JPH09257360A - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

冷却貯蔵庫

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JPH09257360A
JPH09257360A JP8992596A JP8992596A JPH09257360A JP H09257360 A JPH09257360 A JP H09257360A JP 8992596 A JP8992596 A JP 8992596A JP 8992596 A JP8992596 A JP 8992596A JP H09257360 A JPH09257360 A JP H09257360A
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JP
Japan
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door
handle
air
storage
opening
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Application number
JP8992596A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Miyatake
俊明 宮武
Hiroshi Naganuma
弘 長沼
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D17/00Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces
    • F25D17/04Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces for circulating air, e.g. by convection
    • F25D17/042Air treating means within refrigerated spaces
    • F25D17/047Pressure equalising devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Refrigerator Housings (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課 題】 扉を開ける際に、庫外の空気を庫内に侵
入させて、庫内の圧力を上昇させ、扉を小さな力で開け
ることができる冷却貯蔵庫を提供する。 【解決手段】 冷却貯蔵庫は、開口部を具備する貯蔵庫
本体(1)と、この貯蔵庫本体に回動自在に取り付けら
れている扉(3)と、この扉に設けられている把手(1
3)とを備えている。貯蔵庫本体の庫内は冷却されてお
り、かつ、扉は貯蔵庫本体の開口部を閉塞する閉塞位置
と、開口部を開放する開放位置との間を回動することが
できる。扉には、把手の取り付け部付近に庫内と庫外と
を連通する空気導入通路(10,17)が形成されてお
り、また、把手は扉の前面に対して略平行な軸を中心と
して傾動可能に取り付けられ、空気導入通路の空気の流
通を遮断している遮断位置と、空気導入通路の空気の流
通を許容している空気流通位置との間を傾動可能に構成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扉が貯蔵庫本体の
開口を開閉自在に閉塞している冷却貯蔵庫、特に冷凍リ
ーチインショーケースなどの冷凍貯蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の冷却貯蔵庫は、たとえば特
公平3−31444号公報(A47F3/04)などに
記載されており、貯蔵庫本体の前面開口は、回動自在な
扉で開閉自在に閉塞されている。この様な冷却貯蔵庫に
おいて、扉を開放後、閉じると、貯蔵庫本体に侵入した
温かい空気が急激に冷却され、庫内の圧力が低下し負圧
となる。そして、再度この扉を開けようとしても、大気
圧が扉にかかっているので、開けるのに非常に大きな力
を要したり、また、開かなくなったりする。
【0003】そこで、従来は、図9に図示するように、
パッキン01に小さな孔02(直径3mm程度)が形成さ
れ、扉04が閉じている際にも、庫外の空気が庫内05
