JPH09255106A - ファイルフォルダの自動格納装置における移載方法及び移載装置 - Google Patents

ファイルフォルダの自動格納装置における移載方法及び移載装置

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JPH09255106A
JPH09255106A JP6998096A JP6998096A JPH09255106A JP H09255106 A JPH09255106 A JP H09255106A JP 6998096 A JP6998096 A JP 6998096A JP 6998096 A JP6998096 A JP 6998096A JP H09255106 A JPH09255106 A JP H09255106A
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JP6998096A
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English (en)
Inventor
Mototsugu Mikami
基次 三上
Yuji Yamashita
雄二 山下
Kazushi Kuwabara
一志 桑原
Koji Saeki
幸治 佐伯
Masashi Okazaki
正史 岡崎
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Original Assignee
Kumahira Safe Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ファイルフォルダの自動格納装置における移載
方法及び移載装置で、スペースが増大することなく、従
来使われている汎用の運搬手段又は搬送台車がそのまま
使用可能で、受渡し装置の搬送を阻害することなく、更
にファイルフォルダ又は内容物を破損するのを防止す
る。 【解決手段】格納保管棚3の多数の棚板に並設された吊
り金具に吊り下げ格納されたカルテ等を収納したファイ
ルフォルダ9の中から特定のファイルフォルダを受渡し
装置により取り出して、格納保管棚3以外の所定位置に
形成した移載出庫手段16に挿入し、移載出庫手段16
から出庫された複数の特定のファイルフォルダを移載手
段18を介して、各搬送先まで形成された搬送路78を
移動する搬送台車13に移載してなることを特徴とする
ファイルフォルダの自動格納装置における移載方法とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カルテ等を収納し
たファイルフォルダを吊り下げ格納する格納保管棚と、
特定のファイルフォルダを特定の搬送先に運搬するため
各搬送先まで形成された搬送路を移動する搬送台車との
間に介在し、前記格納保管棚から受渡し装置により取り
出された特定のファイルフォルダを前記搬送台車に移載
するファイルフォルダの自動格納装置における移載方法
及び移載装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】吊下げ式のファイルフォルダの格納保管
棚は一般的に、ファイルフォルダ厚さの区分毎に分類し
て、複数の種類に振り分け、該複数の種類毎に格納保管
棚の上面に配列した吊り金具の間隔を異ならせ、それぞ
れの吊り金具にファイルフォルダの保持具を係合させて
配列して収納していた。そして、格納保管棚に多数収容
されている複数種類のファイルフォルダの中から受渡し
装置により特定のファイルフォルダを取り出し、該取り
出されたファイルフォルダを所望する搬送先に向けて仕
分けして搬送するため、自動的に運搬手段又は搬送台車
に移載するように構成したファイルフォルダの自動格納
装置における移載装置が実際に提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなファイルフォルダの自動格納装置における移載装置
では、格納保管棚とは別に特別な移載装置が必要であ
り、スペースが増大すると共に、移載装置の配置によっ
ては受渡し装置の搬送を中断して移載する必要があり、
ファイルフォルダの自動格納装置が効率的に機能しない
こととなる。また、上述したような移載装置では、該移
載装置に適合した専用の運搬手段又は搬送台車が必要
で、従来使われている汎用の運搬手段又は搬送台車をそ
