JPH04111301U - 内視鏡 - Google Patents
内視鏡Info
- Publication number
- JPH04111301U JPH04111301U JP728091U JP728091U JPH04111301U JP H04111301 U JPH04111301 U JP H04111301U JP 728091 U JP728091 U JP 728091U JP 728091 U JP728091 U JP 728091U JP H04111301 U JPH04111301 U JP H04111301U
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Landscapes
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】この考案は、内視鏡の性能にとって阻害となら
ないで、挿入部の先端に固定される絶縁カバーの脱落を
防止できる内視鏡。 【構成】挿入部の先端に設ける絶縁カバー18に絶縁カ
バー18の外周面に環状溝18aを形成し、この環状溝
18aに連通し絶縁カバー18の後端側に開放した連絡
溝18bを形成し、挿入部の外被チューブ17を湾曲こ
まに締付固定する糸状のテグス19を連絡溝18bを通
して環状溝18aに通したもの。
ないで、挿入部の先端に固定される絶縁カバーの脱落を
防止できる内視鏡。 【構成】挿入部の先端に設ける絶縁カバー18に絶縁カ
バー18の外周面に環状溝18aを形成し、この環状溝
18aに連通し絶縁カバー18の後端側に開放した連絡
溝18bを形成し、挿入部の外被チューブ17を湾曲こ
まに締付固定する糸状のテグス19を連絡溝18bを通
して環状溝18aに通したもの。
Description
【0002】
この考案は、挿入部の先端に絶縁カバーを有する内視鏡に関する。
【0003】
一般に内視鏡は操作部と体腔内に挿入される挿入部から構成され、体腔内の組
織等を観察する観察窓、体腔内を照明する照明窓、鉗子等の処置具を体腔内に挿
入するための鉗子チャンネル等を設けた先端部材が、挿入部の先端に設けられて
いる。
【0004】
ところで、このような先端部材が金属で形成されていると、電気メス等の高周
波処置具を鉗子チャンネルを通して体腔内に挿入して処置を行うとき、高周波処
置具の電極に接触している体液に高周波処置具に使用されている高周波電流が漏
洩し、この体液を通じて漏洩した高周波電流が先端部材の露出箇所から操作部に
流れてしまう。このようなとき、操作部で操作している使用者がこの漏洩した高
周波電流で感電する虞がある。
【0005】
そこで、このような感電事故を防ぐために、先端部材の露出箇所を電気絶縁す
るための絶縁カバーが挿入部の先端に設けられていた。
【0006】
従来、絶縁カバーを挿入部の先端に固定保持する方法としては、例えば実開昭
56−144503号公報に示されるように、挿入部の先端に設けら送気送水ノ
ズルを利用して絶縁カバーを挿入部の先端に固定保持する方法や、あるいは、実
開昭63−40901号公報に示されるように、鉗子等を体腔内に挿入するため
に設けられた鉗子チャンネルの開口を形成する筒状の鉗子チャンネル接続部材に
、絶縁カバーを固定保持するフランジを設けるという方法がある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の実開昭56−144503号公報に示される方法は、送
気送水ノズルが細く小さいため、絶縁カバーに対する送気送水ノズルによる保持
力が弱く、絶縁カバーの脱落等の事故が発生する虞があった。
【0008】
また実開昭63−40901号公報に示される方法は、絶縁カバー上において
、フランジを設けるために必要な面積が取られてしまうため、挿入部の先端に設
けられる例えば体腔内の映像を取り込む観察窓、体腔内を照明する照明窓、鉗子
チャンネル等の内臓物の開口の面積が小さくなってしまう。このことは内視鏡の
性能にとって阻害要因となる。
【0009】
そこでこの考案は、内視鏡の性能にとって阻害とならないで、挿入部の先端に
固定される絶縁カバーの脱落を防止できる内視鏡を提供することを目的とする。
【0010】
この考案は、体腔内に挿入される挿入部の先端に絶縁カバーを有する内視鏡に
おいて、絶縁カバーの外周面に環状溝を形成すると共に、この環状溝に一端が連
通し他端が絶縁カバーの後端側に開放した連絡溝を形成し、これらの溝に挿入部
の外被チューブを締付固定する糸状部材を通したもの
【0011】
このような構成の本考案において、絶縁カバーは、糸状部材を環状溝および連
絡溝に通すことによって、糸状部材により外被チューブと接続されるので、絶縁
カバーの挿入部の先端からの脱落が防止される。
【0012】
また、環状溝は絶縁カバーの外周面に形成されているので、挿入部の先端に設
けられている例えば内視鏡の性能に関係した観察窓、照明窓、鉗子チャンネル等
に影響を与えないで済む。
【0013】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面を参照して説明する。
【0014】
図1は内視鏡の全体の外観図であり、この内視鏡は、観察または操作するため
