JPH0925747A - 非常進入口用クレセント受けの取付構造 - Google Patents

非常進入口用クレセント受けの取付構造

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JPH0925747A
JPH0925747A JP17475195A JP17475195A JPH0925747A JP H0925747 A JPH0925747 A JP H0925747A JP 17475195 A JP17475195 A JP 17475195A JP 17475195 A JP17475195 A JP 17475195A JP H0925747 A JPH0925747 A JP H0925747A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piece
crescent
crescent receiver
screw
receiver
Prior art date
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Pending
Application number
JP17475195A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Ishiguro
義則 石黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK AP Inc
Original Assignee
YKK AP Inc
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Publication date
Application filed by YKK AP Inc filed Critical YKK AP Inc
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 非常進入口として使用される外障子の召合せ
框に、クレセント受けを室外側から取り外し可能に取り
付ける場合に、障子の意匠性を犠牲にすることなく、網
戸の配置を可能にし、召合せ框内への雨水の浸入を防止
する。 【解決手段】 クレセント受け2の、召合せ框1の見付
け方向外周寄りの端部21を召合せ框1の見込み片12から
室外に突出させ、クレセント受け2を室内側の見付け片
11に接合される固定部材3と見付け片11間に挟み込み、
保持した状態で見付け片11に取り付け、見込み片12から
突出した端部21が打撃されることでクレセント受け2を
固定部材3に対して移動させ、クレセント7から解除可
能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は非常進入口として
使用される外障子の召合せ框に、クレセント受けを室外
側から取り外し可能に取り付けた非常進入口用クレセン
ト受けの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】非常進入
口となる開口部に収納された外障子の召合せ框にクレセ
ント受けを室外側から取り外し可能に取り付ける場合、
特開平3-63367号のように室外側から操作可能な頭部を
持つねじ、あるいは実公昭58-51325号のように特殊な形
状の工具を用いることで取り外しが可能となるねじが用
いられる。
【0003】前者のねじは頭部が大きく、見込み方向の
室外側へ張り出すため窓の意匠性を犠牲にする他、外障
子の室外側に網戸を配置できない不利がある。後者のね
じは召合せ框の室内側の見付け片に止められているため
室外側の見付け片に工具を差し込むための、常に開放し
た孔が必要になり、召合せ框内への雨水の浸入を放置す
ることになる。
【0004】この発明は上記問題を解消するクレセント
受けの取付構造を提案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明ではクレセント受
けに召合せ框の見付け方向外周側の見込み片を貫通する
長さを与え、その見込み片側の端部を見込み片から室外
に突出させた状態で室内側の見付け片にクレセント受け
を取り付け、召合せ框から突出した端部が打撃されるこ
とでクレセント受けを固定部材に対して移動させてクレ
セントから解除することにより前記従来の問題を解消す
る。
【0006】クレセント受けは基本的に室内側の見付け
片に接合される固定部材と見付け片に挟み込まれ、保持
された状態で見付け片に取り付けられる。クレセント受
けが固定部材に保持されることによりねじ等の部品が室
外側の見込み片から室外に露出,あるいは突出すること
はなく、意匠性の低下がなくなると同時に、網戸の配置
が可能になる。また室外側の見付け片に常に開放した孔
が必要ないため召合せ框内への雨水浸入の可能性もなく
なる。
【0007】クレセント受けの保持力が固定部材単独で
不足する場合には、クレセント受けは室内側の見付け片
に接合される固定部材と見付け片に挟み込まれながらね
じで見付け片に接合される。この場合、クレセント受け
は召合せ框の見込み片から突出した端部が打撃されるこ
とでねじの軸部を破断させ、固定部材に対してスライド
してクレセントから解除可能となる。クレセント受けは
固定部材からの抜け出しと同時に召合せ框から脱落す
る、あるいは内障子が開放させられることによりクレセ
ント受けに係合しているクレセントに引きずられて召合
せ框から脱落する。また召合せ框に煙返しがない障子の
場合はクレセントとクレセント受けの係合が外れれば、
クレセント受けが召合せ框から脱落しなくても障子を開
くことができる。
【0008】またクレセント受けを室内側の見付け片に
接合するねじに室外側の見付け片を貫通する長さを与
え、ねじの頭部を室外側の見付け片から室外に露出させ
