JPH0953947A - 配電線施設のためのカーナビゲーション装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 目的地点の配電線施設を道路地図上に表示し
て、走行の経路を速やかに決定し、目的地点の配電線施
設まで短時間に到達できる配電線施設のためのカーナビ
ゲーション装置を提供する。 【解決手段】 地図情報記憶装置１３に道路地図の情報
を記憶させる。施設情報記憶装置１４に配電線施設の情
報を座標系とともに記憶させる。情報処理装置１１は入
力装置１２または事故地点検出装置１８から目的地点が
指示されたときに、両記憶装置１３，１４から道路地図
情報及び目的地点の施設情報を読み出して、それらの情
報を現在地点からの経路とともに表示装置１６に表示さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】 この発明は、走行車両に搭
載して、現在地点から配電線施設における目的地点まで
の経路を探索して表示するようにした配電線施設のため
のカーナビゲーション装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】 従来、配電線施設において、系統に事
故等が発生した場合には、点検員や作業員がその施設地
点に急行して、故障施設を速やかに復旧する必要があっ
た。この場合、点検員や作業員は故障施設の連絡を受け
ると、車両にて目的地点へ直ちに出発し、その車両の走
行中に施設地図を参照しながら、故障施設としての電柱
等を発見するようにしていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】 ところが、配電線の
電柱は広範囲に亘って多数設置されており、しかも、特
に市街地では交通が錯綜しているとともに、目的地点に
至る経路も複雑である。このため、前述した従来方法の
ように、施設地図を携帯していても、故障施設を発見す
るまでに長時間を要するという問題があった。

【０００４】また、近年では車両の走行中に、電子地図
を利用して目的地点までの経路を標定するようにしたカ
ーナビゲーション装置も開発されている。しかしなが
ら、前記のような配電線施設においては、目的地点の故
障施設が多数存在する電柱施設のうちの個々の電柱施設
となる場合が多いため、従来のカーナビゲーション装置
では、それらの電柱施設へ短時間に到達することが困難
であった。

【０００５】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、目的地点の配電線施設を道路地図上に表
示して、走行の経路を速やかに決定することができ、目
的地点の配電線施設まで短時間に到達することができる
配電線施設のためのカーナビゲーション装置を提供する
ことにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために、請求項１に記載の配電線施設のためのカーナビ
ゲーション装置では、道路地図の情報を記憶する地図情
報記憶装置と、配電線施設の情報を座標系とともに記憶
する施設情報記憶装置と、それらの記憶装置に記憶され
た情報を表示する表示装置と、目的地点を指示する入力
手段と、その入力手段から目的地点が指示されたとき
に、両記憶装置から道路地図情報及び目的地点の施設情
報を読み出して、それらの情報を現在地点からの経路と
ともに表示装置に表示させる情報処理装置とを備えたも
のである。

【０００７】請求項２に記載の発明では、請求項１に記
載のカーナビゲーション装置において、前記入力手段は
事故地点の検出装置から構成したものである。請求項３
に記載の発明では、請求項１に記載のカーナビゲーショ
ン装置において、前記施設情報記憶手段には配電線施設
に関連した停電区間が記憶され、表示装置には目的地点
の施設に関連した停電区間を選択的に表示するようにし
たものである。

【０００８】請求項４に記載の配電線施設のためのカー
ナビゲーション装置では、特定の配電線施設を記入した
道路地図の情報を記憶する地図情報記憶装置と、その地
図情報記憶装置に記憶された情報を表示する表示装置
と、目的地点を指示する入力手段と、その入力手段から
目的地点が指示されたときに、地図情報記憶装置から道
路地図情報及び目的地点の施設情報を読み出して、その
情報を現在地点からの経路とともに表示装置に表示させ
る情報処理装置とを備えたものである。

