JPH09259973A - コネクタの結合構造 - Google Patents

コネクタの結合構造

Info

Publication number
JPH09259973A
JPH09259973A JP6141296A JP6141296A JPH09259973A JP H09259973 A JPH09259973 A JP H09259973A JP 6141296 A JP6141296 A JP 6141296A JP 6141296 A JP6141296 A JP 6141296A JP H09259973 A JPH09259973 A JP H09259973A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
protrusion
holder
mounting portion
connectors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6141296A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3384676B2 (ja
Inventor
Hiroki Hirai
宏樹 平井
Hiroyuki Hayashi
弘幸 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd, Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP06141296A priority Critical patent/JP3384676B2/ja
Publication of JPH09259973A publication Critical patent/JPH09259973A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3384676B2 publication Critical patent/JP3384676B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタの幅方向寸法を大型化させることな
く、一対のコネクタを容易かつ適正状態で結合する。 【解決手段】 取付け部1に支持された第1コネクタ2
と、この第1コネクタ2の結合される第2コネクタ3と
を有するコネクタの結合構造であって、上記第1コネク
タ2の底部もしくは取付け部1の壁面のいずれか一方に
球状の支持部11を突設するとともに、他方に上記支持
部11を保持する保持部15を設け、上記第2コネクタ
3を第1コネクタ2に結合する際に、上記支持部11を
支点にして第1コネクタ2を傾動変位させるように構成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相対応する一対の
コネクタを結合して電気的に導通状態とするコネクタの
結合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実開昭64−27982号
公報に示されるように、自動車の車体パネル等からなる
取付け部に形成されたガイド溝に嵌合されるリング状の
ばね部材とガイドフランジとを第1コネクタ(可動コネ
クタ)のハウジングに設け、上記ばね部材によって第1
コネクタを上下方向および左右方向に移動可能な状態で
弾性的に支持することにより、上記第1コネクタと、こ
れに結合される第2コネクタ(相手方コネクタ)との保
持位置に多少の誤差がある場合においても、上記ばね部
材を弾性変形させて上記保持位置の誤差を吸収し、第1
コネクタと第2コネクタとを適正に結合できるようにす
ることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載された
コネクタの結合構造によれば、取付け部に形成されたガ
イド溝に嵌入されるガイドフランジと、第1コネクタを
弾性的に支持するばね部材とを第1コネクタのハウジン
グに設ける必要があるので、このハウジングの構造が複
雑になるという問題があるとともに、上記取付け部を固
定パネルと取付けパネルとに二分割してこれらを上下に
分離した状態で、上記ガイド溝に上記ガイドフランジを
嵌入して第1コネクタを取付け部に取り付けなければな
らず、第1コネクタの取り付け作業が煩雑であるという
問題がある。
【0004】しかも、上記ガイドフランジによって取付
け部に固定された第1コネクタに第2コネクタを嵌入し
て両コネクタを結合する際に、この第2コネクタを大き
な力で第1コネクタに押し付ける必要があり、第1コネ
クタのガイドフランジや、このガイドフランジを保持す
る保持部、つまり上記取付け部のガイド溝を構成する壁
面が破損し易いという問題がある。特に、第1コネクタ
のハウジングと第2コネクタのハウジングとの設置角度
にずれがあると、両コネクタの結合時に上記ガイドフラ
