JPH0926001A - 歯車伝動機構およびこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

歯車伝動機構およびこれを用いた画像形成装置

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JPH0926001A
JPH0926001A JP7198185A JP19818595A JPH0926001A JP H0926001 A JPH0926001 A JP H0926001A JP 7198185 A JP7198185 A JP 7198185A JP 19818595 A JP19818595 A JP 19818595A JP H0926001 A JPH0926001 A JP H0926001A
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JP
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gear
gears
transmission mechanism
teeth
phase
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JP7198185A
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Masaaki Ichikawa
匡明 市川
Hiroyuki Ishii
博之 石井
Taku Goto
卓 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入力側と出力側の歯車と中間歯車のそれぞれの
噛み合い部の歯が噛み合い始めるタイミングの位相をず
らすことによって、出力側の角速度の変動を可及的に低
減し得る歯車伝動機構を提供する。また、この歯車伝動
機構を用いて高画質の画像を形成し得る画像形成装置を
提供する。 【解決手段】歯車列の中で隣合う3つの歯車の入力側と
出力側の噛み合い部における歯の噛み合うタイミングを
ずらすことにより、入力側と出力側の噛み合い部の歯の
変形よる回転遅れの変化を相互に干渉させて出力側の歯
車の角速度の変動を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば互いに噛
み合う複数の歯車を有する歯車伝動機構及びこれを用い
た画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に駆動中の歯車間の歯の噛み合い
は、ある一組の歯が噛み合い始め、この一組の歯が噛み
合い中に次の一組の歯が噛み合い始め、所定の噛み合い
長さづつ次々に歯の噛み合いが連続して繰り返されてい
る。この噛み合い状態は、回転中常に一組の歯が噛み合
っているのではなくて、1組の歯が噛み合っている状態
と二組の歯が噛み合っている状態、あるいは3組以上の
歯が噛み合っている状態が存在し、噛み合っている歯の
数が、たとえば1歯→2歯→1歯・・というように周期
的に変化しながらトルクを伝達していることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
技術をさらに発展させたものであり、その目的とすると
ころは、入力側と出力側の歯車と中間歯車のそれぞれの
噛み合い部の歯が噛み合い始めるタイミングの位相をず
らすことによって、出力側の角速度の変動を可及的に低
減し得る歯車伝動機構を提供することにある。
【0004】また、この安定した歯車伝動機構を用いて
高画質の画像を形成し得る画像形成装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、複数の歯車が噛み合って歯車列
を構成している歯車伝動機構において、前記歯車列の中
で互いに隣合う3つの歯車のうち、入力側の歯車と出力
側の歯車の各歯がそれぞれ中間歯車の歯と噛み合うタイ
ミングをずらしたこと特徴とする。
【0006】歯車の歯部はその負荷荷重によって微小変
形を生じるが、歯車の噛み合いは、たとえば1歯→2歯
→1歯と、その荷重を受ける歯数が連続的に変化するた
め、回転中において回転方向の変形量は一定にならな
い。
【0007】そこで、本発明のように入力側と出力側の
噛み合い部において歯が噛み合うタイミングをずらして
おくことにより、入力側と出力側の変形量が同期して増
幅されることが無くなる。
【0008】たとえば、中間歯車を同一モジュールで同
一歯数の2つの歯車を同一軸に固定した2段構造の場合
に、各歯車が入力側および出力側歯車と噛み合うタイミ
ングをずらしておく。
