JPH09253765A - プレス加工法及びその装置 - Google Patents

プレス加工法及びその装置

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JPH09253765A
JPH09253765A JP9631296A JP9631296A JPH09253765A JP H09253765 A JPH09253765 A JP H09253765A JP 9631296 A JP9631296 A JP 9631296A JP 9631296 A JP9631296 A JP 9631296A JP H09253765 A JPH09253765 A JP H09253765A
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punch
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Makoto Iida
詢 飯田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置全体を小型化し、設置面積を減少させ、
製造コストを下げると共に製品品質を向上させる。 【解決手段】 複数のポンチとダイス等によって、これ
らの間に挿入した所定面積の一枚の板状材料から多数の
製品を複数の工程を経て加工するプレス加工法である。
そして製品を抜き終えたスクラップ部分を含む最終加工
終了部分を分離除去して材料の外形寸法を減少させつつ
加工するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプレス加工法及びそ
の装置に関し、スクラップ部分等最終工程を経た部分を
分離除去しつつ加工するようになしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来の汎用プレス装置として代表的なも
のは、図16に示した順送りプレス装置である。図16
において101はプレス装置本体、102はスライダ
ー、103は各工程に応じたポンチ及びダイスからなる
ダイセット方式の専用金型である。また、104はアン
コイラー、105は材料の巻き取り装置、106,10
7は材料を一定寸法宛プレス加工部に送り出す装置、1
08は抜きかす用の排出シュート、109は製品用の排
出シュート、110は材料としてのフープ材である。
【0003】そして、該プレス装置は、図17に示す如
く、1ピッチP送り毎にX1(第1工程、小穴抜き)、
X2(第2工程、中心穴抜き)、X3(第3工程、外周
抜き)を並列して行う。
【0004】しかし、該プレス装置は、材料としてフー
プ、スケッチ材等の専用形状の材料を用いる必要があ
る。このため装置全体が大型になり、その設置面積が大
きくなる。また材料及び特殊専用金型等の納期、価格等
の点で問題がある。従って、該プレス装置は少品種大量
生産向きであって、多品種小量生産が要求されている現
在のプレス業務に向いていない。
【0005】また一方、多品種小量生産に向いているも
のとして数値制御タレットパンチプレス装置がある。図
18乃至図22には該タレットパンチプレス装置の代表
例が示してあり、フレーム111のギャップ部112
に、数値制御の材料移動位置決め装置113によって板
状材料114が図19のX軸方向とY軸方向に移動位置
決め自在に保持されている。尚、113′は材料移動位
置決め装置のチャックである。
【0006】また、115は上部タレット盤、116は
下部タレット盤、117はタレット盤駆動軸、118,
119は駆動チェーン、120は上部タレット盤115
に装着したポンチ、121は下部タレット盤116に装
着したダイスである。また、122はポンチ120の頭
部を打圧する打圧装置である。尚122′は打圧駒であ
る。
【0007】斯かるタレットパンチプレス装置は、加工
ポイントが固定された一点である。そしてまた、加工能
率及び材料費低減を目的とした多工程一括加工方式であ
るため、被加工材料は加工開始時と終了時においてその
面積が不変である。したがって、材料の移動範囲は、図
20に示す如く材料面積の4倍前後を必要とする。この
ため、プレス装置本体の剛性を強化する必要があり、装
置全体を大型にせざるを得ない。そしてこれにより価格
が高くなり且つ金型設置構造も複雑になる。
【0008】また、被加工材料の奥行き寸法、即ちプレ
ス装置本体の懐寸法を確保するため、金型であるポンチ
とダイスを上部タレット盤115と下部タレット盤11
6に夫々分けてセットし、個々に位置決めし、駆動させ
ている。このためポンチとダイスの相対位置精度が低下
し、高精度の加工ができないばかりか、金型の片当り等
