JP2001033242A - 傾斜測定器 - Google Patents

傾斜測定器

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JP2001033242A
JP2001033242A JP11203415A JP20341599A JP2001033242A JP 2001033242 A JP2001033242 A JP 2001033242A JP 11203415 A JP11203415 A JP 11203415A JP 20341599 A JP20341599 A JP 20341599A JP 2001033242 A JP2001033242 A JP 2001033242A
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JP
Japan
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pendulum
shaft
axis
inclinometer
rotating
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JP11203415A
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English (en)
Inventor
Yusaku Yoshida
勇作 吉田
Atsushi Hashimoto
淳 橋本
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Akashi Corp
Original Assignee
Akashi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振り子を支持して回動させる軸の位置調整が
比較的楽に行えて、振り子を支持する部品の交換が比較
的容易な傾斜測定器を提供することを目的とする。 【解決手段】 本体ケース(2)の内部に、互いに直交
する2つの軸方向に振り子(3)を回動させる振り子回
動部(4)を備え、前記振り子の変位に基づいて地殻の
傾斜を測定する傾斜測定器(1)において、前記振り子
回動部は、前記本体ケースの内側に固定された第1の軸
(41)と、前記第1の軸に、上部が、当該第1の軸の
軸芯を支点として回動自在に支持された回動部材(4
2)と、前記回動部材の下部に設けられ、前記第1の軸
に対して、平面視で直角に配置された第2の軸(43)
と、を備え、 前記第2の軸に、前記振り子の上端部
が、当該第2の軸芯を支点として回動自在に支持されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、傾斜計或いは地震
計等の地殻の傾斜等の微小な傾斜を測定する傾斜測定器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、傾斜計或いは地震計等の地殻の傾
斜等の微小な傾斜を測定する傾斜測定器として、傾斜計
が知られている。かかる傾斜計は、傾斜計本体の内部
に、上端が回動自在に支持された振り子が配設され、前
記振り子の変位に基づいて傾斜を測定するものである。
上記振り子の支持部は、例えば、図3、4に示すよう
に、傾斜計の外枠体101の内側に内枠体102が設け
られ、この外枠体101と内枠体102とは、東西方向
に軸線103aが一致する2つの十字ばね103、10
3により内枠体102が回動自在に支持されている。こ
の十字ばね103、103は、外枠体101にねじ10
4によって固定されている。
【0003】また、前記内枠体102の内側には、前記
東西方向の軸線103aと同一水平面上であって、直交
する南北方向に十字ばね105が設けられ、この十字ば
ね105の中央には振り子106が回動自在に支持され
ている。そして、傾斜計が南北方向に傾斜したときは、
2つの十字ばね103に支持された内枠体102が傾斜
することにより振り子105が南北方向に傾斜し、傾斜
計が東西方向に傾斜したときは、2つの十字ばね105
に支持された振り子106が東西方向に傾斜するように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
傾斜計の振り子の支持構造においては、上記十字ばね1
03の軸線103aと十字ばね105の軸線105aと
が、同一水平面上に位置しており、且つ十字ばね103
が左右に分割されているので、この分割された十字ばね
103の軸線103aの中心を正確に一致させなければ
ならず、その調整が煩雑であった。即ち、例えば、十字
ばね103、105を外枠体101及び内枠体102に
取り付けるのにねじを用いていたので、ねじの締め付け
具合によっては、微妙に東西方向の十字ばね103、1
03の軸線103aがずれることもあり、その調整が煩
雑であった。従って、振り子の十字ばね103、105
