JPH09255589A - ストレス抑制剤 - Google Patents

ストレス抑制剤

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JPH09255589A
JPH09255589A JP8097375A JP9737596A JPH09255589A JP H09255589 A JPH09255589 A JP H09255589A JP 8097375 A JP8097375 A JP 8097375A JP 9737596 A JP9737596 A JP 9737596A JP H09255589 A JPH09255589 A JP H09255589A
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JP
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arginine
nitro
nos
stress
animals
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JP8097375A
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Jiro Kishimoto
治郎 岸本
Toru Tsuchiya
徹 土屋
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Shiseido Co Ltd
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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一酸化窒素合成酵素(NOS)阻害活性化合
物の新規用途の提供。 【解決手段】 NOS阻害活性化合物を有効成分とする
ストレス抑制剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一酸化窒素シンタ
ーゼ(本明細書では「NOS」と略記する)阻害活性化
合物のストレス抑制剤への用途に関する。
【0002】
【発明の背景】現在では、一酸化窒素(以下「NO」と
略記する)は広範な生命現象に関与する重要な情報伝達
物質と考えられており、そしてNOSがNO生合成の中
心となる酵素であることも確認されている。例えば、神
経内分泌系では、ニューロンのNOSが各種ホルモンの
膀分泌および自己分泌に関与していることが報告されて
いる。
【0003】一方、本発明者らも、NOまたはNOSの
酵素活性と生命現象との関連性についての研究の一環と
して、生体がストレス状態に置かれた場合、NOSのタ
ンパク質、遺伝子発現および酵素活性のいずれも増加す
るとの知見を得ている。生体に対するストレスの観点か
ら従来技術をみてみると、生体がストレス状態に置かれ
ると副腎皮質機能が亢進し、血中の副腎皮質ホルモンレ
ベルが増加することが周知である。また、副腎皮質ホル
モンに着目すると、NOSに対して特異的なインヒビタ
ーを用いた実験において、NOが高用量でコルチコステ
ロンの持続した増加をもたらすことが報告されている
(M. L. Adams ら、Life Sciences、 Vol.50、pp. PL
−35〜PL−40,1992参照)。
【0004】しかしながら、ストレス時の副腎皮質にお
けるNOS(またはNO)の増加がどのような生理学的
意義を持つかについて、これらの従来技術文献は何も示
唆しない。
【0005】このような背景の下、本発明者らは、スト
レスによって副腎皮質において現出するホルモン分泌増
加とNOS活性との間には密接な相関性があり、しかも
拘束ストレス直後に増加し、その後無処置レベルに復帰
する血漿コルチコステロンレベルの低下を、特定のNO
S阻害活性(NOSの酵素活性を阻害する)化合物が生
体のホメオスタシスに悪影響を及ぼすことなく、有意に
抑制することを見い出した。
【0006】
【発明の構成】以上の本発明者らが見い出した現象は、
特定のNOS阻害活性化合物は、それを生体に投与する
ことで、ストレスによる副腎皮質のNOS活性の増加を
ブロックしてストレスによる副腎皮質機能の亢進状態を
延長させる(換言すれば、ストレスによる副腎皮質のN
OS活性の増加は、ストレスにより亢進した副腎皮質機
能を安静時レベルに戻す役割を担っている)ことを意味
