JPH09254732A - エアバッグ装置の袋体 - Google Patents

エアバッグ装置の袋体

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JPH09254732A
JPH09254732A JP8070671A JP7067196A JPH09254732A JP H09254732 A JPH09254732 A JP H09254732A JP 8070671 A JP8070671 A JP 8070671A JP 7067196 A JP7067196 A JP 7067196A JP H09254732 A JPH09254732 A JP H09254732A
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bag
gas
inflator
main body
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Kanji Gotou
乾治 後藤
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価なコストにて高温ガスの熱から袋体本体
を保護できるエアバッグ装置の袋体を得る。 【解決手段】 袋体10は、インフレータ24からのガ
スにより膨出する袋体本体30を備えており、この袋体
本体30の内側には保護布40がストラップ38と共に
縫合され、袋体本体30と一体とされている。この保護
布40の袋体本体30との縫合部42の外側部分は、袋
体本体30からベースプレート14側へ垂下された垂下
部44とされており、インフレータ24のガス噴出孔2
8と袋体本体30との間に垂下部44が介在している。
これにより、ガス噴出孔28から噴出する高温のガス
は、保護布40の垂下部44に吹き付けられるため、袋
体本体30をガスの熱から保護できる。しかも、垂下部
44は単に垂下されているだけであるため、安価な縫製
コストにて形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に設置される
エアバッグ装置の袋体に関する。
【0002】
【従来の技術】エアバッグ装置、例えば、ステアリング
ホイールに設置される運転席用のエアバッグ装置は、車
両急減速時にガスを発生させるインフレータを備えてい
る。このインフレータは、ベースプレートを介してステ
アリングホイールの芯金に設けられたハブに固定されて
いる。また、インフレータの内部には、起動装置、雷
管、伝爆材、ガス発生材、及びフィルタが収納されてお
り、インフレータの内部でガスを発生させることができ
る。さらに、インフレータには複数のガス噴出孔が形成
されており、インフレータの内部で発生したガスをイン
フレータの外部へ噴出できる。また、インフレータの乗
員側には、袋体が折り畳まれた状態で配置されており、
乗員側からインフレータを包み込んだ状態で袋体の開口
部がベースプレートに固定されている。さらに、袋体の
乗員側にはパッドカバーが取り付けられており、乗員側
からインフレータや袋体等を被覆している。
【0003】このようなエアバッグ装置では、車両の急
減速状態をインフレータの起動装置が検知すると起動装
置が雷管を発火させ、伝爆材を介してガス発生材が燃焼
される。これによって、インフレータの内部に大量のガ
スが発生する。インフレータの内部で発生したガスは、
燃焼時に生じた破片等がフィルタによって除去がされた
後にガス噴出孔から袋体の内部へ噴出して袋体を膨出さ
せる。袋体が膨出してパッドカバーの裏面側から袋体が
パッドカバーを押圧すると、パッドカバーが破断して開
口される。これによって、袋体を乗員側へ向けて展開で
きる。
【0004】ところで、インフレータのガス噴出孔から
噴出された直後のガスは高温であり、この高温のガスが
直接袋体に吹き付けられると、ガスの熱によって袋体が
損傷する可能性がある。このため、これまでのエアバッ
グ装置では、袋体のガスが吹き付けられる位置に当て布
を縫合し、袋体を補強することによってガスの熱による
袋体の損傷等を防止していた。
【0005】具体的には、これまでのエアバッグ装置の
インフレータは、ガス噴出孔がステアリングホイールの
径方向へ向けて開口していたため、袋体のガス噴出孔に
対向する位置、すなわち、ベースプレートと袋体との接
続部分近傍に当て布を縫合し、これによって、袋体をガ
スの熱から保護していた。
【0006】また、近年のエアバッグ装置では、ガス噴
出孔がステアリングホイールの径方向から乗員側へ傾斜
した状態で開口したインフレータが適用されているた
め、これに対応して、袋体の乗員側に相当する部分に当
て布を縫合し、これにより、袋体をガスの熱から保護し
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のエアバッグ装置の袋体では、袋体の所定の位置に当
て布をあてがい、当て布の周縁に沿って当て布全体を袋