等の交換作業が容易ではなかった。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、振り子を支持して回動させる軸の位
置調整が比較的楽に行えて、振り子を支持する部品の交
換が比較的容易な傾斜測定器を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば、図1又は図2に示
すように、本体ケース(2)の内部に、直交する2つの
軸方向に振り子(3)を回動させる振り子回動部(4)
を備え、前記振り子の変位に基づいて地殻の傾斜を測定
する傾斜測定器(1)において、前記振り子回動部は、
前記本体ケースの内側に、両端部が固定された第1の軸
(41)と、前記第1の軸に、上部が、当該第1の軸の
軸芯を支点として回動自在に支持された回動部材(4
2)と、前記回動部材の下部に、前記第1の軸から離間
して設けられるとともに、当該第1の軸に対して、平面
視で直交する第2の軸(43)と、を備え、前記第2の
軸に、前記振り子の上端部が、当該第2の軸の軸芯を支
点として回動自在に支持されていることを特徴としてい
る。
【0007】請求項1記載の発明によれば、平面視にお
いて互いに直交する第1の軸と第2の軸が異なる水平面
上に設けられているので、従来の直交する2つの軸が同
一平面上に設けられたもののように、一方向の軸が分割
されることがない。従って、分割された軸線の中心を合
わせる作業をしなくてもよくなることとなって、振り子
が支持される軸の位置調整を楽に行うことが出来る。加
えて、振り子を回動させるための部品の交換作業も容易
となる。
【0008】ここで、傾斜測定器は、傾斜計或いは地震
計のような地殻の傾斜を測定する測定器である。振り子
は、第2の軸上のどこに配置させてもよい。回動部材及
び振り子を軸芯を支点として回動自在に支持するものと
しては、例えば、十字ばね、板ばねなどを用いるが、こ
れらに限らず、支点がずれずに回動自在に支持出来るも
のであればよい。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の傾
斜測定器において、前記振り子の支点は、前記第1の軸
の軸芯の垂線上となる位置に設けられていることを特徴
としている。請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、振り子の支点が第1の軸の軸線の垂線上となる位置
に設けられているので、回動部材と、振り子の回動範囲
を最小限に抑えることが出来て、傾斜測定器をコンパク
ト化することが出来る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
傾斜計の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明
に係る傾斜計の縦断面図である。図2は、図1の傾斜計
内に設けられた振り子回動部を模式的に示した図であ
る。
【0011】図1に示す傾斜測定器としての傾斜計1
は、本体ケース2の内部上端に、互いに直交する方向
(例えば、南北方向と東西方向)に振り子3を回動させ
る振り子回動部4を備えている。前記振り子回動部4
は、図2に示すように、前記本体ケース2の内側に固定
された第1の軸41(図1)と、この第1の軸41に、
上部が前記第1の軸41の軸芯41aを支点として回動
自在に支持された回動部材42と、前記回動部材42の
下部に、第1の軸41から離間して設けられ、前記第1
の軸41に対して、平面視で直交する第2の軸43と、
を備えている。
【0012】前記回動部材42は、前記第1の軸41に
十字ばね44によって支持されている。前記第2の軸4
3には、振り子3の上端が、前記第2の軸43の軸芯4
3aを支点として支持され、十字ばね45によって支持
されている。この際、前記振り子3は、前記第1の軸4
1の軸芯41aを通る垂線a上となる位置に設けられて
いる。そして、この振り子回動部4によって、本体ケー
ス2が第1の軸41方向に傾斜した場合に、振り子3が
第1の軸方向に傾斜し、また、本体ケース2が第2の軸
43方向に傾斜した場合には、回動部材42が傾斜する
ことにより振り子3が第2の軸43方向に傾斜する。
【0013】また、振り子3の両側部には、それぞれポ
ールピース5aを含む対向磁極5、5が装着され、同対
向磁極5、5のポールピース5a、5aを取り囲んで磁
極間の磁束を横切るように、本体ケース2の内側壁から
突出する電磁コイル6、6が設けられている。この電磁
コイル6、6と対向磁極5、5とにより、振り子3の第
1の軸方向の揺動に対応するフォースモータFMが構成
され、同様に振り子3の第2の軸方向の揺動に対応する
図示しないフォースモータFMも設けられている。
【0014】更に、振り子3の突起部3aと、この突起
部3aを挟むように対向配置された東西一対の電極7、
7、南北一対の電極(図示省略)とにより変位検出用コ
ンデンサCが構成されており、同コンデンサCの電気容
量の変化に応じ、振り子3の左右及び前後の揺動による
