JPH09257418A - 光走査型変位測定装置 - Google Patents

光走査型変位測定装置

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JPH09257418A
JPH09257418A JP6986296A JP6986296A JPH09257418A JP H09257418 A JPH09257418 A JP H09257418A JP 6986296 A JP6986296 A JP 6986296A JP 6986296 A JP6986296 A JP 6986296A JP H09257418 A JPH09257418 A JP H09257418A
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JP
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light
light beam
scanning
displacement measuring
measured
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Application number
JP6986296A
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English (en)
Inventor
Takeshi Hashimoto
健 橋本
Takayasu Ito
隆康 伊藤
Atsuyuki Hirono
淳之 広野
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ビームの走査方向での位置を初期に設定し
た所定位置に維持することができる光走査型変位測定装
置を提供する。 【解決手段】 被測定物に光ビームを照射して投光スポ
ットを形成する投光手段1と、投光スポットからの反射
光を受光してその受光位置に対応して信号を出力する受
光手段2と、被測定物の基準面からその基準面と変位し
た変位面までの距離を受光手段2からの信号に基づいて
演算する距離演算手段3と、投光手段1及び受光手段2
を定位置に取り付けた架台43が走行して光ビームを走
査する走査手段4と、光ビームの走査方向での位置を検
出する位置検出手段5と、を備え、被測定物の表面を光
ビームが走査して、投受光平面12aの三角形を測定す
る三角測量法でもって測定する光走査型変位測定装置に
おいて、走査方向における前記光ビームの所定位置から
のずれ量を校正する校正手段71が設けられた構成にし
てある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被測定物の表面を
光ビームが走査して、被測定物の基準面からその基準面
と変位した変位面までの距離を三角測量法に基づいて測
定する光走査型変位測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光走査型変位測定装置と
して、図9に示す構成のものが存在する。このものは、
被測定物に光ビームを照射して投光スポットを形成する
投光手段Aと、投光スポットからの反射光を受光してそ
の受光位置B1に対応して信号を出力する受光手段B
と、被測定物の基準面からその基準面と変位した変位面
までの距離を受光手段からの信号に基づいて演算する距
離演算手段と、投光手段A及び受光手段Bを定位置に取
り付けた架台が走行して光ビームを走査する走査手段
と、光ビームの走査方向での位置を検出する位置検出手
段と、を備えたものが存在する。
【0003】さらに詳しくは、投光手段Aは半導体レー
ザ等の光源部A2と投光レンズA3とで、また受光手段
Bは位置を検出する受光素子B2と受光レンズB3とで
それぞれ形成されている。被測定物の基準面A1が変位
したとき、基準面A1から変位面A4までの距離を光ビ
ームの投光軸A5と反射光の受光軸B4とで形成される
投受光平面Cの三角形を測定する三角測量法でもって測
定することができる。
【0004】すなわち、受光レンズB3の中心から投光
軸A5におろした垂線の長さ、投光軸A5と受光軸B4
とで形成される受光角、及び受光レンズB3と受光素子
B2との距離をそれぞれ一定値に設定すると、基準面A
1での反射光の受光位置B1から変位面A4での受光位
置B5までの距離を実測することでもって、基準面A1
から変位面A4までの距離つまり変位量を測定すること
ができる。
【0005】また、位置検出手段は、投光部と受光部と
距離演算部とで形成されて、上記した三角測量法の原理
で光ビームの走査方向での位置を検出している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の光走査