ンジおよびその保持部に大きな曲げモーメントが作用す
るために、ガイドフランジまたはその保持部等が破損し
易いという問題がある。
【0005】なお、コネクタ端子やコネクタハウジング
の損傷を防止しつつ、信頼性の高い電気的接続を行うこ
とができるようにするため、特開平6−19150号公
報に示されるように、インナーケース(第1コネクタ)
の外壁面または、このインナーケースを支持するアウタ
ーケースの内壁面いずれか一方に、一対の軸部を突設す
るとともに、他方に上記軸部を回動可能に支持する軸受
部を設けることが行われている。そして、上記インナケ
ースに結合されるカプラーケース(第2コネクタ)が製
作誤差によりインナーケースに対して傾斜状態で挿入さ
れる場合に、上記軸部を支点にしてインナーケースを回
動変位させることにより、上記製作誤差を吸収してイン
ナーケースとカプラケースとを適正状態で結合できるよ
うにすることが行われている。
【0006】しかし、上記構成によれば、インナーケー
スの外壁面またはアウターケースの内壁面いずれか一方
に、一対の軸部を突設する必要があるので、コネクタの
幅方向寸法が大型化することが避けられないとともに、
上記インナーケースの回動変位方向が一方向に限定され
ているので、上記インナーケースの回動変位方向と直行
する方向等にカプラーケースが傾斜している場合に、上
記インナーケースとカプラーケースとを適正状態で結合
することができないという問題がある。
【0007】本発明は、このような事情に鑑み、コネク
タの幅方向寸法を大型化させることなく、一対のコネク
タを容易かつ適正状態で結合することができるコネクタ
の結合構造を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
取付け部に支持された第1コネクタと、この第1コネク
タに結合される第2コネクタとを有するコネクタの結合
構造であって、上記第1コネクタの底部もしくは取付け
部の壁面のいずれか一方に、第1コネクタの傾動支点と
なる突部を設けるとともに、上記第2コネクタを第1コ
ネクタに結合する際に、上記突部を後退可能に支持する
弾性支持部を設けたものである。
【0009】上記構成によれば、第1コネクタの設置角
度と第2コネクタの設置角度との間にずれがある状態で
両コネクタが結合される際に、弾性支持部が弾性変形し
て後退しつつ、この突部を支点に第1コネクタが傾動変
位することにより、上記設置角度のずれが修正されて両
コネクタが適正状態で結合されることになる。
【0010】請求項2に係る発明は、上記請求項1記載
のコネクタの結合構造において、第1コネクタを進退可
能に支持するホルダーを取付け部に設け、かつ上記ホル
ダーに揺動支腕からなる弾性支持部を設けるとともに、
この弾性支持部の先端部に第1コネクタの傾動支点とな
る突部を設けたものである。
【0011】上記構成によれば、第1コネクタの設置角
度と第2コネクタの設置角度との間にずれがある状態で
両コネクタが結合される際に、揺動支腕の先端部に設け
られた突部が第1コネクタに押されて弾性支腕が弾性変
形することにより、上記突部が後退しつつ、この突部を
支点に第1コネクタが傾動変位して上記設置角度のずれ
が修正されることになる。
【0012】請求項3に係る発明は、上記請求項1記載
のコネクタの結合構造において、第1コネクタを進退可
能に支持するホルダーを取付け部に設けるとともに、第
1コネクタの傾動支点となる球状の突部が先端部に設け
られた弾性体を、上記第1コネクタの底部またはホルダ
ーの壁面に取り付けたものである。
【0013】上記構成によれば、第1コネクタの設置角
度と第2コネクタの設置角度との間にずれがある状態で
両コネクタが結合される際に、上記弾性体が弾性変形す
ることによってその先端部に設けられた球状の突部が後
退しつつ、この突部を支点に第1コネクタが傾動変位す
ることにより、上記設置角度のずれが効果的に修正され
て両コネクタが適正状態で結合されることになる。
【0014】請求項4に係る発明は、上記請求項1記載
のコネクタの結合構造において、第1コネクタを進退可
能に支持するホルダーを取付け部に設け、かつ第1コネ
クタの底部もしくは取付け部の壁面のいずれか一方に、
第1コネクタの傾動支点となる突部を設け、他方に上記
突部が嵌入される凹孔を有する保持部を設けるととも
に、この保持部に上記突部を後退可能に支持する弾性支
持部材を配設したものである。
【0015】上記構成によれば、第2コネクタの進入角
度と第1コネクタの設置角度との間にずれがある状態で
両コネクタが結合される際に、上記球状の突部を支点に
して第1コネクタが傾動変位することにより、上記第2
コネクタの進入角度に対応して第1コネクタの設置角度
が効果的に修正されて両コネクタが適正状態で結合され
るとともに、上記保持部内に配設された弾性支持部材が
弾性変形することによって上記が保持部に沿って後退す
