JPH07313561A - 医療機器 - Google Patents

医療機器

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Publication number
JPH07313561A
JPH07313561A JP6116769A JP11676994A JPH07313561A JP H07313561 A JPH07313561 A JP H07313561A JP 6116769 A JP6116769 A JP 6116769A JP 11676994 A JP11676994 A JP 11676994A JP H07313561 A JPH07313561 A JP H07313561A
Authority
JP
Japan
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diagnostic apparatus
disinfectant
equipment
patient
disinfection
Prior art date
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Pending
Application number
JP6116769A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Sakuma
芳裕 佐久間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6116769A priority Critical patent/JPH07313561A/ja
Publication of JPH07313561A publication Critical patent/JPH07313561A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機器自体が感染経路となる感染を防ぐため
に、機器の消毒時間を短縮し、消毒処理を簡略化し、さ
らに、消毒効果を向上する医療機器の提供を目的とす
る。 【構成】 医療機器を、液体が機器内部に侵入するのを
防ぐ防水構造とする。すなわち、天板1cと防水堰1e
との間には、シ−ル材1dが介挿される。シ−ル材1d
は、天板1cと防水堰1eとの接着面の隙間から寝台部
本体1aの内部空間に液がしみこむことを防ぎ、寝台部
本体1aの内部に配置されたモ−タ等の電気回路、ある
いは撮影用のフィルムに水がかからないようになってい
る。このため、強力な水圧の真水を用いて洗浄消毒が行
える。または、消毒液を吹きかけて消毒することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療機器、特に、機器
自体が感染経路となる医療機器に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、病院などの医療施設ではMRSA
(院内感染)をはじめとする耐性菌の感染が問題視され
ている。それは、抵抗力の無い老人、幼児、手術後の患
者などがいったん感染すると、抗生物質がほとんど効か
ず短期間のうちに死亡する確率が非常に高いからであ
る。感染を防止するため医療施設では、菌が広がらない
ように患者が使用した器具、衣服、設備などを消毒、滅
菌する(以下、単に消毒と称する)などの対応がとられ
ている。現在、X線装置、CT装置、MR装置等の診断
装置の寝台部は、保菌者が直接触れることから感染経路
となる。したがって、特に寝台部周辺を消毒液で噴霧
し、清拭して消毒している。また、診断装置の操作部
は、患者が直接触れることはないが、X線技術者等の医
療従事者が操作するため同様に感染経路になっているこ
とから消毒を必要とする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来例
においては、診断装置の寝台部、操作部等に消毒、滅菌
処理を施すため消毒液を外面に噴霧すると、消毒液が隙
間から機器内部に浸透してフィルム等の撮影機器を侵し
たり、電気系統に浸透して回路の発熱、短絡などを引き
起こすという問題点がある。したがって、むやみに消毒
液を噴霧することができず、液だれを防ぐなどの配慮を
しながら消毒を行う必要があり、消毒処理が難易化する
とともに、消毒に時間がかかるという問題点がある。
【0004】また、院内感染を防止するためには、患者
は全員保菌者の可能性があるとみなし、診断、治療のた
びに毎回消毒を行う必要があり、非常に手間がかかると
いう問題点がある。
【0005】したがって本発明の目的は、機器の消毒時
間を短縮し、消毒処理を簡略化し、消毒効果を向上する
医療機器の提供を第1の目的とし、消毒処理が不要な医
療機器の提供を第2の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる発明
は、液体が機器内部に侵入するの防ぐ防水手段を具備す
ることを特徴とし、請求項2にかかる発明は、外面の少
なくとも一部は、耐消毒液性素材を用いて構成されるこ
とを特徴とし、請求項3にかかる発明は、外面の少なく
とも一部は、抗菌性素材を用いて構成されることを特徴
とし、請求項4にかかる発明は、外面の少なくとも一部
は、耐紫外線材料を用いて構成されることを特徴とし、
請求項5にかかる発明は、外面を自動消毒する消毒液放
出手段を具備することを特徴とする。
【0007】
【作用】上記のような手段を講じたことにより、請求項
1にかかる発明は、液体が機器内部に侵入するのを防ぐ
構造としているので、流水などにより洗浄消毒を行うこ
とができる。あるいは、機器自体を消毒液中に浸漬して
消毒することができる。請求項2にかかる発明は、外面
の全面もしくは一部は、耐消毒液性素材を用いて構成が
なされるので、強力な消毒液を用いて消毒することがで
きる。請求項3にかかる発明は、外面の全面もしくは一
部は、抗菌性素材を用いて構成がなされるので、診断、
治療のたびに消毒を行わなくても無菌状態を保つことが
できる。請求項4にかかる発明は、外面の全面もしくは
一部は、耐紫外線材料を用いて構成がなされるので、強
力な紫外線を用いて殺菌できる。請求項5にかかる発明
は、消毒対象物に消毒液が自動的に供給され、かつ、消
毒液は外面まで浸透することにより噴霧、清拭する手間
を要さずに消毒処理を自動的に施すことができる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明による医療機器
の実施例を説明する。 (第1実施例)本実施例は、X線診断装置、CT装置、
MRI装置、核医学診断装置、SQUID診断装置、超
音波診断装置、内視鏡装置をはじめとする医用診断装
置、または、放射線治療装置、レ−ザ治療装置、結石破
砕装置をはじめとする医用治療装置において、患者が直
接触れる恐れがある部分、例えば寝台部を、消毒液、真
水をかけても内部に液が侵入しないよう防水構造とした
ものである。
【0009】例えば、可動部分はオイルシ−ル、メカニ
カルシ−ルを用いてシ−ルされる。あるいは、溝か堰を
設けて液が侵入しないようになっている。固定部分は接
着シ−ル剤、ゴムパッキン、スポンジ等の発泡材を用い
て密閉される。消毒時に液がかかると不都合な部分はカ
バ−をかぶせることによって防水する。