型変位測定装置では、光ビームが被測定物の表面を走査
して、被測定物からの反射光を受光することによって、
基準面からの被測定物の変位を測定できる。
【0007】しかしながら、光ビームの位置を検出する
位置検出手段は、受光部又は距離演算部等の入出力特性
が経年変化等により初期値から変化する場合があり、こ
のとき、走査方向における光ビームの位置が初期に設定
された所定位置からずれる場合があった。例えば、走査
範囲を100mmとしたとき、入出力特性が0.1%変
化したとすれば0.1mmのずれ量となって、これが誤
差となっていた。
【0008】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、光ビームの走査方向での
位置を初期に設定した所定位置に維持することができる
光走査型変位測定装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、被測定物に光ビームを
照射して投光スポットを形成する投光手段と、投光スポ
ットからの反射光を受光してその受光位置に対応して信
号を出力する受光手段と、被測定物の基準面からその基
準面と変位した変位面までの距離を受光手段からの信号
に基づいて演算する距離演算手段と、投光手段及び受光
手段を定位置に取り付けた架台が走行して光ビームを走
査する走査手段と、光ビームの走査方向での位置を検出
する位置検出手段と、を備え、被測定物の表面を光ビー
ムが走査して、基準面から変位面までの距離を光ビーム
の投光軸と反射光の受光軸とで形成される投受光平面の
三角形を測定する三角測量法でもって測定する光走査型
変位測定装置において、走査方向における前記光ビーム
の所定位置からのずれ量を校正する校正手段が設けられ
た構成にしてある。
【0010】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記校正手段が、前記光ビームの走査範囲
の両端部にそれぞれ設けられて前記光ビームの位置を検
出する位置検出素子でもって形成された構成にしてあ
る。
【0011】請求項3記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記架台がハウジングに収納されたもので
あって、前記校正手段が、複数の遮光板又はその遮光板
で遮光されて遮光信号を出力するフォトインタラプタの
どちらか一方が架台に、他方がハウジングに設けられて
形成された構成にしてある。
【0012】請求項4記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記光ビームが投光窓を介して照射される
ものであって、前記校正手段が、前記光ビームの走査範
囲より短い投光窓でもって形成された構成にしてある。
【0013】請求項5記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記校正手段が、前記光ビームの走査範囲
内に前記基準面から変位した複数の前記変位面を所定位
置に配して前記光ビームを拡散反射する拡散反射物体で
もって形成された構成にしてある。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1乃至
図4に基づいて以下に説明する。
【0015】1は投光手段で、半導体レーザ又は発光ダ
イオードからなる光源部11と透明樹脂からなる投光レ
ンズ12とを設けて、光源部11から発光した光線が投
光レンズ12でもって平行光線束となって、被測定物の
表面に光ビームを照射して投光スポットを形成する。
【0016】2は受光手段で、半導体からなる第1位置
検出素子21と透明樹脂からなる受光レンズ22とを設
けて、投光スポットからの反射光を受光レンズ22でも
って収束し第1位置検出素子21の受光面に結像して、
第1位置検出素子21が結像位置に、すなわち受光位置
に、対応して両端に2種類の電流信号を出力する。
【0017】3は距離演算手段で、マイクロコンピュー
タ等の演算素子により、第1位置検出素子21から出力
された2種類の電流信号に基づいて、測定物の基準面か
らその基準面と変位した変位面までの距離を演算する。
【0018】4は走査手段で、ヨーク41、可動子4
2、架台43、及びガイドレール44で形成されてい
る。ヨーク41は、磁性材料により、中央片41aと対
向片41bとで略日字状に形成され、2個の対向片41
bが中央片41aの対向面に永久磁石41cをそれぞれ
固着している。2個の永久磁石41cは中央片41aの
対向面と対向片41bの固着面とが異極になるよう、ま
た、中央片41aの対向面がそれぞれ同極になるよう着
磁されている。
【0019】可動子42は、中央片41aが挿通された
ボビン42aを有し、ボビン42a内を通る磁力線が中
央片41aの長手方向に形成されるよう、ボビン42a