ることにより、第1コネクタの設置角度および第2コネ
クタの進入角度が修正されることになる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るコネクタの
結合構造の実施形態を示している。このコネクタは、自
動車のインストルメントパネル等からなる取付け部1に
支持された第1コネクタ2と、この第1コネクタ2に結
合される第2コネクタ3とを有している。上記第1コネ
クタ2は、端子収容室4が形成された雄型のコネクタハ
ウジング5と、上記端子収容室4に収容された図外の雌
型端子とを備え、上記コネクタハウジング5がホルダー
6を介して取付け部1に取り付けられるように構成され
ている。また、上記コネクタハウジング5の前面外周部
には、先窄まりのテーパ面7が形成されている。
【0017】上記ホルダー6は、取付け部1にボルト止
めされる等の手段で固定される底壁板8と、この底壁板
8の外周部から前方側に突設された周壁板9とを有する
箱状に形成されている。そして、上記周壁板9の内面に
は、第1コネクタ2の側壁面を弾性的に支持するゴム材
等からなる支持部材10が取り付けられ、この支持部材
10によって上記第1コネクタ2のコネクタハウジング
5がスライド可能に支持されている。
【0018】また、ホルダー6の底壁板9には、図2に
示すように、U字状のスリット11が形成されることに
より、一対の揺動支腕12が相対向して設けられるとと
もに、この揺動支腕12の先端部には、後述する両コネ
クタ2,3の結合時に、上記コネクタハウジング5の底
部に当接して第1コネクタ2の傾動支点となる突部13
が設けられている。そして、上記第2コネクタ3を第1
コネクタ2に結合する際に、第2コネクタ3の底部に押
されて上記揺動支腕12からなる弾性支持部が揺動する
ことにより、上記突部13が後退するようになってい
る。
【0019】上記第2コネクタ3は、第1コネクタ2の
コネクタハウジング5に外嵌される開口部14が形成さ
れた雌型のコネクタハウジング15を有し、メータユニ
ット、空調ユニットまたはナビゲーション装置等からな
る電子ユニット16にボルト止め等の手段で固定される
ように構成されている。また、上記第2コネクタ3のコ
ネクタハウジング15には、先広がりのテーパ面17が
上記開口部14の入り口部分に形成されるとともに、第
1コネクタ2の雌型端子に接続される雄型端子を有する
端子接続部18が上記端子収容室4に対応する位置に突
設されている。
【0020】上記構成の第1コネクタ2と第2コネクタ
3とを結合するには、第2コネクタ3が取り付けられた
電子ユニット16を、上記取付け部1に固定されたホル
ダー6および第1コネクタ2の設置部に向けて押動する
ことにより、上記第2コネクタ3のコネクタハウジング
15に形成された開口部14を、第1コネクタ2のコネ
クタハウジング5に外嵌して第1コネクタ2と第2コネ
クタ3とを結合状態に移行させる。
【0021】上記第1コネクタ2に対する第2コネクタ
3の結合操作時において、第1コネクタ2のコネクタハ
ウジング5の進入角度と、第2コネクタ3のコネクタハ
ウジング15の設置角度との間にずれがある場合には、
図3に示すように、上記第2コネクタ3のコネクタハウ
ジング15に形成された先広がりのテーパ面17が、第
1コネクタ2のコネクタハウジング5に形成された先窄
まりのテーパ面7に圧接される。
【0022】そして、上記ホルダー6の底壁板8には、
第1コネクタ2の傾動支点となる一対の突部13が設け
られるとともに、各突部13をそれぞれ後退可能に支持
する一対の弾性支腕12が設けられているため、上記第
2コネクタ3から第1コネクタ2に入力される押圧力に
応じ、上記揺動支腕12の少なくとも一方が傾動してそ
の先端部に設けられ突部13が後退しつつ、この突部1
3を支点にして第1コネクタ2が傾動変位することによ
り、第2コネクタ3の進入角度に対応して第1コネクタ
2の設置角度が修正され、第1コネクタ2のコネクタハ
ウジング5に上記第2コネクタ3のコネクタハウジング
15が外嵌されることになる。
【0023】したがって、図4に示すように、第1コネ
クタ2のコネクタハウジング5に第2コネクタ3のコネ
クタハウジング15が適正状態で外嵌されて両者が結合
されるとともに、上記第1コネクタ2の端子収容室4内
に、第2コネクタ3の端子接続部18が挿入されて端子
同士の接続が行われる。
【0024】このように取付け部1に取り付けられたホ
ルダー6の底壁板8に第1コネクタ2の傾動支点となる
突部13を設けるとともに、上記第2コネクタ3が固定
された電子ユニット16を取付け部1に固定する際に、
第1コネクタ2の設置角度に対する第2コネクタ3の進
入角度がいずれの方向にずれている場合においても、こ
の第2コネクタ3の進入角度に対応させて上記第1コネ
クタ2を傾動変位させることにより、その設置角度ずれ