体に縫合していたため、縫合範囲が広く、縫製コストが
高価となる欠点があった。
【0008】本発明は、上記事実を考慮して、安価なコ
ストにて高温ガスの熱から袋体本体を保護できるエアバ
ッグ装置の袋体を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のエアバッ
グ装置の袋体は、折り畳み状態で収納されインフレータ
のガス噴出孔から噴出したガスの圧力により膨出可能な
袋体本体を有するエアバッグ装置の袋体であって、前記
ガス噴出孔に対応して前記袋体本体から垂下する本体保
護部材を設け、前記袋体本体と前記ガス噴出孔との間に
前記本体保護部材を介在させたことを特徴としている。
【0010】上記構成のエアバッグ装置の袋体では、イ
ンフレータが作動するとインフレータの内部で大量のガ
スが発生し、ガス噴出孔からインフレータの外部へ向け
てガスが噴出されて、袋体本体が膨出される。
【0011】ここで、袋体本体からは本体保護部材が垂
下されており、この本体保護部材が袋体本体とガス噴出
孔との間に介在しているため、ガス噴出孔から噴出され
た直後の高温のガスが、袋体本体に直接吹き付けられず
に本体保護部材に吹き付けられ、本体保護部材によって
袋体本体が高温のガスから保護される。このため、袋体
本体が高温のガスによる損傷等の不具合を受けることな
く、良好に膨出展開できる。
【0012】しかも、本発明のエアバッグ装置の袋体で
は、本体保護部材を袋体本体から単に垂下させただけの
構成であるため、例えば、縫合等によって本体保護部材
を袋体本体に取り付ける場合には、従来の当て布の如き
広範囲にわたる縫合を必要とせず、極めて狭い範囲の縫
合により本体保護部材が袋体本体に取り付けられる。
【0013】請求項2記載のエアバッグ装置の袋体は、
請求項1記載のエアバッグ装置の袋体において、前記本
体保護部材は、前記袋体本体の内部に設けられ前記袋体
本体の膨出形状を規制するストラップと共に前記袋体本
体に縫合され、前記袋体本体及び前記ストラップとの縫
合部から垂下されたことを特徴としている。
【0014】上記構成のエアバッグ装置の袋体では、本
体保護部材がストラップと共に袋体本体に縫合されるた
め、本体保護部材を袋体本体に縫合するための特別な工
程を必要とせず、より一層安価なコストにて本体保護部
材が袋体本体に取り付けられる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の一実施の形態
に係る袋体10を適用した運転席用のエアバッグ装置1
2の断面図が示されている。
【0016】この図に示されるように、エアバッグ装置
12はベースプレート14を備えている。このベースプ
レート14は、ステアリングホイール16の芯金18に
設けられたハブ20に固定されており、ステアリングホ
イール16の内側に取り付けられている。また、ベース
プレート14の中央部には円孔22が形成されており、
円柱形状のインフレータ24の乗員側(図1の矢印Y方
向側)の半分が貫通配置されている。
【0017】このインフレータ24の軸方向中央部に
は、径外方向へ延出されたフランジ26が形成されてい
る。このフランジ26はボルト(図示省略)によってベ
ースプレート14に固定されており、これによって、イ
ンフレータ24が所定の位置に固定されている。
【0018】また、インフレータ24の内部には、起動
装置、雷管、伝爆材、ガス発生材、及びフィルタ等(何
れも図示省略)が収納されており、起動装置が作動して
雷管を発火させ、伝爆材を介してガス発生材が燃焼させ
ることによってインフレータ24の内部で大量のガスを
発生させることができる。
【0019】さらに、インフレータ24の上部(乗員
側)は、ガス噴出部27とされている。このガス噴出部
27は、周縁がベースプレート14へ向けて湾曲した皿
型とされており、周面には円形のガス噴出孔28が所定
間隔毎に複数個形成されている。これらのガス噴出孔2
8からは、インフレータ24の内部で発生したガスがイ
ンフレータ24の外部へ噴出される。ここで、ガス噴出
部27の周縁は、ベースプレート14へ向けて湾曲して
いるため、各ガス噴出孔28はインフレータ24の半径
方向(図1の矢印X方向)に対し乗員側(図1の矢印Y
方向)へ傾斜している。これにより、インフレータ24
の内部で発生したガスが各ガス噴出孔28から噴出され
る際には、ガスが斜め上方へ向けて噴出する。
【0020】さらに、インフレータ24の乗員側には、
袋体10が配置されている。ここで、図2には、袋体1
0の展開状態が示されている。この図に示されるよう
に、袋体10は、インフレータ24からのガスの圧力に
より膨出する袋体本体30を備えている。この袋体本体
30は、2枚の本体布32、34によって形成されてい
る。本体布32は、ベースプレート14側に位置し、イ
ンフレータ24と共にボルトによってベースプレート1
4に固定されている。また、この本体布32にはインフ
レータ24に対応した円孔36が形成されており、本体