によって金型寿命を低下させている。
【0009】また、該タレットパンチプレス装置では、
図21に示す如く、第1工程で小穴抜き加工、第2工程
で中心穴抜き加工を被加工材料の全体にわたって行い、
最後に第3工程として材料保持のために一部を残した外
周抜き加工を行う(ミクロジョイント加工)。図22に
は加工終了状態の材料を示している。
【0010】しかし、このように第1工程から第3工程
までを材料の全面にわたり一括して行うため(ミクロジ
ョイント加工)、加工の進行に伴い材料が徐々に欠如し
て行き、その強度が低下する。そしてこの材料強度の低
下により、移送動作等において加速度、移動摩擦抵抗等
による材料の歪みが増大し、加工位置再現制度を悪化さ
せ、製品の精度の低下や傷の発生等の原因を作り出す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上の如く、従来の順
送りプレス装置は、装置全体が大型化すると共に材料、
金型等の問題で他品種少量生産向きではなく、またタレ
ットパンチプレス装置は、多品種少量生産向きではあっ
ても、被加工材料の原寸法を保持したままの加工である
から、装置が大型化すると共に装置の価格も高くならざ
るを得ない。加えて金型の寿命の低下や製品の精度や品
質の低下といった問題もある。
【0012】本発明は上記の点に鑑みなされたものであ
って、装置全体を小型に構成でき、設置面積を縮小させ
ることができると共に価格を下げることができるように
したプレス加工法、及び装置全体を小型に構成すること
ができる上に、金型の寿命を延ばすことができ、更に製
品の精度や品質を向上させることができる、多品種小量
生産向きのプレス装置を提供せんとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】複数のポンチとダイスに
よって、これらの間に挿入した所定面積の一枚の板状材
料から多数の製品を複数の工程を経て加工するプレス加
工法にして、スクラップを含む最終工程を経た部分を分
離除去して材料の外形寸法を減少させつつ加工すること
を特徴とするプレス加工法。
【0014】プレス装置本体に、各工程に応じた複数の
ポンチ及びダイスを装着し、これらポンチ及びダイスを
支持体をもって一体構造化すると共に各ポンチ及びダイ
スを交換自在とし、該ポンチとダイスとの協働によって
加工される所定面積の一枚の板状材料を少なくともX,
Y軸方向へ移動位置決め自在の材料移動位置決め装置
と、前記ポンチの頭部を打圧する打圧駒を設けた打圧装
置とを備えてなるプレス装置にして、前記プレス装置本
体に、材料におけるスクラップ部を含む最終工程を経た
部分を分離除去するための切断機能を備えたことを特徴
とするプレス装置。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。先ず、プレス加工法について説明すると、複
数のポンチとダイスによって、これらの間に挿入した所
定面積の一枚の板状材料から多数の製品を加工するプレ
ス加工法であり、加工は複数の工程を経て行われる。
【0016】例えば、(図1〜3)一枚の板状材料に第
1工程の小穴抜き加工、第2工程の中心穴抜き穴加工、
第3工程の外周抜き加工を、ポンチ及びダイスからなる
複数の金型で行う。そしてこの後、加工終了(スクラッ
プ部含む)を分離除去し、材料の外形寸法をW巾減少さ
せつつ加工するものである。
【0017】尚、材料における製品を抜き終えたスクラ
ップ部分及びミクロジョイント加工された製品部分を分
離除去するには、製品を抜いた直後に、即ち一個宛切断
するようにしてもよいし、或いは列単位で、同時に切断
するようにしてもよい。
【0018】このように加工(列単位)することによ
り、金型フトコロ寸法が少となり、かつ加工中に徐々に
材料の外形寸法が減少するから、材料の移動範囲を減少
させることができる。したがって、装置全体を小型に構
成することができる。またこれにより設置面積も縮小さ
れ、価格も低減される。尚、加工具は、金型に限定され
るものでなく、レーザ加工、タッピング加工等板金加工
に用いられる加工具を設置することが可能である。
【0019】次に、実施例1のプレス装置について、図
4乃至図8を参照しつつ説明する。図示したプレス装置
は3工程加工及び切断一工程の例であり、ポンチ及びダ
イスは一直線上に配置されている。直線配置形式は各工
程同時加工が出来るので生産性に富んでいるが、工程数
(加工具数)が限られるので少工程加工向きである。本
例は1列が6個で、これを3列として合計18個製品を
作るようにした例を示している。
【0020】1はプレス装置本体、2は材料をX,Y軸
方向へ移動位置決め自在の材料移動位置決め装置であ
り、2aはチャックである。3,4,5は夫々ポンチと