を修正することができる。
【0025】すなわち、上記両コネクタ2,3の結合時
に、第2コネクタ3の底部を上記ホルダー6に設けられ
た突部13に圧接させて第1コネクタ2の底部を点当り
状態で支持するように構成したため、上記第2コネクタ
3から第1コネクタ2に入力される押圧力に応じ、突部
13を支点に第1コネクタ2をいずれの方向に対しても
傾動変位させることができるので、上記第2コネクタ3
の進入角度に対応させて第1コネクタ2の設置角度を正
確に修正し、両コネクタ2,3を適正状態で結合するこ
とができる。
【0026】そして、上記突部13を後退可能に支持す
る揺動支腕12からなる弾性支持部をホルダー6の底壁
板8に設けたため、上記第2コネクタ3を第1コネクタ
2に結合する際に作用する上記押圧力に応じ、揺動支腕
12を弾性変形させて上記突部13を後退させることに
より、第1コネクタ2を容易に傾動変位させてその設置
角度を適正に修正しつつ、両コネクタ2,3の結合部に
作用する応力を吸収することができる。
【0027】したがって、上記両コネクタ2,3の結合
時に、これらのコネクタハウジング5,15およびその
支持部が大きな曲げモーメントおよび衝撃荷重を受ける
のを防止して、その損傷を効果的に防ぐことができると
ともに、両コネクタ2,3を容易かつ確実に結合して上
記コネクタハウジング5,15内に配設された相対応す
る端子同士を適正に接続することができる。しかも、上
記コネクタハウジング5の側壁面には、軸部および軸受
部等を突設する必要がないので、第1コネクタ2の幅方
向寸法を小さな値に抑えることができる。
【0028】また、上記実施形態では、周壁板9の内面
に設けられたゴム材等からなる支持部材10によって第
1コネクタ2の側壁面を弾性的に支持するように構成し
たため、両コネクタ2,3の結合時に、第1コネクタ2
の支持状態を安定させることができる。しかも、上記第
2コネクタ3から入力される押圧力に応じて上記支持部
材10を容易に弾性変形させることができるため、上記
第1コネクタ2の傾動変位が許容され、上記第2コネク
タ3の進入角度に対応させて第1コネクタ2の設置角度
を適正に修正することができる。
【0029】さらに、上記実施形態では、第1コネクタ
2を構成する雄型のコネクタハウジング5の先端部に先
広がりのテーパ面7を形成するとともに、第2コネクタ
3を構成する雌型のコネクタハウジング15の先端部に
先広がりのテーパ面17を形成したため、第2コネクタ
3の進入角度と、第1コネクタ2の設置角度との間に大
きなずれがある場合においても、両コネクタ2,3の結
合時に、上記両テーパ面7,17を互いに当接させて摺
動させつつ、上記コネクタハウジング5に第2コネクタ
3のコネクタハウジング15を外嵌させることにより、
上記角度のずれを効果的に修正して両コネクタ2,3を
確実に結合することができる。
【0030】なお、上記実施形態では、ホルダー6の底
壁板9にU字状のスリット11を形成することによって
揺動支腕12からなる弾性支持部を形成するとともに、
その先端部に突部13を一体に設けた例について説明し
たが、図5に示すように、先端部に球状の突部19aが
形成されたゴム材等からなる一対の弾性体19をホルダ
ー6の底壁板8に取り付け、上記突部19aを第1コネ
クタ2の底面に当接させて傾動支点とするように構成し
てもよい。
【0031】上記構成によれば、両コネクタ2,3の結
合時に、図6に示すように、第2コネクタ3から第1コ
ネクタ2に入力される押圧力に応じ、上記弾性体19を
弾性変形させてその先端に設けられた突部19aを後退
させることにより、両コネクタ2,3の結合部に作用す
る応力を吸収してコネクタハウジング5,15等の損傷
を防止することができるとともに、上記突部19aを支
点にして第1コネクタ2を傾動変位させることにより、
第2コネクタ3の進入角度に対応させて第1コネクタ2
の設置角度を適正に修正することができる。
【0032】上記各実施形態では、ホルダー6の底壁板
8に、先端部に突部13が設けられた一対の弾性支腕1
2、あるいは一対の弾性体19を配設した例について説
明したが、単一の弾性支腕12あるいは弾性体19を上
記底壁板8の中央に配設した構造としてもよい。また、
第1コネクタ2の傾動支点となる上記突部13または上
記弾性体19をコネクタハウジング5の底部に設けた構
造としてもよい。
【0033】また、上記各実施形態では、自動車のイン
ストルメントパネル等からなる取付け部1に取り付けら
れたホルダー6に、上記第1コネクタ2を支持させるよ
うに構成した例について説明したが、上記取付け部1に
第1コネクタ2の支持部および傾動支点となる突部13
等を設けることにより、上記取付け部1に第1コネクタ
2を直接支持させるように構成してもよい。
【0034】また、上記のように雌型端子と雄型のコネ
クタハウジング5とを有する第1コネクタ2を自動車の