のまま使用することができず、不便であると共に、コス
トが大幅に増加するという問題があった。更に、従来の
搬送台車のコンテナにファイルフォルダを移載する移載
装置では、搬送台車のコンテナにファイルフォルダを二
重格納したり、搬送台車のコンテナに既に格納されてい
るファイルフォルダ又は内容物に移載装置がぶつかっ
て、該ファイルフォルダ又は内容物を破損したり、場合
によっては移載装置自体が故障する虞もあった。
【0004】そこで、本発明は、スペースが増大するこ
となく、従来使われている汎用の運搬手段又は搬送台車
がそのまま使用可能で、受渡し装置の搬送を阻害するこ
となく、更にファイルフォルダ又は内容物を破損するの
を防止するようにして、以て上述した課題を解決したフ
ァイルフォルダの自動格納装置における移載方法及び移
載装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、格納保管棚の多数の棚板に
並設された吊り金具に吊り下げ格納されたカルテ等を収
納したファイルフォルダの中から特定のファイルフォル
ダを受渡し装置により取り出して、前記格納保管棚以外
の所定位置に形成した移載出庫手段に挿入し、該移載出
庫手段から出庫された複数の特定のファイルフォルダを
移載手段を介して、各搬送先まで形成された搬送路を移
動する搬送台車に移載してなることを特徴とするファイ
ルフォルダの自動格納装置における移載方法とした。ま
た、前記移載手段が前記移載出庫手段から複数回出庫さ
れた複数のファイルフォルダを一時貯留可能な貯留部を
有することを特徴とするファイルフォルダの自動格納装
置における移載方法とした。
【0006】また、多数の棚板に並設された吊り金具に
カルテ等を収納したファイルフォルダを吊り下げ格納す
る格納保管棚と、特定のファイルフォルダを特定の搬送
先に運搬するため各搬送先まで形成された搬送路を移動
する搬送台車との間に介在し、前記格納保管棚から受渡
し装置により取り出された特定のファイルフォルダを前
記搬送台車に移載するファイルフォルダの自動格納装置
における移載装置において、前記格納保管棚以外の所定
位置に形成され、前記受渡し装置からファイルフォルダ
を受け取り可能な移載出庫手段と、該移載出庫手段から
出庫された複数のファイルフォルダを一時貯留可能な上
方が開口され、底板が開閉可能な移載ボックスと、該移
載ボックスを昇降手段を介して昇降可能に吊り下げ、か
つ前記格納保管棚内から前記搬送台車上方まで延設され
た走行フレームに移動可能に支持されるケース体とを有
する移載手段と、前記移載ボックスの下部に設けられ前
記搬送台車のコンテナ内が空であるか否かを検知する搬
送台車空センサと、を備え、前記移載手段の前記移載ボ
ックスを前記昇降手段を駆動させて前記搬送台車のコン
テナ内に下降中、前記搬送台車空センサが搬送台車のコ
ンテナ内が空でなく物が有ると検知すると、前記昇降手
段により前記移載ボックスを反転上昇させてなることを
特徴とするファイルフォルダの自動格納装置における移
載装置とした。また、前記昇降手段の駆動軸に、前記移
載ボックスが下降中、物に当たって該駆動軸が停止した
ことを検知する昇降過負荷検知センサを設け、前記移載
手段の前記移載ボックスを前記昇降手段を駆動させて前
記搬送台車のコンテナ内に下降中、前記搬送台車空セン
サの検知範囲外に物があっても、前記昇降過負荷検知セ
ンサにより移載ボックスが該物に当たって駆動軸が停止
したことを検知し、前記昇降手段により前記移載ボック
スを反転上昇させてなることを特徴とするファイルフォ
ルダの自動格納装置における移載装置とした。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明を適
用したファイルフォルダの自動格納装置の一実施例につ
いて説明する。図9に示すように、ファイルフォルダの
自動格納装置1は、カルテ等を収納したファイルフォル
ダ9を格納するための並設された一対の格納保管棚3,
3を有している。該一対の格納保管棚3,3間には格納
保管棚3の前面に沿って移動するように移動柱5が上下
レール間に移動可能に配設され、該移動柱5には台車7
に吊り下げられているファイルフォルダ9を取り出し、
格納保管棚3の所定箇所に受渡し格納する受渡し装置6
が昇降自在に取付けられている。そして、一対の格納保
管棚3,3のうち一方の格納保管棚3の奥行き方向上部
に隣接して、格納保管棚3に格納されたファイルフォル
