JPH09253083A - 医用機器 - Google Patents

医用機器

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Publication number
JPH09253083A
JPH09253083A JP8072366A JP7236696A JPH09253083A JP H09253083 A JPH09253083 A JP H09253083A JP 8072366 A JP8072366 A JP 8072366A JP 7236696 A JP7236696 A JP 7236696A JP H09253083 A JPH09253083 A JP H09253083A
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JP
Japan
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ozone
ultraviolet
medical device
sterilizer
sterilization
Prior art date
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Pending
Application number
JP8072366A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Sakuma
芳裕 佐久間
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH09253083A publication Critical patent/JPH09253083A/ja
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  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、殺菌に掛かる手間を減らすことが
でき、かつ、効果的に殺菌することができる医用機器を
提供することを目的とする。 【解決手段】 医用機器の殺菌対象部位である操作部7
にオゾンを送り込むオゾン殺菌装置15を備えたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線診断装置、X
線CT装置、超音波診断装置、検体検査装置、各医学診
断装置、内視鏡診断装置、脳磁計(MEG)診断装置、
結石破砕装置等の医用機器に関し、特に殺菌機能を有す
る医用機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、X線診断装置、X線CT装置、超
音波診断装置、検体検査装置、各医学診断装置、内視鏡
診断装置、脳磁計(MEG)診断装置、結石破砕装置等
の医用機器では、院内感染等を防止するため、操作者や
被検体が頻繁に触れる部分、例えば取手、ノブ、スイッ
チ等を殺菌するようにしている。この殺菌方法として近
年、オゾン(O3 )を利用したものや紫外線を利用した
ものが使用されるようになってきている。
【0003】前記オゾンを利用する場合、対象とする部
分を容器で密封するか対象とする医用機器全体を密封容
器に入れてオゾン(気体)に長時間曝していた。また、
オゾンは毒性があるので、容器内のオゾンを排気した
後、医用機器を使用していた。また、オゾンを利用した
他の殺菌方法として、オゾンを水に溶解し、オゾン水を
生成した後、これを消毒液として医用機器に噴霧、ある
いは滴下し清拭していた。
【0004】前記紫外線を利用する場合、対象部位に紫
外線を照射できるように紫外線殺菌灯を診断室内に配置
し、この紫外線殺菌灯から対象部位に紫外線を照射する
ことにより殺菌していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オゾン
を用いた従来の殺菌方法の内、対象部分を容器で密封し
てオゾンを噴霧する場合では、その都度、医用機器の一
部を容器で密封しなければならず面倒であり、また、装
置全体を密封する場合では、非常に大きな容器が必要と
なるという問題が生じる。さらにこれらの場合、オゾン
を排気しないと医用機器を使用することができない。さ
らに、オゾン水を医用機器に噴霧、あるいは滴下し清拭
する場合では、その都度、殺菌者が清拭しなければなら
ず面倒であった。さらに、医用機器の内部にオゾン水が
