JPH0925586A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents
基板処理装置および基板処理方法Info
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- JPH0925586A JPH0925586A JP7174651A JP17465195A JPH0925586A JP H0925586 A JPH0925586 A JP H0925586A JP 7174651 A JP7174651 A JP 7174651A JP 17465195 A JP17465195 A JP 17465195A JP H0925586 A JPH0925586 A JP H0925586A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 基板面を均一に処理することが可能な、基板
処理装置を提供すること。 【構成】 RIE装置100は、真空容器12、基板支
持電極14から成る基板支持機構、対向電極16および
ガス供給系16から成るガス導入機構から主として構成
されている。ここで、基板支持電極14は真空容器12
の外部で、高周波電源20と接続している。また、対向
電極16とガス供給系18とはガス導入路22を介して
つながっており、対向電極16にはシャワーヘッドが設
けられている。また、基板支持面14aとシャワーヘッ
ド24のガス導入面24aとは、対向しており、シャワ
ーヘッド24のガス導入面22aと基板支持面14aに
支持される基板10との間隔は50mmである。そし
て、ガス導入面24aの外径、すなわちシャワーヘッド
24の外径W2 は基板支持面14aに支持される基板1
0の外径W1 より小さい。
処理装置を提供すること。 【構成】 RIE装置100は、真空容器12、基板支
持電極14から成る基板支持機構、対向電極16および
ガス供給系16から成るガス導入機構から主として構成
されている。ここで、基板支持電極14は真空容器12
の外部で、高周波電源20と接続している。また、対向
電極16とガス供給系18とはガス導入路22を介して
つながっており、対向電極16にはシャワーヘッドが設
けられている。また、基板支持面14aとシャワーヘッ
ド24のガス導入面24aとは、対向しており、シャワ
ーヘッド24のガス導入面22aと基板支持面14aに
支持される基板10との間隔は50mmである。そし
て、ガス導入面24aの外径、すなわちシャワーヘッド
24の外径W2 は基板支持面14aに支持される基板1
0の外径W1 より小さい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、基板処理装置および
基板処理方法に関する。
基板処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、基板処理を行なう装置として、例
えば、ドライエッチング装置、CVD装置、表面改質装
置などがある。このような基板処理装置は、ドライエッ
チング装置のようにプラズマプロセスを利用する場合
や、CVD装置のようにプラズマプロセスを利用しない
場合があるが、いずれの装置においても、基板を処理す
るためにプロセスガスを用いている。ここで、プロセス
ガスとは、基板を処理する際に、装置内に導入するガス
のことである。プロセスガスの導入方法は数多くあり、
例えば、1 つのガス導入口からガスを導入する方法や、
シャワーヘッドと呼ばれる多数の孔を有する円板からガ
スを導入する方法がある。1つのガス導入口からガスを
導入する方法を用いる装置では、ガス導入口の場所は様
々であり、設計者によって異なるのが普通である。ま
た、シャワーヘッドからガスを導入する方法を用いる装
置、例えば平行平板型のRIE装置では、基板に対向し
て設置されたシャワーヘッドから、ガスを導入する方法
がしばしば採用される。
えば、ドライエッチング装置、CVD装置、表面改質装
置などがある。このような基板処理装置は、ドライエッ
チング装置のようにプラズマプロセスを利用する場合
や、CVD装置のようにプラズマプロセスを利用しない
場合があるが、いずれの装置においても、基板を処理す
るためにプロセスガスを用いている。ここで、プロセス
ガスとは、基板を処理する際に、装置内に導入するガス
のことである。プロセスガスの導入方法は数多くあり、
例えば、1 つのガス導入口からガスを導入する方法や、
シャワーヘッドと呼ばれる多数の孔を有する円板からガ
スを導入する方法がある。1つのガス導入口からガスを
導入する方法を用いる装置では、ガス導入口の場所は様
々であり、設計者によって異なるのが普通である。ま
た、シャワーヘッドからガスを導入する方法を用いる装
置、例えば平行平板型のRIE装置では、基板に対向し
て設置されたシャワーヘッドから、ガスを導入する方法
がしばしば採用される。
【0003】そして、基板処理を行なう上で、基板面内
の均一性の確保は重要な課題の1つである。面内均一性
の良い基板処理を行なうために、基板面近傍のガス密度
分布の均一性を良くする必要があり、ガスの導入方法
や、プラズマパラメータ等のプロセス条件がプロセス開
発者によって検討されている。
の均一性の確保は重要な課題の1つである。面内均一性
の良い基板処理を行なうために、基板面近傍のガス密度
分布の均一性を良くする必要があり、ガスの導入方法
や、プラズマパラメータ等のプロセス条件がプロセス開
発者によって検討されている。
【0004】例えば、アルミニウム膜を表面に有する基
板をRIE(リアクティブイオンエッチング)装置を用
いてエッチングする場合、プロセスガスとして、Cl2
のような反応ガスの他に、BCl3 などの添加ガスや、
ArまたはHeのような不活性な希釈ガスが導入される
場合がある。そして、添加ガスや希釈ガスは、通常、基
板処理を行う真空容器に導入される前に反応ガスと混合
され、前述したガス導入口から導入される。そして、導
入ガスをプラズマ発生機構によりプラズマ化し、基板の
処理を行う。
板をRIE(リアクティブイオンエッチング)装置を用
いてエッチングする場合、プロセスガスとして、Cl2
のような反応ガスの他に、BCl3 などの添加ガスや、
ArまたはHeのような不活性な希釈ガスが導入される
場合がある。そして、添加ガスや希釈ガスは、通常、基
板処理を行う真空容器に導入される前に反応ガスと混合
され、前述したガス導入口から導入される。そして、導
入ガスをプラズマ発生機構によりプラズマ化し、基板の
処理を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】面内均一性の良い基板
処理を行なうために、基板面上のガス密度分布を制御す
る必要があるが、従来の装置のガス導入方法には、明確
な指針があるわけではなく、通常の場合、プロセス開発
者の経験と試行錯誤に依存している。例えば、RIE装
置では、プラズマ特性の面内分布を不均一にしたり、シ
ャワーヘッドに配置された孔の大きさや数を調整するこ
とにより、均一性の制御を行っていた。そして、プロセ
スマージンを大きくとれないため、プロセス条件、基板
寸法、プラズマ生成方法などが変わる毎に最適化を行う
必要があった。そのため、装置開発に非常に長い時間と
費用を要するという問題があった。特に、近年、低圧力
でのプロセスが多くなり、その最適化の方法が検討され
ている。
処理を行なうために、基板面上のガス密度分布を制御す
る必要があるが、従来の装置のガス導入方法には、明確
な指針があるわけではなく、通常の場合、プロセス開発
者の経験と試行錯誤に依存している。例えば、RIE装
置では、プラズマ特性の面内分布を不均一にしたり、シ
ャワーヘッドに配置された孔の大きさや数を調整するこ
とにより、均一性の制御を行っていた。そして、プロセ
スマージンを大きくとれないため、プロセス条件、基板
