JPH09257260A - 温水暖房装置の試運転用温度検出装置 - Google Patents

温水暖房装置の試運転用温度検出装置

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JPH09257260A
JPH09257260A JP6629196A JP6629196A JPH09257260A JP H09257260 A JPH09257260 A JP H09257260A JP 6629196 A JP6629196 A JP 6629196A JP 6629196 A JP6629196 A JP 6629196A JP H09257260 A JPH09257260 A JP H09257260A
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八郎 竹見
Hisazumi Yamagishi
久純 山岸
Masanobu Saito
正信 斉藤
Michio Ikeda
道夫 池田
Toshiyuki Yokozuka
俊之 横塚
Tomoaki Kawazu
智昭 河津
Koji Namikata
浩二 南方
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試運転時に床暖房放熱器へのセットが簡単に
行えるとともに、床暖房放熱器の温度を高精度で検出で
きるようにする。 【解決手段】 温水暖房装置の試運転時に床暖房放熱器
上に載置され、この床暖房放熱器の温度を検出してその
検出信号をコントローラに送る試運転用温度検出装置で
あって、断熱材29と、この断熱材29の下に均熱材3
1を介して設けられた温度検出器32と、この温度検出
器32を被覆する熱伝導性の被覆材35と、一端が温度
検出器32に繋がれたリード線とからなっている。その
ため、床暖房放熱器へのセットが簡単に行えるととも
に、試運転時における床暖房放熱器の表面温度を高精度
で検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温水暖房装置の試
運転時に床暖房放熱器上に載置して使用する温水暖房装
置の試運転用温度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の温水暖房装置においては、熱源機
の設置、被暖房室への床暖房放熱器の設置、床暖房放熱
器と熱源機との間の配管、並びに被暖房室へ設置したコ
ントローラと熱源機との間の配線等を行った後に、試運
転を行うことにより、水張り状態の良否や誤配管または
誤配線の確認等を行っている。特に、複数の室にそれぞ
れ床暖房放熱器を設置した場合には、熱源機からそれぞ
れの室に設置された床暖房放熱器に、所定時間毎に順次
切り替えて個別に温水を供給し、そして、各床暖房放熱
器から熱源機に戻ってくる温度を検出し、この戻り温水
の温度が所定の温度であるか否かで水張りの完了並びに
誤配管、誤配線を確認するため、この試運転作業では全
体の試運転が完了するまでに長時間を要するばかりでな
く、設置工事業者には熟練が要求される等の不具合があ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、近年では、試
運転時に床暖房放熱器の表面温度を検出し、その検出信
号に基づいて試運転の合否を判定することにより、試運
転を短時間で行えるようにした技術が開発されている
が、従来の試運転用温度検出装置では、床暖房放熱器へ
の温度検出装置のセットが繁雑であったり、温度検出装
置が床暖房放熱器を設置した被暖房室の室内空気温度の
影響を受けたりする問題があった。
【0004】本発明は上述の実情に鑑みてなされたもの
であり、試運転時に床暖房放熱器へのセットが簡単に行
えるとともに、床暖房放熱器の温度を高精度で検出でき
るようにすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
では、温水暖房装置の試運転時に床暖房放熱器上に載置
され、この床暖房放熱器の温度を検出してその検出信号