ダ9を搬送台車13へ移載する移載装置8が設けられて
いる。
【0008】次に、格納保管棚3に格納されたファイル
フォルダ9を搬送台車13へ移載する移載装置8を、図
1乃至図6に示して説明する。図1は格納保管棚に隣接
した移載装置を示す正面図であり、同図に示すように、
移載装置8は、移載出庫ユニット16、走行フレーム1
7、移載ユニット18、及び移載装置制御盤20から概
略構成されている。
【0009】移載出庫ユニット16は格納保管棚3の長
手方向上部一端の支柱10,10間にフレームを介して
略垂直状態に固設されており、最大背幅種類のファイル
フォルダ9が収納可能なように一側が開口された箱型の
ケース本体25を有している。該ケース本体25の格納
保管棚3に対して外側の側面下部には開口25aが形成
され、該開口25a下縁にはガイド27が斜め下方に傾
斜して設けられている。また、格納保管棚3の支柱1
0,10,…間には各段の棚板11が固設され、該棚板
11には横方向に移動可能にファイルフォルダ9を保持
するための多数の吊り金具12,12,…が配設されて
いる。
【0010】また、図2は図1に示すI−I線矢視図で
あり、同図に示すように、ケース本体25の下部の奥行
き方向両端部にはファイルフォルダ引込みモータ29の
回転軸に固設された駆動プーリとプーリ30が軸支さ
れ、該駆動プーリとプーリ30には搬送コンベア31が
巻き掛けられている。該搬送コンベア31上に受渡し装
置6により押し込まれたファイルフォルダ9の背幅部分
が載置され、ファイルフォルダ引込みモータ29が駆動
すると、ファイルフォルダ9が搬送コンベア31により
搬送され、ファイルフォルダ9の先端がケース本体25
の後端まで引き込まれるようになっている。この際、ケ
ース本体25内部の上端に設けられたファイルフォルダ
在荷センサ33により、ファイルフォルダ9の有無が検
知され、ケース本体25内部の上端後端に設けられた引
込み停止センサ34により、ファイルフォルダ9の先端
が検知され、ファイルフォルダ引込みモータ29の駆動
を停止するようになっている。そして、ケース本体25
の格納保管棚3に対して内側の側面下部には押出モータ
36及び該押出モータ36に連結された押出カム37が
設けられ、該押出モータ36が駆動すると、押出カム3
7が回動して、ファイルフォルダ9が開口25aから押
し出され、ガイド27に案内されて斜め下方に落下する
ようになっている。
【0011】また、受渡し装置6からのファイルフォル
ダ9は、移載出庫ユニット16で一旦受け取った後、移
載ユニット18が受取位置にきたことを確認してから、
移載ユニット18に受け渡すため、移載ユニット18が
搬送台車13にファイルフォルダ9を移載中でも、受渡
し装置6からのファイルフォルダ9を1冊移載出庫口に
貯留できる。これにより、移載ユニット18が移載中で
あっても、自動格納装置の移載装置への出庫動作を停止
させることがなくなる。
【0012】また、図1に示すように、移載出庫ユニッ
ト16の下方には、移載ユニット18の後述する移載ボ
ックス56が当接し斜めに傾かせるための傾斜した上部
を有する傾斜部材39が配設されている。
【0013】また、図3は移載装置の平面図であり、同
図に示すように、格納保管棚3の移載出庫ユニット16
上方には略水平方向に走行フレーム17が支持されてお
り、該走行フレーム17には移載ユニット18が略水平
方向に移動可能に吊り下げ状態で支持されている。そし
て、走行フレーム17の基端部には走行用モータ41が
設けられ、該走行用モータ41のモータ軸にはスプロケ
ット42が固設され、一方、走行フレーム17の先端部
にはスプロケット43が軸支され(図1参照)、該スプ
ロケット42,43にはチエン45が巻き掛けられ、該
チエン45には移載ユニット18の上端が連結されてい
る。そして、走行用モータ41が駆動すると、チエン4
5が回動・移動し、それに追従して移載ユニット18が
格納保管棚3から進出又は後退する方向に移動するよう
になっている。
【0014】なお、図3中、47は移載ユニット18に
接続され、柔軟に屈曲可能な走行用ケーブルベアであ
り、49は移載ユニット18の移載出庫ユニット16か
らファイルフォルダを受け取る位置を検知する走行受取
位置センサ、50は移載ユニット18の移載ボックス5
6の下移動限の位置を検知する走行下移動限センサ、5
1は移載ボックス56の上移動限の位置を検知する走行