ダイスをダイセット等の支持体をもって一体構造化した
金型、6はポンチとダイスを支持体をもって一体構造化
した材料におけるスクラップ部分の切断機能のある金型
であり、前記金型3,4,5と直線的に配置されてい
る。7は打圧装置におけるスライダー、8はポンチの頭
部を打圧する打圧駒である。9は材料のスクラップ部分
の排出シュートである。
【0021】そして、必要に応じての加工休止動作は本
例においては前記各金型3,4,5と切断機能のある金
型6におけるポンチを打圧する打圧駒8を所定のタイミ
ングでポンチの上からずらすことにより作動を休止させ
るようにしている。該休止機構は、種々の手段が考えら
れるが、本例ではスライダー下死点位置の変更による下
死点変更方式としている。
【0022】即ち、本例の場合は、図6に示す如くスラ
イダー7の下面に設けた前後方向のスライドガイド10
と、スライダー7に固定したシリンダー11と、該シリ
ンダー11の作動を介して前記スライドガイド10に沿
って移動する打圧駒支持台12とからなる。そして前記
打圧駒8は該打圧駒支持台12に一体的に設けられてい
る。また、図6上においてはプレスストローク長をH、
シリンダーストローク長をSとしている。また打圧駒8
の打圧駒支持台12との段差hはh>Hであり、加圧駒
8の幅LはL/2<Sである。
【0023】そして、加工する場合は、スライダー7の
上下動を介して打圧駒8が各金型3,4,5及び切断用
金型6のポンチを打圧するものである。尚、図6上3a
はポンチ、36はダイスを示す。また、作動を休止する
場合は、シリンダー11により打圧駒支持台12がSの
分だけ移動し、打圧駒8の中心が休止位置Pに移るもの
である。これにより打圧駒8はポンチからずれ、加工が
休止されるものである。
【0024】次に、本例による加工工程について説明す
る。 (1) 材料Aは材料移動位置決め装置2のセット位置
(原点)にてチャックされ、第1加工点を金型3の位置
に移動する。(図7における加工位置X,Y) (2) 第1工程(図8におけるX1)用の金型3によ
り小径穴が4個あけられる。 (3) X軸方向に1ピッチP材料を移動する。 (4) 第1工程用の金型3と第2工程(図8における
X2中心穴抜き)用の金型4とで同時に加工を行う。 (5) X軸方向に1ピッチP材料を移動する。 (6) 第1工程用の金型3、第2工程用の金型4、第
3工程(図8におけるX3、外周抜き)用の金型5とで
同時に加工を行う。第3工程が最終工程で、これにより
製品が1個完成し、排出される。 (7) X軸方向に1ピッチP材料を移動する。 (8) 切断用金型6により材料のスクラップ部分を分
断する。以下、順次同様にして第1列の加工及び分断を
完了させる。(第1列加工終了) (9) 第2列加工原点(第1加工原点よりY方向にW
前進させた位置)に材料を回帰させる。第2列用の加工
開始点となる。 (10)以下、前記と同手順により第2列、第3列全て
の加工を終了させる。 (11)第3列加工終了後、掴み代寸法A′分Y軸方向
へ前進させ、チャック2a,2aを開いて掴み代寸法
A′分を排出シュート9に落とす。 (12)材料移動位置決め装置2を原点に回帰させて加
工を終了し、次の材料の供給を待つ。
【0025】上記工程によると、図1に示す如く、3工
程を経て製品が作られ、そして材料における製品を抜き
終えたスクラップ部分は順次分断される。また、この他
の加工の仕方として、加工動作休止機構を用い、例えば
第1加工用の金型3による小径穴加工は、例えば4個同
時加工でなく、材料移動位置決め装置2の作動により4
回に分けて加工することも可能である。また、スクラッ
プ部分の切断排出工程は、図2に示す如く、1列を一括
して切断排出するようにしてもよい。また、加工工具
は、金型以外にタッピング、レーザ等の加工ツールに置
き換えることも可能である。更にまた、切断機能は本例
の如きポンチとダイスからなる金型以外の加工具に代え
ることも可能である。更に、材料移動位置決め装置は、
X,Y軸方向にて軸方向(上下方向)を加えれば絞り加
工も可能となる。
【0026】次に、実施例2のプレス装置について、図
9乃至図11を参照しつつ説明する。本例は、ポンチと
ダイスを上下一体構造のタレット盤に装着したものであ
る。この構造はポンチとダイスを前記の例より多数保有
でき、単純構造で自由度の高いのが特色である。
【0027】本例は前記の例と同様に抜き工程と切断を
含めた4工程とし、製作個数も同様である。13はプレ
ス装置本体、14はスライダー、14aは打圧駒、15
は材料移動位置決め装置、16はスクラップ部分排出シ
ュートである。17は上部タレット盤と下部タレット盤
を一体構造としたタレット盤である。18はタレット盤
