JPH09258962A - 電子計算機システムにおける保守モード立ち上げ方法 - Google Patents

電子計算機システムにおける保守モード立ち上げ方法

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JPH09258962A
JPH09258962A JP9491096A JP9491096A JPH09258962A JP H09258962 A JPH09258962 A JP H09258962A JP 9491096 A JP9491096 A JP 9491096A JP 9491096 A JP9491096 A JP 9491096A JP H09258962 A JPH09258962 A JP H09258962A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザ業務用システムパラメータから保守作
業用システムパラメータを動的に生成して、保守作業員
の負担を軽減する。 【解決手段】 ファイル3には、OS中核部,ユーザ業
務用システムパラメータ4-1,4-2 並びにシステムパラメ
ータテーブル10の更新箇所および更新内容を定めるシス
テムパラメータ更新情報5が格納されている。システム
立ち上げ時、システム初期ロード手段6はファイル3の
内容をメモリ13にロードし、指定されたユーザ業務用シ
ステムパラメータ7-1 をシステムパラメータテーブル10
に設定する。また保守モードのときその旨を立ち上げモ
ード格納テーブル9に設定する。システムパラメータテ
ーブル更新手段11は、保守モードによる立ち上げ時、メ
モリ13にロードされたシステムパラメータ更新情報8に
基づき、システムパラメータテーブル10に登録されたユ
ーザ業務用システムパラメータを保守作業に適したシス
テムパラメータに変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子計算機システム
における立ち上げ方法に関し、特にユーザ業務運用時と
保守運用時とで異なるシステムパラメータを使用するよ
うな運用を行う場合に好適な電子計算機システムにおけ
る保守モード立ち上げ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子計算機システムはハードウェア構成
とソフトウェア構成とで規定され、ハードウェア構成が
同じでもソフトウェア構成が異なると、システム構成の
相違する電子計算機システムとなる。また、ソフトウェ
ア構成は、同じOS(オペレーティング・システム)で
も、その管理機能,制御機能等を規定する一連のシステ
ムパラメータが相違すると異なる構成となる。本発明
は、このようなシステムパラメータをユーザ業務運用に
適した内容に、また保守運用に適した内容に変更する技
術に関する。
【0003】システムパラメータとしては、仮想記憶管
理のための制御定数値,スケジューラのためのジョブス
ケジュール最大数や応答クラスの定義,自ホストIDの
指定や常駐ボリュームの媒体名の指定などの各種のもの
が存在する。ユーザ業務運用時にはそのユーザの業務に
適合するような内容のシステムパラメータで運用され
る。他方、システムリリースデータの修正を行うための
標準修正の適用やハードウェア障害時の保守等のシステ
ム保守運用時には、保守作業に適合するような内容のシ
ステムパラメータが使用される。保守作業時に使うシス
テムパラメータの中には、ユーザ業務運用時と相違する
ものと、その逆に一致させておかなければならないもの
とが存在する。
【0004】例えば、ホストIDはその他のパラメータ
とも連動しており誤った定義を行うとシステム立ち上げ
不可となる可能性があるため、自ホストIDを指定する
システムパラメータ¥SYSTEM HOSTID=n
nは、ユーザ業務用のシステムパラメータと保守作業用
システムパラメータとで一致している必要がある。ま
た、常駐ボリュームの媒体名が誤っているとOSが正常
に動作しないことが考えられるため、常駐ボリュームの
媒体名を指定するシステムパラメータ¥ISLPARM
RVOL=(媒体名,媒体名,…)も、ユーザ業務用
のシステムパラメータと保守作業用システムパラメータ
とで一致している必要がある。
【0005】他方、ユーザ業務の運用ではシステム立ち
上げ時に自動的に業務を開始するように自動実行カタロ
グ化コマンドに関するシステムパラメータ¥CONSO
LECONnが設定されていることが多いが、そうする
と保守作業が困難になるため、システム立ち上げ時に自
動実行カタログ化コマンドを発行しないように、システ
