JPH0925482A - 建設泥土の利用法及び建設泥土改良組成物並びに植生法 - Google Patents

建設泥土の利用法及び建設泥土改良組成物並びに植生法

Info

Publication number
JPH0925482A
JPH0925482A JP7195840A JP19584095A JPH0925482A JP H0925482 A JPH0925482 A JP H0925482A JP 7195840 A JP7195840 A JP 7195840A JP 19584095 A JP19584095 A JP 19584095A JP H0925482 A JPH0925482 A JP H0925482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soil
construction mud
clay
mixed
construction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7195840A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirofumi Inada
広文 稲田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sato Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sato Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sato Kogyo Co Ltd filed Critical Sato Kogyo Co Ltd
Priority to JP7195840A priority Critical patent/JPH0925482A/ja
Publication of JPH0925482A publication Critical patent/JPH0925482A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/20Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
  • Fertilizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は建設泥土を植生可能土壌として利用す
る方法及び建設泥土改良組成物を明らかにすることを目
的とする。 【構成】本発明に係る建設泥土の利用法は、粘土質を5
0重量%以上含む埴土である建設泥土に発泡剤を発泡さ
せて得られた気泡を混入すると共に未完熟繊維を混入し
て植生可能土壌とすること、未完熟繊維に鶏糞ないしは
家畜糞を配合して半発酵させて混入すること、粘土質が
50重量%未満である土壌及び/又は砂を混入するこ
と、を特徴とする。本発明に係る建設泥土改良組成物
は、粘土質を50重量%以上含む埴土である建設泥土
に、発泡剤を発泡させて得られた気泡を混入すると共
に、未完熟繊維を混入したこと、未完熟繊維に鶏糞ない
しは家畜糞を配合して半発酵させて混入すること、粘土
質が50重量%未満である土壌及び/又は砂を混入した
こと、を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地下掘り下げなど
の建設現場から発生する建設泥土の利用法及び建設泥土
改良組成物並びに植生法に関する。
【0002】
【従来の技術】建設泥土のほとんどは、粘土質を50重
量%以上含む埴土と呼ばれる土壌であって粘着力が強く
乾けば亀裂するので耕土に適していない。そこでこれに
砂土を適当に混ぜて壌土(ローム)とすることが古くか
ら行なわれている。
【0003】埴土の改良法としては、小さい発泡ポリス
チレンプラスチック粒子と一種以上の第二鉄塩(例えば
アンモニウム鉄ミョウバン溶液など)との相互作用生成
物を混入する方法が特開昭50−29342号公報に、
藁・家畜糞・草木類を混入する方法、パーライトを混入
する方法、スチレン・無水マレイン酸共重合体の発泡粒
から成る土壌改良材を混入する方法が特開昭55−11
6789号公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】高層建築物のための地
下構造の構築、或いは海面下トンネルなどの構築の際に
大量に発生する建設泥土の多くは粘度質を50重量%以
上含む埴土であり、緻密で水や空気を通しにくく、また
乾燥した場合には強固に固化し団塊化し易く、土で硬度
が大きくなり、植物の根が侵入できなくなり、また酸素
の供給もできなくなることから、このままでは植生土壌
としては利用することができなかった。このため建設泥
土は利用法が限られており、その多くは海・湖沼の埋め
立てや低地への廃棄が行なわれているが、廃棄すること
自体に費用がかかるので建設コストの高騰を招く結果に
なっている。従って、このような建設泥土を植生土壌と
して利用することができれば一石二鳥の利益が得られる
こととなる。
【0005】上記から明らかなように、本発明は建設泥
土を植生可能土壌として利用する方法を明らかにするこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る建設泥土の
利用法は、粘土質を50重量%以上含む埴土である建
設泥土に、発泡剤を発泡させて得られた気泡を混入する
と共に、未完熟繊維を混入して植生可能土壌とするこ
と、未完熟繊維に鶏糞ないしは家畜糞を配合して半発
酵させて建設泥土に混入すること、粘土質が50重量
%未満である土壌及び/又は砂を混入すること、をそれ
ぞれ特徴とし、また、本発明に係る建設泥土改良組成物
は、粘土質を50重量%以上含む埴土である建設泥土
に、発泡剤を発泡させて得られた気泡を混入すると共
に、未完熟繊維を混入して植生可能土壌として成る、
未完熟繊維に鶏糞ないしは家畜糞を配合して半発酵させ
て建設泥土に混入して成る、粘土質が50重量%未満
である土壌及び/又は砂を混入して成る、ことをそれぞ
れ特徴とし、更に本発明に係る植生法は、上記〜の
いずれかに記載の建設泥土改良組成物を用いて草木類の
植生を行うに際し、発泡剤が地中で分解する際に消費さ
れる窒素量を超える窒素肥料を施すことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明を更に詳細に説明す
る。本発明の好ましい1実施例では、建設泥土に5容量
%から50容量%の気泡を混入すると共に、堆肥などを
含有する未完熟繊維を10容量%から50容量%混入し
て土質の改良を行なう。建設泥土は、水分を含み未だ固
化していない状態のものを利用する。乾燥して団粒化し
たものを利用するには破砕して利用する。その際には水
を加えてもよい。