突起部3aの変位が検出されるようになっている。そし
て、この傾斜計1が測定場所に設置され、傾斜が生じた
際に、コンデンサCで検出された振り子3の変位を打ち
消すようにフォースモータFMの電磁コイル6、6に電
流を流す制御部8と、この制御部8により電磁コイル
6、6に流された電流の強さに基づき上記傾斜を求める
傾斜測定部9とが設けられている。
【0015】前記傾斜測定部9は、上記電流の強さから
内部に備えた電気抵抗器(図示省略)を介して求められ
る電圧によって傾斜角度を求める。
【0016】以上説明した傾斜計1の振り子回動部4
は、平面視において互いに直交する第1の軸41と第2
の軸43が異なる水平面上に設けられているので、従来
の直交する2つの軸が同一平面上に設けられたもののよ
うに、一方向の軸が分割されることがない。従って、分
割された軸線の中心を合わせる作業をしなくてもよくな
ることとなって、振り子が支持される軸の位置調整を楽
に行うことが出来る。加えて、振り子を回動させるため
の部品の交換作業も容易となる。また、振り子3が第1
の軸41の軸芯41aの垂線a上となる位置に設けられ
ているので、回動部材4と、振り子3の回動範囲を最小
限に抑えることが出来て、傾斜計をコンパクト化するこ
とが出来る。
【0017】なお、上記実施の形態においては、回動部
材42及び振り子3を第1の軸41及び第2の軸43に
回動自在に支持するものとして十字ばね44、45を用
いたが、これに限らず、板ばねなど、所定の支点を中心
として回動出来るものであればよい。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、平面視に
おいて互いに直角な第1の軸と第2の軸が異なる水平面
上に設けられているので、従来の直交する2つの軸が同
一平面上に設けられたもののように、一方向の軸が分割
されることがない。従って、分割された軸線の中心を合
わせる作業をしなくてもよくなることとなって、振り子
が支持される軸の位置調整を楽に行うことが出来る。加
えて、振り子を回動させるための軸の交換作業も容易と
なる。
【0019】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、振り子が第1の軸の軸線の垂線上となる位置に設け
られているので、回動部材と、振り子の回動範囲を最小
限に抑えることが出来て、傾斜測定器をコンパクト化す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る傾斜計の縦断面図である。
【図2】図1の傾斜計内に設けられた振り子回動部を模
式的に示した図である。
【図3】従来の傾斜計の振り子の支持部の平面図であ
る。
【図4】従来の傾斜計の振り子の支持部の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 傾斜計(傾斜測定器) 2 本体ケース 3 振り子 4 振り子回動部 41 第1の軸 42 回動部材 43 第2の軸 44 十字ばね 45 十字ばね

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケースの内部に、直交する2つの軸
    方向に振り子を回動させる振り子回動部を備え、前記振
    り子の変位に基づいて地殻の傾斜を測定する傾斜測定器
    において、 前記振り子回動部は、 前記本体ケースの内側に、両端部が固定された第1の軸
    と、 前記第1の軸に、上部が、当該第1の軸の軸芯を支点と
    して回動自在に支持された回動部材と、 前記回動部材の下部に、前記第1の軸から離間して設け
    られるとともに、当該第1の軸に対して、平面視で直交
    する第2の軸と、 を備え、 前記第2の軸に、前記振り子の上端部が、当該第2の軸
    の軸芯を支点として回動自在に支持されていることを特
    徴とする傾斜測定器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の傾斜測定器において、 前記振り子の支点は、前記第1の軸の軸芯の垂線上とな
    る位置に設けられていることを特徴とする傾斜測定器。
JP11203415A 1999-07-16 1999-07-16 傾斜測定器 Pending JP2001033242A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005308640A (ja) * 2004-04-23 2005-11-04 Asahi Denso Co Ltd 搭乗手段の傾斜センサ
JP2015021908A (ja) * 2013-07-22 2015-02-02 株式会社ミツトヨ 検出器
CN115164840A (zh) * 2022-06-23 2022-10-11 应急管理部国家自然灾害防治研究院 一种一体式垌室地倾斜观测仪器

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