【0010】図1は消化器系X線透視撮影システムに用
いられる多目的起倒寝台に適用した場合の第1実施例を
示す図であり、同図(a)は斜視図、同図(b)は平面
Bで切断した断面図である。図2は図1に示した多目的
起倒寝台の側面図である。
【0011】多目的起倒寝台は造影剤の流れをコントロ
−ルしながら体位変換と位置決めを行うために、披検者
を乗せて起倒される。すなわち、寝台部10は図2に示
すように床に設置される支持部12に回動自在に接続さ
れる支持アーム14上に設けられている。なお、寝台部
10は支持アーム14に対してスライド自在に取り付け
られる。そして、寝台部10がスライドしながら支持ア
ーム14が回動することにより、寝台部10は起倒する
ことができる。
【0012】ここで、支持アーム14と支持部12とは
オイルシール、またはメカニカルシールを介して接続さ
れ、支持部12内に配置された起倒用のモータ等の電気
回路に水がかからないように防水構造となっている。ま
たは、支持アーム14と支持部12の接合部近傍は消毒
時にはカバーの取り付けが可能なように構成されてい
る。また、寝台部10と支持アーム14ともオイルシー
ル、またはメカニカルシールを介して接続され、防水構
造となっている。
【0013】寝台部10は、図1に示すように支持ア−
ム14に取り付けられる寝台部本体1aと、ハンドグリ
ップ1bと、天板1cと、シ−ル材1dと、防水堰1e
と、フ−トレスト1fとを有する。天板1cは、寝台部
本体1aの上面に取り付けられる。天板1cと防水堰1
eとの間には図1(b)に示すようにシール材1dが介
挿され、防水構造が実現される。シール材1dは、消毒
時に矢印A方向に消毒用の液体が流れる際に、天板1c
と防水堰1eとの接着面の隙間から寝台部本体1aの内
部空間に液がしみこむことを防ぎ、寝台部本体1aの内
部に配置された寝台部10のスライド用のモータ等の電
気回路、あるいは撮影用のフィルムに水がかからないよ
うになっている。なお、防水堰1eは天板1cよりも高
く構成されているので、矢印A方向に消毒用の液体が流
れる際に、寝台部10の側面から液体がこぼれ、支持部
12、支持アーム14に水がかかることを防止する。寝
台部10が起倒する際に、天板1c上の被検体の足が載
る位置にフートレスト1fが設けられ、防水堰1e上の
被検体の手が触れる位置に一対のハンドグリップ1bが
設けられる。
【0014】第1実施例の寝台部によれば、1患者の診
断が終わり寝台部10を消毒する際に、防水構造となっ
ているために、強力な水圧の真水を用いて洗浄消毒、あ
るいは消毒液を吹きかけることができるので、短時間
に、しかも容易かつ確実に消毒できる。なお、防水構造
となっているので、内部の電気回路等に液体がかかり、
発熱、短絡等の不具合が生じることがない。 (第2実施例)本実施例は、X線診断装置、CT装置、
MRI装置、核医学診断装置、SQUID診断装置、超
音波診断装置、内視鏡装置をはじめとする医用診断装
置、または、放射線治療装置、レ−ザ治療装置、結石破
砕装置をはじめとする医用治療装置において、患者が直
接触れる恐れがある部分、例えば寝台部の表面を耐消毒
液性の素材で構成するか、表面を耐消毒液性の素材でコ
−ティングしたものである。耐消毒液性の素材として
は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリオレフ
ィン、フッ素樹脂、シリコ−ン樹脂、セラミックス、
金、炭素などの耐食性素材がある。寝台部の概略構成は
図1、図2に示した第1実施例と同じなので、図示は省
略する。
【0015】第2実施例によれば、1患者の診断が終わ
ると、寝台部に消毒液を吹きかける、あるいは消毒液を
含んだ布で拭くことにより消毒する。ここで、寝台部の
表面は耐消毒液性の素材からなるので、強力な消毒液を
用いても、表面の塗装の急激な劣化、樹脂表面のひび割
れ、金属の腐食が起きることがない。
【0016】このため、短時間に、しかも容易かつ確実
に消毒できる。 (第3実施例)本実施例は、X線診断装置、CT装置、
MRI装置、核医学診断装置、SQUID診断装置、超
音波診断装置、内視鏡装置をはじめとする医用診断装
置、または、放射線治療装置、レ−ザ治療装置、結石破
砕装置をはじめとする医用治療装置において、患者が直
接触れる恐れがある部分、例えば寝台部の表面を抗菌性
素材で構成するか、表面を抗菌性素材でコ−ティングし
たものである。抗菌性素材としては、例えばスルホン酸
ナトリウム、チアゾル系有機物、シリカゲル、チタン、
銀およびそれらを含む複合材料がある。
【0017】第3実施例の寝台部の表面は、保菌者が触
った後、いちいち消毒しなくても菌が死滅するため、感
染の恐れがない。すなわち、第3実施例によれば、消毒
作業を不要とすることができる。 (第4実施例)本実施例は、X線診断装置、CT装置、
MRI装置、核医学診断装置、SQUID診断装置、超
音波診断装置、内視鏡装置をはじめとする医用診断装
置、または、放射線治療装置、レ−ザ治療装置、結石破
砕装置をはじめとする医用治療装置において、患者が直
接触れる恐れがある部分、例えば寝台部の表面を殺菌用
の紫外線に耐える材料で構成するか、表面を殺菌用の紫
外線に耐える材料でコ−ティングするものである。耐紫
外線材料としては、例えばPC(ポリカ−ボネイド)、
PMMA(メタクリル樹脂)、PBT(ポリブチレンテ
レフタレ−ト)、ABS(アクリロ=トリル;ブタジエ
ン・スチレン樹脂)、PA(ポリアミド)、PS(ポリ
スチレン)、POM(ポリアセタ−ル)がある。
【0018】第4実施例によれば、1患者の診断が終わ
ると、寝台部に紫外線殺菌光を照射することにより消毒
する。ここで、寝台部の表面は耐紫外線材料からなるの
で、強力な紫外線を用いても、表面の塗装の急激な劣
化、樹脂表面のひび割れが起きることがない。このた
め、短時間に、しかも容易かつ確実に消毒できる。 (第5実施例)本実施例は、X線診断装置、CT装置、
MRI装置、核医学診断装置、SQUID診断装置、超
音波診断装置、内視鏡装置をはじめとする医用診断装
置、または、放射線治療装置、レ−ザ治療装置、結石破
砕装置をはじめとする医用治療装置において、患者が直
接触れる恐れがある部分、例えば寝台部に消毒液放出機
能を設けたものである。
【0019】図3は第1実施例と同様に消化器系X線透
視撮影システムに用いられる多目的起倒寝台に適用した
場合の第4実施例を示す図である。寝台部は、寝台部本
体3aと、寝台部本体3aの上面に設けられ、被検体3
bが載置される多孔性樹脂の天板3dと、寝台部本体3
aと天板3dとの間に設けられ、天板3d側の表面に複
数の放出口3gを有する消毒液供給管3eと、寝台部本
体3a内に設けられた消毒液供給装置3fとによって構
成される。寝台部本体3aに内臓される消消毒液供給装
置3fは消毒液を貯蔵し、消毒液供給管3eに消毒液を
供給する。なお、消毒液の供給量は、任意に調節可能で
ある。
【0020】第5実施例によれば、1患者の診断が終わ
ると、消毒処理を行うために消毒液供給装置3fは、消
毒液を消毒液供給管3eに送る。消毒液供給装置3fか
ら消毒液供給管3eに送られた消毒液は管内を均一に流
動し、均一量が複数の放出口3gから放出され、放出さ
れた消毒液は、多孔性樹脂の天板3a内を均一に浸透
