JPH09255119A - リニヤ式2重ベルトコンベア - Google Patents

リニヤ式2重ベルトコンベア

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JPH09255119A
JPH09255119A JP6487596A JP6487596A JPH09255119A JP H09255119 A JPH09255119 A JP H09255119A JP 6487596 A JP6487596 A JP 6487596A JP 6487596 A JP6487596 A JP 6487596A JP H09255119 A JPH09255119 A JP H09255119A
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JP
Japan
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conveyor
belt
conveyor belt
stator
secondary conductor
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Pending
Application number
JP6487596A
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English (en)
Inventor
Kenichi Furumori
賢一 古守
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 急傾斜コンベアとして使用される2重ベルト
コンベアの最大張力を低減させると共にコンベアベルト
と搬送物との間の摩擦力を大きくして搬送物を確実に搬
送する。 【解決手段】 両端部に設けられたプーリを巻回して移
動する無端ループ状のコンベアベルトを対向して配置
し、対向するコンベアベルト間に搬送物を挟んで搬送す
る2重ベルトコンベアにおいて、各コンベアベルトには
長さ方向に沿って非磁性体の2次導体層が埋込まれてお
り、かつ、コンベアベルトのキャリヤ側を挟んで上下に
対向する固定子を長さ方向に沿って設けることによりリ
ニヤモータとして構成し、これにより上記コンベアベル
トを直接駆動するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はベルトコンベアに係
り、特に急傾斜で搬送するのに適した2重ベルトコンベ
アに関する。
【0002】
【従来の技術】石炭などのばら物を搬送するため一般に
ベルトコンベアが使用される。ベルトコンベアは両端に
設けたプーリに無端ループ状のコンベアベルトを巻回し
て、一方のプーリを駆動することによりベルトを移動さ
せ、ベルト上に載せた搬送物を搬送するようになってお
り、搬送側およびリターン側は共に多数のキャリヤロー
ラに支持されている。かかるベルトコンベアは石炭とベ
ルトまたは石炭内部の摩擦力の限界があるので、傾斜角
度は15°程度より大きくすることはできない。このよ
うに傾斜角度に限界があるので、搬送の揚程が大きい場
合にはコンベアを長大にせねばならず、コストおよび設
置面積の点で不利となる。
【0003】そこで急傾斜または垂直にばら物を搬送す
るベルトコンベアとして2重ベルトコンベアが提案され
ている。2重ベルトコンベアは通常のベルトコンベアを
2組対向して配置し、対向するベルト間に搬送物を挟
み、その外側からローラにより押えて、ベルトと石炭な
どの搬送物との摩擦力を増加させて、搬送物がベルトに
沿って滑り落ちないようにして急傾斜または垂直の搬送
を行うものである。
【0004】図3はかかる2重ベルトコンベアの断面図
である。図においてaはコンベアを支持するフレームで
ある。bは主固定ローラであり、cは主固定ローラbの
両側に傾斜して設けられ、下ベルトgをトラフ状に形成
する副固定ローラである。dは主押えローラであり、主
固定ローラbに対峙して設けられている。eはベルト端
部ローラであり、副固定ローラcと協同してコンベアベ
ルトの両端部を挟み、ばら物hがはみ出さないようにす
る。主押えローラdは軸iを中心として回動可能になっ
ており、ベルト端部ローラeは軸jを中心に回動可能に
なっている。
【0005】図4は2重ベルトコンベアの全体概略側面
図である。図においてkは上ベルト駆動プーリ、mは下
ベルト駆動プーリ、nは上ベルトテークアッププーリ、
pは下ベルトテークアッププーリである。図のようにα
が15°以上90°までの急傾斜または垂直コンベアと
して使用することができる。
【0006】通常のベルトコンベアも含めて、このよう
な高揚程で大容量のベルトコンベアはばら物を高い揚程
で持ち上げるため大きな駆動力を必要とし、コンベアベ
ルトに過大な張力が発生すると共にスリップなどのため
