JPH09254244A - 中空成形品の製造方法と、その装置及びこれに使用される金型加熱装置 - Google Patents

中空成形品の製造方法と、その装置及びこれに使用される金型加熱装置

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JPH09254244A
JPH09254244A JP8093237A JP9323796A JPH09254244A JP H09254244 A JPH09254244 A JP H09254244A JP 8093237 A JP8093237 A JP 8093237A JP 9323796 A JP9323796 A JP 9323796A JP H09254244 A JPH09254244 A JP H09254244A
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JP
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mold
parison
molds
hollow molded
heat source
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Tadao Adachi
忠夫 安達
Maki Kato
真樹 加藤
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Placo Co Ltd
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Placo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャビテイ面の加熱温度を所定温度に特定す
ることにより、パリソンが金型のキャビティ面に接触し
た時に、パリソンの表面のみを高温化でき、中空成形品
の表面転写性、その光沢を向上させる。 【解決手段】 熱源Hにより、金型10、20のキャビ
ティ面をパリソン表面温度より約10℃高い温度に加熱
する。その後この熱源Hを開いている金型10と20の
間から退避させてパリソンを押出しまたは射出し型閉じ
して、エアをこのパリソンP内に吹き込み、このパリソ
ンPを金型10、20のキャビティ形状に倣い変形さ
せ、中空成形品をブロー成形する。このように倣い変形
しながら中空成形品を形成する樹脂を金型10、20内
を流れる冷却水で冷却した後、金型10と20を開い
て、ブロー成形された中空成形品を取り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、優れた表面平滑
性を有し、例えば自動車外板等の工業部品に好適な中空
成形品の製造方法と、その装置及びこれに使用される金
型加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の中空成形品の製造は、従来の容
器類のような断面形状が円形の製品から、最近では断面
形状が非円形の二重壁を有する平板状製品の成形法とし
て注目されており、例えば自動車の外板部分への応用等
が検討されている。しかし、射出成形品と比較すると表
面の平滑度が低いことから、良好な外観を求められる用
途には適用しにくいという欠点があった。一般にこの中
空成形品の製造は、パリソン(円筒状の樹脂溶融体)を
型開きした金型の間に押出または射出し、金型を閉じて
5〜10kgf/cm2 程度のエアーを吹込み成形す
る。金型の表面を鏡面加工しても、このエアー圧力が低
いため、良好な表面平滑性を得ることができない。従来
は、成形後に機械的に研磨する等の仕上げ加工を施して
いたが、工程増加により生産性が低下する問題点があっ
た。
【0003】かかる点を解決する方法として、(1)パ
リソン表面を加熱する方法(特開昭62−77919号
公報、特開昭63−218332号公報、特開平5−2
69828号公報)、(2)あらかじめ射出成形等で成
形した表面平滑性の良好な部品を金型内にインサートし
て、しかる後にブロー成形を行なう方法(特開昭63−
9526号公報、特開平2−179721号公報)、
(3)金型表面の孔からパリソンを減圧吸収して表面転
写性を向上させる方法(特開平3−272826号公
報)等が提案されている。しかし、(1)はパリソンの
ドローダウンを助長する怖れがあり、(2)は成形サイ
クルの長時間化を招くので生産性の点から好ましくな
く、(3)は表面平滑化の効果が低い等の欠点がある。
一方、断面形状が非円形の二重壁平板状製品を得る目的