する。
【0007】したがって、本発明によれば、NOS阻害
活性化合物を有効成分として含んでなるストレス抑制剤
が提供される。
【0008】本発明で使用できるNOS阻害活性化合物
は、NOSの酵素活性を阻害する作用を有し、かつ本発
明の目的に沿うものであれば化合物の種類を問わず全て
包含する。より具体的には、後述する代表的な化合物を
はじめ、それらの類縁化合物(例えば、エステル化合物
である場合には、エステルを構成するアルコール由来残
基が他のアルコール由来残基をもつ化合物等)およびそ
れらの誘導体(NOS阻害活性に悪影響を及ぼさない置
換基または保護基、例えばペプチド化学の分野で常用さ
れるアミノ保護基、カルボキシル保護基をもつ化合物
等)が挙げられる。
【0009】本発明で使用できる代表的な化合物として
は、NG−ニトロ−L−アルギニン、NG−ニトロ−L−
アルギニンメチルエステル、NG−モノメチル−L−ア
ルギニン、NG,NG−ジメチル−L−アルギニン、NG
アミノ−L−アルギニン、NG−アリル−L−アルギニ
ン、アルギノコハク酸、N5−(1−イミノエチル)−
L−オルニチン、N6−(1−イミノエチル)−L−リ
ジン、S−メチル−L−チオシトルリン、L−アラニル
−NG−ニトロ−L−アルギニン、NG−ニトロ−L−ア
ルギニル−L−アルギニン、NG−ニトロ−L−アルギ
ニル−L−フェニルアラニン、S−ニトロ−L−グルタ
チオン、アミノグアニジン、N−エチル−N′−フェニ
ルグアニジン、7−ニトロインダゾール、3−ブロモ−
7−ニトロインダゾール、6,7−ジメチルテトラヒド
ロプテリン、1,3−PBITおよびジフェニレンヨー
ドニウム塩基、ならびにこれらの塩が挙げられる。な
お、上記1,3−PBITは、次式(A)で表される化
合物の略称である。
【0010】式(A)
【0011】
【化1】
【0012】上記化合物の塩は、ハロゲン化水素酸(例
えば塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸)、硫酸、硝酸、
リン酸、炭酸、亜硫酸、亜硝酸、亜リン酸等の無機酸、
ならびに酢酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、酒石酸
等の有機酸の塩を挙げることができる。これらの塩は、
上記化合物が2個以上の塩基性基を有する場合には、そ
のモノ−、ジ−またはポリ−付加塩であってもよく、ま
た硫酸等の多塩基酸の場合には、上記化合物はヘミ(he
mi)塩であることができる。上記代表的な化合物は、い
ずれもそれ自体既知であり、殆どが市販されている。こ
れらの化合物以外の本発明で使用できるNOS阻害活性
化合物は、既知化合物として存在する場合は、それらを
入手し、また新規化合物の場合には、それらが類似する
既知化合物に準じて製造すればよい。
【0013】本発明のストレス抑制剤は、上記化合物
を、場合によって2種以上混合し、直接または適当な調
剤の形態で腸内、経口的、非経口的または経皮的に投与
することができる。
【0014】経口剤としては、粉末剤、錠剤、糖衣剤、
カプセル剤、ペースト剤、顆粒剤、液剤、懸濁液および
乳化液剤が例示できる。非経口剤としては、注射(筋肉
内、皮下、静脈内、腹腔内)剤、や直腸投与剤が挙げら
れ、液状、懸濁状および乳化状調剤が使用でき、特に直
腸用としては上記カプセル剤、錠剤が使用できる。経皮
剤としては、浸漬剤、噴霧剤、クリーム剤が挙げられ
る。
【0015】以上の調剤は、医薬の分野で常用されてい
る希釈剤または賦形剤、安定化剤、防腐剤等を適宜使用
してそれ自体既知の方法で調製することができる。
【0016】限定されるものでないが、液状、懸濁状、
乳化状またはペースト状の調剤には、水、アルコール、
例えばエタノール、イソプロパノール、ベンジルアルコ
ール、グリセロール、プロピレングリコール、ポリエチ
レングリコール、N−メチル−ピロリドンおよびこれら
の混合物等の生理学的に許容し得る溶剤;無機増粘剤、
例えばベントナイト、コロイドシリカ、モノステアリン
酸アルミニウム、有機増粘剤、例えばセルロース誘導
体、ポリビニルアルコール及びそれらのコポリマー、ア
クリル酸塩およびメタクリル酸塩等の増粘剤;ポリビニ
ルピロリドン、ポリオキシエチレンカスター油、ポリオ
キシエチレンソルビタンエステル、ソルビタンモノステ
アレート、グリセロールモノステアレート、ポリオキシ
エチレンモノステアレート、アルキルフェノールポリグ