をコントローラに送る試運転用温度検出装置であって、
断熱材と、この断熱材の下に均熱材を介して設けられた
温度検出器と、この温度検出器を被覆する熱伝導性の被
覆材と、一端が前記温度検出器に繋がれたリード線とか
らなる構成である。
【0006】請求項2に記載の本発明では、温水暖房装
置の試運転時に床暖房放熱器上に載置され、この床暖房
放熱器の温度を検出してその検出信号をコントローラに
送る試運転用温度検出装置であって、断熱材と、この断
熱材の下に均熱材を介して設けられた温度検出器と、こ
の温度検出器を被覆する熱伝導性の被覆材と、この被覆
材の外周に設けられたクッション性断熱材と、一端が前
記温度検出器に繋がれたリード線とからなり構成であ
る。
【0007】請求項3に記載の本発明では、温水暖房装
置の試運転時に床暖房放熱器上に載置され、この床暖房
放熱器の温度を検出してその検出信号をコントローラに
送る試運転用温度検出装置であって、断熱材と、この断
熱材の上に設けられた重しと、前記断熱材の下に均熱材
を介して設けられた温度検出器と、この温度検出器を被
覆する熱伝導性の被覆材と、一端が前記温度検出器に繋
がれたリード線とからなる構成である。
【0008】請求項4に記載の本発明では、温水暖房装
置の試運転時に床暖房放熱器上に載置され、この床暖房
放熱器の温度を検出してその検出信号をコントローラに
送る試運転用温度検出装置であって、断熱材と、この断
熱材の上に設けられた重しと、前記断熱材の下に均熱材
を介して設けられた温度検出器と、この温度検出器を被
覆する熱伝導性の被覆材と、一端が前記温度検出器に繋
がれたリード線とからなり、前記重しが水等の液体を出
し入れ可能に収容する容器で構成されている。
【0009】請求項1の温水暖房装置の試運転用温度検
出装置においては、試運転時に床暖房放熱器上に載置し
てリード線をコントローラに接続するだけで温度検出装
置をセットでき、床暖房放熱器へのセットが簡単に行え
るばかりでなく、温度検出器が室内空気の温度影響を受
けるのを断熱材によって抑制できるとともに、温度検出
器を被覆する熱伝導性の被覆材によって床暖房放熱器の
比較的広い範囲の温度を温度検出器に伝えることが可能
となり、床暖房放熱器の表面温度を精度良く検出でき
る。
【0010】請求項2の温水暖房装置の試運転用温度検
出装置においては、被覆材の外周にクッション性断熱材
が設けられているので、このクッション性断熱材によっ
て均熱板からの放熱を抑制しつつ、床暖房放熱器表面と
均熱板との間に隙間が生じるのを防ぎことができ、温度
検出器が室内空気の温度影響を一層、受けないようにで
きる。
【0011】請求項3の温水暖房装置の試運転用温度検
出装置においては、断熱材の上に設けられた重しによっ
て、手を煩わすことなく、床暖房放熱器上に安定載置で
きるとともに、温度検出器が床暖房放熱器に押しつけら
れるため、一層、確実に床暖房放熱器の表面温度を検出
することが可能となる。
【0012】請求項4の温水暖房装置の試運転用温度検
出装置においては、断熱材の上に設けられた重しが、水
等の液体を出し入れ可能に収容する容器で構成されてい
るので、遠方への持ち運び時や不使用時には容器を空に
することで、軽量となり、取扱いが簡便となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態例につ
いて図1ないし図8に基づき説明する。本発明の一実施
形態例に係わる温水暖房装置1は、図3及び図4に示す
ように、ガス燃料を燃焼させてその燃焼熱により温水を
生成する熱源機2を有しており、この熱源機2には温水
を循環させる循環ポンプ3が内蔵されている。前記熱源
機2の循環ポンプ3には、温水循環路となる配管4、4
を介して複数の被暖房室の床にそれぞれ設置される床暖
房放熱器5A、5Bが並列に接続されるとともに、これ
ら床暖房放熱器5A、5Bの他にファンコンベクタや温
水エアコン室内機等の温風暖房放熱器6、7が並列に接
続され、前記床暖房放熱器5A、5Bと循環ポンプ3と
の間の配管4、4にはそれぞれ熱応弁8A、8Bが介装
