JPH09257550A - フューエルゲージ構造 - Google Patents
フューエルゲージ構造Info
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- JPH09257550A JPH09257550A JP7049596A JP7049596A JPH09257550A JP H09257550 A JPH09257550 A JP H09257550A JP 7049596 A JP7049596 A JP 7049596A JP 7049596 A JP7049596 A JP 7049596A JP H09257550 A JPH09257550 A JP H09257550A
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- fuel
- fuel tank
- gauge structure
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車体が傾斜して燃料の残量の指示が正確でな
くなったことをユーザーに知らせることができるフュー
エルゲージ構造を提供する。 【解決手段】 本発明のフューエルゲージ構造の受信器
100は、燃料の残量を示す指針13の先端の指針アー
ム14に、燃料タンク2内の燃料の液面と同じ水平線を
示す喫水線ポインタ12を重量バランスによって自由に
揺動可能に吊り下げ、この喫水線ポインタ12の喫水線
を、燃料の残量を表示する文字板10に開けた燃料タン
ク2の形状に類似させた形状の開口部11を通して目視
することができる。したがって、車体が傾斜した場合に
燃料タンク内の液面の変位を検出する発信器の出力が正
確な値を示していないことを容易に確認することができ
る。
くなったことをユーザーに知らせることができるフュー
エルゲージ構造を提供する。 【解決手段】 本発明のフューエルゲージ構造の受信器
100は、燃料の残量を示す指針13の先端の指針アー
ム14に、燃料タンク2内の燃料の液面と同じ水平線を
示す喫水線ポインタ12を重量バランスによって自由に
揺動可能に吊り下げ、この喫水線ポインタ12の喫水線
を、燃料の残量を表示する文字板10に開けた燃料タン
ク2の形状に類似させた形状の開口部11を通して目視
することができる。したがって、車体が傾斜した場合に
燃料タンク内の液面の変位を検出する発信器の出力が正
確な値を示していないことを容易に確認することができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、燃料タンク内の液
面の変位を検出して、その結果を指針の回動量に変換し
て残量を表示するフューエルゲージ構造に関する。
面の変位を検出して、その結果を指針の回動量に変換し
て残量を表示するフューエルゲージ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より燃料タンク内のフロート変位を
電気抵抗の変化に変換し、さらにその電気抵抗の変化を
電流の変化に変換して燃料の残量をメータ表示する電気
抵抗式のフューエルゲージ構造がある。この場合、燃料
タンク内のフロート変位を電気抵抗の変化に変換するも
のが発信器と呼ばれ、電気抵抗の変化を電流の変化に変
換してその値をメータ表示するものが受信器と呼ばれて
いる。
電気抵抗の変化に変換し、さらにその電気抵抗の変化を
電流の変化に変換して燃料の残量をメータ表示する電気
抵抗式のフューエルゲージ構造がある。この場合、燃料
タンク内のフロート変位を電気抵抗の変化に変換するも
のが発信器と呼ばれ、電気抵抗の変化を電流の変化に変
換してその値をメータ表示するものが受信器と呼ばれて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のフューエルゲージ構造にあっては、発信器のフ
ロートが燃料タンク内の液面の変位に応じて弧を描くよ
うにして上下するが、フロートの取り付けの仕方によっ
て、車体の傾斜に伴って燃料タンクが傾斜したときに指
針が正確な値を示さなくなるという問題点があった。
た従来のフューエルゲージ構造にあっては、発信器のフ
ロートが燃料タンク内の液面の変位に応じて弧を描くよ
うにして上下するが、フロートの取り付けの仕方によっ
て、車体の傾斜に伴って燃料タンクが傾斜したときに指