【０００９】従って、請求項１に記載のカーナビゲーシ
ョン装置においては、入力手段から目的地点が指示され
ると、情報処理装置により地図情報憶装置から道路地図
情報が読み出されるとともに、施設情報記憶装置から目
的地点の施設情報が読み出される。そして、情報処理装
置によって、これらの情報が現在地点からの経路ととも
に表示装置に表示される。このため、広範囲にわたる配
電線施設中から目的地点の施設を速やかに発見して、そ
の目的地点の施設へ短時間に到達することができる。

【００１０】また、請求項２に記載のカーナビゲーショ
ン装置においては、配電線施設に事故が発生すると、事
故地点の検出装置により事故の発生地点が検出されて、
その検出装置から情報処理装置に検出信号が入力され
る。このため、情報処理装置に対して目的地点を迅速か
つ確実に指示することができる。

【００１１】さらに、請求項３に記載のカーナビゲーシ
ョン装置においては、点検員や作業員が目的地点に到達
した後、入力手段により停電区間の表示を指示すると、
目的地点の施設に関連した停電区間が表示装置に表示さ
れる。このため、停電区間を迅速かつ正確に確認するこ
とができて、故障施設の復旧作業を支障なく、円滑に遂
行することができる。

【００１２】しかも、請求項４に記載のカーナビゲーシ
ョン装置においては、入力手段から目的地点が指示され
ると、情報処理装置により地図情報憶装置から、特定の
配電線施設を記入した道路地図情報が読み出される。そ
して、情報処理装置によって、この情報が現在地点から
の経路とともに表示装置に表示される。このため、多数
の配電線施設中から機能別等で選択した特定の施設のみ
を道路地図上に記入して、表示装置に表示することがで
き、地図情報が過密になって目的地点の表示が不明瞭に
なるおそれもなく、走行の経路を速やかに発見すること
ができる。

【００１３】

【発明の実施の形態】 以下、この発明の第１実施形態
を、図１〜図５に基づいて説明する。図１に示すよう
に、このカーナビゲーション装置は、情報処理装置１１
と、目的地点等を指示する入力手段としての入力装置１
２と、道路地図の情報を記憶する地図情報記憶装置１３
と、配電線施設の情報を記憶する施設情報記憶装置１４
とを備えている。さらに、カーナビゲーション装置は、
情報処理装置１１により制御されて目的地点までの走行
の経路を決定する経路探索装置１５と、地図情報、現在
地点、目的地点の施設情報及び走行の経路を表示するデ
ィスプレイ等の表示装置１６とを備えている。

【００１４】前記地図情報記憶装置１３は、一般に使用
されているＣＤ−ＲＯＭ等の媒体による電子地図からな
り、地図情報及び関連情報を含んでいる。そして、図２
に示すように、車両の走行地域の地図情報が、この地図
情報記憶装置１３から読み出されて表示装置１６に表示
されるとともに、走行車両の現在地点Ｓと進行方向が進
行マーク１７にて表示される。

【００１５】前記施設情報記憶装置１４には、図３に示
すように、丸印で表示した配電線施設としての電柱群Ｐ
１，Ｐ２と、実線で表示した電線Ｗ１による配電線系統
図とが、座標系とともに地図用の系統図として記憶され
ている。なお、図３には図２の地図情報記憶装置１３か
らの走行地域の地図情報に対応して、その地域内の全施
設が示されている。

【００１６】また、関連情報として、各電線Ｗ１には系
統名が記入され、各電柱群Ｐ１，Ｐ２には個々に識別番
号が記入されている。さらに、各電柱群Ｐ１，Ｐ２の系
統中で、変圧器や線路開閉器等が設置された電柱につい
ては、丸印を黒抜きにして表示され、それらの変圧器や
線路開閉器等に対しても、各別に識別番号が記入されて
いる。しかも、各電柱群Ｐ１，Ｐ２の系統中で、線路開
閉器の開放時に停電となる停電区間の情報がそれぞれ記
憶されている。

【００１７】さらに、この実施形態のカーナビゲーショ
ン装置は、図１に示すように、前記入力装置１２のほか
に、入力手段としての事故地点検出装置１８を備えてお
り、この事故地点検出装置１８を情報処理装置１１に選
択的に接続して使用できるようになっている。この事故
地点検出装置１８としては、変流器（ＣＴ）や温度上昇
に伴って抵抗値が大きくなるＰＴＣ素子を用いる方法な
どがある。