に侵入できるように構成されている冷却貯蔵庫がある。
また、貯蔵庫本体08に貫通孔09を形成しておき、こ
の貫通孔09を弾性を有するフラップからなる弁011
で閉塞している冷却貯蔵庫がある。この冷却貯蔵庫にお
いては、庫内05が負圧になると、弁011が湾曲して
変形し、庫外の空気がこの貫通孔09を通って庫内05
に侵入してくる。この様にして、外気が庫内05に侵入
すると、庫内05の圧力が上昇し、扉04は小さな力で
簡単に開けることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、扉04を開
けた際には、この扉04の開放により、大量の外気が庫
内05に侵入し、庫内05の温度は上昇し、冷却機の負
荷が増大する。そして、この扉04を開ける際に、外気
が孔02や弁011から庫内05に侵入しても、孔02
や弁011から侵入する外気の量は、扉04を開けたこ
とにより侵入する外気の量よりも格段に少なく、しか
も、もともと庫内05は扉04の開放により温度が上昇
するので、扉04の開放で増大している冷却機の負荷
が、孔02や弁011からの庫外の空気の侵入により、
さらに増大することはほとんどない。
【0005】しかしながら、パッキン01に孔02を形
成したり、貯蔵庫本体08の貫通孔09に弁011を設
けると、扉04を開ける際以外の時すなわち庫内05の
温度が低温の時にも、庫外の温かい空気が孔02や弁0
11を通って低温となっている庫内05に侵入する。こ
の侵入した温かい空気は冷却する必要があり、その分だ
け確実に冷却機の負荷が増大し、冷却貯蔵庫の運転コス
トが上昇する。
【0006】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、扉を開ける際に、庫外の空気を庫内に侵入
させて、庫内の圧力を上昇させ、扉を小さな力で開ける
ことができる冷却貯蔵庫を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の冷却貯蔵庫は、
開口部を具備する貯蔵庫本体(1)と、この貯蔵庫本体
に回動自在に取り付けられている扉(3)と、この扉に
設けられている把手(13)とを備えている。この貯蔵
庫本体の庫内は冷却されており、かつ、前記扉は前記貯
蔵庫本体の開口部を閉塞する閉塞位置と、前記開口部を
開放する開放位置との間を回動することができる。
【0008】そして、前記目的を達成するために、扉に
は、前記把手の取り付け部付近に庫内と庫外とを連通す
る空気導入通路(10,17)が形成されており、ま
た、前記把手は前記扉の前面に対して略平行な軸を中心
として傾動可能に取り付けられ、前記空気導入通路の空
気の流通を遮断している遮断位置と、前記空気導入通路
の空気の流通を許容している空気流通位置との間を傾動
可能に構成されている。
【0009】この様に構成されている冷却貯蔵庫の庫内
が負圧の際に、扉を開けるために、把手を手前側に引っ
張ると、把手が傾動して、空気導入通路の空気の流通を
許容する。その結果、庫内の圧力が上昇し、扉を小さな
力で開けることができるようになる。
【0010】また、前記把手が、扉に対して変位可能に
取り付けられており、かつ、扉と貯蔵庫本体との隙間を
密封するパッキン(8)の一部が前記把手に連動可能に
連結されている場合がある。そして、扉を開けるため
に、把手を引っ張ると、把手が扉に対して相対変位し、
それにともなって、パッキンの一部が変形して、前記扉
と前記貯蔵庫本体との密封が解除される。
【0011】さらに、把手が扉に対して前後に変位可能
に取り付けられており、かつ、把手が、空気導入通路
(10,31)の空気の流通を遮断している遮断位置
と、この遮断位置から手前側に変位して前記空気導入通
路の空気の流通を許容する空気流通位置との間を移動可
能に構成されている場合がある。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明における冷却貯蔵庫
の実施の第1の形態を図1ないし図3を用いて説明す
る。図1は本発明における冷却貯蔵庫の実施の第1の形
態の斜視図である。図2は図1の要部平断面図である。
図3は把手を傾動した状態における要部平断面図であ
る。
【0013】図1において、冷却貯蔵庫である冷凍リー
チインショーケースの貯蔵庫本体1は、一面すなわち前
面が開口した断熱箱にて形成され、内部に貯蔵室2を有