寸法、プラズマ生成方法などが変わる毎に最適化を行う
必要があった。そのため、装置開発に非常に長い時間と
費用を要するという問題があった。特に、近年、低圧力
でのプロセスが多くなり、その最適化の方法が検討され
ている。
【0006】従って、基板面を均一に処理することが可
能な基板処理装置および基板処理方法の出現が望まれて
いた。
能な基板処理装置および基板処理方法の出現が望まれて
いた。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、この出願に係る
発明者は、基板処理装置として、従来の平行平板型のR
IE装置を用いて、基板面上でのエッチング速度分布を
測定し、上述の問題点を解決するための指針について検
討した。
発明者は、基板処理装置として、従来の平行平板型のR
IE装置を用いて、基板面上でのエッチング速度分布を
測定し、上述の問題点を解決するための指針について検
討した。
【0008】図6は、RIE装置を用いて、基板をエッ
チングする状態を概略的に示した断面図(ただし切り口
の図)である。図6に示すように、従来のRIE装置5
00は、真空容器12、基板支持電極14、高周波電源
20、対向電極16、およびガス供給系18から主とし
て構成されている。ここで、高周波電源20は基板支持
電極14と接続し、ガス供給系18はガス導入路22お
よびガス供給弁26を介して対向電極16とつながって
いる。また、対向電極16には、シャワーヘッド24が
設けられている。基板10を支持するための基板支持面
14aとシャワーヘッド24のガス導入面24aとは対
向している。なお、真空容器12の内部を減圧状態に保
持するための排気装置と、高周波電源20の整合をとる
整合器と、真空容器12と基板支持電極14および対向
電極16の温度コントロールを行う温度調整機構、及び
基板10を真空容器12に搬送する基板搬送機構は図示
していない。
チングする状態を概略的に示した断面図(ただし切り口
の図)である。図6に示すように、従来のRIE装置5
00は、真空容器12、基板支持電極14、高周波電源
20、対向電極16、およびガス供給系18から主とし
て構成されている。ここで、高周波電源20は基板支持
電極14と接続し、ガス供給系18はガス導入路22お
よびガス供給弁26を介して対向電極16とつながって
いる。また、対向電極16には、シャワーヘッド24が
設けられている。基板10を支持するための基板支持面
14aとシャワーヘッド24のガス導入面24aとは対
向している。なお、真空容器12の内部を減圧状態に保
持するための排気装置と、高周波電源20の整合をとる
整合器と、真空容器12と基板支持電極14および対向
電極16の温度コントロールを行う温度調整機構、及び
基板10を真空容器12に搬送する基板搬送機構は図示
していない。
【0009】例えば、アルミニウム膜を表面に有する、
外径W1 が6インチの基板10をエッチングする場合、
基板10を基板支持電極14上に配置し、真空容器12
の内部を減圧する。図6中には、排気装置に接続する2
つの排気口28からガスが排気される様子を矢印で示し
ている。その後、対向電極16に設けられたシャワーヘ
ッド24からはプロセスガス(Cl2 、BCl3 および
Heの混合ガス)を基板10に向けて導入し、真空容器
10を、通常0.1〜100Paの所定の圧力に保持す
る。図6中には、シャワーヘッド24からプロセスガス
が基板10に向けて導入される様子を矢印で示してい
る。また、基板支持電極12には高周波を印加する。こ
の時、基板支持電極12と対向電極16との間にプラズ
マが生成する。このため、Cl2 ガスがアルミニウム膜
と反応し、例えばAlClx ガス(x=1,2,3)、
Al2 Cl6 などが生成し、基板10の表面上に設けら
れたアルミニウム膜がエッチングされる。
外径W1 が6インチの基板10をエッチングする場合、
基板10を基板支持電極14上に配置し、真空容器12
の内部を減圧する。図6中には、排気装置に接続する2
つの排気口28からガスが排気される様子を矢印で示し
ている。その後、対向電極16に設けられたシャワーヘ
ッド24からはプロセスガス(Cl2 、BCl3 および
Heの混合ガス)を基板10に向けて導入し、真空容器
10を、通常0.1〜100Paの所定の圧力に保持す
る。図6中には、シャワーヘッド24からプロセスガス
が基板10に向けて導入される様子を矢印で示してい
る。また、基板支持電極12には高周波を印加する。こ
の時、基板支持電極12と対向電極16との間にプラズ
マが生成する。このため、Cl2 ガスがアルミニウム膜
と反応し、例えばAlClx ガス(x=1,2,3)、
Al2 Cl6 などが生成し、基板10の表面上に設けら
れたアルミニウム膜がエッチングされる。
【0010】図3は、その際のアルミニウム膜のエッチ
ング速度を、縦軸にエッチング速度(任意単位)を取
り、横軸に基板中心からの距離を取って示した特性図で
ある。図3中の曲線aは、シャワーヘッド24の外径W
2 が基板10の外径W1 よりも大きい場合をについて示
し、曲線bは、シャワーヘッド24の外径W2 が基板1
0と同程度の場合について示している。曲線aおよびb
から理解出来るように、基板10の中央付近では基板1
0の周辺と比較してエッチング速度が遅く、十分な面内
均一性を確保していない。これは、基板10の周辺より
も相対的にCl2ガス密度即ちCl2 ガスの分圧が低
く、その結果、Cl2 ガスとアルミニウム膜との反応が
阻害されるためである。
ング速度を、縦軸にエッチング速度(任意単位)を取
り、横軸に基板中心からの距離を取って示した特性図で
ある。図3中の曲線aは、シャワーヘッド24の外径W
2 が基板10の外径W1 よりも大きい場合をについて示
し、曲線bは、シャワーヘッド24の外径W2 が基板1
0と同程度の場合について示している。曲線aおよびb
から理解出来るように、基板10の中央付近では基板1
0の周辺と比較してエッチング速度が遅く、十分な面内
均一性を確保していない。これは、基板10の周辺より
も相対的にCl2ガス密度即ちCl2 ガスの分圧が低
く、その結果、Cl2 ガスとアルミニウム膜との反応が
阻害されるためである。
【0011】ここで、この出願に係る発明者は、基板1
0の周辺よりも相対的にCl2 ガス密度即ちCl2 ガス
の分圧が低くなる理由を以下のように考えた。圧力が低
くなるにつれて、ガス分子の輸送は、マクロ的なガスの
流れよりも、ガス中に拡散するスピードの影響の方が次
第に大きくなる。従って、基板の周辺では、反応生成物
が拡散し易く、基板の外側からの拡散により主たるプロ
セスガスが補われるのに対し、基板の中央付近では、反
応によって生じた反応生成物が拡散するのに時間を要
し、プロセスガスが基板中央部に供給されにくくなる。
その結果、基板近傍の主たるプロセスガスの密度分布
は、基板中央で低く、基板の周辺で高くなる傾向があ
る。要するに、主たるプロセスガスの分圧が、基板の中
央付近の方が基板周辺よりも低くなる。ここで、主たる
プロセスガスとは、プロセスガスのうち、基板を処理す
る際の反応に寄与するガスを指す。上述の従来の例で
は、Cl2ガスが主たるプロセスガスとなる。
0の周辺よりも相対的にCl2 ガス密度即ちCl2 ガス
の分圧が低くなる理由を以下のように考えた。圧力が低
くなるにつれて、ガス分子の輸送は、マクロ的なガスの
流れよりも、ガス中に拡散するスピードの影響の方が次
第に大きくなる。従って、基板の周辺では、反応生成物
が拡散し易く、基板の外側からの拡散により主たるプロ
セスガスが補われるのに対し、基板の中央付近では、反
応によって生じた反応生成物が拡散するのに時間を要
し、プロセスガスが基板中央部に供給されにくくなる。
その結果、基板近傍の主たるプロセスガスの密度分布
は、基板中央で低く、基板の周辺で高くなる傾向があ
る。要するに、主たるプロセスガスの分圧が、基板の中