【００１８】すなわち、電力線の電源側に遮断機を接続
し、その遮断機と負荷側との間の電力線に複数の開閉器
を接続し、それらの開閉器にＣＴやＰＴＣ素子を接続す
る。そして、事故後に電源側から遮断機や複数の開閉器
を順に投入すると、電力線に過電流が流れ、遮断機と開
閉器が開放される。この動作により、電源から最も遠い
開閉器の先に事故地点があることを検出することができ
る。

【００１９】また、別の方法として、前記複数の開閉器
にＰＴＣ素子と、電流値または温度を検出するセンサと
を備え、センサによる各開閉器間の検出値の差に基づい
て事故地点を検出する方法がある。

【００２０】そして、配電線施設に事故が発生した場合
には、この事故地点検出装置１８により事故の発生地点
が検出されて、その事故地点の検出信号が目的地点の指
示信号として、情報処理装置１１に直接入力される。

【００２１】次に、前記のように構成された配電線施設
のためのカーナビゲーション装置について動作を説明す
る。さて、このカーナビゲーション装置の稼働中には、
図２に示すように、情報処理装置１１により、地図情報
憶装置１３から車両の走行地域の道路地図情報が読み出
される。そして、表示装置１６にその地図情報と、走行
車両の現在地点Ｓ及び進行方向を示す進行マーク１７と
が表示される。

【００２２】このカーナビゲーション装置の稼働状態に
おいて、例えば目的地点が表示地域内の電柱群Ｐ２の電
柱Ｐ２−ａ〜Ｐ２−ｅのいずれかである場合には、入力
装置１２から情報処理装置１１に、それらの電柱Ｐ２−
ａ〜Ｐ２−ｅの識別番号を入力する。すると、情報処理
装置１１により、目的地点の施設情報が施設情報記憶装
置１４から読み出されて、地図情報記憶装置１３からの
地図情報とともに処理され、図４に示すように、その地
図情報及び目的地点の施設情報が表示装置１６に表示さ
れる。

【００２３】それとともに、情報処理装置１１により経
路探索装置１５が制御されて、現在地点から目的地点ま
での走行経路が決定され、図４に示すように、その走行
経路が経路マーク１９にて表示装置１６の地図上に表示
される。

【００２４】すなわち、このカーナビゲーション装置で
は、施設情報記憶装置１４が地図情報記憶装置１３とは
別体のメモリで構成され、目的地点の指示に従って、目
的地点と経路マーク１９とを表示装置１６の地図上に表
示するようになっている。このため、電柱群Ｐ１，Ｐ２
のように短い距離間隔で多数の電柱が密集的に設置され
ている施設であっても、誤認を招くことなく目的地点の
施設を簡単に発見することができる。

【００２５】また、このカーナビゲーション装置におい
て、事故地点検出装置１８を情報処理装置１１に接続し
て使用した場合には、配電線施設に事故が発生すると、
事故地点検出装置１８により事故の発生地点が検出され
て、その検出装置１８から情報処理装置１１に検出信号
が入力される。すると、前記入力装置１２から目的地点
が指示された場合と同様に動作して、表示装置１６に地
図情報、目的地点の施設情報及び経路マーク１９が表示
される。

【００２６】さらに、このカーナビゲーション装置にお
いて、点検員や作業員が目的地点に到達した後、入力装
置１２により停電区間の表示を指示すると、情報処理装
置１１により施設情報記憶装置１４から、目的地点の施
設に関連した停電区間の情報が読み出される。そして、
図５に示すように、その停電区間２０が目的地点の施設
Ｐ２−ａ〜Ｐ２−ｅとともに、表示装置１６の地図上に
表示される。

