JPH09262241A - 内視鏡用処置具 - Google Patents

内視鏡用処置具

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JPH09262241A
JPH09262241A JP8099558A JP9955896A JPH09262241A JP H09262241 A JPH09262241 A JP H09262241A JP 8099558 A JP8099558 A JP 8099558A JP 9955896 A JP9955896 A JP 9955896A JP H09262241 A JPH09262241 A JP H09262241A
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光夫 近藤
Kaoru Arai
薫 荒井
Shinji Takahashi
伸治 高橋
Yoshiyuki Ishikawa
嘉之 石川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 処置具の密着コイルにめねじ部を有する検出
手段を設けて、この検出手段の処置具導入部の位置によ
り処置具導出部からの作動部の最大突出長さを検出可能
となし、処置具の突出長さを確実に適正な範囲に規制で
き、処置具挿通路の長さが変化しても、検出手段の位置
調整を容易に行えるようにする。 【構成】 コントロールケーブル3の外套管である密着
コイル4に、そのコイルピッチと同じめねじ部22bを
有し、端部側にフランジ部20dを設けた検出駒20
と、処置具導入部13に着脱可能に装着され、検出駒2
0が挿入され、そのフランジ部20dと当接可能なフラ
ンジ部21dを有するガイド筒21とを用い、ガイド筒
21を処置具導入部13に固定して、鉗子1を処置具導
入部13内に挿入した時に、検出駒20がガイド筒21
の端部に位置すると、鉗子1の作動部2が措置具導出部
14の位置に達したことを検出でき、またフランジ部2
0dがガイド筒21のフランジ部21dに当接する位置
が鉗子1の処置具導出部14からの最大突出長さとな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉗子や高周波処置
具等、内視鏡の処置具挿通路を介して体腔内等に挿入さ
れる内視鏡用処置具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内視鏡検査において、細胞を採取した
り、患部の治療を行ったりするために、処置具が用いら
れる。この処置具は内視鏡に設けた処置具挿通路に挿入
することによって、体腔内等に導かれる。
【0003】図8に内視鏡用処置具の一例として、鉗子
の構成を示す。この図から明らかなように、鉗子1は、
先端に一対の把持爪2a,2bからなる作動部2を有
し、この作動部2にはコントロールケーブル3が接続さ
れている。コントロールケーブル3は、外套管として、
金属線材を密着した螺旋状に巻回した密着コイル4内に
把持爪2a,2bの開閉を遠隔操作で行うための操作ワ
イヤ5を挿通させたものであって、このコントロールケ
ーブル3の基端部には、操作ワイヤ5を押し引き操作す
るための操作部6が連結されている。この鉗子1は、内
視鏡に設けた処置具挿通路を介して体腔内に挿入し、こ
の挿入部の先端から所定の長さ突出させて、操作部6に
より操作ワイヤ5を押し引き操作することにより把持爪
2a,2bを開閉させることによって、患部の摘出等所
要の処置が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、鉗子等の処
置具が挿通される内視鏡には、その観察部に対物レンズ
が設けられるが、この対物レンズとしてはは焦点距離の
短い広角レンズを用いているものもあり、良好な観察が
できるのは観察部に近い位置であり、内視鏡の種類にも
よるが、通常は、観察部で明確に観察できる範囲は、こ
の観察部から例えば最大限50mm程度離れた位置まで
となっている。従って、術者が処置具を操作する際に、
処置具を挿入部の先端から50mm以上は突出させない
ことが必要になる。以上の点からは、前述した鉗子1に
おけるコントロールケーブル3の長さは、作動部2が挿
入部の先端から所要長さ突出できる寸法とすれば良い。