央付近の方が基板周辺よりも低くなる。ここで、主たる
プロセスガスとは、プロセスガスのうち、基板を処理す
る際の反応に寄与するガスを指す。上述の従来の例で
は、Cl2ガスが主たるプロセスガスとなる。
【0012】その結果、この出願に係る発明者は、面内
均一性良く基板を処理するためには、基板の中央付近で
の主たるプロセスガスの密度を従来より高くするか、ま
たは基板の周辺での主たるプロセスガスの密度を従来よ
り低くすればよいという結論に達した。
均一性良く基板を処理するためには、基板の中央付近で
の主たるプロセスガスの密度を従来より高くするか、ま
たは基板の周辺での主たるプロセスガスの密度を従来よ
り低くすればよいという結論に達した。
【0013】このため、この発明の基板処理装置によれ
ば、基板の中央付近での主たるプロセスガスの密度を従
来より高くするため、内部を減圧状態に保持できる真空
容器と、真空容器の内部にプロセスガスを導入するガス
導入機構と、基板を支持する基板支持機構とを具え、ガ
ス導入機構が有するガス導入面と基板支持機構が有する
基板支持面とが真空容器の内部で対向している基板処理
装置において、ガス導入面の外径が、基板支持面に支持
される円状の基板の外径より小さいことを特徴とする。
ば、基板の中央付近での主たるプロセスガスの密度を従
来より高くするため、内部を減圧状態に保持できる真空
容器と、真空容器の内部にプロセスガスを導入するガス
導入機構と、基板を支持する基板支持機構とを具え、ガ
ス導入機構が有するガス導入面と基板支持機構が有する
基板支持面とが真空容器の内部で対向している基板処理
装置において、ガス導入面の外径が、基板支持面に支持
される円状の基板の外径より小さいことを特徴とする。
【0014】また、望ましくは、基板の中央付近での主
たるプロセスガスの密度を従来より高くすることに加え
て、基板の周辺での主たるプロセスガスの密度を従来よ
り低くするため、ガス導入機構として、内径が基板支持
面に支持される基板の外径より大きなガス導入リング
を、ガス導入面と基板支持面との間に有するのが良い。
そして、この基板処理装置を用いて、基板を処理する場
合、プロセスガスのうち基板を処理する際の反応に寄与
するもの、すなわち主たるプロセスガスを、主にガス導
入面から基板支持面上に支持される基板に向けて導入
し、基板を処理する際の反応に寄与するもの以外のも
の、すなわち主たるプロセスガス以外のものを、主にガ
ス導入リングから基板に向けて導入する。
たるプロセスガスの密度を従来より高くすることに加え
て、基板の周辺での主たるプロセスガスの密度を従来よ
り低くするため、ガス導入機構として、内径が基板支持
面に支持される基板の外径より大きなガス導入リング
を、ガス導入面と基板支持面との間に有するのが良い。
そして、この基板処理装置を用いて、基板を処理する場
合、プロセスガスのうち基板を処理する際の反応に寄与
するもの、すなわち主たるプロセスガスを、主にガス導
入面から基板支持面上に支持される基板に向けて導入
し、基板を処理する際の反応に寄与するもの以外のも
の、すなわち主たるプロセスガス以外のものを、主にガ
ス導入リングから基板に向けて導入する。
【0015】
【作用】上述したこの発明の基板処理装置によれば、ガ
ス導入面の外径が、基板支持面に支持される基板の外径
より小さい。このため、このガス導入面からプロセスガ
スを導入した場合、プロセスガスの供給が基板の中央付
近の上部に限られる。そして、基板の中央付近で、主た
るプロセスガスとの反応によって生じた反応生成物が拡
散するのに時間を要する場合でも、基板の中央付近の上
部にプロセスガスの導入を限るため、基板の中央付近で
の主たるプロセスガスの密度を従来より高くすることが
出来る。その結果、基板上での主たるプロセスガス密度
分布の均一性が良くなる。
ス導入面の外径が、基板支持面に支持される基板の外径
より小さい。このため、このガス導入面からプロセスガ
スを導入した場合、プロセスガスの供給が基板の中央付
近の上部に限られる。そして、基板の中央付近で、主た
るプロセスガスとの反応によって生じた反応生成物が拡
散するのに時間を要する場合でも、基板の中央付近の上
部にプロセスガスの導入を限るため、基板の中央付近で
の主たるプロセスガスの密度を従来より高くすることが
出来る。その結果、基板上での主たるプロセスガス密度
分布の均一性が良くなる。
【0016】また、内径が、支持基板面に支持される基
板の外径より大きなガス導入リングを、ガス導入面と基
板支持面との間に設けた、この発明の基板処理装置およ
びそれを用いた基板処理方法によれば、プロセスガスの
うち基板を処理する際の反応に寄与するもの、すなわち
主たるプロセスガスを、主にガス導入面から基板支持面
上に支持される基板に向けて導入し、プロセスガスのう
ち基板を処理する際の反応に寄与するもの以外のもの、
すなわち主たるプロセスガス以外のものを、主にガス導
入リングから基板に向けて導入する。このため、基板の
外側から主たるプロセスガスが補われることがない。そ
の結果、基板の周辺での主たるプロセスガスの密度を従
来より低くすることができ、基板上での主たるプロセス
ガス密度分布の均一性がさらに良くなる。
板の外径より大きなガス導入リングを、ガス導入面と基
板支持面との間に設けた、この発明の基板処理装置およ
びそれを用いた基板処理方法によれば、プロセスガスの
うち基板を処理する際の反応に寄与するもの、すなわち
主たるプロセスガスを、主にガス導入面から基板支持面
上に支持される基板に向けて導入し、プロセスガスのう
ち基板を処理する際の反応に寄与するもの以外のもの、
すなわち主たるプロセスガス以外のものを、主にガス導
入リングから基板に向けて導入する。このため、基板の
外側から主たるプロセスガスが補われることがない。そ
の結果、基板の周辺での主たるプロセスガスの密度を従
来より低くすることができ、基板上での主たるプロセス
ガス密度分布の均一性がさらに良くなる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例を
説明する。これらの図面において、各構成成分は、この
発明が理解出来る程度に各構成成分の形状、大きさ、お
よび配置関係を概略的に示しているにすぎない。また、
説明に用いる各図において、同様な構成成分については
同一の番号を付して示してある。また、以下の説明で述
べる、使用材料および圧力等の数値的条件はこの発明の
好適例にすぎない。従って、この発明がこれらの条件に
のみ限定されるものではないことは理解されたい。
説明する。これらの図面において、各構成成分は、この
発明が理解出来る程度に各構成成分の形状、大きさ、お
よび配置関係を概略的に示しているにすぎない。また、
説明に用いる各図において、同様な構成成分については
同一の番号を付して示してある。また、以下の説明で述
べる、使用材料および圧力等の数値的条件はこの発明の
好適例にすぎない。従って、この発明がこれらの条件に
のみ限定されるものではないことは理解されたい。
【0018】1.第1実施例 平行平板型のRIE装置を用いて、この発明の基板処理
装置の第1実施例を説明する。なお、ここでは、基板と
して、表面にアルミニウム膜を有する外径W1が6イン
チの円状のシリコン基板を用い、アルミニウム膜をエッ
チングする。
装置の第1実施例を説明する。なお、ここでは、基板と
して、表面にアルミニウム膜を有する外径W1が6イン
チの円状のシリコン基板を用い、アルミニウム膜をエッ
チングする。
【0019】図1は、第1実施例の平行平板型のRIE
装置100を用いて、基板10をエッチングする状態を
概略的に示す断面図(ただし切り口の図)である。
装置100を用いて、基板10をエッチングする状態を
概略的に示す断面図(ただし切り口の図)である。
【0020】図1に示すように、第1実施例のRIE装
置100は、内部を減圧状態に保持できる真空容器1
