JPH09254820A - カウルトップカバーのシール部材 - Google Patents

カウルトップカバーのシール部材

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JPH09254820A
JPH09254820A JP8063109A JP6310996A JPH09254820A JP H09254820 A JPH09254820 A JP H09254820A JP 8063109 A JP8063109 A JP 8063109A JP 6310996 A JP6310996 A JP 6310996A JP H09254820 A JPH09254820 A JP H09254820A
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JP8063109A
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Kazuhiro Sakai
一浩 酒井
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Nihon Plast Co Ltd
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Nihon Plast Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カウルトップカバー本体への取付作業が簡単
で、同本体との間でガタツキがなく、雨水や塵芥等の侵
入を完全に遮断でき、外観にも優れたシール部材を提供
する。 【解決手段】カウルトップカバー本体(11)への係着部(1
4)と、同係着部(14)の一端に一体的に形成された軟質材
からなるリップ部(17)とを備えるシール部材(12)は、前
記係着部(14)の他端から延出する延設部(15)を有し、同
延設部(15)はシール部材(12)のカウルトップカバー本体
(11)への取付状態においてその係着端(18a) に弾接する
ため、カウルトップカバー本体(11)とシール部材(12)と
の間が密閉されガタツキが防止されると共に、雨水や塵
芥等の侵入を完全に遮断できる。更に、前記係着部(14)
の上面全体が前記リップ部(17)と同一の軟質材からなる
被覆部(18)により被覆されているため、材質の異なる係
着部(14)とリップ部(17)との境界線が表出せず外観が向
上される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のフロント
ウィンドシールドとフロントフード(ボンネット)との
間に装着されるカウルトップカバーのフロントウィンド
シールド側の端縁に取り付けられるシール部材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】カウルトップカバーはフロントウィンド
シールドの下端縁とフロントフードとの間に装着され、
図1又は図2に示すように、ウィンドワイパーの回動軸
が挿通されると共に、通気用のスリットや排水案内用溝
などを有している。カウルトップカバーの長尺縁の一方
はフロントウィンドシールドの下端縁の形状に合わせて
緩やかな曲線を描いて形成されると共に、フロントウィ
ンドシールドに当接する部位には軟質の合成樹脂、天然
ゴム、合成ゴムなどからなるシール部材が取り付けられ
ている。このような従来のシール部材の一例が、特開平
7−205841号公報に開示されている。
【0003】このカウルトップカバーのシール部材は、
フロントウィンドシールドに当接するリップ部と、カウ
ルトップカバー本体の端縁と同一の断面形状をなす係合
凹溝が形成された係着部とを有しており、その全体が同
一の材質からなる軟質合成樹脂により一体成形されてい
る。前記シール部材は、前記係合凹溝にカウルトップカ
バー本体の端縁を係合させて、同端縁の曲線形状に沿っ
て取り付けられるが、軟質樹脂で構成された係合凹溝は
変形しやすい上に、同係合凹溝に係合するカウルトップ
カバー本体は変形しにくい硬質樹脂で構成されているた
め、シール部材がカウルトップカバー本体から容易に外
れてしまうとの不都合があった。
【0004】かかる不具合を解消するため、例えば特開
平7−232666号公報には、前記リップ部を軟質樹
脂で構成すると共に前記係着部を硬質樹脂で構成し、リ
ップ部と係着部とを一体に成形してなるカウルトップカ
バーのシール部材が開示されている。係着部(固着部)
はカウルトップカバー本体の端縁と略同一の断面形状を