インストルメントパネル等からなる取付け部1に支持さ
せるとともに、上記ホルダー6に設けられた上記突部等
13を支点にして上記第1コネクタ2を傾動自在に支持
するようにした構成に代え、上記雄型端子と雌型のコネ
クタハウジング15とを有するコネクタ3を第1コネク
タとし、これを上記取付け部1に支持させるように構成
してもよい。さらに、第2コネクタ3を電子ユニット1
6に取り付け、この電子ユニット16を取付け部1に固
定することにより、上記第2コネクタ3を取付け部1に
支持された第1コネクタ2に結合するようにした上記構
成に代え、上記第2コネクタ3を直接、取付け部1に支
持された第1コネクタ2に対して結合するように構成し
てもよい。
【0035】図7は、第1コネクタ2のコネクタハウジ
ング5の底部に突設された軸部20の先端部に、第1コ
ネクタ2の傾動支点となる球状の突部21が設けられる
とともに、取付け部1に固定されたホルダー6の底壁板
8に、上記突部21が圧入される筒状の凹孔22および
突部21の抜け止め部を備えた保持部23と、第1コネ
クタ2の後退位置を規制するストッパ24とが突設され
てなる実施形態を示している。そして、上記保持部23
内には、上記突部21を後退可能に支持する圧縮ばね、
またはゴム材等からなる弾性支持部材25が配設されて
いる。
【0036】また、上記第1コネクタ2のコネクタハウ
ジング5には、ナット部材26が形成され、かつ第2コ
ネクタ3のコネクタハウジング15には、上記ナット部
材26に螺着されることによって両コネクタ2,3を完
全締結状態とする締結ボルト27が回転自在に支持され
ている。さらに、上記ホルダー6の周壁板9には、図8
に示すように、第1コネクタ2のコネクタハウジング5
の側壁面に圧接されることにより、このコネクタハウジ
ング5をスライド可能に支持するばね板28が突設され
ている。
【0037】上記構成によれば、第1コネクタ2の底部
に設けられた球状の突部21が、ホルダー6の保持部2
3内において回転することにより、第1コネクタ2が任
意の方向に傾動変位することになる。したがって、上記
第2コネクタ3の進入角度と、上記第1コネクタ2の設
置角度との間にずれがある状態で、上記両コネクタ2,
3の結合が行われる場合に、上記第2コネクタ3から第
1コネクタ2に入力される押圧力に応じ、上記突部21
を支点に第1コネクタ2を傾動させることにより、上記
第2コネクタ3の進入角度に対応させて第1コネクタ2
の設置角度を修正することができる。
【0038】また、上記第2コネクタ3と第1コネクタ
2との結合時に作用する上記押圧力に応じ、弾性支持部
材25が弾性変形して上記突部21が保持部23の筒状
部に沿って奥側に後退するのに応じ、第1コネクタ2お
よび第2コネクタ3が傾動変位することにより、取付け
部1の壁面と直交した設置状態となるように設置角度が
適正に修正されつつ、両コネクタ2,3の結合部に作用
する応力が吸収されることになる。
【0039】したがって、上記両コネクタ2,3の結合
時に、コネクタハウジング5,15およびその支持部が
大きな曲げモーメントおよび衝撃荷重を受けるのを防い
でその損傷を効果的に防止しつつ、上記コネクタハウジ
ング5,15を適正角度に設置することができる。な
お、上記軸部20および突部21をホルダー6の壁面に
設けるとともに、上記保持部23および弾性支持部材2
5を第1コネクタ2の底部に配設した構造としてもよ
い。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明は、取付け部に支持された第1コネクタの底部もしく
は取付け部の壁面のいずれか一方に、第1コネクタの傾
動支点となる突部を設けるとともに、上記第2コネクタ
を第1コネクタに結合する際に、上記突部を後退可能に
支持する弾性支持部を設けたため、第1コネクタと第2
コネクタとの結合時に、第1コネクタに対する第2コネ
クタの設置角度がいずれの方向にずれている場合におい
ても、この第2コネクタの設置角度に対応させて上記第
1コネクタを傾動変位させることにより、上記設置角度
のずれを修正することができるとともに、第2コネクタ
を第1コネクタに結合する際に作用する押圧力に応じ、
揺動支腕を弾性変形させて上記突部を後退させることに
より、両コネクタの結合部に作用する応力を吸収するこ
とができる。
【0041】したがって、上記両コネクタの結合時に、
これらのコネクタハウジングおよびその支持部に大きな
曲げモーメントおよび衝撃荷重が作用するのを防止して
その損傷を効果的に防ぐことができるとともに、両コネ
クタを容易かつ確実に結合して上記コネクタハウジング
内に配設された相対応する端子同士を適正に接続するこ
とができ、かつコネクタの幅方向寸法を小さな値に抑え
ることができるという利点がある。
【0042】また、請求項2に係る発明は、第1コネク
タを進退可能に支持するホルダーを取付け部に設け、か