リコールエーテル等の可溶化剤または乳化剤;パラフィ
ン油、シリコン油、天然植物油、例えばごま油、アーモ
ンド油、ひまし油、合成トリグリセリド、例えばカプリ
ル/カプリン酸ビグリセリド、鎖長がC8-12の植物脂肪
酸または他の天然脂肪酸とのトリグリセリド混合物、ヒ
ドロキシル基を含む飽和または不飽和脂肪酸の部分的グ
リセリド混合物、およびC8/C10−脂肪酸のモノ−お
よびジグリセリド等の油相形成物、等が使用できる。
【0017】また、限定されるものでないが、固形調製
には、生理学的に許容される固体不活性物質、例えば、
塩化ナトリウム、炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、
シリカ、クレー、二酸化ケイ素およびリン酸塩等の無機
物;糖類、セルロース、デンプン、カルボキシメチルセ
ルロース、アルギン酸塩、ゼラチンおよびポリビニルピ
ロリドン等が使用できる。
【0018】以上のようにして調製した本発明のストレ
ス抑制剤は、NOS阻害活性化合物自体が医薬として使
用するのに不都合となる毒性を示さないので、剤形、使
用する患者の年齢、症状等に応じて、本発明の目的を達
成できる量で投与することができる。注射剤とした場合
の1日用量は、例えば、塩酸NG−ニトロ−L−アルギ
ニンメチルエステル(以下「L−NAME」と略記す
る)を使用する場合、約3mg/kg体重〜約300m
g/kgである。
【0019】本発明のストレス抑制剤の効果は、例えば
実験動物を使用し、拘束ストレス法(Pare, W. P., Gla
vin, G. B.,(1986),Neurosci Biobehav-Rev.
,p. 339−370参照)により処理する動物に対
する薬剤の投与および無投与(対照)における、血中コ
ルチコステロンのレベルを追跡することにより確認でき
る。
【0020】具体的には、被験動物の血漿コルチコステ
ロンレベルは、通常、2時間の拘束ストレス直後に有意
な増加が認められ、その後(拘束終了2時間目および4
時間目)には無処置のレベルに復帰する。しかし、被検
薬剤が有効な場合、薬剤を前投与した動物は、拘束スト
レス直後に血漿コルチコステロンレベルは薬剤の無投与
動物(対照)と同様に増加するが、その後(2時間目)
のコルチコステロンレベルの低下は対照に比べて有意に
抑制(または増加)される。4時間後には、薬剤無投与
動物(対照)と同様に薬剤投与動物でもコルチコステロ
ンが対照のレベルに復帰する(この対照と比較してゆる
やかな復帰は、生体のホメオスタシスを維持する上で有
利に働くであろう)。
【0021】すなわち、無処理または生理食塩水投与群
と薬剤投与群との間に上記の差異が認められる場合に
は、薬剤の拘束ストレス前の投与がストレスによる副腎
皮質のNOS活性の増加をブロックすることによって、
ストレスによる副腎皮質機能の亢進状態を、生体のホメ
オスタシスの維持に悪影響を及ぼすことなく、延長させ
ることが可能であり、こうしてストレスがより効率よく
抑制されうるからである。
【0022】本発明に従う、NOS阻害活性化合物は、
上記生理食塩水投与群と薬剤投与群との間に、実験動物
の血漿コルチコステロンレベルの低下に有意な差異が認
められる。
【0023】
【実施例】以下、説明を簡略化する目的で、NOS阻害
活性物質として、L−NAMEを使用した具体例を参照
しながら本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は
これらによって限定されるものでない。
【0024】(ストレス状態の誘発)本例は、いわゆる
拘束ストレス法[Pare, W. P.Glavin,G.B.,(198
6),Neurosci. Biobehav-Rev. 10,p. 339〜3
70参照]に従った。
【0025】1群6匹のラット(Wistar、 オス6〜10
週齢)を、それぞれ金網(20cm×20cm)で全身
をくるみ、金網の端部をクリップを用いて固定した。固
定操作を2時間行って動物にストレスをかけた。対照動
物は、上記のような固定操作を施すことなく、通常のケ
ージ飼育を行った。
【0026】(コルチコステロンのアッセイ)上記スト
レス状態を誘発する動物(1群6匹)に、それぞれ生理
食塩水(対照)またはL−NAMEの生理食塩水溶液を
所定量皮下投与した。動物の拘束前、拘束解除直後(2
時間)、さらに2時間および4時間後に、動物から採血
