JP2000227101A - 油圧バルブの制御装置 - Google Patents

油圧バルブの制御装置

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JP2000227101A
JP2000227101A JP11029242A JP2924299A JP2000227101A JP 2000227101 A JP2000227101 A JP 2000227101A JP 11029242 A JP11029242 A JP 11029242A JP 2924299 A JP2924299 A JP 2924299A JP 2000227101 A JP2000227101 A JP 2000227101A
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Koji Yamashita
耕治 山下
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の油圧アクチュエータを装備した油圧シ
ョベル等は比較的高温、低温の場所に拘らず、通常の作
業を行っているときにはエンジンのオーバーヒートをお
こさない。所が、例えばビル解体用の破砕機等を装着し
て作業を行うときには、破砕機内の圧砕シリンダに大な
る負荷が作用し、エンジンがオーバーヒートをおこす場
合がある。本発明は、大なる負荷が作用する特定の油圧
アクチュエータを装着した油圧ショベル等建設機械にお
ける原動機のオーバーヒートを防止する油圧バルブの制
御装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明では、油圧アクチュエータの操作
状態が検出され、かつ原動機の冷却水温が所定の温度に
上昇した場合、前記冷却水温に応じてバイパス流量制御
バルブを開いて、油圧ポンプから吐出される圧油流量
を、前記油圧アクチュエータへ供給される流量と、前記
バイパス流量制御バルブから作動油タンクへ戻される流
量とに分流し、前記油圧ポンプの負荷を低減するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等建
設機械の油圧回路に具備される油圧バルブの制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、特公平5−43876号公報に
記載されている従来技術の一実施例油圧ポンプの制御装
置を示すブロック図である。図に示す制御装置では、検
出装置5が検出したエンジン(原動機1)冷却水の温度
に応じて、演算装置6が予め定められた関数にしたがっ
て制御信号を出力し、レギュレータ3とパイロット油圧
源4との間に設けられた電磁比例弁7を作動させること
により、可変容量型油圧ポンプ2のポンプ傾転を下げ
(油圧ポンプ2の吸収トルクを下げ)、原動機1がオー
バーヒートするのを防止するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図4に示す従来技術の
一実施例制御装置では、油圧ショベル、クレーン等の建
設機械が、高温の場所で比較的長時間、原動機の最大出
力を継続する作業の場合に対応して、油圧ポンプの吐出
流量を制御することにより、前記原動機の過熱を緩和す
るようにしている。しかし複数の油圧アクチュエータを
装備した油圧ショベル等は比較的高温,低温の場所に拘
らず、通常の作業を行っているときにはエンジンのオー
バーヒートをおこさない。所が、例えばビル解体、岩石
圧砕用の破砕機等を装着して作業を行うときには、破砕
機内の圧砕シリンダに大なる負荷が作用し、エンジンが
オーバーヒートをおこす場合がある。本発明は、大なる
負荷が作用する特定の油圧アクチュエータを装着した油
圧ショベル等建設機械における原動機のオーバーヒート
を防止する油圧バルブの制御装置を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、原動機によ
り駆動される油圧ポンプと、前記油圧ポンプから吐出さ
れる圧油により駆動される油圧アクチュエータと、前記
油圧アクチュエータへの圧油の供給を制御するコントロ
ールバルブと、前記コントロールバルブを切換操作する
操作手段と、前記操作手段の操作状態を検出する操作状
態検出手段と、前記油圧ポンプの吐出油路と作動油タン
クとを連通するバイパス油路と、前記バイパス油路に介
設され前記バイパス油路を通過する圧油の流量を制御す
るバイパス流量制御バルブと、前記原動機の冷却水の温
度を検出する温度検出手段と、前記操作状態検出手段及
び前記温度検出手段からの検出信号が入力される制御手