つ上記ホルダーに揺動支腕からなる弾性支持部を設ける
とともに、この弾性支持部の先端部に第1コネクタの傾
動支点となる突部を設けたため、上記第1コネクタを取
付け部に支持させる際に、上記揺動支腕を弾性変形させ
て上記突部を後退させつつ、この突部を支点にして第1
コネクタを傾動変位させることにより、第1コネクタの
設置角度と第2コネクタの設置角度とのずれを修正する
ことができるとともに、上記コネクタハウジングおよび
その支持部の損傷を効果的に防止できるという利点があ
る。
【0043】また、請求項3に係る発明は、第1コネク
タを進退可能に支持するホルダーを取付け部に設けると
ともに、第1コネクタの傾動支点となる球状の突部が先
端部に設けられた弾性体を、上記第1コネクタの底部ま
たはホルダーの壁面に取り付けたため、両コネクタの結
合時に、第2コネクタから第1コネクタに入力される押
圧力に応じ、上記弾性体を弾性変形させてその先端部に
設けられた球状の突部を後退させることにより、簡単構
成で両コネクタの結合部に作用する応力を吸収しつつ、
上記突部を支点に第1コネクタを傾動変位させて、第1
コネクタの設置角度を第2コネクタの進入角度に対応し
た角度に修正することができる。
【0044】また、請求項4に係る発明は、第1コネク
タを進退可能に支持するホルダーを取付け部に設け、か
つ第1コネクタの底部もしくは取付け部の壁面のいずれ
か一方に、第1コネクタの傾動支点となる突部を設け、
他方に、この突部が嵌入される凹孔を有する保持部を設
けるとともに、この保持部に上記突部を後退可能に支持
する弾性支持部材を配設したため、第2コネクタの進入
角度と、上記第1コネクタの設置角度との間にずれがあ
る状態で、上記両コネクタの結合が行われる場合に、上
記突部を支点に第1コネクタを傾動変位させることによ
り、上記設置角度のずれを修正することができる。
【0045】また、両コネクタの結合時に作用する押圧
力に応じて上記支持部を弾性変形させて上記突部を後退
させることにより、両コネクタの結合部に作用する応力
を吸収して上記両コネクタのコネクタハウジングおよび
その支持部に大きな曲げモーメントおよび衝撃荷重が作
用するのを防止しつつ、上記突部が後退して保持部の奥
側に移動するのに応じて第1コネクタの設置角度を適正
角度に修正するとともに、この第1コネクタの角度に対
応させて第2コネクタの進入角度を変化させることがで
きるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコネクタの結合構造の実施形態を
示す断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】第1コネクタと第2コネクタとの結合過程を示
す断面図である。
【図4】第1コネクタと第2コネクタとの結合状態を示
す断面図である。
【図5】本発明に係るコネクタの結合構造の別の実施形
態を示す断面図である。
【図6】図6に示す実施形態において両コネクタの結合
状態を示す断面図である。
【図7】本発明に係るコネクタの結合構造のさらに別の
実施形態を示す断面図である。
【図8】図7に示す実施形態において第1コネクタの支
持状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 取付け部 2 第1コネクタ 3 第2コネクタ 6 ホルダー 12 揺動支腕(弾性支持部) 13 突部 19 弾性体 19a 突部 21 突部 25 弾性支持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 弘幸 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付け部に支持された第1コネクタと、
    この第1コネクタに結合される第2コネクタとを有する
    コネクタの結合構造であって、上記第1コネクタの底部
    もしくは取付け部の壁面のいずれか一方に、第1コネク
    タの傾動支点となる突部を設けるとともに、上記第2コ
    ネクタを第1コネクタに結合する際に、上記突部を後退
    可能に支持する弾性支持部を設けたことを特徴とするコ
    ネクタの結合構造。
  2. 【請求項2】 第1コネクタを進退可能に支持するホル
    ダーを取付け部に設け、かつ上記ホルダーに揺動支腕か
    らなる弾性支持部を設けるとともに、この弾性支持部の
    先端部に第1コネクタの傾動支点となる突部を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載のコネクタの結合構造。
  3. 【請求項3】 第1コネクタを進退可能に支持するホル
    ダーを取付け部に設けるとともに、第1コネクタの傾動
    支点となる球状の突部が先端部に設けられた弾性体を、