ベルトの寿命が短いという問題点がある。かかる問題は
駆動力を分散してベルトを駆動すればよく、その解決手
段としてリニヤモータを応用したリニヤ式ベルトコンベ
アが提案されている(実開平2─55616のマイクロ
フィルム)。
【0007】上記考案におけるベルトコンベアは1次側
励磁機溝(固定子)から発生する移動磁界がコンベアベ
ルトに埋込まれたアルミニウムや銅の網状体からなる2
次側励磁機溝の導体(2次導体)にうず電流を発生さ
せ、移動磁界とうず電流との間に働く電磁力が推力とな
ってコンベアベルトを移動させるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】リニヤ式ベルトコンベ
アにおいて固定子をベルトのリターン側に設ける場合に
はベルトに発生する最大張力の軽減にはならないので、
固定子をコンベアベルトのキャリヤ側に設けるようにし
たい。
【0009】リニヤモータでは固定子と2次導体層間に
推力と共に磁極面に対し垂直方向に電磁垂直力が作用す
る。2次導体がアルミニウムや銅などの非磁性体の場合
には電磁垂直力は反発力として作用する(機械工学便覧
A8−57頁参照)。反発力が作用するとコンベアベル
トが浮上り、固定子と2次導体層間の隙間が増大し、リ
ニヤモータ推力が減少してしまう。
【0010】本発明は従来技術の上記問題点に鑑み案出
されたもので、キャリヤ側に固定子を設けてもリニヤモ
ータの推力が減少することのないリニヤ式2重ベルトコ
ンベアを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のリニヤ式2重ベルトコンベアは、両端部に設け
られたプーリを巻回して移動する無端ループ状のコンベ
アベルトを対向して配置し、対向するコンベアベルト間
に搬送物を挟んで搬送する2重ベルトコンベアにおい
て、各コンベアベルトには長さ方向に沿って非磁性体の
2次導体層が埋込まれており、かつ、コンベアベルトの
キャリヤ側を挟んで上下に対向する固定子を長さ方向に
沿って設けることによりリニヤモータとして構成し、こ
れにより上記コンベアベルトを直接駆動するものであ
る。
【0012】本発明の好ましい実施形態によれば、下側
ベルトコンベアのキャリヤ側にはベルトコンベアおよび
搬送物の重量を支持する主固定ローラを固定子の間に適
宜の間隔で設けるのがよい。
【0013】次に本発明の作用を説明する。コンベアベ
ルトのキャリヤ側を挟んで配置した固定子とコンベアベ
ルトに埋込まれた2次導体層との間にはコンベアベルト
を移動させる推力と共に互いに反発する方向に電磁垂直
力が働くが、この反発力は上下のコンベアベルトを互い
に押付ける方向に作用するので、ベルトと搬送物との間
の摩擦力が増大し、搬送物を確実に搬送できる。また反
発力が発生してもベルトが固定子から離れることがない
ので推力が減少することもない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の1実施形態について
図面を参照しつつ説明する。図1は本発明のリニヤ式2
重ベルトコンベアの長手方向に対して直角方向に切断し
た断面図である。図2は図1のA−A矢視断面図であ
る。図4は全体概略側面図である。なお、図4は従来の
2重ベルトコンベアと略同じである。
【0015】図4に示すように2重ベルトコンベア3
は、両端部に設けた各2本のプーリk,n,m,pを巻
回して移動する1対の無端ループ状のコンベアベルト1
a,1bのキャリヤ側10を対向して配置し、対向する
コンベアベルト1a,1b間に搬送物を挟んで搬送する
ものである。図中kおよびmはアイドラプーリ、nおよ
びpはテークアッププーリである。2重ベルトコンベア
は傾斜角αが15°以上90°までの急傾斜または垂直
コンベアとして適している。
【0016】図1および図2に示すように上コンベアベ
ルト1aおよび下コンベアベルト1bのそれぞれキャリ
ヤ側の間に石炭などの搬送物2を挟んでいる。各コンベ
アベルト1の巾方向の中央部分にはアルミニウムや銅な
どの非磁性体の2次導体層4が埋込まれている。2次導
体層は例えば非磁性体金属の細線を組合わせて網状とし
たものや薄板を積層したものなどが使用される。コンベ
アベルト1のキャリヤ側を挟んで上下に対向して固定子
5が設けられている。上部固定子5aは図2に示すよう
に連続的に設けるが下部固定子5bは断続的に設け、固
定子5bの間に適宜の間隔(例えば1〜1.5m)で主固
定ローラ6を設けるのがよい。主固定ローラ6によりコ
ンベアベルト1および搬送物2の重量を支持し、固定子
5bと下コンベアベルト1bとが互に接触しないように
している。固定子5は鉄などの磁性体製の本体5cにコ
イル5dを埋込んだものでコイル5dに交流電源を接続
することにより移動磁界を発生させるものである。
【0017】7は下部固定子5bの両端に傾斜して設け