段とを有し、前記操作状態検出手段により操作状態が検
出され、かつ前記温度検出手段からの検出温度が所定の
温度以上に上昇した場合に、前記制御手段は前記バイパ
ス流量制御バルブを開口するようにした。
【0005】これによれば、前記操作状態検出手段によ
り操作状態が検出され、かつ前記温度検出手段からの検
出温度が所定の温度以上に上昇した場合には、それぞれ
前記検出信号は前記制御手段に入力される。前記制御手
段は前記検出信号に基づき判断し、前記バイパス流量制
御バルブに対し、(電磁比例弁を介して)指令信号を出
力する。前記バイパス流量制御バルブが所定の開口作動
を行うので、前記油圧ポンプの吐出圧油の一部流量は作
動油タンクに流出する。前記油圧アクチュエータへの作
動油の供給が低下して前記油圧ポンプの負荷を低減でき
るので、負荷の大なる前記油圧アクチュエータを使用し
ている場合に発生する前記原動機のオーバーヒートを防
止することができる。
【0006】或いはまた、原動機により駆動される第1
及び第2の油圧ポンプと、前記第1及び第2の油圧ポン
プから吐出される圧油により駆動される油圧アクチュエ
ータと、前記油圧アクチュエータに対して前記第1及び
第2の油圧ポンプの吐出流量を合流供給する合流バルブ
と、前記油圧アクチュエータへの圧油の供給を制御する
コントロールバルブと、前記コントロールバルブを切換
操作する操作手段と、前記第1及び第2の油圧ポンプの
各吐出油路と作動油タンクとをそれぞれ連通するバイパ
ス油路と、前記バイパス油路にそれぞれ介設され前記バ
イパス油路を通過する圧油の流量をそれぞれ制御する第
1及び第2のバイパス流量制御バルブと、前記原動機の
冷却水の温度を検出する温度検出手段と、前記操作状態
検出手段及び前記温度検出手段からの検出信号が入力さ
れる制御手段とを有し、前記操作状態検出手段により操
作状態が検出され、かつ前記温度検出手段からの検出温
度が所定の温度以上に上昇した場合に、前記制御手段は
前記合流バルブを合流側より単流側に切換えるととも
に、前記第1及び第2のバイパス流量制御バルブを開口
するようにした。
【0007】これによれば、前記操作状態検出手段によ
り操作状態が検出され、かつ前記温度検出手段からの検
出温度が所定の温度以上に上昇した場合には、それぞれ
前記検出信号は前記制御手段に入力される。前記制御手
段は前記検出信号に基づき判断し、前記合流バルブと、
第1及び第2のバイパス流量制御バルブに対し、(それ
ぞれ電磁比例弁を介して)指令信号を出力する。前記合
流バルブが合流側より単流側に切換わるとともに、前記
第1及び第2のバイパス流量制御バルブがそれぞれ所定
の開口作動を行うので、前記第1及び第2の油圧ポンプ
のそれぞれ吐出圧油の一部流量は作動油タンクに流出す
る。前記油圧アクチュエータへの作動油の供給が低下し
て前記第1及び第2の油圧ポンプのそれぞれ負荷を低減
できるので、負荷の大なる前記油圧アクチュエータを使
用している場合に発生する前記原動機のオーバーヒート
を防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形
態の油圧バルブの制御装置を示す回路図である。図にお
いて、8は図示していない油圧ショベル等建設機械に搭
載されているエンジン等の原動機、9は原動機8により
回転駆動されメイン圧油を吐出する油圧ポンプ、10は
パイロット油圧源であるパイロットポンプ、11は前記
建設機械に装着された例えば破砕機(詳くは圧砕機であ
るが図示していない)の圧砕用油圧シリンダであって作
業操作時に大なる負荷が作用する油圧アクチュエータと
しての油圧シリンダ、12は油圧シリンダ11への圧油
の供給を制御するコントロールバルブ、13はコントロ
ールバルブ12を切換操作する操作手段としてのリモコ
ン弁、13aはリモコン弁13のペダル、14はペダル
13aの踏込操作時にリモコン弁13から導出されるパ
イロット二次圧を検出するすなわちリモコン弁13の操
作状態を検出する操作状態検出手段としての圧力セン
サ、15はバイパス流量制御バルブ、16は作動油タン
ク、17は入力される信号を判断処理し指令信号を出力
する制御手段としてのコントローラ、18はコントロー
ラ17の出力信号(指令信号)により作動する電磁比例
弁、19は原動機8の冷却水の温度を検出する温度検出
手段としての水温センサ、20は原動機8のガバナ、2
1はガバナ20調整用のガバナモータである。
【0009】次に、本実施形態の油圧バルブの制御装置
の構成及び作用を図1について述べる。本実施形態の油
圧バルブの制御装置は、原動機8により駆動される油圧
ポンプ9と、油圧ポンプ9から吐出される圧油により駆
動される油圧シリンダ11と、油圧シリンダ11への圧