針が正確な値を示さなくなるという問題点があった。
【0004】例えば、図10(a)に示すように、車体
が水平な状態にあるときに指針1が「1/2」を指して
いる場合、燃料タンク2内のフロートアーム3が水平方
向に対して角度θになっているものとする。この状態で
図10(b)に示すように、例えば、車体が坂道を走行
すると、燃料タンク2も傾いてフロート4が上方へ移動
し、フロートアーム3が水平方向に対して角度θ′とな
り、車体が水平状態にあるときの角度θよりも小さくな
る。これによって、指針1が「1/2」を超えた位置を
指すことになる。特に、薄型の燃料タンクでこの現象が
顕著に現われる。
が水平な状態にあるときに指針1が「1/2」を指して
いる場合、燃料タンク2内のフロートアーム3が水平方
向に対して角度θになっているものとする。この状態で
図10(b)に示すように、例えば、車体が坂道を走行
すると、燃料タンク2も傾いてフロート4が上方へ移動
し、フロートアーム3が水平方向に対して角度θ′とな
り、車体が水平状態にあるときの角度θよりも小さくな
る。これによって、指針1が「1/2」を超えた位置を
指すことになる。特に、薄型の燃料タンクでこの現象が
顕著に現われる。
【0005】そこで本発明は、車体が傾斜して燃料の残
量の指示が正確でなくなったことをユーザーに知らせる
ことができるフューエルゲージ構造を提供することを目
的としている。
量の指示が正確でなくなったことをユーザーに知らせる
ことができるフューエルゲージ構造を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明の請
求項1記載のフューエルゲージ構造であって、燃料タン
ク内のフロート変位によって出力レベルが変化する発信
器と、該発信器の出力レベルに応じた回動量だけ指針を
回動させる受信器と、該受信器の指針の回動量に伴う燃
料残量を表示する目盛を有する文字板とを備えたフュー
エルゲージ構造において、前記受信器の指針に前記燃料
タンク内の液面状態を示す喫水線ポインタを設けると共
に、前記文字板に前記喫水線ポインタ上の喫水線を目視
するための開口部を設けたことを特徴とするフューエル
ゲージ構造によって解決することができる。
求項1記載のフューエルゲージ構造であって、燃料タン
ク内のフロート変位によって出力レベルが変化する発信
器と、該発信器の出力レベルに応じた回動量だけ指針を
回動させる受信器と、該受信器の指針の回動量に伴う燃
料残量を表示する目盛を有する文字板とを備えたフュー
エルゲージ構造において、前記受信器の指針に前記燃料
タンク内の液面状態を示す喫水線ポインタを設けると共
に、前記文字板に前記喫水線ポインタ上の喫水線を目視
するための開口部を設けたことを特徴とするフューエル
ゲージ構造によって解決することができる。
【0007】上記構成のフューエルゲージ構造によれ
ば、喫水線ポインタは燃料タンク内の燃料の液面と同じ
水平線を示すことから、開口部との位置関係により、車
体が傾斜した場合に燃料タンク内の液面の変位を検出す
る発信器の出力が正確な値を示していないことを確認す
ることができる。
ば、喫水線ポインタは燃料タンク内の燃料の液面と同じ
水平線を示すことから、開口部との位置関係により、車
体が傾斜した場合に燃料タンク内の液面の変位を検出す
る発信器の出力が正確な値を示していないことを確認す
ることができる。
【0008】また、上記課題は、請求項2記載のフュー
エルゲージ構造であって、指針の先端に指針アームを取
り付け、該指針アームに喫水線ポインタを重量バランス
によって自由に揺動可能に吊り下げられていることによ
って解決することができる。前記構成のフューエルゲー
ジ構造によれば、喫水線ポインタが重量バランスによっ
て自由に揺動可能に吊り下げれているので、僅かな車体
の傾斜をも検知することができる。
エルゲージ構造であって、指針の先端に指針アームを取
り付け、該指針アームに喫水線ポインタを重量バランス
によって自由に揺動可能に吊り下げられていることによ
って解決することができる。前記構成のフューエルゲー
ジ構造によれば、喫水線ポインタが重量バランスによっ
て自由に揺動可能に吊り下げれているので、僅かな車体
の傾斜をも検知することができる。
【0009】また、上記課題は、請求項3記載のフュー
エルゲージ構造であって、文字板に設けられた開口部を