2、基板支持電極14から成る基板支持機構、対向電極
16およびガス供給系18から成るガス導入機構から主
として構成されている。
置100は、内部を減圧状態に保持できる真空容器1
2、基板支持電極14から成る基板支持機構、対向電極
16およびガス供給系18から成るガス導入機構から主
として構成されている。
【0021】ここで、基板支持電極14は、基板10を
支持するための基板支持面14aを真空容器12の内部
に有している。また、真空容器12の外部では、高周波
電源20と接続している。そして、基板支持電極14に
は、基板10をエッチングする際に高周波が印加され
る。
支持するための基板支持面14aを真空容器12の内部
に有している。また、真空容器12の外部では、高周波
電源20と接続している。そして、基板支持電極14に
は、基板10をエッチングする際に高周波が印加され
る。
【0022】また、対向電極16は真空容器12の内部
に設置されており、対向電極16とガス供給系18とは
ガス導入路22を介してつながっている。そして、ガス
供給系18から供給されるプロセスガスは対向電極16
に設けられたシャワーヘッド24から真空容器12の内
部に導入される。なお、プロセスガスを真空容器12の
内部に導入する際には、ガス導入路22に設けられたガ
ス供給弁26によって流量が調節される。
に設置されており、対向電極16とガス供給系18とは
ガス導入路22を介してつながっている。そして、ガス
供給系18から供給されるプロセスガスは対向電極16
に設けられたシャワーヘッド24から真空容器12の内
部に導入される。なお、プロセスガスを真空容器12の
内部に導入する際には、ガス導入路22に設けられたガ
ス供給弁26によって流量が調節される。
【0023】また、基板支持面14aとシャワーヘッド
24のガス導入面24aとは、対向しており、シャワー
ヘッド24のガス導入面24aと基板支持面14aに支
持される基板10との間隔は50mmである。円状のガ
ス導入面24aの外径(以下、ガス導入面24aの外径
のことを、シャワーヘッド24の外径と称する場合があ
る。)W2 は5インチであり、基板支持面14aに支
持される円状の基板10の外径(6インチ)W1 より小
さい。そして、基板支持面14aに支持される基板1
0、およびガス導入面24aが平行であって、それぞれ
の中心が、各面に垂直な方向から見て一致している。こ
の場合、エッチング速度の面内均一性が最も良い。その
際、シャワーヘッド24の外径W2 やシャワーヘッド2
4のガス導入面24aと基板支持面14aに支持される
基板10との間隔は、基板10の外径の2〜9割であれ
ば、主たるプロセスガスの密度分布の均一性が良くな
る。
24のガス導入面24aとは、対向しており、シャワー
ヘッド24のガス導入面24aと基板支持面14aに支
持される基板10との間隔は50mmである。円状のガ
ス導入面24aの外径(以下、ガス導入面24aの外径
のことを、シャワーヘッド24の外径と称する場合があ
る。)W2 は5インチであり、基板支持面14aに支
持される円状の基板10の外径(6インチ)W1 より小
さい。そして、基板支持面14aに支持される基板1
0、およびガス導入面24aが平行であって、それぞれ
の中心が、各面に垂直な方向から見て一致している。こ
の場合、エッチング速度の面内均一性が最も良い。その
際、シャワーヘッド24の外径W2 やシャワーヘッド2
4のガス導入面24aと基板支持面14aに支持される
基板10との間隔は、基板10の外径の2〜9割であれ
ば、主たるプロセスガスの密度分布の均一性が良くな
る。
【0024】なお、真空容器12の内部を減圧状態に保
持するための排気装置と、高周波電源14の整合をとる
整合器と、真空容器12と基板支持電極14及び対向電
極16の温度コントロールを行う温度調整機構、及び基
板10を真空容器12に搬送する基板搬送機構は図示し
ていない。
持するための排気装置と、高周波電源14の整合をとる
整合器と、真空容器12と基板支持電極14及び対向電
極16の温度コントロールを行う温度調整機構、及び基
板10を真空容器12に搬送する基板搬送機構は図示し
ていない。
【0025】以下に、以上のようなRIE装置100を
用いて、アルミニウム膜をエッチングする方法につて説
明する。
用いて、アルミニウム膜をエッチングする方法につて説
明する。
【0026】先ず、基板10を基板支持電極14の基板
支持面14a上に配置し、真空容器12の内部を減圧す
る。図1中には、排気装置に接続する2つの排気口28
からガスが排気される様子を矢印で示している。その
後、対向電極16に設けられたシャワーヘッド24から
Cl2 、添加ガスであるBCl3 、および希釈ガスであ
るHeをプロセスガスとして基板10に向けて導入し、
真空容器12を、0.1〜100Paの所定の圧力に保
持する。その際、それぞれのガス流量は、Cl2:10
〜1000sccm、BCl3 :2〜500sccm、
He:1〜100sccmとする。図1中には、シャワ
ーヘッド24からプロセスガスが基板10に向けて導入
される様子を矢印で示している。
支持面14a上に配置し、真空容器12の内部を減圧す
る。図1中には、排気装置に接続する2つの排気口28
からガスが排気される様子を矢印で示している。その
後、対向電極16に設けられたシャワーヘッド24から
Cl2 、添加ガスであるBCl3 、および希釈ガスであ
るHeをプロセスガスとして基板10に向けて導入し、
真空容器12を、0.1〜100Paの所定の圧力に保
持する。その際、それぞれのガス流量は、Cl2:10
〜1000sccm、BCl3 :2〜500sccm、
He:1〜100sccmとする。図1中には、シャワ
ーヘッド24からプロセスガスが基板10に向けて導入
される様子を矢印で示している。
【0027】また、基板支持電極14には500〜30
00Wの高周波電力を印加する。この時、基板支持電極
14と対向電極16との間にプラズマが生成する。この
ため、Cl2 ガスがアルミニウム膜と反応し、例えばA
lClx (x=1,2,3)、Al2 Cl6 などが生成
し、基板10の表面上に設けられたアルミニウム膜がエ
ッチングされる。
00Wの高周波電力を印加する。この時、基板支持電極
14と対向電極16との間にプラズマが生成する。この
ため、Cl2 ガスがアルミニウム膜と反応し、例えばA
lClx (x=1,2,3)、Al2 Cl6 などが生成
し、基板10の表面上に設けられたアルミニウム膜がエ
ッチングされる。
【0028】図3は、その際のアルミニウム膜のエッチ
ング速度を、縦軸にエッチング速度(任意単位)を取
り、横軸に基板中心からの距離を取って示した特性図で
ある。上述したように、図3中の曲線aは、シャワーヘ
ッド24の外径W2 が基板10の外径W1 よりも大きい
場合について示し、曲線bは、シャワーヘッド24の外
径W2 が基板10と同程度の場合について示している。
一方、曲線cはこの第1実施例の場合であり、シャワー
ヘッド24の外径W2 が基板10の外径W1 よりも小さ
い場合について示ている。
ング速度を、縦軸にエッチング速度(任意単位)を取
り、横軸に基板中心からの距離を取って示した特性図で
ある。上述したように、図3中の曲線aは、シャワーヘ
ッド24の外径W2 が基板10の外径W1 よりも大きい
場合について示し、曲線bは、シャワーヘッド24の外
径W2 が基板10と同程度の場合について示している。
一方、曲線cはこの第1実施例の場合であり、シャワー
ヘッド24の外径W2 が基板10の外径W1 よりも小さ
い場合について示ている。
【0029】図3中の曲線a〜cから理解出来るよう
に、シャワーヘッド24の外径W2 が基板10の外径W
1 より小さい場合(曲線c)は、シャワーヘッド24の
外径W2 が基板10の外径W1 よりも大きい場合(曲線
a)や、シャワーヘッド24の外径W2 が基板10と同
