JPH0925645A - 冷却器を備えた油圧回路装置 - Google Patents

冷却器を備えた油圧回路装置

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JPH0925645A
JPH0925645A JP19702095A JP19702095A JPH0925645A JP H0925645 A JPH0925645 A JP H0925645A JP 19702095 A JP19702095 A JP 19702095A JP 19702095 A JP19702095 A JP 19702095A JP H0925645 A JPH0925645 A JP H0925645A
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JP
Japan
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oil
oil passage
cooler
return
bypass
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Withdrawn
Application number
JP19702095A
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English (en)
Inventor
Keiji Numata
啓治 沼田
Kenji Arai
憲治 荒井
Hideyuki Kawasaki
英之 河崎
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Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 戻り油路に冷却器を設けたものにおいて、戻
り油が冷えすぎないようにする。 【構成】 戻り油路Aに、油温検知装置9と、冷却器4
が設けられた冷却油路Bを迂回するバイパス油路Cとを
設けると共に、制御部8からの指令に基づいて冷却油
路、バイパス油路を開閉する第一、第二制御弁6、7を
設け、検知油温が低いときには、冷却油路を閉じると共
にバイパス油路を開いて、戻り油が冷却器を通らずに油
タンク3に戻るように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベル等の建設
機械、さらには一般の輸送機械、一般産業用機械等に設
けられる冷却器を備えた油圧回路装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】例えば、
油圧ショベル等の建設機械においては、油圧ポンプから
の圧油供給に基づいて作動する旋回モータ、ブームシリ
ンダ等の各種油圧アクチュエータが設けられるが、これ
ら油圧アクチュエータから排出される圧油(作動油)を
冷却をするため、油圧アクチュエータからの戻り油路に
冷却器を設けているものがある。
【0003】ところが従来のものは、油温に無関係に戻
り油が冷却器を通る設定になっていたから、例えば始動
時のように油温が低くて冷却する必要がない場合でも戻
り油の冷却が行われることになる。この結果、戻り油が
冷えすぎて高粘度になってしまううえ、適正温度になる
までの油温の上昇が遅れ、このため長時間の暖気運転が
強いられるという問題があり、特にこの問題は、寒冷時
期や寒冷地において助長されるものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することができる冷却器
を備えた油圧回路装置を提供することを目的として創案
されたものであって、油圧アクチュエータから油タンク
に至る戻り油路に冷却器が備えられた冷却油路を設けて
なる油圧回路装置に、前記冷却油路を迂回するバイパス
油路と、油温検知をする油温検知手段と、検知される油
温が低いと判断される場合に、冷却油路を流れる戻り油
の一部または全部をバイパス油路に流すよう制御する戻
り油路制御手段とを設けたことを特徴とするものであ
る。
【0005】そして本発明は、この構成によって、戻り
油を、油温に対応させて冷却するようにしたものであ
る。
【0006】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図において、1は建設機械に設けられる油圧アク
チュエータであって、該油圧アクチュエータ1には、油
圧ポンプ2からの圧油が供給される一方、油圧アクチュ
エータ1からの戻り油は油タンク3に排出される構成と
なっているが、該油タンク3への戻り油路Aには、冷却
器4を備えた冷却回路Bが接続されている。
【0007】つまり、油圧アクチュエータ1の油圧供給
排出回路を、図1に示す油圧回路図に基づいて説明する
と、5は図示しない操作具の操作に基づいて切換わるコ
ントロールバルブであって、該コントロールバルブ5が
圧油供給位置XまたはYに切換えられている状態では、
油圧ポンプ2からの圧油がコントロールバルブ5を経て
