JPH09258741A - アクティブ消音装置 - Google Patents

アクティブ消音装置

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JPH09258741A
JPH09258741A JP8068303A JP6830396A JPH09258741A JP H09258741 A JPH09258741 A JP H09258741A JP 8068303 A JP8068303 A JP 8068303A JP 6830396 A JP6830396 A JP 6830396A JP H09258741 A JPH09258741 A JP H09258741A
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sound wave
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JP8068303A
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English (en)
Inventor
Hidenori Kenmochi
秀紀 剣持
Katsuhiko Masuda
克彦 増田
Yoshikazu Honchi
由和 本地
Michiyoshi Sawara
理孔 佐原
Yasushi Shimizu
寧 清水
Shinji Kishinaga
伸二 岸永
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 管壁が振動する環境においても消音効果の高
いアクティブ消音装置を提供する。 【解決手段】 アクティブ消音装置に振動抑制装置14
と音波相殺装置44を設ける。音波相殺装置44には、
管路10を伝播してくる一次音波を検出する検出用マイ
クロフォン46と、一次音波とほぼ同一の音量で逆位相
の二次音波を放出するスピーカ48と、フィード制御用
の評価用マイクロフォン50が設けられている。振動抑
制装置14には、管路10の管壁を伝播してくる一次振
動を検出する振動検出ピックアップ16と、その検出に
基づき一次振動とほぼ同一の大きさで逆位相の二次振動
を管壁に与えるアクチュエータ18と、一次振動と二次
振動の相殺結果の振動を検出するフィード制御用の評価
用ピックアップ20が設けられている。振動抑制装置1
4が管壁の振動を抑制するため、音波相殺装置44への
振動の影響が実質的に排除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管路内を伝播する
一次音波と逆位相の二次音波を放出することにより、管
路内の騒音を低減させるアクティブ消音装置の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特公平5−74835号公報に
は、管内の騒音に対して、同一の音量かつ逆位相の音を
発生させて、音波干渉により消音するアクティブ消音装
置が開示されている。この消音装置は、管内に検出マイ
クと、二次音源(スピーカ)と、評価マイクとを上流か
ら下流に向けて順に配設し、検出マイクで検出した騒音
に基づいて、二次音源(スピーカ)で騒音と逆位相の音
を発生させ、その結果の騒音レベルを評価マイクで検出
する。検出マイク、二次音源、評価マイクは、制御装置
に接続されており、この制御装置は、検出マイクで検出
した音に基づいて、二次音源で発生させるべき音を制御
すると同時に、評価マイクで検出した音に基づいて二次
音源の音をフィード制御する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の検出マ
イクは、管内を伝播する音だけではなく、管壁を伝播す
る振動をも検出してしまう。また、評価マイクも同様に
振動を検出してしまう。これらのマイクは、例えばネジ
または接着剤で管壁に固定されるから、壁の振動の影響
が大きく、この振動により検出誤差が発生してしまう。
従って、二次電源で発生する音波は、純粋に騒音に基づ
いて求められた音波とは異なるものとなり、消音性能の
低下の要因となっていた。そればかりか、二次音源より
も騒音源からは遠い方では、管壁の振動が音波を誘発す
ることがあり、この場合には、二次音源で完全に消音を
したと仮定しても、新たに消音装置を設けなければ騒音
が聞こえてしまう。
【0004】本発明は上記の事情を考慮してなされたも
のであり、管壁が振動する環境においても消音効果の高