【0009】入力側歯車と出力側歯車がそれぞれ相手歯
車と同じタイミングで噛み合い始める時の位相を同位相
としたときに、ほぼ1/2位相だけずらしておくことが
好ましい。ここで、1/2位相というのは、歯車の歯の
変形による回転遅れの変化の1サイクルの1/2の意味
である。すなわち、噛み合い状態は1歯→2歯→1歯・
・・と連続して周期的に変化することから、たとえば、
1歯噛み合い状態から次の1歯噛み合い状態までを1周
期とし、この間の位相の1/2だけずらしている。
【0010】このようにすれば、「1歯噛み合い」と
「2歯噛み合い」が、常に入力側と出力側で補償し合う
ように働き、入力歯車に対する出力歯車の角速度変化を
ほぼ一定にできる。
【0011】もちろん、噛み合いタイミングの位相のず
らし方としては、1/2位相に限定されるものではな
く、たとえば1/3,1/4等種々の値を設定すること
ができ、要するに入力側と出力側の噛み合いタイミング
をずらして、入力側と出力側で回転遅れの変化が同期し
ないようにすればよい。
【0012】また、中間歯車が一段ギアの場合でも、入
力側及び出力側歯車に対する中間歯車の相対位置及び歯
数を変えることによって中間歯車と入力側および出力側
歯車と噛み合うタイミングをずらすことができる。
【0013】入力側の歯車と出力側の歯車に対して同じ
タイミングで噛み合い始める時の位相を同位相との定義
のもとに、それぞれの噛み合いタイミングが1/2位相
ずれるようにすれば、「1歯噛み合い」と「2歯噛み合
い」が、常に入力側と出力側で補償し合うように働き、
入力歯車に対する出力歯車の角速度変化をほぼ一定にで
きる。
【0014】また、中間歯車を同一モジュールで整数倍
比の歯数を持つ大歯車と小2歯車を同一軸に固定した2
段構造とした場合でも、大小歯車と入力側および出力側
歯車と噛み合うタイミングをずらすことにより、入力側
と出力側の変形量が同期して増幅されることを低減する
ことにができる。
【0015】小歯車と大歯車がそれぞれ入力側と出力側
の歯車と同じタイミングで噛み合い始める位相を同位相
と定義したときに、大小歯車のいずれかの位相をほぼ1
/2位相だけずらすことによって、入力側と出力側の角
速度の変動を相互に干渉させて出力側の角速度の変動を
低減できる。
【0016】この場合には、歯数が違うので、大歯車側
と小歯車側の噛み合い部の歯の変形による回転遅れの変
化の周期が異なる。小歯車側の噛み合い部の変化の周期
の方が大歯車側の噛み合い部の変化の周期よりも整数倍
大きくなる。したがって、同位相とした場合に、同期す
るのは小歯車は1サイクル毎であるが、大歯車側は整数
倍サイクル毎となる。したがって、小歯車側あるいは大
歯車側を1/2位相だけずらしても、歯数が同一で歯の
変形による回転遅れの変化が完全に同一周期の場合のよ
うに完全にゼロにはできないが、大歯車の数サイクル毎
に同期する部分を減少させることができるので、全体と
して角速度の変動を低減することができる。
【0017】中間歯車の大小歯車のモジュールが異なる
場合には、モジュールについても整数倍比としておくこ
とが効果的である。
【0018】回転駆動される記録媒体を有し、該記録媒
体上に画像が形成される画像形成装置において、前記記
録媒体への駆動力伝達機構として上記歯車伝動機構を用
いれば、送りムラの生じない高品質の画像を得ることが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。
【0020】図7は本発明の歯車伝動機構が適用される
プリンタ,複写機等の画像形成装置の主たる構成を示し
ている。すなわち、ポリゴンスキャナ等によって主走査
方向(感光ドラム104の軸方向)に振られたレーザ発
光部100より射出されたレーザ光101はミラー10
2等によって光路を調整され、カートリッジ103内に
ある記録媒体としての感光ドラム104上に到達する。
【0021】感光ドラム104は所定の回転速度で回転
駆動され、これにより感光ドラム104表面に副走査方
向(感光ドラム104の回転方向)の画像の形成がなさ
れ、図示しないデータ入力装置の信号に従い、レーザ光
の0N/OFF、あるいは発光の強弱のコントロールに
よって任意の画像が潜像として形成される。
【0022】プリントされるべき用紙105はカセット
106に積載されており、プリント信号に合わせて給紙
ローラ107によって給紙され、搬送経路108を通っ
て感光ドラム104近傍に導かれる。既に、潜像を有し
ている感光ドラム104は所定の現像プロセスにより感
光ドラム104上にトナー像が形成される。
【0023】このトナー像を転写部109において用紙
105上に転写され、定着器110にてトナー像が定着
