JPH09260028A - 通電加熱装置 - Google Patents

通電加熱装置

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Publication number
JPH09260028A
JPH09260028A JP6603596A JP6603596A JPH09260028A JP H09260028 A JPH09260028 A JP H09260028A JP 6603596 A JP6603596 A JP 6603596A JP 6603596 A JP6603596 A JP 6603596A JP H09260028 A JPH09260028 A JP H09260028A
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JP
Japan
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roll
heated
pressing
rolls
metal shell
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JP6603596A
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English (en)
Inventor
Takao Nagase
隆夫 永瀬
Naoki Yagi
直樹 八木
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押さえロールと被加熱帯材との接触を確保す
ることができ、バックアップロールから押さえロールに
応力が加わっても該押さえロールの金属シェルが破損し
たり、被加熱帯材の形状の悪化を招くことがない通電加
熱装置を提供すること。 【解決手段】 連続送給される被加熱帯材1をその送給
路に沿って所定間隔を隔てて配置されたロール対に接触
させ、前記ロール対の間で前記被加熱帯材1を通電加熱
するための通電加熱装置において、少なくとも前記被加
熱帯材1の高温領域で該被加熱帯材1に接触する通電ロ
ール3が前記被加熱帯材1をはさんで押さえロール5お
よびバックアップロール11と対向し、前記押さえロー
ル5が式:ヒートパイプの外径≦金属シェルの厚さ/2
を満足するヒートパイプを内蔵する金属シェルを有し、
前記金属シェルと軸との間に柔軟性材料が設けられてな
る通電加熱装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通電加熱装置に関
する。さらに詳しくは、たとえば帯状鋼板などの被加熱
帯材に焼入れ、焼なましなどの熱処理を施す際に用いら
れる通電加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、帯状鋼板などの被加熱帯材に焼入
れ、焼なましなどの熱処理を施すための通電加熱装置と
して、連続送給される被加熱帯材をその送給路に沿って
所定間隔を隔てて配置されたロール対に接触させ、前記
ロール対の通電ロール間に電圧を印加して前記被加熱帯
材を通電加熱するための通電加熱装置が知られている。
【0003】前記通電加熱装置において、前記ロール対
の押さえロールは、通電加熱によって高温になった被加
熱帯材によって加熱されるが、このとき、押さえロール
の軸方向の長さは、被加熱帯材の幅よりも長いので、押
さえロールの中央近傍の接触部分が直接かつ集中的に加
熱され、該押さえロールの両末端近傍の非接触部分は、
それほど加熱されない。したがって、押さえロールに
は、その製造時の直径寸法が完全であっても、稼働中に
軸方向に温度偏差が生じ、直径偏差(以下、サーマルク
ラウンという)が発生する。
【0004】このように、押さえロールにサーマルクラ
ウンが発生したばあいには、通電ロールと被加熱帯材と
の間、とくに両者の間隙が大きくなる被加熱帯材のエッ
ジ部分で接触不良が生じ、両者間でスパークが発生し、
通電ロールの表面および被加熱帯材の表面にスパーク疵
が入り、とくに通電ロールのスパーク疵は、以降継続的
に被加熱帯材に転写疵を生じさせてしまうという問題が
ある。そして、その結果、通電ロールの寿命の低下や被
加熱帯材の品質の低下などをひきおこす原因となってい
た。
【0005】そこで、近年、通電ロールと被加熱帯材と
の間でスパークが発生するのを防止することができる通
電加熱装置として、押さえロールのシェル厚を小さく
し、シェルの径方向への弾性変形による偏平を利用し