滲み込む可能性があるため医用機器自体を防水構造にす
る必要があり、その分コストが掛かるという問題が生じ
る。
【0006】また、紫外線を用いた従来の殺菌方法で
は、影になる部分は殺菌されないので、複数の紫外線殺
菌灯を他方向から配置しなければならず、手間が掛かる
ばかりか、紫外線殺菌灯設置場所を複数確保する必要が
ある。また、その分コストも掛かるという問題も生じ
る。さらに、必要な紫外線強度を確保するには、照射部
分の照度を紫外線照度計を用いて計測し、紫外線殺菌灯
の出力電圧を調整するか、殺菌対象部位から紫外線殺菌
灯までの距離を変えて調整する必要があり、手間が掛か
る。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、殺菌に掛かる手間を減らすことができ、かつ、効果
的に殺菌することができる医用機器を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、医用機器の殺菌対象部位にオゾ
ンを送り込むオゾン殺菌装置を備えたことを要旨とす
る。
【0009】請求項1記載の医用機器にあっては、医用
機器にオゾン殺菌装置を設けて医用機器の殺菌対象部位
にオゾンを直接送り込むことにより殺菌対象部位を殺菌
するようにしているので、消毒液の噴霧や清拭するとい
うような殺菌に掛かる手間を減らすことができ、かつ、
効果的に殺菌することができる。
【0010】また、請求項4記載の発明は、医用機器の
殺菌対象部位に紫外線を照射する紫外線殺菌装置を備え
たことを要旨とする。
【0011】請求項4記載の医用機器にあっては、医用
機器に紫外線殺菌装置を設けて、医用機器の殺菌対象部
位に紫外線を直接照射することにより殺菌対象部位を殺
菌するようにしているので、殺菌対象部位から紫外線殺
菌灯までの距離を変えて紫外線量を調整するというよう
な殺菌に掛かる手間を減らすことができ、かつ、効果的
に殺菌することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態を
図面を参照して説明する。図1(a)は、本発明に係る
医用機器の第1実施形態である超音波診断装置を示した
斜視図であり、図1(b)は、図1に示した超音波診断
装置のコンソール部の断面を示した図である。
【0013】図1(a)に示すように、第1実施形態で
は、被検体に対して超音波を送信すると共に超音波受信
する超音波プローブ3と、超音波プローブ3により受信
された超音波を基に超音波画像信号に変換する演算処理
部を備える超音波診断装置本体5と、超音波診断装置本
体5の上部に設けられ、その上面に操作部7を備えるコ
ンソール部9と、前記演算処理部により変換された超音
波画像信号を表示する表示部11とを有する超音波診断
装置1において、操作部7を覆うカバー13Aを設け、
カバー13Aで操作部7を覆った状態で図1(b)に示
すように、操作部7とカバー13Aの間に、オゾン殺菌
装置15により生成されたオゾンを送り込み、操作部7
を殺菌するというものである。
【0014】カバー13Aは、図1(b)に示すよう
に、コンソール部9の側面上部に設けられた溝17内を
摺動する。このカバー13Aを摺動させて操作部7を覆
ったとき、操作部7とカバー13Aとの間に所定の空間
Sが空く位置に溝17が設けられている。尚、操作者
は、カバー13Aの上面に設けられた取手13aを用い
てカバー13Aを摺動させることができる。
【0015】次に、オゾン殺菌装置15について説明す
る。図2は、オゾン殺菌装置15の概略的な構成を示し
た断面図である。図2に示すように、オゾン殺菌装置1
5は、送風器19と、この送風器19の送風側に接続さ
れたオゾン発生器21と、このオゾン発生器21の送風
側に接続された加湿器23と、操作部7とカバー13A
との空間Sの吸引口に接続されたオゾン分解装置25
と、オゾンを空間Sに吐出する側の吐出側管路27と、
空間Sからオゾンをオゾン分解装置25へ送る側の吸引
側管路29と、吐出側管路27と吸引側管路29とを接
続する接続管路31と、吐出側管路27側の三方向弁3
3と、吸引側管路29側の三方向弁35と、空間Sのオ
ゾン濃度を検出するオゾン濃度検出器37とを有する。
【0016】送風器19は、オゾン殺菌装置15外と吐
出側管路27a、三方向弁33および吐出側管路27b
を介して接続されると共に、オゾン発生器21と吐出側
管路27cを介して接続され、オゾン殺菌装置15外の
空気をオゾン発生器21に送り込む。