燃料タンクの形状に類似させ、文字板の目盛を開口部の
近傍に設けられていることによって解決することができ
る。前記構成のフューエルゲージ構造によれば、開口部
を燃料タンクの形状に類似させ、さらに開口部の近傍に
燃料の残量を示す目盛を設けることにより、燃料タンク
内の燃料の残量を正確に知ることができる。
エルゲージ構造であって、文字板に設けられた開口部を
燃料タンクの形状に類似させ、文字板の目盛を開口部の
近傍に設けられていることによって解決することができ
る。前記構成のフューエルゲージ構造によれば、開口部
を燃料タンクの形状に類似させ、さらに開口部の近傍に
燃料の残量を示す目盛を設けることにより、燃料タンク
内の燃料の残量を正確に知ることができる。
【0010】また、上記課題は、請求項4記載のフュー
エルゲージ構造であって、喫水線ポインタを板状又は棒
状に形成すると共に、その目視される側の上端面に蛍光
塗料が塗布されていることによって解決することができ
る。前記構成のフューエルゲージ構造によれば、板状又
は棒状の喫水線ポインタの上端面に蛍光塗料を塗布した
ので、喫水線ポインタの喫水線の確認を容易に行うこと
ができる。
エルゲージ構造であって、喫水線ポインタを板状又は棒
状に形成すると共に、その目視される側の上端面に蛍光
塗料が塗布されていることによって解決することができ
る。前記構成のフューエルゲージ構造によれば、板状又
は棒状の喫水線ポインタの上端面に蛍光塗料を塗布した
ので、喫水線ポインタの喫水線の確認を容易に行うこと
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明のフューエルゲージ
構造の一実施の形態例を図1乃至図8に基づいて詳細に
説明する。図1は本発明のフューエルゲージ構造の一実
施の形態例を示す受信器の斜視図、図2は図1における
受信器の側面図、図3は図1における受信器の作動説明
図、図4は図1における受信器のムーブメントを示す断
面図、図5は図4における平面図、図6はフューエルゲ
ージ構造の発信器の構成を示す側面図、図7はフューエ
ルゲージ構造の受信器の回路図、図8はフューエルゲー
ジ構造の受信器のムーブメントによる磁束の状態を示す
ベクトル図である。
構造の一実施の形態例を図1乃至図8に基づいて詳細に
説明する。図1は本発明のフューエルゲージ構造の一実
施の形態例を示す受信器の斜視図、図2は図1における
受信器の側面図、図3は図1における受信器の作動説明
図、図4は図1における受信器のムーブメントを示す断
面図、図5は図4における平面図、図6はフューエルゲ
ージ構造の発信器の構成を示す側面図、図7はフューエ
ルゲージ構造の受信器の回路図、図8はフューエルゲー
ジ構造の受信器のムーブメントによる磁束の状態を示す
ベクトル図である。
【0012】図1及び図2に示すように、本実施の形態
例のフューエルゲージ構造の受信器100は、燃料の残
量を表示する文字板10に開口部11が設けられてお
り、この開口部11側端に接する位置に目盛「F」,
「1/2」,「E」が刻印されている。また、この開口
部11は、燃料タンク2(図10参照)の形状になって
おり、これを通して喫水線ポインタ12の喫水線が目視
できるようになっている。この喫水線ポインタ12は、
薄い板状に形成されると共に、その上端面上で、かつ水
平状態に重量バランスがとれる位置で指針13の先端に
取り付けられた指針アーム14に揺動自在に吊り下げら
れている。したがって、この喫水線ポインタ12は、燃
料タンク2内の燃料の液面と同じ水平線を示すものであ
り、車体が傾斜したときに指針13の指示が正確でない
ことを運転者に知らせることができる。
例のフューエルゲージ構造の受信器100は、燃料の残
量を表示する文字板10に開口部11が設けられてお
り、この開口部11側端に接する位置に目盛「F」,
「1/2」,「E」が刻印されている。また、この開口
部11は、燃料タンク2(図10参照)の形状になって
おり、これを通して喫水線ポインタ12の喫水線が目視
できるようになっている。この喫水線ポインタ12は、
薄い板状に形成されると共に、その上端面上で、かつ水
平状態に重量バランスがとれる位置で指針13の先端に
取り付けられた指針アーム14に揺動自在に吊り下げら
れている。したがって、この喫水線ポインタ12は、燃
料タンク2内の燃料の液面と同じ水平線を示すものであ