ることにより、クレセント受けはねじが室外から外され
ることで固定部材に対して移動可能となり、クレセント
から解除可能となる。この場合、クレセント受けは見込
み片から突出した端部が打撃されることによっても、ね
じの、クレセント受けを貫通している部分を破断させる
ため固定部材に対して移動可能で、クレセントから解除
可能となる。またこの場合、ねじの頭部が室外側の見付
け片から露出するが、突出する必要はないため網戸の配
置は可能であり、また見付け片のねじが貫通する孔はね
じの頭部によって塞がれ、開放した状態に置かれないた
め雨水の浸入は回避される。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は非常進入口
となる開口部に収納された外障子の召合せ框1の室内側
の見付け片11に、図1に示すようにクレセント受け2を
見付け片11に接合される固定部材3によって見付け片11
との間に挟み込んで取り付け、クレセント受け2を室外
側からの打撃によって召合せ框1に対して移動可能にし
たものである。図1,図2は請求項2記載発明の実施例
も示している。
【0010】クレセント受け2は召合せ框1の見付け方
向外周側の見込み片12を貫通する長さを持ち、その見込
み片12側の端部21が見込み片12から室外に突出する。ク
レセント受け2の端部21には、見込み片12に端部21の突
出のために明けられる孔121を塞ぐと共に、打撃を受け
易くし、また存在を明らかにする目的でキャップ4が接
続される。端部21の回りと孔121 間の水密性が得られれ
ば、キャップ4は特に必要ない。
【0011】キャップ4は打撃力をクレセント受け2に
伝達するための硬質樹脂部41と、孔121 の内周に密着し
てシール材の働きをする半硬質樹脂部42からなり、半硬
質樹脂部42側から硬質樹脂部41側へ形成された溝にクレ
セント受け2の端部21が差し込まれてクレセント受け2
に一体化する。クレセント受け2の端部21は硬質樹脂部
41に突き当たる。
【0012】固定部材3は図2に示すようにクレセント
受け2の幅(高さ)より大きい高さを持ち、クレセント
受け2に室内側から重なり、クレセント受け2を外した
位置で見付け片11にねじ5で接合されることにより見付
け片11との間にクレセント受け2を挟み込んで保持す
る。固定部材3は基本的にクレセント受け2との間の摩
擦力によってクレセント受け2を保持するが、保持する
力が不足する場合はクレセント受け2の下端の位置に受
け部31が形成され、受け部31によってクレセント受け2
を支持する。固定部材3は見付け片11への接合状態の安
定上、クレセント受け2の上側位置に押え部32を持ち、
押え部32においてもねじ5で見付け片11に接合される。
【0013】またクレセント受け2が平常時に召合せ框
1の見付け方向に移動する可能性がある場合はクレセン
ト受け2と固定部材3の双方の接触面22,33に互いに嵌
合する凹と凸が形成され、平常時の移動が拘束される。
図1は固定部材3の接触面33に凸を、クレセント受け2
の接触面22に凹をそれぞれ1個形成した場合、図2は複
数個形成した場合を示すが、凹と凸は逆の場合もある。
受け部31と接触面22,33の凹凸は役割が相違するため図
示するように両者共形成されることもある。
【0014】クレセント受け2は見込み片12から突出し
た部分である端部12,またはキャップ4が打撃されるこ
とで固定部材3に対して移動してクレセント7から解除
され、施錠状態を解除する。クレセント受け2と固定部
材3が凹凸で接触している場合も一方が他方を乗り越え
るだけの打撃力が加えられれば、クレセント受け2は固
定部材3と見付け片11から抜け出せる。また固定部材3
を樹脂で製作すれば、クレセント受け2と固定部材3が
凹凸で接触している場合にも凹と凸の嵌合が解除され易
くなる。
【0015】クレセント受け2は固定部材3に対し、ス
ライド移動して施錠が解除されるか、あるいは召合せ框
1から脱落して外障子の施錠状態を解除する。脱落しな
い場合は内障子が開放させられることによりクレセント
7に引きずられて召合せ框1から脱落する。
【0016】請求項2記載の発明は請求項1記載発明
に、図1,図2に示すようにクレセント受け2を見付け
片11に接合するねじ6を付加したものである。
【0017】クレセント受け2は見付け片11に接合され
る固定部材3と見付け片11に挟み込まれながらねじ6で
見付け片11に接合される。この場合はねじ6によってク
レセント受け2が見付け片11に直接接合されることか
ら、固定部材3に受け部31を形成する必要と、固定部材
3とクレセント受け2に凹凸を形成する必要はない。
【0018】クレセント受け2は図2に示すようにねじ
6が貫通する孔23が見付け方向に長孔状に明けられるこ
とにより見付け方向に位置調整される。孔23が長孔状に
明けられる場合は必要により固定部材3とクレセント受
け2に凹凸が形成される。請求項1記載発明ではクレセ
ント受け2と固定部材3が面で接触しているのみである
ため、凹凸が形成されている場合もクレセント受け2の
位置調整は自由に行える。
【0019】この発明ではクレセント受け2は打撃され
ることによりねじ6の軸部を破断させて固定部材3に対
して移動し、召合せ框1への固定状態が解除される。こ
のため、ねじ6は樹脂やアルミ等の破断し易い素材で、
あるいは破断し易いよう、頭部と軸部間に切込み等を入
れた状態で製作される。クレセント受け2は固定部材3
に対する移動と同時に、もしくは内障子の開放によって
クレセント7から解除される。
【0020】請求項3記載の発明は図3,図4に示すよ
うに請求項2記載発明のねじ6に室外側の見付け片13を
貫通する長さを与え、頭部を見付け片13から室外に露出
させた場合であり、ねじ6が室外から外されることによ
り、もしくは打撃によりねじ6の軸部の、クレセント受
