JPH09259243A - 情報記録媒体及びその真偽判定方法 - Google Patents

情報記録媒体及びその真偽判定方法

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JPH09259243A
JPH09259243A JP8069686A JP6968696A JPH09259243A JP H09259243 A JPH09259243 A JP H09259243A JP 8069686 A JP8069686 A JP 8069686A JP 6968696 A JP6968696 A JP 6968696A JP H09259243 A JPH09259243 A JP H09259243A
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JP8069686A
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English (en)
Inventor
Shiyoutei Chiyou
松弟 張
Masao Kuroiwa
政夫 黒岩
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低コスト、加工性、固有情報となるパターンの
ランダム性に優れ、高い読取り精度と高再現性とを有
し、偽造・改竄・変造等の不正行為を防止し、かつ磁気
記録層の記録・読み取りの影響が少ない情報記録媒体及
びその真偽判定方法を提供する。 【解決手段】磁気記録層をその上部又は下部に、最大層
厚を8μmの不規則模様を示す磁性パターン層と積層し
てなり、また磁性パターン層に60[Oe]以下の保磁
力を有する軟質磁性材料、或いは60[Oe]以下の保
磁力を有する軟質磁性材料と200[Oe]以上の保磁
力を有する磁性材料との混合材料を用いることにより磁
気記録層への影響が少なくなり、磁気記録層のFM記録
のジッタ変動・出力変動が少なくなり、磁気記録層への
情報の磁気記録・読み取りが安定して行なうことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレジットカー
ド、キャッシュカード、プリペイドカード、IDカー
ド、磁気通帳、磁気切符、定期券、小切手、商品券等の
情報記録媒体及びその真偽判定方法に係り、とくに自己
認識情報とそのデジタル情報とを設け、その照合の結果
に基づき真偽を判定することにより、偽造・改竄防止性
を向上し得る情報記録媒体及びその真偽判定方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、クレジットカード、キャッシュカ
ード、プリペイドカード、IDカード等のように高い付
加価値、例えば金融情報、個人識別情報、或いは秘密情
報を有する情報記録媒体が広く用いられている。この種
の情報記録媒体は、情報を磁気的に読み取りや書き込み
が可能な磁気記録層や光学的に読み取りや書き込みが可
能な情報記録層からなる情報記録部を有しており、この
情報記録部には用途に対応して、個人識別(ID)情
報、保持者情報あるいは金融に関する情報等が記録され
ている。
【0003】そのため、この種の情報記録媒体は高い付
加価値を有することから偽造・改竄・変造などの不正行
為の可能性があるため、識別のための情報記録媒体に固
有情報を保持させ、さらに偽造・改竄・変造に対する防
止対策が施されている。例えば、防止対策として、特殊
な磁気ヘッドを用いることにより読み取り/書き込みが
可能となる高保磁力磁気記録層や磁気シールド層等を用
いることにより、一般に入手が容易なリーダライタによ
る読み取り/書き込みを不可能とする方式がある。ま
た、図柄やバーコード等の情報を有するホログラムある
いは赤外線吸収剤や蛍光発色などの特殊インキからなる
印刷パターンを用いて光学的にその有無から真偽を判別
する方式がある。
【0004】しかしながら、これらの防止対策は、現時
点では効果の小さいものとなっている。とくに前者は専
用リーダライタを不正に入手した場合、後者の真偽判定
用の情報が一種類のみで、かつ発行される情報記録媒体
の全てに使用される場合、例えばホログラムシールな
ど、真偽判定用の情報の解読や複製されて、偽情報の記
録や書き換えによる偽造・改竄・変造が行なわれる可能
性が高い。このため、情報記録媒体に記録される情報、
とくに識別情報の偽造・改変等の不正行為を確実に防止
する方式が求められている。
【0005】また、情報記録媒体に固有情報を保持させ
る場合には、その固有情報の非類似性、すなわち固有情
報が各媒体間でランダム的に相互に異なることが要求さ
れ、さらに、情報記録媒体への加工性、形成箇所設定の
自由度、さらに固有情報の読取り再現性といった特性が
より優れていることが望まれている。そこで偽造・改変
等の不正行為を防止する手段として、例えば特表昭63
−501250号公報に開示される方式があり、媒体中
にステンレスファイバをランダムに分布させ、かつこの
ステンレスファイバの分布に対応したデジタルマークが
当該媒体上の別の記録手段に記録されている。なお、デ
ジタルマークは、導電性のステンレスファイバへのギガ
ヘルツ帯のマイクロ波の入射による応答マイクロ波束か
ら一定のルールにより決定される。この方式では真正か
否かの判定の際に、媒体にマイクロ波を入射し、その応
答マイクロ波束から生成されるデジタルマークと、予め
別の記録手段に記録されたデジタルマークとを比較照合