て、押さえロールと被加熱帯材との接触および被加熱帯
材と通電ロールとの接触を確保することができるように
した通電加熱装置が提案されている(特開平5−295
422号公報、特開平5−36467号公報)。
【0006】前記通電加熱装置を用いたばあいには、確
かに押さえロールと被加熱帯材との接触および被加熱帯
材と通電ロールとの接触を確保することができるように
なるが、稼働中に押さえロールの通板部分が過熱される
ため、該押さえロール自身にサーマルクラウンが生じ、
押さえロールと被加熱帯材との接触が確保されなくな
り、通電ロールと被加熱帯材のエッジ部分との間でスパ
ークが発生することがあった。
【0007】そこで、押さえロールと被加熱帯材との接
触が確保されるようにするために、押さえロールのシェ
ル厚を小さくし、押さえロールをバックアップロールで
押圧し、押さえロールのシェルのサーマルクラウンを変
形させて被加熱帯材に密着させることが考えられてい
る。しかしながら、かかる手段を採用したばあいには、
押さえロールのシェルに過大な応力が加わって該シェル
が破損したり、該押さえロールのシェルが変形すること
に起因して、被加熱帯材の形状の悪化を招くことがあ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされたものであり、押さえロールをバック
アップロールで押圧し、押さえロールの金属シェルを変
形させて被加熱帯材に密着させる際に、バックアップロ
ールから押さえロールの金属シェルに加わる応力が小さ
くても、押さえロールと被加熱帯材との接触を確保する
ことができ、またバックアップロールから押さえロール
に応力が加わっても該押さえロールの金属シェルが破損
したり、被加熱帯材の形状の悪化を招くことがない通電
加熱装置を提供することを、第1の目的とする。
【0009】また、被加熱帯材から押さえロールへの入
熱量を減少させ、押さえロールのサーマルクラウンの低
減がより一層図られた通電加熱装置を提供することを、
第2の目的とする。
【0010】さらに、被加熱帯材に熱処理を施す際、押
さえロールの開閉時に、バックアップロールと押さえロ
ールとの間で衝撃力が発生しないように構成された通電
加熱装置を提供することを、第3の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、連続送給され
る被加熱帯材をその送給路に沿って所定間隔を隔てて配
置されたロール対に接触させ、前記ロール対の間で前記
被加熱帯材を通電加熱するための通電加熱装置におい
て、少なくとも前記被加熱帯材の高温領域で該被加熱帯
材に接触する通電ロールが前記被加熱帯材をはさんで押
さえロールおよびバックアップロールと対向し、前記押
さえロールが式: ヒートパイプの外径≦金属シェルの厚さ/2 を満足するヒートパイプを内蔵する金属シェルを有し、
前記金属シェルと軸との間に柔軟性材料が設けられてな
る通電加熱装置に関する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の通電加熱装置は、前記し
たように、連続送給される被加熱帯材をその送給路に沿
って所定間隔を隔てて配置されたロール対に接触させ、
前記ロール対の間で前記被加熱帯材を通電加熱するため
の通電加熱装置であり、少なくとも前記被加熱帯材の高
温領域で該被加熱帯材に接触する通電ロールが前記被加
熱帯材をはさんで押さえロールおよびバックアップロー
ルと対向し、前記押さえロールが式: ヒートパイプの外径≦金属シェルの厚さ/2 を満足するヒートパイプを内蔵する金属シェルを有し、
前記金属シェルと軸との間に柔軟性材料が設けられてい
るものである。
【0013】本発明においては、押さえロールとして、
ヒートパイプを内蔵する金属シェルを有し、前記金属シ
ェルと軸との間に柔軟性材料が設けられ、なおかつ式: ヒートパイプの外径≦金属シェルの厚さ/2 を満足する押さえロールが用いられている点に、1つの
大きな特徴がある。
【0014】前記押さえロールには、ヒートパイプが内
蔵された金属シェルが用いられているので、高温の被加
熱帯材によって前記押さえロールの接触部分が直接かつ
集中的に加熱されたばあいであっても、該ヒートパイプ
によって熱が押さえロールの被加熱帯材との非接触部分
に実質的に移動し、押さえロールの軸方向における温度
偏差がごくわずかに抑えられ、その結果、押さえロール
のサーマルクラウンの発生が効果的に防止される。した
がって、押さえロールと被加熱帯材との接触が被加熱帯
材の全幅にわたって確保されるので、通電ロールと被加