の操作部1および体腔内に挿入される挿入部2から構成されている。
【0015】
操作部1には操作レバー1a,接眼レンズ1bおよび処置具口1a等が設けら
れ、挿入部2の先端部には操作部1の操作レバー1aの操作により湾曲する湾曲
部3が設けられている。
【0016】
湾曲部3の先端の断面図を図2に示す。11は金属材からなる円柱状の先端部
材であり、この先端部材11の内部には図3に示すように、観察窓12、2つの
照明窓13、処置具チャンネル14、送気送水孔15等を形成するための貫通孔
が複数形成されている。
【0017】
先端部材11の後端には、送気送水孔15、観察窓12、処置具チャンネル1
4および2つの照明窓13を形成するための貫通孔に、それぞれ送気送水管15
b、イメージガイド12b、処置具ガイド14aおよび2本のライトガイド(図
示せず)がそれぞれ嵌合アダプタを介して接続されている。
【0018】
なお、先端部材11の先端側において、観察窓12を形成するための貫通孔の
内部に観察光学系が設けられている。
【0019】
先端部材11の外周面には図7および図8に示す湾曲部3を構成する湾曲こま
16が嵌合して接続され、この湾曲こま16にさらに複数の湾曲こま16が後端
側に直列に接続されている。図7は2つの湾曲こま16が接続されている断面図
であり、図8は湾曲こま16の端面から見た正面図である。図7および図8に示
すように、湾曲こま16は節輪形状になっていて、操作ワイヤ20を通すための
ワイヤ受け16aは、湾曲こま16の側面の一部が内側に湾曲して枠形に形成さ
れたもので、1つの湾曲こま16の内側に2か所設けられている。このとき、こ
の2つのワイヤ受け16aの中心と湾曲こま16の中心軸とのなす角度が180
度よりできる限り小さくなるように、2つのワイヤ受け16aは配置されている
。
【0020】
操作レバー1aの操作により、2本の操作ワイヤ20のうち1本が後退し他の
一本が前進することにより、湾曲部3は操作ワイヤ20が後退した方向に湾曲す
るようになっている。
【0021】
先端部材11の外周面と嵌合して接続された湾曲こま16の外周面には、挿入
部2の外被チューブ17の先端部が外側から、糸状部材としてのテグス19によ
りその湾曲こま16に締付固定されている。
【0022】
絶縁カバー18は、その先端に観察窓12、2つの照明窓13、処置具チャン
ネル14、送気送水孔15に対応した貫通孔が形成され、その後端が外被チュー
ブ17の先端に密着するようになっている。さらに図4に示すように絶縁カバー
18の外周面には環状溝18aが形成されると共にこの環状溝18aに一端が連
通し、他端が絶縁カバー18の後端に開放した連絡溝18bが形成されている。
【0023】
先端部材11に接着固定された絶縁カバー18において、外被チューブ17を
湾曲こま16に締付固定したテグス19が、絶縁カバー18の連絡溝18bを通
して環状溝18aに通されている。このときの側面図を図5に示し、図5のA−
A断面を図6に示す。従って、絶縁カバー18はテグス19により外被チューブ
に接続されると共に、環状溝18aの挿入部の後端側の側面にテグス19が係止
されて絶縁カバー18は外被チューブ17の方に引っ張られる。
【0024】
なお、観察窓カバー12aは絶縁カバー18の観察窓12に対応して形成され
た貫通孔に嵌め込まれており、送気送水ノズル15aは絶縁カバー18の送気送
水孔15に対応して形成された貫通孔にその噴射口が観察窓カバー12aの表面
に向いて設置されている。
【0025】
このような構成の本実施例においては、絶縁カバー18はテグス19により外
被チューブ17と接続されると共に外被チューブ17の方に引っ張られているの
で固定保持力が大きく、脱落が防止できる。また環状溝18aが絶縁カバーの外
周面に形成されるので、挿入部先端に設けられている観察窓12、2つの照明窓
13、処置具チャンネル14、送気送水孔15に影響を与えることがない。従っ
て本実施例による絶縁カバーの脱落防止の処置による内視鏡の性能への阻害が生
じる虞はない。
【0026】
また、この実施例においては2つのワイヤ受け16aの操作ワイヤ20が通る
中心と湾曲こま16の中心軸とのなす角度が180度よりできる限り小さくした
湾曲こま16を使用したが、例えば2つのワイヤ受け31の中心と湾曲こま30
の中心軸のなす角が180度の湾曲こま30を図9および図10に示す。
【0027】
図9においては、送気送水管15b、イメージガイド12b,処置具ガイド1
4aおよび2本のライトガイド等の内臓物32を最大限に収納した場合であり、
湾曲こま30に設けられた2つのワイヤ受け31に内臓物32が挟まれて、内臓
物32が潰されて変形している。このような状態で湾曲部3を湾曲させると、湾
曲による圧迫がさらに加わって、内臓物に折れ等の損傷が発生する虞がある。
【0028】
図10はそのような損傷を防いだものであり、湾曲こま30の内部に2つのワ
イヤ受け31に潰されずに収納させるために、内臓物32のうちの全部または一
部の径を小さくしたものである。しかし、内臓物32のうち全部または一部の径
を小さくすることは、内視鏡の性能が落ちることにつながる可能性がある。
【0029】
ところで、実施例において使用した湾曲こま16は、2つワイヤ受け16aの
