炭素数1〜20のアルコキシ基とし
ては、特に限定するものではないが、例えば、メトキシ
基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ヘキシル
オキシ基、ステアリルオキシ基又はフェノキシ基等が挙
げられる。炭素数1〜20のカルボキシレ−ト基として
は、特に限定するものではないが、例えば、アセテート
基、プロピオネート基、ブチレート基、ネオペンタノエ
ート基、2ーエチルヘキサノエート基、オキシ−2−エ
チルヘキサノエート基、イソオクタネ−ト基、ジクロロ
エチルヘキサノエート基、ラウレート基、ステアレート
基、オレエ−ト基、ベンゾエート基、又はナフテネート
基等が挙げられる。炭素数1〜20のβ−ジケトナート
基としては、特に限定するものではないが、例えば、ア
セチルアセトナート基、トリフルオロアセチルアセトナ
ート基、ヘキサフルオロアセチルアセトナート基、2,
2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオナー
ト基、1,3−ブタンジオナート基、2−メチル−1,
3−ブタンジオナート基、ベンゾイルアセトナート基等
が挙げられる。炭素数1〜20のβ−ケトエステル基と
しては、特に限定するものではないが、例えば、アセチ
ルアセテ−ト基等が挙げられる。アミド基としては、特
に限定するものではないが、例えば、ジメチルアミド基
又はジシクロヘキシルアミド基が挙げられる。ハロゲン
原子としては、特に限定するものではないが、例えば、
フッ素、塩素、臭素又はヨウ素が挙げられる。上記一般
式(2)において、窒素含有化合物としては、特に限定
するものではないが、例えば、アミン、ピリジン、アミ
ド、又はニトリル等が挙げられる。リン化合物として
は、特に限定するものではないが、例えば、ホスフィ
ン、ホスファイト、又はホスフィンオキシド等が挙げら
れる。酸素含有化合物としては、特に限定するものでは
ないが、例えば、水、無水カルボン酸、エステル、エー
テル、アルコール又はケトン等であり、硫黄含有化合物
としては、特に限定するものではないが、例えば、二硫
化炭素、スルフォン、チオフェン、又はスルフィド等が
挙げられる。
【0017】上記一般式(2)で示されるクロム化合物
としては、特に限定するものではないが、例えば、クロ
ム(II)ジメチル、クロム(III)トリメチル、ク
ロム(IV)テトラメチル、クロム(III)トリス
(η−アリル)、二クロム(II)テトラキス(η−ア
リル)、クロム(IV)テトラキス(ネオペンチル)、
クロム(IV)テトラキス(トリメチルシリルメチ
ル)、クロム(II)ビス(シクロペンタジエニル)、
クロム(II)ビス(ペンタメチルシクロペンタジエニ
ル)、クロム(III)トリス(π−アリル)、クロム
(IV)テトラキス(π−アリル)、クロム(II)ジ
フェニル、クロム(0)ビス(ベンゼン)、クロム(I
I)ジフェニル(ベンゼン)、クロム(0)ビス(エチ
ルベンゼン)、クロム(0)ビス(ヘキサメチルベンゼ
ン)、クロム(I)シクロペンタジエニル(ベンゼ
ン)、クロム(IV)テトラメトキシド、クロム(I
V)テトラエトキシド、クロム(IV)テトラプロポキ
シド、クロム(IV)テトラブトキシド、クロム(I
V)テトラヘキシルオキシド、クロム(IV)テトラス
テアリルオキシド、クロム(IV)テトラフェノキシ
ド、クロム(II)ビス(アセテート)、クロム(II
I)トリス(アセテート)、クロム(II)ビス(プロ
ピオネート)、クロム(III)トリス(プロピオネー
ト)、クロム(III)トリス(ブチレート)、クロム
(II)ビス(2−エチルヘキサノエート)、クロム
(III)トリス(2ーエチルヘキサノエート)、クロ
ム(II)ビス(イソオクタネ−ト)、クロム(II
I)トリス(イソオクタネ−ト)、クロム(III)ト
リス(オキシ−2−エチルヘキサノエート)、クロム
(III)トリス(ジクロロエチルヘキサノエート)、
クロム(III)トリス(ネオペンタノエート)、クロ
ム(II)ビス(ネオペンタノエート)、クロム(II
I)トリス(ラウレート)、クロム(II)ビス(ラウ
レート)、クロム(III)トリス(ステアレート)、
クロム(II)ビス(ステアレート)、クロム(II
I)トリス(オレエートI、クロム(II)ビス(オレ
エート)、クロム(III)トリス(ベンゾエート)、
クロム(II)ビス(ナフテネート)、クロム(II
I)トリス(ナフテネート)、クロム(II)オキザレ
ート、クロム(II)ビス(アセチルアセトナート)、
クロム(III)トリス(アセチルアセトナート)、ク
ロム(III)トリス(トリフルオロアセチルアセトナ
ート)、クロム(III)トリス(ヘキサフルオロアセ
チルアセトナート)、クロム(III)トリス(2,