にコイル42bが巻回されている。また、ボビン42a
が、中央片41aの長手方向に走行自在となるように、
寸法を設定している。コイル42bは、永久磁石41c
とヨーク41の中央片41aとの間隙で磁束が通過する
ことになって、直流電流が通電されると駆動力が作用し
て、可動子42が中央片41aの長手方向に沿って走行
することになる。また、可動子42の走行の方向はコイ
ル42bに流す電流の通電方向に応じて反転し、加速度
は電流の大きさに対応する。
【0020】架台43は、投光手段1及び受光手段2を
定位置に固定し、可動子42に取り付けられて中央片4
1aの長手方向に沿って走行して、光ビームを走査す
る。ガイドレール44は、ヨーク41の長手方向に沿っ
て略平行に設けられ、架台43が係合されてがたつきな
く走行できるようガイドする。
【0021】5は位置検出手段で、投光部51、受光部
52、反射鏡53、反射板54、及び距離演算部(図示
せず)とで形成される。投光部51は、半導体レーザ又
は発光ダイオードからなる光源51aと透明樹脂からな
る位置検出用投光レンズ51bとを設けて、光源51a
から発光された光線が位置検出用投光レンズ51bでも
って平行光線束となって光ビームを照射する。
【0022】受光部52は、半導体からなる第2位置検
出素子52aと透明樹脂からなる位置検出用受光レンズ
52bとを設けて、後述する反射板54からの反射光を
位置検出用受光レンズ52bでもって収束し第2位置検
出素子52aの受光面に結像して、その結像位置に対応
して両端に2種類の電流信号を出力する。
【0023】反射鏡53は、投光部51からの光ビーム
の投光軸に交差するよう後述するハウジング6に設けら
れて、光ビームを反射させてその方向を変更する。反射
板54は、白色のセラミック板により、投光手段1を収
納した投光筒の側面に固定されて、投光手段1からの光
ビームの走査と連動して走査方向に移動する。距離演算
部は、第2位置検出素子52aから出力された2種類の
電流信号に基づいて、反射板54までの距離を演算して
その演算結果を出力する。
【0024】6はハウジングで、略直方体状に成形さ
れ、投光手段1、受光手段2、距離演算手段3、走査手
段4及び位置検出手段5のそれぞれを収容し、光ビーム
の投光軸に位置する部分61及び反射光の受光軸に位置
する部分62が、それぞれ開口している。
【0025】7は校正手段で、半導体からなり光ビーム
の走査範囲の両端部に位置するハウジング6にそれぞれ
1個づつ設けられた第3位置検出素子71と、第3位置
検出素子71から出力された電流信号を演算する演算部
72とを設けて、投光手段1からの光ビームの位置を検
出する。このものについては詳しく後述する。
【0026】ここで、投光手段1及び受光手段2は、光
ビームの投光軸と反射光の受光軸とが投受光平面12a
を形成するよう配置されて、この投受光平面12aに直
交して第1位置検出素子21の受光面が設けられてい
る。従って、光ビームの照射方向において被測定物の基
準面が変位すれば、第1位置検出素子21の受光面に結
像した被測定物の結像位置が移動する。この被測定物の
結像位置の移動量を、第1位置検出素子21の出力に基
づいて距離演算手段3でもって演算して求めると、先述
した三角測量法の原理でもって、光ビームの照射方向に
おける被測定物の基準面からその基準面と変位した変位
面までの距離を測定することができる。
【0027】また、走査手段4を用いて架台43を往復
運動させて光ビームを走査して、その走査方向での光ビ
ームの位置が位置検出手段5でもって検出される。すな
わち、投光部51からの光ビームが反射鏡53を介して
反射板54に向かって照射されて、反射板54からの反
射光が同様に反射鏡53を介して第2位置検出素子52
aに入射される。ここで、光ビームの投光軸と反射板5
4からの反射光の受光軸とは、反射鏡53を介して投受
光平面を形成して、この平面と直交するよう第2位置検
出素子52aの受光面が設けられている。
【0028】走査方向での光ビームの位置に連動して反
射板54の位置が変化して、第2位置検出素子52aの
受光面で反射板54の結像位置が移動する。この反射板
54の結像位置の移動量を、第2位置検出素子52aの
出力に基づいて距離演算部でもって演算して求めると、
先述した三角測量法の原理でもって、反射板54の位
置、すなわち走査方向での光ビームの位置を求めること
ができる。ここで、初期において、走査方向での光ビー
ムの所定位置が、第2位置検出素子52aから出力され
る2種類の電流値でもって決定されている。
【0029】走査方向における光ビームの所定位置から
のずれ量の校正について述べる。第3位置検出素子71
は、2種類の電流が投光手段1からの光ビームを受光し
て出力される。両電流出力の差は第3位置検出素子71
の受光面上での結像位置に対応しており、また、両電流
