JPH09257994A - 放射性廃棄物の放射能除染装置 - Google Patents

放射性廃棄物の放射能除染装置

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JPH09257994A
JPH09257994A JP8071692A JP7169296A JPH09257994A JP H09257994 A JPH09257994 A JP H09257994A JP 8071692 A JP8071692 A JP 8071692A JP 7169296 A JP7169296 A JP 7169296A JP H09257994 A JPH09257994 A JP H09257994A
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radioactive waste
cleaning
tank
decontamination
basket
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JP8071692A
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Inventor
Kenji Kimura
憲二 木村
Koshi Okamoto
幸志 岡本
Shuichi Hida
修一 飛田
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Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】放射性廃棄物の材質及び形状を問わず均一に除
染でき、除染作業における放射性廃棄物の除染量を増大
して除染作業の効率を向上する。 【解決手段】超音波振動子12を有し除染液13aが貯
えられた洗浄槽13と、洗浄槽に近接して設けられ放射
性廃棄物14を収容する洗浄かご16を洗浄槽内に運搬
しかつ回転可能な洗浄かご運搬・回転手段21とを備え
る。洗浄かごが断面六角状の角筒であって、放射性廃棄
物を出入れする開閉扉16aを有する。洗浄槽に隣接し
てリンス槽18が設けられ、洗浄かご運搬・回転手段は
洗浄かごが置かれる第1位置と、洗浄槽が設けられた第
2位置と、リンス槽が設けられた第3位置とに移動可能
であって、第1ないし第3位置でそれぞれ昇降し、かつ
洗浄槽及びリンス槽で洗浄かごを回転させる。除染液は
リン酸、硫酸及びシュウ酸よりなる群より選ばれた酸を
1種又は2種以上含むことが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雑固体等の放射性
廃棄物の放射能除染に用いられる装置に関する。更に詳
しくは、放射性廃棄物を特定の薬剤の存在下で超音波振
動により除染する放射性廃棄物の放射能除染装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】原子力施設内において放射能で汚染され
た放射性廃棄物は、その放射能が環境に与える影響を考
慮すると、その処理に際して放射性廃棄物を除染する必
要がある。従来このような除染方法として、電解除染法
或いはブラスト法が広く用いられている。電解除染法は
導体材質からなる放射性廃棄物を電極として電解槽内の
電解溶液中で電解させることにより金属表面を除染する
方法であり、ブラスト法は放射性廃棄物の表面に粒体を
吹き付けることにより廃棄物表面を除染する方法であ
る。また、近年においては除染液として有機溶媒を用
い、必要により超音波振動を除染液に与え、この除染液
により除染する方法が開発されつつある。この方法で
は、放射性廃棄物を洗浄かごに収容してそのかごを除染
液に浸漬し、除染液によって化学的変化させて除染液が
接触する放射性廃棄物の表面を除染している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した電解
除染法では、ゴムやプラスチック等の非導体材質の除染
には使用できない欠点がある。ブラスト法では非導体材
質の除染が可能であるが、配管等の放射性廃棄物のよう
に、粒体を吹き付けることができない内面を有する部材