されている。また、床暖房放熱器5A、5Bを設置した
被暖房室の壁面等には床暖房用コントローラ9A、9B
が各床暖房放熱器5A、5Bに対応した形で設置され、
これら各床暖房用コントローラ9A、9Bと前記熱源機
2との間で各種の信号が送受信される。
【0014】また、前記熱源機2には、図4に示すよう
に、ガス弁10と点火器11との作動を制御する燃焼制
御回路12、前記熱動弁8A、8Bと循環ポンプ3の作
動を制御するドライバ13、及び前記燃焼制御回路12
とドライバ13へ制御信号を出力するマイクロコンピュ
ータ14等が組み込まれており、前記マイクロコンピュ
ータ14には、温水暖房装置1の試運転を行なうための
試運転スイッチ15と、前記床暖房用コントローラ9
A、9Bとの信号の送受信を行なう通信回路16とが接
続されている。
【0015】前記各床暖房用コントローラ9A、9Bに
は、図5に示すように、操作パネル部に、運転キー1
7、運転ランプ18、LCD表示部19、室温検出器2
0、プログラム運転キー21、プログラム運転ランプ2
2、温度設定器としての昇温キー23、降温キー24、
及び接続孔25等がそれぞれ設けられている。そして、
前記接続孔25は床暖房用コントローラ9A、9Bの下
面部に設けられ、後述の温度検知装置28のリード線3
4に設けられた接続プラグ33が着脱自在に挿入接続さ
れるようになっている。
【0016】また、前記床暖房用コントローラ9A、9
Bの内部には、図4に示すように、マイクロコンピュー
タ26が組み込まれており、このマイクロコンピュータ
26には、前記熱源機2との信号の送受信を行う通信回
路27が接続されるとともに、試運転時に前記温度検知
装置28の検出信号に基づき試運転の合否を判定する試
運転合否判定手段26Aが設けられている。
【0017】次に本発明による温度検出装置28につい
て図1及び図2に基づき説明すると、この温度検出装置
28は、厚さが約6〜10mmの発砲スチロールにてな
る板状の断熱材29と、この断熱材29上に設けられ、
水等の液体を出し入れ自在に約1〜2リットル収容する
ポリタンクにてなる容器30(重し)と、断熱材29の
下面に貼り付けたアルミニウムシートにてなる均熱板3
1を介して断熱材29の下面略中央に配設したサーミス
タ内蔵の温度検出器32と、一端がこの温度検出器32
に繋がれ、かつ、他端に前記床暖房用コントローラ9
A、9Bの接続孔25に差し込まれる接続プラグ33が
設けられた所望の長さを有するリード線34と、前記温
度検出器32の表面を被覆する形で均熱板31に貼り付
けたアルミニウムシートにてなる被覆材35とから構成
されている。また、前記温度検出器32及び被覆材35
の外周には、中央部が除去されたフエルトにてなるクッ
ション性断熱材29Aが設けられ、このクッション性断
熱材29Aは前記均熱板31の下面に張り付けられてい
る。また、前記容器30は、ポリエチレン樹脂等で作ら
れており、その適所には収容口を開閉する開閉蓋36を
有するとともに、把手37が一体に設けられている。
【0018】前記温度検出装置28は、図1に示すよう
に、温水暖房装置1の試運転時に前記床暖房放熱器5
A、5Bの上に載置されて一時的に使用され、床暖房放
熱器5A、5Bの温度を検出してその検出信号を前記各
床暖房用コントローラ9A、9Bに送る。そして、試運
転が完了した時点で、この温度検出装置28は撤去され
るものである。
【0019】次に、上述した温水暖房装置1の床暖房に
おける通常運転及び試運転について述べる。
【0020】まず、通常運転について説明する。床暖房
用コントローラ9Aの運転キー17をON操作すると、
床暖房用コントローラ9Aは、図7に示すような通常運
転プログラムに基づいて通常運転処理を実行する。即
ち、運転ランプ18とLCD表示部19の運転部分が点
灯表示するとともに、室温検出器20の検出する室内温
度と昇温キー23や降温キー24で設定された設定温度
とに基づいて、熱動弁8AのON−OFF時間を計算
し、熱源機2に運転ONデータ信号と熱動弁ON信号デ
ータを送信する。熱動弁8AのON−OFF時間は、2
0分を1サイクルとしてON時間を約5〜20分(20