ムパラメータ¥CONSOLE CONSnをNOにす
る必要がある。また、ユーザ業務の運用ではシステムパ
ラメータ¥JOBCLASS B=(JOBCPTM=
…)等で各ジョブクラス毎のCPU使用制限時間を与え
ているが、ユーザ設定のCPU使用制限時間では保守作
業用のジョブが実行不可になることが考えられるため、
各ジョブクラス毎のCPU使用制限時間を時間制限なし
にするために、システムパラメータ¥JOBCLASS
B=(JOBCPTM=NOLIM…)等に変更する
必要がある。
【0006】このようにシステムパラメータはユーザ業
務運用時と保守運用時とで使い分ける必要があるため、
従来は、以下に述べるような方法を採用していた。
【0007】(1)システム生成時の処理 一般にシステム生成(system generati
on)では、その一環として前述したシステムパラメー
タを登録するシステムパラメータ登録作業が行われる。
従来はこのシステム生成作業におけるパラメータ登録作
業時に、図4に示すように、ユーザ業務運用に適合する
ユーザ業務用システムパラメータ定義1−1,1−2を
システムパラメータ登録手段2によって、OSを静的に
格納するファイル(以下、SYS.SYSTEMファイ
ルと呼ぶ)3に、ユーザ業務用システムパラメータ4−
1,4−2として登録すると共に、各々のユーザ業務用
システムパラメータ定義1−1,1−2毎に用意した保
守作業用システムパラメータ定義14−1,14−2を
システムパラメータ登録手段2によってSYS.SYS
TEMファイル3に保守作業用システムパラメータ4−
3,4−4として登録する。
【0008】ここで、複数組のユーザ業務用システムパ
ラメータ4−1,4−2を登録しておくのは、後述する
システム立ち上げ作業においてその内の任意の組のシス
テムパラメータでシステム立ち上げを行えるようにする
ためである。また、各ユーザ業務用システムパラメータ
4−1,4−2毎に保守作業用システムパラメータ4−
3,4−4を登録しておくのは、前述したように、保守
作業時に使うシステムパラメータの中には、ユーザ業務
運用時と相違するものと、その逆に一致させておかなけ
ればならないものとが存在するためである。
【0009】(2)システム立ち上げ時の処理 一般にシステム立ち上げ(start−up or s
ystem initialization)は、OS
をSYS.SYSTEMファイル3から主記憶(メモ
リ)にロードして一般のジョブの開始を可能にするまで
の作業を言う。従来はこのシステム立ち上げ作業時に、
使用するシステムパラメータの組を指定することによ
り、ユーザ業務運用に適合するシステムパラメータを使
用した運用を開始するか、保守運用に適合するシステム
パラメータを使用した運用を開始するかを切りわけてい
る。
【0010】すなわち、コンソール15からRESTコ
マンドを投入すると、システム初期ロード手段6は、S
YS.SYSTEMファイル3内のOS中核部をメモリ
(主記憶)13に展開してOS各種機能12等を生成す
ると共に、SYS.SYSTEMファイル3内の全ての
組のシステムパラメータ4−1〜4−4をメモリ13内
にシステムパラメータ7−1〜7−4としてロードす
る。その後、ユーザ業務運用を開始する場合には、コン
ソール15からのコマンドPARMでユーザ業務用シス
テムパラメータ7−1または7−2を選択すると、シス
テム初期ロード手段6は、PARMコマンドで指定され
たユーザ業務用システムパラメータ7−1または7−2
を、システムパラメータテーブル10にコピーする。O
S各種機能12は、このシステムパラメータテーブル1
0を参照して動作するため、結局、PARMコマンドで
指定したユーザ業務用システムパラメータの内容に従っ
てOSの各種機能12が動作することになる。
【0011】他方、例えばユーザ業務用システムパラメ
ータ7−1に基づくユーザ業務運用中にハードウェア障
害等が発生した為にその保守を実施する場合は、コンソ
ール15からのRARMコマンドでユーザ業務用システ
ムパラメータ7−1に対応する保守作業用システムパラ
メータ7−3を選択すると、システム初期ロード手段6
は、PARMコマンドで指定された保守作業用システム
パラメータ7−3を、システムパラメータテーブル10
にコピーする。従って、OS各種機能12は、保守作業
用システムパラメータ7−3の内容に従って動作するこ
とになり、保守作業が可能となる。
【0012】なお、SYS.SYSTEMファイル3に
複数組のシステムパラメータを事前に登録しておき、シ
ステム立ち上げ時に任意のシステムパラメータの組を選
択してシステムを運用する考え方については、例えば特
