JPH09261896A - 電力復旧作業誘導装置 - Google Patents

電力復旧作業誘導装置

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JPH09261896A
JPH09261896A JP8096194A JP9619496A JPH09261896A JP H09261896 A JPH09261896 A JP H09261896A JP 8096194 A JP8096194 A JP 8096194A JP 9619496 A JP9619496 A JP 9619496A JP H09261896 A JPH09261896 A JP H09261896A
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restoration work
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utility pole
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JP8096194A
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Naoki Yamada
直紀 山田
Toshishige Tono
利栄 東野
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HOKURIKU KEIKI KOGYO KK
Togami Electric Mfg Co Ltd
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HOKURIKU KEIKI KOGYO KK
Togami Electric Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、配電自動化システムで監視される
配電線・電柱等に異常が発生した場合にこの異常箇所に
作業者を誘導する電力復旧作業誘導装置に関し、特に電
柱を基準として異常箇所を視覚的に表示して誘導する電
力復旧作業誘導装置に関し、作業者に作業目的地に直近
の電柱位置を住宅地図上で示すことにより、迅速且つ確
実に作業目的地への到着を可能とする電力復旧作業誘導
装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 配電線の各種の状態を配電自動化システ
ム1で監視して復旧作業を指示し、この監視している配
電線についての電柱の各種情報を電柱情報記憶部3に格
納し、この格納された各種情報に基づいて作業者が携帯
する地図表示部6の表示画面上に電柱が配設される地図
に重畳させて表示するようにしているので、作業者が移
動しようとする復旧作業の対象となる電柱の所在位置を
容易に認識できることとなり、目的とする復旧現場へ作
業者を迅速且つ確実に誘導できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配電自動化システ
ムで監視される配電線・電柱等に異常が発生した場合に
この異常箇所に作業者を誘導する電力復旧作業誘導装置
に関し、特に電柱を基準として異常箇所を視覚的に表示
して誘導する電力復旧作業誘導装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電力配電線を監視するシステム
としては配電自動化システムがあり、この配電自動化シ
ステムは配電部門における電力供給の信頼性及び安定度
を向上させると共に、電力供給の質を高度に維持してい
る。この配電自動化システムは、システムの監視センタ
等の指令室にグラフィックCRTが配設され、このグラ
フィックCRTの表示画面上に配電線、電柱等が配設さ
れる地域の地図とこの地域に配設される配電線路を重畳
させて表示する配電マッピング機能を有する構成であ
る。この配電マッピング機能に基づいて監視センタの監
視者がグラフィックCRTを確認しつつ無線連絡により
作業者に対して異常発生地点への移動を指示すると共
に、この異常箇所に対する復旧作業の内容の指示を行っ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術としての配電
自動化システムは、監視センタから監視者が無線連絡に
より作業者に異常箇所等の事故現場を指示するようにし
ていたので、事故現場への迅速且つ確実な移動がなされ
ず、作業者の事故現場への到着が遅れるという課題を有
していた。
【0004】また、電力会社によっては直接電力需要者
に接する営業所の数を近年徐々にではあるが減少させ、
また統廃合される傾向にあり、このため営業所の管轄地
域面積が拡大しつつある。このような管轄地域面積の拡
大化と共に、個人差による地理不案内や道路の通行規制
等も重なって、事故現場到着の所用時間が長くなりがち
である。このような事故現場到着の遅れがそのまま停電
復旧の遅れとなり、電力需要者に対するサービスを低下
させることとなっている。
【0005】そのため、作業者が各サービスカー等の作