熱帯材との間でのスパークの発生を抑制することができ
る。
【0015】また、本発明においては、前記したよう
に、押さえロールのサーマルクラウンの発生が効果的に
防止されるため、バックアップロールによる押さえロー
ルの押圧が小さくても、押さえロールと被加熱帯材との
接触を確保することができるので、バックアップロール
から押さえロールに加わる応力が小さくてよいため、該
押さえロールの金属シェルが破損したり、被加熱帯材の
形状が悪化することが防止される。
【0016】さらに、本発明においては、式: ヒートパイプの外径≦金属シェルの厚さ/2 の条件を満足する押さえロールが用いられていることに
より、バックアップロールから押さえロールに応力が加
わった際に、該押さえロールの金属シェルが破損した
り、被加熱帯材の形状が悪化することが、より一層防止
される。
【0017】また、本発明においては、押さえロールの
ロール径Dと金属シェルの厚さtとの比(D/t)の値
が10〜40である点にも、1つの大きな特徴がある。
【0018】前記比(D/t)の値が10〜40である
押さえロールが用いられているばあい、金属シェルの撓
み効果が充分に確保されてサーマルクラウンの発生がよ
り効果的に防止されるとともに、金属シェルの破損も、
より効果的に防止されるようになる。
【0019】また、本発明においては、押さえロールの
表面に熱伝導率が20W/(m・℃)以下の断熱層が設
けられている点にも、1つの大きな特徴がある。
【0020】押さえロールの表面に熱伝導率が20W/
(m・℃)以下の断熱層が設けられていることにより、
被加熱帯材から押さえロールへの入熱量が減少するの
で、該押さえロールのサーマルクラウンがより一層低減
するようになる。
【0021】また、本発明においては、押さえロールと
バックアップロールとが連結バネで連結されている点に
も、1つの大きな特徴がある。
【0022】押さえロールとバックアップロールとが連
結バネで連結されているばあい、被加熱帯材に熱処理を
施す際、押さえロールの閉時に、バックアップロールと
押さえロールとの間で両者の連結による衝撃力が発生し
ないようになるので、バックアップロールによる圧下が
可能となり、押さえロールの金属シェルが被加熱帯材の
エッジ部分に加える過大応力を大幅に低減させることが
でき、押さえロールの幅方向に均一な圧下がえられるよ
うになる。
【0023】以下、本発明の通電加熱装置を図面にもと
づいて説明する。
【0024】図1は、本発明の通電加熱装置の一実施態
様を示す概略説明図である。
【0025】図1において、被加熱帯材1の下面には、
通電ロール2、3が配置されている。通電ロール2、3
の上部には、被加熱帯材1をはさんで通電ロール2、3
と対向する押さえロール4、5がそれぞれ配置されてい
る。連続送給される被加熱帯材1をその送給路に沿って
所定間隔を隔てて配置されたロール対に接触させる。か
かるロール対は、通電ロール2および押さえロール4
と、通電ロール3および押さえロール5とによって形成
されている。
【0026】通電ロール2、3および押さえロール4、
5は、それぞれ軸6、7、8、9を中心にして回転自在
であり、通電ロール2、3は、被加熱帯材1の矢印A方
向への連続送給に同調してモータにより回転駆動される
ばあいもある。
【0027】被加熱帯材1の高温領域で該被加熱帯材1
に接触する通電ロール3と前記被加熱帯材1をはさんで
対向している押さえロール5は、バックアップロール1
1と接触しており、バックアップロール11による圧下
によって押さえロール5が押圧され、該押さえロール5
は、通電ロール3に発生する微小サーマルクラウンおよ
び被加熱帯材1の形状になじむように変形し、押さえロ
ール5と被加熱帯材1との接触が確保される。
【0028】なお、本発明においては、図1に示される
ように、被加熱帯材1の低温領域でも、必要により、該
被加熱帯材1に接触する通電ロール2と前記被加熱帯材
1をはさんで対向している押さえロール4は、バックア
ップロール10と接触していてもよい。このばあい、バ
ックアップロール10による圧下によって押さえロール
4が押圧され、前記高温領域と同様に、押さえロール4
と被加熱帯材1との接触がより確保されるようになる。
【0029】図1において、通電ロール2と通電ロール
3との間には、被加熱帯材1の外周囲に環状トランス1
2が配置されている。環状トランス12は、磁路として
好適な性質を有するケイ素鋼板を矩形環状に形成して所
定の長さに積層した環状鉄心13と、該環状鉄心13の
内外周に沿って巻回させた一次コイル14とによって構