分は連続ON)の範囲で可変制御可能となっている。
【0021】この床暖房運転中は、20分毎に設定温度
と室内温度との偏差によって、熱動弁8AのON−OF
F時間を計算して制御することで、床暖房放熱器5Aへ
の温水供給量を制御して、室温を設定温度とすべく制御
する。
【0022】次に、試運転について説明する。熱源機
2、床暖房放熱器5A、5B、床暖房用コントローラ7
A、7Bの設置や温風暖房放熱器6、7の設置、それら
の配管、配線等の設置工事が完了した後、床暖房放熱器
5A、5Bを付設した被暖房室の床表面、即ち、床暖房
放熱器5A、5Bの上表面に本発明の温度検出装置28
を図4に示すように載置し、この温度検出装置28のリ
ード線34の接続プラグ33を床暖房用コントローラ9
A、9Bの接続孔25に差し込む。
【0023】上述の状態で、熱源機2の試運転スイッチ
15をONすると、熱源機2のマイクロコンピュータ1
4は、図8に示す試運転プログラムに基づいて試運転処
理を実行する。即ち、熱源機2は試運転スイッチ15の
ONにより、床暖房用コントローラ9A、9Bに「試運
転モード」への移行データを送信する。各床暖房用コン
トローラ9A、9Bは、「試運転モード」への移行デー
タを受信すると、通常運転中か否かにかかわらず、運転
ランプ18とプログラム運転ランプ22をそれぞれ点滅
させ、試運転者に対して「試運転モード」への移行を報
知する。
【0024】この「試運転モード」への移行時には、温
度検出装置28の温度検出器32で検出している床温を
「T1」データとして記憶し、他系統の試運転中に床温
が上昇するか否かを判定する。その結果、床温が上昇す
るようであれば誤配管か誤配線が考えられるので、直ち
に熱源機2に「異常データ」を送信し、熱源機2に異常
発生とその内容を認識させる。尚、熱源機2に7セグメ
ントによる異常コードの表示部を設けておき、異常発生
時にはそのコード内容を表示させることで、試運転者が
容易に異常原因を判断できるようにすることも可能であ
る。
【0025】前記熱源機2は、上述の「試運転モード」
に移行すると、まず、循環ポンプ3を駆動して、各暖房
系統の配管4、4内に暖房循環水を充填する「水張り」
動作を1つの系統ごとに順次切り替えて行う。そして、
床暖房放熱器5A、5B等への「水張り」が正常に完了
すると、各床暖房用コントローラ9A、9Bに順次試運
転を行わせる。
【0026】以下、床暖房用コントローラ9A、9Bに
よる試運転動作について説明する。熱源機2は、床暖房
放熱器5Aに対応している床暖房用コントローラ9Aへ
「試運転モード+水張り完了+運転ON」データを送信
する。また、循環ポンプ3を駆動して通常の暖房燃焼運
転を開始する。
【0027】ここで、床暖房用コントローラ9Aは、
「試運転モード+水張り完了+運転ON」データを受信
した1回目に、温度検出部材28の温度検出器32で検
出している現在の床温を「T2」として記憶する。以
降、温度検出器32の検出による床温が「T2」+5d
egに上昇したか否かを所定時間としての試運転リミッ
ト時間(例えば、50分)が経過するまでの間に、前記
床暖房用コントローラ9Aのマイクロコンピュータ26
に設けられた試運転合否判定手段26Aが判定する。
【0028】上述の試運転リミット時間は、試運転中は
プログラム時刻表示部の「分桁」を利用して表示すると
ともに、設定温度を変更する昇温キー23及び降温キー
24を操作することで、これら昇温キー23及び降温キ
ー24を変更手段として兼用して、例えば、20〜60
分の時間範囲で変更可能としている。よって、床暖房放
熱器5A、5Bの設置状況に応じて試運転リミット時間
を変更できる。また、試運転リミット時間は、試運転の
時間経過に伴って残り時間を表示するように構成してい
るので、試運転の進行状況並びに残り時間を容易に判別
することができる。
【0029】試運転における正常時は、温度検出器32
の検出による床温が「T2」+5degに上昇した時点
で、床暖房用コントローラ9Aが熱源機2に「試運転正
常終了」データを送信し、床暖房放熱器5Aの試運転を