【0005】ただし、内視鏡の種類等に応じて、処置具
挿通路の長さにはかなりの差があるために、コントロー
ルケーブル3の長さを制限すると、使用する内視鏡によ
っては、処置具挿通路から作動部2を突出できなくなる
ことがある。このために、コントロールケーブル3は、
通常は、処置具挿通路の長さよりかなり長めに形成され
ている。従って、実際に処置具を使用して処置を行う際
には、術者の側で挿入長さを制御しなければならず、こ
の制御は極めて煩わしいものとなっていた。
【0006】本発明は以上の点に鑑み、内視鏡をガイド
として挿入される処置具において、処置具の挿入部の先
端からの最大突出長さを適正な範囲に規制できるように
なし、かつ内視鏡の種類等による処置具挿通路の長さ寸
法に違いに応じて、その規制位置を容易に調整できるよ
うにすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、作動部の処置具導出部からの最大突
出長さを処置具導入部側で検出可能とするために、密着
コイルのコイルピッチとほぼ一致するめねじ部が形成さ
れて、この密着コイルに軸線方向に位置調整可能に螺合
させた検出部材からなる検出手段を備える構成としたこ
とをその特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、
内視鏡に挿通される処置具としては、図8に示されてい
るように、先端に把持部を有する鉗子として構成したも
のについて説明するが、本発明の内視鏡用処置具は、こ
の鉗子だけでなく、作動部に密着コイルが連結されてい
る処置具一般に適用できる。また、鉗子自体の構成とし
ては、図8のものと格別変わらないので、それと同一の
構成については、同一の符号を付して、その説明は省略
する。
【0009】まず、図1に内視鏡に鉗子を挿通させた状
態を示す。同図から明らかなように、内視鏡10は本体
操作部11に体腔等の内部に挿入される挿入部12を連
設してなるものであり、挿入部12は本体操作部11へ
の連設部から大半の長さは軟性部12aからなり、この
軟性部12aにはアングル部12bが、アングル部12
bには先端部本体12cが連設されている。
【0010】本体操作部11の先端側の部位には、処置
具導入部13が設けられており、また挿入部12の先端
部本体12cの端面(または側面)には、図示は省略す
るが、ライトガイドの出射端が臨む照明用レンズを設け
た照明部と、対物レンズを装着した観察部とが設けら
れ、また処置具導出部14が開口している。そして、処
置具導入部13からこの処置具導出部14までの間は可
撓性部材からなる処置具挿通路(図示せず)となってお
り、これら全体で処置具挿通路が構成される。従って、
処置具としての鉗子1は、その作動部2を処置具導入部
13から挿入して、挿入部12の先端まで導いて、処置
具導出部14から突出させて、作動部2を構成する把持
部2a,2bを開閉操作することにより所要の処置が行
われる。
【0011】ここで、鉗子1には検出手段15が設けら
れて、その作動部2の処置具導出部14からの突出長さ
を検出して、最大突出長さ以上は突出しないように規制
できるようになっている。この検出手段15は、基本的
には、本体操作部11側で、この検出手段15と処置具
導入部13との相対位置関係に基づいて、作動部2が処
置具導出部14からどの程度突出しているか、を表示す
る指標としての機能を発揮するものである。この検出手
段15には、また作動部2の最大突出長さ位置で規制す
るための機能を持たせることができ、さらに作動部2が
処置具導出部14に臨む位置も検出できるようにもな
る。
【0012】そこで、まず図2乃至図4には、検出手段
の第1のタイプを示す。この検出手段は、図2に示した
ように、検出駒20とガイド筒21とから構成され、検
出駒20は鉗子1におけるコントロールケーブル3に装
着され、またガイド筒21は処置具導入部13に着脱可
能に装着されるものである。
【0013】検出駒20は、先端側が薄肉の筒状部20
aで、この筒状部20aには外周面側の肉厚が連続的に
大きくなるテーパ部20bが連設され、またテーパ部2
0bには均一な外径の太径部20cが、さらに太径部2
0cの端部にフランジ部20dが形成されている。そし
て、検出駒20の中心部には、軸線方向に貫通する通路
