JPH09261879A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH09261879A
JPH09261879A JP8061170A JP6117096A JPH09261879A JP H09261879 A JPH09261879 A JP H09261879A JP 8061170 A JP8061170 A JP 8061170A JP 6117096 A JP6117096 A JP 6117096A JP H09261879 A JPH09261879 A JP H09261879A
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JP
Japan
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power
storage battery
compressor
charging
time zone
Prior art date
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Application number
JP8061170A
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English (en)
Inventor
Teruya Tanaka
照也 田中
Takayasu Narita
隆保 成田
Koichi Kitagawa
晃一 北川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、電力料金を低減し、食品冷却用断
熱箱体の内容積を大きくし、重量物である蓄電池のメン
テナンスを容易にすることを目的とする。 【解決手段】 冷凍サイクルにおける冷却器1を内蔵し
た食品冷却用断熱箱体2を室内側に設置し、冷凍サイク
ルにおけるコンプレッサ3及び凝縮器4に加えて、蓄電
池5、深夜電力時間帯の電力を蓄電池5に充電する充電
装置7及び深夜電力時間帯以外の時間帯に蓄電池5の電
力をコンプレッサ3に供給する放電装置8を室外側に設
置したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、深夜電力利用の蓄
電池を備え且つスプリット型とした冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】深夜電力利用の蓄電池を備えた冷蔵庫と
しては、例えば特開昭64−75872号公報に開示さ
れたものがある。この冷蔵庫は、庫内に二次電池を設置
して、電力消費量の比較的少ない夜間に、その二次電池
に蓄電し、電力消費量の比較的多い昼間は二次電池から
の放電により冷蔵庫を運転することにより、昼夜間電力
負荷格差を是正して時間帯別電力料金制度に対応させる
ようにしている。
【0003】また、スプリット型の冷蔵庫が、例えば実
開昭55−28867号公報に開示されている。この冷
蔵庫は、コンプレッサ等を収納した機械室ユニットを室
外側に設置し、冷却器等を内蔵した断熱箱体を室内側に
設置し、冷却器には機械室ユニットへ接続される接続口
を有する冷媒管を設けるとともに断熱箱体の背壁面に所
定巾の凹所を形成し、この凹所内に冷媒管の貫通口を開
口せしめ、冷媒管の余剰部分あるいは梱包時の冷媒管を
凹所内に収納するようにして、配管構成を簡素にし、ま
た、梱包時の梱包容積を小さくするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
蓄電池を備えた冷蔵庫は、比較的重量物となる蓄電池を
庫内に設置しているため、そのメンテナンスに難儀が伴
い、また蓄電池の設置分だけ断熱箱体等の内容積を小さ
くせざるを得ず、近時の冷蔵庫の大型化に対応させるこ
とが困難である。また、上記のスプリット型の冷蔵庫
は、冷蔵庫本体となる断熱箱体の背壁面に所定巾の凹所
を形成しているため、その分、断熱箱体の内容積は小さ
くなることから、上記と同様に、近時の冷蔵庫の大型化
には対応させ得ず、さらには、この大型化とともに省電