2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオナー
ト)、クロム(III)トリス(1,3−ブタンジオナ
ート)、クロム(III)トリス(2−メチル−1,3
−ブタンジオナート)、クロム(III)トリス(ベン
ゾイルアセトナート)、クロム(III)トリス(アセ
チルアセテート)、クロム(III)トリス(ジメチル
アミド)、クロム(III)トリス(ジシクロヘキシル
アミド)、フッ化第一クロム、フッ化第二クロム、塩化
第一クロム、塩化第二クロム、臭化第一クロム、臭化第
二クロム、ヨウ化第一クロム、ヨウ化第二クロム、塩化
クロミル、過塩素酸クロム、二塩化ヒドロキシクロム、
硝酸クロム、硫酸クロム等が挙げられる。
【0018】さらに、トリクロロトリアニリンクロム
(III)、ジクロロビス(ピリジン)クロム(I
I)、ジクロロビス(4−エチルピリジン)クロム(I
I)、トリクロロトリピリジンクロム(III)、トリ
クロロトリス(4−イソプロピルピリジン)クロム(I
II)、トリクロロトリス(4−エチルピリジン)クロ
ム(III)、トリクロロトリス(4−フェニルピリジ
ン)クロム(III)、トリクロロ(1,4,7−トリ
メチル−1,4,7−トリアザシクロノナン)クロム
(III)、ジクロロジニトロシルビス(4−エチルピ
リジン)クロム(II)、ジクロロジニトロシルビス
(トリフェニルホスフィンオキシド)クロム(II)、
ジクロロビス(トリフェニルホスフィンオキシド)クロ
ム(II)、トリクロロトリス(トリフェニルホスフィ
ン)クロム(III)、トリクロロビス(トリブチルホ
スフィン)クロム(III)ダイマー、トリクロロトリ
ス(ブチルアセテート)クロム(III)、トリクロロ
トリス(エチルアセテート)クロム(III)、トリク
ロロトリス(テトラヒドロフラン)クロム(III)、
トリクロロトリス(ジオキサン)クロム(III)、ト
リクロロトリス(iso−プロパノール)クロム(II
I)、トリクロロトリス(2−エチルヘキサノール)ク
ロム(III)、トリフェニルトリス(テトラヒドロフ
ラン)クロム(III)、クロム(III)トリス(ア
セテ−ト)無水酢酸付加物、ヒドリドトリカルボニル
(η−シクロペンタジエニル)クロム(III)等が挙
げられる。
【0019】これらのうち取り扱いやすさ及び安定性の
面から、カルボキシレート基を有するクロムカルボキシ
レ−ト化合物及びβ−ジケトナート基を有するクロムβ
−ジケトナート化合物が好ましく用いられる。より好ま
しくは、クロム(III)トリス(2−エチルヘキサノ
エート)、クロム(III)トリス(ナフテネート)、
クロム(III)トリス(アセチルアセトナート)、ク
ロム(III)トリス(トリフルオロアセチルアセトナ
ート)、クロム(III)トリス(2,2,6,6−テ
トラメチル−3,5−ヘプタンジオナート)が用いられ
る。また、上記クロム化合物はそれぞれ単独で使用し得
るのみならず、二種以上を混合して用いることも可能で
ある。
【0020】本発明において使用されるアルミノキサン
とは、有機アルミニウム化合物と水とを一定範囲内の量
比で反応させて得られる加水分解生成物である。加水分
解に用いられる有機アルミニウム化合物は、特に限定す
るものではないが、例えば、下記一般式(3) RpAlXq (3) (式中、pは0<p≦3であり、qは0≦q<3であっ
て、しかもp+qは1〜3である。Rは炭素数1〜10
のアルキル基より選ばれた1種以上を表し、Xは水素原
子、アルコキシ基、アリール基又はハロゲン原子からな
る群より選ばれた1種以上を表す)で示される化合物が
挙げられる。なお、上記一般式(3)において、MがA
lで、pとqがそれぞれ1.5のとき、AlR1.51.5
となる。このような化合物は、理論的には存在しない
が、通常、慣用的にAl233のセスキ体として表現
されており、これらの化合物も含まれる。
【0021】上記一般式(3)で示される有機アルミニ
ウム化合物としては、例えば、トリメチルアルミニウ
ム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニ
ウム、トリ−n−ヘキシルアルミニウム、トリ−n−オ
クチルアルミニウム、トリシクロヘキシルアルミニウ
ム、ジメチルエチルアルミニウム、ジエチルアルミニウ
ムヒドリド、ジイソブチルアルミニウムヒドリド、ジエ
チルアルミニウムエトキシド、ジエチルアルミニウムフ
ェノキシド、ジシクロヘキシルフェニルアルミニウム、
エチルアルミニウムエトキシクロリド、ジエチルアルミ
ニウムクロリド、ジエチルアルミニウムブロミド、ジイ
ソブチルアルミニウムクロリド、ジシクロヘキシルアル
ミニウムクロリド、メチルアルミニウムセスキクロリ
ド、エチルアルミニウムセスキクロリド、ブチルアルミ