上移動限センサ、52は移載ユニット18から搬送台車
13へファイルフォルダを受け渡す受け渡し位置を検知
する走行受け渡し位置センサである。
【0015】次に、移載ユニット18について、図4乃
至図6を参照して説明する。図4は移載ユニット18の
正面図、図5はその側面図、図6は図4のII−II線矢視
図であり、図4乃至図6に示すように、移載ユニット1
8は下方が開口した箱型の本体ケース55と該本体ケー
ス55に収納可能でかつ上下方向に進退可能な(昇降可
能な)移載ボックス56とから構成されている。
【0016】本体ケース55の上部には昇降用モータ5
7が設けられ、チエン59の一端が移載ボックス56上
端の吊下げ金具58上部に固定され、次いでチエン59
は本体ケース55の上部に設けられた昇降用モータ57
部のスプロケット60及び本体ケース55下部に軸支さ
れたスプロケット61に巻き掛けられ、チエン59の他
端が吊下げ金具58下部に固定されている。そして、昇
降用モータ57が駆動すると、スプロケット60,61
が回転し、チエン59が移動し、それに追従して吊下げ
金具58及び移載ボックス56が上昇又は下降するよう
になっている。そして、昇降用モータ57の昇降駆動軸
には昇降過負荷検知センサ62が取付けられ、移載ボッ
クス56が下降中、物に当たって該昇降駆動軸の回転が
停止すると、昇降過負荷検知センサ62が検知し、移載
ボックス56を反転上昇させるようになっている(図6
参照)。
【0017】また、移載ボックス56の下端には底板6
3が開閉可能に支持されると共に、搬送台車13にファ
イルフォルダが入っておらず空であることを検出する搬
送台車空センサ64が設けられている。一方、移載ボッ
クス56の上端には底板63を開放させるための底板開
モータ65が設けられ、該底板開モータ65には底板開
カム66が連結され、底板開モータ65が駆動すると、
底板開カム66が作動して底板63が開放するようにな
っている。そして、図5に示すように、本体ケース55
の進出方向側の側面下部には底板閉モータ67が設けら
れ、該底板閉モータ67には底板閉カム68が連結さ
れ、底板閉モータ67が駆動すると、底板閉カム68が
作動して底板63が閉じるようになっている。
【0018】なお、図4中、71は移載ボックス56上
端の昇降上限位置を検知する昇降上限センサ、72は底
板63を開放させる時の移載ボックス56上端の位置を
検知する昇降底板開位置センサ、73は移載出庫ユニッ
ト16からファイルフォルダを受け取る時の移載ボック
ス56上端の位置を検知する昇降受取位置センサ、74
は移載ボックス56上端の昇降下限位置を検知する昇降
下限センサ、75は移載ボックス56の傾きを検知する
移載ボックス傾きセンサである。
【0019】なお、図1に示すように、搬送台車13は
走行レール78上に装架され、該搬送台車13に移載ユ
ニット18の移載ボックス56からファイルフォルダが
受け渡され、受け渡しが完了した搬送台車13は、走行
レール78上を走行し、目的の場所へファイルフォルダ
を届けるようになっている。
【0020】次に、移載出庫ユニット16からファイル
フォルダ9を受け取り、搬送台車13に受け渡す工程
を、図7の工程説明図に沿って説明する。先ず、受渡し
装置6により移載出庫ユニット16のケース本体25に
ファイルフォルダ9が押し込まれると、ファイルフォル
ダ在荷センサ33によりファイルフォルダ9が有るかが
検知され、ファイルフォルダ引込みモータ29が駆動し
てファイルフォルダ9の先端がケース本体25の後端ま
で引き込まれ、引込み停止センサ34により、ファイル
フォルダ9の先端が検知されると、ファイルフォルダ引
込みモータ29の駆動を停止する。そして、走行受取位
置センサ49及び昇降受取位置センサ73及び移載ボッ
クス傾きセンサ75により移載ボックス56が受け取り
位置にあることを確認後、押出モータ36が駆動して押
出カム37が回動すると、ファイルフォルダ9が開口2
5aから押し出され、ガイド27に案内されて移載ユニ
ット18の傾斜した移載ボックス56内に落下する。こ
の際、移載ユニット18は、走行受取位置センサ49に
検知される走行受取位置(A)にあり、移載ボックス5
6上端は昇降受取位置センサ73で検知される昇降受取
位置(G)にあり、移載ボックス56がG位置にある場
合には、移載ボックス56は本体ケース55に対して回
動可能であり、移載ボックス56は傾斜部材39に当接