り、車体が傾斜したときに指針13の指示が正確でない
ことを運転者に知らせることができる。
【0013】すなわち、図3(a)に示すように車体が
水平状態にあるときは、開口部11の上下辺と喫水線ポ
インタ12の上下辺とは並行になっており、指針13は
正確な値(約1/2)を指している。これに対して、図
3(b)に示すように車体が傾斜状態にあるときは、開
口部11の上下辺と喫水線ポインタ12の上下辺とは並
行になっておらず、指針13は「F(満杯)」の手前を
指している。このように喫水線ポインタ12は燃料タン
ク2の液面と常に同じ水平線を示しており、開口部11
は燃料タンク2の形状に類似したものであるので、開口
部11の上下辺と喫水線ポインタ12の上下辺とが並行
になっているとき以外は指針13の指示が不正確になる
ことが分かる。
水平状態にあるときは、開口部11の上下辺と喫水線ポ
インタ12の上下辺とは並行になっており、指針13は
正確な値(約1/2)を指している。これに対して、図
3(b)に示すように車体が傾斜状態にあるときは、開
口部11の上下辺と喫水線ポインタ12の上下辺とは並
行になっておらず、指針13は「F(満杯)」の手前を
指している。このように喫水線ポインタ12は燃料タン
ク2の液面と常に同じ水平線を示しており、開口部11
は燃料タンク2の形状に類似したものであるので、開口
部11の上下辺と喫水線ポインタ12の上下辺とが並行
になっているとき以外は指針13の指示が不正確になる
ことが分かる。
【0014】また、図1に示したように指針13は、燃
料の残量を示すものであり、残量に応じて弧を描くよう
にして上下に移動する。この指針13の先端部分に指針
アーム14が取り付けられている。また、指針13の基
端部がムーブメント15の回転軸16に固定されてい
る。このムーブメント15は、後述する発信器110
(図6参照)の電気抵抗の変化を電流に変換してその値
に応じた回動量だけ指針13を回動させる。
料の残量を示すものであり、残量に応じて弧を描くよう
にして上下に移動する。この指針13の先端部分に指針
アーム14が取り付けられている。また、指針13の基
端部がムーブメント15の回転軸16に固定されてい
る。このムーブメント15は、後述する発信器110
(図6参照)の電気抵抗の変化を電流に変換してその値
に応じた回動量だけ指針13を回動させる。
【0015】また、図4及び図5に示すようにムーブメ
ント15は、ケース体17内にコイルボビン18が収納
されたもので、このコイルボビン18には直列接続され
た2つのコイルL1,L2が互いに直交するように巻回
されると共に、コイルL2の巻線下に位置するように磁
石片Mが貼着されている。
ント15は、ケース体17内にコイルボビン18が収納
されたもので、このコイルボビン18には直列接続され
た2つのコイルL1,L2が互いに直交するように巻回
されると共に、コイルL2の巻線下に位置するように磁
石片Mが貼着されている。
【0016】また、ケース体17の磁石片Mと対向する
部位には、後述する強磁性体で形成された指示調整用ね
じNが設けられている。コイルボビン18の内側には円
板状のマグネットロータ19が回転軸16を中心として
回転自在に配設されており、回転軸16の先端部には指
針13が取り付けられている。また、ムーブメント15
は、硬質プリント配線基板20の上面に固定用ねじ21
で固定されている。この硬質プリント配線基板20に
は、その上面にICや抵抗等の電気部品22が実装され
ており、硬質プリント配線基板20の固定用ネジ21は
各コイルL1,L2に通電するための導通部材として使
用される。
部位には、後述する強磁性体で形成された指示調整用ね
じNが設けられている。コイルボビン18の内側には円
板状のマグネットロータ19が回転軸16を中心として
回転自在に配設されており、回転軸16の先端部には指
針13が取り付けられている。また、ムーブメント15
は、硬質プリント配線基板20の上面に固定用ねじ21
で固定されている。この硬質プリント配線基板20に
は、その上面にICや抵抗等の電気部品22が実装され
ており、硬質プリント配線基板20の固定用ネジ21は
各コイルL1,L2に通電するための導通部材として使
用される。
【0017】一方、図6に示すようにフューエルゲージ
構造の発信器110は、先端部にフロート26が取り付