開昭63−172338号公報にも開示されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来は上述したように
して、システムパラメータをユーザ業務運用時と保守運
用時とで切り替えていたため、以下のような問題点があ
った。
【0014】システム生成時に、ユーザ業務用システム
パラメータ定義とは別に保守作業用システムパラメータ
定義を用意し、それに基づく保守作業用システムパラメ
ータをSYS.SYSTEMファイルに登録する必要が
あるため、作業工数が増大し、作業ミスを誘発する。ま
た、保守作業用システムパラメータも登録されるためS
YS.SYSTEMファイルの圧迫を招きやすい。
【0015】前述したように保守作業用システムパラメ
ータの中にはユーザ業務用システムパラメータと同じ内
容にしておく必要のあるものが存在するため、ユーザ業
務用システムパラメータを変更した場合、それに合わせ
て保守作業用システムパラメータも変更しなければなら
ない場合が生じる。しかし、保守作業用システムパラメ
ータは通常時には全く使用しないパラメータであるた
め、しばしば再登録の作業を忘れがちである。このた
め、再登録を行わずに保守作業を実施して問題が生じる
ことが良く起こる。
【0016】複数のホストを相互結合網を介して接続し
たクラスタ結合型電子計算機システムでは、各ホスト毎
にユーザ業務用システムパラメータ定義が必要であるた
め、従来の技術では各ホスト毎に保守作業用システムパ
ラメータ定義を用意して各ホスト共通のSYS.SYS
TEMファイルに登録しなければならず、また、各ホス
トのユーザ業務用システムパラメータの変更に応じて該
当する保守作業用システムパラメータを変更しなければ
ならないため、より一層、保守作業員の作業工数が増大
し、またSYS.SYSTEMファイルの圧迫を招く。
【0017】本発明はこのような事情に鑑みて提案され
たものであり、その目的は、ユーザ業務用システムパラ
メータから保守作業用システムパラメータを動的に生成
し得るようにして、保守作業用システムパラメータのS
YS.SYSTEMファイルへの事前登録作業およびユ
ーザ業務用システムパラメータの変更に伴う保守作業用
システムパラメータの変更作業から操作員を解放するこ
とにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、システムパラメータテーブルに登録され
た一連のシステムパラメータによってシステム運用時の
OSの各種機能等が規定される電子計算機システムにお
ける保守モード立ち上げ方法において、OS中核部,ユ
ーザ業務用システムパラメータならびにシステムパラメ
ータテーブルの更新箇所および更新内容を定めるシステ
ムパラメータ更新情報を保持するファイルの内容を主記
憶にロードすると共に、立ち上げモードを主記憶の立ち
上げモード格納テーブルに設定するステップと、主記憶
にロードされたユーザ業務用システムパラメータをシス
テムパラメータテーブルに登録するステップと、前記立
ち上げモード格納テーブルを参照し、立ち上げモードが
保守モードのときは、主記憶にロードされたシステムパ
ラメータ更新情報に基づき、システムパラメータテーブ
ルに登録されたシステムパラメータを保守作業用のシス
テムパラメータに変更するステップとを含むことを特徴
とする。
【0019】また本発明は、システムパラメータテーブ
ルに登録された一連のシステムパラメータによってシス
テム運用時のOSの各種機能等が規定されるホストを、
相互結合網を介して複数台接続したクラスタ結合型電子
計算機システムにおける保守モード立ち上げ方法におい
て、OS中核部,各ホスト毎のユーザ業務用システムパ
ラメータならびにシステムパラメータテーブルの更新箇
所および更新内容を定めるシステムパラメータ更新情報
を保持するファイルの内容を、各ホストの主記憶にロー
ドすると共に、立ち上げモードを各ホストの主記憶の立
ち上げモード格納テーブルに設定するステップと、各ホ
ストにおいて、主記憶にロードされた自ホスト用のユー
ザ業務用システムパラメータを自ホストのシステムパラ
メータテーブルに登録するステップと、各ホストにおい
て、主記憶上の立ち上げモード格納テーブルを参照し、
立ち上げモードが保守モードのときは、主記憶にロード
されたシステムパラメータ更新情報に基づき、自ホスト
のシステムパラメータテーブルに登録されたシステムパ
ラメータを保守作業用のシステムパラメータに変更する
ステップとを含むことを特徴とする。
【0020】更に、本発明は、システム立ち上げ時にコ
ンソールから保守時の立ち上げを指示するコマンドが投