出力の和は受光する総受光量に対応しこの場合一定であ
る。
【0030】図2に示すように、第3位置検出素子71
から出力される両電流信号のそれぞれは、回路部のI/
V変換回路72aにおいて電圧信号に変換され、ハイパ
スフィルタ72bを通過することによって変調回路72
cで変調された高周波成分が抽出される。ハイパスフィ
ルタ72bの出力は、検波回路72dによって発振回路
72eからのクロックパルスに同期されて同期検波され
て、検波出力からローパスフィルタ72fで低周波成分
が抽出される。ローパスフィルタ72fの出力は、第3
位置検出素子71の各電流出力にそれぞれ比例した値の
電圧信号になる。その両電圧信号を加算回路72g及び
減算回路72hでそれぞれ加算及び減算して、除算回路
72iでその結果である差を和で除算する。この除算出
力値が結像位置に対応した値となる。
【0031】ここで、図3に示すように、第3位置検出
素子71の両出力の差を和で除算した除算出力値と、結
像位置とが対応した対応関係に、一定の敷居値を決める
ことによって光ビームの結像位置が確定される。
【0032】光ビームの走査方向における、位置検出手
段5による出力値と光ビームの所定位置との対応を図4
に示す。初期において、図4の実線に示すように、光ビ
ームの所定位置Yは位置検出手段5による出力値XとY
=aX+bで表される直線でリニアに対応しており、光
ビームの位置がこの直線に基づいて位置検出手段5の距
離演算部で演算して求められている。そして、第3位置
検出素子71は、この直線の両端部71a,71bに相
当する所定位置が敷居値から求めた光ビームの結像位置
とそれぞれ対応して、光ビームの位置を検出する。
【0033】位置検出手段5の入出力特性が変化し出力
位置が変動して、図4の破線に示すように、所定値から
のずれが発生した場合、第3位置検出素子71で検出さ
れた直線の両端部71a,71bに相当する光ビームの
所定位置において、位置検出手段5の出力値が初期の出
力値となるよう、前式におけるaとbとを正しい値に補
正して、光ビームの所定位置からのずれ量を校正する。
【0034】かかる第1実施形態の光走査型変位測定装
置にあっては、上記したように、校正手段7が走査方向
における光ビームの初期に設定された所定位置からのず
れ量を校正するから、光ビームの位置を検出する位置検
出手段5の入出力特性が経年変化等により初期値から変
化して、光ビームの位置が所定位置からずれたとき光ビ
ームを所定位置に校正して、光ビームの走査方向での位
置精度を長期間維持することができる。
【0035】また、校正手段7が位置を高精度で検出す
る第3位置検出素子71でもって形成されたから、光ビ
ームの位置を敷居値を設けて精度よく検出して、光ビー
ムを所定位置に高精度で校正することができ、かつ、光
ビームの走査範囲の両端部にそれぞれ設けられたから、
両端部の2点で所定位置からの位置のずれを校正して、
校正精度をさらに高くすることができる。
【0036】なお、第1実施形態では、2種類の電流を
出力してその出力の差で光ビームの位置を検出する第3
位置検出素子でもって校正手段を形成したが、例えば、
シリコン基板上に電極アレーを設けた電荷結合素子(C
CD)でもって形成してもよく、高精度で光ビームの位
置を検出できる素子であればよく、限定されない。
【0037】また、第1実施形態では、光ビームの走査
方向での位置を光学式三角測量法でもって測定したが、
例えば、リニアエンコーダを使用した光学式測定方式、
又は光学式ヘテロダイン測距方式のような他の光学式測
距方式でもよく、限定されない。
【0038】本発明の第2実施形態を図5に基づいて以
下に説明する。なお、第2実施形態では第1実施形態と
異なる機能について述べることとし、第1実施形態と実
質的に同一機能を有する部材については、同一符号を付
して説明を省略する。
【0039】8は校正手段で、2個の遮光板81が走査
範囲の両端部位置におけるハウジング6に、フォトイン
タラプタ82が架台43にそれぞれ設けられている。フ
ォトインタラプタ82は、光ビームの走査と連動し位置
が移動して、走査範囲の両端部で遮光板81でもって遮
光され遮光信号を出力して、その遮光信号でもって光ビ
ームの走査方向における位置を検出する。
【0040】かかる第2実施形態の光走査型変位測定装
置にあっては、上記したように、校正手段8が、2個の
遮光板81がハウジング6に、その遮光板81で遮光さ
れて遮光信号を出力するフォトインタラプタ82が架台
43に設けられて形成されたから、遮光板81が2個で
あるので所定位置からの位置のずれを2点で校正するこ
とになって校正精度を高くでき、かつ、複雑な信号処理
回路を必要とせず直接遮光信号でもって光ビームの位置
を検出して、コストダウンを実現することができる。
【0041】本発明の第3実施形態を図6乃び図7に基