油の供給を制御するコントロールバルブ12と、コント
ロールバルブ12を切換操作するリモコン弁13と、リ
モコン弁13の操作状態を検出する圧力センサ14と、
油圧ポンプ9の吐出油路22と作動油タンク16とを連
通するバイパス油路23a−23bと、バイパス油路2
3a−23bに介設されバイパス油路23a−23bを
通過する圧油の流量を制御するバイパス流量制御バルブ
15と、原動機8の冷却水の温度を検出する水温センサ
19と、圧力センサ14及び水温センサ19からの検出
信号が入力されるコントローラ17とを有し、圧力セン
サ14によりリモコン弁13の操作状態(すなわち油圧
シリンダ11の作動状態)が検出され、かつ水温センサ
19からの検出温度が所定の温度t℃(例えば95℃)
以上に上昇した場合に、コントローラ17はバイパス流
量制御バルブ15を開口するようにした。
【0010】図1に示す油圧バルブの制御装置によれ
ば、通常エンジン冷却水温が設定された所定の温度t℃
より低い場合には、圧力センサ14によりリモコン弁1
3操作を検知し、ペダル13aが操作された場合のみバ
イパス流量制御バルブ15を全閉じとする指令信号をコ
ントローラ17から電磁比例弁18に対して出力する。
このとき、油圧ポンプ9からの流量Qpは全量油圧シリ
ンダ11へ供給され、その供給流量Qnは、Qn=Qp
となる。
【0011】次に、圧力センサ14により油圧シリンダ
11の操作状態が検出され、かつ水温センサ19からの
検出温度が所定の温度t℃(例えば95℃)まで上昇
し、オーバーヒートとなりそうな場合、それぞれ前記検
出信号は時々刻々コントローラ17に入力されている
が、コントローラ17は前記検出信号に基づき判断し、
電磁比例弁18に対して指令信号を出力する。電磁比例
弁18が作動し、パイロットポンプ10からのパイロッ
ト圧が、油路24,25、電磁比例弁18、油路26を
通じて、バイパス流量制御バルブ15のパイロットポー
ト27に作用する。これにより、バイパス流量制御バル
ブ15はエンジン冷却水温に応じて開口作動を行い、油
圧ポンプ9から吐出される流量Qpを、油圧シリンダ1
1へ供給される流量Qnと、バイパス流量制御バルブ1
5から作動油タンク16へ戻される流量Qcとに分流す
る。すなわち、油圧シリンダ11への作動油の供給を低
減させて間接的に油圧ポンプ9の負荷を低減するので、
負荷の大なる油圧シリンダ11を使用している場合に発
生する前記原動機8のオーバーヒートを防止することが
できる。
【0012】次に図2は、本発明の他実施形態の油圧バ
ルブの制御装置を示す回路図である。図において、図1
に示す一実施形態の油圧バルブの制御装置の場合と同一
構成要素を使用しているものに対しては同符号を付す。
図2において、9A,9Bは原動機8により回転駆動さ
れメイン圧油を吐出するそれぞれ第1,第2の油圧ポン
プ、28は第1,第2の油圧ポンプ9A,9Bの吐出流
量を合流供給又は単流供給に切換え可能な合流バルブ、
29A,29Bはそれぞれ第1,第2のチェック弁、1
5A,15Bはそれぞれ第1,第2のバイパス流量制御
バルブ、17'は入力される信号を判断処理し指令信号
を出力する制御手段としてのコントローラ、18J,1
8A,18Bはコントローラ17'の出力信号(指令信
号)により作動するそれぞれ電磁比例弁、30は合流バ
ルブ28を合流側油路位置J又は単流側油路位置Sに切
換える合流選択スイッチである。また図3は、図2に示
す油圧バルブの制御装置のフローチャートである。
【0013】次に、本発明の他実施形態の油圧バルブの
制御装置の構成及び作用を図2及び図3について述べ
る。本実施形態の油圧バルブの制御装置は、原動機8に
より駆動される第1,第2の油圧ポンプ9A,9Bと、
前記油圧ポンプ9A,9Bから吐出される圧油により駆
動される油圧シリンダ11と、油圧シリンダ11に対し
て前記油圧ポンプ9A,9Bの吐出流量を合流供給する
合流バルブ28と、油圧シリンダ11への圧油の供給を
制御するコントロールバルブ12と、コントロールバル
ブ12を切換操作するリモコン弁13と、リモコン弁1
3の操作状態を検出する圧力センサ14と、第1の油圧
ポンプ9Aの吐出油路22'と作動油タンク16とを連
通するバイパス油路23a−23bと、バイパス油路2
3a−23bに介設されバイパス油路23a−23bを
通過する圧油の流量を制御する第1のバイパス流量制御
バルブ15Aと、第2の油圧ポンプ9Bの吐出油路31
が連通する合流バルブ28と作動油タンク16とを連通
するバイパス油路32a−32bと、バイパス油路32
a−32bに介設されバイパス油路32a−32bを通
過する圧油の流量を制御する第2のバイパス流量制御バ