のその内面の除染ができないとともに、部材が比較的小
さな部品であっても1個ずつ除染しなければならず除染
作業の効率にかける不具合がある。また、除染液を使用
する方法では、放射性廃棄物を洗浄かごに収容する必要
から、放射性廃棄物を洗浄かごに収容した時点で放射性
廃棄物が重なり、その重なり部分の洗浄ができず、放射
性廃棄物の洗浄ムラが生じ、放射性廃棄物を均一に除染
することができない不具合がある。この点を解消するた
めに、放射性廃棄物を重ならないように洗浄かごに収納
することも考えられるが、洗浄かごに収容する際の作業
性が悪く、1回に除染する放射性廃棄物の量を低下さ
せ、除染作業の効率を悪化させる不具合がある。本発明
の目的は、放射性廃棄物の材質及び形状を問わず均一に
除染できる放射性廃棄物の放射能除染装置を提供するこ
とにある。本発明の別の目的は、除染作業における放射
性廃棄物の除染量を増大して除染作業の効率を向上する
ことができる放射性廃棄物の放射能除染装置を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1に示すように、超音波振動子12を有し除染液13
aが貯えられた洗浄槽13と、洗浄槽13に近接して設
けられ放射性廃棄物14を収容する筒状の洗浄かご16
を洗浄槽内に運搬しかつ洗浄槽内で回転可能な洗浄かご
運搬・回転手段21とを備えた放射性廃棄物の放射能除
染装置である。超音波振動子12は除染液13aを振動
させ、除染液13a中に浸漬された放射性廃棄物14が
効率よく除染されるようにする。また、除染液13aの
種類に応じた最適な除染環境を作るために、洗浄槽13
には除染液13aの温度を調整するためのヒータと、除
染液13a中に生じた不純物を除去するためのフィルタ
及び循環ポンプを設けることが好ましい。洗浄かご運搬
・回転手段21は放射性廃棄物14を収容する筒状の洗
浄かご16を洗浄槽13内に運搬し、洗浄槽13内で回
転させることにより、放射性廃棄物の除染時における重
なりを防止し、除染作業の省力化及び作業員の被曝を防
止する。
【0005】請求項2に係る発明は、図2に示すよう
に、請求項1に係る発明であって、洗浄かご16が断面
六角状の角筒であって、放射性廃棄物14を出入れする
開閉扉16aを有する放射性廃棄物の放射能除染装置で
ある。洗浄かごを六角状の角筒に形成することにより放
射性廃棄物の収納量の著しい低下を招くことなく、回転
時において放射性廃棄物を効率よく反転させて、その重
なりを確実に防止する。
【0006】請求項3に係る発明は、図1に示すよう
に、請求項1又は2に係る発明であって、洗浄槽13に
隣接して1又は2以上のリンス槽18が設けられ、洗浄
かご運搬・回転手段21は放射性廃棄物14を収容して
洗浄かご16が置かれる第1位置と、洗浄槽13が設け
られた第2位置と、リンス槽18が設けられた第3位置
とに順次移動可能であって、第1ないし第3位置でそれ
ぞれ昇降し、かつ第2及び第3位置の洗浄槽13及びリ
ンス槽18で洗浄かご16を回転するように構成された
放射性廃棄物の放射能除染装置である。リンス槽18は
放射性廃棄物14に付着した除染液13aを洗浄する。
また、浸漬された放射性廃棄物14を効率よく洗浄する
ために、リンス槽18には超音波振動子12を設けるこ
とが好ましい。このようなリンス槽18を設け、洗浄か
ご16が置かれる第1位置からリンス槽18が設けられ
た第3位置まで洗浄かご運搬・回転手段21が移動可能
に構成することにより、除染作業に係る一連の作業を自
動化することが可能になり、放射性廃棄物の除染量の増
大が図られる。
【0007】請求項4に係る発明は、請求項1ないし3
のいずれの記載に係る発明であって、除染液13aがリ
ン酸、硫酸及びシュウ酸よりなる群より選ばれた酸を1
種又は2種以上含む放射性廃棄物の放射能除染装置であ
る。除染液13aがリン酸、硫酸及びシュウ酸よりなる
群より選ばれた酸を1種又は2種以上含むことにより、
放射性廃棄物をほぼ完全の除染する。また、放射性廃棄
物が複雑な形状のものでも超音波洗浄することにより確
実に除染することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳しく説明する。図1及び図4に示すように、
本発明の放射性廃棄物の放射能除染装置11は、超音波
振動子12を有し除染液13aが貯えられた洗浄槽13
と、この洗浄槽13に近接して設けられた洗浄かご運搬
・回転手段21とを備える。洗浄かご運搬・回転手段2
1は放射性廃棄物14を収容する筒状の洗浄かご16を
洗浄槽13内に運搬し、洗浄槽13内で回転させように
なっている。洗浄槽13は超音波振動子12を有し、洗
浄槽13の底面及び両側面の計3カ所に設けられる。超
音波振動子12は除染液13aを振動させ、除染液13
a中に浸漬された放射性廃棄物14が効率よく除染され
るようにする。また図示しないが、洗浄槽13には除染
液13aの温度を調整するためのヒータと、除染液13
a中に生じた不純物を除去するためのフィルタ及び循環
ポンプが設けられる。
【0009】図1に示すように、洗浄槽13の左端には
洗浄かご16が置かれるテーブル17が設けられ、洗浄
槽13の右端には除染後の放射性廃棄物14に付着した
除染液13aを洗浄する水が貯留された一対のリンス槽
18,18が設けられる。それぞれのリンス槽18,1
8の底面にはそれぞれ超音波振動子12,12が設けら
れる。それぞれ超音波振動子12,12は水を振動さ
せ、浸漬された放射性廃棄物14が効率よく洗浄される
ようになっている。
【0010】図2及び図3に示すように、洗浄かご運搬
・回転手段21により運搬、回転される洗浄かご16は
断面六角状の角筒であって、角筒の胴部はφ11mmの
孔が設けられたステンレス製のパンチングメタルにより
作られる。胴部は2枚の板状のパンチングメタル16
a,16eの両端をそれぞれ相互に突き合わせて六角状
の角筒を形成するように加工され、一方の突き合わせ端
には3個の蝶番16bにより連結され、一方の板材16
aが放射性廃棄物14を出入れする開閉扉を構成する。
他方の突き合わせ端には六角状の角筒を形成した状態で
それぞれの板材を係止する係止手段であるキャッチクリ
ップ16cが設けられる。また、他方の板材16eの両
端にはステンレス製の円板16d,16dがそれぞれ固
着され、角筒内部に収納された放射性廃棄物14が両端
から漏れないように構成される。開閉扉16aはキャッ
チクリップ16cを解除した状態で蝶番16bを支点と
して図3の破線で示すように開放することにより放射性
廃棄物14をこの開口部から角筒内に収容できるように
構成される。
【0011】図1及び図4に示すように、洗浄かご運搬
・回転手段21は洗浄かご16を回転させる回転手段と
洗浄かご16を移動させる移動手段とを有する。移動手
段は更に洗浄かご16を上下方向に移動させる移動装置
と、洗浄かご16が置かれるテーブル17である第1位
置と、洗浄槽13が設けられた第2位置と、一対のリン
ス槽18,18が設けられた第3位置とに洗浄かご16
を順次移動させる装置とに大別される。回転手段は洗浄
かご16の両端の円板に突設された一対の支軸22,2
2と、この一対の支軸22,22をそれぞれの下端に枢
止する一対の支持板23,23と、モータ24とを備え
る。一対の支持板23,23の上端は水平に設けられた
基板26の下面に固着され、基板26の先端部上面にモ
ータ24が設けられる。モータ24の回転軸24aと一
方の支軸22には図示しないスプロケットがそれぞれ設
けられ、それぞれのスプロケットにチェーン27が掛け
渡されることにより連結され、モータ24の回転軸24
aが回転することにより洗浄かご16を回転させるよう
に構成される。
【0012】図4に示すように、洗浄かご16を上下方
向に移動させる移動装置は基台31上に設けられた移動
台32の内部に垂直方向に設けられたスライド棒33
と、このスライド棒33に嵌入して上下方向に移動する
スライダ34とを備え、スライダ34に基板26の基端
が固着される。従って、スライダ34を図示しないアク
チュエータによりスライド棒33に沿って基板26とと
もに上下方向に移動させることにより、図の実線矢印で
示すように、洗浄かご16を除染液13aに浸漬し、ま
た除染液13aから引き上げるように構成される。ま
た、移動台32の下部にはローラ32aが設けられ、基
台31上面に設けられた図示しないレールを介して、図
1の破線矢印で示すように移動台32が移動可能に構成