で、ダイと金型の間にパリソンを扁平化するための拡張
装置を配置する方法が提案されている。例えば、特開平
2−128825号や特開平2−251414号にはダ
イと金型の間に配置された2個1組のロールによって扁
平化する方法が開示されている。しかしこれらは、表面
平滑性の向上については一切考慮しておらず、またこれ
らの方法では、パリソンがしっかりと固定されないた
め、ロール表面の転写を行なうことは事実上不可能であ
る。シートブロー成形においては、2枚のシートをダイ
から押出して、鏡面ヒートシーラーの間を通し、その表
面を鏡面化することによって表面平滑性の良好な製品を
得る方法が、特開平3−27922号公報に開示されて
いる。しかし、シートブロー成形は、円筒状パリソンを
形成する通常のブロー成形とは異なり、ドローダウンが
激しく、また型締めする前にはエアーの吹き込みができ
ないため、成形可能な製品形状におおきな制約がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、あらかじ
め金型のキャビティ面を所定温度に加熱した後、パリソ
ンをブローすることにより、中空成形品の転写性、表面
性状を良好にする中空成形品の製造方法と、その装置及
びこれに使用される金型加熱装置を市場に提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に特定発明は、熱源により金型のキャビティ面を加熱
し、次いでパリソンを金型内に封じ込めた後、エアをパ
リソン内に吹き込むと共に、前記金型に冷却水を流し冷
却し、中空成形品をブロー成形するに際して、前記加熱
の温度をパリソン表面温度より約10℃高い温度とする
ことを特徴としてある。なお、この発明に於いて約10
℃高い温度とは、8℃乃至15℃を意味し、8℃以下で
は中空成形品の転写性、表面性状が良くなく、15℃以
上では成形後の冷却時間が長くなり、成形性が劣ること
となる。前記課題を解決するためにこの製造方法におけ
る前記熱源として前記金型内の熱源とは独立したハロゲ
ンランプ、赤外線ヒータのうちの一種の輻射型ヒーター
を使用することを特徴としてあることが加熱処理上好ま
しい。
【0006】前記課題を解決するためにこの製造方法に
おける前記金型を開いてブローダイヘッドからパリソン
をこの金型内に押出し乃至射出する前に、このブローダ
イヘッドの真下にセットされている金型のキャビティ面
を加熱することを特徴とすることが望ましい。
【0007】前記課題を解決するためにこの製造方法に
おける前記ブローダイヘッドから金型内に押出乃至射出
されたパリソンを予備成形した後、この予備成形したパ
リソンをエア吹き込みノズルの真下にこの金型とともに
移動しブロー成形するに際して、この予備成形以前にこ
の金型のキャビティ面をパリソン表面温度より約10℃
高い温度に加熱することを特徴とすることもある。
【0008】前記課題を解決するためにこの製造方法に
おける前記予備成形以前にこの金型のキャビティ面を加
熱する位置は前記エア吹き込みノズルの真下としてある
ことを特徴とすることが好ましい。
【0009】前記課題を解決するために関連発明は請求
項1、2、3または4記載の製造方法を実施することを
特徴とする中空成形品の製造装置としてある。
【0010】前記課題を解決するためにこの製造装置
は、一対の金型と、ブローダイヘッドとを備え、開いて
いる前記金型間にこのブローダイヘッドからパリソンを
押出し又は射出する以前において前記金型間に位置する
挿入位置と金型間から退避する位置との間で移動可能に
金型キャビティ面加熱用の熱源を具備することを特徴と
してある。
【0011】前記課題を解決するためにこの製造装置
は、パリソンの予備成形を行なうブローダイヘッドを有
する予備成形ステーションと、この予備成形したパリソ
ンをブロー成形するエア吹き込みノズルを有するエア吹
き込みステーションとが距離をおいて設置してあり、こ
れらステーション間で前記金型が往復移動可能に配備さ
れ、このエア吹き込みステーションには、開いている前
記金型間に位置する挿入位置と前記金型間から退避する
位置との間で移動可能に金型キャビティ面加熱用の熱源
が配備されていることを特徴としてある。
【0012】前記課題を解決するために関連発明は熱源
がパリソンの金型内に押出乃至射出以前において開いて
いる金型間に挿入され、この金型の内面のうち少なくと
もキャビティ面を加熱する挿入位置と、金型間から退避
する退避位置との間で移動可能に配備され、請求項1、
2、3、4または5記載の製造の方法に使用されること