布32がベースプレート14に固定された状態では、イ
ンフレータ24が円孔36を貫通する。
【0021】さらに、この本体布32の内側には補強布
50が設けられている。この補強布50は、縫合部5
2、54にて本体布32に縫合され、本体布32と共に
ボルトによってベースプレート14に固定されている。
これにより、袋体本体30(本体布32)とベースプレ
ート14との連結部分が補強され、袋体本体30が膨出
する際の力、すなわち、インフレータ24からのガスの
圧力が当該連結部分に作用した場合においても、袋体本
体30(本体布32)の損傷を防止できる。
【0022】これに対し、本体布34は、本体布32の
乗員側に位置し、その周縁部分が一様に本体布32に縫
合されている。これにより、袋体本体30の形状が全体
的に袋状とされ、インフレータ24からのガスが袋体本
体30の内部に噴出した場合に、所定の形状(図2図示
状態)に展開できるように、所定の形態に折り畳まれて
いる(図1図示状態)。
【0023】また、袋体本体30の内側には、複数のス
トラップ38が設けられている。これらのストラップ3
8は帯状に形成されており、長手方向の一端側は縫合部
56にて本体布34に縫合されており、他端側は縫合部
52、54にて本体布32及び補強布50に縫合されて
いる。袋体10(袋体本体30)が膨出展開する場合に
は、これらのストラップ38が袋体本体30の乗員側へ
の膨出を規制する。これにより、袋体本体30を所定の
展開形状(図2図示状態)に展開できる。
【0024】さらに、袋体本体30の内側には本体保護
部材としての保護布40が設けられている。この保護布
40は、縫合部42においてストラップ38と共に本体
布34に縫合されており、本体布34と一体とされてい
る。また、保護布40の縫合部42の外側部分は垂下部
44とされており、本体布34(袋体本体30)からベ
ースプレート14側へ垂下されている。
【0025】ここで、図3には、袋体本体30の折り畳
み状態(すなわち、図1図示状態)における垂下部44
近傍の拡大断面図が示されている。なお、本来であれば
本体布32、34等の各布には、図面にハッチングを施
すべきであるが、縫合部52等を示す縫合線との混同を
避けるため、本図面においては各布のハッチングを省略
している。
【0026】この図に示されるように、この保護布40
は、インフレータ24の軸線Aから縫合部42までの寸
法Bが、ガス噴出部27の天井部27Aの半径に対応し
ており、また、縫合部42から垂下部44の周端部(す
なわち、保護布40の周端部)までの寸法Dが、天井部
27Aから各ガス噴出孔28の下端部までの寸法Cより
も長く設定されている。このため、袋体本体30が折り
畳まれた状態では、インフレータ24のガス噴出孔28
と袋体本体30との間に垂下部44が介在している。
【0027】一方、図1に示されるように、袋体10の
乗員側にはパッドカバー46が設けられている。パッド
カバー46は、ベースプレート14上に配置されたイン
フレータ24や袋体10を乗員側から被覆している。ま
たパッドカバー46には部分的に肉厚の薄い脆弱部48
が形成されており、袋体10が膨出展開する際には、こ
の脆弱部48が破断して展開し、袋体10が乗員側へ膨
出できる。
【0028】次に本実施の形態の作用について説明す
る。本袋体10を適用したエアバッグ装置12では、車
両が急減速状態となるとインフレータ24の起動装置が
作動して雷管を発火させ、伝爆材を介してガス発生材が
燃焼される。これによって、インフレータ24の内部で
大量のガスが発生される。インフレータ24の内部で発
生したガスは、燃焼時に生じた破片等がフィルタによっ
て除去された後に、各ガス噴出孔28から噴出されて袋
体10を膨出させる。ここで、袋体10(袋体本体3
0)が折り畳まれた状態では、インフレータ24のガス
噴出孔28と袋体本体30との間に保護布40の垂下部
44が垂下した状態で介在しているため、ガス噴出孔2
8から噴出された直後の高温のガスが、袋体本体30や
ストラップ38に吹き付けられずに、保護布40の垂下
部44に吹き付けられる。このため、袋体本体30及び
ストラップ38がガスの熱から保護され、袋体本体30
やストラップ38に損傷等の不具合を生じさせることな
く良好に袋体本体30を膨出させることができる。
【0029】このようにして、袋体本体30が膨出され
ると、パッドカバー46が膨出する袋体10によって裏
面側から押圧され、この押圧力によってパッドカバー4
6の脆弱部48が破断し、パッドカバー46が展開され
る。さらに、袋体本体30が乗員側へ所定距離膨出する
と、ストラップ38によって袋体本体30の乗員側への
膨出が規制される。これによって、所定の展開形状で袋
体本体30を乗員側へ展開できる。
【0030】以上、説明したように、本エアバッグ装置
12の袋体10は、袋体本体30と保護布40との縫合
部42から垂下部44を垂下させ、袋体本体30及びス
トラップ38とガス噴出孔28との間に垂下部44を介