して傾いた状態にあり、ガイド27の真下に傾斜した移
載ボックス56の開口が位置するようになっている。
【0021】次いで、移載出庫ユニット16から移載ユ
ニット18の移載ボックス56へファイルフォルダ9の
受け渡しが完了すると、走行用モータ41が駆動し、移
載ユニット18が走行下移動限センサ50で検知される
走行下移動限位置(B)まで移動すると共に、移載ボッ
クス56は回動して垂直な状態に移行する。そして、移
載ユニット18がB位置を越えると、昇降用モータ57
が駆動して移載ボックス56が上昇し、移載ユニット1
8が走行上移動限センサ51で検知されるC位置に達す
ると、移載ボックス56が昇降上限センサ71で検知さ
れる昇降上限位置(E)に達して上昇及び走行を停止す
る。
【0022】そして、移載ユニット18は、搬送台車1
3が受渡し位置に停止していて、搬送台車13上部蓋の
開が完了していることを図示せぬ搬送システム制御盤か
らの情報により確認した後、走行受渡し位置(D)に移
動する。移載ユニット18が走行受け渡し位置センサ5
2で検知されるD位置に達すると、走行用モータ41が
駆動停止して、移載ユニット18の移動が停止され、次
いで、昇降用モータ57が駆動して移載ボックス56が
下降すると共に、搬送台車空センサ64により搬送台車
13のコンテナ内にファイルフォルダが残っていないか
検知され、搬送台車13のコンテナ内にファイルフォル
ダが残っていない場合には、そのまま下降を続け、昇降
下限位置(H)に達すると昇降用モータ57は反転して
移載ボックス56が上昇する。そして、移載ボックス5
6が昇降底板開位置(F)に達すると、底板開モータ6
5が駆動し、底板開カム66が作動して底板63が開放
し、移載ボックス56内に格納されたファイルフォルダ
が搬送台車13のコンテナ内に受け渡される。
【0023】そして、昇降用モータ57が駆動して、移
載ボックス56が上昇し、昇降上限位置(E)に達する
と、昇降用モータ57が駆動停止して、移載ボックス5
6の上昇が停止されると共に、底板閉モータ67が駆動
し、底板閉カム68が作動して底板63が閉じて搬送台
車13のコンテナ内へのファイルフォルダの移載が終了
する。
【0024】次に、本発明の移載装置の作用について、
図8に示すフローチャートに沿って詳しく説明する。先
ず、図示せぬ管理コンピュータから移載指令があると、
移載装置制御盤20が移載動作の制御を開始する(ステ
ップ101)。走行用モータ41及び昇降用モータ57
が駆動して移載ユニット18が走行受渡し位置(D)、
昇降上限位置(E)に移動を開始し(ステップ10
2)、移載ユニット18が走行上移動限位置(C)にき
たときまでに、搬送台車13を管理している搬送システ
ム制御盤から搬送台車13の受取り準備OK信号が有る
か否かが判別され(ステップ103)、受取り準備OK
信号がない(NO)場合には、移載ユニット18が待機
位置である走行上移動限位置(C)、昇降上限位置
(E)まで移動したか否かが判別され(ステップ10
4)、待機位置まで移動する(YES)と、移動停止し
(ステップ105)、ステップ103で受取り準備OK
信号が有る(YES)まで待機位置で待機する。
【0025】そして、ステップ103で受取り準備OK
信号が有る(YES)と、移載ユニット18が下降開始
位置である走行受渡し位置(D)、昇降上限位置(E)
へ移動を開始し、移載ユニット18が下降開始位置に移
動したか否かが判別され(ステップ106)、移載ユニ
ット18が下降開始位置に移動すると(YES)、昇降
用モータ57が駆動して、移載ボックス56が搬送台車
13のコンテナの中への下降が開始され(ステップ10
7)、搬送台車空センサ64により搬送台車13のコン
テナ内に物があるか否かが判別され(ステップ10
8)、搬送台車13のコンテナ内に物がない(NO)場
合には、昇降用モータ57に連結された昇降過負荷検知
センサ62が働いたか否かが判別され(ステップ10
9)、昇降過負荷検知センサ62が働かない(NO)場
合には、移載ボックス56がH位置(昇降下限位置)ま
で下降し下降が終了したか否かが判別され(ステップ1
10)、移載ボックス56がH位置に達する(YES)
と、移載ボックス56を昇降底板開位置(F)まで上昇
させ、底板開モータ65を駆動して底板63を開放させ
てファイルフォルダを搬送台車13のコンテナ内に落下
させて移載を行い(ステップ111)、移載ボックス5
6を昇降上限位置(E)まで上昇させ、底板閉モータ6