【0017】オゾン発生器21は、送風器19と吐出側
管路27cを介して接続されると共に、加湿器23と吐
出側管路27dを介して接続され、オゾンを生成し、こ
の生成されたオゾンを送風器19により送り込まれた空
気と共に加湿器23に送り込む。
【0018】加湿器23は、オゾン発生器21と吐出側
管路27dを介して接続されると共に、空間Sへの吐出
口と吐出側管路27eを介して接続され、水蒸気を生成
し、この水蒸気中に、オゾン発生器21から送り込まれ
たオゾンを混入させて吐出口から空間S内に送り込む。
【0019】オゾン分解装置25は、空間Sの吸引口か
ら吸引側管路29aと三方向弁35と、吸引側管路29
bを介して接続されると共に、オゾン殺菌装置15外と
吸引側管路29cを介して接続され、空間Sから吸引
口、吸引側管路29aを通って送り込まれてくる水蒸気
中に混入したオゾンを酸素に分解してオゾン殺菌装置1
5外に放出する。
【0020】接続管路31は、吐出側管路27a,27
bと吸引側管路29a,29bと三方向弁33,35と
を介して接続する。
【0021】三方向弁33は、図示しない制御部からの
制御信号により、吐出側管路27aと吐出側管路27b
と接続管路31の内2つを接続する。
【0022】三方向弁35は、図示しない制御部からの
制御信号により、吸引側管路27aと吸引側管路27b
と接続管路31の内2つを接続する。
【0023】オゾン濃度検出器37は、操作部7上に設
けられ、空間S内に送り込まれるオゾンの濃度を検出す
る。
【0024】尚、図2に示したオゾン殺菌装置15で
は、送風器19とオゾン発生器21と加湿器23とが直
列に接続されているが、図3に示すように、オゾン発生
器21と加湿器23とは並列に接続するようにしても良
い。
【0025】次に、第1実施形態の作用を主に図2を参
照して説明する。
【0026】オゾン殺菌装置15を用いて操作部7を殺
菌する場合、まず、操作者はカバー13Aを摺動させて
操作部7を覆う(カバー13Aを閉める)。
【0027】カバー13Aが閉められると、オゾン殺菌
装置15の制御部は、それを認識して三方向弁33を制
御して吐出側管路27aと吐出側管路27aとを接続さ
せると共に、三方向弁35を制御して吸引側管路29a
と吸引側管路29bとを接続させる。
【0028】そして、オゾン殺菌装置15の制御部は、
送風器19、オゾン発生器21、加湿器23およびオゾ
ン分解装置25を動作させる。これにより、送風器19
から送り込まれる空気と共に、オゾン発生器21により
生成されるオゾンが加湿器23に送り込まれ、水蒸気中
に混入して空間S内に送り込まれる。この空間内に送り
込まれた水蒸気中のオゾンは、操作部7を殺菌する。
【0029】そして、この水蒸気中のオゾンは、オゾン
分解装置25に送り込まれ、オゾン分解装置25で酸素
に分解されてオゾン殺菌装置15外に放出される。
【0030】このとき、オゾン濃度検出器37により検
出されるオゾン濃度が、予め設定された値より低い場
合、オゾン殺菌装置15の制御部は、三方向弁33を制
御して吐出側管路27bと接続管路31とを接続させる
と共に、三方向弁35を制御して吸引側管路29aと接
続管路31とを接続させる。これにより、オゾンが混入
した水蒸気が循環してオゾン濃度が上がる。また、オゾ
ン濃度検出器37により検出されるオゾン濃度が、予め
設定された値より高い場合、オゾン殺菌装置15の制御
部は、オゾン発生部21によるオゾン生成を停止させ
る。これにより、オゾン濃度が下がる。この動作を続け
ることにより、空間S内のオゾン濃度を一定にすること
ができる。
【0031】このように、第1実施形態の超音波診断装
置1では、超音波診断装置1にオゾン殺菌装置15を設
けて操作部7とカバー13Aとの間にオゾンを送り込む
ことにより操作部7を殺菌するようにしているので、オ
ゾン水の噴霧や清拭するというような殺菌に掛かる手間
を減らすことができる。また、オゾンを直接、操作部7
とカバー13Aの間に送り込むので、効果的に操作部7
を殺菌することができる。
【0032】尚、第1実施形態では、溝17内を摺動可
能なカバー13Aを用いているが、本発明はこれに限定
されること無く、図4に示すように蓋状のカバー13B
や、図5に示すように板状のカバー13Cや、図6に示
すように巻取式のカバー13Dや、図7に示すように表
示部一体型のカバー13Eを用いるようにしても良い。
【0033】図4に示すカバー13Bの場合は、蓋状で
あるため、コンソール部9の上面と操作部面とを同一面