【0008】建設泥土は、場所や深さで土質が均一では
ないが、含まれる粘土質の割合により混入する気泡や未
完熟繊維の量を調整する。上記した気泡・未完熟繊維に
加えて、粘度質の低い建設残土、例えば赤土と呼ばれる
関東ローム層の土或いは砂などを混入する態様も本発明
に包含される。
【0009】気泡は、蛋白質を主剤とした発泡剤を発泡
器で発生させたものを利用することが好ましい。発泡剤
は、動物性蛋白質の加水分解物やポリオキシエチレンア
ルキルアリルエーテル系化合物、高級アルコール硫酸エ
ステル系化合物、スチレン・無水マレイン酸共重合体の
発泡粒子、発泡ポリウレタン(ウレタンフォーム)、発
泡ポリスチレン粒子、発泡尿素樹脂片、界面活性剤など
が利用されるが、これらに限定されるものではない。
【0010】発泡剤が地中で分解する際に窒素が消費さ
れる。従って、窒素肥料を施すことが植物の成長促進に
有効となる。窒素肥料は公知・公用のいずれのものでも
よい。
【0011】未完熟繊維としては、例えば、未完熟バー
ク堆肥(樹皮堆肥)が利用できるがこれに限定されるも
のではなく、稲藁・麦藁・落ち葉・雑草など繊維分を多
く含む各種の草木が利用できる。このような未完熟繊維
は、鶏糞その他の家畜糞などを混入して半発酵させて利
用するのが好ましい。
【0012】
【実施例】
実施例1 建設泥土−−−粘土質60重量%以上含むのものを利用
した。
【0013】気泡−−−−−発泡剤として粉砕発泡ポリ
スチレン粒子(粒度0.05〜0.8mm、見掛け密度
20Kg/m)を用い、上記発泡器で発泡させたもの
を建設泥土の容積に対し30容量%の割合になるよう
に、斜回転容器中で混入した。
【0014】未完熟繊維−−未完熟バーク堆肥を建設泥
土の容積に対し20容量%の割合で混入した。未完熟バ
ーク堆肥は繊維が多いものを選定し、鶏糞を配合して半
発酵させたものを利用した。
【0015】建設泥土の単位容積重量は1.2であった
が、上記の混合物の単位容積重量は0.7であった。混
合物の流動性はフロー試験で10から13秒であった。
【0016】上記の如く改良された泥土をポンプで圧送
し、直接にポケット状の緑化基礎工の中に投入し、表面
を市販の緑化基材を用いて約3cmの厚さで被覆した。
緑化基材中の種子は草本と木本の混合とした。
【0017】発芽率は80%で成育長は二ケ月で30c
mであったがその後の成育は遅れた。窒素肥料を施した
ところ、六ケ月目から成育は順調になりだし、2年後に
は山萩は80cmと150cmまで成長した。また、草
本類の成育も順調であった。
【0018】実施例2 実施例1において、発泡ポリスチレン粒子として、0.
01〜3mmの粒度を有するものを用いたことのみ異な
らせたところ、同様の効果が得られた。
【0019】実施例3 実施例1において、発泡ポリスチレン粒子に代えて、発
泡尿素樹脂片(2〜14mm粒度)を用いたことのみ異
ならせたところ、同様の効果が得られた。
【0020】実施例4 実施例1において、最初から窒素肥料を混入したものを
用いたことのみ異ならせたところ、発芽後の成育が遅れ
ることはなかった。
【0021】
【発明の効果】粘度質を多く含み緻密で固化し易い建設
泥土に気泡を混入するので、乾燥して固化しても柔らか
く、根が伸長できる土壌硬度(山中式硬度計で25cm
以下)が得られる。また、気泡は酸素の供給源としても
働き、繊維の発酵や根の呼吸にも有益である。更に、気
泡は比重の大きい建設泥土の軽量化にも有効であり、法
面での利用も可能にしている。
【0022】建設泥土中に加えられる気泡は独立気泡で
あるが、繊維を配合するので繊維発酵と重なり、気泡と
繊維の接合で連続した空隙が確保され団粒化が促進され
るために土壌化が速やかに促進される。
【0023】種子入りの緑化基材の吹き付けで表面を被
覆する工法と組み合わせることで、激しい雨に晒れても
改良泥土が流出する危険がなくなり、特に法面での利用
もより安全となる。
【0024】建設泥土を大量施工することができ、ま
た、ポンプ圧送で直接に緑化基礎工に投入することがで
きるので、施工の合理化が計られる利点がある。また、
堆肥は投入された緑化基礎工の中で熟成されるので、堆
肥熟成のための過大な設備が不要である利点がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C09K 101:00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粘土質を50重量%以上含む埴土である建
    設泥土に、発泡剤を発泡させて得られた気泡を混入する
    と共に、未完熟繊維を混入して植生可能土壌とすること
    を特徴とする建設泥土の利用法。
  2. 【請求項2】未完熟繊維に鶏糞ないしは家畜糞を配合し
    て半発酵させて建設泥土に混入することを特徴とする請
    求項1に記載の建設泥土の利用法。
  3. 【請求項3】粘土質が50重量%未満である土壌及び/
    又は砂を混入することを特徴とする請求項1又は2に記
    載の建設泥土の利用法。
  4. 【請求項4】粘土質を50重量%以上含む埴土である建
    設泥土に、発泡剤を発泡させて得られた気泡を混入する
    と共に、未完熟繊維を混入して植生可能土壌として成る
    建設泥土改良組成物。
  5. 【請求項5】未完熟繊維に鶏糞ないしは家畜糞を配合し
    て半発酵させて建設泥土に混入して成る請求項4に記載
    の建設泥土改良組成物。
  6. 【請求項6】粘土質が50重量%未満である土壌及び/
    又は砂を混入して成る請求項4又は5に記載の建設泥土
    改良組成物。
  7. 【請求項7】請求項4〜6のいずれかに記載の建設泥土
    改良組成物を用いて草木類の植生を行うに際し、発泡剤
    が地中で分解する際に消費される窒素量を超える窒素肥
    料を施すことを特徴とする植生法。
JP7195840A 1995-07-07 1995-07-07 建設泥土の利用法及び建設泥土改良組成物並びに植生法 Pending JPH0925482A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7195840A JPH0925482A (ja) 1995-07-07 1995-07-07 建設泥土の利用法及び建設泥土改良組成物並びに植生法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7195840A JPH0925482A (ja) 1995-07-07 1995-07-07 建設泥土の利用法及び建設泥土改良組成物並びに植生法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0925482A true JPH0925482A (ja) 1997-01-28