け2を貫通しているねじ部61を破断させることによりク
レセント受け2をクレセント7から解除可能にしたもの
である。
【0021】ねじ6の軸部の、クレセント受け2を貫通
しているねじ部61は請求項2記載発明のねじ6と同様
に、樹脂やアルミ等の破断し易い素材で、あるいは破断
し易いよう、切込み等を入れた状態で製作される。
【0022】ここでは図3に示すようにねじ6が貫通す
る見付け片11と見付け片13の両孔111, 131を見付け方向
に長孔状に明けることによりクレセント受け2を見付け
方向に位置調整可能にしている。
【0023】クレセント受け2はねじ6が外される場合
には内障子が開放させられることによりクレセント7に
引きずられて召合せ框1から脱落し、打撃でねじ部61を
破断させる場合は打撃、もしくはそれと内障子の開放に
よって脱落する。
【0024】この発明では、ねじ6の頭部が室外側の見
付け片13に露出するが、頭部は見付け片13の孔131 を塞
ぐ形になるため雨水の浸入は回避される。また頭部の見
付け片13からの突出は僅かであるため網戸の配置は可能
である。
【0025】
【発明の効果】クレセント受けに召合せ框の見付け方向
外周側の見込み片を貫通する長さを与え、その見込み片
側の端部を見込み片から室外に突出させた状態で見付け
片にクレセント受けを取り付け、召合せ框から突出した
端部が打撃されることでクレセント受けが固定部材に対
して移動してクレセントから解除される、あるいは召合
せ框から脱落できるようにしているため、ねじ等の部品
が室外側の見込み片から室外に露出,あるいは突出する
ことはなく、意匠性の低下がなくなると同時に、網戸の
配置が可能になる。また室外側の見込み片に常に開放し
た孔を明けることがないため召合せ框内への雨水浸入の
可能性はない。
【0026】請求項3記載の発明ではねじの頭部が室外
側の見付け片に露出するが、突出しないため網戸の配置
は可能であり、またねじが貫通する室外側の見付け片の
孔は開放した状態にないため雨水の浸入は回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載発明と請求項2記載発明のクレセ
ント受けの見付け片への取付状態を示した横断面図であ
る。
【図2】図1のクレセント受けと固定部材の関係を示し
た斜視図である。
【図3】請求項3記載発明のクレセント受けの見付け片
への取付状態を示した横断面図である。
【図4】図3のクレセント受けと固定部材及びねじの関
係を示した斜視図である。
【符号の説明】
1……召合せ框、11……見付け片、111 ……孔、12……
見込み片、121 ……孔、13……見付け片、131 ……孔、
2……クレセント受け、21……端部、22……接触面、23
……孔、3……固定部材、31……受け部、32……押え
部、33……接触面、4……キャップ、41……硬質樹脂
部、42……半硬質樹脂部、5……ねじ、6……ねじ、61
……ねじ部、7……クレセント。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非常進入口となる開口部の室外側に位置
    する外障子の召合せ框の室内側の見付け片にクレセント
    受けを室外側から取り外し可能に取り付けた取付構造で
    あり、クレセント受けの、召合せ框の見付け方向外周寄
    りの端部は召合せ框の見込み片から室外に突出し、クレ
    セント受けは室内側の見付け片に接合される固定部材と
    見付け片に挟み込まれ、保持された状態で見付け片に取
    り付けられており、召合せ框の見込み片から突出した端
    部が打撃されることで固定部材に対して移動してクレセ
    ントから解除されるものである非常進入口用クレセント
    受けの取付構造。
  2. 【請求項2】 クレセント受けは室内側の見付け片に接
    合される固定部材と見付け片に挟み込まれながらねじで
    見付け片に接合されており、召合せ框の見込み片から突
    出した端部が打撃されることでねじの軸部を破断させ、
    固定部材に対して移動してクレセントから解除されるも
    のである請求項1記載の非常進入口用クレセント受けの
    取付構造。
  3. 【請求項3】 クレセント受けを室内側の見付け片に接
    合するねじは室外側の見付け片を貫通して頭部が室外側
    の見付け片から室外に露出しており、クレセント受けは
    召合せ框の見込み片から突出した端部が打撃されること
    でねじの軸部の、クレセント受けを貫通している部分を
    破断させ、固定部材に対して移動して、もしくはねじが
    室外から外されることで固定部材に対して移動可能とな
    り、クレセントから解除されるものである請求項1記載
    の非常進入口用クレセント受けの取付構造。
JP17475195A 1995-07-11 1995-07-11 非常進入口用クレセント受けの取付構造 Pending JPH0925747A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006118134A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Tostem Corp 開口部装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006118134A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Tostem Corp 開口部装置
JP4498092B2 (ja) * 2004-10-19 2010-07-07 トステム株式会社 開口部装置

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