し、両者が一致する場合を真正物と判定する。
【0006】しかしながら、上記の方式では、導電性の
ステンレスファイバを情報記録媒体内部への分散加工が
困難であり、かつ製造コストが高い。また、情報の読み
取りに使用されるギガヘルツ帯のマイクロ波は制御困難
であり、読り取り誤差が大きい問題を有しており、媒体
のマイクロ波読り取り装置が大型化、複雑化する問題も
ある。
【0007】また、読り取りの際には、マイクロ波をス
テンレスファイバのランダムパターンに透過又は反射さ
せ、パターン固有のデジタルデータを得るとともに、こ
のデジタルデータと予め別の記録手段に記録されたデジ
タルデータとの相関係数を算出し、この算出結果が所定
の相関係数を越えたか否かを判定することにより、両者
の一致/不一致を判断し、媒体が正当であるか、不正行
為によるものであるかを識別できるようにしているが、
上記のように読り取り誤差がある場合には所定の相関係
数の値を適切な値に設定することが極めて困難であるた
め、照合精度が低く、実用性に乏しいという問題があ
る。
【0008】一方、上述した特表昭63−501250
号公報に開示された技術に代えて、磁気材料を用いたラ
ンダムパターンによる真偽判定方法が考えられている。
このような磁気ランダムパターンを有する情報記録媒体
は、次の(A)〜(D)の方法から適宜作成することが
できる。 (A)磁性金属ファイバを情報記録媒体中に分散する。 (B)磁性材料を高分子繊維中に充填し、高分子磁気フ
ァイバとして情報記録媒体中に分散する。 (C)磁性インキからなる不規則(ランダム)なパター
ンを情報記録媒体上に印刷、転写、印字(インキジェッ
ト、静電印刷)等により形成する。 (D)バインダ中に不均一に分散された一定粒径の磁性
粒子を含む磁気インキ、或いは磁性粒子の他に一定粒径
の非磁性粒子を含む磁気インキを用い、情報記録媒体上
に、この磁気インキを塗布した層又は領域にはランダム
な磁気ムラを発生させる。この方式では、この磁気ムラ
を磁気ランダムパターンとして取扱う。 (A)、(B)はファイバーの取扱いが難しく、また情
報記録媒体中に分散するものでは、ファイバーの生産と
情報記録媒体の製造のロットが大きくなり、小ロットの
場合にコスト高となる。とくに(C)の方法は、印刷な
ど既存の形成方式を用いることが可能であり、しかも通
常の磁気材料を用いるため、不規則(ランダム)なパタ
ーンが安価で形成でき、かつ確実な読み取りが可能であ
ることから、セキュリティとコストのバランスに優れた
不正行為防止技術である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記方式は、
通常の情報記録に用いられる磁気記録層を組み合わせて
使用する場合に、その上部又は下部において不規則な磁
性パターン層と重複すると、磁気記録層のFM記録に対
する不規則なパターンによる表面の凹凸状態、不規則な
パターンを構成する磁性材料の影響があるため、ジッタ
変動・出力変動が大きくなり分解能が悪化し、磁気記録
層への情報の磁気記録・読み取りが安定しない問題があ
る。
【0010】このため、磁気記録層と不規則(ランダ
ム)な磁性パターン層とを重複しない、異なる位置に設
けることも可能であるが、位置が特定されることにより
不規則(ランダム)な磁性パターン層の存在が明確にな
るように配置されると秘匿性上、また不規則(ランダ
ム)な磁性パターン層の読み取り位置なども発見されや
すい等のセキュリティ上の新たな問題があり、さらにカ
ード等の情報記録媒体の小さな表面は用途が可視情報、
デザインなどにあるため、不規則(ランダム)な磁性パ
ターン層の配置位置が制限されていることもある。とく
に異なる面に磁気記録層と不規則(ランダム)な磁性パ
ターン層を設ける場合には、両面に隠蔽層を設けるな
ど、加工コストが高くなる問題がある。
【0011】そこで、本発明は上記課題を解決すべくな
されたもので、低コストで生産でき、加工性、固有情報
となるパターンのランダム性に優れ、高い読取り精度と
高再現性とを有し、偽造・改竄・変造などの不正行為を
防止し、かつ磁気記録層の記録・読み取りの影響が少な
い情報記録媒体及びその真偽判定方法を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、少なくとも支持体上に、最大層厚(最大粗さ)が8
μm以下である不規則模様を示す磁性パターン層と、磁
気情報が記録可能な磁気記録層とを順次積層してなるこ
とを特徴とする情報記録媒体である。
【0013】請求項2に対応する発明は、少なくとも支
持体上に、磁気情報が記録可能な磁気記録層と、最大層
厚(最大粗さ)が8μm以下である不規則模様を示す磁
性パターン層とを順次積層してなることを特徴とする情
報記録媒体である。
【0014】請求項3に対応する発明は、請求項1又は
請求項2に記載の情報記録媒体において、磁性パターン
層は自己認識情報を有し、磁性パターン層の前記自己認
識情報の内容と同一内容を示すデジタル情報を磁気記録
層に記録してなることを特徴とする。
【0015】請求項4に対応する発明は、請求項1乃至
請求項3のいずれか1項に記載する情報記録媒体におい
て、磁性パターン層は、60[Oe]以下の保磁力を有
する軟質磁性材料からなることを特徴とする。
【0016】請求項5に対応する発明は、請求項1乃至
請求項3のいずれか1項に記載される情報記録媒体にお
いて、磁性パターン層は、60[Oe]以下の保磁力を
有する軟質磁性材料と200[Oe]以上の保磁力を有