    上記第1コネクタの底部またはホルダーの壁面に取り付
    けたことを特徴とする請求項1記載のコネクタの結合構
    造。
  4. 【請求項4】 第1コネクタを進退可能に支持するホル
    ダーを取付け部に設け、かつ第1コネクタの底部もしく
    は取付け部の壁面のいずれか一方に、第1コネクタの傾
    動支点となる突部を設け、他方に上記突部が嵌入される
    凹孔を有する保持部を設けるとともに、この保持部に上
    記突部を後退可能に支持する弾性支持部材を配設したこ
    とを特徴とする請求項1記載のコネクタの結合構造。
JP06141296A 1996-03-18 1996-03-18 コネクタの結合構造 Expired - Fee Related JP3384676B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06141296A JP3384676B2 (ja) 1996-03-18 1996-03-18 コネクタの結合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06141296A JP3384676B2 (ja) 1996-03-18 1996-03-18 コネクタの結合構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09259973A true JPH09259973A (ja) 1997-10-03
JP3384676B2 JP3384676B2 (ja) 2003-03-10

Family

ID=13170389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06141296A Expired - Fee Related JP3384676B2 (ja) 1996-03-18 1996-03-18 コネクタの結合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3384676B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001006808A (ja) * 1999-06-22 2001-01-12 Aisin Aw Co Ltd 端子自動接続装置
JP2002329556A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Smk Corp 可動型コネクタ
JP2006168634A (ja) * 2004-12-17 2006-06-29 Fujikura Ltd コンソールの取り付け構造
JP2009125597A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Vivant Medical Inc マイクロ波外科手術デバイスのための浮動コネクタ
EP2688155A4 (en) * 2011-03-16 2015-08-05 Toyota Jidoshokki Kk PLUG COMPONENT
WO2019176329A1 (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 ジヤトコ株式会社 動力伝達装置およびその製造方法
JP2021144788A (ja) * 2020-03-10 2021-09-24 Smk株式会社 フローティングコネクタ及びそれを用いた電気接続構造
JP2022077746A (ja) * 2020-11-12 2022-05-24 株式会社デンソー 移動体用の外部電気機器接続装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001006808A (ja) * 1999-06-22 2001-01-12 Aisin Aw Co Ltd 端子自動接続装置
JP2002329556A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Smk Corp 可動型コネクタ
JP2006168634A (ja) * 2004-12-17 2006-06-29 Fujikura Ltd コンソールの取り付け構造
JP2009125597A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Vivant Medical Inc マイクロ波外科手術デバイスのための浮動コネクタ
JP2013144198A (ja) * 2007-11-27 2013-07-25 Vivant Medical Inc マイクロ波外科手術デバイスのための浮動コネクタ
EP2688155A4 (en) * 2011-03-16 2015-08-05 Toyota Jidoshokki Kk PLUG COMPONENT