上にすることができる。
【0034】図5に示すカバー13Cの場合は、操作部
7とコンソール部9の先端部に設けられた取手9aとを
同時に覆うように断面コ字型に形成され、操作部7と共
に取手9aも殺菌することができる。操作部7と取手9
aを殺菌する際は、図5に示す矢印のようにヒンジを回
転中心にして回転させて操作部7と取手9aを覆うよう
にする。
【0035】図6に示すカバー13Dの場合は、樹脂等
の軟性部材で形成され、通常はコンソール部9の先端に
設けられた巻き取り収納庫に巻き取られている。操作部
7を殺菌する際は前記巻き取り収納庫からカバー13D
を引き出してカバー13D側の固定部とコンソール部9
側の固定部とを合わせることにより収納部を覆うように
する。この場合、コンソール部9の先端部に設けられた
取手9aも覆うことができるので、操作部7と共に取手
9aも殺菌することができる。
【0036】図7に示すカバー13Eの場合は、ラップ
トップ型パーソナルコンピュータのように、表示部一体
型に形成される。図7に示した状態は、操作部を殺菌す
る際に操作部を覆った状態である。この状態から矢印の
方向にカバー13Eを引き上げることによって表示部が
現れる。
【0037】また、図8に示すように超音波プローブ3
の先端部3aを収納する超音波プローブ収納部39とオ
ゾン殺菌装置15とを管路を介して接続し、超音波プロ
ーブ3の先端部3aをオゾン殺菌装置15で殺菌するよ
うにしても良い。この場合、超音波プローブ3を超音波
プローブ収納部39に収納した状態で、超音波プローブ
収納部39の開口部をカバー39aで覆った後に、オゾ
ン殺菌装置15を動作させるようにする。
【0038】さらに、図9に示すように、超音波プロー
ブ3全体を収納する超音波プローブ収納部39とオゾン
殺菌装置15とを管路を介して接続し、超音波プローブ
3の先端部3aをオゾン殺菌装置15で殺菌するように
しても良い。この場合、超音波プローブ収納部39は、
超音波プローブ3を全体を収納するため、ある程度の深
さがあるので、図8に示すようなカバー39aで超音波
プローブ収納部39を覆わなくても良い。
【0039】さらに、図10に示すように、電源用ケー
ブル41と、電源用ケーブル41を巻き取る巻き取りリ
ール43とを収納するケーブル収納部45とオゾン殺菌
装置15とを管路を介して接続し、電源用ケーブル41
を殺菌するようにしても良い。この場合、電源用ケーブ
ル41の出口に対して、矢印aに示すように開け閉め可
能なカバー47を設け、このカバー47で電源用ケーブ
ル41の出口を閉めた状態でオゾン殺菌装置15を動作
させるようにする。
【0040】図11は、本発明に係る医用機器の第2実
施形態である超音波診断装置を示した斜視図である。
尚、図1に示した第1実施形態の超音波診断装置1と同
一のものには同一の符号を付して詳細な説明を省略し
た。
【0041】図11に示すように、第2実施形態では、
超音波プローブ3と、超音波診断装置本体5と、操作部
7とを備えるコンソール部9と、表示部11とを有する
超音波診断装置50において、操作部7に対して紫外線
を照射する紫外線殺菌装置を設け、この紫外線殺菌装置
から照射される紫外線によって操作部7を殺菌するとい
うものである。
【0042】紫外線殺菌装置は、操作部7に対して紫外
線を照射する紫外線殺菌灯51と、この紫外線殺菌灯5
1に電力を供給する図示しない紫外線殺菌灯用電源と、
操作部7上に設けられ、紫外線量を検出する紫外線セン
サー55と、この紫外線センサー55により検出された
紫外線量を基に、前記紫外線殺菌灯用電源の供給電力量
を制御する図示しない制御部とを有する。また、紫外線
殺菌灯51には、効果的に操作部7に紫外線が照射され
るように反射板53が設けられている。
【0043】次に、第2実施形態の作用を図1を参照し
て説明する。
【0044】紫外線殺菌装置を用いて操作部7の殺菌を
行う場合、まず、操作者は操作部7の所定キーを押す。
【0045】操作部7の所定キーが押されると、紫外線
殺菌装置の制御部は、紫外線殺菌灯用電源から紫外線殺
菌灯51に電力を供給させる。これにより、紫外線殺菌
灯51から紫外線が照射されて操作部7を殺菌する。こ
のとき、紫外線センサー55により検出される紫外線量
が予め設定された値より低い場合、紫外線殺菌装置の制
御部は、紫外線殺菌灯用電源の供給電力量を増やし、紫
外線センサー55により検出される紫外線量が予め設定
された値より高い場合、紫外線殺菌装置の制御部は、紫