用の割り出しユニット、19nと19n′は一対のポン
チとダイスである。20は製品用排出シュート、21は
抜きかす用排出シュートである。
【0028】図11は加工位置と材料の移動範囲を示
す。加工位置は1点で、本例は図3に示す如く1列毎に
材料幅を減少させた例である。
【0029】次に、本例の加工工程について説明する。 (1) 材料Aは、セット位置にて材料移動位置決め装
置15のチャックに保持され、第1加工点を加工原点
(X,Y)に移動する。 (2) タレット盤17の第1工程(小穴抜き)用ポン
チ及びダイス(図11中X1)を加工位置に選択セット
し、第1工程を順次6か所、ピッチPにて第1例を全て
加工する。終了後、材料Aを加工原点(X,Y)に戻
す。抜きかすは排出シュート21に落とす。 (3) タレット盤の第2工程(中心穴抜き)用ポンチ
及びダイス(図11中X2)を加工位置に選択セットす
る。第1工程と同様に、第2工程を順次6か所、ピッチ
Pにて第1列全て行う。抜きかすは排出シュート21に
落とす。 (4) タレット盤の第3工程(外周抜き)用ポンチ及
びダイス(図11中X3)を加工位置に選択セットす
る。前工程と同様に、第3工程を順次6か所、ピッチP
にて第1列全て行う。抜き落とされた製品は排出シュー
ト20に落とす。尚、図21の第3工程の如きミクロジ
ョイントの場合は、抜きかすであるため排出シュート2
1に落とす。そして材料Aを加工原点(X,Y)に戻
す。 (5) タレット盤の切断機能のあるポンチ及びダイス
(図11中X4)を加工位置に選択セットする。切断を
連続順送りで行い、切断完了にてW幅のスクラップ部分
は排出シュート16に落とす。ミクロジョイント加工さ
れている場合も同様。そして材料Aを第2列の第1加工
点に移動させる。 (6) 第2列目、第3列目の加工を第1列と同様の工
程にて行う。 (7) 第3列加工終了後、掴み代寸法A′分だけY軸
方向へ前進させ、チャックを開いて掴み代A′を排出シ
ュート16に落とす。 (8) 材料移動位置決め装置15を材料チャック位置
(原点)に回帰させて加工を終了し、次の材料の供給を
待つ。
【0030】次に、前記二つの例を混合した形態の実施
例3について、図12乃至図15を参照しつつ説明す
る。本例は最終加工工程とスクラップ部分の切除工程を
同時進行可能にし、生産能率の向上を図るものである。
【0031】22はプレス装置本体、23はスライダ
ー、23a,23bは打圧駒、24は材料移動位置決め
装置、24aはチャック、25はスクラップ部分排出シ
ュートである。26は上部タレット盤と下部タレット盤
を一体構造としたタレット盤である。27はタレット盤
用の割り出しユニット、28nと28n′は一対のポン
チとダイスである。29は製品排出用シュート、30は
抜きかす用排出シュートである。31はポンチとダイス
を支持体をもって一体構造化した切断機能を有する金型
である。
【0032】また、本例は前記の例と同様の作動休止機
構を設けている。尚、その構成は、前記と同様に、スラ
イドガイド32、シリンダー33、打圧駒支持台34と
からなる。
【0033】また、本例は前記の例と同様に3工程から
なる加工と切断とからなり、製作個数は各列6個、3列
の合計18個である。図15には、タレット盤(X1〜
X3、X0は空き)と切断機能のある金型との配置関係
を示しており、第3工程(X3)による外周抜きと切断
金型31によるスクラップを含む最終加工部の分断を同
時に行う状態を示している。
【0034】本例はタレット盤26に取り付けられたポ
ンチとダイスによりX1〜X3の加工を行うものであ
り、工程は前記のタレットパンチプレス装置と同様であ
る。ただし、前記の如く最終工程X3の加工用ポンチ及
びダイスと切断金型31を同一送り線上に設置(直線配
置)し、X3の加工と同時に材料の最終加工終了部分を
分断する点が異なる。これにより1工程の時間短縮がは
かられる。また、加工工程の過程は前記の例と同様であ
る。
【0035】尚、切断装置として本例では切断に金型を
用いているが、その他の手段を用いてもよい。そして本
例は生産能率の向上をはかることのみならず、例えば切
断金型に代えてレーザーガン等を用いることにより、切
断以外に材料移動位置決め装置の変位動作により任意の
加工形状の加工が可能となる。したがって、最終加工終
了部分の切断排出形態は図1乃至図3のいずれの形をも
とることができる。
【0036】
【発明の効果】本発明方法によれば、装置全体を小型に
構成することができ、且つまた設置面積を縮小すること
ができると共にコストを下げることができる。
【0037】また、本発明に係るプレス装置によれば、
装置全体を小型に構成することができ機械価格が安価に
なる上に、ポンチとダイスを支持体を介して一体構造化