しており、図示しない冷却装置が、この貯蔵室2を冷却
している。また、貯蔵庫本体1の前面の開口部は、断熱
扉である前面扉3で開閉自在に閉塞されている。この前
面扉3は、右側の端部が図示しないヒンジ装置で貯蔵庫
本体1に回動自在に取り付けられており、貯蔵庫本体1
の開口部を閉塞する閉塞位置と、貯蔵庫本体1の開口部
を開放する開放位置との間を回動することができる。
【0014】この前面扉3は、図2に図示するように、
略矩形の複層ガラスなどからなる透明板6と、この透明
板6の周端縁に嵌められている枠7と、この枠7の庫内
側の面に取り付けられているパッキン8とからなってい
る。枠7は、アルミなどを押し出し成形して形成されて
おり、その内部は空洞であり、枠7の前面部分7aは透
明板6の庫外側の面である前面に密着して当接し、一
方、枠7の後面部分7bは透明板6の庫内側の面である
後面に密着して当接しており、枠7は、前面部分7aお
よび後面部分7bで、透明板6を挟んでいる状態に構成
されている。そして、枠7の後面部分7bと、透明板6
の後面との間の一部には、隙間10が形成されている。
また、パッキン8は、前面扉3が図2および図3に図示
する閉塞位置にある場合には、前面扉3の枠7と、貯蔵
庫本体1との間の位置して、枠7と貯蔵庫本体1との隙
間を密封しており、庫外の温かい空気が貯蔵室2内に侵
入してくることを防止している。
【0015】そして、前面扉3の自由端側の端部すなわ
ち左側の端部には、その前面に把手13が取り付けられ
ている。この把手13の左側の端部は、前面扉3の枠7
にヒンジ16で取り付けられており、把手13は略上下
方向の軸を中心とし傾動する。枠7におけるヒンジ16
が取り付けられている取り付け部付近には、孔17が形
成されており、この孔17は把手13の基部13aで覆
われて閉塞されている。
【0016】この様に構成されている冷凍リーチインシ
ョーケースにおいて、前面扉3を開けると、従来の冷却
貯蔵庫と同様に、温かい庫外の空気が、庫内である貯蔵
室2内に侵入する。そして、前面扉3を閉じると、貯蔵
室2の空気が急激に冷却されて、貯蔵室2内が負圧とな
る。この様に貯蔵室2内が負圧となると、前述のように
従来の冷却貯蔵庫では、前面扉3を開けるのに、たとえ
ば22Kg程度の大きな力を要したり、開けることが困
難となる。なお、10Kg程度になると、体が前面扉3
に持っていかれる様な感じとなり、前面扉3を開けるこ
とが困難となる。
【0017】しかしながら、この実施の第1の形態の冷
凍リーチインショーケースにおいては、前面扉3を開け
るために、把手13を手前側に引っ張ると、把手13が
ヒンジ16を軸として傾動する。なお、引っ張っただけ
では傾動しない場合には、把手13の手前側の部分すな
わち手でつかむ部分を左側に押圧すると、確実に把手1
3をヒンジ16を中心として傾動させることができる。
この様にして把手13が傾動すると、把手13の基部1
3aが枠7の前面部分7aから離脱し、枠7の孔17の
閉塞が解除され、孔17が開放される。すると、孔17
を通って、庫外の空気が枠7に侵入し、枠7と前面扉3
との隙間10を介して、貯蔵室2内に侵入する。それに
ともなって、貯蔵室2内の空気圧が上昇し、前面扉3は
小さな力たとえば7Kg程度で開けることができるよう
になり、前面扉3を簡単に開けることができる。なお、
貯蔵室2内の空気の圧力が高い場合には、前面扉3は7
Kg程度の小さな力で開けることができるので、把手1
3を手前側に引っ張ると、把手13を傾動しないでも、
前面扉3を簡単に開けることが可能である。
【0018】この様に、実施の第1の形態においては、
孔17および隙間10などからなる空気導入通路が枠7
に形成されており、また、把手13が、この空気導入通
路の空気の流通を遮断している図2に図示する遮断位置
と、空気導入通路の空気の流通を許容している図3に図
示する空気流通位置との間を傾動可能に構成されてい
る。
【0019】次に、本発明における冷却貯蔵庫の実施の
第2の形態について図4ないし図6を用いて説明する。
図4は実施の第2の形態の要部平断面図である。図5は
把手を引っ張った状態における要部平断面図である。図
6は実施の第2の形態の要部側面図で、(a)は把手が
引っ張られていない状態での図、(b)は把手が引っ張
られている状態での図である。なお、この第2の形態の
説明において、前記第1の形態の構成要素に対応する構
成要素には同一符号を付して、その詳細な説明は省略す