なす係合凹溝を有し、同係合凹溝にカウルトップカバー
本体の端縁を係合してシール部材をカウルトップカバー
本体に固着するが、このときの前記係合凹溝と前記カウ
ルトップカバー本体の端縁とはどちらも硬質樹脂から構
成されるため変形しにくく、一旦係合固着がされた後に
は、シール部材がカウルトップカバー本体から外れるこ
とはない。更に、前記リップ部と前記係着部とは互いに
異質な材質であるために、それらの接合部には顕著な接
合線が生じ外観を損なうが、同公報の図6に示すように
前記係着部の上面全体を前記リップ部を構成する樹脂と
同一の樹脂で被覆する場合には、前記接合線が外面に露
出することがなく外観が向上される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
特開平7−232666号公報に開示されたシール部材
は、前記係合凹溝と前記カウルトップカバー本体の端縁
とがどちらも変形しにくい硬質の樹脂材料から構成され
ているため、前記係合凹溝と前記カウルトップカバー本
体の端縁との間にクリアランスがなければ取付作業が困
難であり、またこのクリアランスが大きい場合にはシー
ル部材とカウルトップカバー本体との間にガタが生じ、
またシール部材がカウルトップカバー本体の長手方向に
移動してシール部材とカウルトップカバー本体との間に
ズレが生じる。
【0006】更に、前記シール部材とカウルトップカバ
ー本体の端縁との係着部分においてはその表面に隙間が
存在し、この隙間から雨水や塵芥等が侵入すると、前記
係合凹溝や前記カウルトップカバー本体の端縁に劣化が
生じて本来のシール機能が十分に発揮されなくなる恐れ
もある。
【0007】そこで本発明は上述の問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的はカウルトップカバ
ー本体への取付作業が簡単で且つその取付状態において
ガタツキがなく、強固に取り付けられるカウルトップカ
バーのシール部材を提供することにあり、更にはカウル
トップカバー本体とシール部材との係着部における雨水
や塵芥等の侵入を完全に遮断できるシール部材を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明は、カウルトップカバー本体と一端において
係着される硬質材からなる係着部と、同係着部の他端に
一体的に接合された軟質材からなるリップ部とを備えな
り、前記カウルトップカバー本体の係着端側に向けて前
記係着部の前記一端から延設する軟質材からなる延設部
を有してなることを特徴とするカウルトップカバーのシ
ール部材を主要な構成とする。
【0009】前記シール部材は、その係着部の一端から
カウルトップカバー本体の係着端縁を相対的に摺動させ
て、又は、前記係着部にカウルトップカバー本体の係着
端縁を平行に配して直角に押し込んで、前記係着部とカ
ウルトップカバー本体の係着端縁とを係着し、カウルト
ップカバー本体に取り付けられる。このとき、前記係着
部の一端からカウルトップカバー本体の係着端側に向け
て延設部が延設されているが、この延設部は軟質材から
なるために、前記カウルトップカバー本体の係着端に弾
性的に押圧されて弾性的に変形し、その延出長さを減じ
ることができ、取付作業の邪魔になることがない。この
取付作業が完了すると、弾性変形された前記延設部は通
常の延出状態に復元し、前記カウルトップカバー本体の
係着端に弾接するために、前記カウルトップカバー本体
と前記シール部材との間のガタツキがなくなると共に、
前記シール部材は軟質材からなるため、硬質材からなる
カウルトップカバー本体との間で摩擦抵抗が生じ、前記
シール部材が前記カウルトップカバー本体の長手方向へ
の移動を阻止する。また、前記延設部が存在するために
前記本体の係着端と前記シール部材の係着部との間が密
閉されて、雨水や塵芥等の前記係着部への侵入を阻止で
き、同部が劣化することもなく、十分なシール機能が発
揮される。
【0010】なお、前記延設部は前記リップ部のウイン
ドシールド密接時において、即ち、前記シール部材を備
えたカウルトップカバーを車体へ装着し、前記リップ部
がウィンドシールドの角度に合わせて弾性的に上方に変
形された状態において、少なくとも前記カウルトップカ
バーの係着端縁と当接すれば十分であり、車体装着前の
カウルトップカバー本体にシール部材を取り付けた状態
においては、未だ前記延設部が前記カウルトップカバー
本体に当接しない程度の延出長さであっても、前述の車
体装着時にカウルトップカバーの係着端縁と当接できれ
ばよい。この場合には、カウルトップカバー本体にシー