業車に高圧単線図及び住宅地図帳を各々常備し、異常箇
所の事故現場へのルートを確認しつつ移動する方法がと
られていた。しかし、高圧単線図は地形図に配電線を重
ね書きしたもので住宅名が記載されておらず、住宅地図
帳には電柱の記載がないため、目的地の確認に手間取る
結果となり迅速な事故現場への移動が妨げられるという
課題を有する。
【0006】また、台風等の自然災害時に他営業所から
復旧支援を受ける場合には、全く地理不案内の作業者に
現地作業を依頼することとなり、異常箇所の事故現場ま
でのルートを理解させるまでに多大な時間を要すること
となり、円滑な復旧支援活動ができないとう課題を有す
る。本発明は上記課題を解決するためになされたもの
で、作業目的地に直近の電柱位置を住宅地図上で表示画
面に示すことにより、迅速且つ確実に作業目的地への到
着を可能とする電力復旧作業誘導装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電力復旧作
業誘導装置は、配電線の各種状態を監視し、異常箇所が
発生した場合に復旧作業を指示する配電自動化システム
と、前記配電自動化システムが監視する配電線について
の電柱に関する各種情報を格納する電柱情報記憶部と、
前記配電自動化システムにより指示された復旧作業を行
なう作業者が携帯し、当該復旧作業の対象となる電柱の
所定位置を前記電柱情報記憶部の各種情報に基づいて前
記電柱が配設される地域の地図に重畳させて表示画面上
に表示する地図表示部とを備えるものである。このよう
に本発明においては、配電線の各種の状態を配電自動化
システムで監視して復旧作業を指示し、この監視してい
る配電線についての電柱の各種情報を電柱情報記憶部に
格納し、この格納された各種情報に基づいて作業者が携
帯する地図表示部の表示画面上に電柱が配設される地域
の地図に重畳させて表示するようにしているので、作業
者が移動しようとする復旧作業の対象となる電柱の所在
位置を容易に認識できることとなり、目的とする復旧現
場へ作業者を迅速且つ確実に誘導できる。
【0008】また、本発明に係る電力復旧作業誘導装置
は必要に応じて、電柱情報記憶部が電柱により指示され
る高圧・低圧等の配電線の種類、当該電柱に配設される
開閉器、変圧器等の設備の有無及び種類についての各種
情報を格納するものである。このように本発明において
は、電柱に関する各種情報を配電線の種類、開閉器・変
圧器の有無等について電柱情報記憶部に格納するように
しているので、異常発生の原因及び内容を予め推測でき
ることとなり、復旧作業を円滑に実行できる。
【0009】また、本発明に係る電力復旧作業誘導装置
は必要に応じて、地図表示部が復旧作業の対象となる電
柱の所在位置と共に、当該電柱の種類により特定される
復旧作業の内容を表示するものである。このように本発
明においては、復旧作業の対象となる電柱の所定位置と
共に、復旧作業の内容を地図表示部に表示するようにし
ているので、復旧作業の現場に移動する作業者及び必要
な設備を予め特定できることとなり、復旧作業を的確且
つ迅速に処理できる。
【0010】また、本発明に係る電力復旧作業誘導装置
は必要に応じて、地図表示部が復旧作業を行なう者の現
在地から復旧作業の対象となる電柱までの移動経路を表
示するものである。このように本発明においては、復旧
作業を行なう作業者の現在地から復旧作業の現場までの
移動経路を地図表示部に表示するようにしているので、
目的とする復旧現場へより迅速且つ確実に誘導できる。
【0011】また、本発明に係る電力復旧作業誘導装置
は必要に応じて、復旧作業の対象となる複数の電柱へ復
旧作業を行なう複数の作業者が移動する場合に、当該作
業者が移動しようとする目的の電柱の所在位置を前記地
図表示部の表示画面上に第1の表示形態で表示し、当該
作業者が当該電柱の復旧作業が完了すると当該作業者の
表示操作により当該作業者及び他の作業者が携帯する全
ての地図表示部の表示画面に第2の表示形態で当該電柱
に関する復旧作業の完了を示す表示を行なうものであ
る。このように本発明においては、作業者が移動しよう
とする目的の電柱の所在位置を第1の表示携帯で表示
し、この電柱に関連する復旧作業をこの作業者が実行し
て終了した場合にこの作業者の表示操作によりこの作業
者及び他の作業者が携帯する総ての地図表示部の表示画
面にこの電柱の復旧完了を示す表示を行なうようにして
いるので、復旧現場への移動を円滑に行ない得ると共
に、復旧作業完了を確実に確認できることとなり、復旧
作業をより安全に且つ円滑に実行できる。
【0012】さらに、本発明に係る電力復旧作業誘導装
置は必要に応じて、平常時には予め巡回すべき場所及び
直近の電柱番号等を前記電柱情報記憶部に記憶させてお
き、当日の巡回順序に従って目的地を住宅地図上に重畳
させて前記地図表示部に表示すると共に、当該平常時の
表示中であっても前記配電自動化システムからの指示に
より緊急度の高い目的電柱位置とその周辺の住宅地図情
報表示を割込ませて前記地図表示部に表示するものであ
る。このように本発明においては、電柱情報記憶部に記
憶された電柱番号に基づいて平常時における予め計画し
た巡回順序の途中に緊急度の高い電柱を優先して地図表