ニウムセスキクロリド、エチルアルミニウムジクロリ
ド、イソブチルアルミニウムジクロリド等が挙げられ
る。これらのうち入手の容易さ及び活性の面からトリエ
チルアルミニウムやトリイソブチルアルミニウムが好ま
しく用いられる。これらの有機アルミニウム化合物は単
独で使用し得るのみならず、二種以上を混合して用いる
ことも可能である。
【0022】有機アルミニウム化合物を加水分解する方
法については、特に限定するものではなく、公知の方法
で合成できる。例えば、(1)有機アルミニウム化合物
そのまま、又は有機溶媒への希釈溶液に水を接触させる
方法、(2)有機アルミニウム化合物と塩化マグネシウ
ム・6水塩、硫酸鉄・7水塩、硫酸銅・5水塩等の金属
塩の結晶水と反応させる方法、等が採られる。具体的に
は、前記特開昭62−265237号公報や特開昭62
−148491号公報に開示されている。加水分解を行
う際の有機アルミニウム化合物と水とのモル比は通常
1:0.4〜1:1.2、好ましくは1:0.5〜1:
1.0である。
【0023】アルミノキサンの使用量は、通常アルミノ
キサン中に含まれるアルミニウムで換算してクロム化合
物1モルに対して0.1〜10,000当量であり、好
ましくは3〜3,000当量、より好ましくは10〜
2,000当量である。ここで、有機アルミニウム化合
物を必要に応じて触媒中に加えてもよい。
【0024】本発明のオレフィンの低重合反応触媒は、
前記のクロム化合物、アルミノキサン及びイミド化合物
を原料として、溶媒中で接触させることにより調製でき
る。接触方法は特に制限されないが、例えば、低重合反
応原料であるオレフィンの存在下にクロム化合物、アル
ミノキサン及びイミド化合物を接触させて触媒を調製
し、接触と同時に低重合反応を開始する方法、またはク
ロム化合物、アルミノキサン及びイミド化合物を前もっ
て接触させて触媒を調製した後、オレフィンと接触させ
て低重合反応を行う方法が採られる。具体的には、前者
の場合は、(1)クロム化合物、アルミノキサン、イミ
ド化合物及びオレフィンをそれぞれ同時に独立に反応系
に導入する、(2)アルミノキサンを含む溶液にクロム
化合物、イミド化合物及びオレフィンを導入する、
(3)クロム化合物、イミド化合物を含む溶液にアルミ
ノキサン及びオレフィンを導入する、(4)アルミノキ
サン及びイミド化合物を含む溶液にクロム化合物および
オレフィンを導入する、(5)クロム化合物を含む溶液
にアルミノキサン、イミド化合物及びオレフィンを導入
する、といった方法により触媒を調製することができ
る。又、後者の場合は、(1)クロム化合物及びイミド
化合物を含む溶液にアルミノキサンを導入する、(2)
アルミノキサン及びイミド化合物を含む溶液にクロム化
合物を導入する、(3)アルミノキサンを含む溶液にク
ロム化合物及びイミド化合物を導入する、(4)クロム
化合物を含む溶液にイミド化合物とアルミノキサンを導
入する、という方法により触媒を調製することができ
る。なお、これらの原料の混合順序は特に制限はされな
い。
【0025】この触媒系を調製する際の、クロム化合物
の濃度は特に制限されないが、通常溶媒1リットルあた
り、0.001マイクロモル〜100ミリモル、好まし
くは0.01マイクロモル〜10ミリモルの濃度で使用
される。またここで用いられる溶媒としては、例えば、
ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、イ
ソオクタン、ノナン、デカン、シクロペンタン、シクロ
ヘキサン、メチルシクロヘキサン、シクロオクタン、デ
カリン等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キ
シレン、エチルベンゼン、クメン、クロロベンゼン、ジ
クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類及び塩化メチレ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン等の塩
素化炭化水素類が挙げられる。また反応原料のオレフィ
ンそのもの、あるいは反応生成物、例えば、ブテン、1
−ヘキセン、オクテン、デセン、ドデセン等のオレフィ
ン類を溶媒として用いることもできる。これらの溶媒は
それぞれ単独で使用し得るのみならず、二種以上を混合
して用いることも可能である。ここで、触媒調製時の触
媒濃度をコントロ−ルする目的で、必要に応じて濃縮や
希釈しても差し支えない。
【0026】また、クロム化合物、アルミノキサン及び
イミド化合物を接触させる際の温度は通常−100〜2
50℃、好ましくは0〜200℃である。触媒系の調製
時間は特に制限されず、通常0分〜24時間、好ましく
は0分〜2時間である。なお、触媒調製のすべての操作