けられ、基端部に接触子27が取り付けられたフロート
アーム25が支点28を中心に上下方向に揺動自在にな
っている。この場合、フロート26の軌跡と受信器10
0における指針13の軌跡とが略同一になっている。こ
のフロートアーム25の揺動に伴って接触子27が抵抗
体30に対して摺動する。この場合、フロートアーム2
5の水平方向に対する角度θに応じて接触子27の抵抗
体30に対する位置が変わり、それに応じて端子T1−
T2間の抵抗値が変化する。その抵抗値が受信器100
にて検出される。なお、端子T1は接触子27に接続さ
れており、端子T2は抵抗体30の一端に接続されてい
る。
構造の発信器110は、先端部にフロート26が取り付
けられ、基端部に接触子27が取り付けられたフロート
アーム25が支点28を中心に上下方向に揺動自在にな
っている。この場合、フロート26の軌跡と受信器10
0における指針13の軌跡とが略同一になっている。こ
のフロートアーム25の揺動に伴って接触子27が抵抗
体30に対して摺動する。この場合、フロートアーム2
5の水平方向に対する角度θに応じて接触子27の抵抗
体30に対する位置が変わり、それに応じて端子T1−
T2間の抵抗値が変化する。その抵抗値が受信器100
にて検出される。なお、端子T1は接触子27に接続さ
れており、端子T2は抵抗体30の一端に接続されてい
る。
【0018】上述した構成のフューエルゲージ構造にお
いて、図7に示すようにバッテリ40と硬質プリント配
線基板20とが接続されており、発信器110の端子T
1−T2が図示しないワイヤーハーネス等を介して硬質
プリント配線基板20に接続されている。そして、硬質
プリント配線基板20では各電気部品22により発信器
110の端子T1−T2間の抵抗値が駆動電流に変換さ
れ、固定用ねじ21を介して直列接続されたコイルL
1,L2に供給される。
いて、図7に示すようにバッテリ40と硬質プリント配
線基板20とが接続されており、発信器110の端子T
1−T2が図示しないワイヤーハーネス等を介して硬質
プリント配線基板20に接続されている。そして、硬質
プリント配線基板20では各電気部品22により発信器
110の端子T1−T2間の抵抗値が駆動電流に変換さ
れ、固定用ねじ21を介して直列接続されたコイルL
1,L2に供給される。
【0019】駆動電流がコイルL1,L2に供給される
と、上述したようにコイルL1とコイルL2とは直交し
て巻回されているので、コイルL1とコイルL2とでそ
れぞれ発生する磁界が直交するようになる。また、コイ
ルL2の巻線下に位置する磁石片Mによっても磁界が発
生しており、この磁石片Mによる磁界は他方のコイルL
1で発生される磁界と逆方向の磁界を付与するようにな
っている。
と、上述したようにコイルL1とコイルL2とは直交し
て巻回されているので、コイルL1とコイルL2とでそ
れぞれ発生する磁界が直交するようになる。また、コイ
ルL2の巻線下に位置する磁石片Mによっても磁界が発
生しており、この磁石片Mによる磁界は他方のコイルL
1で発生される磁界と逆方向の磁界を付与するようにな
っている。
【0020】したがって、コイルL1,L2および磁石
片Mの磁界で発生される各磁束φL1,φL2,φMの
方向と大きさは、コイルL1,L2の巻線が同じだとす
ると、図8に示すようなベクトル図になる。図4に示し
たマグネットロータ19はコイルL1,L2の合成磁界
による磁束φCと、磁石片Mによる磁束φMとを合成し
た磁束φの方向に回転駆動するようになり、このマグネ
ットロータ19の回転と共に指針13が回転して、所定
の計測量を指示するようにしている。そして、指針13
は、駆動電流が流れていないときはコイルL1,L2の
合成磁界による磁束φCの成分が零なので磁石片Mによ
る磁束φMの方向に振れ、駆動電流の増加と共に、合成
直による磁束φCの成分が大きくなるにつれて、立ち上
がる方向に振れるようになる。
片Mの磁界で発生される各磁束φL1,φL2,φMの
方向と大きさは、コイルL1,L2の巻線が同じだとす
ると、図8に示すようなベクトル図になる。図4に示し
たマグネットロータ19はコイルL1,L2の合成磁界
による磁束φCと、磁石片Mによる磁束φMとを合成し
た磁束φの方向に回転駆動するようになり、このマグネ
ットロータ19の回転と共に指針13が回転して、所定
の計測量を指示するようにしている。そして、指針13