入されることにより、立ち上げモードが保守モードであ
る旨を立ち上げモード格納テーブルに設定することを特
徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態の例につ
いて図面を参照して詳細に説明する。
【0022】図1は本発明を適用した電子計算機システ
ムの要部構成例とデータの流れとを示す図であり、1−
1,1−2はユーザ業務用システムパラメータ定義、2
はシステムパラメータ登録手段、3はOSを静的に格納
するSYS.SYSTEMファイル、4はユーザ業務用
システムパラメータの組の集合、4−1,4−1はその
各々の組のユーザ業務用システムパラメータ、5はシス
テムパラメータ更新情報、6はシステム初期ロード手
段、7はユーザ業務用システムパラメータの組の集合、
7−1,7−2はその各々の組のユーザ業務用システム
パラメータ、8はシステムパラメータ更新情報、9は立
ち上げモード格納テーブル、10はシステムパラメータ
テーブル、11はシステムパラメータテーブル更新手
段、12はOS各種機能、13はメモリ(主記憶)、1
5はコンソールである。
【0023】本実施例においては、SYS.SYSTE
Mファイル3に、OS提供の情報の1つとしてシステム
パラメータ更新情報5が組み込まれている。このシステ
ムパラメータ更新情報5はシステムパラメータテーブル
10の更新箇所および更新内容をオブジェクト形式で定
めた情報であり、後述するようにシステム立ち上げ時に
メモリ13にシステムパラメータ更新情報8としてロー
ドされる。このシステムパラメータ更新情報8(5)
は、図2に示すように、位置情報8−1とサイズ情報8
−2と更新値8−3とから構成されるエントリをシステ
ムパラメータテーブル10の各更新箇所ごとに有してい
る。各エントリの位置情報8−1はシステムパラメータ
テーブル10の更新位置(例えばテーブル先頭からの相
対アドレス)を示し、サイズ情報8−2はその更新箇所
のサイズを示し、更新値8−3は位置情報8−1の位置
からサイズ情報8−2のサイズ分の更新箇所に対して更
新する値、つまりシステムパラメータテーブル更新手段
11によって当該更新箇所に書き込まれる値を示す。
【0024】なお、SYS.SYSTEMファイル3に
は、図示していないが、OSの中核部が静的に格納され
ている。このOS中核部はOS各種機能12以外に、シ
ステムパラメータテーブル更新手段11に相当する部分
を含む。また、システムパラメータテーブル10の枠組
や立ち上げモード格納テーブル9の枠組ならびにその初
期値(非保守モード)も含まれている。
【0025】以下、本実施例の電子計算機システムにお
ける保守モード立ち上げ方法の手順を、システム生成時
の段階も含めて説明する。
【0026】(1)システム生成時の処理 システム生成作業におけるパラメータ登録作業時に、図
1に示すように、ユーザ業務運用に適合するユーザ業務
用システムパラメータ定義1−1,1−2をシステムパ
ラメータ登録手段2によってSYS.SYSTEMファ
イル3にユーザ業務用システムパラメータ4−1,4−
2として登録する。図4と異なり、保守作業用システム
パラメータ定義による登録作業は不要である。
【0027】ここで、複数組のユーザ業務用システムパ
ラメータ4−1,4−2を登録しておくのは、後述する
システム立ち上げ作業においてその内の任意のユーザ業
務用システムパラメータの組でシステム立ち上げを行え
るようにするためである。
【0028】(2)システム立ち上げ時の処理
【0029】保守時の立ち上げ 当該計算機システムを保守作業を目的として立ち上げる
場合、コンソール15からRSETコマンド,使用する
システムパラメータを指定したRARMコマンド,保守
時の立ち上げを指示するMNTNコマンドを投入する。
【0030】コンソール15からRESTコマンドが投
入されると、システム初期ロード手段6は、SYS.S
YSTEMファイル3の内容をメモリ13にロードす
る。即ち、OS中核部をメモリ(主記憶)13に展開す
ることにより、OS各種機能12を生成すると共にシス
テムパラメータテーブル更新手段11を生成し、また、
システムパラメータテーブル10の枠組や立ち上げモー
ド格納テーブル9の初期状態を生成する。更に、SY
S.SYSTEMファイル3内の全てのユーザ業務用シ
ステムパラメータ4−1,4−2をメモリ13内にユー
ザ業務用システムパラメータ7−1,7−2としてロー
ドし、且つ、SYS.SYSTEMファイル3内のシス
テムパラメータ更新情報5をメモリ13内にシステムパ
ラメータ更新情報8としてロードする。
【0031】また、コンソール15からシステムパラメ