を特徴とする金型加熱装置としてある。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1 請求項1、2、3記載の方法発明を実施する請求項6、
7、9記載の発明の代表的な実施の形態を、請求項10
記載の発明の代表的な実施の形態と併せて説明する。図
1において、Aは中空成形品のブロー成形装置であり、
一対の金型10、20と、ブローダイヘッド30とを備
える。このブローダイヘッド30から開いている前記金
型10と20間にパリソンを押出し又は射出する以前で
金型10、20間に位置する挿入位置と金型10と20
間から退避する位置との間で熱源Hを移動させる移動装
置が配備されている。つまり金型10及び20内の熱源
とは全く独立した外部の熱源Hを用いる。前記熱源Hと
してハロゲンランプ、赤外線ヒータのうちの一種の輻射
型ヒーターが使用される。前記加熱の温度をパリソン表
面温度より約10℃高い温度にセットする温調装置(図
示せず)が前記熱源Hに接続されている。
【0014】通常は前記ブローダイヘッドから押出し又
は射出されるパリソンの表面温度を測定する第1の検出
装置(図示せず)と、金型10、20のキャビティ面1
0a、20aの表面温度を測定する第2の検出装置(図
示せず)とが設けてあり、前記第1の検出装置で測定さ
れたパリソン表面温度から、パリソン表面温度より約1
0℃高い温度を求める演算器(図示せず)と、この求め
た温度に金型10、20のキャビティ面10a、20a
を加熱すべく前記熱源Hに通電し、この求めた温度に第
2の検出装置で測定された金型10、20のキャビティ
面10a、20aが達したときにこの通電を遮断する電
気回路(図示せず)と、前記通電時には開いている前記
金型10、20間に前記熱源Hを挿入した状態とし、前
記遮断時には開いている前記金型間から前記熱源Hを退
避する駆動装置である流体シリンダ50が設けてある。
10b、20bは、金型10、20に設けた冷却水通路
である。前記ブロー成形装置Aにより中空成形品をブロ
ー成形するに際して、先ず前記ブローダイヘッド30か
ら押出し又は射出されるパリソンの表面温度を第1の検
出装置で測定されたパリソン表面温度から演算器によ
り、パリソン表面温度より約10℃高い温度を求める。
次にこの求めた温度に金型キャビティ面10a、20a
を加熱すべく、電気回路により熱源Hに通電し、この熱
源Hを開いている金型10と20間に流体シリンダ50
により挿入し、この熱源Hで金型10、20のキャビテ
ィ面10a、20aを前記温度に加熱する(図1参
照)。これにより、前記キャビティ面10aと20aの
温度を第2の検出装置で測定し、所定温度になったらこ
の熱源Hへの通電を遮断した後、この熱源Hを開いてい
る金型10と20の間から流体シリンダ50により退避
させる。次いでパリソンを押出しまたは射出し型閉じし
て、エアをこのパリソン内に吹き込み、このパリソンを
前記金型10、20のキャビティ形状に倣い変形させ、
中空成形品をブロー成形する(図2参照)。このように
倣い変形しながら中空成形品を形成する樹脂を前記金型
10、20の冷却水通路10b、20b内を流れる冷却
水で冷却した後、前記金型10と20を開いて、ブロー
成形された中空成形品を取り出す。
【0015】実施の形態2 この形態は請求項1、2、4、5記載の方法発明を実施
する請求項6記載の発明の代表的な実施の形態である。
【0016】実施の形態1と異なる構造は、パリソンP
の予備成形を行なうブローダイヘッド30aを有する予
備成形ステーションと、この予備成形したパリソンPを
ブロー成形するエア吹き込みノズル40を有するエア吹
き込みステーションとが距離をおいて設置してある。こ
れらステーション間で金型10、20を往復移動させる
ための移動機構(図示せず)が配備されている。このエ
ア吹き込みステーションには、金型キャビティ面加熱用
の熱源Hが実施の形態1同様に金型10と20間に挿入
退避可能に配備されている。その他、実施の形態1と同
一の符号は同一の構成、作用を示す。このブロー成形装
置A0により、中空成形品をブロー成形する際には、先
ず、前記エア吹き込みステーションにおけるエア吹き込
みノズル40の真下に、開いた状態で前記金型10、2
0を位置させる。この状態でこれら金型10、20間に
前記熱源Hを挿入し、金型10、20のキャビティ面
を、前記パリソンPの表面温度より約10℃高めに加熱
する(図3及び図5参照)。このようにして加熱した
後、前記熱源Hを前記金型10、20間から退避させ
る。この加熱期間中に、この隣の位置にあるブローダイ