22が形成されている。この通路22のうち、筒状部2
0aからテーパ部20bにかけての部位は、鉗子1のコ
ントロールケーブル3の外套管である密着コイル4の外
径より大きな挿通部22aとなっており、この挿通部2
2aに連なり、フランジ部20dの端部までの部位はめ
ねじ部22bとなっている。めねじ部22bは、そのピ
ッチが密着コイル4のピッチと一致しており、従って検
出駒20は密着コイル4に嵌合させた状態で回転させる
ことによって、この密着コイル4の軸線方向に変位でき
るものである。
【0014】一方、ガイド筒21は、処置具導入部13
に着脱可能に装着される筒状の部材である。このガイド
筒21の先端部には処置具導入部13における硬質パイ
プからなる導入通路13aに嵌合される連結部21a
に、検出駒20のテーパ部20bに対応するテーパ孔部
21bを連設し、さらに検出駒20の太径部20cより
僅かに大きい孔径を有する大径部21cとなっており、
先端部分は外方に突出するフランジ部21dとなってお
り、これらテーパ孔部21b及びフランジ部21dの少
なくとも一方がストッパ部を構成する。また、検出駒2
0における太径部20cとフランジ部20dとの移行部
から筒状部20aの先端までの軸線方向の長さを、鉗子
1の処置具導出部14からの最大突出長さまでのストロ
ークに一致する寸法を持たせる。これによって、作動部
2が処置具導出部14に臨む状態と、最大突出長さまで
突出した状態とを検出できるようになる。
【0015】また、ガイド筒21を処置具導入部13に
固定するために、テーパ孔部21bの部位の外周面に
は、処置具導入部13に形成され、栓部材等を装着する
ためのねじ部13bに螺合されるねじ部23が形成され
ている。さらに、連結部21aと導入通路13aとの
間、及びガイド筒21と処置具導入部13の入口部分と
の間には、それぞれOリング等からなるシール部材25
が介装されている。
【0016】検出手段は以上のように構成されるが、検
出駒20は予めコントロールケーブル3の密着コイル4
に嵌合されて、その通路22におけるねじ部22bを密
着コイル4と螺合した状態に保持する。また、処置具導
入部13には、通常は栓部材がねじ部13bに螺挿され
ているが、この栓部材を脱着して、この栓部材に代えて
ガイド筒21を、そのねじ部23を処置具導入部13の
ねじ部13bに螺挿させて、連結部21aを導入通路1
3aに連結するようにして固定する。
【0017】鉗子1を実際に使用する前の段階で、処置
具挿通路の長さに応じて、検出駒20の密着コイル4に
おける軸線方向の位置を調整する。実際には、内視鏡1
0を体腔内に挿入する前の段階で、鉗子1を処置具挿通
路に挿通させて、作動部2を最大長さまで突出する位置
に送り込む。この状態で、検出駒20を螺回して、この
検出駒20のフランジ部20dが、処置具導入部13に
装着したガイド筒21のフランジ部21dに当接する位
置まで変位させて、その位置に保持する。
【0018】内視鏡10の挿入部12を体腔内に挿入
し、挿入部12を所定の観察対象部に向けて観察窓から
得られる体腔内の映像に基づいて、体腔内の検査・診断
が行われる。この間において、鉗子1を用いて細胞の採
取や臓器の把持等を行う必要がある場合には、鉗子1を
処置具導入部13に装着したガイド筒21内に挿入す
る。鉗子1の作動部2は処置具導入部13から処置具導
出部14に至る。
【0019】内視鏡10の観察部の視野は鉗子1が導出
される方向に向いているので、作動部2が処置具導出部
14に至ったことは、内視鏡10の観察部では確認でき
ない。しかしながら、術者は手元において、処置具導入
部13を目視することによりその位置の確認を行える。
即ち、検出駒20の太径部20cから筒状部20aの先
端までの軸線方向の長さは鉗子1の処置具導出部14か
らの突出長さと一致しているので、図3に示したよう
に、処置具導入部13に装着したガイド筒21の端部に
検出駒20の筒状部20の先端部が到達すると、鉗子1
の先端部が処置具導出部14の端部に至ったことを確認
できる。従って、鉗子1を処置具挿通路内に挿入してい
る間に、その作動部2が突然処置具導出部14から突出
するということがなくなる。従って、鉗子1の作動部2
が処置具導出部14から突出する寸前の状態で、内視鏡