する磁性材料との混合材料からなることを特徴とする。
【0017】請求項6に対応する発明は、請求項1又は
請求項2に記載の情報記録媒体において、磁気記録層及
び前記磁性パターン層を隠蔽する隠蔽層を積層してなる
ことを特徴とする。
【0018】請求項7に対応する発明は、請求項1又は
請求項2に記載の情報記録媒体の真偽判定方法におい
て、情報記録媒体の磁性パターンを読み出すとともに、
当該磁性パターンをデジタル化して自己認識情報を生成
し、情報記録媒体の磁気記録層からデジタル情報を読み
出し、生成された自己認識情報と読み出されたデジタル
情報とを照合し、その結果に基づいて前記情報記録媒体
の真偽を判定することを特徴とする情報記録媒体の真偽
判定方法である。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0019】図1は第1の発明の情報記録媒体の断面図
であり、図2、図3は他の実施例の情報記録媒体の断面
図であり、図4は第2の発明の情報記録媒体の断面図で
あり、図5、図6は他の実施例の情報記録媒体の断面図
であり、図7は本発明の情報記録媒体の外観を示す平面
図であり、図8は本発明の情報記録媒体にかかる真偽判
定において真と判定された場合を示す説明図であり、図
9は本発明の情報記録媒体にかかる真偽判定において偽
と判定された場合を示す説明図である。
【0020】図7は本発明の情報記録媒体の構成を模式
的に示す平面図であり、図1〜図6は図7のX−X線に
おける情報記録媒体の断面図である。図1に示す第1の
発明の情報記録媒体1は、支持体11上に所定の読み取
り出力を有する磁気固有情報を示す磁性パターン層12
がスクリーン印刷により形成され、磁性パターン層12
上にデジタル情報記録部として磁気記録層13がグラビ
アコーティングにより上面に形成されている。さらに図
2に示すように磁気記録層13上に隠蔽層14、保護層
15がグラビアコーティングにより上面に形成され、或
いは図3に示すように磁気記録層13上に絵柄印刷層1
6、保護層15がオフセット印刷、グラビア印刷、スク
リーン印刷等の公知の形成方法で形成される。なお、図
示しないが絵柄印刷層15上に保護層14を形成するこ
とも可能である。
【0021】また図4に示す第2の発明の情報記録媒体
2は、支持体11上にデジタル情報記録部として磁気記
録層13がグラビアコーティングにより形成され、所定
の読み取り出力を有する磁気固有情報を示す磁性パター
ン層12がスクリーン印刷により磁気記録層13上に形
成されている。さらに図5に示すように磁性パターン層
12上に隠蔽層14、保護層15がグラビアコーティン
グにより上面に形成され、或いは図6に示すように磁性
パターン層12上に絵柄印刷層16、保護層15がオフ
セット印刷、グラビア印刷、スクリーン印刷等の公知の
形成方法で形成される。なお、図示しないが絵柄印刷層
16上に保護層15を形成することも可能である。以
下、本発明の情報記録媒体の構成について説明する。同
一の符号が付されている構成は、同一の構成である。
【0022】ここで、支持体11としては、リーダライ
タにより読取り又は書込みが実行されるため、例えば機
械的に強靭で柔軟性や可とう性を有する紙、又は塩化ビ
ニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリエチレンテレフタレー
ト樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ア
クリル樹脂、セルロース樹脂等の高分子樹脂の単体また
はそれらの複合体などが使用可能である。
【0023】次に不規則模様を示す磁性パターン層12
は、情報記録媒体1の自己認識情報を表す磁気固有情報
であり、基本的に情報記録媒体毎に異なっているもので
あり、少なくとも大量に作製される情報記録媒体にあっ
ては、類似するものはあっても、同一の情報記録媒体が
出現する可能性はかなり低いものである。この磁性パタ
ーン層12が情報記録媒体の真偽判別用の情報として用
いられる。
【0024】この磁性パターン層12は、磁気センサで
検知可能な磁性材料を有するものであり、例えばFe、
Ni、Zn、Co、パーマロイ、センダスト、Mn−Z
nフェライト、Ni−Znフェライト、Mnフェライ
ト、Znフェライト、Feフェライト、FeS、マグネ
タイト、γ−酸化鉄、Co被着γ酸化鉄、バリウムフェ
ライト、ストロンチウムフェライト、二酸化クロムなど
の金属・合金、これらの金属化合物等の粉末を磁気イン
キ化したもの、或いはこれら磁性材料をファイバー状に
加工した磁性材または前述の粉末を樹脂などに分散しフ
ァイバー状に加工した磁性材を溶媒に分散し溶液とした
ものが用いられる。これらの磁性材料は、磁性パターン
層12に積層される磁気記録層への磁気記録・読み取り
に影響を与えないように、上記粉末の最大粒径は5μm
以下と設定することが望ましい。磁性材料は保磁力が6
0[Oe]以下の軟質磁性材料であれば、300ガウス
以下の弱い外部バイアス磁場においても磁性材料が応答
し、磁性パターン層のパターンを読み取ることができ、
さらに読み取りの際のバイアス磁場による残留磁化がき
わめて少ないため、マグネットビュアー、磁性流体等を
用いた磁性パターンの存在が確認しにくい構成とするこ
とができ、目視による読み取りが困難であることから不
正行為の防止が可能である。また、磁性パターン層12
の磁性材料を保磁力が60[Oe]以下の軟質磁性材料
と保磁力が200[Oe]以上の保磁力の磁性材料との