し、天板の表面3cに到着して滲み出る。滲み出た消毒
液によって天板の表面3cは消毒され、無菌状態を保つ
ことができる。このように、消毒液が天板3cの表面に
自動的に滲み出る構成となっているため、消毒のたびに
随時消毒液を噴霧したりする必要がない。さらに、消毒
液の供給量を自然乾燥が可能な程度の量に調節すること
により、滲み出た消毒液を清拭する手間を省くことがで
きる。 (第6実施例)本実施例は、X線診断装置、CT装置、
MRI装置、核医学診断装置、SQUID診断装置、超
音波診断装置、内視鏡装置をはじめとする医用診断装
置、または、放射線治療装置、レ−ザ治療装置、結石破
砕装置をはじめとする医用治療装置において、患者が直
接触れる恐れがある付属機器、例えば寝台部に併設され
るハンドグリップを、消毒液、真水をかけても内部に液
が侵入しないよう防水構造としたものである。
【0021】例えば、可動部分はオイルシ−ル、メカニ
カルシ−ルを用いてシ−ルされる。あるいは、溝か堰を
設けて液が侵入しないようになっている。固定部分は接
着シ−ル剤、ゴムパッキン、スポンジ等の発泡材を用い
て密閉される。消毒時に液がかかると不都合な部分はカ
バ−をかぶせることによって防水する。
【0022】第6実施例のハンドグリップによれば、1
患者の診断が終わりハンドグリップを消毒する際に、防
水構造となっているために、強力な水圧の真水を用いて
洗浄消毒、あるいは消毒液を吹きかけることができるの
で、短時間に、しかも容易かつ確実に消毒できる。ま
た、消毒液中に浸漬して消毒できる。なお、防水構造と
なっているので、内部の電気回路等に液体がかかり、発
熱、短絡等の不具合が生じることがない。
【0023】なお、本実施例は、上述したハンドグリッ
プのみならず、患者が直接触れる恐れがある種々の付属
機器に適用可能であり、例えばショルダ−レスト、フ−
トレスト、圧迫帯、ヘッドレスト、頭部固定器具、圧迫
筒、マットなどにも適用可能である。 (第7実施例)本実施例は、X線診断装置、CT装置、
MRI装置、核医学診断装置、SQUID診断装置、超
音波診断装置、内視鏡装置をはじめとする医用診断装
置、または、放射線治療装置、レ−ザ治療装置、結石破
砕装置をはじめとする医用治療装置において、患者が直
接触れる恐れがある付属機器、例えば寝台部に併設され
るハンドグリップの表面を耐消毒液性の素材で構成する
か、表面を耐消毒液性の素材でコ−ティングしたもので
ある。耐消毒液性の素材としては、例えばポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリオレフィン、フッ素樹脂、シ
リコ−ン樹脂、セラミックス、金、炭素などの耐食性素
材がある。
【0024】第7実施例によれば、1患者の診断が終わ
ると、ハンドグリップに消毒液を吹きかける、あるいは
消毒液を含んだ布で拭くことにより消毒する。ここで、
ハンドグリップの表面は耐消毒液性の素材からなるの
で、強力な消毒液を用いても、表面の塗装の急激な劣
化、樹脂表面のひび割れ、金属の腐食が起きることがな
い。
【0025】このため、短時間に、しかも容易かつ確実
に消毒できる。なお、本実施例は、上述したハンドグリ
ップのみならず、患者が直接触れる種々の付属機器に適
用可能であり、例えばショルダ−レスト、フ−トレス
ト、圧迫帯、ヘッドレスト、頭部固定器具、圧迫筒、マ
ットなどにも適用可能である。 (第8実施例)本実施例は、X線診断装置、CT装置、
MRI装置、核医学診断装置、SQUID診断装置、超
音波診断装置、内視鏡装置をはじめとする医用診断装
置、または、放射線治療装置、レ−ザ治療装置、結石破
砕装置をはじめとする医用治療装置において、患者が直
接触れる恐れがある付属機器、例えば寝台部に併設され
るハンドグリップの表面を抗菌性素材で構成するか、表
面を抗菌性素材でコ−ティングしたものである。抗菌性
素材としては、例えばスルホン酸ナトリウム、チアゾル
系有機物、シリカゲル、チタン、銀およびそれらを含む
複合材料がある。
【0026】第8実施例のハンドグリップの表面は、保
菌者が触った後、いちいち消毒しなくても菌が死滅する
ため、感染の恐れがない。すなわち、第8実施例によれ
ば、消毒作業を不要とすることができる。なお、本実施
例は、上述したハンドグリップのみならず、患者が直接
触れる恐れがある種々の付属機器に適用可能であり、例
えばショルダ−レスト、フ−トレスト、圧迫帯、ヘッド
レスト、頭部固定器具、圧迫筒、マットなどにも適用可
能である。 (第9実施例)本実施例は、X線診断装置、CT装置、
MRI装置、核医学診断装置、SQUID診断装置、超
音波診断装置、内視鏡装置をはじめとする医用診断装
置、または、放射線治療装置、レ−ザ治療装置、結石破
砕装置をはじめとする医用治療装置において、患者が直
接触れる恐れがある部分、例えば寝台部に併設されるハ
ンドグリップの表面を殺菌用の紫外線に耐える材料で構
成するか、表面を殺菌用の紫外線に耐える材料でコ−テ
ィングするものである。耐紫外線材料としては、例えば
PC(ポリカ−ボネイド)、PMMA(メタクリル樹
脂)、PBT(ポリブチレンテレフタレ−ト)、ABS
(アクリロ=トリル;ブタジエン・スチレン樹脂)、P
A(ポリアミド)、PS(ポリスチレン)、POM(ポ
リアセタ−ル)がある。
【0027】第9実施例によれば、1患者の診断が終わ
ると、ハンドグリップに紫外線殺菌光を照射することに
より消毒する。ここで、ハンドグリップの表面は耐紫外
線材料からなるので、強力な紫外線を用いても、表面の
塗装の急激な劣化、樹脂表面のひび割れが起きることが
ない。このため、短時間に、しかも容易かつ確実に消毒
できる。なお、本実施例は、上述したハンドグリップの
みならず、患者が直接触れる恐れがある種々の付属機器
に適用可能であり、例えばショルダ−レスト、フ−トレ
スト、圧迫帯、ヘッドレスト、頭部固定器具、圧迫筒、
マットなどにも適用可能である。 (第10実施例)本実施例は、X線診断装置、CT装
置、MRI装置、核医学診断装置、SQUID診断装
置、超音波診断装置、内視鏡装置をはじめとする医用診
断装置、または、放射線治療装置、レ−ザ治療装置、結
石破砕装置をはじめとする医用治療装置において、患者
が直接触れる恐れがある付属機器、例えば寝台部に併設
されるハンドグリップに消毒液放出機能を設けたもので
ある。
【0028】図5は、消毒液放出機能を設けたハンドグ
リップを示す図である。ハンドグリップは、多孔性樹脂
のハンドグリップ本体5aと、表面に複数の放出口5c
を有する消毒液供給管5dと、寝台部5f内に設けられ
た消毒液供給装置5eとによって構成される。寝台部5
fに内臓される消消毒液供給装置5eは消毒液を貯蔵
し、消毒液供給管5dに消毒液を供給する。なお、消毒
液の供給量は、任意に調節可能である。
【0029】第10実施例によれば、1患者の診断が終
わると、消毒処理を行うために消毒液供給装置5eは、
消毒液を消毒液供給管5dに送る。消毒液供給装置5e
から消毒液供給管5dに送られた消毒液は管内を均一に
流動し、均一量が複数の放出口5cから放出され、放出
された消毒液は、多孔性樹脂のハンドグリップ本体5a
内を均一に浸透し、ハンドグリップの表面5bに到着し
て滲み出る。滲み出た消毒液によってハンドグリップの
表面5bは消毒され、無菌状態を保つことができる。こ