成されている。また、環状トランス12の一次コイル1
4は、パワーコントロールスイッチを有する交流電源1
5に接続されている。
【0030】通電ロール2、3には、たとえばそれぞれ
軸6、7などに受電部を有し、該受電部にそれぞれ摺動
子16、17が摺接されている。摺動子16と摺動子1
7との間には、導電部材(ブスバー)18が架設され、
通電ロール2と通電ロール3とが電気的に接続されてい
る。
【0031】導電部材18には、所定の幅および厚さを
有する銅材などの良導電材が用いられる。
【0032】通電ロール2と通電ロール3との間におけ
る被加熱帯材1の電気抵抗R1と、導電部材18の電気
抵抗R2との関係は、R1>>R2となるように設定され
る。導電部材18は、環状トランス12および被加熱帯
材1の上下にほぼ等間隔で近接して配置され、通電ロー
ル2、3の近傍で一体に結合され、摺動子16、17に
接続されている。
【0033】以上、被加熱帯材1の外周囲に環状トラン
ス12を配置し、給電する方法について説明したが、本
発明においては、通電ロール2、3間に直接外部より電
気を供給してもよい。
【0034】図2は、本発明の通電加熱装置に用いられ
る押さえロールの軸に対して直交方向における概略断面
図である。
【0035】図2において、押さえロール4、5は、ヒ
ートパイプ20を内蔵する金属シェル19を有し、金属
シェル19と軸22との間に柔軟性材料21が設けられ
ている。
【0036】金属シェル19に内蔵されたヒートパイプ
20は、該金属シェル19内で軸方向に沿って複数本設
けられている。
【0037】ヒートパイプ20は、密閉管体内に熱媒が
封入されたものであり、熱媒が密閉管体の高温側で蒸発
し、生成した蒸気が該密閉管体の低温側で冷却され、凝
縮して液体に戻るという機能を有するものであり、凝縮
液は、毛細管作用または遠心力により、高温側に戻る。
このとき、高温側では、蒸発に必要な潜熱が熱媒に供給
され、低温側でその熱が放出される。
【0038】なお、ヒートパイプ20に用いられる熱媒
は、被加熱帯材の目的とする加熱温度によって異なる。
かかる熱媒の具体例としては、たとえば水、ナフタリ
ン、ナトリウムなどがあげられる。前記熱媒には、最適
な作動温度範囲があり、たとえば水のばあいで300℃
程度まで、ナフタリンのばあいで300〜400℃程度
まで、ナトリウムのばあいで1000℃程度までであ
る。
【0039】ヒートパイプ20の外径は、金属シェル1
9の厚さの1/2をこえると、機械的強度不足から金属
シェル19が破損を起こす傾向があり、またあまりにも
小さいと、加工性が低下する傾向があることを考慮する
と、通常、3〜20mm程度、なかんづく5〜10mm
程度であることが好ましい。
【0040】金属シェル19に設けられるヒートパイプ
20の数は、該金属シェル19の外径などによって異な
るので、一概には決定することができず、通常、サーマ
ルクラウンが発生しない範囲内で適宜選定されることが
好ましい。
【0041】ヒートパイプ20の金属シェル19の表面
からの深さは、あまりにも浅いばあいには、被加熱帯材
との接触圧やバックアップロールとの接触圧により、金
属シェル19の表面が塑性変形するようになり、またあ
まりにも深いばあいには、幅方向の均温効果が低下し、
サーマルクラウンの発生、ひいてはスパークの発生を招
くようになるため、通常、5〜30mm程度であること
が好ましい。
【0042】また、本発明においては、サーマルクラウ
ンの発生を効果的に防止するために、ヒートパイプ20
の長さは、金属シェル19の幅と同一であるか、または
該金属シェル19の幅に近い長さであることが好まし
い。
【0043】金属シェル19の材質としては、たとえば
普通鋼、低合金鋼などがあげられる。
【0044】金属シェル19の直径は、押さえロール
4、5の用途などによって異なるので、一概には決定す
ることができないが、たとえば、被加熱帯材として帯状
鋼板を750〜900℃程度の温度で熱処理する際に、
該押さえロール4、5を用いるばあいには、350〜6
00mm程度とすることが好ましい。
【0045】また、本発明においては、ヒートパイプ2
0の外径と金属シェル19の厚さとの関係が、式: ヒートパイプの外径≦金属シェルの厚さ/2 を満足するように設定される。したがって、前記したよ
うに、バックアップロールから圧下を加えた際に、押さ
えロール4、5の金属シェル19が破損したり、被加熱
帯材の形状が悪化することが防止される。
【0046】押さえロール4、5の軸22の素材として
は、たとえば普通鋼、低合金鋼などがあげられる。軸2