示部に表示できることとなり、巡回作業を効率的に実行
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態に係
る電力復旧作業誘導装置を図1ないし図4に基づいて説
明する。この図1は本実施の形態に係る電力復旧作業誘
導装置のブロック構成図、図2は図1に記載の電力復旧
作業誘導装置の動作説明図、図3は図1に記載の電力復
旧作業誘導装置における動作フローチャート図、図4は
図1に記載の電力復旧作業誘導装置における表示部の表
示様態図を示す。
【0014】前記各図において本実施の形態に係る電力
復旧作業誘導装置は、営業所等の指令室に配設され、配
電線の各種状態を監視し、異常箇所が発生した場合に復
旧作業を指示する配電自動化システム1と、この配電自
動化システム1の指令室からの指令に基づいて復旧作業
を実行するサービスカー等の作業車100に搭載され、
この作業車100側のアンテナ21を介して前記配電自
動化システム1との間で信号の送受信を行なう無線通信
部2と、この作業車100に搭載され、前記配電自動化
システム1が監視する配電線についての電柱111、
…、11nに関する各種情報を格納する電柱情報記憶部
3と、前記作業車100に搭載され、作業車100の現
在位置及び進行方向を演算して現在地情報として出力す
るナビゲーションシステム4と、前記作業車100に搭
載され、前記無線通信部2を介して受信される配電自動
化システム1の指令データ、この指令データに基づいて
電柱情報記憶部3から読み出された電柱111、…、1
1nに関する各種情報及び前記ナビゲーションシステム
4からの現在地情報に基づいて作業車100の現在地と
復旧作業を行なう電柱111、…、11nの現場位置等
との表示に必要な演算を行なう表示制御部5と、前記作
業車100に搭載され、この表示制御部5の演算結果に
基づいて表示画面上に作業車100の現在位置及び復旧
作業を行なう電柱111、…、11nの現場位置を前記
電柱111、…、11nが配設される住宅地図に重畳さ
せて表示画面上に表示する地図表示部6とを備える構成
である。
【0015】また、前記作業車100内には、本装置を
起動させる起動スイッチ71と、自己の復旧作業が完了
した旨の表示を行なう作業完了スイッチ72と、全復旧
作業が総て完了したか否かを確認する確認スイッチ73
とからなる操作パネル7が配設される構成である。
【0016】次に、前記構成に基づく本実施の形態に係
る電力復旧作業誘導装置の事故復旧の作業動作について
説明する。まず、配電自動化システム1が管轄エリア内
における配電線等の事故を監視し(ステップ1)、この
事故が発生したか否かを判断する(ステップ2)。この
事故が発生したと判断された場合には、この事故の種類
及び事故現場位置を検知する(ステップ3)。例えば、
図2中に示すように配電自動化システム1が電柱112
及び114の間で地絡事故が発生したと検知したものと
する。この配電自動化システム1は、各作業車100に
復旧作業を指令すると共に、この作業車100に事故が
地絡事故である旨を発信する(ステップ4;以上、ステ
ップ1ないしステップ4が事故検出過程)。
【0017】前記配電自動化システム1の指令室から復
旧指令が作業車100の無線通信部2で受信されると、
この作業車100の運転者は操作パネル7の起動スイッ
チ71を投入して事故現場の指定された電柱112(又
は113、114)へ移動を開始する(ステップ5)。
この復旧指令により指定された電柱112(又は11
3、114)は、表示制御部5が電柱情報記憶部3から
この電柱112(又は113、114)に関連する各種
情報、例えば電柱番号、電柱の配設位置(道路の右側、
左側又は中央分離帯中か等)等を読みだす。
【0018】この作業車100の移動に際して、作業車
100の運転者はナビゲーションシステム4を起動させ
て自己の作業車100の現在位置を演算して検知させる
(ステップ6)。この作業車100の現在位置の表示
は、前記配電自動化システム1の管轄エリア内における
住宅地図中に前記指定された電柱112(又は113、
114)の各種情報と共に重畳した状態で地図表示部6
に表示される(ステップ7)。この地図表示部6の住宅
地図に重畳して表示される指定された電柱112(又は
113、114)の位置は赤色の点灯によって示され
る。このような表示は、作業車100が指定された電柱
112(又は113、114)へ到着するまで地図表示
部6に表示され、作業車100の現在位置が変化すれ
ば、前記表示制御部5の演算制御によりこの変化に伴っ
て順次地図表示部6上の表示位置を変化させて表示する
(ステップ8;以上、ステップ5ないしステップ8が作
業車移動過程)。
【0019】前記作業車100が事故現場の指定された
電柱112(又は113、114)に到着すると、復旧
作業を開始し(ステップ9)、復旧作業が完了したか否
かを判断する(ステップ10;以上、ステップ9及びス
テップ10が復旧作業過程)。各作業車100は自己の
復旧作業が完了すると操作パネル7の作業完了スイッチ
72を操作して自己の作業車100における地図表示部
6及び他の作業車100総ての各地図表示部6中に表示