終了する。ここで、熱源機2が「試運転正常終了」デー
タを受信すると、次の床暖房放熱器5Bの試運転を指示
する信号をこの床暖房放熱器5Bに対応する床暖房用コ
ントローラ9Bに送信し、このように、順次試運転を行
う。
【0030】一方、試運転開始後、試運転リミット時間
(例えば、50分)が経過しても、温度検出器32の検
出による床温が「T2」+5degに上昇しない場合に
は、試運転合否判定手段26Aが誤配管か誤配線と判断
し、床暖房用コントローラ9Aが熱源機2に「試運転異
常」データを送信する。そして、熱源機2が「試運転異
常」データを受信すると、床暖房放熱器5Aの試運転を
中止し、次の床暖房放熱器5Bの試運転を指示する信号
を床暖房用コントローラ9Bに送信し、上述したような
試運転を行う。
【0031】さらに、種々の理由により再度試運転を行
う場合、すでに試運転を完了している系統の試運転を省
略したいとき、及び試運転が完了したことを明確に知り
たいときには、「試運転モード」中に合格判定キーを兼
用する運転キー17を操作することで、床暖房用コント
ローラ9Aは「試運転正常終了」と判断して、このデー
タを熱源機2に送信する。
【0032】尚、前記温水暖房装置1の試運転動作につ
いて詳述したが、試運転中における各運転モード状態
は、床暖房用コントローラ9A、9Bのプログラム表示
部の「時桁」を利用して表示する。このような表示によ
り、試運転者は試運転状況を一目で把握できる。例え
ば、下記のように、試運転中における各運転モードを数
字や記号にて表示する。その場合の各モードを記号
(A、b、C、d、E)で表示した一例を図6に示す。
【0033】 A=「試運転モード+水張中+運転OFF」 b=「試運転モード+水張完了+運転OFF」 C=「試運転モード+水張完了+運転ON」 d=「試運転モード+試運転正常終了」 E=「試運転モード+試運転異常終了」 本実施形態例によれば、前記温度検出装置28は、厚さ
が約6〜10mmの発砲スチロールにてなる板状の断熱
材29と、この断熱材29の下面に貼り付けたアルミニ
ウムシートにてなる均熱板31を介して断熱材29の下
面略中央に配設したサーミスタ内蔵の温度検出器32
と、一端がこの温度検出器32に繋がれ、かつ、他端に
前記床暖房用コントローラ9A、9Bの接続孔25に差
し込まれる接続プラグ33が設けられた所望の長さを有
するリード線34と、前記温度検出器32の表面を被覆
する形で均熱板31に貼り付けたアルミニウムシートに
てなる被覆材35とからなる構成であるから、温水暖房
装置1の試運転時に各床暖房放熱器5A、5B上に載置
して、リード線34を各床暖房用コントローラ9A、9
Bに接続するだけでセットでき、床暖房放熱器5A、5
Bへの温度検出装置28のセットが簡単に行えるばかり
でなく、前記温度検出器32が各床暖房放熱器5A、5
Bを敷設した室内空気の温度影響を受けるのを断熱材2
9によって抑制できるとともに、温度検出器32を被覆
する形で均熱板31に貼り付けたアルミニウムシートに
てなる被覆材35により、暖房放熱器5A、5Bの比較
的広い範囲の温度を温度検出器32に伝えることが可能
となり、床暖房放熱器5A、5Bの表面温度を精度良く
検出できる。
【0034】また、前記温度検出器32及び被覆材35
の外周に、中央部が除去されたフエルトにてなるクッシ
ョン性断熱材29Aが設けられ、このクッション性断熱
材29Aは前記均熱板31の下面に張り付けられている
ので、このクッション性断熱材29Aによって、均熱板
31からの放熱を抑制しつつ、床暖房放熱器5Aの表面
と均熱板31との間に隙間が生じるのを防止でき、その
ため、温度検出器32が室内空気の影響を一層、受けな
いようにできる。
【0035】また、前記断熱材29の上には、水等の液
体を出し入れ自在に約1〜2リットル収容するポリタン
クにてなる容器30(重し)が設けられているので、こ
の容器30収容した水等の液体の重さによって、温度検
出装置28を試運転者が手で支えたりする等の手を煩わ
すことなく、床暖房放熱器5A、5B上に安定載置で
き、しかも、温度検出器32が容器30に収容した水等