された後、排紙部111へと排紙される。
【0024】図8はモータから感光ドラムへの歯車伝動
機構を示したものである。
【0025】すなわち、10はモータであり、1はモー
タ軸11に固定されたモータ軸ギア12に噛み合う駆動
ギア、5は最終的な感光ドラム104の回転軸に固定さ
れる感光ドラムギアである。この駆動ギア1と感光ドラ
ムギア5の間に、減速ギア2,中間ギア3及びアイドラ
ギア4が介装されている。
【0026】このギア列の内、互いに噛み合う3つのギ
アの間に、本発明の歯車伝動機構が適用される。
【0027】[第1の実施の形態]図1に本発明の歯車
伝動機構の第1の実施の形態が示されている。
【0028】この第1の実施の形態は、図8に示したギ
ア列のうち最終段にある中間ギア3,アイドラギア4お
よび感光ドラムギア5の間に適用した例である。
【0029】この実施の形態では、アイドラギア4が同
一モジュールで同一歯数の第1,第2アイドラギア4
a,4bを同一軸に固定した2段ギア構造となってい
る。そして、第1アイドラギア4aと第2アイドラギア
4bがそれぞれ相手歯車となる中間ギア3および感光ド
ラムギア5と同じタイミングで噛み合い始める時の位相
を同位相として、第1,第2アイドラギア4a,4bの
位相をほぼ1/2位相ずらしたものである。ここで、1
/2位相というのは、第1,第2アイドラギア4a,4
bの噛み合い部における歯の変形による回転遅れの周期
的な変化の1サイクルの1/2の意味である。すなわ
ち、噛み合い状態は1歯→2歯→1歯・・・と連続して
周期的に変化することから、たとえば、1歯噛み合い状
態から次の1歯噛み合い状態までを1周期とし、この間
の位相の1/2だけずらしている。第1,第2アイドラ
ギア4a,4bの各歯の位置関係は、軸方向に投影する
と互いの歯と歯の間に歯が位置する関係にある。
【0030】図1(b)において、上半分が第2アイドラ
ギア4b、下半分が第1アイドラギア4aとの噛み合い
方を示している。
【0031】駆動力は中間ギア3より歯部a−a´,b
−b´、c−c´と当り第1アイドラギア4aに伝達さ
れ、第2アイドラギア4bから歯部d´ーd,e´−
e,f´ーfと当り感光ドラムギア5に伝達される。
【0032】このとき、第1,第2アイドラギア4a,
4bの歯の位相が1/2位相ずれているので、たとえ
ば、第1,第2アイドラギア4aがa−a´,b−b´
の2歯で噛み合っているときには、第2アイドラギア4
bがd−d´の1歯で噛み合って駆動力が伝達され、
「1歯噛み合い」と「2歯噛み合い」が、常に入力側の
第1アイドラギア4aと中間ギア3との噛み合い部、出
力側の第2アイドラギア4bと感光ドラムギア5との噛
み合い部で補償し合うように働き、感光ドラムギア5の
角速度変化をほぼ一定にできる。
【0033】図2(a)は入力側と出力側の噛み合い部始
めが同位相になった時の角速度の変化(単位時間内に生
じたギアの歯の変形による回転遅れ)を模式的に表すグ
ラフ、図2(b)は入力側と出力側の噛み合い始めを1
/2位相だけずらしたときの角速度の変化を表すグラフ
である。
【0034】グラフ中のイ及びロは、入力側の中間ギア
3と第1アイドラギア4a、第2アイドラギア4bと出
力側の感光ドラムギア5を個別に評価したときの角速度
の変化をで示す。ハはそれを合成したとき、すなわち入
力側の中間ギア3に対する出力側の感光ドラムギア5の
角速度の変化を表している。
【0035】図2(a)の同位相の場合には、入力側と出
力側角速度の変化が全く同期しているので振幅が増幅さ
れ回転ムラが増大する。これに対して、入力側と出力側
の噛み合い部の噛み合い始めのタイミングを1/2位相
ずらすことで、図2(b)に示すように、一方の角速度が
増大するときは他方の角速度が減少する関係となり、合
成すると両者が相殺され、感光ドラムギア5の角速度変
化をほぼ一定にすることができる。
【0036】したがって、感光ドラム104が一定の角
速度で回転駆動され、ピッチムラの無い高品質の画像を
形成することができる。
【0037】通常、このような2段のアイドラギア4の
場合には、第1,第2アイドラギア4a,4bの位相関
係は特に意識して設定されない。本発明では、常に第
1,第2アイドラギア4a,4bの位相が、1/2位相
ずれるように製作される。
【0038】上記噛み合いタイミングの位相のずらし方
としては、1/2位相に限定されるものではなく、たと
えば1/3,1/4等種々の値を設定することができ、
要するに入力側と出力側の噛み合いタイミングずらし
て、入力側と出力側で回転遅れの変化が同期しないよう
にすればよい。
【0039】[第2の実施の形態]図3には本発明の第