US9186973B2 (en) 2011-03-16 2015-11-17 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Connector component for an automotive equipment side and a battery side
WO2019176329A1 (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 ジヤトコ株式会社 動力伝達装置およびその製造方法
JPWO2019176329A1 (ja) * 2018-03-15 2021-01-07 ジヤトコ株式会社 動力伝達装置およびその製造方法
JP2021144788A (ja) * 2020-03-10 2021-09-24 Smk株式会社 フローティングコネクタ及びそれを用いた電気接続構造
JP2022077746A (ja) * 2020-11-12 2022-05-24 株式会社デンソー 移動体用の外部電気機器接続装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3384676B2 (ja) 2003-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8033844B2 (en) Lever type connector
KR20050042063A (ko) 차량의 방풍유리용 와이퍼 장치
KR100242180B1 (ko) 자동차에 사용되는 배면경 조립체
US6390841B1 (en) Self-aligning electrical connector
JPH1021992A (ja) コネクタの結合構造
KR101595188B1 (ko) 자가 정렬 가능한 전기 접속 장치 및 커넥터
JPH09259972A (ja) コネクタの結合構造
JP3223093B2 (ja) スイッチボックスの取付構造
JPH09259973A (ja) コネクタの結合構造
EP1701413B1 (en) Self-aligning connector
US7976314B2 (en) Buffer, adapter, and connecting device for attaching the same buffer or adapter
US20240317349A1 (en) Attachment of an energy store to a vehicle frame by means of a lever
US9701283B2 (en) Wiper blade assembly
KR20230034203A (ko) 자가-정렬 전기 커넥터 시스템
US7896709B2 (en) Keyed mating connectors with latching mechanism
JP3216788B2 (ja) コネクタ保持構造
US5941731A (en) Connector holding structure
US5882219A (en) Movable connector having an extending support plate
JPH09161889A (ja) 可動コネクタ
US5860823A (en) Movable connector with rotation limiting structure
JPH11354209A (ja) 自己調芯型コネクタ
JPH06325823A (ja) コネクタ装置
JP3163962B2 (ja) コネクタの嵌合構造
EP1129905A3 (en) An external rearview mirror
JPH09259982A (ja) コネクタの接続構造

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071227

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081227

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091227

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101227

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111227

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121227

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131227

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees