JPH09257957A - 腕時計の時計ハウジング - Google Patents
腕時計の時計ハウジングInfo
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- JPH09257957A JPH09257957A JP8267347A JP26734796A JPH09257957A JP H09257957 A JPH09257957 A JP H09257957A JP 8267347 A JP8267347 A JP 8267347A JP 26734796 A JP26734796 A JP 26734796A JP H09257957 A JPH09257957 A JP H09257957A
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- G04B37/22—Materials or processes of manufacturing pocket watch or wrist watch cases
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- G—PHYSICS
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- G04B37/00—Cases
- G04B37/08—Hermetic sealing of openings, joints, passages or slits
- G04B37/084—Complete encasings for wrist or pocket watches without means for hermetic sealing of winding stem or crown
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- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B37/00—Cases
- G04B37/14—Suspending devices, supports or stands for time-pieces insofar as they form part of the case
- G04B37/1486—Arrangements for fixing to a bracelet
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- G04—HOROLOGY
- G04B—MECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
- G04B47/00—Time-pieces combined with other articles which do not interfere with the running or the time-keeping of the time-piece
- G04B47/04—Time-pieces combined with other articles which do not interfere with the running or the time-keeping of the time-piece with attached ornaments or amusement apparatus
- G04B47/042—Fastening of jewels and the like
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Electric Clocks (AREA)
- Electromechanical Clocks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 モジュール構造を有し、外観を自由に設定で
き、防水性を保持しつつ好適な費用で製造可能な時計ハ
ウジングを提供する。 【解決手段】 時計ハウジングは、支持部材である機構
支持体１と、機構支持体１に配置される時計ガラス２、
上部３、文字盤４、第１シールリング５、第２シールリ
ング６及び基部７とを備える。上部３及び基部７はいず
れもシェル状体であり、それらの外縁に接触面３１及び
３１′が形成される。第１シールリング５及び第２シー
ルリング６は、環状溝１５、１６にそれぞれ挿入され
る。文字盤４は、第２凹部１３内に配置され、時計ガラ
ス２を組入れた上部３は、第１凹部１１に挿入される。
上部３の複数の突部２３及び基部７の複数の突部２８
は、機構支持体１の複数の貫通穴１７内に両側から突出
する。上部３及び基部７は、接触面３１、３１′が相互
に接触して機構支持体１を密に包囲する。
き、防水性を保持しつつ好適な費用で製造可能な時計ハ
ウジングを提供する。 【解決手段】 時計ハウジングは、支持部材である機構
支持体１と、機構支持体１に配置される時計ガラス２、
上部３、文字盤４、第１シールリング５、第２シールリ
ング６及び基部７とを備える。上部３及び基部７はいず
れもシェル状体であり、それらの外縁に接触面３１及び
３１′が形成される。第１シールリング５及び第２シー
ルリング６は、環状溝１５、１６にそれぞれ挿入され
る。文字盤４は、第２凹部１３内に配置され、時計ガラ
ス２を組入れた上部３は、第１凹部１１に挿入される。
上部３の複数の突部２３及び基部７の複数の突部２８
は、機構支持体１の複数の貫通穴１７内に両側から突出
する。上部３及び基部７は、接触面３１、３１′が相互
に接触して機構支持体１を密に包囲する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、腕時計の時計ハウ
ジングに関し、特に、機構支持体と、時計ガラスと、上
部と、基部と、竜頭管と、複数のシール部材とを具備
し、上部及び基部が機構支持体に取付けられ、シール部
材が、時計機構を防水式に組込むために機構支持体に配
設されてなる、腕時計の時計ハウジングに関する。
ジングに関し、特に、機構支持体と、時計ガラスと、上
部と、基部と、竜頭管と、複数のシール部材とを具備
し、上部及び基部が機構支持体に取付けられ、シール部
材が、時計機構を防水式に組込むために機構支持体に配
設されてなる、腕時計の時計ハウジングに関する。
【０００２】
【従来の技術】上記した種類の時計ハウジングは、ソ連
特許公報Ａ−４８２７１０号に開示されている。この時
計ハウジングは、外向きに配置されてストラップを保持
する突出部及び複数の貫通穴を有したハウジングリング
と、竜頭管と、複数のねじ穴を有した上部と、時計ガラ
スと、文字盤付の回転リングと、２つのシール部材と、
基部とを備える。２つのシール部材は、時計機構を防水
式に取着するために、時計ガラスと基部とのそれぞれに
係合するようにハウジングリング内に配置される。この
時計ハウジングは、ハウジングリングが外側から見える
点、時計ハウジングが平坦な印象を与えない点、及び貴
金属製の場合に非常に高価である点で、不都合なもので
ある。
特許公報Ａ−４８２７１０号に開示されている。この時
計ハウジングは、外向きに配置されてストラップを保持
する突出部及び複数の貫通穴を有したハウジングリング
と、竜頭管と、複数のねじ穴を有した上部と、時計ガラ
スと、文字盤付の回転リングと、２つのシール部材と、
基部とを備える。２つのシール部材は、時計機構を防水
式に取着するために、時計ガラスと基部とのそれぞれに
係合するようにハウジングリング内に配置される。この
時計ハウジングは、ハウジングリングが外側から見える
点、時計ハウジングが平坦な印象を与えない点、及び貴
金属製の場合に非常に高価である点で、不都合なもので
ある。
【０００３】欧州特許公開公報Ａ−０４４３３６６号
は、上部シェル（殻）と下部シェル（殻）とハウジング
リングとを備えた時計ハウジングを開示する。上部シェ
ル及び下部シェルは、それらの縁部を互いに対向して配
置するので、両シェルの縁部が見える。上部シェルはガ
ラス製である。このように、この時計ハウジングは特殊
なデザインであり、それに依存した外観を有する。
は、上部シェル（殻）と下部シェル（殻）とハウジング
リングとを備えた時計ハウジングを開示する。上部シェ
ル及び下部シェルは、それらの縁部を互いに対向して配
置するので、両シェルの縁部が見える。上部シェルはガ
ラス製である。このように、この時計ハウジングは特殊
なデザインであり、それに依存した外観を有する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、モジ
ュール構造を有し、外観を自由に設定でき、防水性を保
持しつつ好適な費用で製造可能な時計ハウジングを提供
することにある。
ュール構造を有し、外観を自由に設定でき、防水性を保
持しつつ好適な費用で製造可能な時計ハウジングを提供
することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、機構支持体と、時計ガラスと、上部と、
基部と、竜頭管と、複数のシール部材とを具備し、上部
及び基部が機構支持体に取付けられ、シール部材が、時
計機構を防水式に組込むために機構支持体に配設されて
なる、腕時計の時計ハウジングにおいて、時計ガラス
は、上部に固定的に連結されて上部に配置され、上部及
び基部はシール部材に係合し、上部及び基部は、いずれ
もシェル形状を有し、それらの縁部が隙間無く互いに重
ね合されて機構支持体を形状整合性を有して取囲んだ状
態に、配置されること、を特徴とする時計ハウジングを
提供する。
に、本発明は、機構支持体と、時計ガラスと、上部と、
基部と、竜頭管と、複数のシール部材とを具備し、上部
及び基部が機構支持体に取付けられ、シール部材が、時
計機構を防水式に組込むために機構支持体に配設されて
なる、腕時計の時計ハウジングにおいて、時計ガラス
は、上部に固定的に連結されて上部に配置され、上部及
び基部はシール部材に係合し、上部及び基部は、いずれ
もシェル形状を有し、それらの縁部が隙間無く互いに重
ね合されて機構支持体を形状整合性を有して取囲んだ状
態に、配置されること、を特徴とする時計ハウジングを
提供する。
【０００６】さらに本発明は、上記時計ハウジングにお
いて、上部及び基部の少なくとも一方がプレス成形部品
として作成される時計ハウジングを提供する。さらに本
発明は、上記時計ハウジングにおいて、シール部材が機
構支持体上で、時計機構及び文字盤を受容する複数の区
画の直近に配置される時計ハウジングを提供する。
いて、上部及び基部の少なくとも一方がプレス成形部品
として作成される時計ハウジングを提供する。さらに本
発明は、上記時計ハウジングにおいて、シール部材が機
構支持体上で、時計機構及び文字盤を受容する複数の区
画の直近に配置される時計ハウジングを提供する。
【０００７】さらに本発明は、上記時計ハウジングにお
いて、機構支持体に１つ又は複数のストラップ保持具が
設けられる時計ハウジングを提供する。さらに本発明
は、上記時計ハウジングにおいて、上部及び基部が同一
材料からなる時計ハウジングを提供する。さらに本発明
は、上記時計ハウジングにおいて、上部及び基部が異な
る材料からなる時計ハウジングを提供する。
いて、機構支持体に１つ又は複数のストラップ保持具が
設けられる時計ハウジングを提供する。さらに本発明
は、上記時計ハウジングにおいて、上部及び基部が同一
材料からなる時計ハウジングを提供する。さらに本発明
は、上記時計ハウジングにおいて、上部及び基部が異な
る材料からなる時計ハウジングを提供する。
【０００８】さらに本発明は、上記時計ハウジングにお
いて、上部及び基部の少なくとも一方が貴金属からなる
時計ハウジングを提供する。さらに本発明は、上記時計
ハウジングにおいて、１つ又は複数のストラップ保持具
が設けられ、ストラップ保持具が、機構支持体の上部及
び基部の内側に配置される時計ハウジングを提供する。
いて、上部及び基部の少なくとも一方が貴金属からなる
時計ハウジングを提供する。さらに本発明は、上記時計
ハウジングにおいて、１つ又は複数のストラップ保持具
が設けられ、ストラップ保持具が、機構支持体の上部及
び基部の内側に配置される時計ハウジングを提供する。
【０００９】さらに本発明は、上記時計ハウジングにお
いて、ストラップ保持具を機構支持体に挿入できる時計
ハウジングを提供する。さらに本発明は、上記時計ハウ
ジングにおいて、ストラップ保持具が、機構支持体に配
置される少なくとも１つの保持部材と、保持部材に配置
される少なくとも１つのストラップホルダとを備える時
計ハウジングを提供する。
いて、ストラップ保持具を機構支持体に挿入できる時計
ハウジングを提供する。さらに本発明は、上記時計ハウ
ジングにおいて、ストラップ保持具が、機構支持体に配
置される少なくとも１つの保持部材と、保持部材に配置
される少なくとも１つのストラップホルダとを備える時
計ハウジングを提供する。
【００１０】さらに本発明は、上記時計ハウジングにお
いて、保持部材が、機構支持体に配置される挿入子と、
ストラップホルダを受ける受け部とを備える時計ハウジ
ングを提供する。さらに本発明は、上記時計ハウジング
において、ストラップホルダがピンである時計ハウジン
グを提供する。
いて、保持部材が、機構支持体に配置される挿入子と、
ストラップホルダを受ける受け部とを備える時計ハウジ
ングを提供する。さらに本発明は、上記時計ハウジング
において、ストラップホルダがピンである時計ハウジン
グを提供する。
【００１１】さらに本発明は、上記時計ハウジングにお
いて、ストラップ保持具が、機構支持体に形成される少
なくとも１つの凹部と、機構支持体に配置される軸と、
ストラップを機構支持体に固定する固定手段とを備える
時計ハウジングを提供する。さらに本発明は、上記時計
ハウジングにおいて、少なくとも１つの装飾部が上部に
視認可能に配置される時計ハウジングを提供する。
いて、ストラップ保持具が、機構支持体に形成される少
なくとも１つの凹部と、機構支持体に配置される軸と、
ストラップを機構支持体に固定する固定手段とを備える
時計ハウジングを提供する。さらに本発明は、上記時計
ハウジングにおいて、少なくとも１つの装飾部が上部に
視認可能に配置される時計ハウジングを提供する。
【００１２】さらに本発明は、上記時計ハウジングにお
いて、装飾部が、金属、セラミック及び宝石を含む群か
ら選択された材料からなる時計ハウジングを提供する。
さらに本発明は、上記時計ハウジングにおいて、装飾部
が台付の宝石である時計ハウジングを提供する。モジュ
ール構造によれば、機構支持体の外面設計の選択範囲が
広がる。機構支持体、上部及び基部の材料は自由に選択
できるので、多様な実施形態が提供される。特に、機構
支持体を多くの安価な材料から形成でき、かつ上部及び
下部を薄い壁に形成して、例えば貴金属を使用する場合
の材料の節約を図ることができる。さらに、機構支持体
はチップフォーム加工(chip-forming machining)のみを
必要とし、基部及び上部の少なくとも一方は、プレス成
形品として作成できる。
いて、装飾部が、金属、セラミック及び宝石を含む群か
ら選択された材料からなる時計ハウジングを提供する。
さらに本発明は、上記時計ハウジングにおいて、装飾部
が台付の宝石である時計ハウジングを提供する。モジュ
ール構造によれば、機構支持体の外面設計の選択範囲が
広がる。機構支持体、上部及び基部の材料は自由に選択
できるので、多様な実施形態が提供される。特に、機構
支持体を多くの安価な材料から形成でき、かつ上部及び
下部を薄い壁に形成して、例えば貴金属を使用する場合
の材料の節約を図ることができる。さらに、機構支持体
はチップフォーム加工(chip-forming machining)のみを
必要とし、基部及び上部の少なくとも一方は、プレス成
形品として作成できる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明をその実施形態に基づき詳細に説明する。図１を参照
すると、本発明の一実施形態による時計ハウジングは、
支持部材として構成される機構支持体１と、機構支持体
１に配置される時計ガラス２、上部３、文字盤４、第１
シールリング５、第２シールリング６及び基部７とを備
える。時計ハウジングはさらに竜頭管８（図３）を備え
る。機構支持体１は環状構造を有し、その一側に、上部
３を担持する肩１２を形成する第１凹部１１と、文字盤
４を担持する肩１４を形成する第２凹部１３とを備え
る。第１凹部１１には環状溝１５が設けられる。機構支
持体１の他側には第２の環状溝１６が設けられる。さら
に機構支持体１は、機構支持体１の端縁部に配置される
ピッチ円に沿って形成された複数の貫通穴１７を備え
る。
明をその実施形態に基づき詳細に説明する。図１を参照
すると、本発明の一実施形態による時計ハウジングは、
支持部材として構成される機構支持体１と、機構支持体
１に配置される時計ガラス２、上部３、文字盤４、第１
シールリング５、第２シールリング６及び基部７とを備
える。時計ハウジングはさらに竜頭管８（図３）を備え
る。機構支持体１は環状構造を有し、その一側に、上部
３を担持する肩１２を形成する第１凹部１１と、文字盤
４を担持する肩１４を形成する第２凹部１３とを備え
る。第１凹部１１には環状溝１５が設けられる。機構支
持体１の他側には第２の環状溝１６が設けられる。さら
に機構支持体１は、機構支持体１の端縁部に配置される
ピッチ円に沿って形成された複数の貫通穴１７を備え
る。
【００１４】上部３は、Ｕ字縁部を有したシェル（殻）
状体であり、その外フランジは、ハウジング壁１９と接
触面３１とを形成する。上部３の内フランジ２０は、機
構支持体１の第１凹部１１に挿入できる。上部３はさら
に、肩２２を形成して時計ガラス２を受容するようにな
っている凹部２１を備える。さらに、縁部１８には、各
々にねじ付盲穴２４を備えた複数の円筒突部２３が設け
られる。
状体であり、その外フランジは、ハウジング壁１９と接
触面３１とを形成する。上部３の内フランジ２０は、機
構支持体１の第１凹部１１に挿入できる。上部３はさら
に、肩２２を形成して時計ガラス２を受容するようにな
っている凹部２１を備える。さらに、縁部１８には、各
々にねじ付盲穴２４を備えた複数の円筒突部２３が設け
られる。
【００１５】基部７はシェル（殻）状体であり、その縁
部３２は、上部３の接触面３１と同一形状の環状接触面
３１′を形成する。基部７は、ストラップ（又はブレス
レット）保持具２７用の２つの切欠部２６（図２）と、
竜頭管８用の切欠部２５（図３）とを備える。基部７の
内側には複数の突部２８が設けられ、各突部２８は平ね
じ用の皿穴３０を有した貫通穴２９を備える。
部３２は、上部３の接触面３１と同一形状の環状接触面
３１′を形成する。基部７は、ストラップ（又はブレス
レット）保持具２７用の２つの切欠部２６（図２）と、
竜頭管８用の切欠部２５（図３）とを備える。基部７の
内側には複数の突部２８が設けられ、各突部２８は平ね
じ用の皿穴３０を有した貫通穴２９を備える。
【００１６】図２及び図３は、時計ハウジングを組立て
た状態で示す図で、前述した支持部材としての機構支持
体１の構造を明示する。ストラップ保持具は機構支持体
１に直接に取付けられ、竜頭管８は機構支持体１に防水
式に連結される。第１シールリング５及び第２シールリ
ング６は、環状溝１５、１６にそれぞれ挿入される。こ
のような構成要素群のモジュール体に、時計ハウジング
のその他の部品が装着される。文字盤４は、第２凹部１
３内に配置される。時計ガラス２を防水式に組入れた上
部３は、第１凹部１１に挿入されて文字盤４を保持す
る。上部３の複数の突部２３は、機構支持体１の複数の
貫通穴１７内に突出する。基部７は、機構支持体１の他
側に配置され、その複数の突部２８が、機構支持体１の
複数の貫通穴１７内に突出する。
た状態で示す図で、前述した支持部材としての機構支持
体１の構造を明示する。ストラップ保持具は機構支持体
１に直接に取付けられ、竜頭管８は機構支持体１に防水
式に連結される。第１シールリング５及び第２シールリ
ング６は、環状溝１５、１６にそれぞれ挿入される。こ
のような構成要素群のモジュール体に、時計ハウジング
のその他の部品が装着される。文字盤４は、第２凹部１
３内に配置される。時計ガラス２を防水式に組入れた上
部３は、第１凹部１１に挿入されて文字盤４を保持す
る。上部３の複数の突部２３は、機構支持体１の複数の
貫通穴１７内に突出する。基部７は、機構支持体１の他
側に配置され、その複数の突部２８が、機構支持体１の
複数の貫通穴１７内に突出する。
【００１７】このように組立てられた時計ハウジング
は、複数のねじ３３（図２）により一体にねじ留めさ
れ、区画３５、３６が第１及び第２シールリング５、６
により密封される。上部３及び基部７は、それらの接触
面３１、３１′が相互に接触し、機構支持体１を形状整
合性を有して密に包囲する状態に配置される。図４及び
図５は、保持部材３７とストラップホルダ３８とからな
るストラップ保持具を示す。保持部材３７は、機構支持
体１内に配置される円筒挿入子３９と、ストラップホル
ダ３８としてのピンを内挿した筒状受け部４０と、スト
ラップホルダ３８を機構支持体１の外部に配置するため
のウェブ４１とを備える。いずれの場合も、凹部４２、
４３が上部３及び基部７にそれぞれ設けられ、それら凹
部４２、４３を通ってウェブ４１が突出する。この実施
形態の利点は、いかなる形状の粒子群も時計ハウジング
内に侵入しないようにするために両接触面３１、３１′
における中断部分が小さいこと、及び、ストラップ保持
具をそれぞれに想起されるストラップに適合させること
ができることにある。１つの保持部材の代わりに、スト
ラップホルダ３８としてのピンをその両端で保持する２
つの保持部材３７を設けることもできる。
は、複数のねじ３３（図２）により一体にねじ留めさ
れ、区画３５、３６が第１及び第２シールリング５、６
により密封される。上部３及び基部７は、それらの接触
面３１、３１′が相互に接触し、機構支持体１を形状整
合性を有して密に包囲する状態に配置される。図４及び
図５は、保持部材３７とストラップホルダ３８とからな
るストラップ保持具を示す。保持部材３７は、機構支持
体１内に配置される円筒挿入子３９と、ストラップホル
ダ３８としてのピンを内挿した筒状受け部４０と、スト
ラップホルダ３８を機構支持体１の外部に配置するため
のウェブ４１とを備える。いずれの場合も、凹部４２、
４３が上部３及び基部７にそれぞれ設けられ、それら凹
部４２、４３を通ってウェブ４１が突出する。この実施
形態の利点は、いかなる形状の粒子群も時計ハウジング
内に侵入しないようにするために両接触面３１、３１′
における中断部分が小さいこと、及び、ストラップ保持
具をそれぞれに想起されるストラップに適合させること
ができることにある。１つの保持部材の代わりに、スト
ラップホルダ３８としてのピンをその両端で保持する２
つの保持部材３７を設けることもできる。
【００１８】図６は、機構支持体１に１２時の位置で配
置された留め部材４４を示す。機構支持体１には軸４５
が装着される。留め部材４４は、２つの突起４７を有し
た保持部４６を備える。保持部４６は軸４５を取巻いて
配置され、各突起４７はねじ４９により機構支持体１の
凹部４８に固定される。留め部材４４は、その弾性によ
り広がって、両接触面３１、３１′における中断部分を
最小限に低減できるように寸法を設定される。
置された留め部材４４を示す。機構支持体１には軸４５
が装着される。留め部材４４は、２つの突起４７を有し
た保持部４６を備える。保持部４６は軸４５を取巻いて
配置され、各突起４７はねじ４９により機構支持体１の
凹部４８に固定される。留め部材４４は、その弾性によ
り広がって、両接触面３１、３１′における中断部分を
最小限に低減できるように寸法を設定される。
【００１９】留め部材４４は、例えば金属又はプラスチ
ック製の連続したストリップ又はバンドの形態の伸長部
材４４から構成できる。この伸長部材４４は、軸４５の
周りを揺動でき、着装者の手首の周りを移動でき、時計
の他の側面すなわち６時の位置か、又は６時の位置で時
計に固定された第２の伸長部材の自由端のいずれかにク
リップ留めできる。
ック製の連続したストリップ又はバンドの形態の伸長部
材４４から構成できる。この伸長部材４４は、軸４５の
周りを揺動でき、着装者の手首の周りを移動でき、時計
の他の側面すなわち６時の位置か、又は６時の位置で時
計に固定された第２の伸長部材の自由端のいずれかにク
リップ留めできる。
【００２０】第１の伸長部材の自由端を６時の位置で時
計にクリップ留めする場合は、例えば留め部材固定子等
の追加の留め要素を設け、第１の伸長部材の自由端に設
けた留め部材固定子を受けるようにする必要がある。そ
のような追加の留め要素は、留め部材の厳密な構造に対
応して、時計に揺動可能に又は固定的に取着できる。第
１の伸長部材の自由端を第２の伸長部材の自由端にクリ
ップ留めする場合は、第２の伸長部材の自由端に留め部
材固定子等を設け、第１の伸長部材の自由端に設けた留
め部材固定子を受けるようにする必要がある。そのよう
な第２の伸長部材を使用する場合は、その他端を第１の
伸長部材と同様にして、時計すなわち機構支持体１に固
定できる。留め部材（例えば留め部材４４）の軸４５に
関する揺動は、固定軸４５の周りにおける留め部材の漸
進的な振れの形態をとる。或いは、第１又は第２の伸長
部材を、軸４５の周り、又は機構支持体１の外側に設け
られた軸（例えば図４及び図５の実施形態におけるスト
ラップホルダ３８に類似した軸）の周りで回動するよう
に構成することもできる。或いはまた、図４及び図５の
実施形態の変形例として前述したように、軸を、２つの
保持部材に両端で支持されるピン３８で構成することも
できる。
計にクリップ留めする場合は、例えば留め部材固定子等
の追加の留め要素を設け、第１の伸長部材の自由端に設
けた留め部材固定子を受けるようにする必要がある。そ
のような追加の留め要素は、留め部材の厳密な構造に対
応して、時計に揺動可能に又は固定的に取着できる。第
１の伸長部材の自由端を第２の伸長部材の自由端にクリ
ップ留めする場合は、第２の伸長部材の自由端に留め部
材固定子等を設け、第１の伸長部材の自由端に設けた留
め部材固定子を受けるようにする必要がある。そのよう
な第２の伸長部材を使用する場合は、その他端を第１の
伸長部材と同様にして、時計すなわち機構支持体１に固
定できる。留め部材（例えば留め部材４４）の軸４５に
関する揺動は、固定軸４５の周りにおける留め部材の漸
進的な振れの形態をとる。或いは、第１又は第２の伸長
部材を、軸４５の周り、又は機構支持体１の外側に設け
られた軸（例えば図４及び図５の実施形態におけるスト
ラップホルダ３８に類似した軸）の周りで回動するよう
に構成することもできる。或いはまた、図４及び図５の
実施形態の変形例として前述したように、軸を、２つの
保持部材に両端で支持されるピン３８で構成することも
できる。
【００２１】１つ又は２つの伸長部材からなる上記した
種類の留め部材は、固定ブレスレットの形式と見做すこ
とができるが、留め部材を適所にクリップ留めできるよ
うな弾性を有しなければならない。また、本発明に係る
時計は、周知の伸縮ブレスレットやその他あらゆる形態
のストラップを備えることができる。
種類の留め部材は、固定ブレスレットの形式と見做すこ
とができるが、留め部材を適所にクリップ留めできるよ
うな弾性を有しなければならない。また、本発明に係る
時計は、周知の伸縮ブレスレットやその他あらゆる形態
のストラップを備えることができる。
【００２２】本明細書で使用したストラップという用語
は、例えば皮革ストラップ、留め部材（固定ブレスレッ
ト）、伸縮ブレスレット、弾性ストラップ部材等の、時
計を着装者の手首に保持するために使用されるあらゆる
形態の部材を包含するものである。また、一般にストラ
ップは、典型的には１２時の位置と６時の位置との２箇
所で時計に固定されるが、着装者の手首を部分的に取巻
く半硬ないし堅固なストラップ部材を用いて、その一端
のみを時計に固定し、他端は自由とすることもできる。
は、例えば皮革ストラップ、留め部材（固定ブレスレッ
ト）、伸縮ブレスレット、弾性ストラップ部材等の、時
計を着装者の手首に保持するために使用されるあらゆる
形態の部材を包含するものである。また、一般にストラ
ップは、典型的には１２時の位置と６時の位置との２箇
所で時計に固定されるが、着装者の手首を部分的に取巻
く半硬ないし堅固なストラップ部材を用いて、その一端
のみを時計に固定し、他端は自由とすることもできる。
【００２３】本発明の実施形態による時計ハウジング
は、装飾品を装備したり、時計ハウジングを宝飾品とし
て有利に設計したりすることができる。図７に示すよう
に、機構支持体１に凹部５１を設けるとともに、上部３
に切欠部を設けることにより、例えば台に嵌め込んだ宝
石５２等の装飾部を時計ハウジングに設置することがで
きる。
は、装飾品を装備したり、時計ハウジングを宝飾品とし
て有利に設計したりすることができる。図７に示すよう
に、機構支持体１に凹部５１を設けるとともに、上部３
に切欠部を設けることにより、例えば台に嵌め込んだ宝
石５２等の装飾部を時計ハウジングに設置することがで
きる。
【図１】本発明の一実施形態による時計ハウジングを分
解して示す図で、８時の位置と２時の位置とによって規
定される線に沿った断面図である。
解して示す図で、８時の位置と２時の位置とによって規
定される線に沿った断面図である。
【図２】１２時の位置と２時の位置とによって規定され
る線に沿った断面図である。
る線に沿った断面図である。
【図３】９時の位置と３時の位置とによって規定される
線に沿った断面図である。
線に沿った断面図である。
【図４】時計のストラップ保持部の一実施形態を示す１
２時の位置に沿った断面図である。
２時の位置に沿った断面図である。
【図５】図４の線Ｖ−Ｖに沿った断面図である。
【図６】時計のストラップ保持部の他の実施形態を示す
１２時の位置に沿った断面図である。
１２時の位置に沿った断面図である。
【図７】装飾部分の断面図である。
１…機構支持体 ２…時計ガラス ３…上部 ４…文字盤 ５、６…シールリング ７…基部 ８…竜頭管 ３１、３１′…接触面 ３７…保持部材 ３８…ストラップホルダ ４４…留め部材 ４５…軸
Claims (16)
- 【請求項１】 機構支持体と、時計ガラスと、上部と、
基部と、竜頭管と、複数のシール部材とを具備し、該上
部及び該基部が該機構支持体に取付けられ、該シール部
材が、時計機構を防水式に組込むために該機構支持体に
配設されてなる、腕時計の時計ハウジングにおいて、 前記時計ガラスは、前記上部に固定的に連結されて該上
部に配置され、 前記上部及び前記基部は前記シール部材に係合し、 前記上部及び前記基部は、いずれもシェル形状を有し、
それらの縁部が隙間無く互いに重ね合されて前記機構支
持体を形状整合性を有して取囲んだ状態に、配置される
こと、を特徴とする時計ハウジング。 - 【請求項２】 前記上部及び前記基部の少なくとも一方
がプレス成形部品として作成される請求項１に記載の時
計ハウジング。 - 【請求項３】 前記シール部材が前記機構支持体上で、
時計機構及び文字盤を受容する複数の区画の直近に配置
される請求項１又は２に記載の時計ハウジング。 - 【請求項４】 前記機構支持体に１つ又は複数のストラ
ップ保持具が設けられる請求項１〜３のいずれか１項に
記載の時計ハウジング。 - 【請求項５】 前記上部及び前記基部が同一材料からな
る請求項１〜４のいずれか１項に記載の時計ハウジン
グ。 - 【請求項６】 前記上部及び前記基部が異なる材料から
なる請求項１〜４のいずれか１項に記載の時計ハウジン
グ。 - 【請求項７】 前記上部及び前記基部の少なくとも一方
が貴金属からなる請求項１〜６のいずれか１項に記載の
時計ハウジング。 - 【請求項８】 １つ又は複数のストラップ保持具が設け
られ、該ストラップ保持具が、前記機構支持体の前記上
部及び前記基部の内側に配置される請求項１〜７のいず
れか１項に記載の時計ハウジング。 - 【請求項９】 前記ストラップ保持具を前記機構支持体
に挿入できる請求項８に記載の時計ハウジング。 - 【請求項１０】 前記ストラップ保持具が、前記機構支
持体に配置される少なくとも１つの保持部材と、該保持
部材に配置される少なくとも１つのストラップホルダと
を備える請求項８に記載の時計ハウジング。 - 【請求項１１】 前記保持部材が、前記機構支持体に配
置される挿入子と、前記ストラップホルダを受ける受け
部とを備える請求項１０に記載の時計ハウジング。 - 【請求項１２】 前記ストラップホルダがピンである請
求項１０に記載の時計ハウジング。 - 【請求項１３】 前記ストラップ保持具が、前記機構支
持体に形成される少なくとも１つの凹部と、該機構支持
体に配置される軸と、ストラップを該機構支持体に固定
する固定手段とを備える請求項８に記載の時計ハウジン
グ。 - 【請求項１４】 少なくとも１つの装飾部が前記上部に
視認可能に配置される請求項１〜４のいずれか１項に記
載の時計ハウジング。 - 【請求項１５】 前記装飾部が、金属、セラミック及び
宝石を含む群から選択された材料からなる請求項１４に
記載の時計ハウジング。 - 【請求項１６】 前記装飾部が台付の宝石である請求項
１４に記載の時計ハウジング。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| CH96810183:2 | 1996-03-22 | ||
| EP96810183A EP0736824B1 (de) | 1995-04-05 | 1996-03-22 | Uhrgehäuse für eine Armbanduhr |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09257957A true JPH09257957A (ja) | 1997-10-03 |
Family
ID=8225570
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8267347A Pending JPH09257957A (ja) | 1996-03-22 | 1996-10-08 | 腕時計の時計ハウジング |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6056432A (ja) |
| JP (1) | JPH09257957A (ja) |
| CA (1) | CA2187256A1 (ja) |
| SG (1) | SG95579A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6502982B1 (en) * | 1998-06-05 | 2003-01-07 | Montres Rado Sa | Structural component made of hard material for a wristwatch |
| US6322246B1 (en) * | 1999-09-07 | 2001-11-27 | Wing Root Limited | Water-resistant movement holder for a pocket watch |
| CN115453847A (zh) * | 2020-03-09 | 2022-12-09 | 卡西欧计算机株式会社 | 壳体以及钟表 |
Family Cites Families (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US1484420A (en) * | 1921-05-06 | 1924-02-19 | Max M Suderov | Wrist watch |
| CH115155A (de) * | 1925-08-10 | 1926-06-01 | Albert Reichenbach | Verfahren zur Herstellung von Galonnéuhrgehäusen. |
| US1798619A (en) * | 1930-03-01 | 1931-03-31 | Hadley Company Inc | Watch-bracelet connecter |
| CH198194A (fr) * | 1937-03-16 | 1938-06-15 | Paul Arbey | Montre-bracelet. |
| US2207512A (en) * | 1938-07-30 | 1940-07-09 | Waterbury Clock Company | Wrist-watch case |
| CH327165A (de) * | 1953-12-07 | 1958-01-15 | Bischoff Emil | Uhranstoss, insbesondere für Kordeluhrarmbänder |
| CH313418A (fr) * | 1953-12-30 | 1956-04-15 | Moser Daetwyler Rolf | Boîte de montre |
| DE1222437B (de) * | 1962-11-26 | 1966-08-04 | H Muenchmeyer K G Dipl Ing | Verfahren zur Herstellung eines Glasfalzes fuer Kleinuhren |
| FR1399320A (fr) * | 1964-06-22 | 1965-05-14 | Feingeratewerk Weimar Veb | Boîtier de montre-bracelet |
| IL29264A (en) * | 1967-03-29 | 1970-08-19 | Latex Prod Ltd | Non-return valve for medical uses |
| CH538139A (fr) * | 1970-12-18 | 1973-02-28 | Leon Fresard S A Fabrique De B | Boîte de montre |
| JPS5426044Y2 (ja) * | 1977-02-26 | 1979-08-29 | ||
| US4167850A (en) * | 1977-08-08 | 1979-09-18 | Fairchild Camera And Instrument Corporation | Electronic watch apparatus |
| CH666379GA3 (ja) * | 1986-10-22 | 1988-07-29 | ||
| CH671493A5 (en) * | 1987-04-21 | 1989-09-15 | Case for waterproof wristwatch - uses shaped bracelet attachments screwed to casement to clamp component parts together to form watertight seal | |
| ES2030494T3 (es) * | 1987-06-23 | 1992-11-01 | Eniricerche S.P.A. | Composicion de una fase conteniendo un aceite perfluorado y uno o varios agentes superficiactivos, util como excipiente para formulaciones cosmeticas y dermatologicas, asi como para aplicaciones biomedicinales. |
| CH678254B5 (ja) * | 1990-02-16 | 1992-02-28 | Rado Montres Sa | |
| DE59607909D1 (de) * | 1995-04-05 | 2001-11-22 | Bunz Montres S A | Uhrgehäuse für eine Armbanduhr |
-
1996
- 1996-08-13 SG SG9610448A patent/SG95579A1/en unknown
- 1996-09-27 US US08/720,342 patent/US6056432A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-10-07 CA CA002187256A patent/CA2187256A1/en not_active Abandoned
- 1996-10-08 JP JP8267347A patent/JPH09257957A/ja active Pending
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| SG95579A1 (en) | 2003-04-23 |
| US6056432A (en) | 2000-05-02 |
| CA2187256A1 (en) | 1997-09-23 |
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