【００２７】以上のように、この第１実施形態において
は、次のような利点を有する。 (1) 広範囲にわたる配電線施設中から目的地点の施設を
速やかに発見して、その目的地点の施設へ短時間に到達
することができる。 (2) 事故地点検出装置１８を情報処理装置１１に接続し
て使用した場合、目的地点としての事故地点を入力装置
１２から入力する必要がなく、情報処理装置１１に対し
て目的地点を迅速かつ確実に指示することができる。 (3) 停電区間を迅速かつ正確に確認することができて、
故障施設の復旧作業を支障なく、円滑に遂行することが
できる。

【００２８】

【発明の他の実施の形態】 次に、この発明の第２実施
形態を、図６に基づいて説明する。さて、この実施形態
のカーナビゲーション装置においては、第１実施形態の
施設情報記憶装置１４を省略して、特定の配電線施設を
直接に記入した道路地図の情報が、地図情報記憶装置１
３に記憶されている。すなわち、図６に示すように、配
電線施設の内で、変圧器を設置した電柱Ｐｔｒ１，Ｐｔ
ｒ２、あるいは線路開閉器を設置した電柱Ｐｓｗ１，Ｐ
ｓｗ２のみが地図情報に記入されている。そして、配電
線系統内において変圧器による負荷系統、あるいは線路
開閉器による分割区間を目的地点として選択指示して、
運用できるようになっている。なお、この第２実施形態
の地図情報記憶装置１３は、道路地図を有するＣＤ−Ｒ
ＯＭ等に書き込んで使用する。

【００２９】このように、第２実施形態のカーナビゲー
ション装置においては、道路地図が配電線の施設データ
を一括に具備し、しかも、その施設データとして、多数
の配電線施設中から機能別に選択した少数の施設データ
のみを書き込むようにしている。

【００３０】従って、この第２実施形態では、次のよう
な利点を有する。 (4) 地図情報が過密になって目的地点の表示が不明瞭に
なるおそれもなく、走行の経路を速やかに発見すること
ができる。

【００３１】なお、この発明は、次のように変更して具
体化することも可能である。 （ａ）第１実施形態の施設情報記憶装置１４は地図用の
系統図で構成されているが、その作成にあたり予めカー
ナビゲーション装置を使用して、各電柱ごとに緯度及び
経度等の座標をＣＤ−ＲＯＭ等に書き込んで利用するこ
と。このようにすれば、施設情報記憶装置１４への書き
込みが簡単になる。 （ｂ）第１実施形態の施設情報記憶装置１４として、系
統図方式に代えて、個々の施設の登録番号リストを作成
する方式を採用すること。 （ｃ）第１実施形態及び第２実施形態において、図４に
示す表示装置１６の表示中で、進行マーク１７が交差点
に達して方向転換を必要とする際に、音声信号により、
進行方向等を指示するように構成すること。 （ｄ）点検員や作業員が目的地点に到達する前に、予め
入力装置１２により停電区間の表示を指示し、停電区間
２０を目的地点の施設Ｐ２−ａ〜Ｐ２−ｅとともに、表
示装置１６の地図上に表示しておくこと。この構成によ
れば、停電区間２０を予め確認して、目的地点がその停
電区間２０に入っていない場合に備えることができる。 （ｅ）第１実施形態または第２実施形態において、工事
中の区間に関する情報を記憶する工事区間情報記憶装置
を情報処理装置１１に接続すること。このようにすれ
ば、工事区間を避けて目的地点に速やかに到達すること
ができる。 （ｆ）第１実施形態において、停電区間２０を表示装置
１６の地図上に表示する場合、停電区間２０を例えば青
色、送電区間を例えば赤色で表示すること。