された自己の復旧作業に係る電柱112(又は113、
114)の表示色を赤色から青色の点滅表示に変化させ
る(ステップ11)。このような各作業車100の各復
旧作業が完了して各作業完了スイッチ72を操作すると
全作業車100の復旧作業が完了したか否かが判断され
る(ステップ12)。
【0020】この全作業車100の復旧作業が総て完了
したものと予め設定された全作業車100中の指揮車に
おける操作パネル7の確認スイッチ73が操作される
と、復旧作業の対象となった電柱112、113、11
4の表示を点滅の赤色に変化してリセット状態とする
(ステップ13)。各種作業車100は再度自己の作業
が完了した旨の表示を行なわせるために、作業完了スイ
ッチ72を前記ステップ11と同様に操作して、又は前
記ステップ11の操作とは異なる操作、例えば2回の押
圧動作等により自己の作業車100における地図表示部
6及び他の作業車100総ての各地図表示部6中に表示
された自己の復旧作業に係る電柱112(又は113、
114)の表示色を赤色の点滅から青色の点灯へに変化
させる(ステツプ15)。前記復旧作業に係る電柱11
2、113、114が赤色から青色の点灯に変化したも
のと配電自動化システム1に指令室側が確認した場合に
は電源を投入して給電状態に復旧させることができる
(ステツプ16)。
【0021】なお、前記電柱情報記憶部3には電柱によ
り支持される高圧・低圧等の配電線の種類、当該電柱に
配設される開閉器、変圧器の有無及び種類についての各
種情報を格納することもできる。また、前記表示制御部
5は地図表示部6に対して復旧作業の対象となる電柱の
所在位置と共に、当該電柱の種類により特定される復旧
作業の内容を表示させることもできる。この復旧作業の
内容表示は、例えば、(1)事故区間の停電確認、
(2)事故区間の巡視点検、(3)故障箇所の発見、
(4)隣接子局ハンドルロック操作、(5)両区間ショ
ートアース取付、(6)故障発生柱昇柱、(7)事故処
理開始等である。さらに、これらの表示内容の詳細につ
いては地図表示部の操作部(図示を省略)を操作するこ
とにより、前記事故区間の巡視点検の具体例では電柱番
号001ア001は開閉器・アレスタ、001ア002
は碍子のみ、001ア003は高圧需要家引込み、・・
・001ア050は変圧器・カットアウト等の内容を表
形式又はリスト形式として表示することもできる。ま
た、この表示制御部5は地図表示部6に対して復旧作業
を行なう者の現在地から復旧作業の対象となる電柱まで
の移動経路を表示させることもできる。
【0022】また、平常時には予め巡回すべき場所及び
直近の電柱番号等を前記電柱情報記憶部3に記憶させて
おき、当日の巡回順序に従って目的地を住宅地図上に重
畳させて前記表示制御部5の制御に基づいて地図表示部
6に表示すると共に、当該平常時の表示中であっても緊
急度の高い目的電柱位置とその周辺の住宅地図情報表示
を割込ませて前記地図表示部6に表示することもでき
る。
【0023】また、前記無線通信部2、電柱情報記憶部
3、表示制御部5、地図表示部6及び操作パネル7を携
帯用のパーソナルコンピュータで構成し、このパーソナ
ルコンピュータとナビゲーションシステム4を接続して
構成することもできる。また、前記ナビゲーションシス
テム4も携帯用のパーソナルコンピュータに内蔵させて
構成することもできる。
【0024】また、図4の表示様態図は一実施例であ
り、配電線のライン表示を省略することもできる。ま
た、前記実施例においては作業車100に本装置を搭載
することとしたが、サービスカー、その他作業者自身が
本装置を携帯して事故現場へ移動する場合にも適用でき
る。また、前記実施例においては高圧架空配電線120
の地絡事故を具体例として説明したが、高圧又は低圧の
架空配電線の各種事故、高圧又は低圧の地中配電線の各
種事故の場合にも適用することができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明においては、配電線
の各種の状態を配電自動化システムで監視して復旧作業
を指示し、この監視している配電線についての電柱の各
種情報を電柱情報記憶部に格納し、この格納された各種
情報に基づいて作業者が携帯する地図表示部の表示画面
上に電柱が配設される地図に重畳させて表示するように
しているので、作業者が移動しようとする復旧作業の対
象となる電柱の所在位置を容易に認識できることとな
り、目的とする復旧現場へ作業者を迅速且つ確実に誘導
できるという効果を奏する。本発明においては、電柱に
関する各種情報を配電線の種類、開閉器・変圧器等の設
備の有無等について電柱情報記憶部に格納するようにし
ているので、異常発生の原因及び内容を予め推測できる
こととなり、復旧作業を円滑に実行できるという効果を
有する。本発明においては、復旧作業の対象となる電柱
の所定位置と共に、復旧作業の内容を地図表示部に表示
するようにしているので、復旧作業の現場に移動する作
業者及び必要な設備を予め特定できることとなり、復旧
作業を的確且つ迅速に処理できるという効果を有する。
本発明においては、復旧作業を行なう作業者の現在地か