のように、消毒液がハンドグリップの表面5bに自動的
に滲み出る構成となっているため、消毒のたびに随時消
毒液を噴霧したりする必要がない。さらに、消毒液の供
給量を自然乾燥が可能な程度の量に調節することによ
り、滲み出た消毒液を清拭する手間を省くことができ
る。なお、本実施例は、上述したハンドグリップのみな
らず、患者が直接触れる恐れがある種々の付属機器に適
用可能であり、例えばショルダ−レスト、フ−トレス
ト、圧迫帯、ヘッドレスト、頭部固定器具、圧迫筒、マ
ットなどにも適用可能である。 (第11実施例)本実施例は、X線診断装置、CT装
置、MRI装置、核医学診断装置、SQUID診断装
置、超音波診断装置、内視鏡装置をはじめとする医用診
断装置、または、放射線治療装置、レ−ザ治療装置、結
石破砕装置をはじめとする医用治療装置において、患者
より上部に位置する部分、例えばX線診断装置のX線管
球部を、消毒液、真水をかけても内部に液が侵入しない
よう防水構造としたものである。
【0030】例えば、可動部分はオイルシ−ル、メカニ
カルシ−ルを用いてシ−ルされる。あるいは、溝か堰を
設けて液が侵入しないようになっている。固定部分は接
着シ−ル剤、ゴムパッキン、スポンジ等の発泡材を用い
て密閉される。消毒時に液がかかると不都合な部分はカ
バ−をかぶせることによって防水する。
【0031】第11実施例のX線管球部によれば、1患
者の診断が終わりX線管球部を消毒する際に、防水構造
となっているために、強力な水圧の真水を用いて洗浄消
毒、あるいは消毒液を吹きかけることができるので、短
時間に、しかも容易かつ確実に消毒できる。なお、防水
構造となっているので、内部の電気回路等に液体がかか
り、発熱、短絡等の不具合が生じることがない。
【0032】なお、本実施例は、上述したX線管球部の
みならず、患者より上部に位置する種々の部分、例えば
X線絞り部、フィルム搬送機構、高圧ケ−ブル、走行レ
−ルなどにも適用可能である。 (第12実施例)本実施例は、X線診断装置、CT装
置、MRI装置、核医学診断装置、SQUID診断装
置、超音波診断装置、内視鏡装置をはじめとする医用診
断装置、または、放射線治療装置、レ−ザ治療装置、結
石破砕装置をはじめとする医用治療装置において、患者
より上部に位置する部分、例えばX線診断装置のX線管
球部の表面を耐消毒液性の素材で構成するか、表面を耐
消毒液性の素材でコ−ティングしたものである。耐消毒
液性の素材としては、例えばポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリオレフィン、フッ素樹脂、シリコ−ン樹脂、
セラミックス、金、炭素などの耐食性素材がある。
【0033】第12実施例によれば、1患者の診断が終
わると、X線管球部に消毒液を吹きかける、あるいは消
毒液を含んだ布で拭くことにより消毒する。ここで、X
線管球部の表面は耐消毒液性の素材からなるので、強力
な消毒液を用いても、表面の塗装の急激な劣化、樹脂表
面のひび割れ、金属の腐食が起きることがない。
【0034】このため、短時間に、しかも容易かつ確実
に消毒できる。なお、本実施例は、上述したX線管球部
のみならず、患者より上部に位置する種々の部分、例え
ばX線絞り部、フィルム搬送機構、高圧ケ−ブル、走行
レ−ルなどにも適用可能である。 (第13実施例)本実施例は、X線診断装置、CT装
置、MRI装置、核医学診断装置、SQUID診断装
置、超音波診断装置、内視鏡装置をはじめとする医用診
断装置、または、放射線治療装置、レ−ザ治療装置、結
石破砕装置をはじめとする医用治療装置において、患者
より上部に位置する部分、例えばX線診断装置のX線管
球部の表面を抗菌性素材で構成するか、表面を抗菌性素
材でコ−ティングしたものである。抗菌性素材として
は、例えばスルホン酸ナトリウム、チアゾル系有機物、
シリカゲル、チタン、銀およびそれらを含む複合材料が
ある。
【0035】第13実施例のX線管球部の表面は、保菌
者が触った後、いちいち消毒しなくても菌が死滅するた
め、感染の恐れがない。すなわち、第13実施例によれ
ば、消毒作業を不要とすることができる。なお、本実施
例は、上述したX線管球部のみならず、患者より上部に
位置する種々の部分、例えばX線絞り部、フィルム搬送
機構、高圧ケ−ブル、走行レ−ルなどにも適用可能であ
る。 (第14実施例)本実施例は、X線診断装置、CT装
置、MRI装置、核医学診断装置、SQUID診断装
置、超音波診断装置、内視鏡装置をはじめとする医用診
断装置、または、放射線治療装置、レ−ザ治療装置、結
石破砕装置をはじめとする医用治療装置において、患者
より上部に位置する部分、例えばX線診断装置のX線管
球部の表面を殺菌用の紫外線に耐える材料で構成する
か、表面を殺菌用の紫外線に耐える材料でコ−ティング
するものである。耐紫外線材料としては、例えばPC
(ポリカ−ボネイド)、PMMA(メタクリル樹脂)、
PBT(ポリブチレンテレフタレ−ト)、ABS(アク
リロ=トリル;ブタジエン・スチレン樹脂)、PA(ポ
リアミド)、PS(ポリスチレン)、POM(ポリアセ
タ−ル)がある。
【0036】第14実施例によれば、1患者の診断が終
わると、X線管球部に紫外線殺菌光を照射することによ
り消毒する。ここで、X線管球部の表面は耐紫外線材料
からなるので、強力な紫外線を用いても、表面の塗装の
急激な劣化、樹脂表面のひび割れが起きることがない。
このため、短時間に、しかも容易かつ確実に消毒でき
る。なお、本実施例は、上述したX線管球部のみなら
ず、患者より上部に位置する種々の部分、例えばX線絞
り部、フィルム搬送機構、高圧ケ−ブル、走行レ−ルな
どにも適用可能である。 (第15実施例)本実施例は、X線診断装置、CT装
置、MRI装置、核医学診断装置、SQUID診断装
置、超音波診断装置、内視鏡装置をはじめとする医用診
断装置、または、放射線治療装置、レ−ザ治療装置、結
石破砕装置をはじめとする医用治療装置において、患者
より上部に位置する部分、例えばX線診断装置のX線管
球部に消毒液放出機能を設けたものである。
【0037】消毒液放出機能は、第3実施例もしくは第
5実施例と同様のものであるから、図面による説明は省
略する。第15実施例によれば、1患者の診断が終わる
と、供給された消毒液がX線管球部の表面に到着して滲
み出る。滲み出た消毒液によってX線管球部の表面は消
毒され、無菌状態を保つことができる。このように、消
毒液がX線管球部の表面に自動的に滲み出る構成となっ
ているため、消毒のたびに随時消毒液を噴霧したりする
必要がない。さらに、消毒液の供給量を自然乾燥が可能
な程度の量に調節することにより、滲み出た消毒液を清
拭する手間を省くことができる。なお、本実施例は、上
述したX線管球部のみならず、患者より上部に位置する
種々の部分、例えばX線絞り部、フィルム搬送機構、高
圧ケ−ブル、走行レ−ルなどにも適用可能である。 (第16実施例)本実施例は、X線診断装置、CT装
置、MRI装置、核医学診断装置、SQUID診断装
置、超音波診断装置、内視鏡装置をはじめとする医用診
断装置、または、放射線治療装置、レ−ザ治療装置、結
石破砕装置をはじめとする医用治療装置において、操作
者が診断時に触れる恐れがある部分、例えばX線診断装
置に用いられるカセッテを、消毒液、真水をかけても内
部に液が侵入しないよう防水構造としたものである。