の液体の重さで床暖房放熱器5A、5Bに押しつけられ
るため、一層、確実に床暖房放熱器5A、5Bの表面温
度を検出することができる。
【0036】また、前記容器30は収容口を開閉する開
閉蓋36を有し、水等の液体を出し入れ可能に収容する
構成であるため、遠方への持ち運び時や不使用時には容
器30を空にすることで、軽量となり、取扱いを簡便と
なせる。
【0037】また、上述の一実施形態例においては、容
器30には把手37が一体に設けられているので、持ち
運び時には把手37を持って持ち運ぶことができ、使い
勝手を良好と成せる。また、前記容器30は樹脂製タン
クであるので、空の時には非常に軽量で、錆の心配がな
く、しかも、市販されている樹脂製タンクの利用も可能
である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明の温水暖房装
置の試運転用温度検出装置によれば、温水暖房装置の試
運転時に床暖房放熱器上に載置され、この床暖房放熱器
の温度を検出してその検出信号をコントローラに送る試
運転用温度検出装置であって、断熱材と、この断熱材の
下に均熱材を介して設けられた温度検出器と、この温度
検出器を被覆する熱伝導性の被覆材と、一端が前記温度
検出器に繋がれたリード線とからなる構成であるから、
試運転時に床暖房放熱器上に載置してリード線をコント
ローラに接続するだけでセットでき、床暖房放熱器への
セットが簡単に行えるのはもちろんのこと、温度検出器
が室内空気の温度影響を受けるのを断熱材によって抑制
できるとともに、温度検出器の下に設けられた被覆材と
により、床暖房放熱器の比較的広い範囲の温度を温度検
出器に伝えることが可能となり、そのため、試運転時に
おける床暖房放熱器の表面温度を高精度で検出でき、検
出精度を向上させることができる。
【0039】請求項2の温水暖房装置の試運転用温度検
出装置によれば、温水暖房装置の試運転時に床暖房放熱
器上に載置され、この床暖房放熱器の温度を検出してそ
の検出信号をコントローラに送る試運転用温度検出装置
であって、断熱材と、この断熱材の下に均熱材を介して
設けられた温度検出器と、この温度検出器を被覆する熱
伝導性の被覆材と、この被覆材の外周に設けられたクッ
ション性断熱材と、一端が前記温度検出器に繋がれたリ
ード線とからなる構成であるから、クッション性断熱材
によって均熱板からの放熱を抑制しつつ、床暖房放熱器
表面と均熱板との間に隙間が生じるのを防ぎことがで
き、そのため、温度検出器は室内空気の温度影響を一層
受けないようになり、検出精度がさらに向上する。
【0040】請求項3の温水暖房装置の試運転用温度検
出装置によれば、温水暖房装置の試運転時に床暖房放熱
器上に載置され、この床暖房放熱器の温度を検出してそ
の検出信号をコントローラに送る試運転用温度検出装置
であって、断熱材と、この断熱材の上に設けられた重し
と、前記断熱材の下に均熱材を介して設けられた温度検
出器と、この温度検出器を被覆する熱伝導性の被覆材
と、一端が前記温度検出器に繋がれたリード線とからな
る構成であるから、温度検出装置は重しによって床暖房
放熱器上に手を煩わすことなく、安定載置できるととも
に、重しにより、温度検出器が床暖房放熱器に押しつけ
られるため、確実に床暖房放熱器の表面温度を検出する
ことが可能となり、検出精度をさらに向上させることが
できる。
【0041】請求項4の温水暖房装置の試運転用温度検
出装置によれば、温水暖房装置の試運転時に床暖房放熱
器上に載置され、この床暖房放熱器の温度を検出してそ
の検出信号をコントローラに送る試運転用温度検出装置
であって、断熱材と、この断熱材の上に設けられた重し
と、前記断熱材の下に均熱材を介して設けられた温度検
出器と、この温度検出器を被覆する熱伝導性の被覆材
と、一端が前記温度検出器に繋がれたリード線とからな
り、前記重しが水等の液体を出し入れ可能に収容する容
器で構成されているので、遠方への持ち運び時や不使用
時には容器を空にすることで、軽量となり、取扱いを簡