いアクティブ消音装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】上記課題を解決するため、本発明に係るア
クティブ消音装置は、管路内に音波を放出することによ
り上記管路内の騒音を低減させるアクティブ消音装置に
おいて、上記管路をなす管壁を伝播してくる一次振動を
検出する振動検出手段と、上記振動検出手段の検出に基
づいて、上記一次振動とほぼ同一の大きさで逆位相の二
次振動を管壁に与える励振手段と、上記管路内を伝播し
てくる一次音波を検出する音波検出手段と、上記音波検
出手段の検出に基づいて、上記一次音波とほぼ同一の音
量で逆位相の二次音波を上記管路内に放出する音波発生
手段とを具備することを特徴とする。
【0006】上記構成の下では、励振手段が、管壁の一
次振動とほぼ同一の大きさで逆位相の二次振動を管壁に
与えることにより、管壁を伝播する振動を減衰させる。
これにより音波検出手段は、実質的に一次音波だけを検
出することができ、一次振動により受ける影響が低減す
る。従って、音波検出手段の検出に基づいて、音波発生
手段は、正確な二次音波を発生させることになり、これ
によって管路内の消音性能を向上させ、その消音性能を
長期にわたって維持することができる。また、外乱(一
次振動)の影響が実質的に排除されるから、制御の収束
速度を向上させることが可能であり、一次音波に対応し
た消音が行える。しかも、管路の管壁の振動を減衰させ
ることにより、励振手段よりも騒音源から遠い方では、
振動による騒音の誘発を抑制することが可能である。
【0007】また、上記構成において、上記一次振動お
よび一次音波を発生する騒音源に近い方から遠い方へ向
けて、上記振動検出手段、励振手段、音波検出手段およ
び音波発生手段を配置すると好ましい。この場合には、
まず、振動検出手段で検出した一次振動が励振手段の位
置に達するのと、励振手段がその一次振動に対応した二
次振動を放出するのとを同時にさせることが容易とな
り、管壁の励振効果を向上させることが可能である。ま
た、励振手段よりも騒音源から遠い方に音波検出手段を
設けたことにより、その逆の配置に比較して、一次振動
による音波検出手段への影響を低減することができ、消
音効果を向上させることが可能である。そして、音波検
出手段で検出した一次音波が音波発生手段の位置に達す
るのと、音波発生手段がその一次音波に対応した二次音
波を発生するのとを同時にさせることが容易になる。
【0008】さらに、上記励振手段の下流に、上記一次
振動に上記二次振動を与えた結果である管壁の振動を検
出する評価用検出手段を設け、上記評価用検出手段の検
出に基づいて、上記励振手段をフィード制御する制御手
段を設けると好ましい。これによれば、評価用検出手段
で、励振手段が発した二次振動と一次振動の相殺結果に
基づいて、励振手段による励振効果をさらに向上させる
ことが可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】
1. 実施形態の構成 以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明
する。まず、図1は実施形態に係るアクティブ消音装置
を備えた管路の断面図である。図において、符号10
は、例えば空調ダクトのような管路を示しており、この
管路10の図中左側には、換気用吸引ファンのような騒
音源12が存在する。このほかに、冷蔵庫、自動車、ヒ
ートポンプなどの様々な設備に用いられる管路に本発明
を応用するのも可能である。なお、以下の説明中、騒音
源12から図中左側の騒音源12に近い方を「上流
側」、右側の騒音源12から遠い方を「下流側」とす
る。
【0010】1−1.振動抑制装置の構成 騒音源12の下流側には、管路10をなす管壁の振動を
抑制する振動抑制装置14が設けられている。この振動
抑制装置14は、上流側から伝播してくる管壁の振動
(一次振動)を検出する振動検出ピックアップ(振動検
出手段)16と、1つまたは複数のアクチュエータ(励
振手段)18と、振動検出ピックアップ16と同様の評
価用ピックアップ(評価用検出手段)20とを備える。
これらの振動検出ピックアップ16、アクチュエータ1
8および評価用ピックアップ20は、この順序で管路1
0の上流から下流に向けて配置されており、単一の第1
のコントローラ(制御手段)22に接続されている。
【0011】ここで、ピックアップ16,20として
は、例えば、圧電素子を使用することが可能である。ま
た、アクチュエータ18としては、例えば、圧電素子、
電磁素子などが使用可能である。あるいは、アクチュエ
ータ18として、油圧アクチュエータを用い、第1のコ