【0038】例えば、可動部分はオイルシ−ル、メカニ
カルシ−ルを用いてシ−ルされる。あるいは、溝か堰を
設けて液が侵入しないようになっている。固定部分は接
着シ−ル剤、ゴムパッキン、スポンジ等の発泡材を用い
て密閉される。消毒時に液がかかると不都合な部分はカ
バ−をかぶせることによって防水する。
【0039】図4は、カセッテに適用した第16実施例
を示す斜視図である。X線診断装置の撮影フィルム等を
収納するカセッテは、蓋部4aと、収納部4bと、耐水
性ゴム等の材料が用いられた2つのパッキン4cとから
なり、蓋部4aと収納部4bは、図示しないちょうつが
いを介して開閉自在に接続される。パッキン4cは、蓋
部4aと収納部4bの接触面に設けられ、液の侵入を防
ぐ。
【0040】第16実施例のカセッテによれば、1患者
の診断が終わりカセッテを消毒する際に、防水構造とな
っているために、強力な水圧の真水を用いて洗浄消毒、
あるいは消毒液を吹きかけることができるので、短時間
に、しかも容易かつ確実に消毒できる。また、消毒液に
浸漬して消毒できる。なお、防水構造となっているの
で、内部のフィルムに液体がかかる不具合が生じること
がない。
【0041】なお、本実施例は、上述したカセッテのみ
ならず、操作者が診断時に触れる恐れがある種々の部
分、例えば操作盤などにも適用可能である。 (第17実施例)本実施例は、X線診断装置、CT装
置、MRI装置、核医学診断装置、SQUID診断装
置、超音波診断装置、内視鏡装置をはじめとする医用診
断装置、または、放射線治療装置、レ−ザ治療装置、結
石破砕装置をはじめとする医用治療装置において、操作
者が診断時に触れる恐れがある部分、例えばX線診断装
置に用いられるカセッテの表面を耐消毒液性の素材で構
成するか、表面を耐消毒液性の素材でコ−ティングした
ものである。耐消毒液性の素材としては、例えばポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリオレフィン、フッ素樹
脂、シリコ−ン樹脂、セラミックス、金、炭素などの耐
食性素材がある。
【0042】第17実施例によれば、1患者の診断が終
わると、カセッテに消毒液を吹きかける、あるいは消毒
液を含んだ布で拭くことにより消毒する。ここで、カセ
ッテの表面は耐消毒液性の素材からなるので、強力な消
毒液を用いても、表面の塗装の急激な劣化、樹脂表面の
ひび割れ、金属の腐食が起きることがない。
【0043】このため、短時間に、しかも容易かつ確実
に消毒できる。なお、本実施例は、上述したカセッテの
みならず、操作者が診断時に触れる恐れがある種々の部
分、例えば操作盤などにも適用可能である。 (第18実施例)本実施例は、X線診断装置、CT装
置、MRI装置、核医学診断装置、SQUID診断装
置、超音波診断装置、内視鏡装置をはじめとする医用診
断装置、または、放射線治療装置、レ−ザ治療装置、結
石破砕装置をはじめとする医用治療装置において、操作
者が診断時に触れる恐れがある部分、例えばX線診断装
置に用いられるカセッテの表面を抗菌性素材で構成する
か、表面を抗菌性素材でコ−ティングしたものである。
抗菌性素材としては、例えばスルホン酸ナトリウム、チ
アゾル系有機物、シリカゲル、チタン、銀およびそれら
を含む複合材料がある。
【0044】第18実施例のカセッテの表面は、保菌者
が触った後、いちいち消毒しなくても菌が死滅するた
め、感染の恐れがない。すなわち、第18実施例によれ
ば、消毒作業を不要とすることができる。なお、本実施
例は、上述したカセッテのみならず、操作者が診断時に
触れる恐れがある種々の部分、例えば操作盤などにも適
用可能である。 (第19実施例)本実施例は、X線診断装置、CT装
置、MRI装置、核医学診断装置、SQUID診断装
置、超音波診断装置、内視鏡装置をはじめとする医用診
断装置、または、放射線治療装置、レ−ザ治療装置、結
石破砕装置をはじめとする医用治療装置において、操作
者が診断時に触れる恐れがある種々の部分、例えばX線
診断装置に用いられるカセッテの表面を殺菌用の紫外線
に耐える材料で構成するか、表面を殺菌用の紫外線に耐
える材料でコ−ティングするものである。耐紫外線材料
としては、例えばPC(ポリカ−ボネイド)、PMMA
(メタクリル樹脂)、PBT(ポリブチレンテレフタレ
−ト)、ABS(アクリロ=トリル;ブタジエン・スチ
レン樹脂)、PA(ポリアミド)、PS(ポリスチレ
ン)、POM(ポリアセタ−ル)がある。
【0045】第19実施例によれば、1患者の診断が終
わると、カセッテに紫外線殺菌光を照射することにより
消毒する。ここで、カセッテの表面は耐紫外線材料から
なるので、強力な紫外線を用いても、表面の塗装の急激
な劣化、樹脂表面のひび割れが起きることがない。この
ため、短時間に、しかも容易かつ確実にに消毒できる。
なお、本実施例は、上述したカセッテのみならず、操作
者が診断時に触れる恐れがある種々の部分、例えば操作
盤などにも適用可能である。 (第20実施例)本実施例は、X線診断装置、CT装
置、MRI装置、核医学診断装置、SQUID診断装
置、超音波診断装置、内視鏡装置をはじめとする医用診
断装置、または、放射線治療装置、レ−ザ治療装置、結
石破砕装置をはじめとする医用治療装置において、操作
者が診断時に触れる恐れがある部分、例えば操作盤に消
毒液放出機能を設けたものである。
【0046】消毒液放出機能は、第3実施例もしくは第
5実施例と同様のものであるから、図面による説明は省
略する。第20実施例によれば、1患者の診断が終わる
と、供給された消毒液が操作盤の表面に到着して滲み出
る。滲み出た消毒液によって操作盤の表面は消毒され、
無菌状態を保つことができる。このように、消毒液が操
作盤の表面に自動的に滲み出る構成となっているため、
消毒のたびに随時消毒液を噴霧したりする必要がない。
さらに、消毒液の供給量を自然乾燥が可能な程度の量に
調節することにより、滲み出た消毒液を清拭する手間を
省くことができる。 (第21実施例)本実施例は、X線診断装置、CT装
置、MRI装置、核医学診断装置、SQUID診断装
置、超音波診断装置、内視鏡装置をはじめとする医用診
断装置、または、放射線治療装置、レ−ザ治療装置、結
石破砕装置をはじめとする医用治療装置において、床面
に直接触れる恐れがある部分、例えば電源ケ−ブルを、
消毒液、真水をかけても内部に液が侵入しないよう防水
構造としたものである。
【0047】第21実施例の電源ケ−ブルによれば、1
患者の診断が終わり電源ケ−ブルを消毒する際に、防水
構造となっているために、強力な水圧の真水を用いて洗
浄消毒、あるいは消毒液を吹きかけることができるの
で、短時間に、しかも容易かつ確実に消毒できる。ま
た、消毒液に浸漬して消毒できる。なお、防水構造とな
っているので、内部の電気回路等に液体がかかり、発
熱、短絡等の不具合が生じることがない。
【0048】なお、本実施例は、上述した電源ケ−ブル
のみならず、床面に直接触れる恐れがある種々の部分、
例えばキャスタなどにも適用可能である。 (第22実施例)本実施例は、X線診断装置、CT装
置、MRI装置、核医学診断装置、SQUID診断装
置、超音波診断装置、内視鏡装置をはじめとする医用診
断装置、または、放射線治療装置、レ−ザ治療装置、結
石破砕装置をはじめとする医用治療装置において、床面