7を駆動して底板63を閉じ(ステップ112)、次い
で移載ユニット18を走行受取位置(A)、昇降受取位
置(G)まで移動させて(ステップ113)、移載を終
了する(ステップ114)。
【0026】一方、ステップ108で搬送台車13のコ
ンテナ内に物がある(YES)場合、及びステップ10
9で昇降過負荷検知センサ62が働いた(YES)場合
には、移載ボックス56が反転上昇し、移載ユニット1
8及び移載ボックス56が空きの搬送台車13の入替え
作業に支承のない待機位置である走行上移動限位置
(C)、昇降上限位置(E)に移動して待機し(ステッ
プ115)、搬送台車13のコンテナ内の物を人手によ
り取出すか、あるいは空の搬送台車13との入替え後、
通常の移載動作に復帰する。
【0027】従って、搬送台車空センサ64により搬送
台車13のコンテナ内が空きを検知してから、移載ボッ
クス56から搬送台車13のコンテナ内にファイルフォ
ルダを移載するので、搬送台車13のコンテナ内にファ
イルフォルダを二重格納するのを防止できる。また、搬
送台車空センサ64により搬送台車13のコンテナ内が
空きを検知してから、移載ボックス56から搬送台車1
3のコンテナ内にファイルフォルダを移載するので、搬
送台車13のコンテナ内に既にファイルフォルダが格納
されている場合、該ファイルフォルダに移載ボックスが
衝突して破損するのを防止できる。また、搬送台車13
のコンテナ内の搬送台車空センサ64の検知範囲外に物
があっても、昇降過負荷検知センサ62により昇降用モ
ータ57の昇降駆動軸の回転が停止し、過負荷が検知さ
れるので、移載ボックス56が搬送台車13のコンテナ
内の物に衝突して破損するのを防ぐと共に、移載ボック
ス56及び移載ユニット18が破損するのを防止でき
る。
【0028】なお、上述実施例では、一対の格納保管棚
としたが、これに限定されるわけではなく、1個の格納
保管棚でもよいことは勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
格納保管棚に隣接して余剰スペースを利用して移載装置
を設けるので、スペース的にコンパクトに納まり、格納
保管棚の天井高さ以上のスペースを使用することはない
ので、必要スペースを大幅に縮小することができ、また
格納保管棚の収納効率を低下させることはない。また、
移載出庫手段及び移載手段を介して搬送台車にファイル
フォルダを移載するので、専用の搬送台車でなく汎用の
搬送台車をそのまま利用でき、極めて便利であると共
に、その分コストを削減することができる。また、構造
がシンプルなため、例えば搬送台車を斜めにする等の特
別な機構が必要なく、安価でかつ故障しにくい。また、
受渡し装置の搬送を中断することなく移載が可能なた
め、ファイルフォルダの自動格納装置を効率的に機能さ
せることができる。
【0030】また、搬送台車空センサにより、搬送台車
のコンテナ内にファイルフォルダが有る場合には、移載
ボックスが反転上昇するので、搬送台車のコンテナ内に
ファイルフォルダを二重格納するのを防止できると共
に、搬送台車のコンテナ内に既にファイルフォルダが格
納されている場合、該ファイルフォルダに移載ボックス
が衝突して破損するのを防止できる。また、搬送台車の
コンテナ内の搬送台車空センサの検知範囲外に物があっ
ても、昇降過負荷検知センサにより移載ボックスが該物
に当たって駆動軸が停止したことを検知し、昇降手段に
より移載ボックスを反転上昇させるので、移載ボックス
が搬送台車のコンテナ内の物に衝突して破損するのを防
ぐと共に、移載ボックス及び移載手段が破損するのを確
実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による移載装置を示す正面図である。
【図2】図1に示すI−I線矢視図である。
【図3】本発明による移載装置の平面図である。
【図4】移載ユニットの正面図である。
【図5】移載ユニットの側面図である。
【図6】図4のII−II線矢視図である。
【図7】本発明による移載装置の工程説明図である。
【図8】本発明による移載装置の作用を示すフローチャ
ートである。
【図9】本発明を適用したファイルフォルダの自動格納