し、分離した血漿中のコルチコステロンレベルを測定し
た。コルチコステロンレベルの測定は、市販のラジオイ
ムノアッセイ(RIA)キット[TKRCI(Diagnost
ic Products Corporation, USA)]を使用し、説明書の
記載に沿って行った。
【0027】結果を、それぞれ図1、図2、図3および
図4に示す。これらの図は、それぞれ6匹の実験動物に
よるデータの平均値を中心に示し、それらの標準偏差を
縦線で示している。
【0028】図1の(a)は、拘束前に生理食塩水を投
与したラットの群(対照)における血中コルチコステロ
ン量の変化を示し、(b)は拘束前にL−NAMEを各
100mg/kg投与したラットの群における血中コル
チコステロン量の経時的変化を示す。
【0029】図から、L−NAME投与群は、対照に比
べて拘束解除2時間後のコルチコステロン量が、有意に
増大したことが示されている。
【0030】図2は、実験動物にL−NAMEを100
mg/kg投与して、経時的な血中コルチコステロン量
を測定した結果を示す。これらの結果から、非拘束動物
に対するL−NAMEの投与は、100mg/kgの用
量まで血中コルチコステロン量を実質的に増加させない
ことがわかる。なおDunnett法による0時間の値
と各水準との有意差検定は、**P<0.01および*P<
0.05であった。
【0031】図3は、拘束前にL−NAMEを、それぞ
れ0(対照)、3、10、30および100mg/kg
ずつ投与し、拘束解除後2時間目に動物の血中コルチコ
ステロン量を測定した結果を示す。なお、0mg/kg
の値と各水準との有意差検定は、**P<0.01および*
P<0.05であった。
【0032】図2および図3より、L−NAMAは非拘
束(無ストレス状態)動物に対しては実質的に作用しな
いが、拘束動物に対しては用量依存的に血中コルチコス
テロンの低下を有意に抑制することがわかる。
【0033】(NOSのアッセイ)拘束解除後、生体よ
り副腎皮質を個別に摘出した。摘出した組織を10倍容
量の氷冷緩液[50mM Tris−HCl(pH7.
4)、1mM EDTA]中でホモジェネート化した。
4℃で30秒間、ホモジェネートを遠心(12000
r.p.m.)し、上清を得た。
【0034】ホモジェネートの上清を用い、反応混合物
を下記組成で調製した。
【0035】 アッセイ緩衝液(下記参照) 150μl 10mM NADPH 15μl(4mg/500μl) [3H]−Arg* 1μl(1:4希釈)*37MBq/ml ホモジェネートの上澄 50μl 蒸留済み脱イオン水 69μl 必要により、1mMテトラハイドロビオプリテン1.5
μl、1mMカルモジュリン1.5μlを加える。
【0036】反応混合物を37℃でインキュベーション
し、6分後に停止緩衝液[100mM HEPES(p
H5.5)10mM EDTA]900μlを加えて、氷
上の試験管中に保蔵した。
【0037】上記停止緩衝液で1度洗浄した陽イオン交
換樹脂 Dowex(商標)AG50WX8樹脂1mlを充填
したポリプロピレン製カラム(バイオラッド)に保蔵試
料をのせ、蒸留済み脱イオン水1mlを流がし、未吸着
溶出画分合計2mlを集めた。未吸着溶出画分合計1m
lをシンチレーターチューブに入れ、さらにシンチレー
ター[アクアゾール−2(Dupont/NEN社)]4ml
を添加した後、液体シンチレーションカウンター(ベッ
クマン製LS600SC)で3Hをカウントし、生成シ
トルリン(pモル/mgタンパク質/分)を算出した
(NOS活性)。 アッセイ緩衝液の組成 500mM HEPES(pH7.4) 10mM EDTA 12.5mM CaCl2 10mM DTT(ジチオトレイトール) 10μM L−アルギニン (NOSのアッセイ結果)上記NOSのアッセイに際
し、拘束前の各ラットに生理食塩水またはL−NAME
を100mg/kg皮下投与した後に拘束し、拘束解除
後の動物におけるNOS活性を測定した。結果を図4の
(a)および(b)に示す。
【0038】図より、L−NAMEの投与は、拘束によ
って誘発されるNOS活性を有意に阻害することがわか
る。
【0039】一方、L−NAMEの100mg/kg投
与後動物の拘束を行わなかった場合のNOS活性の測定
結果を図5に(Dunnett法による0時間の値と各
水準との有意差検定は、**P<0.01である)、そし
てL−NAMEの用量を、それぞれ0、3、10、30