した金型を用いるから、ポンチとダイスの相互位置の精
度が向上する。したがって、金型の寿命を延ばすことが
できると共に精密加工が可能となり、製品の精度や品質
を向上させることができる。加えて、ポンチ及びダイス
の交換、変更等の作業も容易となり、品種に応じてポン
チ及びダイスを交換、変更するときに、それに要する時
間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプレス加工法の第1例の説明図で
ある。
【図2】本発明に係るプレス加工法の第2例の説明図で
ある。
【図3】本発明に係るプレス加工法の第3例の説明図で
ある。
【図4】本発明に係るプレス装置の第1例の斜視図であ
る。
【図5】図4に示した例の要部の斜視図である。
【図6】図4に示した例の要部の側面図である。
【図7】図4に示した例における加工位置と材料の移動
範囲の説明図である。
【図8】図4に示した例における加工工程の説明図であ
る。
【図9】本発明に係るプレス装置の第2例の斜視図であ
る。
【図10】図9に示した例の要部の側面図である。
【図11】図9に示した例における加工位置と材料の移
動範囲の説明図である。
【図12】本発明に係るプレス装置の第3例の斜視図で
ある。
【図13】図12に示した例の要部の斜視図である。
【図14】図12に示した例の要部の側面図である。
【図15】図12に示した例における加工位置と材料の
移動範囲の説明図である。
【図16】従来の順送りプレス装置の斜視図である。
【図17】図16に示したプレス装置の加工工程の説明
図である。
【図18】従来のタレットパンチプレス装置の斜視図で
ある。
【図19】図18に示したプレス装置の要部の斜視図で
ある。
【図20】図18に示したプレス装置における加工位置
と材料の移動範囲の説明図である。
【図21】図18に示したプレス装置における加工工程
の説明図である。
【図22】図18に示したプレス装置による加工終了時
の材料の平面図である。
【符号の説明】
1 プレス装置本体 2 材料移動位置決め装置 3,4,5 ポンチとダイスを一体構造化した金型 6 切断装置 7 スライダー 8 打圧駒 9 材料のスクラップ部分の排出シュート 10 スライドガイド 11 シリンダー 12 打圧駒支持台 13 プレス装置本体 14 スライダー 14a 打圧駒 15 材料移動位置決め装置 16 スクラップ部分の排出シュート 17 タレット盤 19n,19n′ 一対のポンチとダイス 20 製品用排出シュート 21 抜きかす用排出シュート 22 プレス装置本体 23 スライダー 23a,23b′ 打圧駒 24 材料移動位置決め装置 25 スクラップ部分の排出シュート 26 タレット盤 28n,28n′ 一対のポンチとダイス 29 製品用排出シュート 30 抜きかす用排出シュート 31 切断用金型 32 スライドガイド 33 シリンダー 34 打圧駒支持台

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のポンチとダイス等によって、これ
    らの間に挿入した所定面積の板状材料から多数の製品を
    複数の工程を経て加工するプレス加工法にして、スクラ
    ップ部を含む最終工程を経た部分を分離除去して材料の
    外形寸法を減少させつつ加工することを特徴とするプレ
    ス加工法。
  2. 【請求項2】 プレス装置本体に、複数のポンチ及びダ
    イス等を装着し、これらポンチ及びダイスを支持体をも
    って一体構造化すると共に各ポンチ及びダイスを交換自
    在とし、該ポンチとダイスとの協働によって加工される
    所定面積の板状材料を少なくともX,Y軸方向へ移動位
    置決め自在の材料移動位置決め装置と、前記ポンチの頭
    部を打圧する打圧駒を設けた打圧装置とを備えてなるプ
    レス装置にして、前記プレス装置本体に、材料における
    スクラップ部を含む最終工程を経た部分を分離除去する
    ための切断機能を備えたことを特徴とするプレス装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015182097A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 鹿児島県 ターレット鍛造装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015182097A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 鹿児島県 ターレット鍛造装置

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