油圧アクチュエータ1のポート1aまたは1bに供給さ
れる一方、ポート1bまたはポート1aからの戻り油
は、再びコントロールバルブ5を経由して戻り油路Aに
至り、またコントロールバルブ5が中立位置Nに位置し
ている状態では、油圧ポンプ2からの圧油はコントロー
ルバルブ5を経由してから前記戻り油路Aに合流して油
タンク3に排出される構成となっている。
【0008】前記冷却器4は、前述したように冷却油路
Bに設けられているが、さらに戻り油路Aには、冷却器
4を迂回すべく冷却油路Bに並列接続されるバイパス油
路Cが設けられている。
【0009】一方、6は前記冷却油路Bの冷却器4より
も上流側に設けられる第一制御弁、7はバイパス油路C
に設けられる第二制御弁であって、これら制御弁6、7
は、後述するように制御部8からの制御指令に基づき、
対応する油路B、Cを開く開放状態と、閉じる閉鎖状態
とに切換わるように設定されている。
【0010】また、9は前記コントロールバルブ5から
冷却油路Bとバイパス油路Cとの分岐点Dに至る油路中
に設けられる油温検知装置であって、該油温検知装置9
は、戻り油の油温Tを検知して前記制御部8に信号を出
力する構成となっている。
【0011】前記制御部8は、マイクロコンピュータ等
から構成されるものであるが、このものは、前記油温検
知装置9からの入力信号に基づいて、第一、第二制御弁
6、7に対して制御指令を出力するように構成されてい
る。つまり、制御部8は、油温検知装置9からの入力信
号に基づき、戻り油の油温Tが、冷却する必要がある温
度として予め設定される設定温度Ta以上であるか否か
の判断を行う。そして、油温Tが設定温度Ta以上であ
る(T≧Ta)と判断された場合、制御部8は、第一制
御弁6に対して冷却油路Bを開放するよう制御指令を出
力すると共に、第二制御弁7に対してバイパス油路Cを
閉鎖するよう制御指令を出力する。これにより戻り油
は、冷却器4が設けられた冷却油路Bを経由して油タン
ク3に排出される設定となっている。
【0012】一方、油温Tが設定温度Ta未満である
(T<Ta)と判断された場合には、制御部8は、第一
制御弁6に対して冷却油路Bを閉鎖するよう制御指令を
出力すると共に、第二制御弁7に対してバイパス油路C
を開放するよう制御指令を出力する。これにより戻り油
は、冷却器4が設けられた冷却油路Bを経由することな
くバイパス油路Cを通って油タンク3に排出される設定
になっている。
【0013】叙述の如く構成された本発明の実施例にお
いて、戻り油の油温Tが、冷却する必要があるとして予
め設定される設定温度Taよりも高い場合には、前述し
たように制御部8からの制御指令に基づいて、第一制御
弁6が開放して冷却油路Bを開くと共に、第二制御弁7
が閉鎖してバイパス油路Cを閉じ、これによって戻り油
は、冷却器4によって冷却されてから油タンク3に戻る
ことになる。一方、戻り油の油温Tが設定温度Taより
低い場合には、制御部8からの制御指令に基づいて、第
一制御弁6が閉鎖して冷却油路Bを閉じると共に、第二
制御弁7が開放してバイパス油路Cを開き、これによっ
て戻り油は、冷却器4を経由せずに油タンク3に戻るこ
とになる。
【0014】この結果、油タンク3に戻る戻り油は、油
温が高い場合には冷却器4によって冷却される一方、例
えば始動時のように油温が低くて冷却する必要がないよ
うな場合には、冷却されることなく油タンク3に戻るこ
とになって、従来の油温が低い場合でも冷却されるもの
のように、戻り油が冷えすぎて高粘度になってしまった
り、適正温度になるまでの油温の上昇が遅れ、暖気運転
が長時間必要となるような不具合がなく、油温に対応し
た適切な冷却がなされることになる。
【0015】尚、本発明は上記第一実施例に限定されな
いことは勿論であって、図2に示す第二実施例の如く、
冷却油路Bとバイパス油路Cとを、油路の選択切換えを
する制御弁10を介して分岐するように構成することも
できる。さらにこの場合、制御弁機構を、図3に示す第
三実施例の如く、両油路B、Cに流す戻り油の分量を可
変的に調節できる流量制御弁11とすると共に、油温検
知装置9からの検知温度に基づいて流量制御弁11の流
量制御を行う、つまり、油温Tが高いほど冷却油路Bへ
の流量が多くなるよう制御する構成にしておけば、油温
Tにより対応した戻り油の冷却を行うことができる。
【0016】また本発明は、冷却器4に耐圧強度以上の
圧力が働かないようリリーフ弁を設けたものにおいても
実施できる。この場合には、図4に示す第四実施例の如
く、戻り油路Aに、冷却油路Bおよびバイパス油路Cに
対して並列接続される第二のバイパス油路Eを形成し、
該第二バイパス油路Eに、冷却器4の耐圧力よりも低い
設定圧のリリーフ弁12を設けることで対応できる。あ
るいは、図5に示す第五実施例の如く、バイパス油路C
に設けられる制御弁を、冷却器4の耐圧力よりも低い設
定圧のリリーフ弁13とすると共に、該リリーフ弁13
を、油温が低いときに制御部8からの制御指令に基づい