に直接触れる恐れがある部分、例えば電源ケ−ブルの表
面を耐消毒液性の素材で構成するか、表面を耐消毒液性
の素材でコ−ティングしたものである。耐消毒液性の素
材としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リオレフィン、フッ素樹脂、シリコ−ン樹脂、セラミッ
クス、金、炭素などの耐食性素材がある。
【0049】第22実施例によれば、1患者の診断が終
わると、電源ケ−ブルに消毒液を吹きかける、あるいは
消毒液を含んだ布で拭くことにより消毒する。ここで、
電源ケ−ブルの表面は耐消毒液性の素材からなるので、
強力な消毒液を用いても、表面の塗装の急激な劣化、樹
脂表面のひび割れ、金属の腐食が起きることがない。
【0050】このため、短時間に、しかも容易かつ確実
に消毒できる。なお、本実施例は、上述した電源ケ−ブ
ルのみならず、床面に直接触れる恐れがある種々の部
分、例えば、キャスタなどにも適用可能である。 (第23実施例)本実施例は、X線診断装置、CT装
置、MRI装置、核医学診断装置、SQUID診断装
置、超音波診断装置、内視鏡装置をはじめとする医用診
断装置、または、放射線治療装置、レ−ザ治療装置、結
石破砕装置をはじめとする医用治療装置において、床面
に直接触れる恐れがある部分、例えば電源ケ−ブルの表
面を抗菌性素材で構成するか、表面を抗菌性素材でコ−
ティングしたものである。抗菌性素材としては、例えば
スルホン酸ナトリウム、チアゾル系有機物、シリカゲ
ル、チタン、銀およびそれらを含む複合材料がある。
【0051】第23実施例の電源ケ−ブルの表面は、保
菌者が触った後、いちいち消毒しなくても菌が死滅する
ため、感染の恐れがない。すなわち、第23実施例によ
れば、消毒作業を不要とすることができる。なお、本実
施例は、上述した電源ケ−ブルのみならず、床面に直接
触れる恐れがある種々の部分、例えばキャスタなどにも
適用可能である。 (第24実施例)本実施例は、X線診断装置、CT装
置、MRI装置、核医学診断装置、SQUID診断装
置、超音波診断装置、内視鏡装置をはじめとする医用診
断装置、または、放射線治療装置、レ−ザ治療装置、結
石破砕装置をはじめとする医用治療装置において、床面
に直接触れる恐れがある部分、例えば電源ケ−ブルの表
面を殺菌用の紫外線に耐える材料で構成するか、表面を
殺菌用の紫外線に耐える材料でコ−ティングするもので
ある。耐紫外線材料としては、例えばPC(ポリカ−ボ
ネイド)、PMMA(メタクリル樹脂)、PBT(ポリ
ブチレンテレフタレ−ト)、ABS(アクリロ=トリ
ル;ブタジエン・スチレン樹脂)、PA(ポリアミ
ド)、PS(ポリスチレン)、POM(ポリアセタ−
ル)がある。
【0052】第24実施例によれば、1患者の診断が終
わると、電源ケ−ブルに紫外線殺菌光を照射することに
より消毒する。ここで、電源ケ−ブルの表面は耐紫外線
材料からなるので、強力な紫外線を用いても、表面の塗
装の急激な劣化、樹脂表面のひび割れが起きることがな
い。このため、短時間に、しかも容易かつ確実に消毒で
きる。なお、本実施例は、上述した電源ケ−ブルのみな
らず、床面に直接触れる恐れがある種々の部分、例えば
キャスタなどにも適用可能である。 (第25実施例)本実施例は、X線診断装置、CT装
置、MRI装置、核医学診断装置、SQUID診断装
置、超音波診断装置、内視鏡装置をはじめとする医用診
断装置、または、放射線治療装置、レ−ザ治療装置、結
石破砕装置をはじめとする医用治療装置において、床面
に直接触れる恐れがある部分、例えばキャスタに消毒液
放出機能を設けたものである。
【0053】消毒液放出機能は、第3実施例もしくは第
5実施例と同様のものであるから、図面による説明は省
略する。第25実施例によれば、1患者の診断が終わる
と、供給された消毒液がキャスタの表面に到着して滲み
出る。滲み出た消毒液によってキャスタの表面は消毒さ
れ、無菌状態を保つことができる。このように、消毒液
がキャスタの表面に自動的に滲み出る構成となっている
ため、消毒のたびに随時消毒液を噴霧したりする必要が
ない。さらに、消毒液の供給量を自然乾燥が可能な程度
の量に調節することにより、滲み出た消毒液を清拭する
手間を省くことができる。なお、本実施例は、上述した
キャスタのみならず、床面に直接触れる恐れがある種々
の部分に適用可能である。 (第26実施例)本実施例は、超音波診断装置、内視鏡
をはじめとする医用診断装置において、患者に直接触れ
る部分、例えばプロ−ブ部を、消毒液、真水をかけても
内部に液が侵入しないよう防水構造としたものである。
【0054】例えば、可動部分はオイルシ−ル、メカニ
カルシ−ルを用いてシ−ルされる。あるいは、溝か堰を
設けて液が侵入しないようになっている。固定部分は接
着シ−ル剤、ゴムパッキン、スポンジ等の発泡材を用い
て密閉される。消毒時に液がかかると不都合な部分はカ
バ−をかぶせることによって防水する。
【0055】第26実施例のプロ−ブ部によれば、1患
者の診断が終わりプロ−ブ部を消毒する際に、防水構造
となっているために、強力な水圧の真水を用いて洗浄消
毒、あるいは消毒液を吹きかけることができるので、短
時間に、しかも容易かつ確実に消毒できる。また、消毒
液に浸漬して消毒できる。なお、防水構造となっている
ので、内部の電気回路等に液体がかかり、発熱、短絡等
の不具合が生じることがない。
【0056】なお、本実施例は、上述したプロ−ブ部の
みならず、患者に直接触れる種々の部分、例えばスコ−
プ部、接続ケ−ブルなどにも適用可能である。 (第27実施例)本実施例は、超音波診断装置、内視鏡
をはじめとする医用診断装置において、患者が直接触れ
る部分、例えばプロ−ブ部の表面を耐消毒液性の素材で
構成するか、表面を耐消毒液性の素材でコ−ティングし
たものである。耐消毒液性の素材としては、例えばポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリオレフィン、フッ素樹
脂、シリコ−ン樹脂、セラミックス、金、炭素などの耐
食性素材がある。
【0057】第27実施例によれば、1患者の診断が終
わると、プロ−ブ部に消毒液を吹きかける、あるいは消
毒液を含んだ布で拭くことにより消毒する。ここで、プ
ロ−ブ部の表面は耐消毒液性の素材からなるので、強力
な消毒液を用いても、表面の塗装の急激な劣化、樹脂表
面のひび割れ、金属の腐食が起きることがない。
【0058】このため、短時間に、しかも容易かつ確実
に消毒できる。なお、本実施例は、上述したプロ−ブ部
のみならず、患者に直接触れる種々の部分、例えばスコ
−プ部、接続ケ−ブルなどにも適用可能である。 (第28実施例)本実施例は、超音波診断装置、内視鏡
をはじめとする医用診断装置において、患者に直接触れ
る部分、例えばプロ−ブ部の表面を抗菌性素材で構成す
るか、表面を抗菌性素材でコ−ティングしたものであ
る。抗菌性素材としては、例えばスルホン酸ナトリウ
ム、チアゾル系有機物、シリカゲル、チタン、銀および
それらを含む複合材料がある。
【0059】第28実施例のプロ−ブ部の表面は、保菌
者が触った後、いちいち消毒しなくても菌が死滅するた
め、感染の恐れがない。すなわち、第28実施例によれ
ば、消毒作業を不要とすることができる。なお、本実施