程度の場合(曲線b)に比べて、エッチング速度の面内
均一性が良い。
に、シャワーヘッド24の外径W2 が基板10の外径W
1 より小さい場合(曲線c)は、シャワーヘッド24の
外径W2 が基板10の外径W1 よりも大きい場合(曲線
a)や、シャワーヘッド24の外径W2 が基板10と同
程度の場合(曲線b)に比べて、エッチング速度の面内
均一性が良い。
【0030】これは、シャワーヘッド24の外径W2 が
基板10の外径W1 よりも小さい場合、Cl2 ガスの供
給は基板10の中央付近の上部に限られるため、基板の
周辺のCl2 ガス密度の分圧が、シャワーヘッドの外径
W2 が基板と同程度の場合よりも低くなる。その結果と
して、基板10上のCl2 ガス密度分布の均一性が良く
なり、エッチング速度の面内分布均一性が良くなったこ
とによる。
基板10の外径W1 よりも小さい場合、Cl2 ガスの供
給は基板10の中央付近の上部に限られるため、基板の
周辺のCl2 ガス密度の分圧が、シャワーヘッドの外径
W2 が基板と同程度の場合よりも低くなる。その結果と
して、基板10上のCl2 ガス密度分布の均一性が良く
なり、エッチング速度の面内分布均一性が良くなったこ
とによる。
【0031】2.第2実施例 第1実施例の場合と同様に、平行平板型のRIE装置を
用いて、この発明の基板処理装置の第2実施例を説明す
る。なお、第1実施例の場合と同様に、ここでは、基板
として、表面にアルミニウム膜を有する外径W1 が6イ
ンチの円状のシリコン基板を用い、アルミニウム膜をエ
ッチングする。
用いて、この発明の基板処理装置の第2実施例を説明す
る。なお、第1実施例の場合と同様に、ここでは、基板
として、表面にアルミニウム膜を有する外径W1 が6イ
ンチの円状のシリコン基板を用い、アルミニウム膜をエ
ッチングする。
【0032】図2は、平行平板型のRIE装置200を
用いて、基板10をエッチングする状態を概略的に示す
断面図(ただし切り口の図)である。
用いて、基板10をエッチングする状態を概略的に示す
断面図(ただし切り口の図)である。
【0033】図2に示すように、第2実施例のRIE装
置200は、第1実施例のRIE装置100と同様に、
内部を減圧状態に保持できる真空容器12、基板支持電
極14から成る基板支持機構、対向電極16、ガス導入
リング30、およびガス供給系18から成るガス導入機
構から主として構成されている。このように、この第2
実施例のRIE装置200では、ガス導入機構にガス導
入リング30を有していることのみが、第1実施例のR
IE装置100と比較して構成上相違している。
置200は、第1実施例のRIE装置100と同様に、
内部を減圧状態に保持できる真空容器12、基板支持電
極14から成る基板支持機構、対向電極16、ガス導入
リング30、およびガス供給系18から成るガス導入機
構から主として構成されている。このように、この第2
実施例のRIE装置200では、ガス導入機構にガス導
入リング30を有していることのみが、第1実施例のR
IE装置100と比較して構成上相違している。
【0034】ここで、ガス導入リング30は真空容器1
2の内部に設置けられており、ガス導入リング30とガ
ス供給系18とはガス導入路22を介してつながってい
る。そして、ガス供給系18から供給されるプロセスガ
スはガス導入リング30に設けられた孔およびまたは溝
から真空容器12の内部に導入される。ガス導入リング
30として、内径W3 が基板支持面14aに支持される
基板10の外径W1 より大きいもの、例えば内径224
mmであり、管径6mmのものを用いる。そして、リン
グに沿って、15°おきに孔が設けられている。この孔
の位置および寸法は、ある特定の放電圧力やガス流量に
対して、基板10の表面上でCl2 ガス密度の分布が良
好となるように調整される。なお、プロセスガスを真空
容器12の内部に導入する際には、ガス導入路22に設
けられたガス供給弁26によって流量が調節される。
2の内部に設置けられており、ガス導入リング30とガ
ス供給系18とはガス導入路22を介してつながってい
る。そして、ガス供給系18から供給されるプロセスガ
スはガス導入リング30に設けられた孔およびまたは溝
から真空容器12の内部に導入される。ガス導入リング
30として、内径W3 が基板支持面14aに支持される
基板10の外径W1 より大きいもの、例えば内径224
mmであり、管径6mmのものを用いる。そして、リン
グに沿って、15°おきに孔が設けられている。この孔
の位置および寸法は、ある特定の放電圧力やガス流量に
対して、基板10の表面上でCl2 ガス密度の分布が良
好となるように調整される。なお、プロセスガスを真空
容器12の内部に導入する際には、ガス導入路22に設
けられたガス供給弁26によって流量が調節される。
【0035】また、ガス導入リング30は、基板支持面
14aとガス導入面24aとの間に設置されている。そ
して、基板支持面14aに支持される基板10、ガス導
入面24aおよびガス導入リング30から形成される面
が平行であって、それぞれの中心が、各面に垂直な方向
から見て一致している。この場合、エッチング速度の面
内均一性が最も良い。
14aとガス導入面24aとの間に設置されている。そ
して、基板支持面14aに支持される基板10、ガス導
入面24aおよびガス導入リング30から形成される面
が平行であって、それぞれの中心が、各面に垂直な方向
から見て一致している。この場合、エッチング速度の面
内均一性が最も良い。
【0036】なお、真空容器12の内部を減圧状態に保
持するための排気装置と、高周波電源14の整合をとる
整合器と、真空容器12と基板支持電極14及び対向電
極16の温度コントロールを行う温度調整機構、及び基
板10を真空容器12に搬送する基板搬送機構は、第1
実施例の場合と同様に図示していない。
持するための排気装置と、高周波電源14の整合をとる
整合器と、真空容器12と基板支持電極14及び対向電
極16の温度コントロールを行う温度調整機構、及び基
板10を真空容器12に搬送する基板搬送機構は、第1
実施例の場合と同様に図示していない。
【0037】以下に、以上のようなRIE装置200を
用いて、アルミニウム膜をエッチングする方法につて説
明する。
用いて、アルミニウム膜をエッチングする方法につて説
明する。
【0038】先ず、基板10を基板支持電極14の基板
支持面14a上に設置し、真空容器12の内部を減圧す
る。図2中には、排気装置に接続する排気口28からガ
スが排気される様子を矢印で示している。その後、対向
電極16に設けられたシャワーヘッド24およびガス導
入リング30から所定のプロセスガスを基板10に向け
て導入し、真空容器12を、0.1〜100Paの所定
の圧力に保持する。ここでは、シャワーヘッド24から
基板を処理する際の反応に寄与するCl2 を導入し、ガ
ス導入リング30から添加ガスであるBCl3 および希
釈ガスであるHeを導入する。その際、シャワーヘッド
24から導入するCl2 ガスのガス流量は10〜100
0sccm、ガス導入リング30から導入するBCl3
ガスおよびHeガスのガス流量は、BCl3 :2〜50
0sccm、He:1〜100sccmとする。図2中
には、シャワーヘッド24およびガス導入リング30か
らプロセスガスが基板10に向けて導入される様子を矢
印で示している。
支持面14a上に設置し、真空容器12の内部を減圧す
る。図2中には、排気装置に接続する排気口28からガ
スが排気される様子を矢印で示している。その後、対向
電極16に設けられたシャワーヘッド24およびガス導
入リング30から所定のプロセスガスを基板10に向け
て導入し、真空容器12を、0.1〜100Paの所定
の圧力に保持する。ここでは、シャワーヘッド24から
基板を処理する際の反応に寄与するCl2 を導入し、ガ
ス導入リング30から添加ガスであるBCl3 および希