ル部材を取り付ける際に、前記延設部とカウルトップカ
バー本体との間には摩擦抵抗が発生せず、取付作業がよ
り簡単になる。
【0011】前記延設部は前記係着部の一端から外方に
延在してさえいれば本発明の初期の目的は十分に達成さ
れるが、前記係着部の上面全体が前記リップ部と同一の
軟質材からなる被覆部により被覆されると共に、同被覆
部を係着部の一端から外方に延出させて前記延設部とす
ることが好ましい。この場合、材質の異なる係着部の表
面が前記リップ部と同材質の軟質材で被覆されるため、
係着部とリップ部との接合面に現出する境界線が表面に
は現れず、外観が損なわれることがない。また異なる材
質同士の接合面積が大きくなるため、同接合部における
層間剥離による浮き上がりを防ぐことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図示された実施例に基づいて説明する。図1
はカウルトップカバー10が取り付けられた車両の一部
分を示す斜視図であり、図2は同カウルトップカバー1
0の斜視図である。カウルトップカバー10は自動車の
フロントウィンドシールド1の下端縁とフロントフード
2との間に自動車の車幅の全長にわたって装着されてい
る。
【0013】本カウルトップカバー10はカウルトップ
カバー本体11と本発明によるシール部材12とを備
え、前記カウルトップカバー本体11は、車両への装着
状態において前方(エンジンルーム側)に相当する部位
には所定の間隔で複数の取付通孔が穿設され、車両の後
方(運転席側)に相当する部位には、図3に示すように
カウルトップカバー本体11の長手方向全長にわたっ
て、本発明によるシール部材12が取り付けられてい
る。
【0014】本発明によるシール部材12のカウルトッ
プカバー本体11への取付け構造について図3及び図4
を参照して詳細に説明する。カウルトップカバー本体1
1は熱可塑性樹脂、例えばABS樹脂や変性PPO樹脂
などを射出成形により成形したものである。カウルトッ
プカバー本体11はその後方長端縁から略垂直下方に垂
直部11aが延設され、同垂直部11aの下端縁からは
水平後方に水平部11bが延設されており、前記垂直部
11aの下端には前方に向けて傾斜する傾斜面11cが
形成されている。
【0015】シール部材12は、カウルトップカバー本
体11と係着される硬質熱可塑性樹脂からなる係着部1
4と、フロントウィンドシールド1に当接する軟質熱可
塑性樹脂からなるリップ部17とを備えている。硬質熱
可塑性樹脂としては例えばポリプロピレン、ポリアミド
などを使用し、軟質熱可塑性樹脂としては例えば塩化ビ
ニル、各種エラストマー樹脂を使用し、これらはシール
部材12として一体に押出成形により成形される。
【0016】前記係着部14は、上壁部14bと、前記
上壁部14bと平行に配された下壁部14cと、同上壁
部14b及び下壁部14cの一端縁を連結する側壁部1
4dとから構成され、前記上壁部14b、下壁部14c
及び側壁部14dにより囲まれる空間部は係合凹溝14
eとして形成される。前記上下壁部14b,14cの間
隔は前記カウルトップカバー本体11における前記水平
部11bの厚みと同一に設定されており、前記下壁部1
4cの前記側壁部14dに対する奥行きは、前記水平部
11bの下面の長さよりもクリアランスd1 だけ大きく
設定されており、前記上壁部14bのそれは前記水平部
11bの上面の長さと略同一である。前記下壁部14c
の端縁からは内側に向けて斜めに、前記カウルトップカ
バー本体11の傾斜面11cと係合する係合鈎条14a
が突設されている。
【0017】前記係着部14の側壁部14dの外面から
は、先端に向けて先細りとされ、下方に垂れ下がるよう
にしてリップ部17が延設され、同リップ部は前記係着
部14の下壁部14cの外面にも一部延在して下面被覆
部17aを構成している。更に前記下壁部14cの端縁
付近の外面には、前記リップ部と同一の樹脂からなる突
部17bが形成されている。
【0018】更に、本発明のシール部材12において
は、前記係着部14の上壁部14bの上面全体が前記リ
ップ部17と同一の軟質熱可塑性樹脂からなる被覆部1
8により被覆され、同被覆部18は更に前記上壁部14
bの開放端縁から前記カウルトップカバー本体11の係
着端側に向けて前記クリアランスd1 より僅かに長い寸
法d2 だけ延出されており、この延出部分が本発明の延
設部15を構成する。
【0019】上述のように前記係着部14の上面全体が
前記被覆部18により被覆されているため、材質の異な
る係着部14とリップ部17との接合面での境界線を被
覆して表面に現出させることがなく、外観を向上させる