される。従って、移動台32はレールに沿って移動する
ことにより、洗浄かご16が置かれる第1位置と、洗浄
槽13が設けられた第2位置と、リンス槽18が設けら
れた第3位置とに洗浄かご16を順次移動させることが
できるように構成される。
【0013】このように構成された放射性廃棄物の放射
能除染装置の動作を説明する。除染する放射性廃棄物1
4は洗浄かご16内に収容される。収納にはキャッチク
リップ16cを解除した状態で蝶番16bを支点として
図2の破線で示すように開閉扉16aを開放し、放射性
廃棄物14をこの開口部から角筒内に収容する。放射性
廃棄物14を収納した後開閉扉16aを図の実線で示す
ように閉止してキャッチクリップ16cにより開口部に
蓋をする。次に、洗浄かご16は洗浄かご運搬・回転手
段21により持ち上げられ、洗浄槽13の上方である第
2位置まで移動される。第2位置でスライダ34を図示
しないアクチュエータによりスライド棒33に沿って基
板26とともに下方向に移動させて洗浄かご16ととも
に放射性廃棄物14を除染液13aに浸漬する。除染液
13aは超音波振動子12により振動し、放射性廃棄物
14を除染するとともに、洗浄かご運搬・回転手段21
のモータ24を回転させることによりチェーン27を介
して洗浄かご16を回転させる。六角筒の洗浄かご16
の回転は放射性廃棄物14を洗浄かご16内で効率よく
移動させ、放射性廃棄物14の重なりを防止する。
【0014】除染後が終了した後は、モータ24の回転
を停止して、洗浄かご運搬・回転手段21により再び洗
浄かご16を持ち上げてリンス槽18の上方である第3
の位置まで移動させる。洗浄かご16は洗浄かご運搬・
回転手段21により洗浄かご16をリンス槽18内の洗
浄液18a内に浸漬させ、洗浄液18aは超音波振動子
12により振動し、洗浄かご16自体及び放射性廃棄物
14の表面に付着した除染液13aの洗浄を行う。洗浄
はそれぞれの洗浄槽18,18で行われ、この場合に洗
浄かご16を再び洗浄かご運搬・回転手段21により回
転させることによりムラなく高効率で洗浄作業を終了さ
せる。
【0015】洗浄後の洗浄かご16は洗浄かご運搬・回
転手段21により再び持ち上げられてテーブル17の位
置である第1位置まで移動され、降下して洗浄かご16
が再びテーブル17の上に置かれる。作業者はキャッチ
クリップ16cを解放して除染された放射性廃棄物14
を洗浄かご16から取り出し、再び次に除染する放射性
廃棄物14を洗浄かご16内に収容し、一連の除染作業
を終了させる。
【0016】
【実施例】次に本発明の実施例を比較例とともに説明す
る。 <実施例1>容量が約13000cm3のパンチングメ
タルにより形成された六角状の洗浄かご16に、このか
ご16に収容可能な大きさに切断された金属片を約10
kg収容して除染を行った。除染液13aにはシュウ酸
を3重量%及び過酸化水素水を3重量%になるように調
製された液を洗浄槽13に170l貯留させた。洗浄か
ご16は洗浄かご運搬・回転手段21によりこの除染液
13aに30分浸漬され、洗浄かご16は浸漬されてい
る際にモータ24により10rpmの回転速度で回転さ
せた。除染後の洗浄かご16は洗浄かご運搬・回転手段
21によりそれぞれのリンス槽18に浸漬され金属片の
表面に付着した除染液13aの洗浄を行った。リンス槽
18への浸漬はそれぞれのリンス槽18,18にそれぞ
れ1〜3分浸漬することにより行い、洗浄かご16は1
0rpmの回転速度で回転させた。洗浄後の金属片は洗
浄かご運搬・回転手段21により戻されたテーブル17
上で洗浄かご16から取り出した。
【0017】<比較例1>実施例1と同様に切断された
金属片を実施例1と同一の装置を使用し、洗浄かごを回
転させないことを除いて実施例1と同一の工程により金
属片の除染を行った。 <比較試験及び評価>実施例1及び比較例1により除染
された金属片を10分、20分及び30分経過毎により
その除染係数を除染前後の放射能表面汚染密度より算出
するとともに、除染後の金属片の表面の除染ムラの有無
をサーベイメータにより確認した。その結果を表1に示
す。
【0018】
【表1】
【0019】表1から明らかなように、所定の除染係数