ータの選択コマンドPARMが投入されることにより、
システム初期ロード手段6は、PARMコマンドで指定
されたユーザ業務用システムパラメータ7−1または7
−2を、システムパラメータテーブル10にコピーす
る。
【0032】更に、コンソール15からMNTNコマン
ドが投入されることにより、システム初期ロード手段6
は、立ち上げモード格納テーブル9に保守モードの立ち
上げである旨の値を設定する。
【0033】システムパラメータテーブル更新手段11
は、システム初期ロード手段6により値の設定された立
ち上げモード格納テーブル9を参照し、保守モードによ
る立ち上げであることを認識すると、システムパラメー
タ更新情報8に基づき、PARMコマンドにより選択さ
れたシステムパラメータが格納されているシステムパラ
メータテーブル10を更新する。即ち、システムパラメ
ータ更新情報8の各エントリ毎に、図2に示す位置情報
8−1およびサイズ情報8−2からシステムパラメータ
テーブル10中の更新箇所を特定し、その更新箇所に更
新値8−3を書き込むことにより、システムパラメータ
テーブル10のシステムパラメータを保守作業用に更新
する。OS各種機能12は、この更新後のシステムパラ
メータテーブル10を参照して動作するため、保守作業
に適したシステム運用が可能となる。
【0034】ユーザ業務運用時の立ち上げ 当該計算機システムをユーザ業務運用を目的として立ち
上げる場合、コンソール15からRSETコマンド,使
用するシステムパラメータの組を指定したRARMコマ
ンドを投入し、MNTNコマンドは投入しない。
【0035】コンソール15からRESTコマンドが投
入されることにより、前述と同様にシステム初期ロード
手段6は、SYS.SYSTEMファイル3の内容をメ
モリ13にロードして、OS各種機能12およびシステ
ムパラメータテーブル更新手段11を生成し、また、シ
ステムパラメータテーブル10の枠組や立ち上げモード
格納テーブル9の初期状態を生成し、全てのユーザ業務
用システムパラメータ4−1,4−2をメモリ13内に
ユーザ業務用システムパラメータ7−1,7−2として
ロードし、且つ、システムパラメータ更新情報5をメモ
リ13内にシステムパラメータ更新情報8としてロード
する。また、コンソール15からシステムパラメータの
選択コマンドPARMが投入されることにより、システ
ム初期ロード手段6は、PARMコマンドで指定された
ユーザ業務用システムパラメータ7−1または7−2
を、システムパラメータテーブル10にコピーする。
【0036】システムパラメータテーブル更新手段11
は、システム初期ロード手段6により値の設定された立
ち上げモード格納テーブル9を参照し、保守モードによ
る立ち上げでないことを認識すると、動作を停止する。
即ち、システムパラメータ更新情報8に基づくシステム
パラメータテーブル10の更新は行わない。OS各種機
能12は、このシステムパラメータテーブル10を参照
して動作するため、PARMコマンドで指定したユーザ
業務用システムパラメータの内容に従ってOSの各種機
能が動作する。
【0037】図3は本発明を適用した別の電子計算機シ
ステムの要部構成例とデータの流れとを示す図である。
この例の電子計算機システムは、複数のホスト(ホスト
1,ホスト2,…,ホストn)が相互結合網(図示せ
ず)を介して接続されたクラスタ結合型電子計算機シス
テムである。
【0038】クラスタ結合型電子計算機システムでは、
各ホスト毎にユーザ業務用システムパラメータが必要で
あるため、システム生成のパラメータ登録作業では、図
3に示すようなホスト1ユーザ業務用システムパラメー
タ定義1−11,1−12,ホスト2ユーザ業務用シス
テムパラメータ定義1−21,1−22,…,ホストn
ユーザ業務用システムパラメータ定義1−n1,1−n
2をシステムパラメータ登録手段2に入力して、各ホス
ト共通のSYS.SYSTEMファイル3に、ユーザ作
業用システムパラメータ4−11,4−12,4−2
1,4−22,…,4−n1,4−n2として登録す
る。なお、SYS.SYSTEMファイル3には図示し
ないOS中核部と共にOS提供の1つの情報としてのシ
ステムパラメータ更新情報5が組み込まれている。この
システムパラメータ更新情報5の内容は図3で説明した
ものと同じである。
【0039】システム立ち上げは、SYS.SYSTE
Mファイル3およびシステム初期ロード手段6によって
各ホストごとに実施される。その処理の流れは図1の実
施例の場合と同様に、以下のように行われる。
【0040】保守時の立ち上げ 当該ホストを保守作業を目的として立ち上げる場合、図