力等については何等開示するところはない。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、第1に電力料金を低減することができるとともに冷
蔵庫本体である食品冷却用断熱箱体の内容積を大きくす
ることができて近時の冷蔵庫の大型化に適切に対応させ
ることができ、さらに重量物である蓄電池のメンテナン
スを容易にすることができ、第2に省電力を図ることが
でき、第3に蓄電池の効率を向上させることができ、第
4に充電装置における直流電源とインバータの直流電源
とを共用させることができて回路構成を容易にすること
ができ、第5に過大電流による蓄電池の破壊を防止し、
夜間過少電流での充電不足を防止することができる冷蔵
庫を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、冷凍サイクルにおける冷却
器を内蔵した食品冷却用断熱箱体を室内側に設置し、前
記冷凍サイクルにおけるコンプレッサ及び凝縮器に加え
て、蓄電池、深夜電力時間帯の電力を前記蓄電池に充電
する充電装置及び前記深夜電力時間帯以外の時間帯に前
記蓄電池の電力を前記コンプレッサに供給する放電装置
を室外側に設置してなることを要旨とする。この構成に
より、深夜電力で蓄電池に蓄電した電力が昼間のコンプ
レッサ作動用の電力として使用され、家庭内総電気代の
2割程度を占める冷蔵庫の電力料金を低減することが可
能となる。また重量物で容積の大きい蓄電池を室外側に
置くことで、冷蔵庫本体である食品冷却用断熱箱体の内
容積を大きくすることができるとともに蓄電池のメンテ
ナンス容易性が得られる。
【0007】請求項2記載の発明は、冷凍サイクルにお
ける冷却器を内蔵した食品冷却用断熱箱体及び前記冷凍
サイクルにおける凝縮器の一部を室内側に設置し、前記
冷凍サイクルにおけるコンプレッサ及び前記凝縮器の他
部に加えて、蓄電池、深夜電力時間帯の電力を前記蓄電
池に充電する充電装置及び前記深夜電力時間帯以外の時
間帯に前記蓄電池の電力を前記コンプレッサに供給する
放電装置を室外側に設置してなることを要旨とする。こ
の構成により、室内側に設けた凝縮器の一部を断熱箱体
の扉当接面近傍等に引き回して防露パイプとしての機能
を持たせることで、防露用のヒータを別に設けることが
不要となり省電力を図ることが可能となる。
【0008】請求項3記載の発明は、上記請求項1又は
2記載の冷蔵庫において、前記蓄電池の直流電力を交流
電力に変換して前記コンプレッサに供給するインバータ
を設けるとともに該インバータは前記室外側に設置して
なることを要旨とする。この構成により、深夜電力で蓄
電池に蓄電した直流電力が昼間インバータに与えられ、
交流電力に変換されてコンプレッサに供給され、コンプ
レッサが作動する。このとき、インバータでコンプレッ
サを低Hz運転して低電流放電をさせることで蓄電池の
効率を向上させることが可能となる。
【0009】請求項4記載の発明は、上記請求項3記載
の冷蔵庫において、前記充電装置には、前記深夜電力時
間帯の交流電力を直流電力に変換する整流回路を備えさ
せ、前記深夜電力時間帯には該整流回路からの直流電力
を前記蓄電池に蓄電し、前記深夜電力時間帯に前記コン
プレッサを稼動させるときは前記整流回路からの直流電
力を前記インバータで交流電力に変換して前記コンプレ
ッサに供給し、前記深夜電力時間帯以外の時間帯には前
記蓄電池の直流電力を前記インバータで交流電力に変換
して前記コンプレッサに供給するように構成してなるこ
とを要旨とする。この構成により、深夜電力時間帯の交
流電力を直流電力に変換する整流回路を、充電装置にお
ける直流電源とインバータの直流電源とに共用させるこ
とが可能となる。
【0010】請求項5記載の発明は、上記請求項1,2
又は3記載の冷蔵庫において、前記充電装置には充電用
スイッチング素子を備えさせ、前記放電装置には放電用
スイッチング素子を備えさせ、さらに前記蓄電池の充放
電回路には充放電電流を検出する電流検出手段を設け、
該電流検出手段の検出値に応じたパルス幅変調信号で前
記充電用スイッチング素子及び放電用スイッチング素子
を駆動することにより、充放電電流を一定値に制御する
ように構成してなることを要旨とする。この構成によ
り、過大電流による蓄電池の破壊を防止し、また過少電