混合材料とすることにより、磁性パターン層12による
磁気記録層13のFM記録に対する影響を小さくするこ
とができ、より好ましいものである。
【0025】この不規則模様を示す磁性パターン層12
は、磁気センサで検知される磁性パターンが情報記録媒
体毎に異なるようにランダムであればよく、パターン
は、その構成を各種任意の形状でよく、また同一パター
ン又は異なるパターン、或いはこれらの組み合わせによ
る連続模様とすることができる。なお、不規則模様を示
す磁性パターン層の形成方法については本出願人による
特開平7−323655号に開示されている。すなわ
ち、上記の磁性材料を含む磁気インキ、或いは溶液を公
知の形成手段である印刷・塗布手段、又は磁性材料を含
む転写材を用いた転写手段、インキジェット等の印字手
段の印刷方式や、また金属類の磁性材料のみで設ける場
合には、公知の真空蒸着手段の蒸着方式があり、作製数
量、使用磁性材料の種類・形態を考慮し、適宜選択する
ことができる。
【0026】この不規則模様を示す磁性パターン層12
は、最大膜厚(最大粗さ)が8μm以下であることが必
要であり、最大膜厚が8μmを越えると課題に提示した
ように磁性パターン層12が磁気記録層13の上部に位
置する場合に磁性パターン層12による磁気記録層13
の記録・読み取りに影響を与える問題を生じる。さらに
磁性パターン層12を形成した後に熱プレス等により、
基材11の表面と面一状態に加工することもでき、これ
により磁性パターン層12の形状を外観上からの判別を
困難とし、磁気記録層13の記録・読み取りにおける影
響も小さくすることができる。
【0027】この不規則模様を示す磁性パターン層12
の形成位置は、基材11の全面に形成してもよく、また
情報記録媒体1に設けられる他の情報記録手段の形成位
置やリーダライタの磁気センサの配置位置などの構造を
考慮し、基材11の任意の位置に形成することも可能で
ある。
【0028】デジタル情報を記録する磁気記録層13
は、上記の不規則模様を示す磁性パターン層12から読
み取った自己認識情報として磁気固有情報を記録する以
外にも、カード等の通常の用途に用いる場合のデータを
記録することができる。この情報記録媒体の用途種類に
応じて、例えば通常の取引情報を読み取り/書き込み可
能にデジタル情報として記録されるものである。通常の
取引情報には、情報記録媒体の種類によるが、具体的に
は取引日付、クレジット残高、預金残高、プリペイド残
高、有効期限等があり、以下に述べる本発明に係る真偽
判定方法による真偽判定の後、それぞれ所定の処理が実
行される。この磁気記録層13は公知の材料から構成さ
れ、例えばγ−Fe2 3 、Co被着γ−Fe2 3
Ba−フェライト、Sr−フェライト等の保磁力200
[Oe]以上の磁気材料と、例えばポリ塩化酢酸ビニル
樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂などのバインダ
ーとからなる分散混合塗料を用いて形成される。この分
散混合塗料には磁気センサ、例えば磁気ヘッド等の円滑
な走行を確保するためにワックス等の滑剤を加えること
ができる。これらの形成方法は公知の形成手段である印
刷・塗布手段、又は磁性材料を含む転写材を用いた転写
手段、インキジェット等の印字手段の印刷方式などがあ
り、適宜選択可能である。磁気記録層13の層厚は必要
とする磁気出力に応じて好ましくは8μm〜20μmに
設定するが、磁気記録層13が磁性パターン層12の上
部に位置する場合には、磁気記録層13を厚くしすぎる
と、下層の不規則模様を示す磁性パターン層12のパタ
ーン読み取りに支障をきたすことがある。また磁気記録
層13は、その形成時に磁性材料を配向処理してもよ
い。さらに磁気記録層13は不規則模様を示す磁性パタ
ーン層12の全面または一部(例えばストライプ状等)
が重なるように、任意に設定できる。また、磁気記録層
13と磁性パターン層12の間に接着性を向上させる為
に、例えば高分子樹脂からなるアンカー層(中間層)を
設けることも可能である。
【0029】また図2、図5に示すように隠蔽層14
は、上記の不規則模様を示す磁性パターン層12、磁気
記録層13を隠蔽するものであり、これらを目視不可能
とする隠蔽性と磁性パターン層12のパターン読み取り
及び磁気記録層13の記録・読み取りに影響を与えるこ
とのない非磁性体で、例えば一般的に知られているアル
ミニウム、スズ、銅、金等の非磁性金属を真空蒸着法、
スパッタリング法などの物理的気相析出法や、化学的気
相析出(CVD)法など公知の形成方法により形成する
ことができ、またアルミニウム、真鍮、雲母などの鱗片
状の金属又は非金属の粉末を合成樹脂等の高分子材料
(バインダー)中に分散させた塗料を公知の印刷・塗布
手段により形成することができる。さらに硫化亜鉛、酸
化チタン、硫酸バリウム等の白色度の高い隠蔽性顔料、
或いはカーボンブラック、非磁性のα酸化鉄等の黒色又
は茶褐色系の濃い色相を有する隠蔽性顔料を合成樹脂等
の高分子材料(バインダー)中に分散させた塗料を公知
の印刷・塗布手段により形成することができる。これら
の各種隠蔽材料も同様に磁性パターン層12のパターン
読み取り及び磁気記録層13の記録・読み取りに影響を
与えることのない非磁性体である。隠蔽層14の最大層
厚は5μm以下であることが望ましい。
【0030】さらに情報記録媒体の表面を保護し、耐久
性を向上させる目的で、最外層に保護層15を設けるこ
とができ、例えばポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポ
リウレタン樹脂、エポキシ樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸
ビニル樹脂等の高分子樹脂を単体又は2種以上を混合、
或いはそれらの共重合体を用いることができ、これらは
溶剤に溶解又は分散させた溶液を公知の印刷・塗布手段
により形成することができる。その他には熱硬化型樹
脂、紫外線硬化型樹脂、電子線硬化型樹脂などの硬化型
樹脂を用いることができる。これらの樹脂から情報記録
媒体の使用形態、用途等を考慮して適宜選択することが
できる。これらの樹脂には必要に応じてマット剤、スリ
ップ剤等の添加剤を加えることもできる。なお、保護層
15の層厚は1〜5μm程度が適当であるが、磁性パタ
ーン層12のパターン読み取り及び磁気記録層13の記
録・読み取りに影響を与えることのない範囲で任意に設
定することができる。
【0031】また図3に示すように磁気記録層13上
に、又は図6に示すように磁性パターン層12上に絵柄
印刷層16、保護層15を設けることもでき、絵柄印刷
層16は隠蔽層の機能を兼ねて、任意のデザインによる
絵柄を磁気記録層13上に、又は磁性パターン層12上
に形成するものであり、公知の印刷手段により形成で
き、また保護層15は情報記録媒体の表面を保護し、耐
久性を向上させる目的で、最外層に設けてなるものであ
り、上記したものと同様であるので詳細は省略する。
【0032】次に、このような情報記録媒体の真偽を判
定するための真偽判定装置について説明する。図8はこ
の真偽判定装置の構成を示すブロック図である。この真
偽判定装置は、磁気センサ21、A/D変換器22、必
要に応じて設けられる暗号コード作成装置23、デジタ
ル情報記録装置24、デジタル情報読取装置25、必要
に応じて設けられる暗号コード読解装置26、照合装置
27及び表示装置28を備えている。
【0033】ここで、磁気センサ21は、情報記録媒体
が取り込まれたとき、情報記録媒体の磁気固有情報であ
る磁性パターン12に対応してアナログ電圧を発生し、
このアナログ電圧信号をA/D変換器22に与えるもの
であり、例えば磁気ヘッド又は磁気抵抗センサが使用可
能となっている。
【0034】A/D変換器22は、磁気センサ21から
受けるアナログ電圧信号をパルス読取り信号にA/D変
換し、磁気固有情報であるこのパルス読取り信号を照合
装置27及びデジタル情報記録装置24又は暗号コード
作成装置23に与えるものである。
【0035】暗号コード作成装置23は、必要に応じて
設けられるものであり、省略することも可能である。こ
の暗号コード作成装置23は、A/D変換器22から受
ける磁気固有情報であるパルス読取り信号を特定のルー
ルに従い、コード化した情報、例えば暗号化した暗号コ
ードを生成し、この暗号コードをデジタル情報記録装置
24に与えるものである。
【0036】デジタル情報記録装置24は、デジタル情
報記録装置24又は暗号コード作成装置23から受ける
パルス読取り信号又は暗号コードを情報記録媒体のデジ
タル情報を記録する磁気記録層13の所定領域に書込む
ものであり、ここでは磁気ヘッドが使用される。
【0037】一方、デジタル情報読取装置25は、情報
記録媒体が取り込まれたとき、情報記録媒体の磁気記録
層13から磁気固有情報であるパルス読取り信号、又は
暗号コード及び通常の取引情報を読み取るとともに、こ
の暗号コードは暗号コード読解装置26に与えるもので
あり、ここでは磁気ヘッド又は磁気抵抗センサが使用さ
れる。
【0038】暗号コード読解装置26は、デジタル情報
読取装置25から受ける暗号コードを解読して照合用コ
ードとして磁気固有情報であるパルス読取り信号を生成
し、この照合用コードを照合装置27に与えるものであ
る。
【0039】照合装置27は、デジタル情報読取装置2
5から磁気固有情報である照合用コード又は暗号コード
読解装置26から受ける照合用コードと、照合時点で
は、上述のように磁気センサ21で読み取られるアナロ
グ電圧信号をA/D変換器22で変換されたパルス読取
り信号とを照合して両者の相関係数を算出するととも
に、この相関係数に基づいて両者の一致/不一致の別を
判定し、両者が一致したときには情報記録媒体を本物で
あると判定し、両者が不一致のときには情報記録媒体を
偽物と判定し、この本物/偽物を示す判定結果とその相
関係数とを表示装置28に与えるものである。
【0040】表示装置28は、照合装置27から受ける
判定結果及び相関係数を表示するものである。次に、こ
のような情報記録媒体及び真偽判定装置を用いる情報記
録媒体の真偽判定方法について図9及び図10のフロー
チャートを用いて説明する。なお、照合用コードとして
用いられる磁気固有情報は一定のルールによるコード化
された情報とするため、暗号コード作成装置23、暗号
コード読解装置26を利用している。また、この情報記
録媒体は、以下に説明する登録処理を済ませることによ
り使用可能となる。 (登録処理)登録前の情報記録媒体が真偽判定装置に取
り込まれる(ST1)。
【0041】真偽判定装置においては、磁気センサ21
が情報記録媒体の磁性パターン層12上を走査し(ST
2)、図11(a)に示すように、磁性パターン層に対
応するアナログ電圧を発生し(ST3)、このアナログ
電圧信号をA/D変換器22に与える。
【0042】A/D変換器22は、このアナログ電圧信
号をパルス読取り信号にA/D変換し(ST4)、図1
1(b)に示す内容のパルス読取り信号を暗号コード作