られ、下コンベアベルト1bをトラフ状に形成する副固
定ローラであり、ブラケット7aにより支持されてい
る。8はベルト端部ローラであり、副固定ローラ7と協
同してコンベアベルト1の両端部を挟み搬送物2が両側
からはみ出されないようにしている。ベルト端部ローラ
8は軸8aのまわりを回動可能となっており、ベルト端
部ローラ8を副固定ローラ7に向って押付けるように付
勢されている。9は箱型に形成されたフレームであり2
重ベルトコンベア3を支持している。
【0018】次に本実施形態の作用を説明する。固定子
5から移動磁界を発生させるとコンベアベルト1に埋込
まれた2次導体層にうず電流が発生し、うず電流と移動
磁界との電磁力が推力として働き、リニヤモータを構成
する。この推力によりコンベアベルト1を直接駆動す
る。固定子5はコンベアベルト1のキャリヤ側10の長
さ方向に副って分散して配置されているので、プーリを
駆動する通常の2重ベルトコンベアやコンベアベルト1
のリターン側に固定子を設けた場合に比べて、コンベア
ベルト1に発生する最大張力は大巾に減少する。
【0019】固定子5と2次導体層4との間には推力と
共に電磁垂直力が働くが、2次導体層4が非磁性体なの
で、電磁垂直力は反発力となる。この反発力は上下のコ
ンベアベルトを互いに押付ける方向に作用するので、コ
ンベアベルト1と搬送物2との間の摩擦抵抗力が増大
し、搬送物2を確実に搬送することができる。また反発
力が発生しても互に打消す方向なので、コンベアベルト
1が固定子5から離れて推力が減少してしまうことはな
い。
【0020】本発明は以上述べた実施形態に限定される
ものではなく発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更
が可能である。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように本発明のリニヤ式2重
ベルトコンベアは非磁性体の2次導体層を埋込んだコン
ベアベルトを対抗して配置した2重ベルトコンベアのキ
ャリヤ側を挟んで上下に固定子を配置し、固定子と2次
導体層との間でリニヤモータを構成するようにしたの
で、コンベアベルトの最大張力を低減できると共に、固
定子と2次導体層との間に発生する反発力がコンベアベ
ルトを搬送物に押付ける力となり、搬送物を確実に搬送
できる。また、反発力が発生してもコンベアベルトが固
定子から離れることがなく、推力が減少してしまうこと
がないなどの優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリニヤ式2重ベルトコンベアの長さ方
向と直交して切断した断面図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】従来の2重ベルトコンベアの断面図である。
【図4】2重ベルトコンベアの全体概略側面図である。
【符号の説明】
1 コンベアベルト 2 搬送物 3 2重ベルトコンベア 4 2次導体層 5 固定子 6 主固定ローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端部に設けられたプーリを巻回して移
    動する無端ループ状のコンベアベルトを対向して配置
    し、対向するコンベアベルト間に搬送物を挟んで搬送す
    る2重ベルトコンベアにおいて、各コンベアベルトには
    長さ方向に沿って非磁性体の2次導体層が埋込まれてお
    り、かつ、コンベアベルトのキャリヤ側を挟んで上下に
    対向する固定子を長さ方向に沿って設けることによりリ
    ニヤモータとして構成し、これにより上記コンベアベル
    トを直接駆動することを特徴とするリニヤ式2重ベルト
    コンベア。
  2. 【請求項2】 下側ベルトコンベアのキャリヤ側にはコ
    ンベアベルトおよび搬送物の重量を支持する主固定ロー
    ラを固定子の間に適宜の間隔で設けた請求項1記載のリ
    ニヤ式2重ベルトコンベア。
JP6487596A 1996-03-21 1996-03-21 リニヤ式2重ベルトコンベア Pending JPH09255119A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103662715A (zh) * 2012-09-23 2014-03-26 山西晋城无烟煤矿业集团有限责任公司 新型带式输送机
CN109399060A (zh) * 2017-08-16 2019-03-01 久益环球地下采矿有限责任公司 用于输送带组件的磁密封
EP3760565A1 (en) * 2019-07-05 2021-01-06 KONE Corporation Electric linear motor

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040422