例は、上述したプロ−ブ部のみならず、患者に直接ふれ
る種々の部分、例えばスコ−プ部、接続ケ−ブルなどに
も適用可能である。 (第29実施例)本実施例は、超音波診断装置、内視鏡
をはじめとする医用診断装置において、患者に直接触れ
る部分、例えばプロ−ブ部の表面を殺菌用の紫外線に耐
える材料で構成するか、表面を殺菌用の紫外線に耐える
材料でコ−ティングするものである。耐紫外線材料とし
ては、例えばPC(ポリカ−ボネイド)、PMMA(メ
タクリル樹脂)、PBT(ポリブチレンテレフタレ−
ト)、ABS(アクリロ=トリル;ブタジエン・スチレ
ン樹脂)、PA(ポリアミド)、PS(ポリスチレ
ン)、POM(ポリアセタ−ル)がある。
【0060】第29実施例によれば、1患者の診断が終
わると、プロ−ブ部に紫外線殺菌光を照射することによ
り消毒する。ここで、プロ−ブ部の表面は耐紫外線材料
からなるので、強力な紫外線を用いても、表面の塗装の
急激な劣化、樹脂表面のひび割れが起きることがない。
このため、短時間に、しかも容易かつ確実に消毒でき
る。なお、本実施例は、上述したプロ−ブ部のみなら
ず、患者に直接触れる種々の部分、例えばスコ−プ部、
接続ケ−ブルなどにも適用可能である。 (第30実施例)本実施例は、超音波診断装置、内視鏡
をはじめとする医用診断装置において、患者に直接触れ
る部分、例えばプロ−ブ部に消毒液放出機能を設けたも
のである。
【0061】消毒液放出機能は、第3実施例もしくは第
5実施例と同様のものであるから、図面による説明は省
略する。第30実施例によれば、1患者の診断が終わる
と、供給された消毒液がプロ−ブ部の表面に到着して滲
み出る。滲み出た消毒液によってプロ−ブ部の表面は消
毒され、無菌状態を保つことができる。このように、消
毒液がプロ−ブ部の表面に自動的に滲み出る構成となっ
ているため、消毒のたびに随時消毒液を噴霧したりする
必要がない。さらに、消毒液の供給量を自然乾燥が可能
な程度の量に調節することにより、滲み出た消毒液を清
拭する手間を省くことができる。なお、本実施例は、上
述したプロ−ブ部のみならず、患者に直接触れる種々の
部分、例えばスコ−プ部、接続ケ−ブルなどにも適用可
能である。 (第31実施例)本実施例は、超音波診断装置、内視鏡
をはじめとする医用診断装置において、操作者が診断時
に触れる恐れがある部分、例えば操作盤を、消毒液、真
水をかけても内部に液が侵入しないよう防水構造とした
ものである。
【0062】例えば、可動部分はオイルシ−ル、メカニ
カルシ−ルを用いてシ−ルされる。あるいは、溝か堰を
設けて液が侵入しないようになっている。固定部分は接
着シ−ル剤、ゴムパッキン、スポンジ等の発泡材を用い
て密閉される。消毒時に液がかかると不都合な部分には
カバ−をかぶせることによって防水する。
【0063】第31実施例の操作盤によれば、1患者の
診断が終わり操作盤を消毒する際に、防水構造となって
いるために、強力な水圧の真水を用いて洗浄消毒、ある
いは消毒液を吹きかけることができるので、短時間に、
しかも容易かつ確実に消毒できる。なお、防水構造とな
っているので、内部の電気回路等に液体がかかり、発
熱、短絡等の不具合が生じることがない。
【0064】なお、本実施例は、上述した操作盤のみな
らず、操作者が診断時に触れる恐れがある種々の部分、
例えば撮影装置などにも適用可能である。 (第32実施例)本実施例は、超音波診断装置、内視鏡
をはじめとする医用診断装置において、操作者が診断時
に触れる恐れがある部分、例えば操作盤の表面を耐消毒
液性の素材で構成するか、表面を耐消毒液性の素材でコ
−ティングしたものである。耐消毒液性の素材として
は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリオレフ
ィン、フッ素樹脂、シリコ−ン樹脂、セラミックス、
金、炭素などの耐食性素材がある。
【0065】第32実施例によれば、1患者の診断が終
わると、操作盤に消毒液を吹きかける、あるいは消毒液
を含んだ布で拭くことにより消毒する。ここで、操作盤
の表面は耐消毒液性の素材からなるので、強力な消毒液
を用いても、表面の塗装の急激な劣化、樹脂表面のひび
割れ、金属の腐食が起きることがない。
【0066】このため、短時間に、しかも容易かつ確実
に消毒できる。なお、本実施例は、上述した操作盤のみ
ならず、操作者が診断時に触れる恐れがある種々の部
分、例えば撮影装置などにも適用可能である。 (第33実施例)本実施例は、超音波診断装置、内視鏡
をはじめとする医用診断装置において、操作者が診断時
に触れる恐れがある部分、例えば操作盤の表面を抗菌性
素材で構成するか、表面を抗菌性素材でコ−ティングし
たものである。抗菌性素材としては、例えばスルホン酸
ナトリウム、チアゾル系有機物、シリカゲル、チタン、
銀およびそれらを含む複合材料がある。
【0067】第33実施例の操作盤の表面は、保菌者が
触った後、いちいち消毒しなくても菌が死滅するため、
感染の恐れがない。すなわち、第33実施例によれば、
消毒作業を不要とすることができる。なお、本実施例
は、上述した操作盤のみならず、操作者が診断時に触れ
る恐れがある種々の部分、例えば撮影装置などにも適用
可能である。 (第34実施例)本実施例は、超音波診断装置、内視鏡
をはじめとする医用診断装置において、操作者が診断時
に触れる恐れがある部分、例えば操作盤の表面を殺菌用
の紫外線に耐える材料で構成するか、表面を殺菌用の紫
外線に耐える材料でコ−ティングするものである。耐紫
外線材料としては、例えばPC(ポリカ−ボネイド)、
PMMA(メタクリル樹脂)、PBT(ポリブチレンテ
レフタレ−ト)、ABS(アクリロ=トリル;ブタジエ
ン・スチレン樹脂)、PA(ポリアミド)、PS(ポリ
スチレン)、POM(ポリアセタ−ル)がある。
【0068】第34実施例によれば、1患者の診断が終
わると、操作盤に紫外線殺菌光を照射することにより消
毒する。ここで、操作盤の表面は耐紫外線材料からなる
ので、強力な紫外線を用いても、表面の塗装の急激な劣
化、樹脂表面のひび割れが起きることがない。このた
め、短時間に、しかも容易かつ確実に消毒できる。な
お、本実施例は、上述した操作盤のみならず、操作者が
診断時に触れる恐れがある種々の部分、例えば撮影装置
などにも適用可能である。 (第35実施例)本実施例は、超音波診断装置、内視鏡
をはじめとする医用診断装置において、操作者が診断時
に触れる恐れがある部分、例えば操作盤に消毒液放出機
能を設けたものである。
【0069】消毒液放出機能は、第3実施例もしくは第
5実施例と同様のものであるから、図面による説明は省
略する。第35実施例によれば、1患者の診断が終わる
と、供給された消毒液が操作盤の表面に到着して滲み出
る。滲み出た消毒液によって操作盤の表面は消毒され、
無菌状態を保つことができる。このように、消毒液が操
作盤の表面に自動的に滲み出る構成となっているため、
消毒のたびに随時消毒液を噴霧したりする必要がない。
さらに、消毒液の供給量を自然乾燥が可能な程度の量に
調節することにより、滲み出た消毒液を清拭する手間を
省くことができる。 (第36実施例)本実施例は、自動生化分析装置をはじ
めとする分析装置において、操作者が直接触れる恐れが
ある部分、例えば反応ラインを、消毒液、真水をかけて
も内部に液が侵入しないよう防水構造としたものであ