る。
【0020】図4において、第2の形態においては、第
1の形態と異なり、枠7の後面部分7bと透明板6の後
面との間には隙間10が形成されていない。また、パッ
キン8は空気クッション室8aと、貯蔵庫本体1に当接
する当接部8bとを具備している。そして、把手13の
上下に形成されている付け根部分13bとパッキン8の
当接部8bとが、枠7を貫通している連結棒や連結ワイ
ヤーなどの連結部材21で連結されており、把手13は
この連結部材21で枠7の前面に取り付けられており、
枠7に対して相対移動可能に構成されている。
【0021】そして、この様に構成されている冷凍リー
チインショーケースの前面扉3を開ける際に、把手13
を手前側に引っ張ると、図4および図6(a)に示すよ
うに枠7に当接していた把手13が、枠7から手前側に
移動して、図5および図6(b)に示すように枠7から
離間する。この把手13の変位にともなって、連動部材
である連結部材21を介して、パッキン8の当接部8b
が枠7側に引っ張られ、パッキン8が図5および図6
(b)に図示するように変形し、パッキン8の当接部8
bと貯蔵庫本体1との間に隙間24が形成される。この
隙間24は、パッキン8と貯蔵庫本体1との間の全部に
は形成されずに、部分的に形成される。そして、この隙
間24から、庫外の空気が貯蔵室2内に侵入して、貯蔵
室2内の圧力が上昇する。すると、前面扉3はたとえば
7Kg程度の小さな力で開けることができる。
【0022】なお、パッキン8と貯蔵庫本体1との間の
隙間24は、把手13に約7Kg以上の力が加わった場
合に、生じるように構成されている。また、把手13が
引っ張られていない時には、パッキン8の弾性による復
帰力で、把手13は枠7に向かって付勢されており、把
手13の付け根部分13bが枠7に当接している。そし
て、前面扉3が閉塞位置にあり、かつ、把手13が引っ
張られていない時には、図4および図6(a)に図示す
るように、パッキン8は弾性による復元力で前面扉3と
枠7との隙間を密封している。
【0023】次に、本発明における冷却貯蔵庫の実施の
第3の形態について図7および図8を用いて説明する。
図7は実施の第3の形態の要部平断面図である。図8は
把手の基部が枠から離れた状態における要部平断面図で
ある。なお、この第3の形態の説明において、前記第1
の形態の構成要素に対応する構成要素には同一符号を付
して、その詳細な説明は省略する。
【0024】図7において、把手13の取り付け構造
が、第3の形態と第1の形態とで相違している。枠7の
前面部分7aには、把手13が取り付けられる付近に孔
31が形成されている。この孔31は、枠7の後面部分
7bと透明板6の後面との間に形成されている隙間10
とで、空気導入通路を構成している。そして、この孔3
1の外側は把手13の基部13aで、覆われて閉塞して
いる。また、把手13は取り付け部材33で枠7に前後
に相対移動可能に取り付けられている。この取り付け部
材33は支持軸33aとこの支持軸33aの端部に形成
されている鍔部33bとからなっており、枠7の内側か
ら支持軸33aを孔31に挿入して、支持軸33aの端
部を把手13の基部13aに固着する。そして、この取
り付け部材33の鍔部33bと、枠7の前面部分7aと
の間には付勢手段としてのコイルバネ36が介挿されて
いる。このバネなどの弾性体であるコイルバネ36は、
把手13を枠7側に常時付勢している。
【0025】そして、この様に構成されている冷凍リー
チインショーケースの前面扉3を開ける際に、把手13
を手前側に引っ張ると、図7に示すように枠7に当接し
ていた把手13の基部13aが、コイルバネ36の付勢
力に抗して枠7から手前側に変位して、図8に示すよう
に枠7から離間する。そして、把手13の基部13aと
枠7との隙間から、庫外の空気が、枠7の孔31および
枠7と透明板6との隙間10を通って、貯蔵室2内に侵
入して、貯蔵室2内の圧力が上昇する。すると、前面扉
3はたとえば7Kg程度の小さな力で開けることができ
る。なお、貯蔵室2内の圧力が高い場合には、前面扉3
はたとえば7Kg程度の小さな力で開けることができる
ので、この様な小さな力では、把手13は枠7から離間
することが無いように、コイルバネ36の弾性力が設定
されている。
【0026】この様に、第3の形態においては、把手1
3は前面扉3に対して前後に変位可能に取り付けられて
いる。この把手13は、空気導入通路の空気の流通を遮