は、駆動電流が流れていないときはコイルL1,L2の
合成磁界による磁束φCの成分が零なので磁石片Mによ
る磁束φMの方向に振れ、駆動電流の増加と共に、合成
直による磁束φCの成分が大きくなるにつれて、立ち上
がる方向に振れるようになる。
【0021】一方、強磁性体で形成された指示調整用ね
じNをねじ込み、その先端がコイルボビン18に設けら
れた磁石片Mに接近するようにすると、磁石片Mによる
磁束の成分がφMからφNに大きくなることが判明して
いる。このように磁石片による磁束の成分が大きくなる
と、指針13はコイルL1,L2の合成磁界による磁束
φCと、大きくなった磁束φNとを合成した磁束φ′の
方向に振れるようになる。したがって、指示調整用ねじ
Nをねじ込むことにより、指針13の振れ方向が磁束φ
の方向から磁束φ′の方向へ角度θだけ移動し、これに
より指針13の微調整ができる。よって、喫水線ポイン
タ12を設けた場合に、その自重によって指示範囲が変
わることがあるが、そのような場合に指示調整用ねじN
(図5参照)を使用して指針13の指示範囲を調整する
ことができる。
じNをねじ込み、その先端がコイルボビン18に設けら
れた磁石片Mに接近するようにすると、磁石片Mによる
磁束の成分がφMからφNに大きくなることが判明して
いる。このように磁石片による磁束の成分が大きくなる
と、指針13はコイルL1,L2の合成磁界による磁束
φCと、大きくなった磁束φNとを合成した磁束φ′の
方向に振れるようになる。したがって、指示調整用ねじ
Nをねじ込むことにより、指針13の振れ方向が磁束φ
の方向から磁束φ′の方向へ角度θだけ移動し、これに
より指針13の微調整ができる。よって、喫水線ポイン
タ12を設けた場合に、その自重によって指示範囲が変
わることがあるが、そのような場合に指示調整用ねじN
(図5参照)を使用して指針13の指示範囲を調整する
ことができる。
【0022】上述したように本実施の形態例では、燃料
の残量を示す指針13の先端の指針アーム14に、燃料
タンク2内の燃料の液面と同じ水平線を示す喫水線ポイ
ンタ12を重量バランスによって自由に揺動可能に吊り
下げ、この喫水線ポインタ12の喫水線を燃料の残量を
表示する文字板10に開けた燃料タンク2の形状に類似
させた形状の開口部11を通して目視することができ
る。したがって、喫水線ポインタ12は燃料タンク2内
の燃料の液面と同じ水平線を示すことから、開口部11
との位置関係により、車体が傾斜した場合に燃料タンク
2内の液面の変位を検出する発信器110の出力が正確
な値を示しているかどうかを表示することができる。
の残量を示す指針13の先端の指針アーム14に、燃料
タンク2内の燃料の液面と同じ水平線を示す喫水線ポイ
ンタ12を重量バランスによって自由に揺動可能に吊り
下げ、この喫水線ポインタ12の喫水線を燃料の残量を
表示する文字板10に開けた燃料タンク2の形状に類似
させた形状の開口部11を通して目視することができ
る。したがって、喫水線ポインタ12は燃料タンク2内
の燃料の液面と同じ水平線を示すことから、開口部11
との位置関係により、車体が傾斜した場合に燃料タンク
2内の液面の変位を検出する発信器110の出力が正確
な値を示しているかどうかを表示することができる。
【0023】また、喫水線ポインタ12を重量バランス
によって指針13の指針アーム14に自由に揺動可能に
吊り下げたので、僅かな車体の傾斜をも確認することが
できる。また、文字板10の開口部11を燃料タンク2
の形状に類似させ、さらに開口部11の近傍に燃料の残
量を示す目盛を設けたので、燃料タンク2内の燃料の残
量を正確に知ることができる。
によって指針13の指針アーム14に自由に揺動可能に
吊り下げたので、僅かな車体の傾斜をも確認することが
できる。また、文字板10の開口部11を燃料タンク2
の形状に類似させ、さらに開口部11の近傍に燃料の残
量を示す目盛を設けたので、燃料タンク2内の燃料の残
量を正確に知ることができる。
【0024】なお、上記実施の形態例では、板状の喫水
線ポインタ12を用いたが、例えば図9に示すように棒
状の喫水線ポインタ50を使用することも可能である。
また、喫水線ポインタ12,50のいずれにおいても蛍
光塗料等を塗布することで喫水線ポインタの傾斜状態を
より明確に確認することができる。この場合、喫水線ポ