中心と湾曲こま16の中心軸とのなす角度を180度よりできる限り小さくした
ことにより、すなわち2つのワイヤ受け16aの位置を片側に寄せたことにより
、その反対側に広い空間を形成して、内臓物21を変形させることなくまた内臓
物21のうち全部または一部の径を小さくすることもなく図8のように収納する
ことができる。
【0030】
従って、このように2つのワイヤ受け31の中心と湾曲こま30の中心軸との
なす角度が180度のものに比べて、2つのワイヤ受け16aの中心と湾曲こま
16の中心軸とのなす角度が180度よりできる限り小さくしたこの実施例の湾
曲こま16を使用すると、内臓物を変形させることもなくまた内臓物の径を小さ
くすることなく湾曲部3が形成できるので、内視鏡の性能の向上を図ることがで
きる。
【0031】
以上詳述したようにこの考案によれば、内視鏡の性能にとって阻害とならない
で、挿入部の先端に固定される絶縁カバーの脱落を防止できる内視鏡を提供でき
る。
【図1】この考案の一実施例を示す外観図。
【図2】同実施例を示す挿入部先端の断面図。
【図3】同実施例を示す先端部材の正面図。
【図4】同実施例を示す絶縁カバーの斜視図。
【図5】同実施例を示すテグスによる絶縁カバーと外被
チューブの固定の図
チューブの固定の図
【図6】同実施例を示す図5のA−A断面図。
【図7】同実施例の湾曲こまどうしの接続の図。
【図8】同実施例を示す湾曲こまおよび内臓物の収納の
正面図。
正面図。
【図9】同実施例と比較する湾曲こまおよび内臓物の収
納の一例の正面図。
納の一例の正面図。
【図10】同実施例と比較する湾曲こまおよび内臓物の
収納の他の一例の正面図。
収納の他の一例の正面図。
1…操作部、2…挿入部、3…湾曲部、11…先端部
材、16…湾曲こま、17…外被チューブ、18…絶縁
カバー、18a…環状溝、18b…連絡溝、19…テグ
ス(糸状部材)。
材、16…湾曲こま、17…外被チューブ、18…絶縁
カバー、18a…環状溝、18b…連絡溝、19…テグ
ス(糸状部材)。
Claims (1)
- 【請求項1】 体腔内に挿入される挿入部の先端に絶縁
カバーを有する内視鏡において、前記絶縁カバーの外周
面に環状溝を形成すると共に、この環状溝に一端が連通
し他端が前記絶縁カバーの後端側に開放した連絡溝を形
成し、これらの溝に前記挿入部の外被チューブを締付固
定する糸状部材を通すことにより前記絶縁カバーの前記
挿入部からの脱落を防止したことを特徴とする内視鏡。 【0001】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP728091U JPH04111301U (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | 内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP728091U JPH04111301U (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | 内視鏡 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04111301U true JPH04111301U (ja) | 1992-09-28 |
Family
ID=31899111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP728091U Withdrawn JPH04111301U (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | 内視鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04111301U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08286127A (ja) * | 1995-04-11 | 1996-11-01 | Asahi Optical Co Ltd | 内視鏡の先端部 |
JP2010523212A (ja) * | 2007-03-30 | 2010-07-15 | ウィルソン−クック・メディカル・インコーポレーテッド | 内視鏡用固定システム |
-
1991
- 1991-01-25 JP JP728091U patent/JPH04111301U/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08286127A (ja) * | 1995-04-11 | 1996-11-01 | Asahi Optical Co Ltd | 内視鏡の先端部 |
JP2010523212A (ja) * | 2007-03-30 | 2010-07-15 | ウィルソン−クック・メディカル・インコーポレーテッド | 内視鏡用固定システム |
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JPH0415204Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950518 |