ントローラ22でこの油圧アクチュエータの弁を制御す
るようにしてもよい。
【0012】図2に示すように、第1のコントローラ2
2には、インターフェース23と、CPU32と、ディ
ジタルフィルタ30と、メモリー34が設けられてい
る。このインターフェース23は、A/D変換部24
と、D/A変換部26と、A/D変換部28とを備え
る。かかる構成の下、振動検出ピックアップ16からの
出力信号(第1の検出信号)が、A/D変換部24でA
/D変換されて、CPU32およびディジタルフィルタ
30に取り入れられるようにされており、評価用ピック
アップ20からの出力信号(第2の検出信号)が、A/
D変換部28でA/D変換されて、CPU32に取り入
れられるようにされている。
【0013】CPU32は、第1および第2の検出信号
に基づいて、メモリー34に格納されている制御用の伝
達関数パラメータを呼び出し(この伝達関数自体は公知
である)、これら伝達関数パラメータをディジタルフィ
ルタ30に供給する。ディジタルフィルタ30は、与え
られた伝達関数パラメータと、A/D変換部24から入
力される第1の検出信号に基づいて、駆動信号を作成す
る。そして、D/A変換部26はこの駆動信号を変換
し、アクチュエータ18に供給する。アクチュエータ1
8は、駆動信号に基づいて二次振動を引き起こし、この
二次振動を管路10の管壁に伝達する。
【0014】1−2.音波相殺装置の構成 また、振動抑制装置14の下流側には、管路10内を伝
播する管壁の振動を抑制する音波相殺装置44が設けら
れている。この音波相殺装置44は、管路10内の音波
を検出する検出用マイクロフォン(音波検出手段)46
と、スピーカ(二次音源、音波発生手段)48と、評価
用マイクロフォン50とを備える。これらの検出用マイ
クロフォン46、スピーカ48および評価用マイクロフ
ォン50は、この順序で管路10の上流から下流に向け
て配置されており、単一の第2のコントローラ52に接
続されている。なお、検出用マイクロフォン46として
は、スピーカ48で発する音に影響されずほぼ上流側か
らの騒音のみを検出するため、単一指向性のマイクロフ
ォンを用い、評価用マイクロフォン50としては、周囲
の音波を検出するため、無指向性のものを用いるのが好
適である。
【0015】図3に示すように、第2のコントローラ5
2の構成は、第1のコントローラ22のそれとほぼ同様
である。すなわち、第2のコントローラ52には、イン
ターフェース53と、CPU62と、ディジタルフィル
タ60と、メモリー64が設けられている。このインタ
ーフェース53は、A/D変換部54と、D/A変換部
56と、A/D変換部58とを備える。かかる構成の
下、検出用マイクロフォン46からの出力信号(第3の
検出信号)が、A/D変換部54で変換されて、CPU
62およびディジタルフィルタ60に取り入れられるよ
うにされており、評価用マイクロフォン50からの出力
信号(第4の検出信号)が、A/D変換部58で変換さ
れて、CPU62に取り入れられるようにされている。
【0016】CPU62は、第3および第4の検出信号
に基づいて、メモリー64に格納されている制御用の伝
達関数パラメータを呼び出し、これら伝達関数パラメー
タをディジタルフィルタ60に供給する。ディジタルフ
ィルタ60は、与えられた伝達関数パラメータと、A/
D変換部54から入力される第3の検出信号に基づい
て、駆動信号を作成する。そして、D/A変換部56
は、この駆動信号を変換し、スピーカ48に供給する。
スピーカ48は、駆動信号に基づいて、二次音波を発生
させ、この二次音波を管路10内に放出する。
【0017】2. 実施形態の作用・効果 次に、本実施形態の動作について説明する。ここで、騒
音源12を駆動した場合には、騒音源12で発生した騒
音が管路10内を伝播するだけでなく、騒音源12の駆
動に伴う振動が管路10の管壁を伝播する。まず、振動
抑制装置14においては、振動検出ピックアップ16が
管壁の振動に基づく第1の検出信号を出力する。第1の
コントローラ22では、A/D変換部24が、第1の検
出信号をディジタル信号に変換し、これをディジタルフ
ィルタ30およびCPU32に供給する。CPU32
は、変換された第1の検出信号に基づいて、メモリー3
4から伝達関数パラメータを呼び出して、ディジタルフ
ィルタ30に供給する。ディジタルフィルタ30は、伝
達関数パラメータと、A/D変換部24から入力される
第1の検出信号に基づいて、駆動信号を作成する。
【0018】そして、この駆動信号は、D/A変換部2
6で変換されて、アクチュエータ18に伝達され、これ