10の観察部で得られる映像に基づいて、体腔内壁が挿
入部12の先端に異常に接近していないかの確認を行え
ば、鉗子1の作動部2が不意に処置具導出部14から突
出して体腔内壁を傷付ける等のおそれはない。
【0020】前述した検出駒20の筒状部20の端部が
ガイド筒21の端部と一致する作動部2の処置具導出部
14に臨む位置から、さらに鉗子1を押し込むと、図4
のように、この検出駒20のテーパ部20bがガイド筒
21に形成したテーパ孔部21bに当接するか、または
フランジ部20dがフランジ部21dに当接して、それ
以上送り出せなくなる。この位置が最大突出位置であ
り、鉗子1はこの最大突出位置までのストロークで出し
入れ操作が行われる。従って、処置具1をこのストロー
ク範囲で適宜動かしながら、操作部6を操作して、作動
部2における把持部2a,2bを開閉させることによ
り、処置を行うべき体内組織や臓器等を把持したり、切
除したりすることができる。このように、鉗子1の作動
部2の突出長さが検出駒20のガイド筒21への当接に
より規制されることから、この鉗子1の作動部2が必要
以上突出することがなくなるので、鉗子1の操作の安全
性を図ることができ、その操作性が向上する。
【0021】処置具挿通路の長さ寸法が異なる内視鏡に
鉗子1を用いる場合には、前述と同様にして、内視鏡の
処置具導入部に鉗子1を挿入して、その作動部が最大突
出長さまで処置具導出部から突出させた状態で、検出駒
20を螺回させることにより、密着コイル4の軸線方向
に変位させて、フランジ部20dをガイド筒21のフラ
ンジ部21dと当接させる位置に配置する。また、内視
鏡の種類によっては、最大突出長さが変わってくること
がある。この場合には、検出駒20の筒状部20の端部
がガイド筒21の端部と一致する位置は、作動部2の処
置具導出部14に臨む位置ではなく、筒状部20aがガ
イド筒21にある程度入り込んだ時に作動部2が処置具
導出部14に臨む位置となる。従って、筒状部20aの
外面に目盛りやマーク等の表示を設けておけば、この表
示に基づいて処置具の先端が処置具導出部に臨んだこと
を検出できる。
【0022】次に、図5乃至図7に第2のタイプの検出
手段の構成を示す。このタイプの検出手段にあっても、
検出駒30とガイド筒31が用いられる。ただし、検出
駒30は所定の外径を有し、中心部に軸線方向に貫通す
るねじ孔30aを有し、中間部がくびれた円形ブロック
状の部材である。このねじ孔30aはコントロールケー
ブル3の外套管を構成する密着コイル4と同じピッチを
持ったものであり、これによって検出駒30は螺回する
ことにより、軸線方向に位置調整できる。この点は第1
のタイプの検出手段と実質的に変わるものではない。ま
た、ガイド筒31は、処置具導入部13の導入通路13
aに連結される連結部31aとテーパ孔部31bと、大
径部31cとを有し、大径部31cは検出駒30を挿嵌
させる孔径となっており、テーパ孔部31bは検出駒3
0が通過できない大きさであり、従ってテーパ孔部31
bがストッパ部を構成する。そして、ガイド筒31にお
ける大径部31cの軸線方向の長さは、鉗子1の処置具
導出部14からの突出長さと実質的に同じ寸法に形成さ
れている。
【0023】以上のように構成することによって、第1
のタイプの検出手段と同様、予め鉗子1を内視鏡10の
処置具導入部13から処置具挿通路内に挿入した状態
で、検出駒30を螺回させて、検出駒30の位置調整を
行うことにより、術者の手元側で鉗子1の処置具導入部
13に臨む位置と、鉗子1を最大長さ突出させた位置と
を検出でき、しかも最大突出長さ以上突出するのを規制
できる。
【0024】ここで、鉗子1の最大突出長さの状態で
は、検出駒30はガイド筒31内に完全に入り込んでし
まうから、検出駒30は鉗子1の作動部2を処置具導出
部14に臨ませた位置において、検出駒30がガイド筒
31の端部に臨む位置となるように位置調整を行う。ガ
イド筒31の長さは、作動部2が処置具導出部14に臨
む位置から最大突出長さ位置までの距離とほぼ同じであ
るから、検出駒30の位置調整を以上のようにして行え
ば、検出駒30がガイド筒31におけるテーパ孔部31
bで規制される位置まで挿入された状態では、鉗子1の
作動部2が最大突出長さ状態になる。
【0025】以上のように、2つのタイプの検出手段を