2の実施の形態を示している。
【0040】この第2の実施の形態は、図8中の、減速
ギア2,中間ギア3及びアイドラギア4の間に適用した
ものである。
【0041】減速ギア2も2段ギア構成で、図示例では
歯数の多い第1減速ギア2aと歯数の少ない第2減速ギ
ア2bを同一軸上に固定している。そして、入力側の第
2減速ギア2bと中間ギア3が噛み合い、出力側では中
間ギア3とアイドラギア4の第1ギア4aに噛み合って
いる。
【0042】そして、中間ギア3が入力側の第2減速ギ
ア2b及び出力側の第1アイドラギア4aに対して同じ
タイミングで噛み合い始める時の位相を同位相との定義
のもとに、それぞれの噛み合いタイミングが1/2位相
ずれるように、第2減速ギア2b及び第1アイドラギア
4aに対する中間歯車3の相対位置及び歯数を変えるこ
とによって、入力側と出力側の角速度の変動を相互に干
渉させて出力側の角速度の変動を低減するようになって
いる。
【0043】たとえば、図4に示すように、入力側の第
2減速ギア2bと出力側の第1アイドラギア4aをつな
ぐ際、中間ギア3の位置を変更することで、噛み合い位
置をずらすことができる。たとえば、A1とA2の位相
が同一位相だったとすると、ギア径あるいは位置を変更
してB1,B2にすることで、たとえばB1側の噛み合
い始めに対してB2側の噛み合い始めを1/2位相ずら
すように、中間ギア3の歯数(位置)が適当になるよう
に設定する。
【0044】このように設定することで、「1歯噛み合
い」と「2歯噛み合い」が、常に入力側の第2減速ギア
2bと中間ギア3、出力側の中間ギア3と第1アイドラ
ギア4aとの噛み合い部で補償し合うように働き、出力
側の第1アイドラギア4aの回転角速度が一定に保たれ
る。
【0045】その他の位相のずれに関する事項は第1の
実施の形態での説明と同様である。
【0046】[第3の実施の形態]図5には本発明の第
3の実施の形態を示している。
【0047】この第3の実施の形態は、図8中の駆動ギ
ア1、減速ギア2及び中間ギア3間に適用したものであ
る。
【0048】この駆動ギア1も、モータ軸ギア12に噛
み合う大径の第1駆動ギア1aと、減速ギア2の第1減
速ギア2aに噛み合う小径の第2駆動ギア1bを同一軸
上に固定した2段ギア構成になっている。
【0049】そして、減速ギア2の大径の第1減速ギア
2aと、小径の第2減速ギア2bを同一モジュールで整
数倍比の歯数を持つ構造とし、入力側の第1減速ギア2
aと相手の第2駆動ギア1bとの噛み合い部と、出力側
の小径の第2減速ギア2bと中間歯車3との噛み合い部
がそれぞれ同じタイミングで噛み合い始める位相を同一
位相と定義して、第1減速ギア2aと第2減速ギア2b
のうちいずれか、たとえば小径の第2減速ギア2bの位
相をほぼ1/2位相だけずらしている。
【0050】また、大径の第1減速ギア2aと小径の第
2減速ギア2bのモジュールも整数倍比の場合で歯数も
整数倍比に設定することが望ましい。
【0051】この場合には、歯数が違うので、図6に示
すように、大径の第1減速ギア2a側と小径の第2減速
ギア2a側の噛み合い部の歯の変形による回転遅れの変
化の周期が異なる。小径の第2減速ギア2a側の噛み合
い部の変化の周期の方が大径の第1減速ギア2a側の噛
み合い部の変化の周期よりも整数倍大きくなる。したが
って、同位相とした場合は、図6(a)に示すように、同
期するのは小径の第2減速ギア2aは1サイクル毎であ
るが、大径の第1減速ギア2b側は整数倍サイクル毎と
なる。
【0052】したがって、大径の第1減速ギア2a側を
1/2位相だけずらしても、歯数が同一で歯の変形によ
る回転遅れの変化が完全に同一周期の場合のように完全
にゼロにはできないが、小径の大2減速ギア2bの数サ
イクル毎に同期する部分を減少させることができので、
全体として角速度の変動を低減することができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
歯車列の中で隣合う3つの歯車の入力側と出力側の噛み
合い部における歯の噛み合うタイミングをずらすことに
より、入力側と出力側の噛み合う歯の変形による回転遅
れの変化を干渉させて、出力側の歯車の角速度の変動を
低減することができる。
【0054】中間歯車を同一モジュールで同一歯数の歯
車を同一軸に固定した2段構造の場合で、入力側と出力
側の歯車の位相角をほぼ1/2位相ずらせば、「1歯噛
み合い」と「2歯噛み合い」が、常に入力側と出力側で
補償し合うように働き、入力歯車に対する出力歯車の角
速度変化をほぼ一定にできる。
【0055】また、入力側及び出力側歯車に対する中間