によりアクチュエータ18は、上記の一次振動と同一の
振幅かつ周波数で、逆位相の二次振動を引き起こし、こ
の二次振動を管路10の管壁に伝達する。かかるアクチ
ュエータ18による二次振動と騒音源12による一次振
動とが相殺される結果、管路10におけるアクチュエー
タ18よりも下流側では、管壁の振動が大幅に低減され
る。
【0019】また、評価用ピックアップ20は、かかる
低減された振動に基づく第2の検出信号を出力する。A
/D変換部24は、第2の検出信号をディジタル信号に
変換し、これをCPU32に供給する。これに基づい
て、CPU32は、アクチュエータ18による二次振動
の振幅または周波数を補正すべく、メモリー34から呼
び出す伝達関数パラメータを変化させる。すなわち、C
PU32は、第2の検出信号が、許容値未満になるよう
にフィード制御を行う。このように、振動抑制装置14
においてフィード制御を行うことにより、アクチュエー
タ18よりも下流側では、管路10の管壁の振動が極め
て小さくされる。
【0020】次に、音波相殺装置44においては、検出
用マイクロフォン46が管路10内の音波に基づく第3
の検出信号を出力する。第2のコントローラ52では、
A/D変換部54が、第3の検出信号をディジタル信号
に変換し、これをディジタルフィルタ60およびCPU
62に供給する。CPU62は、変換された第3の検出
信号に基づいて、メモリー64から伝達関数パラメータ
を呼び出して、ディジタルフィルタ60に供給する。デ
ィジタルフィルタ60は、伝達関数パラメータと、A/
D変換部54から入力される第3の検出信号に基づい
て、駆動信号を作成する。
【0021】そして、この駆動信号は、D/A変換部5
6で変換されて、スピーカ48に伝達され、これにより
スピーカ48は、上記の一次音波と同一の振幅かつ周波
数で、逆位相の二次音波を発生させ、この二次音波を管
路10内に放出する。かかるスピーカ48による二次音
波と騒音源12による一次音波とが相殺される結果、管
路10におけるスピーカ48よりも下流側では、騒音が
大幅に低減される。
【0022】また、評価用マイクロフォン50は、かか
る低減された騒音に基づく第4の検出信号を出力する。
A/D変換部54は、第4の検出信号をディジタル信号
に変換し、これをCPU62に供給する。これに基づい
て、CPU62は、スピーカ48による二次音波の振幅
または周波数を補正すべく、メモリー64から呼び出す
伝達関数パラメータを変化させる。すなわち、CPU6
2は、第4の検出信号が、許容値未満になるようにフィ
ード制御を行う。このように、音波相殺装置44におい
てフィード制御を行うことにより、スピーカ48よりも
下流側では、管路10内の騒音が極めて小さくされる。
【0023】本実施形態においては、上記のように、振
動抑制装置14のアクチュエータ18が、管壁の一次振
動とほぼ同一の振幅および周波数で、逆位相の二次振動
を管壁に与えることにより、管壁を伝播する振動を減衰
させることにより、音波相殺装置44の検出用マイクロ
フォン46は、実質的に騒音源12からの一次音波だけ
を検出することができ、評価用マイクロフォン50は、
実質的に騒音源12からの一次音波とスピーカ48から
の二次音波の重畳した(すなわち相殺された)音波のみ
を検出することができる。
【0024】このように、マイクロフォン46,50へ
の一次振動により受ける影響が低減することから、マイ
クロフォン46,50の検出に基づいて、スピーカ48
は、正確な二次音波を発生させることになり、これによ
って管路10内の消音性能を向上させ、その消音性能を
長期にわたって維持することができる。また、外乱であ
る一次振動の影響が実質的に排除されるから、制御の収
束速度を向上させることが可能であり、一次音波に対応
した迅速な消音が行える。しかも、管路10の管壁の振
動を極めて減衰させることにより、振動抑制装置14よ
りも騒音源12から遠い方では、振動による騒音の誘発
を抑制することが可能である。
【0025】また、上記構成において、一次振動および
一次音波を発生する騒音源12に近い方から遠い方へ向
けて、振動検出ピックアップ16、アクチュエータ1
8、評価用ピックアップ20、検出用マイクロフォン4
6、スピーカ48、評価用マイクロフォン50を配置し
たことにより、次のような効果がある。すなわち、ま
ず、振動検出ピックアップ16で検出した一次振動がア
クチュエータ18の位置に達するのと、アクチュエータ
18がその一次振動に対応した二次振動を放出するのと
を同時にさせることが容易となり、管壁の励振効果を向
上させることが可能である。また、アクチュエータ18