は、空気と水分を避けて行なうことが望ましい。また、
触媒調製原料および溶媒は十分に乾燥しておくことが好
ましい。
【0027】このようにして調製された触媒系を用いて
オレフィンの低重合反応を行なう。本発明においてクロ
ム触媒の使用量は特に制限されないが、通常、前記溶媒
で希釈し、低重合反応液1リットルあたり、クロム化合
物が通常0.001マイクロモル〜100ミリモル、好
ましくは0.01マイクロモル〜10ミリモルの濃度で
使用される。これより小さい触媒濃度では十分な活性が
得られず、逆にこれより大きい触媒濃度では、触媒活性
が増加せず経済的でない。
【0028】本発明において用いられるオレフィンとし
ては、例えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1
−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテ
ン、1−ノネン、1−デセン等のα−オレフィン類、2
−ブテン、2−ペンテン、2−ヘキセン、3−ヘキセ
ン、2−オクテン、3−オクテン、4−オクテン等の内
部オレフィン類、イソブチレン、3−メチル−1−ブテ
ン、4−メチル−1−ペンテン、2−エチル−1−ヘキ
セン等の分岐オレフィン類等、及び1,3−ブタジエ
ン、イソプレン、1,4−ペンタジエン、1,5−ヘキ
サジエン等のジオレフィン類が挙げられる。本発明の触
媒は、これらのうちエチレンの低重合、特に三量化反応
に好適であり、高活性かつ高選択的に1−ヘキセンを得
ることができる。
【0029】本発明における低重合反応の温度は、通常
−100〜250℃であるが、好ましくは0〜200℃
である。反応圧力は、低重合反応系がオレフィン雰囲気
であれば、特に制限されないが、通常、絶対圧で0〜
3,000kg/cm2であり、好ましくは0〜300
kg/cm2である。また、反応時間は温度や圧力に左
右され、一概に決めることはできないが、通常、5秒〜
6時間である。また、オレフィンは、前記の圧力を保つ
ように連続的に供給してもよいし、反応開始時に前記圧
力で封入して反応させてもよい。原料ガスであるオレフ
ィンには、反応に不活性なガス、例えば窒素、アルゴ
ン、ヘリウム等が含まれても何ら差し支えない。なお、
低重合反応のすべての操作は、空気と水分を避けて行う
ことが望ましい。また、オレフィンは十分に乾燥してお
くことが好ましい。
【0030】本反応は、回分式、半連続式、連続式のい
ずれでも実施できる。低重合反応終了後、反応液に例え
ば、水、アルコール、水酸化ナトリウム水溶液等の重合
失活剤を添加して反応を停止させる。失活した廃クロム
触媒は公知の脱灰処理方法、例えば、水またはアルカリ
水溶液による抽出等で除去した後、生成したオレフィン
は、公知の抽出法や蒸留法により反応液より分離され
る。また、副生するポリマーは、反応液出口で公知の遠
心分離法や生成オレフィンの蒸留分離の際の残渣として
分離除去される。
【0031】
【実施例】以下に、本発明を実施例を用いて更に詳細に
説明するが、これらの実施例は本発明の概要を示すもの
で、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。 実施例1 撹拌装置を備えたシュレンク管を加熱真空乾燥して、次
いで窒素ガスで十分置換したのち、0.195mol/
Lのトリイソブチルアルミニウム/シクロヘキサン溶液
98.3mlを入れ、氷水浴で冷却した。氷冷下、撹拌
しながら、259mgの水をゆっくり滴下し、1時間撹
拌を継続しながら保持して、0.195mol/Lのイ
ソブチルアルミノキサン/シクロヘキサン溶液を合成し
た。
【0032】温度計、触媒フィード管および撹拌装置を
備えた内容積300mlのステンレス製耐圧反応容器を
90℃で加熱真空乾燥したのち窒素ガスで十分置換し
た。8.90mmol/Lのクロム(III)トリス
(2−エチルヘキサノエート)/シクロヘキサン溶液
5.6ml及びマレイミド14.6mgと乾燥したシク
ロヘキサン85mlを反応容器胴側に仕込み、エチレン
で十分置換した。一方、前記のイソブチルアルミノキサ
ン/シクロヘキサン溶液7.7mlを触媒フィード管に
仕込んだ。
【0033】反応容器を80℃に加熱し、撹拌速度を
1,000rpmに調整後、触媒フィード管にエチレン
を導入し、エチレン圧によりイソブチルアルミノキサン
/シクロヘキサン溶液が反応容器胴側に導入され、エチ
レンの低重合を開始した。反応容器内の絶対圧力を35
kg/cm2となるようにエチレンガスを吹き込み、以
後、前記圧力を維持するように導入し続け、これらの反
応条件を保った状態で15分反応を行なった。15分
後、反応容器中に水酸化ナトリウム水溶液を窒素で圧入
することによって触媒を失活させて反応を停止した。