【００３２】また、前記実施形態より把握される技術的
思想について、以下に記載する。 （１）施設情報記憶装置には、電柱群と、電線による配
電線系統図とが、座標系とともに地図用の系統図として
記憶されている請求項１に記載の配電線施設のためのカ
ーナビゲーション装置。この構成によれば、配電線系統
図を地図情報とともに表示装置に表示することができ、
目的地点の施設情報を容易に知ることができる。 （２）事故地点の検出装置は、配電線施設に設けられた
複数の開閉器に電流値や温度の変化を検出する素子を備
え、過電流が流れたときそれを検出して事故地点を検出
するものである請求項２に記載の配電線施設のためのカ
ーナビゲーション装置。このように構成すれば、事故地
点が容易に検出され、目的地点としての事故地点を入力
装置から入力することなく、情報処理装置に対して目的
地点を迅速かつ確実に指示することができる。 （３）工事中の区間に関する情報を記憶する工事区間情
報記憶装置を備えた請求項１に記載の配電線施設のため
のカーナビゲーション装置。このように構成すれば、工
事区間を避けて目的地点の配電線施設まで速やかに到達
することができる。

【００３３】

【発明の効果】 この発明は、以上のように構成されて
いるため、次のような効果を奏する。請求項１に記載の
発明によれば、目的地点の配電線施設を道路地図上に表
示して、走行の経路を速やかに決定することができ、目
的地点の配電線施設まで短時間に到達することができ
る。

【００３４】請求項２に記載の発明によれば、配電線施
設に事故が発生したときに、事故地点の検出装置からの
検出信号が情報処理装置に直接入力されて、目的地点を
迅速かつ確実に指示することができる。

【００３５】請求項３に記載の発明によれば、点検員や
作業員が目的地点に到達した後、目的地点の施設に関連
した停電区間を確認することができて、故障施設の復旧
作業を支障なく、円滑に遂行することができる。

【００３６】請求項４に記載の発明によれば、多数の配
電線施設中から機能別等で選択した特定の施設のみを道
路地図上に記入して、表示装置に表示することができ、
地図情報が過密になって目的地点の表示が不明瞭になる
おそれもなく、走行の経路を速やかに発見することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この発明のナビゲーション装置の一実施形態
を示すブロック図。

【図２】 地図情報記憶装置に記憶された地図情報を例
示する図。

【図３】 施設情報記憶装置に記憶された施設情報を例
示する図。

【図４】 表示装置に目的地点までの経路を表示した状
態を示す図。

【図５】 表示装置に停電区間を表示した状態を示す
図。

【図６】 地図情報記憶装置に記憶された地図情報の別
の形態を示す図。

【符号の説明】

１１…情報処理装置、１２…入力手段としての入力装
置、１３…地図情報記憶装置、１４…施設情報記憶装
置、１５…経路探索装置、１６…表示装置、１７…進行
マーク、１８…入力手段としての事故地点検出装置、１
９…経路マーク、２０…停電区間。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 道路地図の情報を記憶する地図情報記憶
   装置と、配電線施設の情報を座標系とともに記憶する施
   設情報記憶装置と、それらの記憶装置に記憶された情報
   を表示する表示装置と、目的地点を指示する入力手段
   と、その入力手段から目的地点が指示されたときに、両
   記憶装置から道路地図情報及び目的地点の施設情報を読
   み出して、それらの情報を現在地点からの経路とともに
   表示装置に表示させる情報処理装置とを備えた配電線施
   設のためのカーナビゲーション装置。
2. 【請求項２】 前記入力手段は事故地点の検出装置であ
   る請求項１に記載の配電線施設のためのカーナビゲーシ
   ョン装置。
3. 【請求項３】 前記施設情報記憶手段には配電線施設に
   関連した停電区間が記憶され、表示装置には目的地点の
   施設に関連した停電区間を選択的に表示するようにした
   請求項１に記載の配電線施設のためのカーナビゲーショ
   ン装置。
4. 【請求項４】 特定の配電線施設を記入した道路地図の
   情報を記憶する地図情報記憶装置と、その地図情報記憶
   装置に記憶された情報を表示する表示装置と、目的地点
   を指示する入力手段と、その入力手段から目的地点が指
   示されたときに、地図情報記憶装置から道路地図情報及
   び目的地点の施設情報を読み出して、その情報を現在地
   点からの経路とともに表示装置に表示させる情報処理装
   置とを備えた配電線施設のためのカーナビゲーション装
   置。