2の外径は、充分な機械的強度を有し、かつバックアッ
プロールからの圧下によって軸22が撓み、幅方向の圧
下力の分布が不均一となり、とくに中央付近が圧下力不
足とならないようにするために、200〜400mm程
度であることが好ましい。
【0047】前記金属シェル19と前記軸22との間に
は、柔軟性材料21が設けられている。かかる柔軟性材
料21は、バックアップロールからの圧下を受けた際
に、金属シェル19を撓ませるために設けられたもので
ある。バックアップロールから圧下を受けた際に柔軟性
材料21によって金属シェル19が撓むことにより、金
属シェル19が被加熱帯材の形状になじむようになる。
【0048】柔軟性材料21としては、たとえばステン
レス鋼製線材からなる不織布または織布の巻付け、ステ
ンレス鋼製薄板の多層巻などの弾性金属、すぐれた耐熱
性を有する6フッ化プロピレン−フッ化ビニリデン共重
合体で代表されるフッ素ゴムなどの弾性ゴムなどがあげ
られる。これらのなかでも、弾性ゴムは、弾性復元性に
すぐれ、ヤング率が小さいことから、金属シェル19の
撓みを拘束する作用もほとんどないので、本発明におい
ては、好適に使用しうるものである。
【0049】なお、本発明においては、柔軟性材料21
が過加熱されないようにするために、図3に示された押
さえロール4、5の軸方向の縦断面に示されるように、
冷却水路23を設けてもよい。冷却水路23は、押さえ
ロール4、5の軸22の中央部分から冷却水が流入し、
押さえロール4、5の中央部分から柔軟性材料21の外
周面に沿って螺旋状に設けられており、軸22の端部か
ら排水されるように構成されている。
【0050】また、本発明においては、図2に示される
ように、押さえロール4、5の表面上には、熱伝導率が
20W/(m・℃)以下の断熱層24が設けられている
ことが好ましい。このように熱伝導率が20W/(m・
℃)以下の断熱層24が設けられているばあいには、前
記したように、被加熱帯材から押さえロール4、5への
入熱量が減少するので、該押さえロール4、5のサーマ
ルクラウンをより一層抑制することができる。
【0051】熱伝導率が20W/(m・℃)以下の断熱
層24に用いることができる材料としては、熱伝導率2
0W/(m・℃)以下を有し、高耐熱性を有するもので
あればとくに限定がないが、その代表的なものとして、
たとえばタングステンカーバイド、クロムカーバイドな
どのサーメット、アルミナ系セラミック、ジルコニア系
セラミックなどがあげられる。なお、前記熱伝導率は、
好ましくは15W/(m・℃)以下、さらに好ましくは
10W/(m・℃)以下である。
【0052】前記断熱層24の厚さは、断熱性を充分に
高めるために、100μm以上、なかんづく200μm
以上であることが好ましく、またあまりにも厚いばあい
には、押さえロールの表面から剥離しやすくなるという
点から、1000μm以下、なかんづく500μm以下
であることが好ましい。
【0053】なお、押さえロール4、5のロール径Dお
よび金属シェル19の厚さtは、両者の関係で決定され
る。通常、押さえロール4、5のロール径D(熱伝導率
が20W/(m・℃)以下の断熱層が設けられているば
あいには、該断熱層の厚さを含む)と金属シェル19の
厚さtとの比(D(mm)/t(mm))の値は、金属
シェル19の撓み効果を確保するという点から10以上
であることが好ましく、また金属シェル19の破損を防
止するという点から40以下であることが好ましい。
【0054】また、柔軟性材料21の厚さは、押さえロ
ール4、5のロール径および金属シェル19の厚さと、
軸22の直径とによって自ずと決定される。
【0055】前記のようにして、押さえロール4、5が
構成されるが、図1に示されるように、押さえロール
4、5の上方には、それぞれバックアップロール10、
11が設けられており、押さえロール4、5は、それぞ
れバックアップロール10、11からの圧下を受ける。
【0056】バックアップロール10、11としては、
たとえば普通鋼、低合金鋼などの素材からなるロールが
あげられる。かかるバックアップロール10、11の直
径は、とくに限定がないが、通常、ロールの軸方向の撓
みが防止され、経済的なサイズであるという点から、3
00〜600mm程度であることが好ましい。また、バ
ックアップロール10、11のロール幅は、少なくとも
押さえロール4、5の通板部分を押圧することができる
ようにするために、押さえロール4、5の通板部分と同
等以上の幅を有することが好ましい。バックアップロー
ル10、11のロール幅は、通常、押さえロール4、5