流で夜間100%まで充電できないのを防ぐことが可能
となる。
【0011】請求項6記載の発明は、上記請求項1,2
又は3記載の冷蔵庫において、前記蓄電池の放電回路に
放電電流を検出する電流検出手段を設け、該電流検出手
段で検出した放電電流情報を前記室内側に報知するよう
に構成してなることを要旨とする。この構成により、昼
間蓄電池の放電電流が設定値以下になったときは、蓄電
池の蓄電容量の少ないことが検知できる。このとき、コ
ンプレッサの動作を極力少なくするように、また扉を開
いた場合には即座に閉めるように警告すること等が可能
となる。
【0012】請求項7記載の発明は、上記請求項3記載
の冷蔵庫において、前記蓄電池の放電回路に放電電流を
検出する電流検出手段を設け、該電流検出手段の検出値
に応じて前記インバータの能力を制御するように構成し
てなることを要旨とする。この構成により、蓄電池の放
電電流が設定値以下になったときは、インバータを低H
zで動作させて電池効率を最大にすることが可能とな
る。
【0013】請求項8記載の発明は、上記請求項1又は
2記載の冷蔵庫において、前記冷凍サイクルに冷媒を貯
溜するアキュムレータを設けるとともに該アキュムレー
タは前記室外側に設置してなることを要旨とする。この
構成により、コンプレッサと凝縮器を室外側に設置した
ことから、室外温度が低下する冬期には、これらの機器
の冷媒滞留量が増加し、室外温度が高い夏期には、これ
らの機器の冷媒滞留量の減少傾向が生じる。この冷媒滞
留量調整のための大容量のアキュムレータを室外側に設
置することで、冷蔵庫本体である食品冷却用断熱箱体の
内容積を一層大きくすることが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】図1は、本発明の第1の実施の形態を示す
図である。まず冷蔵庫の構成を説明すると、冷凍サイク
ルにおける冷却器1を内蔵した食品冷却用断熱箱体2が
室内側Aに設置されている。また上記冷凍サイクルにお
けるコンプレッサ3及び凝縮器4に加えて、蓄電池5、
深夜電力時間帯の商用電源6からの電力を蓄電池5に充
電する充電装置7、昼間の深夜電力時間帯以外の時間帯
に蓄電池5の電力をコンプレッサ3に供給する放電装置
8及びコンプレッサ3への給電を切り換える切換えスイ
ッチ9が室外側Bに設置されている。このように、本実
施の形態の冷蔵庫はスプリット型に構成されている。
【0016】次に、上述のように構成された冷蔵庫の作
用を説明する。夜間の深夜電力時間帯に商用電源6から
の電力が充電装置7を介して蓄電池5に蓄電される。昼
間の深夜電力時間帯以外の時間帯には、切換えスイッチ
9が放電装置8側に切り換えられ、蓄電池5に蓄電され
た電力が放電装置8を介してコンプレッサ3に供給され
て冷蔵庫が稼動する。一方、夜間の深夜電力時間帯にコ
ンプレッサ3を動作させる場合は、切換えスイッチ9が
商用電源6側に切り換えられて直接深夜電力が用いられ
る。これにより、蓄電池5の電力の消耗が避けられる。
切換えスイッチ9を経たコンプレッサ3作動用の電力
は、商用周波数に合わせた50/60Hz又はコンプレ
ッサ回転数を可変するため低Hz、高Hzでもよい。さ
らには直流化して与えてもよい。
【0017】上述したように、本実施の形態によれば、
深夜電力で蓄電池5に蓄電した電力を昼間のコンプレッ
サ3作動用の電力として使用することにより、家庭内総
電気代の2割程度を占める冷蔵庫の電力料金を低減する
ことができ、その経済的効果は極めて大きい。100k
g程度と重量物で容積の大きい蓄電池5を室外側Bに置
くことで、冷蔵庫本体である食品冷却用断熱箱体2の内
容積を大きくすることができ、また蓄電池5のメンテナ
ンスが容易となる。
【0018】図2及び図3には、本発明の第2の実施の
形態を示す。本実施の形態は、図2の冷凍サイクルに示
すように、凝縮器の一部4aを室内側Aに設置し、凝縮
器の他部4bは室外側に設置したものである。10はキ
ャピラリチューブであり、室内側Aに設置されている。
図3に示すように、室内側Aに設置した一部の凝縮器4
aは、断熱箱体2の扉当接面近傍に引き回して防露パイ
プとしての機能を持たせている。なお、図3では、断熱
箱体2は、冷蔵室2aと冷凍室2bで構成されている。