在させたため、ガス噴出孔28から噴出した直後の高温
のガスの熱から袋体本体30やストラップ38を保護で
き、袋体本体30やストラップ38に熱による損傷等の
不具合を生じさせることなく袋体本体30を極めて良好
に膨出展開させることができる。
【0031】また、垂下部44は、ガス噴出孔28と袋
体本体30の間に単に垂下されているだけであり、垂下
部44がガス噴出孔28と袋体本体30との間で垂下で
きる程度に保護布40を袋体本体30に縫合すればよ
い。このため、従来の当て布の如き広範囲の縫合を必要
とせず、最小限の縫合で保護布40を袋体本体30に縫
合でき、縫製コストを大幅に削減できる。
【0032】なお、本実施の形態では、縫合部56にて
袋体本体30とストラップ38を縫合し、縫合部42に
て袋体本体30及びストラップ38と保護布40を縫合
した構成であったが、縫合部42のみで袋体本体30、
ストラップ38、及び保護布40を縫合した構成、すな
わち、袋体本体30、ストラップ38、及び保護布40
を一度の縫製で縫合する構成であってもよい。この場合
では、特別に保護布40を縫合するための縫合工程、す
なわち、垂下部42を形成するための工程を特別に設け
る必要がなく、より一層縫製コストを削減できる。
【0033】また、本実施の形態では、袋体10をステ
アリングホイールに設置され、ガス噴出孔28がインフ
レータ24の半径方向に対し乗員側へ傾斜した運転席用
のエアバッグ装置12に適用した構成であったが、例え
ば上記の如き袋体10をガス噴出孔がインフレータの径
方向に対して水平方向に開口したタイプのエアバッグ装
置や助手席用のエアバッグ装置、または、側突用のエア
バッグ装置等、他の箇所に設置されるエアバッグ装置に
適用してもよい。このような場合であっても、上述した
効果を損なうことがない。
【0034】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係るエ
アバッグ装置の袋体では、袋体本体から本体保護部材を
垂下させてインフレータのガス噴出孔と袋体本体との間
に本体保護部材を介在させることによって、ガス噴出孔
から噴出された直後の高温のガスから袋体本体を保護で
き、袋体本体の損傷を防止できる。また、本体保護部材
は単に袋体本体から垂下されているだけであるため、縫
合等によって本体保護部材を袋体本体に取り付ける場合
には、従来の当て布と比較して極めて狭い縫合範囲で縫
合でき、縫合等に必要な材料や作業工数を大幅に削減で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る袋体を適用したエ
アバッグ装置の構成を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る袋体が展開した状
態を示す図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る袋体を適用したエ
アバッグ装置の一部を拡大した図1に対応する拡大断面
図で、保護布の垂下部の近傍を示す図である。
【符号の説明】
10 袋体 12 エアバッグ装置 24 インフレータ 28 ガス噴出孔 30 袋体本体 38 ストラップ 40 保護布(本体保護部材) 42 縫合部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り畳み状態で収納されインフレータの
    ガス噴出孔から噴出したガスの圧力により膨出可能な袋
    体本体を有するエアバッグ装置の袋体であって、 前記ガス噴出孔に対応して前記袋体本体から垂下する本
    体保護部材を設け、前記袋体本体と前記ガス噴出孔との
    間に前記本体保護部材を介在させたことを特徴とするエ
    アバッグ装置の袋体。
  2. 【請求項2】 前記本体保護部材は、前記袋体本体の内
    部に設けられ前記袋体本体の膨出形状を規制するストラ
    ップと共に前記袋体本体に縫合され、前記袋体本体及び
    前記ストラップとの縫合部から垂下されたことを特徴と
    する請求項1記載のエアバッグ装置の袋体。
JP8070671A 1996-03-26 1996-03-26 エアバッグ装置の袋体 Pending JPH09254732A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8070671A JPH09254732A (ja) 1996-03-26 1996-03-26 エアバッグ装置の袋体
EP97301977A EP0798169A1 (en) 1996-03-26 1997-03-24 Bag body of air bag device

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JP (1) JPH09254732A (ja)

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