外線殺菌灯用電源の供給電力量を減らす。これにより、
操作部7に照射される紫外線量を一定にすることができ
る。
【0046】このように、第2実施形態の超音波診断装
置50では、超音波診断装置50に紫外線殺菌装置を設
けて、超音波診断装置の操作部7に紫外線を直接照射す
ることにより操作部7を殺菌するようにしているので、
操作部7から紫外線殺菌灯までの距離を変えて紫外線量
を調整するというような殺菌に掛かる手間を減らすこと
ができ、かつ、効果的に殺菌することができる。
【0047】尚、第2実施形態の超音波診断装置50で
は、操作部7をカバーするカバー体は設けられていない
が、第1実施形態の超音波診断装置1同様、カバー13
A,13B,13C,13D,13Eの内、いずれかを
設けて紫外線がコンソール部9外に漏れないようにして
も良い。またこの場合、図13に示すように、操作部7
を覆うカバー57の内面に、角錐体状の反射体を複数配
列した反射板59を設けるようにしても良い。この場
合、より効果的に紫外線を操作部7に照射させることが
できる。さらに、図13に示すように、紫外線殺菌灯5
1を複数(図13に示す場合は2つ)設けるようにして
も良い。尚、反射板59としては、角錐体状の反射体を
複数配列した物に限らず他の反射体を用いても良い。
【0048】さらに、第2実施形態の超音波診断装置5
0では、紫外線殺菌灯51は照射対象の外部に設けられ
ているが、本発明はこれに限定されること無く、図14
(a),(b)に示すように、照射対象の内部に設ける
ようにしても良い。尚、図14(a)は、取手9aとこ
の取手9a内に設けられた紫外線殺菌灯51を示した斜
視図であり、図14(b)はその断面図である。この場
合、紫外線を透過するガラスや樹脂等で取手9aを作成
するようにすれば、取手9aの外周面にも紫外線を照射
させることができる。
【0049】さらに、図15(a)に示すように、超音
波プローブ3の先端部3aを収納する超音波プローブ収
納部39内に、反射板53を有する紫外線殺菌灯53を
設けるようにしても良い。この場合、超音波プローブ収
納部39の内面と、超音波プローブ収納部39の開口部
を覆うカバー39aの内面に反射板59を設けて、超音
波プローブ3の先端部3a全体に紫外線が照射されるよ
うにする。
【0050】さらに、図15(b)に示すように、超音
波プローブ3全体を収納する超音波プローブ収納部39
内に、反射板53を有する紫外線殺菌灯53を設けるよ
うにしても良い。この場合も図15(a)に示した場合
と同様に超音波プローブ収納部39の内面と、超音波プ
ローブ収納部39の開口部を覆うカバー39aの内面に
反射板59を設けて、超音波プローブ3全体に紫外線が
照射されるようにする。
【0051】さらに、図16に示すように、超音波診断
装置本体5内に紫外線殺菌装置63を設け、超音波診断
装置本体5の下面に設けられているキャスタ61に対し
て、紫外線を照射するようにしても良い。この場合、紫
外線殺菌装置63内に設けられた図示しない紫外線殺菌
灯から光ファイバー65を介して照射口65aから紫外
線をキャスタ61に照射するようにしても良いし、キャ
スタ61近傍に紫外線殺菌灯を設けて直接キャスタ61
に紫外線を照射するようにしても良い。
【0052】尚、上記の実施の形態では超音波診断装置
に適用した場合を例にとって説明したが、本発明はこれ
に限定されること無く、他の医用機器についても適用す
ることができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、医用機器にオゾン殺菌装置を設けて医用機器
の殺菌対象部位にオゾンを直接送り込むことにより殺菌
対象部位を殺菌するようにしているので、消毒液の噴霧
や清拭するというような殺菌に掛かる手間を減らすこと
ができ、かつ、効果的に殺菌することができる。
【0054】また、請求項4記載の発明によれば、医用
機器に紫外線殺菌装置を設けて、医用機器の殺菌対象部
位に紫外線を直接照射することにより殺菌対象部位を殺
菌するようにしているので、殺菌対象部位から紫外線殺
菌灯までの距離を変えて紫外線量を調整するというよう
な殺菌に掛かる手間を減らすことができ、かつ、効果的
に殺菌することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る医用機器の第1実施形態である超
音波診断装置を示した斜視図(a)と、コンソール部の
断面図(b)である。