釈ガスであるHeを導入する。その際、シャワーヘッド
24から導入するCl2 ガスのガス流量は10〜100
0sccm、ガス導入リング30から導入するBCl3
ガスおよびHeガスのガス流量は、BCl3 :2〜50
0sccm、He:1〜100sccmとする。図2中
には、シャワーヘッド24およびガス導入リング30か
らプロセスガスが基板10に向けて導入される様子を矢
印で示している。
【0039】また、基板支持電極14には500〜30
00Wの高周波電力を印加する。この時、基板支持電極
14と対向電極16との間にプラズマが生成する。この
ため、Cl2 ガスがアルミニウム膜と反応し、例えばA
lClx (x=1,2,3)、Al2 Cl6 などが生成
し、基板10の表面上に設けられたアルミニウム膜がエ
ッチングされる。
00Wの高周波電力を印加する。この時、基板支持電極
14と対向電極16との間にプラズマが生成する。この
ため、Cl2 ガスがアルミニウム膜と反応し、例えばA
lClx (x=1,2,3)、Al2 Cl6 などが生成
し、基板10の表面上に設けられたアルミニウム膜がエ
ッチングされる。
【0040】図3は、その際のアルミニウム膜のエッチ
ング速度を、縦軸にエッチング速度(任意単位)を取
り、横軸に基板中心からの距離を取って示した特性図で
ある。上述したように、図3中の曲線aは、シャワーヘ
ッド24の外径W2 が基板10の外径W1 よりも大きい
場合について示し、曲線bは、シャワーヘッド24の外
径W2 が基板10と同程度の場合について示し、曲線c
は、第1実施例の場合について示ている。一方、曲線d
は、この第2実施例の場合であり、内径W3 が、基板1
0の外径W1 より大きなガス導入リング30を基板支持
面14aとガス導入面とガス導入面24aとの間に設置
した場合について示している。
ング速度を、縦軸にエッチング速度(任意単位)を取
り、横軸に基板中心からの距離を取って示した特性図で
ある。上述したように、図3中の曲線aは、シャワーヘ
ッド24の外径W2 が基板10の外径W1 よりも大きい
場合について示し、曲線bは、シャワーヘッド24の外
径W2 が基板10と同程度の場合について示し、曲線c
は、第1実施例の場合について示ている。一方、曲線d
は、この第2実施例の場合であり、内径W3 が、基板1
0の外径W1 より大きなガス導入リング30を基板支持
面14aとガス導入面とガス導入面24aとの間に設置
した場合について示している。
【0041】この第2実施例では、ガス供給リング30
からBCl3 ガスおよびHeガスが基板10に向けて導
入される。そして、基板10の外径W1 よりもガス導入
リング30の内径W3 が大きいために、ガス導入リング
30がない場合に比較して、基板10の周辺部のCl2
ガス密度を減少させることができる。要するに、Cl2
ガス密度の分布の均一性を、さらに向上させることが可
能となる。
からBCl3 ガスおよびHeガスが基板10に向けて導
入される。そして、基板10の外径W1 よりもガス導入
リング30の内径W3 が大きいために、ガス導入リング
30がない場合に比較して、基板10の周辺部のCl2
ガス密度を減少させることができる。要するに、Cl2
ガス密度の分布の均一性を、さらに向上させることが可
能となる。
【0042】図3中の曲線cおよびdから、以上のこと
が理解出来る。すなわち、ガス導入リング30を有する
場合(曲線d)には、ガス導入リング30を有していな
い第1実施例の場合(曲線c)に比べて、基板10の周
辺でのCl2 ガス密度がわずかに下がるため、Cl2 ガ
ス密度の分布が良好となる。その結果、エッチング速度
の面内均一性がさらに向上している。
が理解出来る。すなわち、ガス導入リング30を有する
場合(曲線d)には、ガス導入リング30を有していな
い第1実施例の場合(曲線c)に比べて、基板10の周
辺でのCl2 ガス密度がわずかに下がるため、Cl2 ガ
ス密度の分布が良好となる。その結果、エッチング速度
の面内均一性がさらに向上している。
【0043】また、Cl2 ガス流量を増やし、基板10
の処理速度を大きくしたいという要求に対し、ガス供給
リング10の構造の最適化のみ検討することにより、基
板10の面内均一性を確保することが可能である。従っ
て、基板処理の各種プロセスに対し、シャワーヘッド2
4の構造を共通化することができ、装置設計、製造の生
産性が向上する。
の処理速度を大きくしたいという要求に対し、ガス供給
リング10の構造の最適化のみ検討することにより、基
板10の面内均一性を確保することが可能である。従っ
て、基板処理の各種プロセスに対し、シャワーヘッド2
4の構造を共通化することができ、装置設計、製造の生
産性が向上する。
【0044】3.第3実施例 CVD装置を用いて、この発明の基板処理装置の第3実
施例を説明する。なお、ここでは、基板として、外径W
1 が6インチの円状のシリコン基板を用い、Cu膜の成
膜を行う。
施例を説明する。なお、ここでは、基板として、外径W
1 が6インチの円状のシリコン基板を用い、Cu膜の成
膜を行う。
【0045】図4は、第3実施例のCVD装置300を
用いて、基板50上にCu膜の成膜する状態を概略的に
示す断面図(ただし切り口の図)である。
用いて、基板50上にCu膜の成膜する状態を概略的に
示す断面図(ただし切り口の図)である。
【0046】図4に示すように、第3実施例のCVD装
置300は、内部を減圧状態に保持できる真空容器5
2、サセプター54から成る基板支持機構、ガス導入部
56、ガス導入リング58、およびガス供給系60から
成るガス導入機構から主として構成されている。
置300は、内部を減圧状態に保持できる真空容器5
2、サセプター54から成る基板支持機構、ガス導入部
56、ガス導入リング58、およびガス供給系60から
成るガス導入機構から主として構成されている。
【0047】ここで、サセプター54は、基板50を支
持するための基板支持面54aを真空容器52の内部に
有している。
持するための基板支持面54aを真空容器52の内部に
有している。
【0048】また、ガス導入部56は真空容器52の内
部に設置されており、ガス導入部56とガス供給系60
とはガス導入路62を介してつながっている。そして、
ガス供給系60から供給されるプロセスガスはガス導入
部56に設けられたシャワーヘッド64から真空容器5
2の内部に導入される。なお、プロセスガスを真空容器
52の内部に導入する際には、ガス導入路62に設けら
れたガス供給弁64によって流量が調節される。
部に設置されており、ガス導入部56とガス供給系60
とはガス導入路62を介してつながっている。そして、
ガス供給系60から供給されるプロセスガスはガス導入
部56に設けられたシャワーヘッド64から真空容器5
2の内部に導入される。なお、プロセスガスを真空容器
52の内部に導入する際には、ガス導入路62に設けら
れたガス供給弁64によって流量が調節される。
【0049】また、基板支持面54aとシャワーヘッド
66のガス導入面66aとは、対向しており、シャワー
ヘッド66のガス導入面66aと基板支持面54aに支
持される基板50との間隔は50mmである。そして、
円状のガス導入面66aの外径(以下、ガス導入面66
aの外径のことを、シャワーヘッド66の外径と称する
場合がある。)W2 は5インチであり、基板支持面54
aに支持される円状の基板50の外径W1 より小さい。
66のガス導入面66aとは、対向しており、シャワー
ヘッド66のガス導入面66aと基板支持面54aに支
持される基板50との間隔は50mmである。そして、
円状のガス導入面66aの外径(以下、ガス導入面66
aの外径のことを、シャワーヘッド66の外径と称する
場合がある。)W2 は5インチであり、基板支持面54
aに支持される円状の基板50の外径W1 より小さい。