成装置23に与える。
【0043】暗号コード作成装置23は、パルス読取り
信号を特定のルールに従い暗号化して暗号コードを生成
し(ST5)、この暗号コードをデジタル情報記録装置
24に与える。
【0044】デジタル情報記録装置24は、この暗号コ
ードを情報記録媒体の磁気記録層13の所定領域に書込
む(ST6)。これにより、使用の際の照合処理が可能
となる。 (照合処理)次に情報記録媒体が真偽判定装置に取り込
まれると(ST11)、
【0045】真偽判定装置では、前述同様に、磁性パタ
ーン層12が磁気センサ21にて走査され(ST1
2)、図11(a)に示すようにアナログ電圧信号とし
て読み取られ(ST13)、このアナログ電圧信号がA
/D変換器にてパルス読取り信号に変換されて(ST1
4)照合装置27に与えられる(ST15)。
【0046】一方、真偽判定装置内のデジタル情報読取
装置25は、これらステップST11〜15に並行し
て、情報記録媒体のデジタル情報記録部12の記録内容
に対応して図11(c)に示すようにアナログ電圧を発
生してこのアナログ信号をA/D変換して暗号コードを
読み取ると共に(ST16)、通常の取引情報を読取
り、暗号コードを暗号コード読解装置26に与える。
【0047】暗号コード読解装置26は、デジタル情報
読取装置25から受ける暗号コードを解読して図11
(d)に示す内容の照合用コードを作成し(ST1
7)、この照合用コードを照合装置27に与える。
【0048】照合装置27は、この照合用コードと、パ
ルス読取り信号とを照合し(ST18)、図11(e)
に示すように両者の相関係数“9%”を算出すると共
に、この相関係数と所定の相関基準値(例えば90%)
との大小関係に基づいて両者の一致/不一致の別を判定
する。
【0049】これにより、例えば、磁気記録層13のデ
ジタル磁気記録を改竄した場合や他の情報記録媒体の磁
気記録層のデジタル磁気記録をデッドコピーした場合
に、パルス読み取り信号と照合用コードとの相関係数が
低くなるため、偽物と判定することができる。
【0050】ここで照合装置27は、パルス読み取り信
号と照合用コードとを一致と判定したときには情報記録
媒体を本物であると判定するが(ST19)、相関係数
が相関基準値を下回るために両者を不一致と判定したた
め、図11(f)に示すように情報記録媒体を偽物と判
定し(ST20)、偽物を示す判定結果とその相関係数
“9%”とを表示装置28に与える。
【0051】表示装置28は、照合装置27から受ける
判定結果“偽物”及び相関係数“9%”を表示する。ま
た、表示装置28は判定結果が“偽物”の場合、警報等
を出力してもよい。
【0052】なお、真偽判定装置にて、真偽判定結果が
“本物”を示すときの例を図12(aOK)〜(fOK)に
示す。また、真偽判定装置においては、ステップST1
8の照合の結果、情報記録媒体が本物であるとき、現金
引き出し等の所定の処理を実行許可する(ST21)。
なお、本物を示す判定結果とその相関係数とを表示装置
にて表示してもよい。また、所定の処理の実行された
後、情報記録媒体を排出する(ST22)。
【0053】上述したように本発明によれば、磁気記録
層13をその上部又は下部において不規則模様を示す磁
性パターン層と積層しても、磁性パターン層の層厚を制
御・制限することにより磁気記録層13への記録・読み
取り影響を与えることがほとんどなく、また磁性パター
ン層に60[Oe]以下の保磁力を有する軟質磁性材
料、或いは60[Oe]以下の保磁力を有する軟質磁性
材料と200[Oe]以上の保磁力を有する磁性材料と
の混合材料を用いることにより磁性パターン層12の磁
気記録層13への影響が少なくなり、磁気記録層のFM
記録ジッタ変動・出力変動が少なくなり、磁気記録層へ
の情報の磁気記録・読み取りが安定して行なうことがで
きる。また本発明の情報記録媒体は、低コストで生産で
き、加工性、固有情報となるパターンのランダム性に優
れ、高い読取り精度と高再現性とを有し、その真偽判定
により偽造・改竄・変造等の不正行為を防止しセキュリ
ティを向上させることができる。
【実施例】
【0054】以下に、本発明の具体的な実施例を挙げ、
詳細に説明する。 <実施例1>基材として厚さ188μmのポリエチレン
テレフタレート(PET)樹脂シートに下記の組成から
なる磁性インキ1を乾燥後最大層厚5μm(最大粗さ5
μm)の不規則模様を示す磁性パターン層をスクリーン
印刷法により印刷形成し、その上面に下記の組成からな
る磁性インキ2を乾燥後層厚15μmの磁気記録層をグ
ラビアコーティング法により塗布形成し、情報記録媒体
を作製した。 ○磁性インキ1 マグネタイト(保磁力50[Oe]) 100重量部 アクリル樹脂 40重量部 溶剤(シクロヘキサノン/キシレン=5/1) 60重量部 ○磁性インキ2 バリウムフェライト(保磁力2750[Oe]) 100重量部 塩化ビニル樹脂 40重量部 カーボンブラック 3重量部 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=1/2) 120重量部 溶剤(シクロヘキサノン) 20重量部
【0055】<実施例2>基材として厚さ188μmの
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂シートに下
記の組成からなる磁性インキ3を乾燥後最大層厚4μm
(最大粗さ4μm)の不規則模様を示す磁性パターン層
をスクリーン印刷法により印刷形成し、その上面に下記