ヘッド30aからパリソンPを押出し乃至射出する。
【0017】次いで、この加熱された金型10、20
を、開いた状態のまま前記予備成形ステーションに設け
たブローダイヘッド30aから押出乃至射出されたパリ
ソンPの両側に移動した後、次にこれら金型10、20
を閉じ、パリソンPを予備成形した(図4参照)後、こ
の予備成形されたパリソンを金型10、20と共に前記
エア吹き込みステーションに向け移動させる。この後、
前記エア吹き込みステーションにおいて、予備成形され
たパリソンP内に前記エア吹き込みノズル40からエア
を吹き込み、このパリソンPを金型10、20のキャビ
ティ面の形状に倣い変形させ、中空成形品をブロー成形
する。このブロー成形後、前記金型10、20の冷却水
通路10b、20bに冷却水を流し、中空成形品を冷却
して、この金型10、20を開いてこの中空成形品を取
り出す。なお、金型キャビティ面の加熱位置は、前記予
備成形ステーションに設けてもよい。
【0018】
【実施例】次にこの製造方法による金型キャビティ面の
加熱例を示す。 樹脂名 パリソン表面温度(℃) 金型キャビティ面加熱温度(℃) a)HDPE 200 208 b)ABS 230 241 c)PC 210 223 d)PPO 240 254 比較例 樹脂名 パリソン表面温度(℃) 金型キャビティ面加熱温度(℃) 1)HDPE 200 220 2)ABS 230 265 3)PC 210 247 4)PPO 240 289 前記a)乃至d)の本件発明の実施例においては中空成
形品の表面転写性、その光沢は良好であった。前記1)
乃至4)の比較例においては中空成形品の表面転写性、
その光沢は劣り、更にブロー成形後に冷却にかかる時間
が長かった。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の発明においては、前記キ
ャビテイ面の加熱温度を前記の温度に特定することによ
り、パリソンが金型のキャビティ面に接触した時に、パ
リソンの表面のみを高温化でき、中空成形品の表面転写
性、その光沢を向上させることができる。更に、その形
状の再現性を高めることができる。また、パリソンの表
面温度のみを高温化するだけで、他の大部分はブローダ
イヘッドから押出し、又は射出された際のパリソン温度
であるため、ブロー成形後に冷却にかかる時間は従前の
方法と差異がない。即ち、成形サイクルが長くなるとい
う欠点を解消できる。
【0020】また、パリソンの樹脂の種類が変更して
も、この押出し又は射出されるパリソンの表面温度を基
準としてキャビティ表面の加熱温度を定めているため、
樹脂の種類が変更しても、中空成形品の表面転写性、再
温性を一定に維持できる。請求項2記載の発明において
は、請求項1記載の発明の効果に加えて、金型のキャビ
ティ面を汎用の熱源で有効に加熱することができる。請
求項3記載の発明は、請求項1記載の発明と同様の効果
を発揮できる。請求項4、5記載の発明においては、請
求項1記載の発明の効果に加えて、予備成形以前に金型
のキャビティ面を加熱することで、パリソン自身を加温
することなく、転写性良くブロー成形できる。殊に請求
項5記載の発明においては、パリソンの押出、射出を阻
害することなく金型のキャビティ面を加熱できる。
【0021】また、金型のキャビティ面が冷却する時間
をおかずに、金型をブローダイヘッドの位置へ移動し、
既に押出し、射出されているパリソンを金型で挾持し予
備成形に円滑に移行できる。請求項6記載の発明におい
ては、請求項1乃至5記載の製造方法を実施でき、その
効果を発揮できる。請求項7記載の発明において、請求
項6記載の発明の効果に加えて、金型の開閉時に熱源が
挾持され、破損するという事項を未然に防止できる。請
求項8記載の発明においては、請求項6記載の発明に加
えて、エア吹き込みステーションで開いている金型のキ
ャビティ面を充分に加熱でき、その状態で金型を予備成
形ステーションでブローダイヘッドから押出し又は射出
されたパリソン両側に位置させ、直ちに予備成形に移行
することができ、更に金型予備成形ステーションへの移
行時にこの熱源を金型間から退避させることで、予備成
形したパリソンをエア吹き込みステーションへ支障なく
移行でき、エア吹き込みを円滑に行なえる。請求項9記
載の発明においては、熱源がパリソンの金型内に押出乃
至射出以前において開いている金型間に挿入され、この
金型の内面のうち少なくとキャビティ面を加熱する挿入
位置と、金型間から退避する退避位置との間で移動可能
に配備されているため、前記金型の開閉、移動が前記熱