インタ12では少なくとも上端にのみで良く、喫水線ポ
インタ50では、目視される側の片面のみで良い。
線ポインタ12を用いたが、例えば図9に示すように棒
状の喫水線ポインタ50を使用することも可能である。
また、喫水線ポインタ12,50のいずれにおいても蛍
光塗料等を塗布することで喫水線ポインタの傾斜状態を
より明確に確認することができる。この場合、喫水線ポ
インタ12では少なくとも上端にのみで良く、喫水線ポ
インタ50では、目視される側の片面のみで良い。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1記
載のフューエルゲージ構造によれば、燃料の残量を示す
指針に燃料タンク内の液面状態を示す喫水線ポインタを
設けると共に、燃料残量を表示する目盛を有する文字板
に喫水線ポインタ上の喫水線を目視するための燃料タン
クの形状に類似した開口部が設けられている。したがっ
て、喫水線ポインタは燃料タンク内の燃料の液面と同じ
水平線を示すことから、開口部との位置関係により、車
体が傾斜した場合に燃料タンク内の液面の変位を検出す
る発信器の出力が正確な値を示していないことを確認す
ることができる。
載のフューエルゲージ構造によれば、燃料の残量を示す
指針に燃料タンク内の液面状態を示す喫水線ポインタを
設けると共に、燃料残量を表示する目盛を有する文字板
に喫水線ポインタ上の喫水線を目視するための燃料タン
クの形状に類似した開口部が設けられている。したがっ
て、喫水線ポインタは燃料タンク内の燃料の液面と同じ
水平線を示すことから、開口部との位置関係により、車
体が傾斜した場合に燃料タンク内の液面の変位を検出す
る発信器の出力が正確な値を示していないことを確認す
ることができる。
【0026】また、請求項2記載のフューエルゲージ構
造によれば、指針の先端に指針アームを取り付け、その
指針アームに喫水線ポインタを重量バランスによって自
由に揺動可能に吊り下げるようにしたので、僅かな車体
の傾斜をも確認することができる。また、請求項3記載
のフューエルゲージ構造によれば、開口部を燃料タンク
の形状に類似させ、さらに開口部の近傍に燃料の残量を
示す目盛を設けたので、燃料タンク内の燃料の残量を正
確に知ることができる。更に、請求項4記載のフューエ
ルゲージ構造によれば、喫水線ポインタを板状又は棒状
に形成すると共に、その目視される側の上端面に蛍光塗
料を塗布したので、喫水線ポインタの喫水線の確認を容
易に行うことができる。
造によれば、指針の先端に指針アームを取り付け、その
指針アームに喫水線ポインタを重量バランスによって自
由に揺動可能に吊り下げるようにしたので、僅かな車体
の傾斜をも確認することができる。また、請求項3記載
のフューエルゲージ構造によれば、開口部を燃料タンク
の形状に類似させ、さらに開口部の近傍に燃料の残量を
示す目盛を設けたので、燃料タンク内の燃料の残量を正
確に知ることができる。更に、請求項4記載のフューエ
ルゲージ構造によれば、喫水線ポインタを板状又は棒状
に形成すると共に、その目視される側の上端面に蛍光塗
料を塗布したので、喫水線ポインタの喫水線の確認を容
易に行うことができる。
【図1】本発明に係るフューエルゲージ構造の一実施の
形態例を示す受信器の斜視図である。
形態例を示す受信器の斜視図である。
【図2】図1における側面図である。
【図3】図1における受信器の作動説明図であり、
(a)は燃料タンクの水平状態を示し、(b)は燃料タ
ンクの傾斜状態を示す。
(a)は燃料タンクの水平状態を示し、(b)は燃料タ
ンクの傾斜状態を示す。
【図4】図1における受信器のムーブメントを示す断面
図である。
図である。
【図5】図4における平面図である。
【図6】フューエルゲージ構造の発信器の構成を示す側
面図である。
面図である。
【図7】フューエルゲージ構造の受信器の回路図であ
る。
る。
【図8】フューエルゲージ構造の受信器のムーブメント
による磁束の状態を示すベクトル図である。
による磁束の状態を示すベクトル図である。
【図9】本発明に係るフューエルゲージ構造の他の実施
の形態例を示す受信器の正面図である。
の形態例を示す受信器の正面図である。
【図10】従来のフューエルゲージ構造を示す説明図で
ある。
ある。