歯車の相対位置及び歯数を変えて入力側と出力側の噛み
合いタイミングを1/2位相ずらすことによっても、
「1歯噛み合い」と「2歯噛み合い」が、常に入力側と
出力側で補償し合うように働き、入力歯車に対する出力
歯車の角速度変化をほぼ一定にできる。
【0056】また、中間歯車を同一モジュールで整数倍
比の歯数を持つ大歯車と小2歯車を同一軸に固定した2
段構造とした場合、あるいはモジュール及び歯数共に整
数倍比の場合でも、大小歯車のいずれかの位相をほぼ1
/2位相だけずらすことによって、入力側と出力側の角
速度の変動を相互に干渉させて出力側の角速度の変動を
低減できる。
【0057】さらに、画像形成装置の記録媒体への駆動
力伝達機構として本発明の歯車伝動機構を用いれば、送
りムラの生じた画像を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施の形態に係る歯車伝
動機構を示す図である。
【図2】図2(a),(b)は図1の同一位相の場合と本願
発明の1/2位相をずらした場合を対比して示すグラフ
である。
【図3】図3は本発明の第2の実施の形態の説明図であ
る。
【図4】図4は図3の調整方法の説明図である。
【図5】図5は本発明の第3及び第4の実施の形態の説
明図である。
【図6】図6は図5の場合の角速度変動状態を示す図で
ある。
【図7】図7は本発明の車伝動機構が適用される画像形
成装置の概略構成図である。
【図8】図8は図7の感光ドラムの駆動部に適用される
歯車伝動機構を示す図である。
【符号の説明】
1 駆動ギア 1a 第1駆動ギア 1b 第2駆動ギア 2 減速ギア 2a 第1減速ギア 2b 第2減速ギア 3 中間ギア 4 アイドラギア 4a 第1アイドラギア 4b 第2アイドラギア 5 感光ドラムギア 10 モータ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の歯車が噛み合って歯車列を構成して
    いる歯車伝動機構において、 前記歯車列の中で互いに隣合う3つの歯車のうち、入力
    側の歯車と出力側の歯車の各歯がそれぞれ中間歯車の歯
    と噛み合うタイミングをずらしたこと特徴とする歯車伝
    動機構。
  2. 【請求項2】中間歯車を同一モジュールで同一歯数の2
    つの歯車を同一軸に固定した2段構造とし、各歯車が入
    力側および出力側歯車と噛み合うタイミングをずらした
    ことを特徴とする請求項1に記載の歯車伝動機構。
  3. 【請求項3】2段構造の中間歯車の各歯車が入力側およ
    び出力側歯車と同じタイミングで噛み合い始める時の位
    相を同位相としたときに、入力側と出力側の歯車の位相
    をほぼ1/2位相ずらしたことを特徴とする請求項1に
    記載の歯車伝動機構。
  4. 【請求項4】入力側及び出力側歯車に対する中間歯車の
    相対位置及び歯数を変えることによって、入力側の歯車
    と出力側の歯車の各歯がそれぞれ中間歯車と噛み合うタ
    イミングをずらしたことを特徴とする請求項1に記載の
    歯車伝動機構。
  5. 【請求項5】中間歯車が入力側の歯車と出力側の歯車に
    対して同じタイミングで噛み合い始める時の位相を同位
    相としたときに、それぞれの噛み合いタイミングが1/
    2位相ずれるように、前記入力側及び出力側歯車に対す
    る中間歯車の相対位置及び歯数を変えることを特徴とす
    る請求項4に記載の歯車伝動機構。
  6. 【請求項6】中間歯車を同一モジュールで整数倍比の歯
    数を持つ大歯車と小2歯車を同一軸に固定した2段構造
    とし、 小歯車と大歯車がそれぞれ入力側および出力側の歯車と
    噛み合うタイミングをずらしたことを特徴とする請求項
    1に記載の歯車伝動機構。
  7. 【請求項7】中間歯車の大歯車と小歯車が入力側及び出
    力側の歯車と同じタイミングで噛み合い始める位相を同
    位相としたときに、大小歯車のいずれかの位相をほぼ1
    /2位相だけずらすことを特徴とする請求項6に記載の
    歯車伝動機構。
  8. 【請求項8】大歯車と小歯車のモジュールについても整
    数倍比である請求項6または7に記載の歯車伝動機構。
  9. 【請求項9】回転駆動される記録媒体を有し、該記録媒
    体上に画像が形成される画像形成装置において、 前記記録媒体への駆動力伝達機構として請求項1乃至8
    のうちいずれか一の請求項に記載の歯車伝動機構を用い
    たことを特徴とする画像形成装置。
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