ら復旧作業の現場までの移動経路を地図表示部に表示す
るようにしているので、目的とする自動化復旧現場へよ
り迅速且つ確実に誘導できるという効果を有する。本発
明においては、作業者が移動しようとする目的の電柱の
所在位置を第1の表示携帯で表示し、この電柱に関連す
る復旧作業をこの作業者が実行して終了した場合にこの
作業者の表示操作によりこの作業者及び他の作業者が携
帯する総ての地図表示部の表示画面にこの電柱の復旧完
了を示す表示を行なうようにしているので、復旧現場へ
の移動を円滑に行ない得ると共に、復旧作業完了を確実
に確認できることとなり、復旧作業をより安全に且つ円
滑に実行できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る電力復旧作業誘導
装置のブロック構成図である。
【図2】図1に記載の電力復旧作業誘導装置における動
作説明図である。
【図3】図1に記載の電力復旧作業誘導装置における動
作フローチャート図である。
【図4】図1に記載の電力復旧作業誘導装置における地
図表示部の表示様態図の一実施例である。
【符号の説明】
1 配電自動化システム 2 無線通信部 3 電柱情報記憶部 4 ナビゲーションシステム 5 表示制御部 6 地図表示部 7 操作パネル 21 アンテナ 71 起動スイッチ 72 作業完了スイッチ 73 確認スイッチ 100 作業車 112、113、114 電柱 120 高圧架空電線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配電線の各種状態を監視し、異常箇所が
    発生した場合に復旧作業を指示する配電自動化システム
    と、 前記配電自動化システムが監視する配電線についての電
    柱に関する各種情報を格納する電柱情報記憶部と、 前記配電自動化システムにより指示された復旧作業を行
    なう作業者が携帯し、当該復旧作業の対象となる電柱の
    所定位置を、前記電柱情報記憶部の各種情報に基づいて
    前記電柱が配設される地域の地図に重畳させて表示画面
    上に表示する地図表示部とを備えることを特徴とする電
    力復旧作業誘導装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の電力復旧作業誘導
    装置において、 前記電柱情報記憶部が電柱により支持される高圧・低圧
    等の配電線の種類、当該電柱に配設される開閉器、変圧
    器等の設備の有無及び種類についての各種情報を格納す
    ることを特徴とする電力復旧作業誘導装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は2に記載の電力復旧作
    業誘導装置において、 前記地図表示部が復旧作業の対象となる電柱の所在位置
    と共に、当該電柱の種類により特定される復旧作業の内
    容を表示することを特徴とする電力復旧作業誘導装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1ないし3のいずれかに記載
    の電力復旧作業誘導装置において、 前記地図表示部が復旧作業を行なう者の現在地から復旧
    作業の対象となる電柱までの移動経路を表示することを
    特徴とする電力復旧作業誘導装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1ないし4のいずれかに記載
    の電力復旧作業誘導装置において、 前記復旧作業の対象となる複数の電柱へ復旧作業を行な
    う複数の作業者が移動する場合に、当該作業者が移動し
    ようとする目的の電柱の所在位置を前記地図表示部の表
    示画面上に第1の表示形態で表示し、当該作業者が当該
    電柱の復旧作業が完了すると当該作業者の表示操作によ
    り当該作業者及び他の作業者が携帯する総ての地図表示
    部の表示画面に第2の表示形態で当該電柱に関する復旧
    作業の完了を示す表示を行なうことを特徴とする電力業
    務用地図表示装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項1ないし5のいずれかに記載
    の電力復旧作業誘導装置において、 平常時には予め巡回すべき場所及び直近の電柱番号等を
    前記電柱情報記憶部に記憶させておき、当日の巡回順序
    に従って目的地を住宅地図上に重畳させて前記地図表示
    部に表示すると共に、当該平常時の表示中であっても前
    記配電自動化システムの指示により緊急度の高い目的電
    柱位置とその周辺の住宅地図情報表示を割込ませて前記
    地図表示部に表示することを特徴とする電力復旧作業誘
    導装置。
JP8096194A 1996-03-25 1996-03-25 電力復旧作業誘導装置 Pending JPH09261896A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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