に達するまでの除染時間は実施例1が比較例1に比較し
て約1/3の時間で到達することがわかる。また、金属
表面の除染ムラについては個々の金属片を比較すると比
較例1の金属片のそれぞれにばらつきがあった。これら
のことから、本発明の放射性廃棄物の除染能力は比較例
1に比較して約3倍の処理量の増加が見込まれる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、超
音波振動子を備えた洗浄槽と、筒状の洗浄かごを洗浄槽
内に運搬しかつ洗浄槽内で回転可能な洗浄かご運搬・回
転手段とを備えたので、超音波振動子が除染液を振動さ
せ、洗浄かごを洗浄槽内で回転させることにより、放射
性廃棄物の除染時における重なりを防止して除染液中に
浸漬された放射性廃棄物を効率よく除染する。この結
果、材質及び形状を問わず放射性廃棄物を均一に除染す
ることができる。洗浄かごを断面六角状の角筒に形成す
ることにより放射性廃棄物の収納量の著しい低下を招く
ことなく、回転時における放射性廃棄物の重なりを有効
に防止する。また、リンス槽を設け、洗浄かごが置かれ
る位置からリンス槽まで洗浄かご運搬・回転手段が移動
可能に構成することにより、除染作業に係る一連の作業
を自動化することが可能になり、放射性廃棄物の除染量
の増大が図られる。更に、除染液がリン酸、硫酸及びシ
ュウ酸よりなる群より選ばれた酸を1種又は2種以上含
むことにより、放射性廃棄物をほぼ完全の除染する。こ
の結果、放射性廃棄物が複雑な形状のものでも超音波洗
浄することにより確実に除染することができ、除染作業
における放射性廃棄物の除染量を増大して除染作業の効
率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放射能除染装置の側面図。
【図2】その洗浄かごを示す図3のA−A線断面図。
【図3】その洗浄かごの側面図。
【図4】その放射能除染装置の正面図。
【符号の説明】
12 超音波振動子 13 洗浄槽 13a 除染液 14 放射性廃棄物 16 洗浄かご 16a 開閉扉 18 リンス槽 21 洗浄かご運搬・回転手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飛田 修一 茨城県那珂郡那珂町大字向山字六人頭1002 番地の14 三菱マテリアル株式会社那珂エ ネルギー研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波振動子(12)を有し除染液(13a)が
    貯えられた洗浄槽(13)と、前記洗浄槽(13)に近接して設
    けられ放射性廃棄物(14)を収容する筒状の洗浄かご(16)
    を前記洗浄槽内に運搬しかつ洗浄槽内で回転可能な洗浄
    かご運搬・回転手段(21)とを備えた放射性廃棄物の放射
    能除染装置。
  2. 【請求項2】 洗浄かご(16)が断面六角状の角筒であっ
    て、放射性廃棄物(14)を出入れする開閉扉(16a)を有す
    る請求項1記載の放射性廃棄物の放射能除染装置。
  3. 【請求項3】 洗浄槽(13)に隣接して1又は2以上のリ
    ンス層(18)が設けられ、洗浄かご運搬・回転手段(21)は
    放射性廃棄物(14)を収容して洗浄かご(16)が置かれる第
    1位置と、洗浄槽(13)が設けられた第2位置と、前記リ
    ンス槽(18)が設けられた第3位置とに順次移動可能であ
    って、前記第1ないし第3位置でそれぞれ昇降し、かつ
    第2及び第3位置の洗浄槽(13)及びリンス槽(18)で前記
    洗浄かご(16)を回転するように構成された請求項1又は
    2記載の放射性廃棄物の放射能除染装置。
  4. 【請求項4】 除染液(13a)がリン酸、硫酸及びシュウ
    酸よりなる群より選ばれた酸を1種又は2種以上含む請
    求項1ないし3いずれか記載の放射性廃棄物の放射能除
    染装置。
JP8071692A 1996-03-27 1996-03-27 放射性廃棄物の放射能除染装置 Withdrawn JPH09257994A (ja)

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