および100mg/kgとし、動物の拘束解除後2時間
目における副腎皮質中のNOS活性を測定した結果を図
6に示す(Dunnett法による0mg/kgの値と
各水準との有意差検定は、**P<0.01である)。
【0040】図5から、L−NAMEの投与は、非拘束
動物のNOS活性も低下させるが、このとき血中コルチ
コステロン濃度には実質的に影響を及ぼさないことは前
述の図2より明らかである。図6から、拘束動物に対し
ては、用量依存的にNOS活性を阻害することがわか
る。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、生体のホメオスタシス
に悪影響を及ぼすことなく、ストレス状態を緩和(抑
制)することのできる薬剤が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】L−NAME(b)または生理食塩水(a)を
前皮下投与した拘束動物の血中コルチコステロン量の経
時的変化を示すグラフである。
【図2】非拘束動物に対するL−NAME皮下投与の血
中コルチコステロン量に及ぼす影響を示すグラフであ
る。
【図3】L−NAME前投与の拘束動物における血中コ
ルチコステロン量と用量の関係を示すグラフである。
【図4】生理食塩水(a)またはL−NAME(b)の
前皮下投与動物の拘束によるNOS活性の経時的変化を
示すグラフである。
【図5】非拘束動物に対するL−NAME皮下投与の動
物における副腎皮質のNOS活性に及ぼす影響を示すグ
ラフである。
【図6】L−NAME前投与の拘束動物の副腎皮質にお
けるNOS活性と用量の関係を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/415 A61K 31/415 38/00 C07D 231/56 D // C07D 231/56 Z A61K 37/02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一酸化窒素シンターゼ(NOS)阻害活
    性化合物を有効成分として含んでなるストレス抑制剤。
  2. 【請求項2】 NOS阻害活性化合物が、NG−ニトロ
    −L−アルギニン、NG−ニトロ−L−アルギニンメチ
    ルエステル、NG−モノメチル−L−アルギニン、NG,
    G−ジメチル−L−アルギニン、NG−アミノ−L−ア
    ルギニン、NG−アリル−L−アルギニン、アルギノコ
    ハク酸、N5−(1−イミノエチル)−L−オルニチ
    ン、N6−(1−イミノエチル)−L−リジン、S−メ
    チル−L−チオシトルリン、L−アラニル−NG−ニト
    ロ−L−アルギニン、NG−ニトロ−L−アルギニル−
    L−アルギニン、NG−ニトロ−L−アルギニル−L−
    フェニルアラニン、S−ニトロ−L−グルタチオン、ア
    ミノグアニジン、N−エチル−N′−フェニルグアニジ
    ン、7−ニトロインダゾール、3−ブロモ−7−ニトロ
    インダゾール、6,7−ジメチルテトラヒドロプテリ
    ン、1,3−PBITおよびジフェニレンヨードニウム
    塩基からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物、
    或いはその塩である請求項1記載のストレス抑制剤。
JP8097375A 1996-03-28 1996-03-28 ストレス抑制剤 Withdrawn JPH09255589A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002061421A3 (de) * 2001-02-01 2003-10-30 Florian Lang Screening-verfahren zur identifikation von arzneimitteln
JP2011063541A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Tokyo Institute Of Technology L−アルギニン結合因子の精製方法及びl−アルギニン様化合物のスクリーニング方法
WO2016121862A1 (ja) * 2015-01-28 2016-08-04 国立大学法人九州大学 抗炎症剤及びその使用

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