示しないコンソールからRSETコマンド,使用するシ
ステムパラメータを指定したRARMコマンド,保守時
の立ち上げを指示するMNTNコマンドを投入する。
【0041】RESTコマンドが投入されると、システ
ム初期ロード手段6は、SYS.SYSTEMファイル
3の内容をメモリ13にロードし、OS各種機能12お
よびシステムパラメータテーブル更新手段11を生成
し、また、システムパラメータテーブル10の枠組や立
ち上げモード格納テーブル9の初期状態を生成し、全て
のユーザ業務用システムパラメータ4−11〜4−n2
をメモリ13内にユーザ業務用システムパラメータ7−
11〜7−n2としてロードし、且つ、システムパラメ
ータ更新情報5をメモリ13内にシステムパラメータ更
新情報8としてロードする。また、システムパラメータ
の選択コマンドPARMが投入されることにより、シス
テム初期ロード手段6は、PARMコマンドで指定され
たユーザ業務用システムパラメータ(ホスト1にあって
は7−11または7−12,ホスト2にあっては7−2
1または7−22,…,ホストnにあっては7−n1ま
たは7−n2が指定される)を、システムパラメータテ
ーブル10にコピーする。更に、MNTNコマンドが投
入されることにより、システム初期ロード手段6は、立
ち上げモード格納テーブル9に保守モードの立ち上げで
ある旨の値を設定する。
【0042】システムパラメータテーブル更新手段11
は、システム初期ロード手段6により値の設定された立
ち上げモード格納テーブル9を参照し、保守モードによ
る立ち上げであることを認識すると、システムパラメー
タ更新情報8に基づき、PARMコマンドにより選択さ
れたシステムパラメータが格納されているシステムパラ
メータテーブル10を更新する。即ち、システムパラメ
ータ更新情報8の各エントリ毎に、図2に示す位置情報
8−1およびサイズ情報8−2からシステムパラメータ
テーブル10中の更新箇所を特定し、その更新箇所に更
新値8−3を書き込むことにより、システムパラメータ
テーブル10のシステムパラメータを保守作業用に更新
する。OS各種機能12は、この更新後のシステムパラ
メータテーブル10を参照して動作するため、保守作業
に適したシステム運用が行われる。
【0043】ユーザ業務運用時の立ち上げ 当該ホストをユーザ業務運用を目的として立ち上げる場
合、図示しないコンソールからRSETコマンド,使用
するシステムパラメータの組を指定したRARMコマン
ドを投入し、MNTNコマンドは投入しない。
【0044】RESTコマンドが投入されることによ
り、前述と同様にシステム初期ロード手段6は、SY
S.SYSTEMファイル3の内容をメモリ13にロー
ドして、OS各種機能12およびシステムパラメータテ
ーブル更新手段11を生成し、また、システムパラメー
タテーブル10の枠組や立ち上げモード格納テーブル9
の初期状態を生成し、全てのユーザ業務用システムパラ
メータ4−11〜4−n2をメモリ13内にユーザ業務
用システムパラメータ7−11〜7−n2としてロード
し、且つ、システムパラメータ更新情報5をメモリ13
内にシステムパラメータ更新情報8としてロードする。
また、コンソールからシステムパラメータの選択コマン
ドPARMが投入されることにより、システム初期ロー
ド手段6は、PARMコマンドで指定されたユーザ業務
用システムパラメータを、システムパラメータテーブル
10にコピーする。
【0045】システムパラメータテーブル更新手段11
は、システム初期ロード手段6により値の設定された立
ち上げモード格納テーブル9を参照し、保守モードによ
る立ち上げでないことを認識し、動作を停止する。OS
各種機能12は、このシステムパラメータテーブル10
を参照して動作するため、PARMコマンドで指定した
ユーザ業務用システムパラメータの内容に従ってOSの
各種機能が動作する。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、保
守モードの立ち上げ時、システムパラメータ更新情報に
従ってシステムパラメータテーブル中のユーザ業務用シ
ステムパラメータを保守作業用システムパラメータに変
更するため、従来のように保守作業用システムパラメー
タをSYS.SYSTEMファイルに登録しておく必要
がなくなる。このため、保守作業員の作業工数を削減で
き、作業ミスを減らすことができる。
【0047】また、ユーザ業務用システムパラメータを
変更して保守作業用システムパラメータとするため、ユ
ーザ業務と保守作業とで同じ値にしておく必要のあるパ
ラメータは変更を加えないことで対処でき、従って、ユ
ーザ業務用システムパラメータが変更されると自然と保