便となせる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例を示す温水暖房装置の試
運転用温度検出装置の使用状態を説明する説明図であ
る。
【図2】同じく試運転用温度検出装置の要部縦断面図で
ある。
【図3】温水暖房装置の全体のシステム構成図である。
【図4】温水暖房装置の制御ブロック図である。
【図5】温水暖房装置の床暖房用コントローラの外観図
である。
【図6】温水暖房装置の試運転モード表示の一例を示す
図である。
【図7】温水暖房装置の通常運転プログラムのフローチ
ャートである。
【図8】温水暖房装置の試運転プログラムのフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 温水暖房装置 5A 床暖房放熱器 5B 床暖房放熱器 9A 床暖房用コントローラ(コントローラ) 9B 床暖房用コントローラ(コントローラ) 28 温度検出装置 29 断熱材 29A クッション性断熱材 30 容器(重し) 31 均熱板 32 温度検出器 34 リード線 35 被覆材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 道夫 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 横塚 俊之 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 河津 智昭 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 南方 浩二 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温水暖房装置の試運転時に床暖房放熱器
    上に載置され、この床暖房放熱器の温度を検出してその
    検出信号をコントローラに送る試運転用温度検出装置で
    あって、断熱材と、この断熱材の下に均熱材を介して設
    けられた温度検出器と、この温度検出器を被覆する熱伝
    導性の被覆材と、一端が前記温度検出器に繋がれたリー
    ド線とからなることを特徴とする温水暖房装置の試運転
    用温度検出装置。
  2. 【請求項2】 温水暖房装置の試運転時に床暖房放熱器
    上に載置され、この床暖房放熱器の温度を検出してその
    検出信号をコントローラに送る試運転用温度検出装置で
    あって、断熱材と、この断熱材の下に均熱材を介して設
    けられた温度検出器と、この温度検出器を被覆する熱伝
    導性の被覆材と、この被覆材の外周に設けられたクッシ
    ョン性断熱材と、一端が前記温度検出器に繋がれたリー
    ド線とからなることを特徴とする温水暖房装置の試運転
    用温度検出装置。
  3. 【請求項3】 温水暖房装置の試運転時に床暖房放熱器
    上に載置され、この床暖房放熱器の温度を検出してその
    検出信号をコントローラに送る試運転用温度検出装置で
    あって、断熱材と、この断熱材の上に設けられた重し
    と、前記断熱材の下に均熱材を介して設けられた温度検
    出器と、この温度検出器を被覆する熱伝導性の被覆材
    と、一端が前記温度検出器に繋がれたリード線とからな
    ることを特徴とする温水暖房装置の試運転用温度検出装
    置。
  4. 【請求項4】 温水暖房装置の試運転時に床暖房放熱器
    上に載置され、この床暖房放熱器の温度を検出してその
    検出信号をコントローラに送る試運転用温度検出装置で
    あって、断熱材と、この断熱材の上に設けられた重し
    と、前記断熱材の下に均熱材を介して設けられた温度検
    出器と、この温度検出器を被覆する熱伝導性の被覆材
    と、一端が前記温度検出器に繋がれたリード線とからな
    り、前記重しが水等の液体を出し入れ可能に収容する容
    器で構成されていることを特徴とする温水暖房装置の試
    運転用温度検出装置。
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