【符号の説明】 2 燃料タンク 10 文字板 11 開口部 12 喫水線ポインタ 13 指針 14 指針アーム 15 ムーブメント 16 回転軸 25 フロートアーム 26 フロート 30 抵抗器 100 受信器 110 発信器
Claims (4)
- 【請求項1】 燃料タンク内のフロート変位によって出
力レベルが変化する発信器と、該発信器の出力レベルに
応じた回動量だけ指針を回動させる受信器と、該受信器
の指針の回動量に伴う燃料残量を表示する目盛を有する
文字板とを備えたフューエルゲージ構造において、 前記指針に前記燃料タンク内の液面状態を示す喫水線ポ
インタを設けると共に、前記文字板に前記喫水線ポイン
タ上の喫水線を目視するための開口部を設けたことを特
徴とするフューエルゲージ構造。 - 【請求項2】 前記指針の先端に指針アームが取り付け
られており、前記喫水線ポインタが前記指針アームに重
量バランスによって自由に揺動可能に吊り下げられてい
ることを特徴とする請求項1記載のフューエルゲージ構
造。 - 【請求項3】 前記文字板に設けられた前記開口部が前
記燃料タンクの形状に類似した形状であり、前記文字板
の目盛が前記開口部の近傍に設けられていることを特徴
とする請求項1記載のフューエルゲージ構造。 - 【請求項4】 前記喫水線ポインタが、板状又は棒状に
形成されると共に、その目視される側の上端面に蛍光塗
料が塗布されていることを特徴とする請求項1又は2記
載のフューエルゲージ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7049596A JPH09257550A (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | フューエルゲージ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7049596A JPH09257550A (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | フューエルゲージ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09257550A true JPH09257550A (ja) | 1997-10-03 |
Family
ID=13433170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7049596A Pending JPH09257550A (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | フューエルゲージ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09257550A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7207218B2 (en) | 2003-12-11 | 2007-04-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid residual quantity detecting method, liquid residual quantity detecting device, program for implementing the method, and storage medium storing the program |
-
1996
- 1996-03-26 JP JP7049596A patent/JPH09257550A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7207218B2 (en) | 2003-12-11 | 2007-04-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid residual quantity detecting method, liquid residual quantity detecting device, program for implementing the method, and storage medium storing the program |
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