【図2】オゾン殺菌装置の概略的な構成を示した断面図
である。
【図3】オゾン発生器と加湿器23とを並列に接続した
場合を示した図である。
【図4】蓋状のカバーを示した図である。
【図5】板状のカバーを示した図である。
【図6】巻取式のカバーを示した図である。
【図7】表示部一体型のカバーを示した図である。
【図8】超音波プローブの先端部をオゾン殺菌装置によ
り殺菌する場合の例を示した図である。
【図9】超音波プローブ全体をオゾン殺菌装置により殺
菌する場合の例を示した図である。
【図10】ケーブル収納部にオゾン殺菌装置からのオゾ
ンを送り込む場合の例を示した図である。
【図11】本発明に係る医用機器の第2実施形態である
超音波診断装置を示した斜視図である。
【図12】図11に示したコンソール部の断面図であ
る。
【図13】図12に示したカバーの内面に反射体を設け
た場合の断面図である。
【図14】取手とこの取手内に設けられた紫外線殺菌灯
を示した斜視図(a)と、その断面図(b)である。
【図15】超音波プローブの先端部を紫外線殺菌灯によ
り殺菌する場合の例を示した図(a)と、超音波プロー
ブ全体を紫外線殺菌灯により殺菌する場合の例を示した
図(b)である。
【図16】キャスタを紫外線殺菌装置により殺菌する場
合の例を示した図である。
【符号の説明】
1,50 超音波診断装置 3 超音波プローブ 5 超音波診断装置本体 7 操作部 9 コンソール部 11 表示部 13 カバー 15 オゾン殺菌装置 17 溝 19 送風器 21 オゾン発生器 23 加湿器 25 オゾン分解装置 27 吐出側管路 29 吸引側管路 31 接続管路 33,35 三方向弁 37 オゾン濃度検出器 39,47 カバー 41 電源用ケーブル 43 巻き取りリール 45 ケーブル収納部 51 紫外線殺菌灯 53 反射板 55 紫外線センサー 57 カバー 59 反射板 61 キャスタ 63 紫外線殺菌装置 65 光ファイバー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 医用機器の殺菌対象部位にオゾンを送り
    込むオゾン殺菌装置を備えたことを特徴とする医用機
    器。
  2. 【請求項2】 前記オゾン殺菌装置は、 殺菌対象部位を覆うカバー体と、 オゾンを発生するオゾン発生器と、 このオゾン発生器から前記カバー体と殺菌対象部位の間
    に前記オゾン発生器から発生したオゾンを送り込む送風
    器と、 前記カバー体と殺菌対象部位の間に送り込まれたオゾン
    を分解するオゾン分解装置と、 を有することを特徴とする請求項1記載の医用機器。
  3. 【請求項3】 前記殺菌対象部位は、操作部、取手、寝
    台、フットレスト、ヘッドレスト、圧迫帯とその収納
    部、診断用プローブとその収納部、電源用ケーブルとそ
    の収納部の内、少なくとも1つであることを特徴とする
    請求項1または2のいずれか記載の医用機器。
  4. 【請求項4】 医用機器の殺菌対象部位に紫外線を照射
    する紫外線殺菌装置を備えたことを特徴とする医用機
    器。
  5. 【請求項5】 前記紫外線殺菌装置は、 殺菌対象部位に向けて配置された紫外線殺菌灯と、 この紫外線殺菌灯に電力を供給する電源部と、 を有することを特徴とする請求項4記載の医用機器。
  6. 【請求項6】 前記紫外線殺菌装置は、殺菌対象部位の
    内部から紫外線を照射することを特徴とする請求項4ま
    たは請求項5のいずれか一項記載の医用機器。
  7. 【請求項7】 前記殺菌対象部位は、操作部、取手、寝
    台、フットレスト、ヘッドレスト、圧迫帯とその収納
    部、診断用プローブとその収納部、電源用ケーブルとそ
    の収納部、移動用キャスタの内、少なくとも1つである
    ことを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか一項
    記載の医用機器。
  8. 【請求項8】 内面に紫外線反射体を有するカバー体を
    殺菌対象部位を覆う位置に備えるもしくは殺菌対象部位
    を収納する収納部の内面に紫外線反射体を備えることを
    特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれか一項記載の
    医用機器。
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