る。
【0070】例えば、可動部分はオイルシ−ル、メカニ
カルシ−ルを用いてシ−ルされる。あるいは、溝か堰を
設けて液が侵入しないようになっている。固定部分は接
着シ−ル剤、ゴムパッキン、スポンジ等の発泡材を用い
て密閉される。消毒時に液がかかると不都合な部分には
カバ−をかぶせることによって防水する。
【0071】第36実施例の反応ラインによれば、1患
者の診断が終わり反応ラインを消毒する際に、防水構造
となっているために、強力な水圧の真水を用いて洗浄消
毒、あるいは消毒液を吹きかけることができるので、短
時間に、しかも容易かつ確実に消毒できる。なお、防水
構造となっているので、内部の電気回路等に液体がかか
り、発熱、短絡等の不具合が生じることがない。
【0072】なお、本実施例は、上述した反応ラインの
みならず、操作者が直接触れる恐れがある種々の部分、
例えばサンプルテ−ブル、操作盤などにも適用可能であ
る。 (第37実施例)本実施例は、自動生化分析装置をはじ
めとする分析装置において、操作者が直接触れる恐れが
ある部分、例えば反応ラインの表面を耐消毒液性の素材
で構成するか、表面を耐消毒液性の素材でコ−ティング
したものである。耐消毒液性の素材としては、例えばポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリオレフィン、フッ素
樹脂、シリコ−ン樹脂、セラミックス、金、炭素などの
耐食性素材がある。
【0073】第37実施例によれば、1患者の診断が終
わると、反応ラインに消毒液を吹きかける、あるいは消
毒液を含んだ布で拭くことにより消毒する。ここで、反
応ラインの表面は耐消毒液性の素材からなるので、強力
な消毒液を用いても、表面の塗装の急激な劣化、樹脂表
面のひび割れ、金属の腐食が起きることがない。
【0074】このため、短時間に、しかも容易かつ確実
に消毒できる。なお、本実施例は、上述した反応ライン
のみならず、操作者が直接触れる恐れがある種々の部
分、例えばサンプルテ−ブル、操作盤などにも適用可能
である。 (第38実施例)本実施例は、自動生化分析装置をはじ
めとする分析装置において、操作者が直接触れる恐れが
ある部分、例えば反応ラインの表面を抗菌性素材で構成
するか、表面を抗菌性素材でコ−ティングしたものであ
る。抗菌性素材としては、例えばスルホン酸ナトリウ
ム、チアゾル系有機物、シリカゲル、チタン、銀および
それらを含む複合材料がある。
【0075】第38実施例の反応ラインの表面は、保菌
者が触った後、いちいち消毒しなくても菌が死滅するた
め、感染の恐れがない。すなわち、第38実施例によれ
ば、消毒作業を不要とすることができる。なお、本実施
例は、上述した反応ラインのみならず、操作者が直接ふ
れる恐れがある種々の部分、例えばサンプルテ−ブル、
操作盤などにも適用可能である。 (第39実施例)本実施例は、自動生化分析装置をはじ
めとする分析装置において、操作者が直接触れる恐れが
ある部分、例えば反応ラインの表面を殺菌用の紫外線に
耐える材料で構成するか、表面を殺菌用の紫外線に耐え
る材料でコ−ティングするものである。耐紫外線材料と
しては、例えばPC(ポリカ−ボネイド)、PMMA
(メタクリル樹脂)、PBT(ポリブチレンテレフタレ
−ト)、ABS(アクリロ=トリル;ブタジエン・スチ
レン樹脂)、PA(ポリアミド)、PS(ポリスチレ
ン)、POM(ポリアセタ−ル)がある。
【0076】第39実施例によれば、1患者の診断が終
わると、反応ラインに紫外線殺菌光を照射することによ
り消毒する。ここで、反応ラインの表面は耐紫外線材料
からなるので、強力な紫外線を用いても、表面の塗装の
急激な劣化、樹脂表面のひび割れが起きることがない。
このため、短時間に、しかも容易かつ確実に消毒でき
る。なお、本実施例は、上述した反応ラインのみなら
ず、操作者が直接触れる恐れがある種々の部分、例えば
サンプルテ−ブル、操作盤などにも適用可能である。 (第40実施例)本実施例は、自動生化分析装置をはじ
めとする分析装置において、操作者が直接触れる恐れが
ある部分、例えば反応ラインに消毒液放出機能を設けた
ものである。
【0077】消毒液放出機能は、第3実施例もしくは第
5実施例と同様のものであるから、図面による説明は省
略する。第40実施例によれば、1患者の診断が終わる
と、供給された消毒液が反応ラインの表面に到着して滲
み出る。滲み出た消毒液によって反応ラインの表面は消
毒され、無菌状態を保つことができる。このように、消
毒液が反応ラインの表面に自動的に滲み出る構成となっ
ているため、消毒のたびに随時消毒液を噴霧したりする
必要がない。さらに、消毒液の供給量を自然乾燥が可能
な程度の量に調節することにより、滲み出た消毒液を清
拭する手間を省くことができる。なお、本実施例は、上
述した反応ラインのみならず、操作者が直接触れる恐れ
がある部分、例えばサンプルテ−ブル、操作盤などにも
適用可能である。なお、本発明は上述した実施例に限定
されるものではなく、種々変形して実施可能である。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、機器の消毒時間を短縮
し、消毒処理を簡略化し、消毒効果を向上する医療機器
を提供できる。また、消毒処理が不要な医療機器を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による一実施例としての防水機能を設
けたX線診断装置寝台部を示す図。
【図2】 図1に示したX線診断装置寝台部の側面図。
【図3】 別の実施例としての消毒液放出機能を設けた
X線診断装置寝台部の断面図。
【図4】 他の実施例としての防水機能を設けたカセッ
テの斜視図。
【図5】 さらに他の実施例としての消毒液放出機能を
設けたハンドグリップの斜視図。
【符号の説明】
1a…寝台部本体、1b…ハンドグリップ、1c…天
板、1d…シ−ル材、1e…防水堰、10…寝台部、1
2…支持部、14…支持ア−ム、3a…寝台部本体、3
b…被検体、3c…天板の表面、3d…天板、3e…消
毒液供給管、3f…消毒液供給装置、3g…放出口、4
a…蓋部、4b…収納部、4c…パッキン、5a…ハン
ドグリップ、5b…ハンドグリップ外面、5c…消毒液
放出口、5d…消毒液供給管、5e…消毒液供給装置、
5f…寝台部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61G 7/05 A61G 7/04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体が内部に侵入するのを防ぐ防水手段
    を具備することを特徴とする医療機器。
  2. 【請求項2】 外面の少なくとも一部は、耐消毒液性素
    材を用いて構成されることを特徴とする医療機器。
  3. 【請求項3】 外面の少なくとも一部は、抗菌性素材を
    用いて構成されることを特徴とする医療機器。
  4. 【請求項4】 外面の少なくとも一部は、耐紫外線材料
    を用いて構成されることを特徴とする医療機器。
  5. 【請求項5】 外面を自動消毒する消毒液放出手段を具
    備することを特徴とする医療機器。
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