例示したが、鉗子のコントロールケーブル等のように、
外套管が密着コイルで形成されており、これによって外
面形状があたかもおねじの形状となっている処置具にあ
っては、このおねじ形状の部位に螺合する検出駒を装着
して、この検出駒の螺回により密着コイルの軸線方向の
位置調整を行い、この検出駒の位置を検出することによ
り、内視鏡の観察部の映像で確認しなくとも、手元にお
いて、検出駒の位置を目視するだけで、処置具の先端に
おける作動部の位置を明確に認識できる。従って、内視
鏡の種類等によって、処置具挿通路の長さが一様でない
ために、処置具におけるコントロールケーブルの長さ
を、処置具挿通路の長さよりかなり長くして、処置具挿
通路内に挿入する長さを調整しながら行われる処置具の
操作性が著しく向上する。しかも、最大突出長さに達す
ると、検出駒とガイド筒との間でストッパ機能を発揮し
て、処置具をそれ以上突出できなくなるので安全性の観
点からも有利である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、処置具
における密着コイルに、そのコイルピッチとほぼ一致す
るめねじ部を形成して、螺回により密着コイルの軸線方
向に位置調整可能な検出手段を設けて、処置具導出部か
らの処置具の作動部の最大突出長さを処置具導入部側で
検出可能としているので、処置具の挿入部の先端からの
突出長さを確実に適正な範囲に規制でき、しかも内視鏡
の種類等に応じて処置具挿通路の長さが変化しても、こ
の処置具挿通路の長さに応じて、検出手段の位置調整を
容易に行える等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す処置具と内視鏡と
の外観図である。
【図2】第1のタイプの検出手段を、処置具導入部と共
に示す断面図である。
【図3】処置具を処置具導出部に臨む位置まで挿入させ
た状態での検出手段を、処置具導入部と共に示す断面図
である。
【図4】処置具の最大突出長さ状態での検出手段を、処
置具導入部と共に示す断面図である。
【図5】第2のタイプの検出手段を、処置具導入部と共
に示す断面図である。
【図6】処置具を処置具導出部に臨む位置まで挿入させ
た状態での検出手段を、処置具導入部と共に示す断面図
である。
【図7】処置具の最大突出長さ状態での検出手段を、処
置具導入部と共に示す断面図である。
【図8】処置具の一例としての鉗子を、一部を破断にし
て示す外観図である。
【符号の説明】
1 鉗子 2 作動部 3 コントロールケーブル 4 密着コイル 10 内視鏡 11 本体操作部 12 挿入部 13 処置具導入部 14 処置具導出部 15 検出手段 20,30 検出駒 20d フランジ部 21,31 ガイド筒 21b,31b テーパ孔部 21c,31c 大径部 21d フランジ部 22 通路 22a 挿通部 22b めねじ部 30a ねじ孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 嘉之 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に作動部を設け、この作動部から所
    定の長さ分にわたって密着コイルを延在させてなり、内
    視鏡の処置具挿通路に挿通される処置具において、前記
    作動部の処置具導出部からの最大突出長さを処置具導入
    部側で検出可能とするために、前記密着コイルのコイル
    ピッチとほぼ一致するめねじ部が形成されて、この密着
    コイルに軸線方向に位置調整可能に螺合させた検出部材
    からなる検出手段を備える構成としたことを特徴とする
    内視鏡用処置具。
  2. 【請求項2】 前記処置具挿通路における処置具導入部
    にはガイド筒を着脱可能に装着し、このガイド筒には、
    処置具導出部からの最大突出長さ位置で前記検出部材と
    当接するストッパ部を設け、また検出部材の先端がガイ
    ド筒に臨む位置が前記作動部の前記導出部に臨む位置に
    対応するように、検出部材またはガイド筒の軸線方向の
    長さを設定する構成としたことを特徴とする請求項1記
    載の内視鏡用処置具。
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