断している図7に図示する遮断位置と、この遮断位置か
ら手前側に変位して空気導入通路の空気の流通を許容す
る図8に図示する空気流通位置との間を移動可能に構成
されている。したがって、前面扉3を開けるために把手
13を手前側に引っ張ると、把手13は遮断位置から、
空気流通位置に変位して、貯蔵室2内に庫外の空気を導
入することができ、前面扉3を小さな力で開けることが
できる。
【0027】前述のように、実施の形態においては、扉
を開けるために、把手を手前に引っ張る作動により、庫
外の空気が庫内に侵入することが許容される。したがっ
て、扉を開ける時以外は作動することが無いので、庫外
の温かい空気が不必要に侵入することを防止することが
できる。
【0028】また、実施の形態においては、空気導入通
路が、透明板6の周端縁に取り付けられている枠7に形
成されている。この枠7は内部が空洞であるので、空気
導入通路を簡単に形成することが可能であり、製造が容
易となる。
【0029】以上、本発明の実施の形態を詳述したが、
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を
下記に例示する。 (1)実施の第1の形態においては、把手13は上下方
向の軸を中心として傾動可能に取り付けられているが、
前面扉3の庫外側の面に略平行な軸を中心として傾動可
能に取り付けることも可能である。たとえば、略左右方
向に配置されている軸を中心として傾動可能に取り付け
ることもできる。
【0030】(2)実施の形態においては、冷却貯蔵庫
は冷凍リーチインショーケースであるが、冷蔵庫などの
他の形式の冷却貯蔵庫であることも可能である。 (3)実施の第1の形態において、把手13を遮断位置
側に付勢する付勢手段を設けることが可能である。たと
えば、把手13を遮断位置側に付勢するコイルバネなど
のバネをヒンジ16に取り付けることが可能である。こ
の様な付勢手段を取り付けておくと、把手13を手前側
に引っ張らない時には、この付勢手段により把手13は
遮断位置に位置している。したがって、前面扉3を開け
る際以外の時に、庫外の空気が空気導入通路に侵入する
ことをより確実に防止することができる。また、把手1
3に人の力などの操作力が負荷されていないときには、
重力により、把手13が遮断位置になるように構成する
ことも可能である。
【0031】(4)実施の形態においては、扉は前面扉
であるが、貯蔵庫本体の開口部を閉塞する扉であれば、
前面扉以外の扉でも可能である。また、実施の形態にお
いては、一枚の扉が設けられているが、複数枚の扉を配
置することも可能である。 (5)実施の第2の形態においては、把手は扉に対して
相対移動可能であるが、上下、左右、前後に相対移動可
能に構成することも可能であるし、特定の方向にのみ相
対移動可能に構成することも可能である。特に、前後方
向に相対移動可能に構成すると、把手を引っ張った際
に、把手を確実に扉に対して変位させることができる。
したがって、把手は少なくとも前後方向には相対移動可
能に構成することが好ましい。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、扉には、庫内と庫外と
を連通する空気導入通路が形成されており、また、把手
は扉の前面に対して略平行な軸を中心として傾動可能に
取り付けられ、空気導入通路の空気の流通を遮断してい
る遮断位置と、空気導入通路の空気の流通を許容してい
る空気流通位置との間を傾動可能に構成されている。し
たがって、扉を開けるために、把手を手前側に引っ張る
と、把手が傾動し空気流通位置になり、庫外の空気が庫
内に侵入して、庫内の圧力が上昇する。その結果、小さ
な力で扉を開けることができる。しかも、把手を操作し
ない限り、空気導入通路は遮断されているので、扉を開
ける時以外に、むやみに庫外の空気が庫内に侵入するこ
とがないので、冷却機に負荷がかからず、冷却貯蔵庫の
運転コストが上昇することがない。しかも、扉を閉塞位
置から開放位置に回動させるために、把手を手前に引っ
張る作動に付随して、把手を傾動させることができる。
したがって、庫外の空気を導入するために、別途特別な
動作を行う必要がない。
【0033】また、扉を開けるために、把手を引っ張る
と、把手が扉に対して相対変位し、それにともなって、
パッキンの一部が変形して、前記扉と前記貯蔵庫本体と
の密封が解除される場合にも、把手を操作しない限り、