よりも騒音源12から遠い方に検出用マイクロフォン4
6を設けたことにより、その逆の配置に比較して、一次
振動による検出用マイクロフォン46への影響を低減す
ることができ、消音効果を向上させることが可能であ
る。そして、検出用マイクロフォン46で検出した一次
音波がスピーカ48の位置に達するのと、スピーカ48
がその一次音波に対応した二次音波を発生するのとを同
時にさせることが容易になる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にあって
は、管路内の消音性能を向上させ、その消音性能を長期
にわたって維持することができる。また、仮に、音波発
生手段を適応制御する場合でも、制御の収束速度を向上
させることが可能であり、一次音波に対する迅速な消音
が行える。しかも、励振手段よりも騒音源から遠い方で
は、管路の振動による騒音の誘発を抑制することが可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るアクティブ消音装
置を備えた管路を示す断面図である。
【図2】 実施形態に係るアクティブ消音装置の振動抑
制装置を示すブロック図である。
【図3】 実施形態に係るアクティブ消音装置の音波相
殺装置44を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 管路、12 騒音源、14 振動抑制装置、16
振動検出ピックアップ(振動検出手段)、18 アク
チュエータ(励振手段)、20 評価用ピックアップ
(評価用検出手段)、22 第1のコントローラ(制御
手段)、44 音波相殺装置、46 検出用マイクロフ
ォン(音波検出手段)、48 スピーカ(音波発生手
段)、50 評価用マイクロフォン、52 第2のコン
トローラ
フロントページの続き (72)発明者 佐原 理孔 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内 (72)発明者 清水 寧 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内 (72)発明者 岸永 伸二 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路内に音波を放出することにより上記
    管路内の騒音を低減させるアクティブ消音装置におい
    て、 上記管路をなす管壁を伝播してくる一次振動を検出する
    振動検出手段と、 上記振動検出手段の検出に基づいて、上記一次振動とほ
    ぼ同一の大きさで逆位相の二次振動を管壁に与える励振
    手段と、 上記管路内を伝播してくる一次音波を検出する音波検出
    手段と、 上記音波検出手段の検出に基づいて、上記一次音波とほ
    ぼ同一の音量で逆位相の二次音波を上記管路内に放出す
    る音波発生手段とを具備することを特徴とするアクティ
    ブ消音装置。
  2. 【請求項2】 上記一次振動および一次音波を発生する
    騒音源に近い方から遠い方へ向けて、上記振動検出手
    段、励振手段、音波検出手段および音波発生手段が配置
    されていることを特徴とする請求項1に記載のアクティ
    ブ消音装置。
  3. 【請求項3】 上記励振手段の下流に、上記一次振動に
    上記二次振動を与えた結果である管壁の振動を検出する
    評価用検出手段を設け、 上記評価用検出手段の検出に基づいて、上記励振手段を
    フィード制御する制御手段を設けたことを特徴とする請
    求項2に記載のアクティブ消音装置。
JP8068303A 1996-03-25 1996-03-25 アクティブ消音装置 Pending JPH09258741A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106469551A (zh) * 2015-08-19 2017-03-01 中兴通讯股份有限公司 一种管道降噪系统及方法
CN113658576A (zh) * 2021-08-12 2021-11-16 西安艾科特声学科技有限公司 一种用于管道有源噪声控制的系统及方法
US20240027924A1 (en) * 2021-03-04 2024-01-25 Changxin Memory Technologies, Inc. Vibration attenuation structure and exposure device

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