ことができる。また異なる材質同士の接合面積が大きく
なるため、前記係着部14とリップ部17との接合部に
おける層間剥離による浮き上がりを防ぐことができる。
【0020】上述の構成を備えるシール部材12を前記
カウルトップカバー本体11に取り付けるには、前記係
着部14にカウルトップカバー本体11の係着端縁を平
行に配してから直角に押し込んで、前記係着部14の係
合凹溝14eにカウルトップカバー本体11の水平部1
1bを収容すると共に、前記傾斜面11cに前記係合鈎
条14aが係合する。
【0021】このとき、前記係着部14は前記リップ部
17よりも硬質な樹脂ではあるが、ポリプロピレンなど
の若干の弾性を備えた樹脂を採用するため、前記上壁部
14bと下壁部14cとは互いに僅かに離反でき、前記
カウルトップカバー本体11の水平部11bは前記係合
凹溝14eに容易に収容される。また、前記上壁部14
bの開放端からは軟質樹脂からなる延設部15が延設さ
れているが、同延設部15は前記カウルトップカバー本
体11の垂直部11aに弾性的に当接してその延出長さ
を減じることができるため、取付作業の邪魔になること
はない。
【0022】前記カウルトップカバー本体11にシール
部材12が一旦係着された後は、前記水平部11bは前
記上壁部14bと下壁部14cとにより上下から挟み込
むようにして前記係合凹溝14e内に収容されると共
に、前記傾斜面11cと前記係合鈎条14aとが係合
し、前記カウルトップカバー本体11から前記シール部
材12が離脱することはない。更に、前記延設部15は
延出状態に復帰するがこの延出長さd2 はクリアランス
d1 と略同一であるため、同延設部15は常にカウルト
ップカバー本体の垂直部11aに弾接する。そのため、
前記係着部14の側壁部14dと前記水平部11aの端
縁との間にはクリアランスd1 が形成されているにも関
わらず、シール部材12とカウルトップカバー本体11
との間にガタツキが生じることはなく、また、前記延設
部15は軟質材から構成されるため、硬質材からなる前
記垂直部11aとの間で摩擦抵抗が生じ、前記シール部
材12が前記カウルトップカバー本体11に対して長手
方向に移動することもない。更に、前記延設部15は前
記係合凹溝14e内への雨水や塵芥等の侵入を阻止で
き、前記係着部14とカウルトップカバー本体11の係
着端縁が劣化することがないため、十分なシール機能が
維持される。
【0023】前記シール部材12が取り付けられたカウ
ルトップカバー10を車体へ装着すると、図5に仮想線
で示すように、前記係着部14の下面に形成された軟質
樹脂からなる前記下面被覆部17a及び突部17bがフ
ロントウィンドシールド1に当接すると共に、前記リッ
プ部17もその先端が弾性変形してフロントウィンドシ
ールド1に密接して確実にシールする。この状態で硬質
樹脂からなる係着部14はフロントウィンドシールド1
に接触することがないため、硬質の材質から構成された
部品同士の接触により生じるビビリ音が完全に防止でき
る。
【0024】なお、上述の実施例においては、前記延設
部15の延出長さd2 をクリアランスd1 より僅かに長
くして、常に前記延設部15がカウルトップカバー本体
11の垂直部11aに弾接する構成としているが、例え
ば図6に示すように、クリアランスd1 よりも僅かに短
い延出長さd3 を有する延設部15′とすることも可能
である。この変形例によるシール部材12′において
は、カウルトップカバー本体11への取付時には前記延
設部15′は前記垂直部11aには当接しないため、同
部との間に摩擦抵抗を生じることがなく、係着部14′
の一端からカウルトップカバー本体11の係着端縁を相
対的に摺動させて係着することも可能であり、カウルト
ップカバー本体11とシール部材12′との取付作業が
より簡単となる。上述のように車体装着前のカウルトッ
プカバー本体11にシール部材12′を取り付けた状態
においては、前記延設部15′は前記カウルトップカバ
ー本体11の垂直部11aに当接せず、同垂直部11a
との間に僅かな隙間が生じるが、このシール部材12′
を備えたカウルトップカバー10′を車体に装着する
と、図6に仮想線で示すようにリップ部17が上方に弾
性変形してフロントウィンドシールド1に密接して、こ
のリップ部17の弾性変形に伴って前記延設部15′が
カウルトップカバー本体11の垂直部11aに密接し、
上述の実施例と同様の効果が得られるものである。
【0025】更に、本発明においては、前記延設部15
が前記係着部14の一端から外方に延在してさえいれば
初期の目的が十分に達成され、必ずしも被覆部18を備