づいて以下に説明する。なお、第3実施形態では第1実
施形態と異なる機能について述べることとし、第1実施
形態と実質的に同一機能を有する部材については、同一
符号を付して説明を省略する。
【0042】9は校正手段で、ハウジング6に設けられ
た投光窓91でもって形成されて、その投光窓91が光
ビームの走査範囲より短かく設定されている。従って、
走査範囲の両端部において、光ビームはハウジング6で
遮蔽される。拡散反射率のよい白色のセラミック板92
を基準面に置いて光ビームを走査したとき、図7に示す
ように、受光手段1の第1位置検出素子21の受光量は
投光窓91の両端部で変化して傾斜部を形成する。投光
窓91の範囲内の受光量をXとしたとき、たとえば、
0.5Xを敷居値として、光ビームの位置を検出する。
【0043】かかる第3実施形態の光走査型変位測定装
置にあっては、上記したように、校正手段9が光ビーム
の走査範囲より短い投光窓91でもって形成されたか
ら、光ビームの位置を投光窓91の両端部における受光
手段1の受光量の変化で検出して、新規に部材を付加す
る必要がなくコストダウンを実現することができる。
【0044】なお、第3実施形態では、基準面に白色の
セラミック板を置いて校正したが、拡散反射率のよいも
のであればセラミック板でなくてもよく、限定されな
い。
【0045】本発明の第4実施形態を図8に基づいて以
下に説明する。なお、第4実施形態では第1実施形態と
異なる機能について述べることとし、第1実施形態と実
質的に同一機能を有する部材については、同一符号を付
して説明を省略する。
【0046】校正手段は、光ビームを拡散反射する拡散
反射物体10により、基準面101を有した基準片と基
準片から略直交して設けられた位置決め片とで略L字型
に形成され、光ビームの走査範囲内に、基準面から変位
した2個の変位面102が設けられている。位置決め片
がハウジング6と係合して位置決めされて、変位面10
2が所定位置に配置されている。この変位面102を受
光手段2及び距離演算手段3でもって検出することによ
って、走査方向における光ビームの位置を検出する。
【0047】かかる第4実施形態の光走査型変位測定装
置にあっては、上記したように、校正手段が、光ビーム
の走査範囲内に基準面101から変位した2個の変位面
102を定位置に配した拡散反射物体10でもって形成
されたから、拡散反射物体10に照射された光ビームが
拡散反射してその反射光を受光手段2で受光して距離演
算手段3で変位面102を検出し、2点で所定位置から
の位置のずれを校正して、校正精度を高くでき、かつ、
独立して付加されるので小型化が可能となる。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載のものは、校正手段が走査
方向における光ビームの初期に設定された所定位置から
のずれ量を校正するから、光ビームの位置を検出する位
置検出手段の入出力特性が経年変化等により初期値から
変化して、光ビームの位置が所定位置からずれたとき光
ビームを所定位置に校正して、光ビームの走査方向での
位置精度を長期間維持することができる。
【0049】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、校正手段が位置を高精度で検出する
位置検出素子でもって形成されたから、光ビームの位置
を精度よく検出して、光ビームを所定位置に高精度で校
正することができ、かつ、光ビームの走査範囲の両端部
にそれぞれ設けられたから、両端部の2点で所定位置か
らの位置のずれを校正して、校正精度をさらに高くする
ことができる。
【0050】請求項3記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、架台がハウジングに収納されたもの
であれば、校正手段が、複数の遮光板又はその遮光板で
遮光されて遮光信号を出力するフォトインタラプタのど
ちらか一方が架台に、他方がハウジングに設けられて形
成されたから、遮光板が複数であるので複数点で所定位
置からの位置のずれを校正して校正精度を高くでき、か
つ、複雑な信号処理回路を必要とせず直接遮光信号でも
って光ビームの位置を検出して、コストダウンを実現す
ることができる。
【0051】請求項4記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、光ビームが投光窓を介して照射され
るものであれば、校正手段が光ビームの走査範囲より短
い投光窓でもって形成されたから、光ビームの位置を投
光窓の両端部における受光手段の受光量の変化で検出し
て、新規に部材を付加する必要がなくコストダウンを実
現することができる。
【0052】請求項5記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、校正手段が、光ビームの走査範囲内