Family

ID=16347887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7195840A Pending JPH0925482A (ja) 1995-07-07 1995-07-07 建設泥土の利用法及び建設泥土改良組成物並びに植生法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0925482A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006502848A (ja) * 2002-10-16 2006-01-26 ソルヴェイ スラッジの処理方法
JP2007532302A (ja) * 2004-04-14 2007-11-15 ソルヴェイ(ソシエテ アノニム) スラッジの処理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006502848A (ja) * 2002-10-16 2006-01-26 ソルヴェイ スラッジの処理方法
JP2007532302A (ja) * 2004-04-14 2007-11-15 ソルヴェイ(ソシエテ アノニム) スラッジの処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110226446A (zh) 一种高陡裸岩坡面植绿系统及其构建方法
KR101294244B1 (ko) 식물 섬유를 이용한 녹화재 조성물, 그 제조방법 및 이를 이용한 녹화시공방법
JP2000265471A (ja) 緑化基盤およびその造成法
JP5160972B2 (ja) 森林機能回復工法
JPH0925482A (ja) 建設泥土の利用法及び建設泥土改良組成物並びに植生法
KR100671351B1 (ko) 식생재 기반재 및 사면녹화시공방법
JP2003235345A (ja) ポーラスなコンクリート植生基盤に関する組成物及び製造方法
KR100765909B1 (ko) 인공 식생기반토 조성물 및 그를 이용한 친환경적 녹화방법
CN113854100A (zh) 一种垂直绿化用基质配方
JPH0267392A (ja) 複合土壌改良材
JPH01142128A (ja) 法面緑化工事における植生基盤形成方法
JP4430793B2 (ja) 緑化工法
JP2009215285A (ja) 外来性植物駆除工法
CN206554029U (zh) 一种灌木种植型生态混凝土构件
JP3183854B2 (ja) 斜面保護用組成物及び斜面保護工法
KR20030081983A (ko) 단립화 식생기반재
JPH06228967A (ja) 緑化基盤コンクリートの製造方法
JP3017961B2 (ja) 法面緑化工法
KR960002867B1 (ko) 금비토 조성물
KR20240039801A (ko) 도로 경사면의 식생재 기반재 및 이를 이용한 사면녹화시공방법
JPS6119412A (ja) 芝草の植生施工法
JPH03119223A (ja) 地表面の安定化工法
JPS59233023A (ja) 地表面の安定化工法
JPS59114332A (ja) 客土用吹付け材料
JPH08333178A (ja) 緑化用コンクリート