守作業用システムパラメータもそれに合致するものとな
り、従来のようにユーザ業務用システムパラメータの変
更毎に保守作業用システムパラメータを変更する必要が
ない。
【0048】本発明は1台のホストから構成される電子
計算機システムに対しても当然有用であるが、複数台の
ホストが相互結合網により接続され、各ホスト毎にシス
テムパラメータ定義を必要とするクラスタ結合型電子計
算機システムに適用すれば、より一層の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子計算機システムの要部構
成例とデータの流れとを示す図である。
【図2】システムパラメータ更新情報の説明図である。
【図3】本発明を適用したクラスタ結合型電子計算機シ
ステムの要部構成例とデータの流れとを示す図である。
【図4】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1−1,1−2…ユーザ業務用システムパラメータ定義 2…システムパラメータ登録手段 3…SYS.SYSTEMファイル 4−1,4−2…ユーザ業務用システムパラメータ 5…システムパラメータ更新情報 6…システム初期ロード手段 7−1,7−2…ユーザ業務用システムパラメータ 8…システムパラメータ更新情報 9…立ち上げモード格納テーブル 10…システムパラメータテーブル 11…システムパラメータテーブル更新手段 12…OS各種機能 13…メモリ(主記憶) 15…コンソール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システムパラメータテーブルに登録され
    た一連のシステムパラメータによってシステム運用時の
    OSの各種機能等が規定される電子計算機システムにお
    ける保守モード立ち上げ方法において、 OS中核部,ユーザ業務用システムパラメータならびに
    システムパラメータテーブルの更新箇所および更新内容
    を定めるシステムパラメータ更新情報を保持するファイ
    ルの内容を主記憶にロードすると共に、立ち上げモード
    を主記憶の立ち上げモード格納テーブルに設定するステ
    ップと、 主記憶にロードされたユーザ業務用システムパラメータ
    をシステムパラメータテーブルに登録するステップと、 前記立ち上げモード格納テーブルを参照し、立ち上げモ
    ードが保守モードのときは、主記憶にロードされたシス
    テムパラメータ更新情報に基づき、システムパラメータ
    テーブルに登録されたシステムパラメータを保守作業用
    のシステムパラメータに変更するステップとを含むこと
    を特徴とする電子計算機システムにおける保守モード立
    ち上げ方法。
  2. 【請求項2】 システムパラメータテーブルに登録され
    た一連のシステムパラメータによってシステム運用時の
    OSの各種機能等が規定されるホストを、相互結合網を
    介して複数台接続したクラスタ結合型電子計算機システ
    ムにおける保守モード立ち上げ方法において、 OS中核部,各ホスト毎のユーザ業務用システムパラメ
    ータならびにシステムパラメータテーブルの更新箇所お
    よび更新内容を定めるシステムパラメータ更新情報を保
    持するファイルの内容を、各ホストの主記憶にロードす
    ると共に、立ち上げモードを各ホストの主記憶の立ち上
    げモード格納テーブルに設定するステップと、 各ホストにおいて、主記憶にロードされた自ホスト用の
    ユーザ業務用システムパラメータを自ホストのシステム
    パラメータテーブルに登録するステップと、 各ホストにおいて、主記憶上の立ち上げモード格納テー
    ブルを参照し、立ち上げモードが保守モードのときは、
    主記憶にロードされたシステムパラメータ更新情報に基
    づき、自ホストのシステムパラメータテーブルに登録さ
    れたシステムパラメータを保守作業用のシステムパラメ
    ータに変更するステップとを含むことを特徴とする電子
    計算機システムにおける保守モード立ち上げ方法。
  3. 【請求項3】 システム立ち上げ時にコンソールから保
    守時の立ち上げを指示するコマンドが投入されることに
    より、立ち上げモードが保守モードである旨を立ち上げ
    モード格納テーブルに設定することを特徴とする請求項
    1または2記載の電子計算機システムにおける保守モー
    ド立ち上げ方法。
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