庫外の空気は庫内に侵入することはない。したがって、
冷却貯蔵庫の運転コストが上昇することがない。
【0034】さらに、把手が扉に対して前後に変位可能
に取り付けられており、かつ、把手が、空気導入通路の
空気の流通を遮断している遮断位置と、この遮断位置か
ら手前側に変位して前記空気導入通路の空気の流通を許
容する空気流通位置との間を移動可能に構成されている
場合にも、把手を操作しない限り、庫外の空気は庫内に
侵入することはない。したがって、冷却貯蔵庫の運転コ
ストが上昇することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明における冷却貯蔵庫の実施の第1
の形態の斜視図である。
【図2】図2は図1の要部平断面図である。
【図3】図3は把手を傾動した状態における要部平断面
図である。
【図4】図4は実施の第2の形態の要部平断面図であ
る。
【図5】図5は把手を引っ張った状態における要部平断
面図である。
【図6】図6は実施の第2の形態の要部側面図で、
(a)は把手が引っ張られていない状態での図、(b)
は把手が引っ張られている状態での図である。
【図7】図7は実施の第3の形態の要部平断面図であ
る。
【図8】図8は把手の基部が枠から離れた状態における
要部平断面図である。
【図9】図9は従来の冷却貯蔵庫の要部平断面図であ
る。
【符号の説明】
1 貯蔵庫本体 2 貯蔵室 3 前面扉(扉) 8 パッキン 10 隙間(空気導入通路) 13 把手 16 ヒンジ(傾動軸) 17 孔(空気導入通路) 21 連結部材 31 孔(空気導入通路)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を具備する貯蔵庫本体と、この貯
    蔵庫本体に回動自在に取り付けられている扉と、この扉
    に設けられている把手とを備えるとともに、前記貯蔵庫
    本体の庫内は冷却されており、かつ、前記扉は前記貯蔵
    庫本体の開口部を閉塞する閉塞位置と、前記開口部を開
    放する開放位置との間を回動することができる冷却貯蔵
    庫において、 前記扉には、前記把手の取り付け部付近に庫内と庫外と
    を連通する空気導入通路が形成されており、 また、前記把手は前記扉の前面に対して略平行な軸を中
    心として傾動可能に取り付けられ、前記空気導入通路の
    空気の流通を遮断している遮断位置と、前記空気導入通
    路の空気の流通を許容している空気流通位置との間を傾
    動可能に構成されていることを特徴とする冷却貯蔵庫。
  2. 【請求項2】 開口部を具備する貯蔵庫本体と、この貯
    蔵庫本体に回動自在に取り付けられている扉と、この扉
    に設けられている把手と、前記扉の庫内側の面に取り付
    けられて扉と貯蔵庫本体との隙間を密封するパッキンと
    を備えるとともに、前記貯蔵庫本体の庫内は冷却されて
    おり、かつ、前記扉は前記貯蔵庫本体の開口部を閉塞す
    る閉塞位置と、前記開口部を開放する開放位置との間を
    回動することができる冷却貯蔵庫において、 前記把手は、前記扉に対して変位可能に取り付けられて
    おり、 かつ、前記パッキンの一部が前記把手に連動可能に連結
    されていることを特徴とする冷却貯蔵庫。
  3. 【請求項3】 開口部を具備する貯蔵庫本体と、この貯
    蔵庫本体に回動自在に取り付けられている扉と、この扉
    に設けられている把手とを備えるとともに、前記貯蔵庫
    本体の庫内は冷却されており、かつ、前記扉は前記貯蔵
    庫本体の開口部を閉塞する閉塞位置と、前記開口部を開
    放する開放位置との間を回動することができる冷却貯蔵
    庫において、 前記扉には、前記把手の取り付け部付近に庫内と庫外と
    を連通する空気導入通路が形成されており、 また、前記把手は前記扉に対して前後に変位可能に取り
    付けられており、そして、前記空気導入通路の空気の流
    通を遮断している遮断位置と、この遮断位置から手前側
    に変位して前記空気導入通路の空気の流通を許容する空
    気流通位置との間を移動可能に構成されていることを特
    徴とする冷却貯蔵庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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