ルブ15Bと、原動機8の冷却水の温度を検出する水温
センサ19と、圧力センサ14及び水温センサ19から
の検出信号が入力されるコントローラ17'とを有し、
圧力センサ14によりリモコン弁13の操作状態(すな
わち油圧シリンダ11の作動状態)が検出され、かつ水
温センサ19からの検出温度が所定の温度t℃(例えば
95℃)以上に上昇した場合に、コントローラ17は合
流バルブ28を合流側油路位置Jより単流側油路位置S
に切換えるとともに、前記バイパス流量制御バルブ15
A,15Bを開口するようにした。
【0014】次に、図2に示す油圧バルブの制御装置の
作用について述べる。まず第1の場合として、合流バル
ブ28を単流側油路位置Sに設定しているとき(すなわ
ち、合流選択スイッチ30がオフのとき)には、第2の
油圧ポンプ9Bからの吐出圧油は、吐出油路31、合流
バルブ28の単流側油路位置S、バイパス油路32a、
バイパス流量制御バルブ15Bの開口油路位置、バイパ
ス油路32bを経て、作動油タンク16へ戻される。し
たがって、この第1の場合は、図1に示す制御装置での
動作と同じ(図3に示すフローチャートにおけるステッ
プ101〜106と同じになる。なお前記第1の場合に
おいて、エンジン冷却水温が所定の温度t℃(例えば9
5℃)より低いときには、図3に示すフローチャートに
おけるステップ107〜109になる。
【0015】次に第2の場合として、合流バルブ28を
合流側油路位置Jに設定しているとき(すなわち、合流
選択スイッチ30をオンに操作しているとき)には、第
1の油圧ポンプ9Aからの吐出圧油は、吐出油路2
2'、合流バルブ28の合流側油路位置J、チェック弁
29A、油路33、コントロールバルブ12を経て、油
圧シリンダ11に供給され、また第2の油圧ポンプ9B
からの吐出圧油は、吐出油路31、合流バルブ28の合
流側油路位置J、油路34、チェック弁29B、油路3
5を通じて、前記油路33に合流供給されている。この
状態において、圧力センサ14により油圧シリンダ11
の操作状態が検出され、かつ水温センサ19からの検出
温度が所定の温度t℃(例えば95℃)まで上昇し、オ
ーバーヒートとなりそうな場合、それぞれ前記検出信号
は時々刻々コントローラ17に入力されているが、コン
トローラ17は前記検出信号に基づき判断し、電磁比例
弁18Jに対して指令信号を出力する。電磁比例弁18
Jが作動し、合流バルブ28が合流側油路位置Jより単
流側油路位置Sに自動的に切換わる。これによって、第
2の油圧ポンプ9Bからの吐出圧油は、吐出油路31、
合流バルブ28の単流側油路位置S、バイパス油路32
a、バイパス流量制御バルブ15Bの開口油路位置、バ
イパス油路32bを経て、作動油タンク16へ戻される
とともに、第1の油圧ポンプ9Aから吐出される流量
Q'pは、油圧シリンダ11へ供給される流量Q'nと、
バイパス流量制御バルブ15Aから作動油タンク16へ
戻される流量Q'cとに分流する。(図3に示すフロー
チャートにおけるステップ101,102,110,1
04〜106。)したがって、油圧シリンダ11への作
動油の供給を低減させて間接的に油圧ポンプ9A及び9
Bの負荷を低減するので、負荷の大なる油圧シリンダ1
1を使用している場合に発生する前記原動機8のオーバ
ーヒートを防止することができる。
【0016】なお前記第2の場合において、エンジン冷
却水温が所定の温度t℃(例えば95℃)より低いとき
には、図3に示すフローチャートにおけるステップ11
0〜113になる。また前述のように水温センサ19か
らの検出温度が所定の温度t℃(例えば95℃)を越え
ると自動的に合流の制御から単流の制御へと切り替わる
が、このとき、前記95℃付近で温度がふらついた場
合、前記合流と単流が交互に入れ変わらないように、一
旦、単流になったら例えば90℃以下になるまで合流に
切り替わらないようにヒステリシス(図3に示すフロー
チャートには記載していない)を設けておく。更に、作
業を続けて、エンジン冷却水温が上昇していくと、更に
負荷を低減させるべく、前記第1の場合の制御におい
て、バイパス流量制御バルブ15Aを開き、油圧ポンプ
9Aからの圧油の供給を低減する。このとき、前記バイ
パス流量制御バルブ15Aの開き量はエンジン冷却水温
に応じた開き量とし、所定の温度(例えば105℃で
は、オーバーヒートを防止し、機械を保護するためにそ
れ以上の作業を不可能とするようにバイパス流量制御バ
ルブ15Aを大きく開き、油圧シリンダ11への作動油
の供給を行わないようにする。
【0017】
【発明の効果】本発明では、油圧ショベル等建設機械に
大なる作業負荷が作用する特定の油圧アクチュエータ例