に基準面から変位した複数の変位面を定位置に配した拡
散反射物体でもって形成されたから、拡散反射物体に照
射された光ビームが拡散反射しその反射光を受光手段で
受光し距離演算手段で変位面を検出して、複数点で所定
位置からの位置のずれを校正して、校正精度を高くで
き、かつ、独立して付加されるので小型化が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す斜視図である。
【図2】同上の校正手段の演算部ブロック図である。
【図3】同上の第3位置検出素子の結像位置と演算部の
除算出力値との対応図である。
【図4】同上の位置検出手段による出力値と第3位置検
出素子で検出された走査方向における光ビームの所定位
置との対応図である。
【図5】本発明の第2実施形態を示す斜視図である。
【図6】本発明の第3実施形態を示す図である。
【図7】同上の光ビームの走査距離と第1位置検出素子
の受光量との対応図である。
【図8】本発明の第4実施形態を示す斜視図である。
【図9】従来例を示す三角測量法の原理図である。
【符号の説明】
1 投光手段 2 受光手段 12a 投受光平面 3 距離演算手段 4 走査手段 43 架台 5 位置検出手段 6 ハウジング 71 第3位置検出素子(校正手段) 81 遮光板(校正手段) 82 フォトインタラプタ(校正手段) 91 投光窓(校正手段) 10 拡散反射物体(校正手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物に光ビームを照射して投光スポ
    ットを形成する投光手段と、投光スポットからの反射光
    を受光してその受光位置に対応して信号を出力する受光
    手段と、被測定物の基準面からその基準面と変位した変
    位面までの距離を受光手段からの信号に基づいて演算す
    る距離演算手段と、投光手段及び受光手段を定位置に取
    り付けた架台が走行して光ビームを走査する走査手段
    と、光ビームの走査方向での位置を検出する位置検出手
    段と、を備え、被測定物の表面を光ビームが走査して、
    基準面から変位面までの距離を光ビームの投光軸と反射
    光の受光軸とで形成される投受光平面の三角形を測定す
    る三角測量法でもって測定する光走査型変位測定装置に
    おいて、 走査方向における前記光ビームの所定位置からのずれ量
    を校正する校正手段が設けられたことを特徴とする光走
    査型変位測定装置。
  2. 【請求項2】 前記校正手段が、前記光ビームの走査範
    囲の両端部にそれぞれ設けられて前記光ビームの位置を
    検出する位置検出素子でもって形成されてなることを特
    徴とする請求項1記載の光走査型変位測定装置。
  3. 【請求項3】 前記架台がハウジングに収納されたもの
    であって、前記校正手段が、複数の遮光板又はその遮光
    板で遮光されて遮光信号を出力するフォトインタラプタ
    のどちらか一方が架台に、他方がハウジングに設けられ
    て形成されてなることを特徴とする請求項1記載の光走
    査型変位測定装置。
  4. 【請求項4】 前記光ビームが投光窓を介して照射され
    るものであって、前記校正手段が、前記光ビームの走査
    範囲より短い投光窓でもって形成されてなることを特徴
    とする請求項1記載の光走査型変位測定装置。
  5. 【請求項5】 前記校正手段が、前記光ビームの走査範
    囲内に前記基準面から変位した複数の前記変位面を所定
    位置に配して前記光ビームを拡散反射する拡散反射物体
    でもって形成されてなることを特徴とする請求項1記載
    の光走査型変位測定装置。
JP6986296A 1996-03-26 1996-03-26 光走査型変位測定装置 Pending JPH09257418A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7362419B2 (en) 2004-09-17 2008-04-22 Matsushita Electric Works, Ltd. Range image sensor
CN114236602A (zh) * 2021-12-17 2022-03-25 中国工程物理研究院流体物理研究所 一种束流标定装置的设计方法

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US7362419B2 (en) 2004-09-17 2008-04-22 Matsushita Electric Works, Ltd. Range image sensor
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