【0050】また、ガス導入リング58は真空容器52
の内部に設置けられており、ガス導入リング58とガス
供給系60とはガス導入路62を介してつながってい
る。そして、ガス供給系60から供給されるプロセスガ
スはガス導入リング58に設けられた孔およびまたは溝
から真空容器52の内部に導入される。ガス導入リング
58として、内径W3 が基板支持面54aに支持される
基板50の外径W1 より大きいもの、例えば内径224
mmであり、管径6mmのものを用いる。そして、リン
グに沿って、15°おきに孔が設けられている。
の内部に設置けられており、ガス導入リング58とガス
供給系60とはガス導入路62を介してつながってい
る。そして、ガス供給系60から供給されるプロセスガ
スはガス導入リング58に設けられた孔およびまたは溝
から真空容器52の内部に導入される。ガス導入リング
58として、内径W3 が基板支持面54aに支持される
基板50の外径W1 より大きいもの、例えば内径224
mmであり、管径6mmのものを用いる。そして、リン
グに沿って、15°おきに孔が設けられている。
【0051】また、ガス導入リング58は、基板支持面
54aとガス導入面66aとの間に設置されている。そ
して、基板支持面54aに支持される基板50、ガス導
入面66aおよびガス導入リング58から形成される面
が平行であって、それぞれの中心が、各面に垂直な方向
から見て一致している。
54aとガス導入面66aとの間に設置されている。そ
して、基板支持面54aに支持される基板50、ガス導
入面66aおよびガス導入リング58から形成される面
が平行であって、それぞれの中心が、各面に垂直な方向
から見て一致している。
【0052】なお、真空容器52の内部を減圧状態に保
持するための排気装置と、真空容器12とサセプター5
4およびガス導入部56の温度コントロールを行う温度
調整機構、および基板50を真空容器52に搬送する基
板搬送機構は図示していない。
持するための排気装置と、真空容器12とサセプター5
4およびガス導入部56の温度コントロールを行う温度
調整機構、および基板50を真空容器52に搬送する基
板搬送機構は図示していない。
【0053】以下に、以上のようなCVD装置300を
用いて、Cu膜を成膜する方法につて説明する。
用いて、Cu膜を成膜する方法につて説明する。
【0054】先ず、基板50をサセプター54の基板支
持面54a上に設置し、真空容器52の内部を減圧す
る。図4中には、排気装置に接続する2つの排気口68
からガスが排気される様子を矢印で示している。その
後、ガス導入部56に設けられたシャワーヘッド66お
よびガス導入リング58から所定のプロセスガスを基板
50に向けて導入し、真空容器52を、0.1〜100
Paの所定の圧力に保持する。ここでは、シャワーヘッ
ド66からCuのプリカーサーであるCu(tmvs)
(hfac)およびそのキャリアーガスとしてN2 を導
入し、ガス導入リング58から希釈ガスであるN2 およ
びArを導入する。その際、シャワーヘッド66から導
入するCu(tmvs)(hfac)ガスおよびN2 ガ
スのガス流量は、Cu(tmvs)(hfac):5〜
500sccm、N2 :100〜2000sccm、ガ
ス導入リング58から導入するN2 ガスおよびArガス
のガス流量は、N2 :10〜1000sccm、Ar:
0〜1000sccmとする。図4中には、シャワーヘ
ッド64およびガス導入リング58からプロセスガスが
基板50に向けて導入される様子を矢印で示している。
持面54a上に設置し、真空容器52の内部を減圧す
る。図4中には、排気装置に接続する2つの排気口68
からガスが排気される様子を矢印で示している。その
後、ガス導入部56に設けられたシャワーヘッド66お
よびガス導入リング58から所定のプロセスガスを基板
50に向けて導入し、真空容器52を、0.1〜100
Paの所定の圧力に保持する。ここでは、シャワーヘッ
ド66からCuのプリカーサーであるCu(tmvs)
(hfac)およびそのキャリアーガスとしてN2 を導
入し、ガス導入リング58から希釈ガスであるN2 およ
びArを導入する。その際、シャワーヘッド66から導
入するCu(tmvs)(hfac)ガスおよびN2 ガ
スのガス流量は、Cu(tmvs)(hfac):5〜
500sccm、N2 :100〜2000sccm、ガ
ス導入リング58から導入するN2 ガスおよびArガス
のガス流量は、N2 :10〜1000sccm、Ar:
0〜1000sccmとする。図4中には、シャワーヘ
ッド64およびガス導入リング58からプロセスガスが
基板50に向けて導入される様子を矢印で示している。
【0055】また、サセプター54を加熱して、基板5
0の温度を150〜400℃とする。このため、Cu
(tmvs)(hfac)ガスが基板50の表面で反応
し、Cu膜が生成し、反応生成物としてCu(hfa
c)2 ガスが発生する。Cu(hfac)2 ガスは基板
50の近傍でプロセスガスと混合する。
0の温度を150〜400℃とする。このため、Cu
(tmvs)(hfac)ガスが基板50の表面で反応
し、Cu膜が生成し、反応生成物としてCu(hfa
c)2 ガスが発生する。Cu(hfac)2 ガスは基板
50の近傍でプロセスガスと混合する。
【0056】この場合、シャワーヘッド66の外径W2
が基板50の外径W1 よりも小さいため、Cu(tmv
s)(hfac)ガスの供給は基板50の中央付近の上
部に限られる。そのため、基板50の周辺のCu(tm
vs)(hfac)ガス密度の分圧が、シャワーヘッド
の外径が基板50と同程度の場合よりも低くなる。その
結果として、基板50上のCu(tmvs)(hfa
c)ガス密度分布の均一性が良くなり、Cu膜の成膜速
度の面内分布均一性が良くなる。
が基板50の外径W1 よりも小さいため、Cu(tmv
s)(hfac)ガスの供給は基板50の中央付近の上
部に限られる。そのため、基板50の周辺のCu(tm
vs)(hfac)ガス密度の分圧が、シャワーヘッド
の外径が基板50と同程度の場合よりも低くなる。その
結果として、基板50上のCu(tmvs)(hfa
c)ガス密度分布の均一性が良くなり、Cu膜の成膜速
度の面内分布均一性が良くなる。
【0057】また、ガス導入リング58からN2 ガスお
よびArガスが基板50に向けて導入される。そして、
基板50の外径W1 よりもガス導入リング58の内径W
3 が大きいために、ガス導入リング58がない場合に比
較して、基板50の周辺部のCu(tmvs)(hfa
c)ガス密度を減少させることができる。要するに、C
u(tmvs)(hfac)ガス密度の分布の均一性
を、さらに向上させることが可能となる。その際、ガス
導入リング58に設けられる孔や溝の寸法は、ある特定
のガス流量に対して、基板50の表面上でCu(tmv
s)(hfac)ガス密度の分布が良好となるように調
整される。
よびArガスが基板50に向けて導入される。そして、
基板50の外径W1 よりもガス導入リング58の内径W
3 が大きいために、ガス導入リング58がない場合に比
較して、基板50の周辺部のCu(tmvs)(hfa
c)ガス密度を減少させることができる。要するに、C
u(tmvs)(hfac)ガス密度の分布の均一性
を、さらに向上させることが可能となる。その際、ガス
導入リング58に設けられる孔や溝の寸法は、ある特定
のガス流量に対して、基板50の表面上でCu(tmv
s)(hfac)ガス密度の分布が良好となるように調
整される。
【0058】この発明は、上述した実施例に限定される
ものではないことは明らかである。例えば、第1〜第3
実施例では排気口を2つ有する装置について説明したが
真空容器内のガスを均一に排気することを考慮して2つ
以上の排気口を有していても良い。図5は、RIE装置
において、排気口28の配置を概略的に示す平面図であ
って、図5(A)は排気口28を基板支持電極14の周