のロール幅と同等であればよいが、通電加熱する際に、
押さえロール4、5に悪影響を与えないかぎり、押さえ
ロール4、5のロール幅よりも大きくてもよく、また小
さくてもよい。
【0057】なお、バックアップロール10、11によ
る押さえロール4、5の圧下は、被加熱帯材1から押さ
えロール4、5が開放されているときには、0.3kg
/mm程度以上付与することが好ましく、押さえロール
4、5と被加熱帯材1とを圧下するときには、スパーク
の発生を防止するために5kg/mm程度以下、通常1
〜5kg/mm程度付与することが好ましい。
【0058】なお、本発明においては、被加熱帯材1に
熱処理を施す際、高温領域での押さえロール5の開閉時
に、バックアップロール11と押さえロール5との間で
衝撃力が発生しないようにするために、押さえロール5
は、バックアップロール11に連結されていることが好
ましい。このように、押さえロール5とバックアップロ
ール11とを連結させる手段としては、たとえば、通板
方向における概略説明図である図4に示されるように、
押さえロール5の軸9の軸受25と、バックアップロー
ル11の軸26の軸受27とを、たとえば板バネ、スプ
リングなどの連結バネ28で連結する手段などがあげら
れる。なお、押さえロール5とバックアップロール11
とを連結し、被加熱帯材から開放した際には、両者の間
で常に、前記したように、0.3kg/mm程度以上の
圧下がかかっているように調整することが好ましい。
【0059】なお、押さえロール5と被加熱帯材との開
閉は、バックアップロール11の軸26の上方に設けら
れたシリンダ29などにより、押さえロール5およびバ
ックアップロール11を上下動させることによって行な
うことができる。
【0060】また、本発明において、前記被加熱帯材の
低温領域でも、図1に示されるように、必要により押さ
えロール4と接触してバックアップロール10が設けら
れているばあい、前記高温領域と同様に、押さえロール
4の開閉時にバックアップロール10と押さえロール4
との間で衝撃力が発生しないようにするために、押さえ
ロール4とバックアップロール10とが連結されている
ことが好ましい。押さえロール4とバックアップロール
10とを連結させる手段としては、高温領域のばあいと
同様に、図4に示されるような連結バネで連結する手段
があげられる。
【0061】本発明に用いられる通電ロール2、3に
は、とくに限定がなく、通常、通電加熱装置に用いられ
ているものを適用することができる。その一例として、
たとえば普通鋼、低合金鋼などの材質からなる外径が3
00〜600mm程度の導電性のロールなどがあげられ
る。
【0062】前記のように構成された押さえロール4、
5が用いられた本発明の通電加熱装置においては、図1
に示されるように、交流電源15から環状トランス12
の一次コイル14に一次電圧が印加されると、一次コイ
ル14の環内に挿入された被加熱帯材1が二次コイルと
して機能するので、該被加熱帯材1に二次電圧が誘起さ
れる。
【0063】通電ロール2と通電ロール3との間は、導
電部材18によって電気的に接続されているので、通電
ロール2、3を介して被加熱帯材1および導電部材18
によて短絡回路が形成され、被加熱帯材1に発生した二
次電流は、導電部材18を帰線として流れることにな
る。被加熱帯材1に誘起された二次電圧は、被加熱帯材
1における電圧降下と導電部材18における電圧降下と
によって消費されるが、「被加熱帯材1の電気抵抗>>
導電部材18の電気抵抗」となるように設定されている
ので、二次電圧のほとんどが被加熱帯材1の加熱のため
に消費され、導電部材18における損失がきわめて少な
い。したがって、これにより、被加熱帯材1がきわめて
効率よく通電加熱される。
【0064】通電加熱の際、高温となった被加熱帯材1
によって押さえロール4、5が加熱されるが、このと
き、押さえロール4、5の中央付近が直接かつ集中的に
加熱されるので、かかる中央付近がヒートパイプ20の
高温側に相当する。また、押さえロール4、5の両端近
傍は、それほど加熱されないので、ヒートパイプ20の
低温側に相当する。
【0065】したがって、ヒートパイプ20内の熱媒の
蒸発・凝縮作用によって高温側の熱が実質的に低温側に
移動される。熱媒の蒸発・凝縮は、ごく小さい温度差で
も起こる相変化過程であり、これによって、押さえロー
ル4、5の軸方向における温度偏差がごくわずかに抑え
られる。このことにより、押さえロール4、5でのサー
マルクラウンの発生が抑制される。とくに、押さえロー
ル4、5の表面に熱伝導率が20W/(m・℃)以下の