装置の全体を示す格納保管棚と移載装置の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ファイルフォルダの自動格納装置 3 格納保管棚 5 移動柱 6 受渡し装置 7 台車 8 移載装置 9 ファイルフォルダ 10 支柱 11 棚板 12 吊り金具 13 搬送台車 16 移載出庫ユニット 17 走行フレーム 18 移載ユニット 20 移載装置制御盤 25 ケース本体 25a 開口 27 ガイド 29 ファイルフォルダ引込みモータ 31 搬送コンベア 36 押出モータ 39 傾斜部材 41 走行用モータ 55 本体ケース 56 移載ボックス 57 昇降用モータ 58 吊下げ金具 62 昇降過負荷検知センサ 63 底板 64 搬送台車空センサ 65 底板開モータ 67 底板閉モータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 格納保管棚の多数の棚板に並設された吊
    り金具に吊り下げ格納されたカルテ等を収納したファイ
    ルフォルダの中から特定のファイルフォルダを受渡し装
    置により取り出して、前記格納保管棚以外の所定位置に
    形成した移載出庫手段に挿入し、該移載出庫手段から出
    庫された複数の特定のファイルフォルダを移載手段を介
    して、各搬送先まで形成された搬送路を移動する搬送台
    車に移載してなることを特徴とするファイルフォルダの
    自動格納装置における移載方法。
  2. 【請求項2】 前記移載手段が前記移載出庫手段から複
    数回出庫された複数のファイルフォルダを一時貯留可能
    な貯留部を有することを特徴とする請求項1記載のファ
    イルフォルダの自動格納装置における移載方法。
  3. 【請求項3】 多数の棚板に並設された吊り金具にカル
    テ等を収納したファイルフォルダを吊り下げ格納する格
    納保管棚と、特定のファイルフォルダを特定の搬送先に
    運搬するため各搬送先まで形成された搬送路を移動する
    搬送台車との間に介在し、前記格納保管棚から受渡し装
    置により取り出された特定のファイルフォルダを前記搬
    送台車に移載するファイルフォルダの自動格納装置にお
    ける移載装置において、 前記格納保管棚以外の所定位置に形成され、前記受渡し
    装置からファイルフォルダを受け取り可能な移載出庫手
    段と、 該移載出庫手段から出庫された複数のファイルフォルダ
    を一時貯留可能な上方が開口され、底板が開閉可能な移
    載ボックスと、該移載ボックスを昇降手段を介して昇降
    可能に吊り下げ、かつ前記格納保管棚内から前記搬送台
    車上方まで延設された走行フレームに移動可能に支持さ
    れるケース体とを有する移載手段と、 前記移載ボックスの下部に設けられ前記搬送台車のコン
    テナ内が空であるか否かを検知する搬送台車空センサ
    と、を備え、 前記移載手段の前記移載ボックスを前記昇降手段を駆動
    させて前記搬送台車のコンテナ内に下降中、前記搬送台
    車空センサが搬送台車のコンテナ内が空でなく物が有る
    と検知すると、前記昇降手段により前記移載ボックスを
    反転上昇させてなることを特徴とするファイルフォルダ
    の自動格納装置における移載装置。
  4. 【請求項4】 前記昇降手段の駆動軸に、前記移載ボッ
    クスが下降中、物に当たって該駆動軸が停止したことを
    検知する昇降過負荷検知センサを設け、 前記移載手段の前記移載ボックスを前記昇降手段を駆動
    させて前記搬送台車のコンテナ内に下降中、前記搬送台
    車空センサの検知範囲外に物があっても、前記昇降過負
    荷検知センサにより移載ボックスが該物に当たって駆動
    軸が停止したことを検知し、前記昇降手段により前記移
    載ボックスを反転上昇させてなることを特徴とする請求
    項3記載のファイルフォルダの自動格納装置における移
    載装置。
JP6998096A 1996-03-26 1996-03-26 ファイルフォルダの自動格納装置における移載方法及び移載装置 Pending JPH09255106A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113003180A (zh) * 2021-04-14 2021-06-22 深圳市标王工业设备有限公司 Ic芯片装载分选机

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