えば圧砕シリンダ等の油圧シリンダを装着して作業を行
う場合、リモコン弁のペダルの操作を圧力スイッチによ
り検知し、エンジン冷却水温が所定の温度t℃(例えば
95℃)まで上昇し、オーバーヒートとなりそうなと
き、エンジン冷却水温に応じてバイパス流量制御バルブ
を開いて、油圧ポンプから吐出される流量Qpを、油圧
シリンダへ供給される流量Qnと、バイパス流量制御バ
ルブから作動油タンクへ戻される流量Qcとに分流す
る。すなわち、油圧シリンダへの作動油の供給を低減さ
せて間接的に油圧ポンプの負荷を低減するので、負荷の
大なる油圧シリンダを使用している場合に発生する原動
機のオーバーヒートを防止することができる。
【0018】また、大なる負荷が作用する特定の油圧ア
クチュエータ例えば油圧シリンダに対して、第1及び第
2の油圧ポンプからの圧油を合流可能にしている制御回
路では、エンジン冷却水温が所定の温度t℃以上となっ
た場合、合流制御から単流へ自動的に切り替えること
で、第1及び第2の油圧ポンプの負荷を低減し、原動機
のオーバーヒートを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の油圧バルブの制御装置を
示す回路図である。
【図2】本発明の他実施形態の油圧バルブの制御装置を
示す回路図である。
【図3】図2に示す油圧バルブの制御装置のフローチャ
ートである。
【図4】従来技術の一実施例油圧ポンプの制御装置を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1,8 原動機(エンジン) 2,9,9A,9B 油圧ポンプ 4,10 パイロット油圧源 7,18,18J,18A,18B 電磁比例弁 11 油圧シリンダ(油圧アクチュエータ) 12 コントロールバルブ 13 リモコン弁 14 圧力センサ 15,15J,15A,15B バイパス流量制御バル
ブ 16 作動油タンク 17,17' コントローラ 19 水温センサ 28 合流バルブ 30 合流選択スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機により駆動される油圧ポンプと、
    前記油圧ポンプから吐出される圧油により駆動される油
    圧アクチュエータと、前記油圧アクチュエータへの圧油
    の供給を制御するコントロールバルブと、前記コントロ
    ールバルブを切換操作する操作手段と、前記操作手段の
    操作状態を検出する操作状態検出手段と、前記油圧ポン
    プの吐出油路と作動油タンクとを連通するバイパス油路
    と、前記バイパス油路に介設され前記バイパス油路を通
    過する圧油の流量を制御するバイパス流量制御バルブ
    と、前記原動機の冷却水の温度を検出する温度検出手段
    と、前記操作状態検出手段及び前記温度検出手段からの
    検出信号が入力される制御手段とを有し、 前記操作状態検出手段により操作状態が検出され、かつ
    前記温度検出手段からの検出温度が所定の温度以上に上
    昇した場合に、前記制御手段は前記バイパス流量制御バ
    ルブを開口するようにしたことを特徴とする油圧バルブ
    の制御装置。
  2. 【請求項2】 原動機により駆動される第1及び第2の
    油圧ポンプと、前記第1及び第2の油圧ポンプから吐出
    される圧油により駆動される油圧アクチュエータと、前
    記油圧アクチュエータに対して前記第1及び第2の油圧
    ポンプの吐出流量を合流供給する合流バルブと、前記油
    圧アクチュエータへの圧油の供給を制御するコントロー
    ルバルブと、前記コントロールバルブを切換操作する操
    作手段と、前記第1及び第2の油圧ポンプの各吐出油路
    と作動油タンクとをそれぞれ連通するバイパス油路と、
    前記バイパス油路にそれぞれ介設され前記バイパス油路
    を通過する圧油の流量をそれぞれ制御する第1及び第2
    のバイパス流量制御バルブと、前記原動機の冷却水の温
    度を検出する温度検出手段と、前記操作状態検出手段及
    び前記温度検出手段からの検出信号が入力される制御手
    段とを有し、 前記操作状態検出手段により操作状態が検出され、かつ
    前記温度検出手段からの検出温度が所定の温度以上に上
    昇した場合に、前記制御手段は前記合流バルブを合流側
    より単流側に切換えるとともに、前記第1及び第2のバ
    イパス流量制御バルブを開口するようにしたことを特徴
    とする油圧バルブの制御装置。
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