断熱層24が設けられているばあい、押さえロール4、
5への入熱量が抑制されるため、押さえロール4、5で
のサーマルクラウンの発生がより一層抑制される。した
がって、押さえロール4、5は、サーマルクラウンの発
生がほとんどない状態にあるので、バックアップロール
10、11による圧下により、押さえロール4、5が押
圧されたときには、該押さえロール4、5は被加熱帯材
1の形状にならうように変形するため、押さえロール
4、5を被加熱帯材1に密着させることができ、ひいて
は押さえロール4、5と被加熱帯材1との接触をバック
アップロール10、11による軽い圧下で確保すること
ができる。
【0066】また、本発明においては、押さえロール
4、5のサーマルクラウンの発生がほとんどないので、
バックアップロール10、11による軽い圧下により、
押さえロール4、5を被加熱帯材1に密着させることが
できるが、さらにヒートパイプの外径と金属シェルの厚
さとの間に式:ヒートパイプの外径≦金属シェルの厚さ
/2を満足する関係が成立していることにより、バック
アップロール10、11による圧下を受けたときに、押
さえロール4、5の金属シェル19の破損を防止するこ
とができる。
【0067】
【実施例】つぎに本発明の通電加熱装置を実施例にもと
づいて詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに
限定されるものではない。
【0068】実施例1 外径400mm、内径370mm、幅1500mmのニ
ッケル・クロム・モリブデン鋼製シェル(シェルの厚さ
15mm)を用意した。該シェルの表面から6mm深さ
の位置に媒体が水であるヒートパイプ(外径6mm)を
幅方向に等間隔で100本装着した。
【0069】つぎに、外径が300mmであり、その内
部に直径20mmの冷却水路が形成されたニッケル・ク
ロム・モリブデン鋼製パイプを軸として用い、この軸上
にフッ素樹脂(硬度Hs70°)製の柔軟性材料を設
け、図3に示されるように、前記金属シェル19と柔軟
性材料21が設けられた軸22とを一体化させて押さえ
ロール4、5を形成させた。
【0070】また、直径400mm、幅1500mmの
低合金鋼製ロールを通電ロールおよびバックアップロー
ルとして用いた。
【0071】つぎに、高温領域および低温領域ともに、
図4に示されるように連結バネで連結された前記押さえ
ロールと前記バックアップロールとを、図1に示された
通電加熱装置に組み込み、軸の冷却水路の内面の中央部
分の表面温度が80℃となるように、軸の冷却水路に導
入する水の温度と流量を調整し、バックアップロール1
0、11による圧下を3.0kg/mmに調整しなが
ら、板厚0.2mm、板幅1000mmの帯状鋼板を板
温が850℃となるように通電加熱したところ、線電流
密度10A/mmではまったくスパークが発生せず、さ
らにライン速度を上げて線電流密度を30A/mmに調
整したが、それでもスパークは発生しなかった。さら
に、ライン速度を上げて線電流密度を40A/mmに調
整したところ、帯状鋼板のエッジ付近からわずかにスパ
ークが時々発生するようになった。このとき、押さえロ
ールの幅方向の温度偏差(ロールの中央部分と端部との
温度差)は約8℃、ロールプロフィール(ロール幅方向
の凹凸部分の最大の差)は約20μmと、ごく僅かのサ
ーマルクラウンが認められた。
【0072】このことから、線電流密度を30A/mm
に設定しても、充分に被加熱帯材を通電加熱することが
できることがわかる。
【0073】実施例2 実施例1と同様にして押さえロールを作製した。
【0074】つぎに、この押さえロールに、ジルコニア
系セラミック(熱伝導率1.0W/(m・℃))を厚さ
が300μmとなるように溶射し、該押さえロールの表
面に断熱層を設けた。
【0075】この表面に断熱層が設けられた押さえロー
ルを実施例1と同様にして通電加熱装置に組み込み、実
施例1と同様にして帯状鋼板の板温が850℃となるよ
うに、線電流密度を40A/mmに設定して通電加熱し
たが、スパークの発生がまったくみられなかった。この
とき、押さえロールの軸方向の温度偏差は約2℃、ロー
ルプロフィールは約6μmであり、サーマルクラウンの
発生がほとんどなかった。
【0076】このことから、押さえロールの表面に断熱
層を設けたばあいには、高線電流密度で通電加熱を行な
っても、サーマルクラウンの発生を充分に抑制すること
ができることがわかる。
【0077】比較例1 押さえロールとして、ヒートパイプを設けなかったほか
は、実施例1と同様の構成を有する押さえロールを用