の組成からなる磁性インキ4を乾燥後層厚15μmの磁
気記録層をグラビアコーティング法により塗布形成し、
さらに下記の組成からなる隠蔽インキ1をグラビアコー
ティング法により乾燥後層厚2μmの隠蔽層を塗布形成
し、情報記録媒体を作製した。 ○磁性インキ3 マグネタイト(保磁力50[Oe]) 100重量部 バリウムフェライト(保磁力2750[Oe]) 15重量部 アクリル樹脂 50重量部 溶剤(シクロヘキサノン/キシレン=5/1) 70重量部 ○磁性インキ4 バリウムフェライト(保磁力2750[Oe]) 100重量部 塩化ビニル樹脂 40重量部 カーボンブラック 3重量部 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=1/2) 120重量部 溶剤(シクロヘキサノン) 20重量部 ○隠蔽インキ1 ポリエステル/アクリルブレンド樹脂(=1/2) 100重量部 HMDIイソシアネート 5重量部 硫酸バリウム 25重量部 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=2/1) 100重量部
【0056】<実施例3>基材として厚さ200μmの
塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体樹脂シートに下記の組
成からなる磁性インキ5をグラビアコーティング法によ
り基材の縦方向に面内磁界配向し、乾燥後層厚12μm
の磁気記録層を塗布形成し、その上面に下記の組成から
なる磁性インキ6を乾燥後最大層厚5μm(最大粗さ5
μm)の不規則模様を示す磁性パターン層をスクリーン
印刷法により印刷形成した。さらに下記の組成からなる
隠蔽インキ2をグラビアコーティング法により乾燥後層
厚2μmの隠蔽層を塗布形成し、下記の組成からなる保
護インキ1をグラビアコーティング法により乾燥後層厚
1μmの保護層を塗布形成し、情報記録媒体を作製し
た。 ○磁性インキ5 γ−酸化鉄(保磁力300[Oe]) 100重量部 ポリウレタン樹脂 35重量部 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=1/2) 110重量部 溶剤(シクロヘキサノン) 20重量部 ○磁性インキ6 Mn−Znフェライト(保磁力30[Oe]) 100重量部 ポリエエステル樹脂 40重量部 溶剤(シクロヘキサノン/キシレン=5/1) 50重量部 ○隠蔽インキ2 鱗片上アルミニウム粉末 100重量部 ポリエステル樹脂 70重量部 HMDIイソシアネート 5重量部 硫酸バリウム 10重量部 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=2/1) 100重量部 ○保護インキ1 アクリル樹脂 100重量部 ポリエチレンワックス 5重量部 溶剤(メチルエチルケトン/トルエン=2/1) 100重量部
【0057】実施例1、2、3で作製された情報記録媒
体をカードサイズとし、上記の図9及び図10のフロー
チャートの情報記録媒体の真偽判定方法に基づいて、不
規則模様を示す磁性パターン層12から読み取られる磁
気センサ21から受けるアナログ電圧信号をパルス読取
り信号にA/D変換し、磁気固有情報であるこのパルス
読取り信号を特定のルールに従い、コード化した情報を
磁気記録層13に記録しておき、さらにこれと、再度同
様にして磁性パターン層12してコード化した情報とを
照合したところ、何れの情報記録媒体も磁気記録層の記
録及び読み取りのエラーがなく、良好な結果が得られ
た。
【0058】<比較例1>実施例1の情報記録媒体の不
規則模様を示す磁性パターン層を乾燥後最大層厚10μ
m(最大粗さ10μm)とし、実施例3の保護インキ1
をグラビアコーティング法により乾燥後膜厚1μmの保
護層を塗布形成した以外は実施例1と同様にして情報記
録媒体を作製した。
【0059】比較例1ので作製された情報記録媒体をカ
ードサイズとし、上記の図9及び図10のフローチャー
トの情報記録媒体の真偽判定方法に基づいて、不規則模
様を示す磁性パターン層から読み取られる磁気センサ2
1から受けるアナログ電圧信号をパルス読取り信号にA
/D変換し、磁気固有情報であるこのパルス読取り信号
を特定のルールに従い、コード化した情報を磁気記録層
に記録しておき、さらにこれと、再度同様にして磁性パ
ターン層してコード化した情報とを照合したところ、磁
気記録層の読み取りのエラーが発生し、照合を行なうこ
とができなった。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明の情報記録媒
体によれば、磁気記録層をその上部又は下部において不
規則模様を示す磁性パターン層と積層しても、磁性パタ
ーン層の最大層厚を8μmと制御・制限することにより
磁気記録層への記録・読み取り影響を与えることがほと
んどなく、また磁性パターン層に60[Oe]以下の保
磁力を有する軟質磁性材料、或いは60[Oe]以下の
保磁力を有する軟質磁性材料と200[Oe]以上の保
磁力を有する磁性材料との混合材料を用いることにより
磁性パターン層の磁気記録層13への影響が少なくな
り、磁気記録層のFM記録ジッタ変動・出力変動が少な
くなり、磁気記録層への情報の磁気記録・読み取りが安
定して行なうことができる。また本発明の情報記録媒体
は、低コストで生産でき、加工性、固有情報となるパタ
ーンのランダム性に優れ、高い読取り精度と高再現性と
を有し、その真偽判定により偽造・改竄・変造等の不正