源で阻害されることは無く、請求項1、2、3、4、5
記載の製造の方法を支障無く円滑に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の概略図である。
【図2】図1のブロー成形工程を示す概略図である。
【図3】実施の形態2の金型のキャビティ面加熱工程を
示す概略正面図である。
【図4】図3の予備成形工程を示す概略正面図である。
【図5】図3の側面である。
【符号の説明】
10、20 金型 H 熱源

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱源により金型のキャビティ面を加熱し、
    次いでパリソンを金型内に封じ込めた後、エアをパリソ
    ン内に吹き込むと共に、前記金型に冷却水を流し冷却
    し、中空成形品をブロー成形するに際して、前記加熱の
    温度をパリソン表面温度より約10℃高い温度とするこ
    とを特徴とする中空成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】前記熱源として前記金型内の熱源とは独立
    したハロゲンランプ、赤外線ヒータのうちの一種の輻射
    型ヒーターを使用することを特徴とする請求項1記載の
    中空成形品の製造方法。
  3. 【請求項3】金型を開いてブローダイヘッドからパリソ
    ンをこの金型内に押出し乃至射出する前に、このブロー
    ダイヘッドの真下にセットされている金型のキャビティ
    面を加熱することを特徴とする請求項1又は2記載の中
    空成形品の製造方法。
  4. 【請求項4】ブローダイヘッドから金型内に押出乃至射
    出されたパリソンを予備成形した後、この予備成形した
    パリソンをエア吹き込みノズルの真下にこの金型ととも
    に移動しブロー成形するに際して、この予備成形以前に
    この金型のキャビティ面をパリソン表面温度より約10
    ℃高い温度に加熱することを特徴とする請求項1、2又
    は3記載の中空成形品の製造方法。
  5. 【請求項5】前記予備成形以前にこの金型のキャビティ
    面を加熱する位置は前記エア吹き込みノズルの真下とし
    てあることを特徴とする請求項4記載の中空成形品の製
    造方法。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4または5記載の製造
    の方法を実施することを特徴とする中空成形品の製造装
    置。
  7. 【請求項7】一対の金型と、ブローダイヘッドとを備
    え、開いている前記金型間にこのブローダイヘッドから
    パリソンを押出し又は射出する以前において前記金型間
    に位置する挿入位置と金型間から退避する位置との間で
    移動可能な金型キャビティ面加熱用の熱源を具備するこ
    とを特徴とする請求項6記載の中空成形品の製造装置。
  8. 【請求項8】パリソンの予備成形を行なうブローダイヘ
    ッドを有する予備成形ステーションと、この予備成形し
    たパリソンをブロー成形するエア吹き込みノズルを有す
    るエア吹き込みステーションとが距離をおいて設置して
    あり、 これらステーション間で前記金型が往復移動可能に配備
    され、 このエア吹き込みステーションには、開いている前記金
    型間に位置する挿入位置と前記金型間から退避する位置
    との間で移動可能に金型キャビティ面加熱用の熱源が配
    備されていることを特徴とする請求項6記載の中空成形
    品の製造装置。
  9. 【請求項9】熱源がパリソンの金型内に押出乃至射出以
    前において開いている金型間に挿入され、この金型の内
    面のうち少なくともキャビティ面を加熱する挿入位置
    と、金型間から退避する退避位置との間で移動可能に配
    備され、請求項1、2、3、4または5記載の製造の方
    法に使用されることを特徴とする金型加熱装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104028693A (zh) * 2014-06-24 2014-09-10 江苏亚太安信达铝业有限公司 一种用于模具加热的工装结构
CN110027165A (zh) * 2019-03-04 2019-07-19 北京汽车集团有限公司 热塑性复合材料注塑件的制造装置及制造方法

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