い、実施例1と同様にして通電加熱を線電流密度を約1
0A/mmに設定して行なったところ、帯状鋼板のエッ
ジ付近からスパークが発生した。このとき、押さえロー
ルの幅方向の温度偏差は約30℃、ロールプロフィール
は約100μmであり、非常に大きなサーマルクラウン
が認められた。
【0078】実施例1および比較例1の結果から、ヒー
トパイプを所定の条件で押さえロールに用いたばあいに
は、サーマルクラウンの発生を効果的に防止することが
できることがわかる。
【0079】比較例2 実施例2において、バックアップロールによる圧下を開
放した状態で通電加熱を行なったところ(バックアップ
ロールを使用せず)、帯状鋼板のエッジ部分の面圧が1
0kg/mm2と、通常の約1.5倍に上昇し、押さえ
ロールのシェルの限界強度を越えた。
【0080】実施例2および比較例2の結果から、バッ
クアップロールを用い、押さえロールにある程度の圧下
を加えることにより、良好に通電加熱を行なうことがで
きることがわかる。
【0081】
【発明の効果】本発明の通電加熱装置によれば、押さえ
ロールをバックアップロールで押圧し、押さえロールの
金属シェルを変形させて被加熱帯材に密着させる際に、
バックアップロールから押さえロールの金属シェルに加
わる応力が小さくても、押さえロールと被加熱帯材との
接触を確保することができ、またバックアップロールか
ら押さえロールに加わる応力が小さくてよいので、該押
さえロールの金属シェルが破損したり、被加熱帯材の形
状の悪化を招くことがないという効果が奏される。
【0082】また、本発明の通電加熱装置において、押
さえロールの表面に、熱伝導率が20W/(m・℃)以
下の断熱層が設けられているばあい、被加熱帯材から押
さえロールへの入熱量を減少させ、押さえロールのサー
マルクラウンの低減をより一層図ることができるという
効果が奏される。
【0083】また、本発明の通電加熱装置において、押
さえロールとバックアップロールとが連結バネで連結さ
れているばあい、押さえロールと被加熱帯材との閉時に
バックアップロールと押さえロールとの間で衝撃力が発
生しないので、バックアップロールによる圧下が可能と
なり、押さえロールの被加熱帯材のエッジと接触する部
分での過大応力を大幅に低減させることができるという
効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通電加熱装置の一実施態様を示す概略
説明図である。
【図2】本発明の通電加熱装置に用いられる押さえロー
ルの軸に対して直交方向における概略断面図である。
【図3】本発明の通電加熱装置に用いられる押さえロー
ルの軸方向の概略断面図である。
【図4】本発明の通電加熱装置の通板方向における概略
説明図である。
【符号の説明】
1 被加熱帯材 2 通電ロール 3 通電ロール 4 押さえロール 5 押さえロール 10 バックアップロール 11 バックアップロール 19 金属シェル 20 ヒートパイプ 21 柔軟性材料 22 軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続送給される被加熱帯材をその送給路
    に沿って所定間隔を隔てて配置されたロール対に接触さ
    せ、前記ロール対の間で前記被加熱帯材を通電加熱する
    ための通電加熱装置において、少なくとも前記被加熱帯
    材の高温領域で該被加熱帯材に接触する通電ロールが前
    記被加熱帯材をはさんで押さえロールおよびバックアッ
    プロールと対向し、前記押さえロールが式: ヒートパイプの外径≦金属シェルの厚さ/2 を満足するヒートパイプを内蔵する金属シェルを有し、
    前記金属シェルと軸との間に柔軟性材料が設けられてな
    る通電加熱装置。
  2. 【請求項2】 押さえロールのロール径Dと金属シェル
    の厚さtとの比(D/t)の値が10〜40である請求
    項1記載の通電加熱装置。
  3. 【請求項3】 押さえロールがその表面に熱伝導率が2
    0W/(m・℃)以下の断熱層が設けられたものである
    請求項1記載の通電加熱装置。
  4. 【請求項4】 押さえロールとバックアップロールとが
    連結バネで連結されている請求項1記載の通電加熱装
    置。
JP6603596A 1996-03-22 1996-03-22 通電加熱装置 Pending JPH09260028A (ja)

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