て全開させるように構成しても良い。そして、これら第
四、第五実施例のように構成することにより、戻り油の
圧力が高くなった場合に、戻り油の一部がリリーフ弁1
2または13を通って油タンク3に流れることになっ
て、冷却器4の保護を計れることになる。さらにまた、
油温検知手段が配設される部位としては、前記第一実施
例の如くコントロールバルブ5から冷却油路Bとバイパ
ス油路Cとの分岐点Dに至る油路に限定されることな
く、油タンク等の他の部位に設けても良い。
【0017】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、戻り油路に冷却器を設けたもので
ありながら、油温検知手段によって検知される戻り油の
油温が低い場合には、戻り油の一部または全部が、冷却
油路を迂回するバイパス油路を経由して油タンクに戻る
ことになる。この結果、例えば始動時のように油温が低
くて冷却する必要がない場合に、冷却されることなく油
タンクに戻ることになって、油温が低い場合でも冷却さ
れる従来のもののように、戻り油が冷えすぎて高粘度に
なってしまったり、適正温度になるまでの油温の上昇が
遅れ、暖気運転が長時間必要となるような不具合がな
く、油温に対応した適切な冷却を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例を示す油圧回路図である。
【図2】第二実施例を示す油圧回路図である。
【図3】第三実施例を示す油圧回路図である。
【図4】第四実施例を示す油圧回路図である。
【図5】第五実施例を示す油圧回路図である。
【符号の説明】
1 油圧アクチュエータ 3 油タンク 4 冷却器 6 第一制御弁 7 第二制御弁 8 制御部 9 油温検知装置 A 戻り油路 B 冷却油路 C バイパス油路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧アクチュエータから油タンクに至る
    戻り油路に冷却器が備えられた冷却油路を設けてなる油
    圧回路装置に、前記冷却油路を迂回するバイパス油路
    と、油温検知をする油温検知手段と、検知される油温が
    低いと判断される場合に、冷却油路を流れる戻り油の一
    部または全部をバイパス油路に流すよう制御する戻り油
    路制御手段とを設けたことを特徴とする冷却器を備えた
    油圧回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、戻り油路制御手段
    は、冷却油路を流れる戻り油の全部または一部をバイパ
    ス油路に流すよう制御する制御弁機構と、該制御弁機構
    および油温検知手段に接続され、検知油温が予め設定さ
    れる設定温度より低い場合には戻り油の全部または一部
    をバイパス油路に流すよう制御指令を制御弁機構に出力
    する制御部とで構成されていることを特徴とする冷却器
    を備えた油圧回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、制御弁機構は、冷却
    油路に設けられる第一制御弁と、バイパス油路に設けら
    れる第二制御弁とから構成されていることを特徴とする
    冷却器を備えた油圧回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3において、バイパ
    ス油路には、戻り油の高い油圧を受けて開成して戻り油
    の一部を油タンク側に流すように設定されるリリーフ弁
    が設けられていることを特徴とする冷却器を備えた油圧
    回路装置。
JP19702095A 1995-07-10 1995-07-10 冷却器を備えた油圧回路装置 Withdrawn JPH0925645A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100790049B1 (ko) * 2006-08-18 2008-01-02 두산인프라코어 주식회사 오일쿨러용 유압회로
JP2016148378A (ja) * 2015-02-12 2016-08-18 コベルコ建機株式会社 建設機械の油圧回路
RU2638213C2 (ru) * 2013-01-08 2017-12-12 Дир Энд Компани Улучшенный прогрев гидравлической жидкости
EP3351756A1 (de) * 2017-01-20 2018-07-25 MAN Diesel & Turbo SE Ölversorgungssystem und verfahren zum betreiben desselben
KR20220034528A (ko) * 2020-09-11 2022-03-18 이호태 건설 중장비용 보조 오일쿨러 제어시스템

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Effective date: 20021001