囲に4つ設けた場合であり、図5(B)は排気口28を
基板支持電極14の全周に設けた場合である。
ものではないことは明らかである。例えば、第1〜第3
実施例では排気口を2つ有する装置について説明したが
真空容器内のガスを均一に排気することを考慮して2つ
以上の排気口を有していても良い。図5は、RIE装置
において、排気口28の配置を概略的に示す平面図であ
って、図5(A)は排気口28を基板支持電極14の周
囲に4つ設けた場合であり、図5(B)は排気口28を
基板支持電極14の全周に設けた場合である。
【0059】また、主たるプロセスガスとの反応によっ
て生成するガスが基板表面での処理速度の分布に影響を
与えるのであれば、定性的に同じであり、プラズマを利
用するしないに関わらず、他の方式のエッチング装置や
CVD装置、表面改質装置等に関しても、同様に本発明
が応用できる。
て生成するガスが基板表面での処理速度の分布に影響を
与えるのであれば、定性的に同じであり、プラズマを利
用するしないに関わらず、他の方式のエッチング装置や
CVD装置、表面改質装置等に関しても、同様に本発明
が応用できる。
【0060】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、この
発明の基板処理装置および基板処理方法によれば、基板
処理に対する面内均一性を向上させ、基板処理速度の制
御が可能となる。また、基板処理条件が異なる場合にお
いても、速やかに対応することが可能である.また、装
置構成の変更や基板寸法の変更にともなうガス導入機構
の変更を行なう際に、ガス導入方法の最適化に要する時
間や費用を最小限におさえることが可能となる。
発明の基板処理装置および基板処理方法によれば、基板
処理に対する面内均一性を向上させ、基板処理速度の制
御が可能となる。また、基板処理条件が異なる場合にお
いても、速やかに対応することが可能である.また、装
置構成の変更や基板寸法の変更にともなうガス導入機構
の変更を行なう際に、ガス導入方法の最適化に要する時
間や費用を最小限におさえることが可能となる。
【図1】第1実施例の説明に供する、RIE装置を用い
て基板をエッチングする際の状態を概略的に示す断面図
である。
て基板をエッチングする際の状態を概略的に示す断面図
である。
【図2】第2実施例の説明に供する、RIE装置を用い
て基板をエッチングする際の状態を概略的に示す断面図
である。
て基板をエッチングする際の状態を概略的に示す断面図
である。
【図3】エッチング速度の基板面内分布を示す特性図で
ある。
ある。
【図4】第3実施例の説明に供する、CVD装置を用い
て成膜する際の状態を概略的に示す断面図である。
て成膜する際の状態を概略的に示す断面図である。
【図5】排気口の配置を概略的に示す平面図である。
【図6】従来の説明に供する、RIE装置を用いて基板
をエッチングする際の状態を概略的に示す断面図であ
る。
をエッチングする際の状態を概略的に示す断面図であ
る。
10:基板 12:真空容器 14:基板支持電極 14a:基板支持面 16:対向電極 18:ガス供給系 20:高周波電源 22:ガス導入路 24:シャワーヘッド 24a:ガス導入面 26:ガス供給弁 28:排気口 30:ガス導入リング 50:基板 52:真空容器 54:サセプター 54a:基板支持面 56:ガス導入部 58:ガス導入リング 60:ガス供給系 62:ガス導入路 64:ガス供給弁 66:シャワーヘッド 66a:ガス導入面 68:排気口 100:第1実施例のRIE装置 200:第2実施例のRIE装置 300:第3実施例のCVD装置
Claims (3)
- 【請求項1】 内部を減圧状態に保持できる真空容器
と、該真空容器の内部にプロセスガスを導入するガス導
入機構と、基板を支持する基板支持機構とを具え、前記
ガス導入機構が有するガス導入面と前記基板支持機構が
有する基板支持面とが前記真空容器の内部で対向してい
る基板処理装置において、 前記ガス導入面の外径が、前記基板支持面に支持される
基板の外径より小さいことを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置におい
て、前記ガス導入機構は、内径が前記基板支持面に支持
される基板の外径より大きなガス導入リングを、前記ガ
ス導入面と前記基板支持面との間に有することを特徴と
する基板処理装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の基板処理装置を用いて
基板を処理するに当たり、プロセスガスのうち基板を処
理する際の反応に寄与するものを、主に前記ガス導入面
から前記基板支持面上に支持される基板に向けて導入
し、プロセスガスのうち基板を処理する際の反応に寄与
するもの以外のものを、主にガス導入リングから前記基
板に向けて導入することを特徴とする基板処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7174651A JPH0925586A (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 基板処理装置および基板処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7174651A JPH0925586A (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 基板処理装置および基板処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0925586A true JPH0925586A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=15982325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7174651A Pending JPH0925586A (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | 基板処理装置および基板処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0925586A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100756665B1 (ko) * | 2000-12-29 | 2007-09-07 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 드라이 에칭장치 |
JP2008255467A (ja) * | 2007-03-12 | 2008-10-23 | Kochi Prefecture Sangyo Shinko Center | プラズマcvd装置及び成膜方法 |
US8307782B2 (en) | 2007-12-26 | 2012-11-13 | Kochi Industrial Promotion Center | Deposition apparatus and deposition method |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6376430A (ja) * | 1986-09-19 | 1988-04-06 | Fujitsu Ltd | プラズマ化学気相成長装置 |
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-
1995
- 1995-07-11 JP JP7174651A patent/JPH0925586A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030422 |