行為を防止しセキュリティを向上させることができる。
【0061】また、本発明の情報記録媒体の真偽判定方
法によれば、自己認識情報として磁気固有情報を表す磁
性パターンと、磁気記録層に自己認識情報の内容と同一
内容を示すデジタル情報をを備えているので、真偽判定
の際に、磁性パターンの示す自己認識情報と、磁気記録
層の示すデジタル情報とを照合することにより、例えば
磁気パターン層又は磁気記録層が偽造・改竄・変造など
の不正な行為がなされたものである場合には、自己認識
情報とデジタル情報とが不一致となって偽物と判定され
るので、偽造・改竄・変造などの不正行為を防止し、高
セキュリティである情報記録媒体及びその真偽判定方法
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の情報記録媒体の断面図である。
【図2】第1の発明の他の実施例の情報記録媒体の断面
図である。
【図3】第1の発明の他の実施例の情報記録媒体の断面
図である。
【図4】第2の発明の情報記録媒体の断面図である。
【図5】第2の発明の他の実施例の情報記録媒体の断面
図である。
【図6】第2の発明の他の実施例の情報記録媒体の断面
図である。
【図7】本発明の情報記録媒体の外観を示す平面図であ
る。
【図8】本発明の情報記録媒体の真偽判定装置の構成を
示すブロック図である。
【図9】本発明の情報記録媒体における真偽判定方法を
説明するためのフローチャートである。
【図10】本発明の情報記録媒体における真偽判定方法
を説明するためのフローチャートである。
【図11】本発明の情報記録媒体における真偽判定方法
を説明する説明図である。
【図12】本発明の情報記録媒体における真偽判定方法
を説明する説明図である。
【符号の説明】
1、2…情報記録媒体 11…基材 12…磁性パターン 13…磁気記録層 14…隠蔽層 15…保護層 16…絵柄印刷層 21…磁気センサ 22…A/D変換器 23…暗号コード作成装置 24…デジタル情報記録装置 25…デジタル情報読取装置 26…暗号コード読解装置 27…照合装置 28…表示装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも支持体上に、最大層厚(最大
    粗さ)が8μm以下である不規則模様を示す磁性パター
    ン層と、磁気情報が記録可能な磁気記録層とを順次積層
    してなることを特徴とする情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 少なくとも支持体上に、磁気情報が記録
    可能な磁気記録層と、最大層厚(最大粗さ)が8μm以
    下である不規則模様を示す磁性パターン層とを順次積層
    してなることを特徴とする情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記磁性パターン層は自己認識情報を有
    し、前記磁性パターン層の前記自己認識情報の内容と同
    一内容を示すデジタル情報を磁気記録層に記録してなる
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報記
    録媒体。
  4. 【請求項4】 前記磁性パターン層は、60[Oe]以
    下の保磁力を有する軟質磁性材料からなることを特徴と
    する請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の情報
    記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記磁性パターン層は、60[Oe]以
    下の保磁力を有する軟質磁性材料と200[Oe]以上
    の保磁力を有する磁性材料との混合材料からなることを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載
    の情報記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記磁気記録層及び前記磁性パターン層
    を隠蔽する隠蔽層を積層してなることを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の情報記録媒体。
  7. 【請求項7】 請求項1又は請求項2に記載の情報記録
    媒体の真偽判定方法において、 前記情報記録媒体の磁性パターンを読み出すとともに、
    当該磁性パターンをデジタル化して自己認識情報を生成
    し、前記情報記録媒体の磁気記録層からデジタル情報を
    読み出し、前記生成された自己認識情報と読み出された
    前記デジタル情報とを照合し、その結果に基づいて前記
    情報記録媒体の真偽を判定することを特徴とする情報記
    録媒体の真偽判定方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008527578A (ja) * 2005-01-19 2008-07-24 エージェンシー フォー サイエンス,テクノロジー アンド リサーチ 識別タグ、識別されるように適合された対象物、ならびに関連する方法、装置およびシステム
CN106782044A (zh) * 2017-02-23 2017-05-31 河南李烨包装科技有限公司 一种特磁材料码防伪标识

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