上述したように、本実施の形態によれば、室内側Aに設
けた凝縮器の一部4aを防露パイプとして機能させたた
め、防露用のヒータを別に設けることが不要となって省
電力を図ることができる。
【0019】図4には、本発明の第3の実施の形態を示
す。本実施の形態は、冷蔵庫をスプリット型に加えてイ
ンバータ式としたものである。商用電源6が、ダイオー
ドブリッジ11と平滑用コンデンサ12からなる整流回
路13に接続されている。整流回路13の正、負の両出
力端子は、トランジスタQ3 〜Q8 で構成されたインバ
ータ14に接続され、インバータ14の出力がコンプレ
ッサ3に供給されるようになっている。一方、PWM発
振器15、タイマ16からの信号で動作する充放電切換
回路17、この充放電切換回路17で作動が選択される
2つの駆動回路18a,18b及び充電用スイッチング
素子(トランジスタ)Q1 と放電用スイッチング素子Q
2 と2個のダイオードD1 ,D2 で構成された充放電回
路により、充電装置と放電装置が一体となった充放電装
置20が構成されている。充電用及び放電用のスイッチ
ング素子Q1 ,Q2 は各駆動回路18a,18bからの
駆動信号でON/OFF動作する。そして充電用及び放
電用のスイッチング素子Q1 ,Q2 等で構成されたこの
充放電回路の両端に、整流回路13の正、負の両出力端
子が接続されている。このように、整流回路13はイン
バータ14の直流電源としての機能とともに充放電装置
20の一部を構成する機能も併せ持っている。Lはリア
クタ、19は蓄電池5の充放電電流を検出する電流検出
手段としての電流トランスであり、電流トランス19の
検出信号はPWM発振器15及びインバータ14の能力
を制御する能力制御回路21に入力されている。
【0020】次に、本実施の形態の作用を説明する。夜
間の深夜電力時間帯の充電時には、タイマ16からの信
号で充放電切換回路17により駆動回路18aが選択さ
れる。商用電源6からの交流電力を整流回路13で整流
平滑した直流電力が、駆動回路18aからの駆動信号で
ON/OFF動作する充電用スイッチング素子Q1 、ダ
イオードD2 及びリアクタLを介して蓄電池5に蓄電さ
れる。夜間の深夜電力時間帯にコンプレッサ3を動作さ
せる場合は、整流回路13からの直流電力がそのままイ
ンバータ14で交流電力に変換されてコンプレッサ3に
供給される。一方、昼間の深夜電力時間帯以外の時間帯
には、タイマ16からの信号で充放電切換回路17によ
り駆動回路18bが選択される。そして蓄電池5に蓄電
された直流電力がリアクタL、駆動回路18bからの駆
動信号でON/OFF動作する放電用スイッチング素子
2 及びダイオードD1 を介してインバータ14に供給
され、交流電力に変換されてコンプレッサ3に供給され
る。
【0021】このように、冷蔵庫がインバータ式である
と、直流電源としての整流回路13に、同じ直流電源で
ある蓄電池5を接続できるので回路構成が容易となる。
また、冷蔵庫において、蓄電池5は放電電流をON/O
FFするより、連続的に低電流を流した方が電力容量が
大きい。即ち、インバータ14で低Hz運転することに
より、電池効率が向上するという利点がある。
【0022】次いで、電流トランス19に関連した動作
を説明する。電流トランス19で蓄電池5の充放電電流
が検出され、PWM発振器15に入力される。PWM発
振器15では、検出値と所望値とを比較してスイッチン
グ素子Q1 又はQ2 を駆動するためのPWM(パルス幅
変調)デューティを可変する。これにより、過大電流に
よる蓄電池5の破壊を防ぎ、また過少電流で夜間100
%まで充電できないのを防ぐことが可能となる。
【0023】昼間放電電流を電流トランス19で検出
し、所望値(設定値)より減少したとき、蓄電池5の蓄
電容量の少ないことが検知できる。このとき、室内の冷
蔵庫本体側に情報を流し、コンプレッサ3の動作を極力
少なくするように、また扉を開いた場合は即座に閉める
ように警告することが可能となる。
【0024】また、上記と同様に、放電電流が減少した
とき、電池効率を最大にするため、低Hzでインバータ
14を動作させるようにする。
【0025】図5には、本発明の第4の実施の形態を示
す。前記のように、コンプレッサ3と凝縮器の他部4b
を室外側Bに設置したことから、室外温度が低下する冬
期においては、これらの機器の冷媒滞留量が増加し、室
外温度が高い夏期においては、これらの機器の冷媒滞留
量が減少することになる。特に、コンプレッサ3として
ロータリコンプレッサを使用し、コンプレッサケース内
を冷凍サイクルの高圧側にした場合にはその傾向が大き
くなる。冷蔵庫の冷媒充填量及び循環流量は比較的少な
いこともあり、これらの滞留冷媒量が相違する分量に対
する対策が必要となる。そこで本実施の形態では、冷媒
を貯溜するアキュムレータ22を室外側Bに設置したも
のである。室内設置タイプの通常冷蔵庫の場合には、庫
内容積を大きくとるために、機械室の占有体積をなるべ
く小さくすることが必要であり、大容量のアキュムレー
タ22を設置することは困難であるが、スプリット型の
場合には、これが容易となる。
【0026】図6には、本発明の第5の実施の形態を示
す。室外温度及び冷蔵庫本体を設置している台所等の温
度が低い場合には、室外に設置した凝縮器4bをバイパ
スして運転する。構成例として、図6に示すように、室
外側Bの凝縮器4bの上流側に設けた電磁弁23a,2
3bの開閉を、外気温度センサによって検知した温度が
規定温度(例えば12℃)以下の場合に表1のように設
定して運転する。24は逆止弁である。
【0027】
【表1】 外気温度 電磁弁23a 電磁弁23b 12℃以上 開 閉 12℃未満 閉 開 このように運転することにより、室外側Bに設けた凝縮
器4bをバイパスして冷媒を流すことができる。その結
果、室外側Bの凝縮器4bに冷媒が滞留することがなく
なり、冬期に必要な冷媒充填量を減少させることがで
き、夏期との差異を解消することができる。このバイパ
ス回路を室外凝縮器4bの途中に設けることにより、冬
期には凝縮器4bの一部のみを利用すると、上記の冷媒
調整量をより小さくすることができる。
【0028】図7には、本発明の第6の実施の形態を示
す。本実施の形態では、室外側Bに設けた凝縮器4bの
凝縮能力を変え、その冷媒滞留量を調整するために、凝
縮器4bにファン25を設け、その送風量を可変にした
ものである。即ち、夏期のように外気温度が高い場合に
は送風量を大きくして凝縮器4bの熱交換量を増加さ
せ、その冷媒滞留量を増加させるように運転する。これ
に対し、冬期のように外気温度が低い場合には送風を止
め自然対流だけにすることにより凝縮器4bの熱交換量
を減少させ、その冷媒滞留量を減少させるように運転す
る。このように、外気温度の差異を小さくして運転する
ことができる。このファン25は、外気温度に応じてO
N/OFFさせるだけでなく、外気温度が高くなるとと
もに送風量を徐々に増加させるようにして運転すること
により、より細かく冷媒滞留量の差異が小さくなるよう
に運転することも可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、冷凍サイクルにおける冷却器を内蔵した食
品冷却用断熱箱体を室内側に設置し、前記冷凍サイクル
におけるコンプレッサ及び凝縮器に加えて、蓄電池、深
夜電力時間帯の電力を前記蓄電池に充電する充電装置及
び前記深夜電力時間帯以外の時間帯に前記蓄電池の電力
を前記コンプレッサに供給する放電装置を室外側に設置
したため、家庭内総電気代の2割程度を占める冷蔵庫の
電力料金を低減することができ、また重量物で容積の大
きい蓄電池を室外側に置くことで冷蔵庫本体である食品
冷却用断熱箱体の内容積を大きくすることができて近時
の冷蔵庫の大型化に適切に対応させることができ、さら
に蓄電池のメンテナンスを容易にすることができる。
【0030】請求項2記載の発明によれば、冷凍サイク
ルにおける冷却器を内蔵した食品冷却用断熱箱体及び前
記冷凍サイクルにおける凝縮器の一部を室内側に設置
し、前記冷凍サイクルにおけるコンプレッサ及び前記凝
縮器の他部に加えて、蓄電池、深夜電力時間帯の電力を
前記蓄電池に充電する充電装置及び前記深夜電力時間帯
以外の時間帯に前記蓄電池の電力を前記コンプレッサに
供給する放電装置を室外側に設置したため、室内側に設
けた凝縮器の一部を断熱箱体の扉当接面近傍等に引き回
して防露パイプとしての機能を持たせることで、防露用
のヒータを別に設けることが不要となり省電力を図るこ
とができる。
【0031】請求項3記載の発明によれば、前記蓄電池
の直流電力を交流電力に変換して前記コンプレッサに供
給するインバータを設けるとともに該インバータは前記
室外側に設置したため、インバータでコンプレッサを低
Hz運転して低電流放電をさせることで蓄電池の効率を
向上させることができる。
【0032】請求項4記載の発明によれば、前記充電装
置には、前記深夜電力時間帯の交流電力を直流電力に変
換する整流回路を備えさせ、前記深夜電力時間帯には該
整流回路からの直流電力を前記蓄電池に蓄電し、前記深
夜電力時間帯に前記コンプレッサを稼動させるときは前
記整流回路からの直流電力を前記インバータで交流電力
に変換して前記コンプレッサに供給し、前記深夜電力時
間帯以外の時間帯には前記蓄電池の直流電力を前記イン
バータで交流電力に変換して前記コンプレッサに供給す
るように構成したため、深夜電力時間帯の交流電力を直
流電力に変換する整流回路を、充電装置における直流電
源とインバータの直流電源とに共用させることができて
回路構成を容易にすることができる。
【0033】請求項5記載の発明によれば、前記充電装
置には充電用スイッチング素子を備えさせ、前記放電装
置には放電用スイッチング素子を備えさせ、さらに前記
蓄電池の充放電回路には充放電電流を検出する電流検出
手段を設け、該電流検出手段の検出値に応じたパルス幅
変調信号で前記充電用スイッチング素子及び放電用スイ
ッチング素子を駆動することにより、充放電電流を一定
値に制御するように構成したため、過大電流による蓄電
池の破壊を防止し、また過少電流で夜間100%まで充
電できないのを防ぐことができる。
【0034】請求項6記載の発明によれば、前記蓄電池
の放電回路に放電電流を検出する電流検出手段を設け、
該電流検出手段で検出した放電電流情報を前記室内側に
報知するように構成したため、昼間蓄電池の放電電流が
設定値以下になったとき、室内側で蓄電池の蓄電容量の
少ないことを検知することができる。このとき、コンプ
レッサの動作を極力少なくするように、また扉を開いた
場合には即座に閉めるように警告すること等ができる。
【0035】請求項7記載の発明によれば、前記蓄電池
の放電回路に放電電流を検出する電流検出手段を設け、
該電流検出手段の検出値に応じて前記インバータの能力
を制御するように構成したため、蓄電池の放電電流が設
定値以下になったときは、インバータを低Hzで動作さ
せて電池効率を最大にすることができる。
【0036】請求項8記載の発明によれば、前記冷凍サ
イクルに冷媒を貯溜するアキュムレータを設けるととも
に該アキュムレータは前記室外側に設置したため、冷媒
滞留量調整のための大容量のアキュムレータを室外側に
設置することで、冷蔵庫本体である食品冷却用断熱箱体
の内容積を一層大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷蔵庫の第1の実施の形態を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態における冷凍サイク
ルを示す図である。
【図3】上記第2の実施の形態の構成図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図5】本発明の第4の実施の形態における冷凍サイク
ルを示す図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態における冷凍サイク
ルを示す図である。
【図7】本発明の第6の実施の形態における冷凍サイク
ルを示す図である。
【符号の説明】
1 冷却器 2 食品冷却用断熱箱体 3 コンプレッサ 4,4a,4b 凝縮器 5 蓄電池 7 充電装置 8 放電装置 13 整流回路 14 インバータ 15 PWM発振器 19 電流トランス(電流検出手段) 20 充放電装置 22 アキュムレータ Q1 充電用スイッチング素子 Q2 放電用スイッチング素子

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍サイクルにおける冷却器を内蔵した
    食品冷却用断熱箱体を室内側に設置し、前記冷凍サイク
    ルにおけるコンプレッサ及び凝縮器に加えて、蓄電池、
    深夜電力時間帯の電力を前記蓄電池に充電する充電装置
    及び前記深夜電力時間帯以外の時間帯に前記蓄電池の電
    力を前記コンプレッサに供給する放電装置を室外側に設
    置してなることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 冷凍サイクルにおける冷却器を内蔵した
    食品冷却用断熱箱体及び前記冷凍サイクルにおける凝縮
    器の一部を室内側に設置し、前記冷凍サイクルにおける
    コンプレッサ及び前記凝縮器の他部に加えて、蓄電池、
    深夜電力時間帯の電力を前記蓄電池に充電する充電装置
    及び前記深夜電力時間帯以外の時間帯に前記蓄電池の電
    力を前記コンプレッサに供給する放電装置を室外側に設
    置してなることを特徴とする冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 前記蓄電池の直流電力を交流電力に変換
    して前記コンプレッサに供給するインバータを設けると
    ともに該インバータは前記室外側に設置してなることを
    特徴とする請求項1又は2記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 前記充電装置には、前記深夜電力時間帯
    の交流電力を直流電力に変換する整流回路を備えさせ、
    前記深夜電力時間帯には該整流回路からの直流電力を前
    記蓄電池に蓄電し、前記深夜電力時間帯に前記コンプレ
    ッサを稼動させるときは前記整流回路からの直流電力を
    前記インバータで交流電力に変換して前記コンプレッサ
    に供給し、前記深夜電力時間帯以外の時間帯には前記蓄
    電池の直流電力を前記インバータで交流電力に変換して
    前記コンプレッサに供給するように構成してなることを
    特徴とする請求項3記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 前記充電装置には充電用スイッチング素
    子を備えさせ、前記放電装置には放電用スイッチング素
    子を備えさせ、さらに前記蓄電池の充放電回路には充放
    電電流を検出する電流検出手段を設け、該電流検出手段
    の検出値に応じたパルス幅変調信号で前記充電用スイッ
    チング素子及び放電用スイッチング素子を駆動すること
    により、充放電電流を一定値に制御するように構成して
    なることを特徴とする請求項1,2又は3記載の冷蔵
    庫。
  6. 【請求項6】 前記蓄電池の放電回路に放電電流を検出
    する電流検出手段を設け、該電流検出手段で検出した放
    電電流情報を前記室内側に報知するように構成してなる
    ことを特徴とする請求項1,2又は3記載の冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 前記蓄電池の放電回路に放電電流を検出
    する電流検出手段を設け、該電流検出手段の検出値に応
    じて前記インバータの能力を制御するように構成してな
    ることを特徴とする請求項3記載の冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 前記冷凍サイクルに冷媒を貯溜するアキ
    ュムレータを設けるとともに該アキュムレータは前記室
    外側に設置してなることを特徴とする請求項1又は2記
    載の冷蔵庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014042438A (ja) * 2012-08-23 2014-03-06 Ai Denki:Kk 深夜電力活用君
JP2016136082A (ja) * 2015-01-05 2016-07-28 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. 冷却装置

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