える必要はなく、前記係着部14の前記上壁部14bの
開放端から前記延設部15を独立して延出させることが
できる。この場合には、前記延設部15を構成する軟質
材は耐久性や密着性などの点から前記リップ部17と同
一の軟質材である必要はなく、要求される機能に応じて
適宜選択できる。また、延設部を係着部の一端に形成す
る態様としては、前記係着部の端部上面から端面を越え
て延設場合と同端面から直接外方に延出する場合とがあ
るが、後者の接合性を確保するには、例えば前記端面と
前記延設部の一方に係合溝又は係合突条を形成すると共
に、相対する他方の部位に係合突条又は係合溝を形成
し、前記端面と前記延設部とを係合一体化させる。
【0026】
【発明の効果】本発明のシール部材は硬質材からなる係
着部の端縁から延出し、少なくともカウルトップカバー
を車体へ装着した状態においてカウルトップカバー本体
の取付端縁に弾接する延設部を有しているため、前記カ
ウルトップカバー本体と前記シール部材との間のガタツ
キがなくなると共に、前記シール部材は軟質材からなる
ため、硬質材からなるカウルトップカバー本体との当接
部においては摩擦抵抗が生じ、前記シール部材が前記カ
ウルトップカバー本体の長手方向に移動することもな
い。また、前記延設部が前記本体の係着端と前記シール
部材の係着部との間を密閉するために、雨水や塵芥等の
前記係着部への侵入を阻止でき、同部が劣化することも
なく、十分なシール機能が維持される。更に、係着部の
上面全体をリップ部と同一の軟質材で被覆する場合に
は、異質材からなる係着部とリップ部との接合部に生じ
る境界線が前記被覆部により被覆されるため、外観も向
上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】カウルトップカバーが取り付けられた車両の一
部分を示す斜視図である。
【図2】同カウルトップカバーの全体斜視図である。
【図3】カウルトップカバー本体の係着端縁とシール部
材との一部を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施例であるシール部材とカウルトッ
プカバー本体の係着端縁との係着前の状態を示す縦断面
図である。
【図5】本発明の実施例であるシール部材とカウルトッ
プカバー本体の係着端縁との係着状態を示す縦断面図で
ある。
【図6】本発明の変形例であるシール部材とカウルトッ
プカバー本体の係着端縁との係着状態を示す縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 フロントウィンドシールド 2 フロントフード 10 カウルトップカバー 11 カウルトップカバー本体 11a 垂直部 11b 水平部 11c 傾斜面 12 シール部材 14 係着部 14a 係合鈎条 14b 上壁部 14c 下壁部 14d 側壁部 14e 係合凹溝 15 延設部 17 リップ部 17a 下面被覆部 17b 突部 18 被覆部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カウルトップカバー本体と一端において
    係着される硬質材からなる係着部と、同係着部の他端に
    一体的に接合された軟質材からなるリップ部とを備えな
    り、前記カウルトップカバー本体の係着端側に向けて前
    記係着部の前記一端から延設する軟質材からなる延設部
    を有してなることを特徴とするカウルトップカバーのシ
    ール部材。
  2. 【請求項2】 前記リップ部のウインドシールド密接時
    において、少なくとも前記延設部と前記カウルトップカ
    バーとが当接してなる請求項1記載のシール部材。
  3. 【請求項3】 前記係着部の上面全体が前記リップ部と
    同一の軟質材からなる被覆部により被覆されてなる請求
    項1記載のシール部材。
JP8063109A 1996-03-19 1996-03-19 カウルトップカバーのシール部材 Pending JPH09254820A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013147167A (ja) * 2012-01-19 2013-08-01 Nishikawa Rubber Co Ltd 自動車用カバー部材
CN109398261A (zh) * 2018-11-12 2019-03-01 佛山科学技术学院 一种积雨板气囊

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