【0034】反応容器を室温まで冷却し、次いで脱圧し
た。反応液及び回収した気体中に含まれる生成物をガス
クロマトグラフィーにより分析した。また、反応液に含
まれる固体分をろ紙を用いてろ別し、これを風乾後、減
圧下で乾燥(1mmHg、100℃)してその重量を測
定した。結果を表1に示す。
【0035】実施例2 マレイミドを48.5mgを用いたこと以外、実施例1
と同様にして反応を行なった。結果を表1に示す。
【0036】実施例3 水を207mg用いたこと以外、実施例1と同様にして
アルミノキサンを合成し、反応を行なった。結果を表1
に示す。
【0037】実施例4 水を311mg用いたこと以外、実施例1と同様にして
アルミノキサンを合成し、反応を行なった。結果を表1
に示す。
【0038】実施例5 クロム(III)トリス(2−エチルヘキサノエート)
の代わりに10.0mmol/Lのクロム(III)ト
リス(ナフテノエート)/シクロヘキサン溶液を5.0
mlを用いたこと以外、実施例1と同様にして反応を行
なった。結果を表1に示す。
【0039】実施例6 クロム(III)トリス(2−エチルヘキサノエート)
の代わりに9.8mmol/Lのクロム(III)トリ
ス(アセチルアセトナート)/シクロヘキサン溶液を
5.1mlを用いたこと以外、実施例1と同様にして反
応を行なった。結果を表1に示す。
【0040】比較例1 マレイミドの代わりに2.0mol/Lの1,2−ジメ
トキシエタン/シクロヘキサン溶液を0.25ml用い
たこと以外、実施例1と同様にして反応を行なった。結
果を表1に示すが、実施例に比べ触媒活性は低かった。
【0041】
【表1】
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、クロム化合物、アルミ
ノキサン及びイミド化合物からなる触媒を用いてオレフ
ィンの低重合反応を行うと非常に高い活性で低重合反応
を行うことができる。特に原料オレフィンとしてエチレ
ンを用いる場合にはLLDPEの原料コモノマーとして
有用な1−ヘキセンを効率よく、かつ高選択的に製造す
ることができる。
【0043】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロム化合物、アルミノキサン及びイミド
    化合物からなるオレフィン低重合触媒。
  2. 【請求項2】イミド化合物が下記一般式(1) 【化1】 (式中、dは1〜4の整数である。Mは水素、又は周期
    律表第IA、IIA、IB、IIB、IIIB若しくは
    IVB族の置換基含有又は無置換の金属元素を表す。R
    1,R2はそれぞれ水素、炭素数1〜10のアルキル基、
    ハロゲン原子、アリ−ル基、又はR1,R2が炭素−炭素
    結合により結合した環状置換基からなる群より選ばれた
    1種以上を表す)で示される化合物であることを特徴と
    する請求項1に記載のオレフィン低重合触媒。
  3. 【請求項3】クロム化合物が下記一般式(2) CrAmn (2) (式中、mは1〜6の整数であり、nは0〜4の整数で
    ある。またAは炭素数1〜20のアルキル基、アリール
    基、アレーン、アルコキシ基、カルボキシレート基、β
    −ジケトナート基、β−ケトエステル基及びアミド基、
    ハロゲン原子、ヒドロキシル基、硝酸基、硫酸基、過塩
    素酸基、カルボニル並びに酸素からなる群より選ばれた
    1種以上を表し、Bは窒素含有化合物、リン含有化合
    物、ヒ素含有化合物、アンチモン含有化合物、酸素含有
    化合物及び硫黄含有化合物からなる群より選ばれた1種
    以上を表す)で示される化合物であることを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載のオレフィン低重合触媒。
  4. 【請求項4】アルミノキサンが有機アルミニウム化合物
    と水とを反応させて得られる加水分解生成物であること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3に記載のオレフィン
    低重合触媒。
  5. 【請求項5】有機アルミニウム化合物が下記一般式
    (3) RpAlXq (3) (式中、pは0<p≦3であり、qは0≦q<3であっ
    て、しかもp+qは1〜3である。Rは炭素数1〜10
    のアルキル基より選ばれた1種以上を表し、Xは水素原
    子、アルコキシ基、アリール基又はハロゲン原子からな
    る群より選ばれた1種以上を表す)で示される化合物で
    あることを特徴とする請求項4に記載のオレフィン低重
    合触媒。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項5に記載されたオレフ
    ィン低重合反応触媒の存在下で、オレフィンを低重合反
    応することを特徴とするオレフィンの低重合方法。
  7. 【請求項7】オレフィンがエチレンであり、主生成物が
    1−ヘキセンであることを特徴とする請求項6に記載の
    オレフィンの低重合方法。
JP8076683A 1996-03-29 1996-03-29 オレフィン低重合触媒及びそれを用いたオレフィンの低重合方法 Pending JPH09262480A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8076683A JPH09262480A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 オレフィン低重合触媒及びそれを用いたオレフィンの低重合方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8076683A JPH09262480A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 オレフィン低重合触媒及びそれを用いたオレフィンの低重合方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09262480A true JPH09262480A (ja) 1997-10-07

Family

ID=13612247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8076683A Pending JPH09262480A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 オレフィン低重合触媒及びそれを用いたオレフィンの低重合方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09262480A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5491272A (en) Method for oligomerizing an alpha-olefin
RU2260578C2 (ru) Способ получения олефинов
CZ8893A3 (en) Process for preparing a catalyst for olefin polymerization
ZA200502081B (en) Catalyst systems for ethylene oligomerisation to linear alpha olefins.
JP3890627B2 (ja) 1−ヘキセンの製造方法
JP3890626B2 (ja) 1−ヘキセンの製造方法
JP2002233765A (ja) エチレンの三量化触媒およびこの触媒を用いたエチレンの三量化方法
JP3572811B2 (ja) クロムを含有する廃触媒の処理方法
JP2002205960A (ja) エチレンの三量化方法
JP3890628B2 (ja) 1−ヘキセンの製造方法
JP2002233764A (ja) エチレンの三量化触媒およびこの触媒を用いたエチレンの三量化方法
WO1994015940A1 (en) Process for producing olefin oligomer
JP2002102710A (ja) エチレンの三量化触媒及びこの触媒を用いたエチレンの三量化方法
RU2412002C1 (ru) Способ получения каталитической системы для олигомеризации олефинов и способ олигомеризации олефинов
JPH09262480A (ja) オレフィン低重合触媒及びそれを用いたオレフィンの低重合方法
JPH09268135A (ja) 1−ヘキセンの製造方法
JP2003088760A (ja) エチレンの三量化触媒およびその触媒を用いたエチレンの三量化方法
JPH0710780A (ja) 分子鎖末端に二重結合を有するオレフィンの製造方法
JPH09301894A (ja) α−オレフィン低重合体の製造方法
JPH09268134A (ja) 1−ヘキセンの製造方法
JPH09268133A (ja) 1−ヘキセンの製造方法
JPH07157512A (ja) α−オレフィン低重合体の製造方法
JPH09194524A (ja) オレフィン低重合触媒及びそれを用いたオレフィンの低重合方法
JPH0718013A (ja) α−オレフィンの低重合方法
JPH1036432A (ja) エチレンの三量化触媒およびこれを用いたエチレンの三量化方法